JP3236228U - パネル組立品 - Google Patents

Abstract

【課題】異なる家具形態に簡単に組み立てられるようにするための補強型コネクタを備えるパネル組立品を提供する。
【解決手段】家具ユニットを作り上げるために使用するパネル組立品であって、組立品は、第２のパネル４に形成された相補的な溝３と摺動自在に係合し且つそこに保持される少なくとも１つの突出する舌部２を有する第１のパネル１を含み、舌部は、舌部の少なくとも１つの表面に、舌部の構造的完全性を向上させるが、舌部と溝との間の相対的な摺動を可能にする積層材を有する。
【選択図】図１ａ

Description

本考案は、家具ユニットを作り上げるために使用するためのパネル組立品に関する。より詳細には、本考案は、異なる家具形態に簡単に組み立てられるようにするための補強型コネクタを備えるパネル組立品に関する。

従来、家具ユニットは、各パネルに孔が設けられている複数のパネルから組み立てられ、これら孔は、パネルが組み立てられるときに、別のパネルの対応する孔と位置合わせされる。位置合わせされた孔は、家具ユニットを形成する組立品として、パネルがしっかりと確実に固定されるようにするために、締結手段がその孔に挿入され得る。しかしながら、そのような家具ユニットは、家具ユニットを組み立てるために二人以上を必要とすることが多いため、望ましくない。それゆえ、そのような不便さは、消費者を、従来の家具ユニットから、締結具やツールを必要とせず、簡単に組み立てられるがそれでも安定性のある家具ユニットへと、次第にシフトさせる。例として、家具ユニットは、プラグ及び舌部などの組み込み式コネクタを備えて構成されたパネルを有し、それらコネクタは、別のパネルの対応する孔又は溝によって固定されて、外部締結手段を用いずに、家具ユニットを形成し得る。

パネルの様々な形態が利用可能であるが、外部締結手段を必要とすることなく、家具ユニットを組み立てるためにこれまで使用されたパネルは、十分に満足のいくものではなかった。パネルが木片から製造されることは一般的である。それゆえ、組み込み式コネクタのほとんどがパネルと一体的に形成されているため、組み込み式コネクタが、亀裂及び破損などの損傷を受けることは避けられない。舌部は、その製造中に損傷されることがあり、例えば、切り取り手段がパネルの一部を除去して舌部を形成するときに、舌部の鋭い縁が破損されることがある。さらに、パネルの組み込み式コネクタは、組み立て済みの家具ユニット内で、応力に耐えることができず、組み込み式コネクタにかなりの物理的損傷を生じるかもしれない。

パネル組立品に関する従来技術より優れたいくつかの特許技術がある。米国特許第４８６９５６４号明細書には、複数の正確なサイズの覆われたパネルと、モジュール組立品とで構成された、容易に組み立て可能な家具が開示されている。モジュール組立品は、解放可能に固定可能なコネクタ部材と、端面を有する、正確なサイズの覆われた支持パネルとを含む。複数のパネルの少なくとも第１のパネルは、プラグ部材及び棒状部材からなる少なくとも一対のコネクタによって、支持パネルに固定される。プラグ部材は、その外周縁に凹部が設けられており、且つ支持パネル内のそれぞれのシリンダー状ボア内に配置されるように適合されている。棒状部材は、第１のパネルに固定するためのネジ付き端部、及びプラグ部材の凹部内に配置するためのヘッド部を有する、反対側に配置された端部を有する。

別のパネル組立品が、中国特許第１０３５６５１３６号明細書に開示されている。この特許では、木板を組み立てる方法、及び家具を組み立てる方法が開示されており、異形柱（ｐｒｏｆｉｌｅ ｃｏｌｕｍｎ）が主に使用され、フレームのチューブ状の多角形ピラーを形成するために組み立てられたマルチアングル締結具用ウッドブロック構造が、多角形構造部材に取り付けられて、家具用木板が構成される。そして、輪郭が直立で、外観が中空のシリンダー状セクションでは、外壁は、少なくとも１つの取付用スロット及びスロット用節（ｓｌｏｔ ｋｎｏｔｔｉｎｇ）を備え、その見える表面に、一層のコーティング層を備える。

しかしながら、米国特許第４８６９５６４Ａ号明細書及び中国特許第１０３５６５１３６号明細書に開示されているパネル組立品用のコネクタは、その構造的完全性を強化するための特徴を全く備えていない。それゆえ、上述の従来技術の家具組立品は、上記で強調した問題の影響を受けやすい。

それゆえ、異なる家具形態への家具ユニットのその製造及び組み立ての最中に、コネクタに構造的完全性をもたらすための補強特徴を備えるパネル組立品を提供することが望ましい。

本考案は、家具ユニットを作り上げるために使用するためのパネル組立品であって、組立品は、第２のパネルに形成された相補的な溝と摺動自在に係合し且つそこに保持される少なくとも１つの突出する舌部を有する第１のパネルを含み、舌部には、舌部の少なくとも１つの表面に、舌部の構造的完全性を向上させるが、舌部と溝との間の相対的な摺動を可能にする積層材が設けられる、パネル組立品を提供する。

好ましくは、第１のパネルは、舌部を溝と係合させるために、第２のパネルに対して実質的に垂直な状態で摺動できる。

好ましくは、積層材は、舌部の少なくとも１つの表面を覆うために、舌部に沿って摺動自在に受け入れられるように適合されたカバーの形態であってもよい。

好ましくは、積層材は、第１のパネルの少なくとも１つの表面に、それらの間に配置される結合材により取り付けることが可能で、下側の面が第１のパネルに接している積層材の少なくとも一部分が、除去されて、舌部を形成する。

好ましくは、舌部は、第１のパネルの１つの側面に沿って連続的に延在してもよく、且つ、第２のパネルの１つの側面に沿って連続的に延在する溝に摺動自在に挿入される。

好ましくは、舌部は、舌部の長手方向に対して平行に延在する、直立の側壁及び傾斜した側壁を有してもよい。

好ましくは、溝は、溝の長手方向に対して平行に延在する、直立の側壁及び傾斜した側壁を有してもよく、溝の傾斜した側壁は、第１のパネルと第２のパネルが互いに接続されると、舌部の傾斜した側壁に並置される。

好ましくは、舌部の傾斜した側壁は、溝内に舌部が係合している間、溝の並置された傾斜した側壁によって、摩擦係合されてもよい。

本考案の別の態様は、１つの側面に少なくとも１つの積層舌部を備えてそれぞれ構成された複数の第１のパネルと、１つの側面に少なくとも１つの相補的な溝を備えてそれぞれ構成された同様の数の第２のパネルと、を含む、家具ユニットを提供する。各第１のパネルは、対応する第２のパネルと、積層舌部及びその対応する溝によって、摺動自在に係合されて、家具ユニットを形成する。

好ましくは、第１のパネル及び第２のパネルには、それぞれスロットが設けられてもよく、第１のパネル及び第２のパネルのそれぞれのスロットは、互いに位置合わせされ、第１のパネルと第２のパネルとが連結されるよう、第３のパネルを摺動自在に受け入れる。

当業者は、本考案が、目的を達成し、且つ述べた結果及び利点並びにそれらに固有のものを得るようにうまく適合されていることを容易に認識するであろう。本明細書で説明する実施形態は、本考案の範囲を限定することを意図するものではない。

本考案の理解を促すことを目的として、添付図面には、好ましい実施形態が示されており、以下の説明と関連付けて考慮するときにこれを見ることで、本考案、その構成及び動作及びその多くの利点が、簡単に理解及び認識される。

本考案の第１及び第２のパネルを有するパネル組立品を示す図である。 本考案による第１のパネル用の舌部の第１の実施形態を示す図である。 パネル組立品によって構成された家具ユニットの第１の実施形態を示す図である。 支持リブが取り付けられた家具ユニットを示す図である。 上部パネルを受け入れる家具ユニットを示す図である。 上部パネルと係合し且つそれから係合解除されるロック手段を示す図である。 パネル組立品によって構成された家具ユニットの第２の実施形態を示す図である。 パネル組立品によって構成された家具ユニットの第３の実施形態を示す図である。 家具ユニットを反動力によって固定するためのパネル組立品の傾斜スロットを示す図である。

本考案は、いくつかの異なる実施形態で提示され、且つ様々な異なる構成及び技術を組み込むが、本考案の様々な実施形態は、いくつかの共通の要素を有する。本考案の概念によれば、パネル組立品は、舌部－溝形態によって、第２のパネルと摺動自在に係合可能な第１のパネルを備え、舌部は、舌部を強化する補強特徴を有する。

本考案について、ここで、例として図面を参照して、詳細に説明する。

図１ａ及び図１ｂは、家具ユニットを作り上げるために使用するパネル組立品を示す。この特定の実施形態では、組立品は、第２のパネル４に形成された相補的な溝３に摺動自在に係合し且つそこに保持される少なくとも１つの突出する舌部２を有する第１のパネル１を含む。例として、第１のパネル１及び第２のパネル４は、通常、木質繊維、木片又は木材から製造され、これには、高温、圧力、及び結合樹脂又は接着剤の使用を伴い得る。これらの材料は、一般的に壊れやすく、パネルが突然の衝撃又は応力の上昇を受けると、パネルが破損したり、パネルに亀裂が生じたりする。これらの材料が、組み立て済みの家具ユニット内の応力に耐えることができるようにするために、舌部２は、舌部２の少なくとも１つの表面に、ラミネートすなわち積層材５を備える。有利なことに、家具ユニットの製造又は組み立ての最中に舌部２内に誘発される撓みを減少させるために、積層材５は、舌部２の表面に取り付けられ得る。それゆえ、積層材５は、舌部２の表面での破損の発生を抑制する。

さらに、積層材５は、舌部２及び溝３の構造的完全性を向上させるが、それにもかかわらず、舌部２と溝３との間の相対的な摺動を可能にする。この好ましい実施形態では、第１のパネル１は、舌部２を溝３と係合させるために、第２のパネル４に対して実質的に垂直な状態で摺動される。それゆえ、舌部２と溝３が係合している間、積層材５は、舌部２と溝３との間に挟まれている。本考案による積層材５は、例として、限定されるものではないが、プラスチック製積層材、又は木製積層材であるベニヤとし得る。

積層材５は、様々な実施形態において構成され得る。第１の実施形態（図２）では、積層材５は、最初に、第１のパネル１及び第２のパネル４の少なくとも１つの表面に取り付けられ、それらの間には結合材が配置される。好ましくは、第１のパネル１の各表面に、積層材５が取り付けられて、第１のパネル１及び第２のパネル４が積層材５内に完全に包み込まれるようにする。そして、各積層材５は、積層材５を第１のパネル１及び第２のパネル４の表面に保持するために、その後熱処理されて、互いに結合される。好ましくは、熱処理された積層面は、結合材を硬化するために、一定の持続期間が与えられる。

有利なことに、各積層材５は、それが取り付けられた表面のそれぞれの全体にわたって予負荷力を生じさせ、第１のパネル１及び第２のパネル４の各表面の内部が予負荷される。下側の面が第１のパネル１に接している積層材５の少なくとも一部分は、切り取り手段によって除去されて、第１のパネル１の積層面から舌部２が形成され、その切除部分にわたって少なくとも１つの露出面１３を形成する。同様に、下側の面が第２のパネル４に接している積層材５の少なくとも一部分が、切り取り手段によって除去されて、第２のパネル４の積層面から溝３が形成される。その製造中、積層材５によって生じた予負荷力は、第１のパネル１を強化し、且つまた、切り取り手段によって第１のパネル１の表面に誘発される応力を低減させる。露出面１３は、誘発された応力によって簡単に破損し得る鋭い縁１６を備え得る。しかしながら、鋭い縁１６は積層材５が境界にあるので、第１のパネル１のその部分が除去された後も、鋭い縁１６は依然として無傷のままである。積層材５は、切り取り手段によって誘発される応力を低減させ、それゆえ、鋭い縁１６での破損の発生を減少させる。それゆえ、露出面１３は、長手方向に沿って滑らかなプロファイルすなわち輪郭で形成され、破損のリスクを低減させる。同様に、第２のパネル４に溝３を形成している間、積層材５は、切り取り手段によって誘発される応力を低減させ、それゆえ、溝３の周りの鋭い縁１６での破損の発生を抑制する。材料除去プロセス後、鋭い縁１６は無傷のままである。

それと同時に、切り取り手段によって除去されなかった積層材５の残存部分は、依然として、第１のパネル１の表面に予負荷力を誘発する。この特徴は、舌部２が溝３によって係合されるとき、舌部２を無傷のままにすることができる。また、予負荷力は、第１のパネル１が、傾けられる、押される、又は、引かれるときに、係合された舌部２に誘発される応力を相殺し得る。舌部２の露出面１３には、さらに、剛性及び強度を高めるために積層材５が取り付けられてもよい。本考案の第１の実施形態は、第１のパネル１の表面上での破損の発生を減少させて、舌部２の製造に好適である。しかしながら、結合材は、積層材５が第１のパネル１の表面に接触すると、積層材５を第１のパネル１の表面に簡単に接着し得るため、結合材は熱処理を必要としないかもしれない。

第２の実施形態（図示せず）では、積層材５は、舌部２に沿って摺動自在に受け入れられるように適合されたカバーの形態であり、舌部２の少なくとも１つの表面を覆う。この特定の実施形態では、第１のパネル１の表面は舌部２を備えて形成されるため、カバーは、舌部２の形状に従って製造される。カバーは、舌部１の１つの表面又は全ての表面を覆い得る。結合材がカバーと舌部２との間に配置され、その後、熱処理を受けて、カバーが舌部２に固定される。有利なことに、カバーは、舌部２全体にわたって予負荷力を生じさせ、舌部２の各表面の内部は予負荷される。そのような特徴は、舌部２が溝３に受け入れられるときに、傾く、押す、及び引くなどの第１のパネル１の動きによって生じる応力に舌部が耐えることができるようにする。

本考案に言及すると、舌部２は、第１のパネル１の１つの側面に沿って連続的に延在し、且つ第２のパネル４の１つの側面に沿って連続的に延在する溝３に摺動自在に挿入される。しかしながら、舌部２は、複数の箇所で中断された舌部２を形成するように、いくつかのセグメントの舌部２によって形成されてもよい。好ましくは、舌部２は、舌部２の長手方向に対して平行に延在する直立の側壁６及び傾斜した側壁７を有する露出面１３を提供する。それゆえ、舌部２を溝３に沿って摺動自在にできるようにするために、溝３はまた、溝３の長手方向に対して平行に延在する直立の側壁８及び傾斜した側壁９を提供する。第１のパネル１と第２のパネル４が接続されると、溝３の傾斜した側壁９は、舌部２の傾斜した側壁７に並置される。それゆえ、舌部２の傾斜した側壁７は、溝３内に舌部２が係合している間、溝３の並置された傾斜した側壁９によって摩擦係合される。しかしながら、舌部２及び溝３は様々な形態をとり得、例として、舌部２及び溝３は、傾斜した側壁と直立の側壁の組み合わせの代わりに、傾斜した側壁のみで構成されてもよい。

図３～図６は、パネル組立品から構成された家具ユニットの第１の実施形態を示す。この特定の実施形態では、家具ユニットは、１つの側面に少なくとも１つの積層舌部２を備えてそれぞれ構成された複数の第１のパネル１と、１つの側面に少なくとも１つの相補的な溝３を備えてそれぞれ構成された同様の数の第２のパネル４とを含み得る。各第１のパネル１は、対応する第２のパネル４と、積層舌部２及びその対応する溝３によって、摺動自在に係合されて、家具ユニットを形成する。例として、舌部２には、積層材５が、それらの間に結合材がある状態で取り付けられるか、又は、舌部２は、カバーと一緒に摺動して、積層舌部２を形成し得る。さらに、第１のパネル１及び第２のパネル４にはそれぞれスロット１０が設けられており、第１のパネル１及び第２のパネル４のそれぞれのスロット１０は互いに位置合わせされ、第１のパネル１と第２のパネル４をインターロックする（連結する）ように、第３のパネル１１を摺動自在に受け入れる。好ましくは、第１のパネル１及び第２のパネル４が第３のパネル１１によって連結されると、第１のパネル１は、第２のパネル４と端がそろえられて、家具ユニットの表面が不均一になるのを防止する。この特定の実施形態では、第３のパネル１１は、位置合わせされたスロット１０に挿入されるように、十分に薄い。第３のパネル１１は、実際は弾力性があり、且つ第３のパネル１１の中央部分に背骨状突出部（ｓｐｉｎｅ）が設けられ、柔軟に動かされ得る。第３のパネル１１には支持リブ１２が取り付けられて、その構造を強化する。

例として、１枚の第２のパネル４は、２枚の第１のパネル１を摺動自在に受け入れるための、家具ユニットのベースパネルとし得る。それゆえ、それら第１のパネル１は、垂直方向に設置され、且つベースパネルによって対向するように離間される。第３のパネル１１は、２枚の第１のパネル１がベースパネルによって係合されると、位置合わせされたスロット１０に挿入される。その後、支持リブ１２が第３のパネル１１に取り付けられる。上部パネルの機能を果たす別の第２のパネル４が、対向するように離間されている第１のパネル１によって摺動自在に受け入れられる。支持リブ１２は、上部パネルが第１のパネル１に沿って摺動されて支持リブ１２を覆うときに、上部パネルの真下に形成された１つのスロット１３と係合するロック手段１４を備え得る。この特定の実施形態では、ロック手段１４は、ロック手段１４をねじる動きによって、係合解除され得る。好ましくは、溝３の一端１５は、舌部２が溝３の端部を越えて摺動するのを防止するために、積層材５によって覆われ得る。

図７ａ及び図７ｂは、家具ユニットの第２の実施形態を示し、第２の実施形態は、第１の実施形態の改良例である。この特定の実施形態では、上部パネルは、上部パネルの上面及び底面に、対向する溝３が形成されており、追加的な第１のパネル１が上部パネルに摺動自在に積み重ねられて、複数の仕切壁のある家具ユニットを形成してもよい。パネル組立品はまた、図８に示すような家具ユニットの第３の実施形態として構成されてもよい。この特定の実施形態では、第２のパネル４は、より多くの第１のパネル１を受け入れるために複数の溝３を備えて構成されて、家具ユニット内により多くの仕切壁を設け得る。

図９ａ及び図９ｂを参照して説明すると、第１のパネル１及び第２のパネル４のスロット１０は、傾斜スロットの形態にあってもよく、第１のパネル１及び第２のパネル４のスロット１０は、第１のパネル１及び第２のパネル４のそれぞれに対して、ある傾斜角度で構成され得る。ひとたび第１のパネル１及び第２のパネル４内のスロット１０が互いに位置合わせされると、第３のパネル１１は、そこを通して摺動されて、第１のパネル１と第２のパネル４を連結させている。有利には、スロット１０は、第３のパネル１１の一部分を曲げ、それにより、スロット１０内の曲げられた部分によって生じる反力によって、曲げられた部分を弾性的に固定する。

さらに、第１のパネル１及び第２のパネル４の各表面には積層材５が取り付けられて、家具ユニットの構造的完全性を向上させ得る。そのような家具ユニットの別の利点は、その剛性及び強度を維持しつつ、外部締結手段によって固定させる必要がない点にある。

本開示は、添付の特許請求の範囲、並びに上記の説明の内容を含む。本考案は、ある程度詳細にその好ましい形態を説明したが、好ましい形態の本開示は、例示としてのみなされ、構成及び組み合わせ及び複数の部分の配置構成の詳細における多数の変更が、本考案の範囲から逸脱せずに主張されてもよいことが理解される。

Claims (10)

1. 家具ユニットを作り上げるために使用するパネル組立品であって、
   前記組立品は、第２のパネル（４）に形成された相補的な溝（３）と摺動自在に係合し且つそこに保持される少なくとも１つの突出する舌部（２）を有する第１のパネル（１）を備え、
   前記舌部（２）は、前記舌部（２）の少なくとも１つの表面に前記舌部（２）の構造的完全性を向上させるが、前記舌部（２）と前記溝（３）との間の相対的な摺動が可能である、積層材（５）を有する、
   パネル組立品。
2. 前記第１のパネル（１）は、前記舌部（２）を前記溝（３）と係合させるために、前記第２のパネル（４）に対して実質的に垂直な状態で摺動される、
   請求項１に記載のパネル組立品。
3. 前記積層材（５）は、前記舌部（２）の前記少なくとも１つの表面を覆うように、前記舌部（２）に沿って摺動自在に受け入れられるように適合されたカバーの形態にある、
   請求項１に記載のパネル組立品。
4. 前記積層材（５）は、前記第１のパネル（１）の前記少なくとも１つの表面に、それらの間に配置される結合材により取り付けられ、下側の面が前記第１のパネル（１）に接している前記積層材（５）の少なくとも一部分が、除去されて、前記舌部（２）が形成されている、
   請求項１に記載のパネル組立品。
5. 前記舌部（２）は、前記第１のパネル（１）の１つの側面に沿って連続的に延在し、且つ前記第２のパネル（４）の１つの側面に沿って連続的に延在する前記溝（３）に摺動自在に挿入される、
   請求項１に記載のパネル組立品。
6. 前記舌部（２）は、前記舌部（２）の長手方向に平行に延在する、直立の側壁（６）及び傾斜した側壁（７）を有する、
   請求項１に記載のパネル組立品。
7. 前記溝（３）は、前記溝（３）の長手方向と平行に延在する、直立の側壁（８）及び傾斜した側壁（９）を提供し、それにより、前記溝（３）の前記傾斜した側壁（９）は、前記第１のパネル（１）と前記第２のパネル（４）とが接続されると、前記舌部（２）の前記傾斜した側壁（７）に並置される、
   請求項６に記載のパネル組立品。
8. 前記舌部（２）の前記傾斜した側壁（７）は、前記溝（３）内に前記舌部（２）が係合している間、前記溝（３）の前記並置された傾斜した側壁（９）によって摩擦係合される、
   請求項７に記載のパネル組立品。
9. １つの側面に少なくとも１つの積層舌部（２）を備えてそれぞれ構成された複数の第１のパネル（１）と、１つの側面に少なくとも１つの相補的な溝（３）を備えてそれぞれ構成された同様の数の第２のパネル（４）とを含む、家具ユニットであって、
   各第１のパネル（１）は、対応する第２のパネル（４）と、前記積層舌部（２）及びその対応する溝（３）によって、摺動自在に係合されて、前記家具ユニットを形成する、
   家具ユニット。
10. 前記第１のパネル（１）及び前記第２のパネル（４）にはそれぞれスロット（１０）が設けられており、前記第１のパネル（１）及び前記第２のパネル（４）内のそれぞれのスロット（１０）は、互いに位置合わせされて、前記第１のパネル（１）と前記第２のパネル（４）とを連結するように、第３のパネル（１１）を摺動自在に受け入れる、
    請求項９に記載の家具組立品。

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