JP3236738U

JP3236738U - 局所消去機能付き液晶手書きフィルム及び電子筆記機器

Info

Publication number: JP3236738U
Application number: JP2022000094U
Authority: JP
Inventors: 徳▲てい▼ 余
Original assignee: ZHUHAI WICUE TECHNOLOGY CO., LTD
Current assignee: ZHUHAI WICUE TECHNOLOGY CO., LTD
Priority date: 2022-01-14
Filing date: 2022-01-14
Publication date: 2022-03-11
Anticipated expiration: 2032-01-14

Abstract

【課題】筆記内容の局所消去を実現でき、筆記のプレゼンテーションが便利になる局所消去機能付き液晶手書きフィルムを提供する。【解決手段】液晶手書きフィルムは、順に積層配置された第１基材１００、第１導電層２００、液晶層３００、第２導電層４００、および第２基材を含み、第１基材１００または第２基材には、筆記用ペンに識別されるドット制御マトリクスが設けられ、第１導電層２００はいくつかの垂直に設置された第１導電ストリップであり、第２導電層４００はいくつかの平行に設置された第２導電ストリップであり、第１導電ストリップと第２導電ストリップとは、反転するように液晶分子を駆動できる導電グリッドを構成するように、互いに垂直である。また、電子筆記機器は、局所消去機能付き液晶手書きフィルムを含む。【選択図】図１

Description

本考案は、液晶手書きフィルムの技術分野に関し、具体的には、局所消去機能付き液晶手書きフィルム及び電子筆記機器に関する。

液晶手書きフィルムは、液晶分子Ｐ状態とＦＣ状態の２つの安定な状態を利用して筆跡を表示または消去することで、筆記内容を表示する目的を達成する。

従来の手書きフィルムは、電圧を出力することのみによって液晶分子全体をＦＣ状態にすることで、書き込んだ内容を全体的に消去する。しかしながら、このような筆記方法では、筆記ミスのない内容も消去されてしまい、筆記が不便になる。

本考案の主な目的は、従来の筆記フィルムで筆記内容を全体的にしか消去できない技術問題を解決するための局所消去機能付き液晶手書きフィルムを提供することにある。

上記目的を達成するために、本考案は、局所消去機能付き液晶手書きフィルムを開示し、この液晶手書きフィルムは、順に積層配置された第１基材、第１導電層、液晶層、第２導電層、および第２基材を含み、前記第１基材または第２基材には、筆記用ペンに識別されるドット制御マトリクスが設けられ、前記第１導電層はいくつかの垂直に設置された第１導電ストリップであり、前記第２導電層はいくつかの平行に設置された第２導電ストリップであり、前記第１導電ストリップと前記第２導電ストリップとは、反転するように液晶分子を駆動できる導電グリッドを構成するように、互いに垂直である。

好ましくは、前記液晶手書きフィルムはさらにメイン制御装置を含み、前記メイン制御装置は第１通信モジュールと、前記第１通信モジュール、第１導電層、及び第２導電層とそれぞれ電気的に接続された画像消去モジュールとを含み、前記第１通信モジュールは前記筆記用ペンと通信して、前記筆記用ペンが送信する軌跡信号を受信するように構成され、前記画像消去モジュールは対応する位置の前記導電グリッドを導通させることが可能であるように構成されている。

好ましくは、前記画像消去モジュールは、全ての前記導電グリッドを導通させるように構成された第１駆動回路と、前記軌跡信号に従って対応する位置の前記導電グリッドを導通させるように構成された第２駆動回路とを含む。

好ましくは、前記第１通信モジュールは、有線通信および／または無線通信形式である。

好ましくは、前記メイン制御装置はさらに、前記第１通信モジュールと電気的に接続された記憶モジュールを含む。

好ましくは、前記メイン制御装置はさらに、前記第１通信モジュールと画像消去モジュールとそれぞれ電気的に接続された給電モジュールを含む。

好ましくは、前記給電モジュールは電池および／または給電インターフェースである。

好ましくは、前記メイン制御装置はさらに、第２通信モジュールと、前記第２通信モジュールと電気的に接続された画像生成モジュールとを含み、前記第２通信モジュールはスマート端末と通信するように構成され、前記画像生成モジュールは前記第１導電層及び前記第２導電層とそれぞれ電気的に接続され、画像の画素座標に基づいて対応する位置の前記導電グリッドを導通させる。

好ましくは、前記画像生成モジュールは、画像受信ユニットと、画像復号化ユニットと電圧出力ユニットとを含み、前記画像受信ユニットは前記スマート端末から送信される画像を受信するように構成され、前記画像復号化ユニットは前記スマート端末から送信される画像の画素座標を取得するように構成され、前記電圧出力ユニットは、前記画素座標に従って対応する位置の前記導電グリッドを導通させる。

本考案はさらに電子筆記機器を提案し、この電子筆記機器は局所消去機能付き液晶手書きフィルムを含み、液晶手書きフィルムは、順に積層配置された第１基材、第１導電層、液晶層、第２導電層、および第２基材を含み、前記第１基材または第２基材には、筆記用ペンに識別されるドット制御マトリクスが設けられ、前記第１導電層はいくつかの垂直に設置された第１導電ストリップであり、前記第２導電層はいくつかの平行に設置された第２導電ストリップであり、前記第１導電ストリップと前記第２導電ストリップとは、反転するように液晶分子を駆動できる導電グリッドを構成するように、互いに垂直である。

本考案が提供する局部消去機能付きの液晶手書きフィルムによれば、筆記状態において、筆記用ペンが液晶層に加える圧力によってその中のコレステリック相液晶分子を偏向させ、あるいは、筆記用ペンが順番に識別する位置情報（すなわち移動軌跡の座標）に応じて対応する位置の導電グリッドを導通させて、当該導電グリッド内のコレステリック相液晶分子を偏向させることで、筆記用ペンの移動軌跡と一致する筆跡を形成する。一方、消去状態において、筆記用ペンの移動軌跡の座標に応じて対応する位置の導電グリッドを順番に導通させて、当該導電グリッド内のコレステリック相液晶分子を偏向させることで、局所消去を完了させるか、または全ての導電グリッドを導通させて、全てのコレステリック相液晶分子を偏向させることで、全体消去を完了させることができる。したがって、本考案が提案する液晶手書きフィルムによれば、筆記状態または消去状態にかかわらず、ドット制御マトリクスを筆記用ペンによる移動軌跡の座標識別に利用できるため、消去状態において移動軌跡の座標に従って対応する導電グリッドを導通させて、導電グリッド内のコレステリック相液晶分子を偏向させることができ、これによって、筆記筆跡の局所的な消去または表示を実現することができる。

本考案における局所消去機能付き液晶手書きフィルムの一実施例の構造模式図である。図１に示す第２基材及びドット制御マトリックスの構造模式図である。図１に示す第１導電層、液晶層、及び第２導電層の構造模式図である。図１に示すメイン制御装置のモジュール模式図である。図３に示す画像消去モジュールのモジュール模式図である。図３に示す画像生成モジュールのモジュール模式図である。

以下では、本考案の実施例を詳しく説明する。前記実施例の例示は添付図面に示されており、始めから終わりまで、同一或いは類似の符号は同一或いは類似の素子、又は同一或いは類似の機能を有する素子を示す。以下での添付図面を参考して説明される実施例は例示的で、本考案を説明するためのものであり、本考案への制限として理解すべきではない。本考案における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わないことを前提に得られた全ての他の実施例は、本考案の保護する範囲に属す。

本考案は、局所消去機能付き液晶手書きフィルムを提案し、図１から図３に示すように、この液晶手書きフィルムは、順に積層配置された第１基材１００、第１導電層２００、液晶層３００、第２導電層４００、および第２基材５００を含み、第１基材１００または第２基材５００には、筆記用ペン１０１に識別されるドット制御マトリクス６００が設けられ、第１導電層２００はいくつかの垂直に設置された第１導電ストリップ２１０であり、第２導電層４００はいくつかの平行に設置された第２導電ストリップ４１０であり、第１導電ストリップ２１０と第２導電ストリップ４１０とは、反転するように液晶分子を駆動できる導電グリッドを構成するように、互いに垂直である。

本実施例において、第１基材１００及び第２基材５００の材料は、好ましくはＰＥＴフィルムであり、第１導電ストリップ２１０及び第２導電ストリップは、導電性を有するストリップ状の可撓性フィルムであり、好ましくは、第１導電ストリップ２１０及び第２導電ストリップ４１０は、良好な導電性を有する酸化インジウムスズ材料、すなわちＩＴＯ材料を用いる。

第１導電層２００と第２導電層４００との間には、コレステリック相液晶、プレポリマー高分子材料を含む混合物、すなわち液晶層３００が注入される。ＰＥＴフィルムは可撓性材料で、通常はロール状にされており、サイズは自由に裁断でき、混合物を充填した後、ＵＶ硬化などのプロセスを施せば、後は、実際の状況に応じて適切なサイズに裁断して既定の物体に敷設しやすくするように、既定のサイズに裁断できる。

本実施例において、第１導電性ストリップ２１０及び第２導電性ストリップ４１０は、導電グリッドを形成するように交差して配置されるため、仮想２次元座標によって各グリッドを区分することが可能である。それと同時に、好ましくは、ドット制御マトリクス６００はいくつかの標識ドットによって構成され、筆記用ペン１０１に識別されやすいように、標識ドットは導電グリッドと一対一対応で配置され、一意なマッピング関係を構成する。具体的な識別方法として、各標識ドットと導電グリッドはいずれも対応する番号または座標を有することで、筆記用ペン１０１上の識別器（カメラ等）を用いて標識ドットの情報を読み取ることができ、これによって液晶手書きフィルム上での筆記用ペン１０１の位置を取得することができる。すなわち、筆記状態において、筆記用ペン１０１が液晶層３００に加える圧力によってその中のコレステリック相液晶分子を偏向させ、あるいは、筆記用ペン１０１が順番に識別する位置情報（すなわち移動軌跡の座標）に応じて対応する位置の導電グリッドを導通させて、当該導電グリッド内のコレステリック相液晶分子を偏向させることで、筆記用ペン１０１の移動軌跡と一致する筆跡を形成する。一方、消去状態において、筆記用ペン１０１の移動軌跡の座標に応じて対応する位置の導電グリッドを順番に導通させて、当該導電グリッド内のコレステリック相液晶分子を偏向させることで、指定位置の表示された筆跡を消去するか、または全ての導電グリッドを直接導通させて、全てのコレステリック相液晶分子を偏向させることで、全体消去を実現できる。したがって、本考案が提案する液晶手書きフィルムによれば、筆記状態または消去状態にかかわらず、ドット制御マトリクス６００を筆記用ペン１０１による移動軌跡の座標識別に利用できるため、消去状態において移動軌跡の座標に従って対応する導電グリッドを導通させて、導電グリッド内のコレステリック相液晶分子を偏向させることができ、これによって、筆記筆跡の局所的な消去または表示を実現することができる。

一つの好ましい実施例において、図４に示すように、好ましくは、液晶手書きフィルムはさらにメイン制御装置７００を含み、メイン制御装置７００は第１通信モジュール７１０と、第１通信モジュール７１０、第１導電層２００、及び第２導電層４００とそれぞれ電気的に接続された画像消去モジュール７２０とを含み、第１通信モジュール７１０は筆記用ペン１０１と通信して、筆記用ペン１０１が送信する軌跡信号を受信するように構成され、画像消去モジュール７２０は対応する位置の導電グリッドを導通させることが可能であるように構成されている。本実施例において、メイン制御装置７００は形式上、回路基板上に電子素子を設置することで構成されることが可能である。具体的には、第１通信モジュール７１０は従来の形態を参照して配置すればよい。一方、画像消去モジュール７２０は制御信号に従って対応する位置の導電グリッドを導通させ、制御信号は、メイン制御装置７００に設置された機能ボタンによって送信されてもよく、例えば全体消去ボタンと局所消去ボタンとを含むか、または、一つの機能ボタンとして、押下回数または押下時間で全体消去か局所消去かを制御する。もちろん、筆記用ペン１０１によって制御信号を送信してもよく、すなわち、筆記用ペン１０１に局所消去と全体消去の機能ボタンが設けられている。

一つの好ましい実施例において、図５に示すように、好ましくは、画像消去モジュール７２０は、全ての導電グリッドを導通させるように構成された第１駆動回路７２１と、軌跡信号に従って対応する位置の導電グリッドを導通させるように構成された第２駆動回路７２２とを含む。本実施例において、第１駆動回路７２１は、全体消去信号を受信すると、全ての導電グリッドを導通させることで全体消去を実現するように構成され、第２駆動回路７２２は、局所消去信号を受信すると、筆記用ペン１０１の移動軌跡の座標に従って対応する位置の導電グリッドを導通させることで、特定の位置に対する消去を実現するように構成されている。

一つの好ましい実施例において、好ましくは、第１通信モジュール７１０は、有線通信および／または無線通信形式である。本実施例において、第１通信モジュール７１０が好ましい通信である場合には、ケーブルを通して筆記用ペン１０１と電気的に接続されてもよく、第１通信モジュール７１０が好ましい通信である場合には、ブルートゥース、ＷｉＦｉとＮＦＣ等の任意の従来の無線通信方法であってもよい。

一つの好ましい実施例において、図４に示すように、好ましくは、メイン制御装置７００はさらに、第１通信モジュール７１０と電気的に接続された記憶モジュール７３０を含む。記憶する形式としては、記憶されたデータをエクスポートしやすいように、メイン制御装置７００に挿着されるＴＦカードであってもよい。本実施例において、記憶モジュール７３０を設けて液晶手書きフィルム上に表示される筆跡を記憶することで、筆記記録を保存しやすくする。具体的な保存方法として、筆記用ペン１０１の移動軌跡を自動的に画像形式に変換して保存することで、画像のエクスポートを容易にするようにしてもよい。具体的な保存の操作方法としては、全体消去時に、表示されている筆記内容を保存してもよく、自発保存ボタンを設けて、保存する必要のある筆記内容を自発的に選択しやすくするようにしもてよい。同時に、好ましくは、記憶モジュール７３０はさらに保存された画像を整理してもよい。具体的な方法として、例えば日付または時間単位で一つのフォルダ内に格納するなど、保存された時間で分類するようにしてもよい。

一つの好ましい実施例において、図４に示すように、好ましくは、メイン制御装置７００はさらに、第１通信モジュール７１０と画像消去モジュール７２０とそれぞれ電気的に接続された給電モジュール７４０を含む。給電モジュール７４０は電池および／または給電インターフェースの形態としてもよく、すなわち、交換可能な電池によって直接給電してもよいし、給電インターフェースを通して外部機器と電気的に接続されてから給電してもよいし、さらに、給電インターフェースを用いて電池を充電してから電池によって給電してもよい。本実施例において、給電モジュール７４０によって画像消去モジュール７２０に給電することで、導電グリッドを導通させやすくする。

一つの好ましい実施例において、図４に示すように、好ましくは、メイン制御装置７００はさらに、第２通信モジュール７５０と、第２通信モジュール７５０と電気的に接続された画像生成モジュール７６０とを含み、第２通信モジュール７５０はスマート端末と通信するように構成され、画像生成モジュール７６０は第１導電層２００及び第２導電層４００とそれぞれ電気的に接続され、画像の画素座標に基づいて対応する位置の導電グリッドを導通させる。第２通信モジュール７５０も無線通信および／または有線通信の形式を採用することが可能で、有線通信が好ましい。すなわち、第２通信モジュール７５０は通信インターフェースの形態を取り、具体的には、上記の給電インターフェースを通信インターフェースと一体に統合してもよく、例えば従来のＵＳＢインターフェースのように、給電とデータ通信を同時に実現できる。画像生成モジュール７６０については、第２通信モジュール７５０を通してスマート機器から送信された画像を受信でき、具体的には、直接画像を受信して、画像内の画素座標情報を自動的に抽出してもよいし、スマート端末から送信された画素座標情報を直接受信してもよい。本実施例において、画像生成モジュール７６０が受信した座標情報または復号化した画素座標情報によって、対応する位置の導電グリッドを導通させて、対応する位置のコレステリック相液晶分子を偏向させることで、液晶手書きフィルム上での外部画像の表示を実現できる。

一つの好ましい実施例において、図６に示すように、好ましくは、画像生成モジュール７６０は、画像受信ユニット７６１と、画像復号化ユニット７６２と電圧出力ユニット７６３とを含み、画像受信ユニット７６１はスマート端末から送信される画像を受信するように構成され、画像復号化ユニット７６２はスマート端末から送信される画像の画素座標を取得するように構成され、電圧出力ユニット７６３は、画素座標に従って対応する位置の導電グリッドを導通させる。本実施例において、画像復号化ユニットによって、画像受信ユニットで受信した外部画像を復号化して、当該画像内の画素座標情報を抽出することで、電圧出力ユニット７６３によって画素座標情報に基づいて対応する位置の導電グリッドを導通させて、対応する位置のコレステリック相液晶分子を偏向させることができ、これによって、液晶手書きフィルム上での外部画像の表示を実現することができるので、スマート機器が画素情報出力機能を備えないことで液晶手書きフィルムに外部画像と一致する筆跡を形成できないのを回避するのに有利である。また、異なる状況に対して画像復号化ユニット内に特定の復号化プログラムを直接書き込むことができるので、液晶手書きフィルムによって画像内容再現の忠実度向上に有利である。この場合、画像復号化ユニット７６２は上記の記憶モジュール７３０に記憶されている画像を復号化することもできるので、記憶されている内容の表示が容易になる。

一つの好ましい実施例において、液晶手書きフィルム上の筆記筆跡の明るさを考慮し、本考案の液晶層３００にはさらにキラルドーパントが含まれ、このキラルドーパントはこの液晶層３００の５％～４０％を占めるが、具体的にはキラルドーパントの種類によって決まる。一実施例では、キラルドーパントはＳ８１１（番号）またはＲ８１１（番号）であり、液晶の総量の３０％前後を占め、この場合、筆記筆跡は、正面から見て緑色の筆跡、横から見て青色の筆跡になるように液晶手書きフィルムで表示される。もう一つの実施例において、別の番号のキラルドーパントを選択してもよく、その成分は混合物の総量の２９％前後を占め、この場合、筆記筆跡は、正面から見て黄色の筆跡、横から見て緑色の筆跡になるように液晶手書きフィルムで表示される。さらにもう一つの実施例において、キラルドーパントは混合物の総量の１０％を占め、この場合、背景は白色で、筆記筆跡は、正面から見ても黒色の筆跡、横から見ても黒色の筆跡になるように液晶手書きフィルム上で表示される。さらにもう一つの実施例において、キラルドーパントとしてＲ１０１１とＲ８１１とが混合されて使用され、液晶の総量の１０％前後を占め、この場合、筆記筆跡は、正面から見て黄色の筆跡になるように液晶手書きフィルム上で表示される。上記キラルドーパントは具体的には、コレステリック相液晶の回転ピッチを調整することで、コレステリック相液晶が反射する光波の波長を制御し、さらに可撓性ディスプレイの表示色を変える。

一つの好ましい実施例において、液晶層３００内にさらに弾性微小球を設けてもよく、これによって液晶手書きフィルムの弾性を高めることができ、局所消去動作が完了した後、液晶手書きフィルムは自動的に元の厚さに戻り、次の通常の筆記を行う。この場合、好ましくは、弾性微小球の直径は３ｕｍ－１５ｕｍである。

本考案は更に電子筆記機器を提案し、この電子筆記機器は上記実施例における液晶手書きフィルムを含み、この液晶手書きフィルムの具体的な構造については、上記実施例を参照されたい。本電子筆記機器が上記全ての実施例の全ての技術案を採用したので、少なくとも上記実施例の技術案がもたらす全ての有益効果を有し、ここでは説明を省略する。この場合、好ましくは、電子筆記機器はさらに筆記用ペン１０１を含み、この筆記用ペン１０１の書き込む側にはカメラが備えられ、ドット制御マトリクス６００の標識ドットの識別を容易にする。同時に、好ましくは、筆記用ペン１０１には制御信号（筆記状態、全体消去、局所消去等）を送信するための機能ボタンと、上記第１通信モジュール７１０と通信するブルートゥースモジュールとが備えられている。

以上は本考案の一部のまたは好ましい実施例に過ぎず、文字にせよ添付図面にせよ、それによって本考案の保護範囲を制限することはできない。本考案の全体としての構想の下で、本考案の明細書及び添付図面の内容を利用して行った等価構造変換、あるいは他の関連する技術分野への直接／間接的な応用は、何れも本考案の保護範囲に含まれる。

Claims

局所消去機能付き液晶手書きフィルムであって、順に積層配置された第１基材、第１導電層、液晶層、第２導電層、および第２基材を含み、前記第１基材または第２基材には、筆記用ペンに識別されるドット制御マトリクスが設けられ、前記第１導電層はいくつかの垂直に設置された第１導電ストリップであり、前記第２導電層はいくつかの平行に設置された第２導電ストリップであり、前記第１導電ストリップと前記第２導電ストリップとは、反転するように液晶分子を駆動できる導電グリッドを構成するように、互いに垂直であることを特徴とする局所消去機能付き液晶手書きフィルム。
さらにメイン制御装置を含み、前記メイン制御装置は第１通信モジュールと、前記第１通信モジュール、第１導電層、及び第２導電層とそれぞれ電気的に接続された画像消去モジュールとを含み、前記第１通信モジュールは前記筆記用ペンと通信して、前記筆記用ペンが送信する軌跡信号を受信するように構成され、前記画像消去モジュールは対応する位置の前記導電グリッドを導通させることが可能であるように構成されていることを特徴とする請求項１に記載の液晶手書きフィルム。
前記画像消去モジュールは、全ての前記導電グリッドを導通させるように構成された第１駆動回路と、前記軌跡信号に従って対応する位置の前記導電グリッドを導通させるように構成された第２駆動回路とを含むことを特徴とする請求項２に記載の液晶手書きフィルム。
前記第１通信モジュールは、有線通信および／または無線通信形式であることを特徴とする請求項２に記載の液晶手書きフィルム。
前記メイン制御装置はさらに、前記第１通信モジュールと電気的に接続された記憶モジュールを含むことを特徴とする請求項２に記載の液晶手書きフィルム。
前記メイン制御装置はさらに、前記第１通信モジュールと画像消去モジュールとそれぞれ電気的に接続された給電モジュールを含むことを特徴とする請求項２に記載の液晶手書きフィルム。
前記給電モジュールは電池および／または給電インターフェースであることを特徴とする請求項６に記載の液晶手書きフィルム。
前記メイン制御装置はさらに、第２通信モジュールと、前記第２通信モジュールと電気的に接続された画像生成モジュールとを含み、前記第２通信モジュールはスマート端末と通信するように構成され、前記画像生成モジュールは前記第１導電層及び前記第２導電層とそれぞれ電気的に接続され、画像の画素座標に基づいて対応する位置の前記導電グリッドを導通させることを特徴とする請求項２に記載の液晶手書きフィルム。
前記画像生成モジュールは、画像受信ユニットと、画像復号化ユニットと電圧出力ユニットとを含み、前記画像受信ユニットは前記スマート端末から送信される画像を受信するように構成され、前記画像復号化ユニットは前記スマート端末から送信される画像の画素座標を取得するように構成され、前記電圧出力ユニットは、前記画素座標に従って対応する位置の前記導電グリッドを導通させることを特徴とする請求項８に記載の液晶手書きフィルム。
請求項１から９のいずれか一項に記載の液晶手書きフィルムを含むことを特徴とする電子筆記機器。