JP3235892U - 組立式建築構造用連結装置 - Google Patents

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嘉偉 ▲とん▼
寧 李
孝蕾 孫
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Abstract

Figure 0003235892000001
【課題】連結梁に対する緩衝と除荷を行うことができ、建築構造の安定性と圧縮強度を向上させる組立式建築構造用連結装置を提供する。
【解決手段】組立式建築構造用連結装置は、連結梁11及び支持柱4を備え、連結梁と支持柱の間に連結ブロック1が設けられ、連結ブロックの下面の両端に側板2が固設され、側板の底端に合板3が固定連結され、連結ブロックの下面は支持柱に貼合して連結され、支持柱の上端の両側は側板に貼合して連結され、合板は、第1のボルト5により支持柱に固定連結され、連結ブロックと連結梁の間に連結板6が設けられ、連結板は連結梁に固定連結され、連結板と連結ブロックの間に外力を受けたとき変形するための、緩衝バネ7を含む緩衝ユニットが設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、組立式建築の技術分野に関し、特に組立式建築構造用連結装置に関する。
現在、中国のアンティーク建築の殆どは木造骨組みの耐力システムであり、梁、柱で形成されたフレーム類似構造は主なベアリング作用を発揮する。
古代建築では、建築構造のフレームが塑性変形できないため、地震や台風が発生すると、建築構造が外力としての荷重を受け、そのフレーム部位に隙間が生じやすくなり、ひどい場合には倒壊してしまう。上記問題点に対して、本願は、組立式建築構造用連結装置を提供する。
本考案は、連結梁に対する緩衝と除荷を行うことができ、建築構造の安定性と圧縮強度を向上させる組立式建築構造用連結装置を提供する。
解決しようとする技術的課題は、従来の建築構造のフレームが塑性変形できず、外力としての荷重を受けると、そのフレーム部位に隙間が生じやすくなり、ひどい場合に倒壊してしまうことである。
上記の技術的課題を解決するために、本考案は、以下の技術的解決手段を採用する。
本考案の組立式建築構造用連結装置は、連結梁及び支持柱を備え、前記連結梁と支持柱の間に連結ブロックが設けられ、前記連結ブロックの下面の両端に側板が固設され、前記側板の底端に合板が固定連結され、前記連結ブロックの下面は支持柱に貼合して連結され、前記支持柱の上端の両側は側板に貼合して連結され、前記合板は、第1のボルトにより支持柱に固定連結され、
前記連結ブロックと連結梁の間に連結板が設けられ、前記連結板は連結梁に固定連結され、前記連結板と連結ブロックの間に外力を受けたとき変形するための緩衝ユニットが設けられている。
本考案の組立式建築構造用連結装置において、更に、前記緩衝ユニットは緩衝バネを含み、前記連結ブロックの上面の両端とも緩衝バネを介して連結板の下面に連結される。
本考案の組立式建築構造用連結装置において、更に、前記緩衝ユニットは、連結ブロックの上面の中央に開設された案内溝、及び連結板に固設された案内板を更に含み、前記案内板は案内溝内に挿入される。
本考案の組立式建築構造用連結装置において、更に、前記案内溝の底部にゴム凸状板が設けられ、前記ゴム凸状板の頂部は案内板の下端に対応する。
本考案の組立式建築構造用連結装置において、更に、前記連結梁の下面に複数の位置決めブロックが固設され、前記連結板の上面には、位置決めブロックに適合する複数の位置決め溝が開設されている。
本考案の組立式建築構造用連結装置において、更に、前記連結板の下面の両端のいずれにも補強ロッドがヒンジで連結され、前記補強ロッドの連結板から離れた一端に可動板がヒンジで連結され、前記可動板は側板の外側に貼合して連結され、
前記可動板の側板に近い側に位置制限スライダが固設され、前記側板に位置制限スライド溝が開設され、前記位置制限スライダは位置制限スライド溝内に設けられている。
本考案の組立式建築構造用連結装置において、更に、前記位置制限スライド溝の底部に制振層が接着され、前記位置制限スライダと制振層とは摩擦嵌めされる。
本考案の組立式建築構造用連結装置において、更に、前記連結板の両端は、第2のボルトにより連結梁に固定連結され、前記第2のボルトは連結板及び連結梁を貫通する。
従来技術と比較して、本考案は以下の有益な効果を有する。
1.連結ブロックと連結板の間に緩衝バネを設け、それに合わせて、案内板、案内溝及びゴム凸状板を設けることで、連結梁が外力を受ける時に、緩衝と除荷の作用を発揮し、構造の安定性及び耐震性能を向上させる。
2.側板と連結板の間に補強ロッドを設けることで、連結板の力受け強度を向上させ、位置制限スライダと位置制限スライド溝の協働により案内作用を発揮し、可動板が鉛直に上下移動するように維持し、位置制限スライダと制振層の協働により制振緩衝作用を発揮し、構造の安定性を向上させる。
本考案の全体構造の断面模式図である。 本考案の連結ブロック構造の立体模式図である。
以下、図面を参照しながら、本考案を更に説明する。
図1に示すように、本考案は、組立式建築構造用連結装置を開示し、当該装置は、連結ブロック1を備え、連結ブロック1の下面の両端のいずれにも側板2が固定連結され、側板2の底端に合板3が固定連結され、連結ブロック1の下面の中央に支持柱4が貼合して連結され、支持柱4の上端の両側とも側板2に貼合して連結され、合板3は、第1のボルト5により支持柱4の上端に固定連結され、第1のボルト5は、支持柱4の上端に貫通連結され、支持柱4と連結ブロック1を固定連結する。
連結ブロック1の上方に順に連結板6及び連結梁11が設けられ、連結板6は連結梁11に固定連結され、連結板6と連結ブロック1の間に外力を受けたとき変形するための緩衝ユニットが設けられている。
緩衝ユニットは緩衝バネ7、案内溝9及び案内板8を含み、連結ブロック1の上面の両端とも緩衝バネ7を介して連結板6の下面に連結され、緩衝バネ7の設置により一定の緩衝作用を発揮し、案内板8は連結板6の下面の中央に固定連結され、案内溝9は連結ブロック1の上面の中央に開設され、案内板8の下端は案内溝9内に挿入される。案内溝9の底部にゴム凸状板10が接着され、ゴム凸状板10の頂部は案内板8の下端に対応する。ゴム凸状板10の設置により一定の緩衝作用を発揮する。
連結板6の上面は連結梁11の下面に貼合して連結され、連結板6の両端とも、第2のボルト12により連結梁11に固定連結され、第2のボルト12は連結板6及び連結梁11を貫通する。
更に、連結梁11の下面の中央に矩形配列分布を呈する複数の位置決めブロック13が固定連結され、連結板6の上面の中央には、位置決めブロック13に適合する複数の位置決め溝14が開設され、位置決めブロック13と位置決め溝14の協働により位置決めの作用を発揮し、連結板6と連結梁11の連結の安定性を向上させる。
連結板6の下面の両端のいずれにも軸ピンにより補強ロッド15が可動に連結され、補強ロッド15の底端に軸ピンにより可動板16が可動に連結され、可動板16は側板2の外側に貼合して連結され、可動板16の一側の中央に位置制限スライダ17が固定連結され、側板2の外側の中央に位置制限スライド溝18が開設され、位置制限スライダ17は位置制限スライド溝18内に位置し、位置制限スライド溝18の底部に制振層19が接着され、位置制限スライダ17の一側は制振層19に貼合して連結される。側板2と連結板6の間に補強ロッド15を設けることで、連結板6の力受け強度を向上させ、位置制限スライダ17と位置制限スライド溝18の協働によって案内作用を発揮し、可動板16が鉛直に上下移動するように維持し、位置制限スライダ17と制振層19の協働により制振緩衝作用を発揮し、構造の安定性を向上させる。
作動原理は以下の通りである。
まず、連結ブロック1を支持柱4の頂部に置き、2つの側板2と支持柱4の上端の側壁を貼合させ、次に、第1のボルト5により支持柱4を2つの側板2に固定連結する。このとき、連結ブロック1が安定的に取り付けられ、続いて、連結梁11を連結板6に置き、連結梁11上の位置決めブロック13を連結板6上の位置決め溝14内に挿入し、続いて、第2のボルト12により連結板6を連結梁11に固定連結する。このとき、本装置の取り付けが完了し、建築構造が力を受ける時、連結板6は力を受けて下へ移動し、緩衝バネ7は緩衝作用を発揮し、補強ロッド15は力を受けて可動板16を下へ移動させるように連動させ、可動板16は位置制限スライダ17を位置制限スライド溝1818で移動させるように連動させ、位置制限スライダ17と制振層19の協働により制振緩衝作用を発揮し、本装置の安定性を向上させる。
以上に記載の実施例は、本考案の好ましい実施形態を記述したものに過ぎず、本考案の範囲を限定するものではなく、本考案の設計の精神から逸脱しない限り、当業者が本考案の技術的解決手段に対して行った各種の変形と改良は、全て本考案の実用新案登録請求の範囲で指定された保護範囲内にある。
1 連結ブロック
2 側板
3 合板
4 支持柱
5 第1のボルト
6 連結板
7 緩衝バネ
8 案内板
9 案内溝
10 ゴム凸状板
11 連結梁
12 第2のボルト
13 位置決めブロック
14 位置決め溝
15 補強ロッド
16 可動板
17 位置制限スライダ
18 位置制限スライド溝
19 制振層

Claims (8)

  1. 連結梁(11)及び支持柱(4)を備える組立式建築構造用連結装置において、前記連結梁(11)と支持柱(4)の間に連結ブロック(1)が設けられ、前記連結ブロック(1)の下面の両端に側板(2)が固設され、前記側板(2)の底端に合板(3)が固定連結され、前記連結ブロック(1)の下面は支持柱(4)に貼合して連結され、前記支持柱(4)の上端の両側は側板(2)に貼合して連結され、前記合板(3)は、第1のボルト(5)により支持柱(4)に固定連結され、
    前記連結ブロック(1)と連結梁(11)の間に連結板(6)が設けられ、前記連結板(6)は連結梁(11)に固定連結され、前記連結板(6)と連結ブロック(1)の間に外力を受けたとき変形するための緩衝ユニットが設けられていることを特徴とする組立式建築構造用連結装置。
  2. 前記緩衝ユニットは緩衝バネ(7)を含み、前記連結ブロック(1)の上面の両端とも緩衝バネ(7)を介して連結板(6)の下面に連結されることを特徴とする請求項1に記載の組立式建築構造用連結装置。
  3. 前記緩衝ユニットは、連結ブロック(1)の上面の中央に開設された案内溝(9)、及び連結板(6)に固設された案内板(8)を更に含み、前記案内板(8)は案内溝(9)内に挿入されることを特徴とする請求項2に記載の組立式建築構造用連結装置。
  4. 前記案内溝(9)の底部にゴム凸状板(10)が設けられ、前記ゴム凸状板(10)の頂部は案内板(8)の下端に対応することを特徴とする請求項3に記載の組立式建築構造用連結装置。
  5. 前記連結梁(11)の下面に複数の位置決めブロック(13)が固設され、前記連結板(6)の上面には、位置決めブロック(13)に適合する複数の位置決め溝(14)が開設されていることを特徴とする請求項1に記載の組立式建築構造用連結装置。
  6. 前記連結板(6)の下面の両端のいずれにも補強ロッド(15)がヒンジで連結され、前記補強ロッド(15)の連結板(6)から離れた一端に可動板(16)がヒンジで連結され、前記可動板(16)は側板(2)の外側に貼合して連結され、
    前記可動板(16)の側板(2)に近い側に位置制限スライダ(17)が固設され、前記側板(2)に位置制限スライド溝(18)が開設され、前記位置制限スライダ(17)は位置制限スライド溝(18)内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の組立式建築構造用連結装置。
  7. 前記位置制限スライド溝(18)の底部に制振層(19)が接着され、前記位置制限スライダ(17)と制振層(19)とは摩擦嵌めされることを特徴とする請求項6に記載の組立式建築構造用連結装置。
  8. 前記連結板(6)の両端は、第2のボルト(12)により連結梁(11)に固定連結され、前記第2のボルト(12)は連結板(6)及び連結梁(11)を貫通することを特徴とする請求項1に記載の組立式建築構造用連結装置。
JP2021004317U 2021-05-20 2021-11-09 組立式建築構造用連結装置 Active JP3235892U (ja)

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