JP3236184U - 分割構造の平衡システム - Google Patents

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Abstract

Figure 0003236184000001
【課題】相互に可動な構成要素を釣り合わせる平衡システムを提供する。
【解決手段】平衡システムは、第1及び第2の構成要素、例えば車両に対して枢動連結された車両パネルを有し、第1及び第2の構成要素に結合された平衡アセンブリ100を有する。平衡アセンブリは、第1の構成要素に固定されたカム16、第2の構成要素に固定されたカムブラケット10、第2の構成要素に固定されたブラケット12、及びカムブラケットとブラケットの間に延在する少なくとも1つの捩り要素14を有する少なくとも1つの平衡サブアセンブリ200、300を含む。2つ以上の平衡サブアセンブリが使用される場合、各々の平衡サブアセンブリの捩り要素は、共通の捩り軸に沿ってかまたは、枢動軸から離隔された平行な捩り軸に沿って延在し得る。平衡サブアセンブリは、共通の捩り軸に対して平行なまたはこの共通の捩り軸に沿った方向で、互いから離隔されている。各サブアセンブリは、一定のトルク値範囲内で調整可能である。
【選択図】図1

Description

本出願は、全ての目的のためにその内容全体が参照により本明細書に組込まれている2019年2月22日出願の「平衡アセンブリと平衡システム」なる名称の米国仮特許出願第62/809,298号に関し、そこからの優先権の利益を主張するものである。
2つの構成要素の運動を互いとの関係において管理する場合、時として構成要素を釣り合わせる機構を利用することが有益である。米国特許第4,571,775号;4,589,164号;4,621,391号;4,670,940号;4,681,307号;及び米国再発行特許第32,878号は、平衡装置を開示しており、全ての目的のために参照により本出願中に組込まれている。平衡機構のさらなる改善が望まれている。
本考案は、相互に可動な構成要素を釣り合わせるように構成されたアセンブリならびに、このような構成要素を含む平衡システムを提供する。このアセンブリは、さまざまな荷重に対する広範囲の適応可能性を有する。アセンブリは、各々定格荷重範囲内で個別に調整され得る複数のサブアセンブリで構成されている。その上、各々異なる定格荷重範囲を有する2つ以上のサブアセンブリを同じ平衡アセンブリ内で使用することが可能である。
本考案の一態様によると、アセンブリが、相互に可動な構成要素を釣り合わせるように構成され、このアセンブリは、第1の位置と第2の位置の間で枢動軸を中心にして相互に枢動するように互いに連結された第1及び第2の構成要素を含む。該アセンブリは同様に、第1及び第2の構成要素に連結され、第1の構成要素に固定されたカム、第2の構成要素に固定されたカムブラケット、第2の構成要素に固定されたブラケット、及びカムブラケットとブラケットの間に延在する少なくとも1つの捩り要素を各々有する複数の平衡サブアセンブリを含み、平衡サブアセンブリ各々の少なくとも1つの捩り要素が、枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在している、平衡アセンブリを含んでいる。平衡アセンブリの平衡サブアセンブリは、サブアセンブリ捩り軸に沿った方向で互いに離隔されており、こうして平衡サブアセンブリのうちの1つの平衡サブアセンブリのブラケットと平衡サブアセンブリのうちの別の平衡サブアセンブリのブラケットまたはカムブラケットとの間に間隙を画定している。
該アセンブリの任意の態様によると、力を加えるための手段は捩り要素であり得る。好適なこのような要素としては、複数の別個の成形ロッドまたは堅いワイヤで構成されたトーションバー、同心管または平板が含まれる。アセンブリは、カムプロファイルとカムフォロワを含むことができる。カムプロファイルは、カムフォロワを1つの位置、例えば開放位置または閉鎖位置またはいずれかの中間位置に保持するための戻り止めを含み得る。前記フォロワは、ローラまたは別の減摩要素を含むことができる。
本考案の別の態様によると、平衡システムは、相互に可動な構成要素、及び構成要素を相互に平衡させる少なくとも1つの平衡アセンブリを含む。少なくとも1つの平衡アセンブリは、少なくとも2つのサブアセンブリを含む。各サブアセンブリは、捩り要素、構成要素の1つに結合されたカムブラケット、捩り要素に対し枢動結合されたフォロワアーム、フォロワアームに結合されたフォロワ、及びカムブラケットに枢動結合されかつカムフォロワがカムのカムプロファイルと接触するような形で別の構成要素に結合されたカムを有する。少なくとも1つのサブアセンブリは、相互の関係における構成要素の運動を容易にする。サブアセンブリは同様に、2つの構成要素の互いに対するヒンジ点を含んでいてよい。
平衡システムの任意の態様によると構成要素の1つは、車両パネルであり得る。同様に、車両パネルは車両フード(vehicle hood)を含むことができる。
第1の構成における平衡アセンブリの例示的実施形態の斜視図である。 閉鎖構成における平衡システムの実施形態の側面図である。 開放構成における図2の平衡システムの側面図である。 開放構成における平衡サブアセンブリの実施形態の正面図である。 平衡サブアセンブリの一構成要素の側面断面図である。 平衡サブアセンブリの一実施形態の分解組立図である。 平衡サブアセンブリの一構成要素の斜視図である。 平衡サブアセンブリの一構成要素の正面図である。 図8Aに示された平衡サブアセンブリの構成要素の側面断面図である。 平衡サブアセンブリの一部分の部分側面断面図である。 平衡システムの一実施形態の側面図である。 平衡システムの一実施形態の部分正面図である。 平衡サブアセンブリの第2の実施形態の分解組立図である。 平衡サブアセンブリの第2の実施形態の部分側面断面図である。 開放構成における平衡システムの一実施形態の側面図である。 開放構成における第2の実施形態の平衡サブアセンブリの正面図である。 平衡サブアセンブリの一構成要素の側面断面図である。 閉鎖位置にある平衡サブアセンブリの一実施形態の一部分の側面図である。 閉鎖位置にある平衡サブアセンブリの一実施形態の部分正面図である。 平衡サブアセンブリの一実施形態の部分上面図である。 平衡サブアセンブリの一実施形態の一部分の側面図である。 平衡アセンブリを含む平衡システムの別の実施形態の斜面図である。 図20に例示されている平衡システムの別の斜面図である。 図20に例示されている平衡システムの平衡アセンブリの斜面図である。 図22に例示されている平衡アセンブリの一部分の分解組立て図である。
本考案は、本明細書中で、特定の実施形態を基準にして例示され説明されているものの、示された詳細に限定されるよう意図されてはいない。むしろ、クレームの等価物の範囲と限界内でかつ本考案から逸脱することなく、詳細に対しさまざまな修正を加えることができる。
概して、本考案によって、システム(例えばパネル、例えばトラックの覆い(truck hood)、ドアなど)の重心に対する反作用力を生成するカスタマイズ可能なカムプロファイルと組合せてフォロワアーム上に作用する捩り要素(または他のトルク生成装置)を利用した複数のサブアセンブリを使用する実施形態を含む平衡機構が提供される。捩り要素によって供給されるトルク量は、トルクの定格量前後の範囲内で容易に調整可能である。
本考案の一態様では、多数の構成要素を有するシステムを釣り合わせ及び/またはそれに対してカスタマイズ可能なトルクを提供するための機構が提供される。これは、回転点を中心としてシステムの重量に反作用力を加える、システムと連動して機能するフォロワ及びカムに結合されたカスタマイズ可能なトルク(すなわち回転力)を利用することによって達成される。システムのヒンジ点は、平衡機構の中に組込まれていてよい。
システムがカスタマイズ可能であることによって、トルクの調整可能性の観点から見て有意な利点が付与されるだけでなく、平衡アセンブリが距離を置いて組付けられた少なくとも2つのサブアセンブリを使用できることから、これらのサブアセンブリは、それらの間に他のシステムを組付けることを可能にする。例えば、トラックの覆いとトラックのフレームの前面の間に平衡アセンブリが組付けられる場合(すなわち、覆いは、トラックのフロントガラスから離れるように枢動することによって開放するであろう)、2つのサブアセンブリは、例えば除雪機などの補助機器の部品を2つのサブアセンブリ間のトラックの前面に組付けることができるように、離隔可能である。各サブアセンブリによって供給されるトルクは、サブアセンブリが所定の場所に組付けられていながら別個に調整可能であるため、必要に応じてトルクを調整することが容易である。例えば、フードが一方の側でより重い場合、または何らかの理由で2つのサブアセンブリをトラックの覆い上で対称に組付けることができない場合、各サブアセンブリを、異なるトルク出力範囲の近傍で別個に調整することが可能である。
さらに、トルク出力の調整が可能であることにより、エンドユーザはシステムの操作性をカスタマイズすることができるようになる。非限定的な一例として、システムは、パネル、フード、ドアまたは他の構成要素が閉鎖状態で係止され得るが、係止解除された場合には自動的に「パッと」開くかまたはゆっくりと上昇して開くことができるような形で、エネルギを蓄えられであろう。システムは同様に、パネル、フード、ドアまたは他の構成要素が、例えば全開放と全閉鎖の間の途中に中立の平衡点を有することができるような形でも調整可能であろう。システムは同様に、パネルが任意の点において、または開放から閉鎖までその全行程に沿って中立にバランスされ、こうしてパネルがその全移動経路全体にわたり事実上無重量と感じられるようにも調整可能であろう。システムは同様に、例えば、開/閉経路に沿って或る点において自動的に閉じるような形で調整されることも可能であろう。
本明細書中でさまざまな実施形態で図示され例示されている平衡アセンブリは、システムの回転部分(例えばトラックの覆い、ドアなど)に取付けられた可動カムを使用し、システムのトルク生成部分はシステムの不動部分(例えばトラックのフレーム、ドアフレームなど)に取付けられる。この配設は、単に例示を目的としたものにすぎないこと、そしてシステムは反対の配向でも同様に組付け可能である、すなわち駆動カムはシステムの不動部分に組付け可能であること、を理解すべきである。さらに、平衡アセンブリは全体として、複数のサブアセンブリで構成され得ることから、これらのサブアセンブリは、特定の利用分野に応じて、全てが同じ配向で組付けられなければならないわけではない。
さらに構成要素の特定の幾何形状に応じて、サブアセンブリの捩り軸は、互いに平行でなければならないものの、同軸である必要はない。2つ以上の平衡サブアセンブリが同軸の捩り軸を有していない状況の一例は、中央に「ステップ」を有し、フードの半分がもう一方の半分に比べて地面からより大きい距離のところにあるトラックの覆いである。
本明細書中で「アセンブリ」とも呼ばれている平衡アセンブリは、カスタマイズ可能であり、これは、トルク要素の特定の設計及び調整及びカムプロファイルの設計に応じて、パネル(または他の可動要素)を、自動的に開放するかまたは部分的さらには完全に釣り合わせられる(動き全体を通して無重量と感じさせられる)ように設計することができる、ということを意味する。こうして、システムの可動構成要素は、動かされたときに予想されるあらゆる所望の重量を感触として有するように製造可能である。
カムは、例えば中立の釣り合いなどの所望される全体的な釣り合い特性をシステムに付与するように成形され得る。カムの設計は、任意には、動かされている質量、ヒンジに対する捩り部材の場所、回転部材の角度的行程及び捩り部材の出力トルク率のうちの1つ以上に基づくものである。任意の所望される捩り応答を生成するようにカムを成形できるだけでなく、所望の場合、カム形状を修正することによって、戻り止め作用を得ることさえ可能である。同様に、カムフォロワに摩擦を加えて減衰を行うことも可能である。
サブアセンブリは同様に逆の構成で取付けることができ、この構成では、カムプロファイルの平衡(counterbalance)は固定され、かつ捩り要素はシステムの回転部分または可動部分に取付けられるであろう。システムは同様に、ヒンジを含むように設計されるか、または別個のヒンジシステムと併用される可能性がある。システム用のヒンジは、平衡アセンブリの中に組込まれていてよい。
さらに、単一の平衡サブアセンブリが別個のヒンジと併用される平衡システムも同様に本明細書中に記載の平衡システムの一実施形態として企図されている。このような実施形態においては、ヒンジは、平衡サブアセンブリから一定の距離のところに組付けられ、こうして、平衡サブアセンブリとヒンジの間には、定義された間隙が存在するようになっている。以上で論述した通り、この実施形態においては、他の実施形態の場合と同様に、ヒンジ及びアセンブリは、共通の平行の枢動点を有していなければならない。
ヒンジが平衡アセンブリまたはサブアセンブリと併用される場合には、ヒンジ自体が平衡サブアセンブリであるかまたは平衡サブアセンブリを含むことができる。換言すると、ヒンジは任意には平衡ヒンジであり得る。したがって、ピンまたはシャフト及びこのピンまたはシャフトに対し回転可能な形で結合された1つ以上の構成要素を含むヒンジなどの自在ヒンジであるヒンジを使用することが可能である。疑いを避けるため、平衡機構を含まないヒンジを本明細書中では支持ヒンジ(support hinge)と呼ぶ。代替的には、例えば本明細書中で開示されているトーションバーシステムまたは捩り要素システムなどの平衡機構を組込んだヒンジを使用することができる。
図には、1つの例示的実施形態に従って平衡システムを示す。平衡システムはさまざまな利用分野で使用可能であるということを理解すべきである。平衡システムは、複数の平衡サブアセンブリを使用してよく、あるいは平衡サブアセンブリは、1つの平衡サブアセンブリ及び捩り部材または別の平衡機構を含まない別個の支持ヒンジを使用してもよい。平衡システムの利用分野の非限定的な例としては、トラックまたは乗用車上等のパネル、車両フード、車両内または、ダンプスター、隔壁扉などの定期的に開閉する必要のある重量扉またはカバーの使用を必要とする他の利用分野のいずれかにおけるコンテナまたはコンパートメントの重量扉または蓋がある。同様に、本考案は、別の構成要素に対するその運動に沿った任意の点において構成要素の感知された重量が修正される(減少または増大させられる)あらゆる利用分野のために使用可能である。
単一の利用分野、例えばトラックの覆いが、フードの開閉を容易にする目的で本明細書中に記載の複数の平衡サブアセンブリを使用することが可能であるものの、上述のようにサブアセンブリの1つを捩り要素を含まない支持ヒンジまたは支持ヒンジシステムで置換することが可能であることが企図されるということも同様に理解すべきである。ただし、以下の説明は、両方のサブアセンブリが捩り要素を含んでいる実施例に向けられている。
本実施例において、平衡アセンブリは、トラックの覆い上に組込まれているかのように説明されており、ここでフードの前面は、閉鎖位置にあるとき全体として垂直であり、上面から引き開けられるかまたは他の形で開放位置に向かって移動された場合により水平な位置へと回転し、こうしてトラックのエンジンがアクセス可能になる。この実施例では、トルクは、ワイヤ束と外部管を含む捩り要素によって与えられるが、当業者であれば、このような装置(例えばトルクを提供するように設計されている部材)は何であれ、非限定的な例として、フラットバー、フラットバー束またはコイル捩りばねをも含み得る、ということを認識することができる。
概して図を参照すると、本考案の一態様にしたがって、図1は、平衡アセンブリ100の一実施形態の斜視図を示す。図1を見れば分かるように、前記アセンブリ100は2つのサブアセンブリ、つまり第1のサブアセンブリ200と第2のサブアセンブリ300を含む。図1を詳細に検討すると認識できるように、この実施形態において、第1のサブアセンブリ200及び第2のサブアセンブリ300は、互いの鏡像である。したがって、以下の図は、各々第1のサブアセンブリ200または第2のサブアセンブリ300のうちの一方または他方に恣意的に焦点をあてたものであるものの、当業者であれば、第1のサブアセンブリ200または第2のサブアセンブリ300のうちの他方のものが他方のサブアセンブリ200または300と同じ部品を有し同じ動作原理にしたがって動作しながらも単に反対の方向に配向されているだけであるということを容易に認識することができる。サブアセンブリ200及び300は、各々、カムブラケット10、ブラケット12及びこのカムブラケット10とブラケット12の間に延在する捩り要素14、ならびにカム16を含む。捩り要素14は共に、平衡システムのための共通の捩り軸を画定することができる。サブアセンブリ200及び300は両方ともに、同じ捩り軸を有していなければならないわけではないが、それらが同じでない場合、サブアセンブリの捩り軸は好ましくは平行である。この実施形態に見られるように、第1及び第2のサブアセンブリ200、300は、共通の捩り軸に沿って互いから離隔され、こうして第1及び第2のサブアセンブリ200、300の間の間隙が画定される。これらのサブアセンブリ200及び300は互いの鏡像であることから、間隙はブラケット12の間にある。サブアセンブリが同一である場合、間隙は、一方のサブアセンブリ200または200のブラケット12と他方のサブアセンブリ200または300のカムブラケット10の間にあるであろう。さらに、鏡像サブアセンブリ200、300は、間隙がカムブラケット10の間にくるように組付けられ得るであろう。各々の第1のサブアセンブリ200及び第2のサブアセンブリ300は、捩り要素14に固定されたカムフォロワアーム22を有していることが分かる。カムフォロワアーム22に取付けられているのは、カムフォロワ24である。この実施形態に示されているように、カムフォロワ24は、カムフォロワアーム22に回転可能な形で取付けられたローラを含む。
図2を参照すると、図2は、第1のサブアセンブリ200から見た、閉鎖位置にある平衡アセンブリ100の側面図を示す。図2に示されているように、カム16は第1の構成要素18に対して固定されており、カムブラケット10は第2の構成要素20に対して固定されている。図2には見えないものの、ブラケット12も同様に、第2の構成要素20に対し固定されている。第1の構成要素18及び第2の構成要素20は、互いに対し回転可能な形で連結されている。平衡アセンブリ100が車両内で使用される場合、第1の構成要素18は、フードであり得、第2の構成要素20は車両のフレームであり得ると考えられる。この場合、図2中構成要素18(例えばフード)は閉鎖位置にあり、それは矢印の方向に開放位置まで移動することになる、ということが分かる。当業者であれば、代替的に、カム16は車両フレームに固定され得、カムブラケット10はフードに固定され得るということを容易に認識することができる。さらに、平衡アセンブリ100は第1及び第2のサブアセンブリ200及び300を含むことから、サブアセンブリのカム16は全てが第1の構成要素18または第2の構成要素20のうちの同じものに対し取付けられる必要はない。
図3は、開放位置にある平衡システム400の側面図を示しており、こうして第1の構成要素18は上向きに回転させられている。
全体として、第1の構成要素18、第2の構成要素20及び平衡アセンブリ100は、平衡システム400を含む。平衡アセンブリ100は、少なくとも1つまたは少なくとも2つの平衡サブアセンブリを含み得るか、または3つ以上の平衡サブアセンブリを含み得る。平衡システム400は代替的には少なくとも1つの平衡サブアセンブリ及び少なくとも1つの支持ヒンジを含み得る。このような平衡システムは、例えば図20に示され、以下でより詳細に論述される。
当業者であれば、平衡アセンブリ100を含む複数の平衡アセンブリ200が、第1の平衡アセンブリ200と第2の平衡アセンブリ300、または全ての第1の平衡アセンブリ200、または全て第2の平衡アセンブリ300で構成され得る、ということを認識することができる。以上で言及したように、平衡アセンブリ200及び/または300の全てが、同じ配向で第1及び第2の構成要素18、20に固定される必要はない。さらに、平衡システムは、捩り要素を含まない支持ヒンジを含んでいてよい。支持ヒンジは、サブアセンブリの枢動軸と同軸である枢動軸を有するべきである。平衡システム内に少なくとも1つの別個の支持ヒンジが含まれている場合には、複数のサブアセンブリではなくむしろ1つのサブアセンブリが存在していてよい。このような平衡システムの非限定的な例が、図20~23に示されており、以下でより詳細に説明される。
図4は、開放位置にある第1のサブアセンブリ200の前面図を示す。この図においては、カム16がカムブラケット10から離れるように回転させられていることが分かる。同じくこの図には、捩り部材14ならびにブラケット12が見える。図5は、ブラケット12の側面断面図を示す。この図は、捩り部材14を受入れ第2の構成要素20(図示せず)に固定するように成形されているレセプタクル26をブラケット12が有することを示している。同じく断面図で示されているのは、2つのねじ込みインサート28である。これらは、ブラケット12を第2の構成要素20に固定する締結具(例えばボルトまたはねじ)を受入れるように構成され配設されている。
次に、第1のサブアセンブリ200の分解組立図を示す図6を参照する。図6を見れば分かるように、カム16は、ヒンジピン30を用いてカムブラケット10の中に回転可能な形で固定される。ヒンジピン30は、まず2つのカムブッシング32のうちの1つの中に嵌合し、その後、カムブラケット10内の貫通孔34内へ、カム16内の別の貫通孔36を通って、そして他のカムブッシング32内、そして次にカムブラケット10内にありカムブラケット10内の貫通孔34とは反対側に位置設定されたレセプタクル38内へと挿入される。レセプタクル38は貫通孔であってもよいし、あるいはキャビティであってもよい。このヒンジピン30はこうして、第1の構成要素18と第2の構成要素20の間の枢動軸を画定する。したがって、この枢動軸は、捩り要素14によって画定される捩り軸から離隔されている。この図の中では、カム16は、第1の構成要素18(図示せず)が開放位置にあるかの如くに、上向きに回転させられている、という点に留意されたい。同様に、カム16が、カムプロファイル40を画定し、このカムプロファイルに沿ってカムフォロワ24は、第1の構成要素18(図6には図示せず)が第2の構成要素20(図6には図示せず)に対して回転させられた時点で走行することになる。この図から、カムプロファイル40内に戻り止め42が存在することが明らかである。戻り止め42は、サブアセンブリ200が開放位置にあるときカムフォロワ24を受入れ、こうして第1の構成要素18を開放位置に保持し、こうして第1の構成要素18を閉鎖位置まで回転させるには追加の力の入力が必要になるように構成されている。
第1のサブアセンブリ200の他の詳細も同様に、図6に示されている。この実施形態中の捩り部材14は、第1の構成要素18の重量を釣り合わせるトルクを生成するために共に作用する複数の構成要素を含む。捩り部材14の最も内部に、ワイヤ束44がある。この実施形態では、ワイヤ束44は、三角形パターンに配設された3本のワイヤ46を含む。ワイヤ46は、好ましくは、共に密に収容されるように六角形の断面を有するが、ワイヤ46が共にネスティングできるようにするようなあらゆる断面幾何形状が好適である。当業者であれば、他の実施形態において、捩り部材14が異なる幾何形状を有していてよく、及び/または異なる数のワイヤ46が使用されてよく、かつワイヤ46が他のパターンで配設されてよい、ということを認識できる。これら2つの変数、つまりワイヤの数及び/または捩り部材14の幾何形状の設計上の選択は、システムがどのように動作するかの原理に影響を及ぼさない。ワイヤ束44を取り囲んでいるのは、スペーサ48、例えばフィッシュペーパまたは他の適切な材料などから形成されたスペーサである。図6に示されているように、スペーサ48は、ワイヤ束44の最終端部まで延在していない。スペーサ48の上方には管50がある。管50の内部及び外部にはスプラインが付いている。外部スプラインは、カムフォロワアーム22内の、対応してスプラインの付いたアパーチャ52と噛合するように構成されている。カムフォロワアーム22はこうして、管50に対して固定される。
ワイヤ束44は、各端部で固定されている。ブラケット12に最も近い端部において、ワイヤ束44は内側ソケット54で保持されている。内側ソケット54は、ワイヤ束44を構成するワイヤ46を受入れるように構成されている。さらに、内側ソケット54の外側表面にスプラインが付けられていることが分かる。内側ソケット54上のこれらの外側スプラインは、管50の内部スプライン付き表面と噛合するように構成されている。したがって、ワイヤ束44は、ブラケット12に最も近い端部で管50に対して回転できないように固定されている。ブラケット12の反対側の端部で、ワイヤ束44はアンカーアーム56に固定されている。ワイヤ束44のこの端部は任意には、例えばエンドキャップ(図示せず)で覆われていてよい。図7は、アンカーアーム56の斜視図を示し、それが、ワイヤ束44を受入れるように構成されているアパーチャ58を有することを示している。図8Aは、管50の側面図を例示し、図8Bは、管50のスプライン入りの外側及び内側表面を例示する、管50の断面図である。
アセンブリ200の側面部分断面図である図9は、カムブラケット10内の所定の場所にあるアンカーアーム56を示す。この側面図では、(ワイヤ46を含む)ワイヤ束44の端部が、内側ソケット54を介して管50の内部で一方の端部において所定の場所に保持されており、他方の端部においてワイヤ束44は、図7に見られるようにアンカーアームの内側プロファイルにより、所定の場所に保持されていることが分かる。同様に図9中のこの側面図に示されているのは、カムブラケット10に貫入しアンカーアーム56と接触する止めねじ60である。
アセンブリ200または300のいずれかの側面部分断面図である図10は、カムブラケット10内の所定の場所にあるアンカーアーム56を示す。図10中のこの側面図で示されているのは、カムブラケット10に貫入しアンカーアーム56と接触する止めねじ60である。図1に戻って見ると、止めねじ60は、図1Aで同様に拡大図として示されている。図9及び図10により検討すると認識できるように、止めねじ60は、アンカーアーム56を移動させるカムブラケット10の内外に据付け可能である。アンカーアーム56の運動は、ワイヤ束44(図9中で図示)上に初期予荷重を生成する。第1の構成要素18が上向きまたは下向きに回転するにつれて、カム16は、カムプロファイル40(図9には示さず)に沿ってカムフォロワ24(図9には示さず)を回転させ移動させる。カムフォロワアーム22及びカムフォロワ24はそれぞれ回転し、カムフォロワアーム22はカムアーム22内のスプライン付きアパーチャ52を介して管50に連結されていることから、その回転は、管50の内部スプラインに起因して管50の内部の内側ソケット54に伝達される。アンカーアーム56に近い六角形のワイヤ束44の端部(すなわちワイヤ束44がアンカーアームに取付けられている点により近いワイヤ束44の端部)は所定の位置で固定されていることから、内側ソケット54はワイヤ束44を捻って、捩り力の変化と共に増減する可変トルクを生成する。
したがって、スペーサ48の目的は、捩り部材14の組立て及び動作中にワイヤ束44の能動的捻り長さを恒常に維持することにある。組立て中、ワイヤ束44は、両端部上でリベット加工、すなわちピーニング加工が施されて、アンカーアーム56または内側ソケット54から滑出できない拡大した部域を創出する。しかしながら、内側ソケット54が管50内でワイヤ束44を下へとアンカーアーム56に向かって摺動し得る可能性がある。ワイヤ束44と管50の間に剛性スペーサ48を適用することで、内側ソケット54はアンカーアーム56に向かって摺動しないように保たれる。最後に、図6中では、ワイヤ束44と回転する管50との間に軸受表面として役立つワイヤブッシング62が存在するという点に留意されたい。同様に、カムブラケット10を回転する管50から保護し管50の同心回転を保証することを目的とする管ブッシング64が存在する。
再び図10を参照すると、第1の構成要素18に対してカム16を固定する締結具66ならびに第2の構成要素20をカムブラケット10に対して固定する締結具68が、断面図で示されている。同様に見えるのは、第2の構成要素にブラケット12を固定している締結具70のうちの1つである。締結具の代りに、孔またはアパーチャまたは他の締結具構造、または締結具を収容するための構造をこれらの場所に具備することも可能である。
図11は、第1の構成要素18が閉鎖位置にあることから、第1の構成要素18の縁部と第2の構成要素20の一実施形態の部分正面図を示す。この図の中では、カムブラケット10を第2の構成要素20に固定する締結具68、ならびにブラケット12を第2の構成要素20に固定する締結具70が示されている。
図12は、第2の実施形態のサブアセンブリ500の分解組立図である。見れば分かるように、第2の実施形態のサブアセンブリ500は、第1のサブアセンブリ200の鏡像として例示されている。すなわちこれは第2のサブアセンブリ300と類似している。この実施形態と以上で説明した第1及び第2のサブアセンブリ200または300との総体的差異は、この実施形態がより高いトルクを生成できるという点にある。したがって、以下で説明するように、差異は、この第2の実施形態500がワイヤ束内により多くのワイヤを有し、内側ソケット及びアンカーアームがワイヤ束を下へ摺動するのを防止するために座金が使用されることにある。この第2の実施形態のサブアセンブリ500はサブアセンブリ200/300と同じ原理にしたがって動作し、そのため同じ部品をほぼ全て含む。同じである部品については、同じ部品番号を使用するものとする。
当業者であれば、平衡アセンブリ100が、全て同じトルクを生成し同じ「掌性」を有する、すなわち鏡像ではない複数のサブアセンブリを含むことができるか、または複数のサブアセンブリが互いの鏡像であるものの各々異なるトルクを生成するかまたは「掌性」とトルクレベルの組合せである2つのサブアセンブリを含み得る、ということを理解することができる。
以上で言及したように、この第2の実施形態500は、ワイヤ束内のワイヤの数が第1の実施形態200または300と異なり、したがって、ワイヤ束に連結する部品及びワイヤ束を内側ソケット及びアンカーアームに固定する方法にはいくつかのわずかな幾何学的差異が存在する。概して、以下の説明は、これら2つの実施形態の間の差に焦点をあてている。
第2の実施形態のサブアセンブリ500の分解組立図である図12においては、捩り要素14がその中心にワイヤ束72を有することが分かる。このワイヤ束72は、6本の外側ワイヤ74と単一の内側ワイヤ76のパターンに配設された7本のワイヤで構成されている。これらのワイヤ74及び76は全て、好ましくは、ワイヤ束内で共に密に重なり合うような形で六角形の形状を有する。図12を注意深く見てみると、内側ワイヤ76が外側ワイヤ74よりもわずかに長いことが明らかである。3本のワイヤしか有していない第1の実施形態のワイヤ束44のように、この第2の実施形態のワイヤ束72は、カムブラケット10においてアンカーアーム56から外にまたはブラケット12の端部において内側ソケット82から外に滑出できない拡大した部域を創出するように両端部上でリベット加工(すなわちピーニング加工)されていなければならない。重量負荷が大きい用途(7ワイヤモデル)では、ワイヤ束72が全て一緒にリベット加工される場合、中心ワイヤ76は、ワイヤ束72が分離し得ないようにするのに充分な程度の影響をリベット加工プロセスから受けないことが考えられる。このような理由から、中心ワイヤ76はより長くされ、より長い中心ワイヤ76の各々の端部には六角座金78が設置され、中心ワイヤ76のみにリベット加工が施され、これにより他の6本のワイヤ74が座金78の下で捕捉され、アンカーアームまたは内側ソケットのいずれかまたは両方から偶発的に分離するリスクは軽減される。ワイヤ束72のこの端部は、任意には例えばエンドキャップ(図示せず)で覆われていてよい。
この第2の実施形態においてワイヤ束72は、より多くのワイヤを有するために異なる断面プロファイルを有することから、アンカーアーム56も同様に、整合するように異なるアパーチャ80を有する。このことは、図13中の断面図を見れば分かる。同様に図13では、第2の実施形態の内側ソケット82の断面図も見られる。この第2の実施形態の内側ソケット82は、ワイヤ束72のプロファイルと整合する内側プロファイルを有し、内側ソケット82は、管50の内側スプライン付きプロファイルと整合する外側プロファイルを有し、こうして、ワイヤ束72を管50に対し一緒に固定するのに役立つ。
図14は、開放位置にあるこの第2の実施形態のサブアセンブリ500またはサブアセンブリ300のいずれかの側面図を示しており、したがって第1の構成要素18は既に上向きに回転させられている。この図は本質的に図3の鏡像であるという点に留意されたい。図15は同様に、カムが捩り要素14から離れるように上に回転させられるような形で開放位置にある第2の実施形態のサブアセンブリ500の正面図を示す。図16は、第2の構成要素20に対してサブアセンブリ500の捩り部材14を固定するブラケット12の側面断面図を示す。図17Aは、アンカーアーム56が所定の場所にある状態のカムフォロワアーム22の側面図であり、17Bは、サブアセンブリ300のアンカーアーム56及び捩り部材14の部分正面図を示す。図19は、サブアセンブリ500のカムブラケット10、アンカーアーム80及び捩り部材14の部分上面図を示す。図19中には同様に、止めねじ60、ならびにカムフォロワアーム22及びカムフォロワ24が見える。
図20及び図21は、平衡システム700の別の例示的実施形態を示す。平衡システム700のこの実施形態は、第1の構成要素18と第2の構成要素20の間に取付けられた平衡サブアセンブリ200または500であり得る平衡サブアセンブリ及び支持ヒンジ600を含む平衡アセンブリ800の別の実施形態を含む。この実施形態で描かれているように、第1の構成要素18はボックスまたはハウジングまたはエンクロージャの蓋であり、したがって、第2の構成要素20はボックスまたはハウジングまたはエンクロージャの側壁として示されている。
図20及び21に示されているように、平衡アセンブリ800は、さらに、第1の構成要素18及び第2の構成要素20に取付けられた支持ヒンジ600を含んでいてよい。図20及び図21に示されているように、支持ヒンジ600は、平衡アセンブリ200または500から一定の距離のところで第1の構成要素18と第2の構成要素20に取付けることができるように構築され配設されている。支持ヒンジ600は、平衡アセンブリ200、500の回転軸と共通の回転軸を有する。支持ヒンジ600は、特に第1の構成要素18と第2の構成要素20を含むボックスを閉鎖するときのように第1の構成要素を下向きに回転させる場合に、第1の構成要素18の重量の少なくとも一部を支持できるように、構築され配設されてよい。
支持ヒンジ600は、例えば、第2の構成要素20に取付けられた取付けブラケット86と第1の構成要素18に取付けられたヒンジブラケット88とを含む自在ヒンジであってよい。好適なタイプの支持ヒンジの他の非限定的な例は、摩擦ヒンジ及びばね式ヒンジである。
図22は、支持ヒンジ600ならびに取付けブラケット86、支持ヒンジブラケット88及び支持ヒンジピン92の斜視図を示す。支持ヒンジピン92は、図21に両頭矢印で示されているように、取付けブラケット86が支持ヒンジピン92を中心として回転または枢動し得るような形で、支持ヒンジブラケット88に対し取付けブラケット86を回転可能な形で連結するように構築され配設されている。
支持ヒンジピン92は、支持ヒンジ600の回転軸と一致し、こうして、平衡システム700の平衡アセンブリ200、500の回転軸と一致していてよい。取付けブラケット86は、例えばねじまたはリベットまたは接着剤などの任意の好適な解除可能なまたは常置の締結具を用いて、第2の構成要素20に取付けられてよい。同様にして、取付けブラケット88は、例えばねじまたはリベットまたは接着剤などの任意の好適な解除可能なまたは常置の締結具を用いて、第1の構成要素18に取付けられてよい。
図23は、支持ヒンジ600の分解組立図を示す。この図では、支持ヒンジピン92、取付けブラケット86及び支持ヒンジブラケット88に加えて、2つのピンブッシング94が示されている。支持ヒンジ600の構成及び構成要素は、エンクロージャの構成要素の間に枢動または他の並進運動または移動を提供するために変更可能である、ということが認識される。
トルク出力の調整可能性:
以上で暗示されたように、各々の平衡サブアセンブリが生成するトルクの量は、カスタマイズ可能であり、アンカーアームによりワイヤ束に課される予荷重の量によって左右される。
ワイヤ束の捻りは、閉鎖位置から開放位置へと回転させられるにつれての第1の構成要素の重量と釣り合わせるトルクを生成する。したがって、生成されるトルク量は、ワイヤ束内に導入される予捻りの量を改変させることによって変更可能である。予捩り量が大きければ大きいほど、生成されるトルクは大きくなる。
予荷重は、図19に示されているように、カムフォロワアーム22とアンカーアーム80の間の角度αによって描くことができる。この角度αは、第1の構成要素18が開放位置にあるときのカムフォロワアーム22に対するアンカーアーム80の位置である。以上で説明された通り、この角度αは、止めねじ(図19には示さず)の運動によって変更され得る。同様に、図19は、第2の実施形態のアンカーアーム80との設定角度αを例示しているものの、同じ原理は第1の実施形態のアンカーアーム56にもあてはまるということも留意されたい。
ワイヤ束内の捻り量はトルク部材の特定の幾何形状と共に、各々の特定のサブアセンブリによって生成されるトルクに関係付けられることから、ワイヤ束に固定されたアンカーアーム上の止めねじの作用により捩り部材内のワイヤ束からの捻りを加算または減算することによってトルクを適切に調整できるということが認識され得る。このようにして、ワイヤ束ならびに初期捻り量の選択によって、定格または平均トルクを生成することができ、その後、一定範囲内の捻り量を調整する止めねじの使用により、生成されるトルクを調整することが可能である。
本考案のさまざまな非限定的態様は、以下のように要約することができる:
態様1: 第1の位置と第2の位置の間で枢動軸を中心にして相互に枢動するように互いに連結された第1の構成要素18及び第2の構成要素20と;
第1の構成要素18及び第2の構成要素20に連結された平衡アセンブリ100、800であって、第1の構成要素18に固定されたカム16、第2の構成要素20に固定されたカムブラケット10、第2の構成要素20に固定されたブラケット12、及びカムブラケット10とブラケット12の間に延在する少なくとも1つの捩り要素14を各々有する複数の平衡サブアセンブリ200、300、500を含み、平衡サブアセンブリ200、300、500各々の少なくとも1つの捩り要素14が、枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在している、平衡アセンブリ100、800と;
を含む平衡システム400、700において、
平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500は、サブアセンブリ捩り軸に沿った方向で互いから離隔されており、こうして平衡サブアセンブリ200、300、500のうちの1つの平衡サブアセンブリのブラケット12またはカムブラケット10と平衡サブアセンブリ200、300、500のうちの別の平衡サブアセンブリのブラケット12またはカムブラケット10との間に間隙を画定している、平衡システム400、700。
態様2: サブアセンブリ捩り軸が共通のサブアセンブリ捩り軸に沿って整列している、態様1に記載の平衡システム400、700。
態様3: 平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500の各々が、少なくとも1つの捩り要素14を取り囲む管50を有しており、少なくとも1つの捩り要素14の端部部分が管50に結合されて少なくとも1つの捩り要素14の端部部分が管50に対して回転するのを防止しており、少なくとも1つ捩り要素14の反対側の端部部分はカムブラケット10に結合されて少なくとも1つの捩り要素14の反対側の端部部分がカムブラケット10に対して回転するのを防止しており、かつ少なくとも1つの捩り要素14の反対側の端部部分は管50に対して自由に回転できる、態様1または態様2に記載の平衡システム400、700。
態様4: 平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500の各々が、枢動軸を中心とするカムブラケット10に対する枢動運動のためにカムブラケット10に結合されているカム16と、管に結合されたカムフォロワ24とを有し、カムフォロワ24は、第1の構成要素18及び第2の構成要素20が第1の位置から第2の位置まで移動させられるにつれてカム16と接触するように位置付けされている、態様1ないし3のいずれか1つに記載の平衡システム400、700。
態様5: 平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500の各々が、カムブラケット10に対する捩り要素14の回転配向の調整のために構成されている、態様1ないし4のいずれか1つに記載の平衡システム400、700。
態様6: 平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500の各々が、カムブラケット10に対する捩り要素14の回転配向を変更するように位置付けされた調整ねじ60を有する、態様1ないし5のいずれか1つに記載の平衡システム400、700。
態様7: 捩り要素14がワイヤ束44、72を含む、態様1ないし6のいずれか1つに記載の平衡システム400、700。
態様8: ワイヤ束44、72の端部部分が管50に結合されている、態様1ないし7のいずれか1つに記載の平衡システム400、700。
態様9: ワイヤ束44、72の反対側の端部部分が、カムブラケット10に対するワイヤ束44、72の回転調整のためにカムブラケット10に結合されている、態様1ないし8のいずれか1つに記載の平衡システム400、700。
態様10: カムブラケット10に対するワイヤ束44、72の回転調整のために構成されたアンカーアーム56、80をさらに含む、態様1ないし9のいずれか1つに記載の平衡システム400、700。
態様11: 第1の構成要素18及び第2の構成要素20に結合された少なくとも1つの支持ヒンジ600をさらに含む、態様1ないし10のいずれか1つに記載の平衡システム400、700。
態様12: 少なくとも1つの支持ヒンジ600が自在ヒンジである、態様11に記載の平衡システム400、700。
態様13: フレーム、及びコンパートメントにアクセスできるようにする開放位置とコンパートメントへのアクセスを制限する閉鎖位置の間で枢動軸を中心にして枢動するようにフレームに連結されたフードと;
フレーム及びフードに結合され、両方ともにフレームまたはフードに固定されたカムブラケット10とブラケット12、フードまたはフレームのうちのもう一方のものに固定されたカム16、及びカムブラケット10とブラケット12の間に延在する少なくとも1つの捩り要素14を各々が有している複数の平衡サブアセンブリ200、300、500を含む平衡アセンブリ100、800であって、平衡サブアセンブリ200、300、500の各々の少なくとも1つの捩り要素14が、枢動軸から離隔された共通の捩り軸に沿って延在している平衡アセンブリ100、800と;
を含む車両において、
平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500が、捩り軸に沿った方向で互いから離隔され、これにより、平衡サブアセンブリ200、300、500のうちの1つの平衡サブアセンブリのブラケット12またはカムブラケット10と平衡サブアセンブリ200、300、500のうちの別の平衡サブアセンブリのブラケット12またはカムブラケット10の間に間隙を画定している、車両。
態様14: 平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500の各々が、少なくとも1つの捩り要素14を取り囲む管50を有しており、少なくとも1つの捩り要素14の端部部分が管50に結合されて、少なくとも1つの捩り要素14の端部部分が管50に対して回転するのを防止しており、少なくとも1つ捩り要素14の反対側の端部部分はカムブラケット10に結合されて少なくとも1つの捩り要素14の反対側の端部部分がカムブラケット10に対して回転するのを防止しており、かつ少なくとも1つの捩り要素14の反対側の端部部分は管50に対して自由に回転できる、態様13に記載の車両。
態様15: 平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500の各々が、枢動軸を中心とするカムブラケット10に対する枢動運動のためにカムブラケット10に結合されているカム16と、管50に結合されたカムフォロワ24とを有し、カムフォロワ24は、フードが開放または閉鎖位置のうちの一方から開放または閉鎖位置のうちの他方の位置まで移動させられるにつれてカム16と接触するように位置付けされている、態様13または態様14に記載の車両。
態様16: 平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500の各々が、カムブラケット10に対する捩り要素14の回転配向の調整のために構成されている、態様13ないし15のいずれか1つに記載の車両。
態様17: 平衡アセンブリ100の平衡サブアセンブリ200、300、500の各々が、カムブラケット10に対する捩り要素14の回転配向を変更するように位置付けされた調整ねじ60を有する、態様13ないし16のいずれか1つに記載の車両。
態様18: 捩り要素14がワイヤ束44、72を含む、態様13ないし17のいずれか1つに記載の車両。
態様19: 捩り要素14の端部部分に近い管50に対してワイヤ束44、72を結合するように位置付けされた内側ソケット54、82をさらに含む、態様13ないし18のいずれか1つに記載の車両。
態様20: 捩り要素14の反対側の端部部分に近いカムブラケット10に対してワイヤ束44、72を結合するように位置付けされたアンカーアーム56、80をさらに含み、アンカーアーム56、80がカムブラケット10に対するワイヤ束44、72の回転調整のために構成されている、態様13ないし19のいずれか1つに記載の車両。
態様21: アンカーアーム56、80と結び付けられ、カムブラケット10に対してワイヤ束44、72の位置を回転調整するように位置付けされたねじ60をさらに含む、態様13ないし20のいずれか1つに記載の車両。
態様22: 第1の位置と第2の位置の間で枢動軸を中心にして相互に枢動するように互いに連結された第1構成要素18及び第2の構成要素20と;
第1及び第2の構成要素に連結された平衡アセンブリ100、800であって、
平衡アセンブリ100が、
第1の構成要素18に固定されたカム16、第2の構成要素20に固定されたカムブラケット10、及びカムブラケット10から延在する少なくとも1つの捩り要素14を有する平衡サブアセンブリ200、300、500であって、平衡サブアセンブリ200、300、500の少なくとも1つの捩り要素14が、枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在している、平衡サブアセンブリ200、300、500と;
第1の構成要素18及び第2の構成要素20に結合され、ヒンジ枢動軸を有するヒンジと;
を含む平衡アセンブリ100、800と;
を含む平衡システム400、700において、
平衡アセンブリ100、800の平衡サブアセンブリ200、300、500及びヒンジは、サブアセンブリ捩り軸に沿った方向で互いから離隔されており、これによって平衡サブアセンブリの少なくとも1つの捩り要素14とヒンジとの間に間隙を画定している、平衡システム400、700。
態様23: ヒンジが、第1の構成要素18に固定されたカム16、第2の構成要素20に固定されたカムブラケット10、及びカムブラケット10から延在する少なくとも1つの捩り要素14を有する平衡サブアセンブリ200、300、500を含み、ヒンジの平衡サブアセンブリ200、300、500の少なくとも1つの捩り要素14が、枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在している、態様22に記載の平衡システム。
態様24: 平衡サブアセンブリ200、300、500が同様に、第2の構成要素20に固定されたブラケット12を有しており、少なくとも1つの捩り要素14がカムブラケット10とブラケット12の間に延在している、態様22または態様23に記載の平衡システム400、700。
態様25: ヒンジが支持ヒンジ600である、態様22または態様24に記載の平衡システム400、700。
態様26: 第1の位置と第2の位置の間で枢動軸を中心にして相互に枢動するように互いに連結された第1構成要素18及び第2の構成要素20に結合されるように構成された平衡アセンブリ100、800において;
第1の構成要素18に固定されるように構成されたカム16、第2の構成要素20に固定されるように構成されたカムブラケット10、第2の構成要素20に固定されるように構成されたブラケット12、及びカムブラケット10とブラケット12の間に延在する少なくとも1つの捩り要素14を各々有する複数の平衡サブアセンブリ200、300、500であって、平衡サブアセンブリ200、300、500の各々の少なくとも1つの捩り要素14が、枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在するように位置付け可能である、平衡サブアセンブリ200、300、500;
を含む平衡アセンブリ100、800において、
平衡アセンブリ100、800の平衡サブアセンブリ200、300、500は、サブアセンブリ捩り軸に沿った方向で互いから離隔されるように構成されており、これによって平衡アセンブリ100、800が第1の構成要素18及び第2の構成要素20に結合された場合に平衡サブアセンブリ200、300、500のうちの1つの平衡サブアセンブリのブラケット12またはカムブラケット10と平衡サブアセンブリ200、300、500のうちの別の平衡サブアセンブリのブラケット12またはカムブラケット10との間に間隙を画定している、平衡アセンブリ100、800。
態様27: 複数の平衡サブアセンブリ200、300、500のうちの少なくとも1つが、複数の平衡サブアセンブリ200、300、500のうちの少なくとも別の1つの平衡サブアセンブリの鏡像である、態様26に記載の平衡アセンブリ100、800。
態様28: 少なくとも1つの支持ヒンジ600をさらに含む、態様26または態様27のいずれかに記載の平衡アセンブリ100、800。
態様:29 第1の位置と第2の位置の間で枢動軸を中心にして相互に枢動するように互いに連結された第1構成要素18及び第2の構成要素20に結合されるように構成された平衡アセンブリ100、800において、
第1の構成要素18に固定されるように構成されたカム16、第2の構成要素20に固定されるように構成されたカムブラケット10、第2の構成要素20に固定されるように構成されたブラケット12、及びカムブラケット10とブラケット12の間に延在する少なくとも1つの捩り要素14を有する少なくとも1つの平衡サブアセンブリ200、300、500であって、少なくとも1つの平衡サブアセンブリ200、300、500各々の少なくとも1つの捩り要素14が、枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在するように位置付け可能である、平衡サブアセンブリと200、300、500;
第1の構成要素18及び第2の構成要素20に結合され、ヒンジ枢動軸を有する少なくとも1つの支持ヒンジ600と;
を含む平衡アセンブリ100、800であって、
平衡アセンブリ100、800の少なくとも1つの平衡サブアセンブリ200、300、500は、サブアセンブリ捩り軸に沿った方向で少なくとも1つの支持ヒンジ600から離隔されるように構成されており、こうして少なくとも1つの平衡アセンブリ100、800と少なくとも1つの支持ヒンジ600が第1構成要素18及び第2の構成要素20に結合された場合に、少なくとも1つの平衡サブアセンブリ200、300、500のブラケット12またはカムブラケット10と少なくとも1つの支持ヒンジ600との間に間隙を画定している、平衡アセンブリ100、800。
態様30: フレーム、及びコンパートメントにアクセスできるようにする開放位置とコンパートメントへのアクセスを制限する閉鎖位置の間で枢動軸を中心にして枢動するようにフレームに連結されたフードと;
フレーム及びフードに結合され、両方ともにフレームまたはフードに固定されたカムブラケット10とブラケット12、フードまたはフレームのうちのもう一方のものに固定されたカム16、及びカムブラケット10とブラケットの間に延在する少なくとも1つの捩り要素14を有している少なくとも1つの平衡サブアセンブリ200、300、500を含む平衡アセンブリ100、800であって、少なくとも1つの平衡サブアセンブリ200、300、500の少なくとも1つの捩り要素14が、枢動軸から離隔された捩り軸に沿って延在している平衡アセンブリ100、800と;
フレーム及びフードに結合され、ヒンジ枢動軸を有する少なくとも1つの支持ヒンジ600であって、ヒンジ枢動軸が、枢動軸と同軸である支持ヒンジ600と;
を含む車両において、
少なくとも1つの平衡サブアセンブリ200、300、500及び平衡アセンブリ100、800の少なくとも1つの支持ヒンジ600が、捩り軸に沿った方向で互いから離隔され、これによって少なくとも1つの平衡サブアセンブリ200、300、500のブラケット12またはカムブラケット10と少なくとも1つの支持ヒンジ600の間に間隙を画定している、車両。
本考案は、本明細書において具体的実施形態に関連して例示され説明されているが、本考案は、示されている詳細に限定されるように意図されていない。むしろ、クレームの等価物の範囲及び限界内で、本考案から逸脱することなく詳細に対しさまざまな修正を行なうことが可能である。
本考案の好ましい実施形態が本明細書中で示され説明されてきたものの、このような実施形態は単なる一例として提供されていることが理解される。当業者であれば、本考案の精神から逸脱することなく、多くの変形形態、変更及び置換に気付くものである。したがって、添付のクレームは、本考案の精神及び範囲内に入る全てのこのような変形形態を網羅する。
当業者であれば、平衡アセンブリ100を含む複数の平衡アセンブリ、第1の平衡サブアセンブリ200と第2の平衡サブアセンブリ300、または全ての第1の平衡サブアセンブリ200、または全て第2の平衡サブアセンブリ300で構成され得る、ということを認識することができる。以上で言及したように、平衡サブアセンブリ200及び/または300の全てが、同じ配向で第1及び第2の構成要素18、20に固定される必要はない。さらに、平衡システムは、捩り要素を含まない支持ヒンジを含んでいてよい。支持ヒンジは、サブアセンブリの枢動軸と同軸である枢動軸を有するべきである。平衡システム内に少なくとも1つの別個の支持ヒンジが含まれている場合には、複数のサブアセンブリではなくむしろ1つのサブアセンブリが存在していてよい。このような平衡システムの非限定的な例が、図20~23に示されており、以下でより詳細に説明される。
サブアセンブリ200の側面部分断面図である図9は、カムブラケット10内の所定の場所にあるアンカーアーム56を示す。この側面図では、(ワイヤ46を含む)ワイヤ束44の端部が、内側ソケット54を介して管50の内部で一方の端部において所定の場所に保持されており、他方の端部においてワイヤ束44は、図7に見られるようにアンカーアームの内側プロファイルにより、所定の場所に保持されていることが分かる。同様に図9中のこの側面図に示されているのは、カムブラケット10に貫入しアンカーアーム56と接触する止めねじ60である。
サブアセンブリ200または300のいずれかの側面部分断面図である図10は、カムブラケット10内の所定の場所にあるアンカーアーム56を示す。図10中のこの側面図で示されているのは、カムブラケット10に貫入しアンカーアーム56と接触する止めねじ60である。図1に戻って見ると、止めねじ60は、図1Aで同様に拡大図として示されている。図9及び図10により検討すると認識できるように、止めねじ60は、アンカーアーム56を移動させるカムブラケット10の内外に据付け可能である。アンカーアーム56の運動は、ワイヤ束44(図9中で図示)上に初期予荷重を生成する。第1の構成要素18が上向きまたは下向きに回転するにつれて、カム16は、カムプロファイル40(図9には示さず)に沿ってカムフォロワ24(図9には示さず)を回転させ移動させる。カムフォロワアーム22及びカムフォロワ24はそれぞれ回転し、カムフォロワアーム22はカムフォロワアーム22内のスプライン付きアパーチャ52を介して管50に連結されていることから、その回転は、管50の内部スプラインに起因して管50の内部の内側ソケット54に伝達される。アンカーアーム56に近い六角形のワイヤ束44の端部(すなわちワイヤ束44がアンカーアームに取付けられている点により近いワイヤ束44の端部)は所定の位置で固定されていることから、内側ソケット54はワイヤ束44を捻って、捩り力の変化と共に増減する可変トルクを生成する。
図12は、第2の実施形態のサブアセンブリ500の分解組立図である。見れば分かるように、第2の実施形態のサブアセンブリ500は、第1のサブアセンブリ200の鏡像として例示されている。すなわちこれは第2のサブアセンブリ300と類似している。この実施形態と以上で説明した第1及び第2のサブアセンブリ200または300との総体的差異は、この実施形態がより高いトルクを生成できるという点にある。したがって、以下で説明するように、差異は、この第2の実施形態のサブアセンブリ500がワイヤ束内により多くのワイヤを有し、内側ソケット及びアンカーアームがワイヤ束を下へ摺動するのを防止するために座金が使用されることにある。この第2の実施形態のサブアセンブリ500はサブアセンブリ200/300と同じ原理にしたがって動作し、そのため同じ部品をほぼ全て含む。同じである部品については、同じ部品番号を使用するものとする。
以上で言及したように、この第2の実施形態のサブアセンブリ500は、ワイヤ束内のワイヤの数が第1の実施形態のサブアセンブリ200または300と異なり、したがって、ワイヤ束に連結する部品及びワイヤ束を内側ソケット及びアンカーアームに固定する方法にはいくつかのわずかな幾何学的差異が存在する。概して、以下の説明は、これら2つの実施形態の間の差に焦点をあてている。
この第2の実施形態においてワイヤ束72は、より多くのワイヤを有するために異なる断面プロファイルを有することから、アンカーアーム56も同様に、整合するように異なるアパーチャ52を有する。このことは、図13中の断面図を見れば分かる。同様に図13では、第2の実施形態の内側ソケット82の断面図も見られる。この第2の実施形態の内側ソケット82は、ワイヤ束72のプロファイルと整合する内側プロファイルを有し、内側ソケット82は、管50の内側スプライン付きプロファイルと整合する外側プロファイルを有し、こうして、ワイヤ束72を管50に対し一緒に固定するのに役立つ。
図20及び21に示されているように、平衡アセンブリ800は、さらに、第1の構成要素18及び第2の構成要素20に取付けられた支持ヒンジ600を含んでいてよい。図20及び図21に示されているように、支持ヒンジ600は、平衡サブアセンブリ200または500から一定の距離のところで第1の構成要素18と第2の構成要素20に取付けることができるように構築され配設されている。支持ヒンジ600は、平衡サブアセンブリ200、500の回転軸と共通の回転軸を有する。支持ヒンジ600は、特に第1の構成要素18と第2の構成要素20を含むボックスを閉鎖するときのように第1の構成要素を下向きに回転させる場合に、第1の構成要素18の重量の少なくとも一部を支持できるように、構築され配設されてよい。
支持ヒンジピン92は、支持ヒンジ600の回転軸と一致し、こうして、平衡システム700の平衡サブアセンブリ200、500の回転軸と一致していてよい。取付けブラケット86は、例えばねじまたはリベットまたは接着剤などの任意の好適な解除可能なまたは常置の締結具を用いて、第2の構成要素20に取付けられてよい。同様にして、取付けブラケット88は、例えばねじまたはリベットまたは接着剤などの任意の好適な解除可能なまたは常置の締結具を用いて、第1の構成要素18に取付けられてよい。

Claims (30)

  1. 第1の位置と第2の位置の間で枢動軸を中心にして相互に枢動するように互いに連結された第1及び第2の構成要素と;
    前記第1及び第2の構成要素に連結された平衡アセンブリであって、前記第1の構成要素に固定されたカム、前記第2の構成要素に固定されたカムブラケット、前記第2の構成要素に固定されたブラケット、及び前記カムブラケットと前記ブラケットの間に延在する少なくとも1つの捩り要素を各々有する複数の平衡サブアセンブリを含み、前記平衡サブアセンブリ各々の前記少なくとも1つの捩り要素が、前記枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在している、平衡アセンブリと;
    を含む平衡システムにおいて、
    前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリは、前記サブアセンブリ捩り軸に沿った方向で互いから離隔されており、こうして前記平衡サブアセンブリのうちの1つの平衡サブアセンブリの前記ブラケットまたは前記カムブラケットと前記平衡サブアセンブリのうちの別の平衡サブアセンブリの前記ブラケットまたは前記カムブラケットとの間に間隙を画定している、平衡システム。
  2. 前記サブアセンブリ捩り軸が共通のサブアセンブリ捩り軸に沿って整列している、請求項1に記載の平衡システム。
  3. 前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリの各々が、前記少なくとも1つの捩り要素を取り囲む管を有しており、前記少なくとも1つの捩り要素の端部部分が前記管に結合されて前記少なくとも1つの捩り要素の前記端部部分が前記管に対して回転するのを防止しており、前記少なくとも1つ捩り要素の反対側の端部部分は前記カムブラケットに結合されて前記少なくとも1つの捩り要素の前記反対側の端部部分が前記カムブラケットに対して回転するのを防止しており、かつ前記少なくとも1つの捩り要素の前記反対側の端部部分は前記管に対して自由に回転できる、請求項1に記載の平衡システム。
  4. 前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリの各々が、前記枢動軸を中心とする前記カムブラケットに対する枢動運動のために前記カムブラケットに結合されている前記カムと、前記管に結合されたカムフォロワとを有し、前記カムフォロワは、前記第1及び第2の構成要素が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動させられるにつれて前記カムと接触するように位置付けされている、請求項3に記載の平衡システム。
  5. 前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリの各々が、前記カムブラケットに対する前記捩り要素の回転配向の調整のために構成されている、請求項4に記載の平衡システム。
  6. 前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリの各々が、前記カムブラケットに対する前記捩り要素の前記回転配向を変更するように位置付けされた調整ねじを有する、請求項5に記載の平衡システム。
  7. 前記捩り要素がワイヤ束を含む、請求項3に記載の平衡システム。
  8. 前記ワイヤ束の端部部分が前記管に結合されている、請求項7に記載の平衡システム。
  9. 前記ワイヤ束の前記反対側の端部部分が、前記カムブラケットに対する前記ワイヤ束の回転調整のために前記カムブラケットに結合されている、請求項7に記載の平衡システム。
  10. 前記カムブラケットに対する前記ワイヤ束の回転調整のために構成されたアンカーアームをさらに含む、請求項9に記載の平衡システム。
  11. 前記第1の構成要素及び前記第2の構成要素に結合された少なくとも1つの支持ヒンジをさらに含む、請求項1に記載の平衡システム。
  12. 前記少なくとも1つの支持ヒンジが自在ヒンジである、請求項11に記載の平衡システム。
  13. フレーム、及びコンパートメントにアクセスできるようにする開放位置と前記コンパートメントへのアクセスを制限する閉鎖位置の間で枢動軸を中心にして枢動するように前記フレームに連結されたフードと;
    前記フレーム及び前記フードに結合され、両方ともに前記フレームまたは前記フードに固定されたカムブラケットとブラケット、前記フードまたは前記フレームのうちのもう一方のものに固定されたカム、及び前記カムブラケットと前記ブラケットの間に延在する少なくとも1つの捩り要素を各々が有している複数の平衡サブアセンブリを含む平衡アセンブリであって、前記平衡サブアセンブリ各々の前記少なくとも1つの捩り要素が、前記枢動軸から離隔された共通の捩り軸に沿って延在している平衡アセンブリと;
    を含む車両において、
    前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリが、前記捩り軸に沿った方向で互いから離隔され、こうして、前記平衡サブアセンブリのうちの1つの平衡サブアセンブリの前記ブラケットまたは前記カムブラケットと前記平衡サブアセンブリのうちの別の平衡サブアセンブリの前記ブラケットまたは前記カムブラケットの間に間隙を画定している、車両。
  14. 前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリの各々が、前記少なくとも1つの捩り要素を取り囲む管を有しており、前記少なくとも1つの捩り要素の端部部分が前記管に結合されて、前記少なくとも1つの捩り要素の前記端部部分が前記管に対して回転するのを防止しており、前記少なくとも1つ捩り要素の反対側の端部部分は前記カムブラケットに結合されて前記少なくとも1つの捩り要素の前記反対側の端部部分が前記カムブラケットに対して回転するのを防止しており、かつ前記少なくとも1つの捩り要素の前記反対側の端部部分は前記管に対して自由に回転できる、請求項13に記載の車両。
  15. 前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリの各々が、前記枢動軸を中心とする前記カムブラケットに対する枢動運動のために前記カムブラケットに結合されている前記カムと、前記管に結合されたカムフォロワとを有し、前記カムフォロワは、前記フードが前記開放または閉鎖位置から前記開放または閉鎖位置のうちの他方の位置まで移動させられるにつれて前記カムと接触するように位置付けされている、請求項14に記載の車両。
  16. 前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリの各々が、前記カムブラケットに対する前記捩り要素の回転配向の調整のために構成されている、請求項15に記載の車両。
  17. 前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリの各々が、前記カムブラケットに対する前記捩り要素の前記回転配向を変更するように位置付けされた調整ねじを有する、請求項16に記載の車両。
  18. 前記捩り要素がワイヤ束を含む、請求項14に記載の車両。
  19. 前記捩り要素の前記端部部分に近い前記管に対して前記ワイヤ束を結合するように位置付けされた内側ソケットをさらに含む、請求項18に記載の車両。
  20. 前記捩り要素の前記反対側の端部部分に近い前記カムブラケットに対して前記ワイヤ束を結合するように位置付けされたアンカーアームをさらに含み、前記アンカーアームが前記カムブラケットに対する前記ワイヤ束の回転調整のために構成されている、請求項18に記載の車両。
  21. 前記アンカーアームと結び付けられ、前記カムブラケットに対して前記ワイヤ束の位置を回転調整するように位置付けされたねじをさらに含む、請求項20に記載の車両。
  22. 第1の位置と第2の位置の間で枢動軸を中心にして相互に枢動するように互いに連結された第1及び第2の構成要素と;
    前記第1及び第2の構成要素に連結された平衡アセンブリであって、
    前記第1の構成要素に固定されたカム、前記第2の構成要素に固定されたカムブラケット、及び前記カムブラケットから延在する少なくとも1つの捩り要素を有する平衡サブアセンブリであって、前記平衡サブアセンブリの前記少なくとも1つの捩り要素が、前記枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在している、平衡サブアセンブリと;
    前記第1の構成要素及び前記第2の構成要素に結合され、ヒンジ枢動軸を有するヒンジと;
    を含む平衡アセンブリと;
    を含む平衡システムにおいて、
    前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリ及び前記ヒンジは、前記サブアセンブリ捩り軸に沿った方向で互いから離隔されており、こうして前記平衡サブアセンブリの前記少なくとも1つの捩り要素と前記ヒンジとの間に間隙を画定している、平衡システム。
  23. 前記ヒンジが、前記第1の構成要素に固定されたカム、前記第2の構成要素に固定されたカムブラケット、及び前記カムブラケットから延在する少なくとも1つの捩り要素を有する平衡サブアセンブリを含み、前記ヒンジの前記平衡サブアセンブリの前記少なくとも1つの捩り要素が、前記枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在している、請求項22に記載の平衡システム。
  24. 前記平衡サブアセンブリが同様に、前記第2の構成要素に固定されたブラケットを有しており、前記少なくとも1つの捩り要素が前記カムブラケットと前記ブラケットの間に延在している、請求項22に記載の平衡システム。
  25. 前記ヒンジが支持ヒンジである、請求項22に記載の平衡システム。
  26. 第1の位置と第2の位置の間で枢動軸を中心にして相互に枢動するように互いに連結された第1及び第2の構成要素に結合されるように構成された平衡アセンブリにおいて;
    前記第1の構成要素に固定されるように構成されたカム、前記第2の構成要素に固定されるように構成されたカムブラケット、前記第2の構成要素に固定されるように構成されたブラケット、及び前記カムブラケットと前記ブラケットの間に延在する少なくとも1つの捩り要素を各々有する複数の平衡サブアセンブリであって、前記平衡サブアセンブリ各々の前記少なくとも1つの捩り要素が、前記枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在するように位置付け可能である、平衡サブアセンブリ;
    を含む平衡アセンブリにおいて、
    前記平衡アセンブリの前記平衡サブアセンブリは、前記サブアセンブリ捩り軸に沿った方向で互いから離隔されるように構成されており、こうして前記平衡アセンブリが前記第1及び第2の構成要素に結合された場合に前記平衡サブアセンブリのうちの1つの平衡サブアセンブリの前記ブラケットまたは前記カムブラケットと前記平衡サブアセンブリのうちの別の平衡サブアセンブリの前記ブラケットまたは前記カムブラケットとの間に間隙を画定している、平衡アセンブリ。
  27. 前記複数の平衡サブアセンブリのうちの少なくとも1つが、前記複数の平衡サブアセンブリのうちの少なくとも別の1つの平衡サブアセンブリの鏡像である、請求項26に記載の平衡アセンブリ。
  28. 少なくとも1つの支持ヒンジをさらに含む、請求項26に記載の平衡アセンブリ。
  29. 第1の位置と第2の位置の間で枢動軸を中心にして相互に枢動するように互いに連結された第1及び第2の構成要素に結合されるように構成された平衡アセンブリにおいて、
    前記第1の構成要素に固定されるように構成されたカム、前記第2の構成要素に固定されるように構成されたカムブラケット、前記第2の構成要素に固定されるように構成されたブラケット、及び前記カムブラケットと前記ブラケットの間に延在する少なくとも1つの捩り要素を有する少なくとも1つの平衡サブアセンブリであって、前記少なくとも1つの平衡サブアセンブリ各々の前記少なくとも1つの捩り要素が、前記枢動軸から離隔されこの枢動軸に対して平行であるサブアセンブリ捩り軸に沿って延在するように位置付け可能である、平衡サブアセンブリと;
    前記第1の構成要素及び前記第2の構成要素に結合され、ヒンジ枢動軸を有する少なくとも1つの支持ヒンジと;
    を含む平衡アセンブリであって、
    前記平衡アセンブリの前記少なくとも1つの平衡サブアセンブリは、前記サブアセンブリ捩り軸に沿った方向で前記少なく1つの支持ヒンジから離隔されるように構成されており、こうして前記平衡アセンブリと前記少なくとも1つの支持ヒンジが前記第1及び第2の構成要素に結合された場合に、前記少なくとも1つの平衡サブアセンブリの前記ブラケットまたは前記カムブラケットと少なくとも1つの支持ヒンジとの間に間隙を画定している、平衡アセンブリ。
  30. フレーム、及びコンパートメントにアクセスできるようにする開放位置と前記コンパートメントへのアクセスを制限する閉鎖位置の間で枢動軸を中心にして枢動するように前記フレームに連結されたフードと;
    前記フレーム及び前記フードに結合され、両方ともに前記フレームまたは前記フードに固定されたカムブラケットとブラケット、前記フードまたは前記フレームのうちのもう一方のものに固定されたカム、及び前記カムブラケットと前記ブラケットの間に延在する少なくとも1つの捩り要素を有している少なくとも1つの平衡サブアセンブリを含む平衡アセンブリであって、前記少なくとも1つの平衡サブアセンブリの前記少なくとも1つの捩り要素が、前記枢動軸から離隔された捩り軸に沿って延在している平衡アセンブリと;
    前記フレーム及び前記フードに結合され、ヒンジ枢動軸を有する少なくとも1つの支持ヒンジであって、前記ヒンジ枢動軸が、前記枢動軸と同軸である支持ヒンジと;
    を含む車両において、
    前記少なくとも1つの平衡サブアセンブリ及び前記平衡アセンブリの前記少なくとも1つの支持ヒンジが、前記捩り軸に沿った方向で互いから離隔され、こうして、前記少なくとも1つの平衡サブアセンブリの前記ブラケットまたは前記カムブラケットと前記少なくとも1つの支持ヒンジの間に間隙を画定している、車両。
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