JP3236227U

JP3236227U - 回転式化粧品容器

Info

Publication number: JP3236227U
Application number: JP2020600210U
Authority: JP
Inventors: 華鐘
Original assignee: 洽興包装工業（中国）有限公司
Priority date: 2018-05-24
Filing date: 2019-02-13
Publication date: 2022-02-07
Anticipated expiration: 2029-02-13
Also published as: US11191338B2; EP3804557A4; CN108577138A; KR200495386Y1; KR20210000245U; EP3804557A1; WO2019223370A1; US20210196026A1

Abstract

【課題】上蓋と下蓋とが外れることがなく、使いやすい回転式化粧品容器を提供する。
【解決手段】回転式化粧品容器において、同軸に設けられた上蓋１０、内蓋２０、カートリッジアセンブリ及び下蓋３０を含み、下蓋は、上下に貫通する上開口と下開口とを有し、上蓋の内部に雌ネジが設けられ、内蓋の外側には、少なくとも第１突起が設けられ、内蓋を上蓋に収納したときに、第１突起は、雌ネジに係止し、上蓋は、下蓋に回動可能に外嵌され、カートリッジアセンブリは、下蓋に穿設されてその上端が内蓋の内部に係合され、上蓋が下蓋の軸心回りに回転すると、第１突起は、雌ネジの作用で内蓋及びカートリッジアセンブリを上下方向に移動させ、下蓋の下開口からカートリッジアセンブリを退避又は突出させる。
【選択図】図１

Description

本考案は、化粧品に関し、特に回転式化粧品容器に関する。

特に口紅、アイシャドー等の化粧品は、日常生活において、人々に不可欠な個人的イメージを向上させる道具となっている。従来、口紅を収納する容器は、主に上蓋と底部とカートリッジアセンブリとから構成され、使用時に上蓋を引き抜き、底部を回転させてカートリッジアセンブリより口紅を突出させて、化粧を容易にしている。このため、口紅を使用する度に上蓋を底部から引き抜く必要があり、両者の結合部に緩みが生じて上蓋が外れやすい。

本考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、使用時に上蓋を回転させてカートリッジアセンブリを下方に移動させて下蓋から突出させ、使用者が突出したカートリッジアセンブリを引き抜くことにより化粧を行うことができ、上蓋と下蓋とが外れることがなく、構造が新しく、使用しやすい回転式化粧品容器を提供することを目的とする。

本考案は、この技術問題を解決するために、以下の技術手段が用いられる。
回転式化粧品容器において、同軸に設けられた上蓋、内蓋、カートリッジアセンブリ及び下蓋を含み、前記下蓋は、上下に貫通する上開口と下開口とを有し、前記上蓋の内部に雌ネジが設けられ、前記内蓋の外側には、少なくとも第１突起が設けられ、前記内蓋を前記上蓋に収納したときに、前記第１突起は、前記雌ネジに係止し、前記上蓋は、下蓋に回動可能に外嵌され、前記カートリッジアセンブリは、下蓋に穿設されてその上端が前記内蓋の内部に係合され、上蓋が下蓋の軸心回りに回転すると、第１突起は、雌ネジの作用で内蓋及びカートリッジアセンブリを上下方向に移動させ、下蓋の下開口からカートリッジアセンブリを退避又は突出させる。

前記上蓋の上端の内部に雌ネジが設けられ、前記内蓋の上端の外側に、前記雌ネジに係合する一対の第１突起が対称に設けられていることが好ましい。

前記内蓋の下端の外側に少なくとも第２突起が設けられ、前記下蓋の上端に前記上開口に沿って鉛直下方にスライド溝が設けられ、内蓋が上下に移動すると、前記第２突起は、前記スライド溝を摺動することが好ましい。

前記内蓋の下端の外側に対称に第２突起が設けられ、これに対応して下蓋の上端に第２突起と係合する一対のスライド溝が設けられていることが好ましい。

前記上蓋の下端に第１係合ポイントが設けられ、前記下蓋に第１係合ポイントに係合する第２係合ポイントが設けられていることが好ましい。

前記カートリッジアセンブリは、カートリッジと、錘と、ベースとを含み、前記錘は、ベースの内部に配置され、前記カートリッジの下端は、前記ベースに固定的に連結されていることが好ましい。

前記内蓋の内側に係合具が設けられ、前記カートリッジの内側に係合具に係合する係合バーが設けられていることが好ましい。

前記係止具は、弾性を有する係合爪を有し、前記係合爪は、内蓋の内側に間隙を有して平行に設けられ、カートリッジが内蓋に挿設された際に、前記係合バーは、間隙に丁度係止されることが好ましい。

前記ベースの外形は、下蓋の外形に似ており、前記カートリッジとベースとは、接着剤により固着されていることが好ましい。

本考案は、上蓋と、内蓋と、下蓋と、カートリッジアセンブリとから主に構成され、内蓋が第１突起を介して上蓋の雌ネジに連結され、カートリッジアセンブリが内蓋内に係合され、下蓋が上蓋に一体に係合され、カートリッジアセンブリが内蓋と下蓋内に位置する。使用時に、上蓋を反時計回りに１８０°回転させ、上蓋内に設けられた雌ネジが内蓋上の第１突起を下方に押圧して、内蓋及びカートリッジアセンブリを下方に移動させることにより、カートリッジアセンブリが下蓋の下開口から突出する。使用者は、カートリッジアセンブリを下蓋から抜き出して化粧を仕上げることができる。本考案は、使用時に上蓋を取り外す必要がないので、上蓋の抜き挿しを繰り返すことによって上蓋と下蓋との係合が不完全となって上蓋が脱落することがない。使用時に、カートリッジアセンブリが下蓋の下開口より突出し、使用者は、下開口からカートリッジアセンブリを抜き出して化粧を完成させ、構造が新しく、使用しやすい。

本考案の構成を示す図である。本考案の斜視構成図である。本考案の分解図である。本考案における上蓋の構成を示す図である。本考案における内蓋の構成を示す図である。本考案におけるカートリッジの構成を示す図である。本考案における下蓋の構成を示す図である。本考案における錘の構成を示す図である。本考案におけるベースの構成を示す図である。本考案の動作のフローチャートである。

以下、本考案の実施例に関連して、本考案の実施例の技術手段を明確且つ完全的に記載する。明らかに、記載する実施例は、本考案の実施例の一部であり、全てではない。本考案の実施例に基づき、当業者が創造性のある作業をしなくても為しえる全ての他の実施例は、いずれも本考案の保護範囲に属するものである。

実施例：図１～図９に示すように、回転式化粧品容器において、同軸に設けられた上蓋１０、内蓋２０、カートリッジアセンブリ及び下蓋３０を含む。前記下蓋３０は、上下に貫通する上開口３２と下開口３３とを有する。前記上蓋１０の内部に雌ネジ１１が設けられている。前記内蓋の外側には、少なくとも第１突起２１が設けられている。前記内蓋２０を前記上蓋１０に収納したときに、前記第１突起２１は、前記雌ネジ１１に係止する。前記上蓋１０は、下蓋３０に回動可能に外嵌される。前記カートリッジアセンブリは、下蓋に穿設されてその上端が前記内蓋の内部に係合される。上蓋１０が下蓋３０の軸心回りに回転すると、第１突起２１は、雌ネジ１１の作用で内蓋２０及びカートリッジアセンブリを上下方向に移動させ、下蓋３０の下開口３３からカートリッジアセンブリを退避又は突出させる。前記上蓋１０の上端の内部に雌ネジ１１が設けられ、前記内蓋の上端の外側に、前記雌ネジに係合する一対の第１突起２１が対称に設けられていることが好ましい。本考案は、口紅、リップスティックなどの固形化粧品に適用され、外観（すなわち、上蓋と下蓋の外観）は、限定されず、円形、方形又はその他の異形構造であってもよい。上蓋１０は、下端が開口し、且つ内部が円柱体の中空構造である。上蓋１０の雌ネジに係合する第１突起が内蓋２０に設けられ、カートリッジアセンブリが内蓋２０に係合し、下蓋と上蓋が係合し、カートリッジアセンブリが内蓋と下蓋内に位置する。使用時に、上蓋１０を反時計回りに１８０°回転させ、上蓋内に設けられた雌ネジが内蓋上の第１突起２１を下方に押圧して、内蓋及びカートリッジアセンブリを下方に移動させることにより、カートリッジアセンブリが下蓋の下開口３３から突出する。使用者は、カートリッジアセンブリを下蓋から抜き出して化粧を仕上げることができる。本考案は、使用時に上蓋を取り外す必要がないので、上蓋の抜き挿しを繰り返すことによって上蓋と下蓋との係合が不完全となって上蓋が脱落することがない。使用時に、カートリッジアセンブリが下蓋の下開口より突出し、使用者は、下開口からカートリッジアセンブリを抜き出して化粧を完成させることができ、構造が新しく、使用しやすい。

図５に示すように、前記内蓋の下端の外側に少なくとも第２突起２２が設けられ、前記下蓋（３０）の上端に上開口３２に沿って鉛直下方にスライド溝３１が設けられ、内蓋が上下に移動すると、前記第２突起２２は、前記スライド溝３１を摺動する。更に、前記内蓋の下端の外側に対称に第２突起２２が設けられ、これに対応して下蓋の上端に第２突起２２と係合する一対のスライド溝３１が設けられている。第２突起２２をスライド溝内に規制することにより、スライド溝が垂直に設けられているため、内蓋の直線的な上下動がより確実に保証され、且つ第２突起２２がスライド溝３１の最下端まで移動する際に係止されるので、内蓋の過度の下降が防止される。

図４及び図７に示すように、前記上蓋１０の下端に第１係合ポイント１２が設けられ、前記下蓋３０に第１係合ポイントに係合する第２係合ポイント３４が設けられている。前記上蓋と下蓋は、第１、第２係合ポイントによって互いに係合され、且つ上蓋の下端には第１ストッパーポイントが設けられ、下蓋には、第２ストッパーポイントが設けられ、前記第１ストッパーポイントと第２ストッパーポイントが互いに当接して上蓋の回転角度を制限する。

図３、図６、図８及び図９に示すように、前記カートリッジアセンブリは、カートリッジ４０と、錘５０と、ベース６０とを含む。前記錘５０は、ベース６０の内部に配置される。前記カートリッジの下端は、前記ベースに固定的に連結されている。前記内蓋２０の内側に係合具２３が設けられ、前記カートリッジ４０の内側に係合具に係合する係合バー４１が設けられている。前記係止具２３は、弾性を有する係合爪を有し、前記係合爪は、内蓋の内側に間隙を有して平行に設けられ、カートリッジが内蓋に挿設された際に、前記係合バー４１は、間隙に丁度係止される。ベースとカートリッジとは、接着剤により接着されており、上蓋１０を反時計回りに１８０°回転させて、ベース６０を下蓋３０の下開口から突出させる。このとき、使用者がベースを持って下に力を加えると、カートリッジ上の係合バー４１は、内蓋の係合具２３の拘束から外れるので、カートリッジと内蓋とが外れる。前記ベース６０の外形は、下蓋３０の外形に似ており、前記カートリッジ４０とベース６０とは、接着剤により固着されている。

本考案の操作手順として、図１０に示すように、図中の直線矢印は、操作手順を示し、図中の曲線矢印は、上蓋の回動方向を示す。使用時に、上蓋１０を反時計回りに１８０°回転させ、上蓋に設けられた雌ネジが内蓋の第１突起２１を下方に押圧し、内蓋及びカートリッジアセンブリを下方に移動させ、下蓋３０の下開口口からベース６０を突出させる。使用者がベースを持って下方に力を加え、カートリッジの係合バー４１が内蓋の係合具２３の拘束から外れ、カートリッジアセンブリが内蓋から離脱する。使用者は、ベース６０及びカートリッジ４０を引き出して、カートリッジ内の化粧料を用いて化粧を行う。化粧終了後、上蓋と下蓋にカートリッジアセンブリを挿入し、カートリッジの係合バー４１を内蓋の係合具２３に係合させる。上蓋１０を時計回りに１８０°回転させ、上蓋は、上蓋の雌ネジに沿ってカートリッジアセンブリを上昇させ、上蓋及び下蓋の内側にカートリッジアセンブリを完全に回避させる。

なお、本考案の要旨を逸脱しない範囲で当業者がいくつかの変形や改良を行うことができ、いずれも本考案の保護範囲に属することは自明である。従って、本考案特許の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって決められるべきである。

１０－上蓋、１１－雌ネジ、１２－第１係合ポイント、２０－内蓋、２１－第１突起、２２－第２突起、２３－係合具、３０－下蓋、３１－スライド溝、３２－上開口、３３－下開口、３４－第２係合ポイント、４０－カートリッジ、４１－係合バー、５０－錘、６０－ベース

Claims

回転式化粧品容器において、同軸に設けられた上蓋（１０）、内蓋（２０）、カートリッジアセンブリ及び下蓋（３０）を含み、前記下蓋（３０）は、上下に貫通する上開口（３２）と下開口（３３）とを有し、前記上蓋（１０）の内部に雌ネジ（１１）が設けられ、前記内蓋の外側には、少なくとも第１突起（２１）が設けられ、前記内蓋（２０）を前記上蓋（１０）に収納したときに、前記第１突起（２１）は、前記雌ネジ（１１）に係止し、前記上蓋（１０）は、下蓋（３０）に回動可能に外嵌され、前記カートリッジアセンブリは、下蓋に穿設されてその上端が前記内蓋の内部に係合され、上蓋（１０）が下蓋（３０）の軸心回りに回転すると、第１突起（２１）は、雌ネジ（１１）の作用で内蓋（２０）及びカートリッジアセンブリを上下方向に移動させ、下蓋（３０）の下開口（３３）からカートリッジアセンブリを退避又は突出させることを特徴とする回転式化粧品容器。
前記上蓋（１０）の上端の内部に雌ネジ（１１）が設けられ、前記内蓋の上端の外側に、前記雌ネジに係合する一対の第１突起（２１）が対称に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の回転式化粧品容器。
前記内蓋の下端の外側に少なくとも第２突起（２２）が設けられ、前記下蓋（３０）の上端に前記上開口（３２）に沿って鉛直下方にスライド溝（３１）が設けられ、内蓋が上下に移動すると、前記第２突起（２２）は、前記スライド溝（３１）を摺動することを特徴とする請求項１に記載の回転式化粧品容器。
前記内蓋の下端の外側に対称に第２突起（２２）が設けられ、これに対応して下蓋の上端に第２突起（２２）と係合する一対のスライド溝（３１）が設けられていることを特徴とする請求項３に記載の回転式化粧品容器。
前記上蓋（１０）の下端に第１係合ポイント（１２）が設けられ、前記下蓋（３０）に第１係合ポイントに係合する第２係合ポイント（３４）が設けられていることを特徴とする請求項１記載の回転式化粧品容器。
前記カートリッジアセンブリは、カートリッジ（４０）と、錘（５０）と、ベース（６０）とを含み、前記錘（５０）は、ベース（６０）の内部に配置され、前記カートリッジの下端は、前記ベースに固定的に連結されていることを特徴とする請求項１に記載の回転式化粧品容器。
前記内蓋（２０）の内側に係合具（２３）が設けられ、前記カートリッジ（４０）の内側に係合具に係合する係合バー（４１）が設けられていることを特徴とする請求項６に記載の回転式化粧品容器。
前記係止具（２３）は、弾性を有する係合爪を有し、前記係合爪は、内蓋の内側に間隙を有して平行に設けられ、カートリッジが内蓋に挿設された際に、前記係合バー（４１）は、間隙に丁度係止されることを特徴とする請求項７に記載の回転式化粧品容器。
前記ベース（６０）の外形は、下蓋（３０）の外形に似ており、前記カートリッジ（４０）とベース（６０）とは、接着剤により固着されていることを特徴とする請求項６に記載の回転式化粧品容器。