JP3235782U - 太陽光発電パネル装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本考案は、太陽光発電パネル装置に関する。
<太陽光発電が求められる社会的背景>
昨今、事務所や工場などに設置し、発電した電気を創って使う「自家消費型太陽光発電」の導入が急速に拡大している。その背景には、世界中で広がる脱炭素への取り組み、日本の電力事情、および災害が多発する社会的背景がある。
気候変動問題と世界、そして日本。近年、気候変動が一因と考えられる異常気象が、世界各地で発生している。この気候変動問題という喫緊の課題に対し、世界全体で温室効果ガスの排出と吸収の均衡に向けた取り組みが加速している。日本においても、パリ協定で2030年までに26%(2013年比)、2050年までに80%、さらには今世紀後半のできるだけ早期に排出実質0を目指すとしている。
昨今、事務所や工場などに設置し、発電した電気を創って使う「自家消費型太陽光発電」の導入が急速に拡大している。その背景には、世界中で広がる脱炭素への取り組み、日本の電力事情、および災害が多発する社会的背景がある。
気候変動問題と世界、そして日本。近年、気候変動が一因と考えられる異常気象が、世界各地で発生している。この気候変動問題という喫緊の課題に対し、世界全体で温室効果ガスの排出と吸収の均衡に向けた取り組みが加速している。日本においても、パリ協定で2030年までに26%(2013年比)、2050年までに80%、さらには今世紀後半のできるだけ早期に排出実質0を目指すとしている。
<日本におけるエネルギーの現状>
日本の電源構成の再エネの比率は、2017年度実績で16%しかなく、8割超を火力発電に依存しており、脱炭素からは程遠い状況である。2018年の「第5次エネルギー基本計画」で、政府は2030年度の目標で、火力発電の割合を56%まで縮小するとしています。しかし、再エネとともに脱炭素電源を賄うと期待されていた原子力発電の再稼働が危ぶまれており、パリ協定の実現には再エネの導入をさらに加速させていく必要があります。
各電力会社は脱炭素の動きを見据え、電力供給の再エネプランを発表している。しかし2017年の発電実績において、産業界の電力使用量約54万GWhに対し、再エネの発電量は約16万GWhである。再エネは産業界の電力需要の30%しかなく、電力会社の再エネプランだけでは日本産業界の脱炭素化を実現できない。そのため再エネ調達には、無公害・無尽蔵の太陽光発電装置を積極的に導入していく必要がある。
日本の電源構成の再エネの比率は、2017年度実績で16%しかなく、8割超を火力発電に依存しており、脱炭素からは程遠い状況である。2018年の「第5次エネルギー基本計画」で、政府は2030年度の目標で、火力発電の割合を56%まで縮小するとしています。しかし、再エネとともに脱炭素電源を賄うと期待されていた原子力発電の再稼働が危ぶまれており、パリ協定の実現には再エネの導入をさらに加速させていく必要があります。
各電力会社は脱炭素の動きを見据え、電力供給の再エネプランを発表している。しかし2017年の発電実績において、産業界の電力使用量約54万GWhに対し、再エネの発電量は約16万GWhである。再エネは産業界の電力需要の30%しかなく、電力会社の再エネプランだけでは日本産業界の脱炭素化を実現できない。そのため再エネ調達には、無公害・無尽蔵の太陽光発電装置を積極的に導入していく必要がある。
しかしながら、日本における太陽光発電装置の設置の拡大には大きな課題が有る。
従来の太陽光発電装置の設置には国土の高原や伐採樹林斜面の利用が大半であるが国土が狭いこと、及び日本独特の地震、台風や大雨の到来等による自然災害もあり、もはや限界が来ている
そこで建築物への多くの配置により再エネ調達の増大を真剣に手を打つ時期が来ている。これで買う電力時代から自給電力時代への変換時期に来ているといわれる。
従来の太陽光発電装置の設置には国土の高原や伐採樹林斜面の利用が大半であるが国土が狭いこと、及び日本独特の地震、台風や大雨の到来等による自然災害もあり、もはや限界が来ている
そこで建築物への多くの配置により再エネ調達の増大を真剣に手を打つ時期が来ている。これで買う電力時代から自給電力時代への変換時期に来ているといわれる。
太陽光発電装置は、太陽光発電パネルに太陽光を直接受光して、パネル受光部のN型とP型の2つのシリコン半導体を使用しその境目に光エネルギーが加わると、P型シリコン半導体はプラスになり、N型シリコン半導体はマイナスになる。乾電池と同じ状態になり電線をつなげば電気が流れ、光エネルギーがあたり続ければ電気が発生し続けるという原理に基いて最も発電効率の良い場所に配置されてきた。
しかし建築物例えば一般住宅への太陽光発電装置の設置は、日当たりのよい南向きの斜面屋根や屋上に限られが、それでも風雪被害による劣化が著しい。
本考案は、日当たりのよい南向きの斜面屋根や屋上に設置しても、風雪被害による劣化を防止すると共に苔やカビの侵入付着を防止して太陽光発電パネルの発電効率を低下させずに適切な発電力の安定確保を可能にした太陽光発電パネル装置を提供する。
上記課題を満足させる本考案における主な技術構成は、次の(1)に記載の通りである。
(1)、建屋の南向き斜面に太陽光発電パネルを配置する太陽光発電パネル装置であって、建屋の南向き斜面にパネル配置枠を設け、前記パネル配置枠に太陽光発電パネルを配置し、前記パネル配置枠の太陽光発電パネルの上に所定間隙を介して透明なガラス瓦パネルを敷設し、前記間隙内にオゾンガス又はアルゴンガスを封入したことを特徴とする太陽光発電パネル装置。
(1)、建屋の南向き斜面に太陽光発電パネルを配置する太陽光発電パネル装置であって、建屋の南向き斜面にパネル配置枠を設け、前記パネル配置枠に太陽光発電パネルを配置し、前記パネル配置枠の太陽光発電パネルの上に所定間隙を介して透明なガラス瓦パネルを敷設し、前記間隙内にオゾンガス又はアルゴンガスを封入したことを特徴とする太陽光発電パネル装置。
本考案の太陽光発電パネル装置は、日当たりのよい南向きの斜面屋根や屋上に発電パネルを設置しても、太陽光発電パネルの上に所定間隙で透明なガラス瓦パネルを配置して風雪被害による劣化を防止して適切な発電力の安定確保を可能にした太陽光発電パネル装置である。
また太陽発電パネルと透明なガラス瓦パネルとの間隙内に脱臭効果及び消毒効果の高いオゾンガス又は熱伝導率の低いアルゴンガスを封入したことにより、太陽光発電パネルへの紫外線をカットさらに熱波入射を低減して太陽発電パネルの発電効果を高め、更に太陽光発電パネル及びガラス瓦パネルへの結露を防止すると共に苔やカビの侵入付着を防止して、太陽光発電パネルの発電効率を更に高め、更に太陽光発電パネル及びガラス瓦パネルの長命化を確実に保証するものである。
また太陽発電パネルと透明なガラス瓦パネルとの間隙内に脱臭効果及び消毒効果の高いオゾンガス又は熱伝導率の低いアルゴンガスを封入したことにより、太陽光発電パネルへの紫外線をカットさらに熱波入射を低減して太陽発電パネルの発電効果を高め、更に太陽光発電パネル及びガラス瓦パネルへの結露を防止すると共に苔やカビの侵入付着を防止して、太陽光発電パネルの発電効率を更に高め、更に太陽光発電パネル及びガラス瓦パネルの長命化を確実に保証するものである。
本考案を実施するための形態を図1~図2実施例により詳細に説明する。
図1~図2に示す本例の太陽光発電パネル装置は、建屋の南向きのセメント・コンクリート屋根、化粧スレート屋根、天然スレート屋根、木製屋根10等に矩形等の枠体100を装着しこの枠体100に太陽光発電パネル200を配列する。
前記太陽光発電パネル200の基本仕様は前述した通りパネル受光部のN型とP型の2つのシリコン半導体を使用しその境目に光エネルギーが加わると、P型シリコン半導体はプラスになり、N型シリコン半導体はマイナスになる原理の一般方式を採用してあるがこれに限らず一般公知の太陽光発電パネルであればよい。
前記太陽光発電パネル200の基本仕様は前述した通りパネル受光部のN型とP型の2つのシリコン半導体を使用しその境目に光エネルギーが加わると、P型シリコン半導体はプラスになり、N型シリコン半導体はマイナスになる原理の一般方式を採用してあるがこれに限らず一般公知の太陽光発電パネルであればよい。
また太陽光発電パネル200の上には、適宜なスペーサーを介して所定の間隙300で透明なガラス瓦パネル400を敷設し、前記間隙内にオゾンガス又はアルゴンガス500を封入してある。
スペーサーは太陽光発電パネル200とガラス瓦パネル400との間隙300を形成するものであり、例えば枠体100に突起体として設けておけばよい。
スペーサーは太陽光発電パネル200とガラス瓦パネル400との間隙300を形成するものであり、例えば枠体100に突起体として設けておけばよい。
而して、本例の太陽光発電パネル装置は、日当たりのよい南向きの斜面屋根や屋上に太陽光発電パネル200を設置しても、太陽光発電パネル200の上に所定間隙で透明なガラス瓦パネル400を配置してあるので風雪被害による劣化を防止して適切な発電力の安定確保を可能にする。
また太陽光発電パネル200と透明なガラス瓦パネル400との間隙300内に脱臭効果及び消毒・殺菌効果の高いオゾンガス又は、熱伝導率が低く且つ紫外線をカット機能のあるアルゴンガスを封入したことにより、太陽光発電パネル200への紫外線をカットしさらに熱波入射を低減して太陽光発電パネル200の発電効果を高め、更に太陽光発電パネル200及びガラス瓦パネル400への結露を防止すると共に苔やカビの侵入付着を防止して、太陽光発電パネル200の発電効率を更に高めて更なる太陽光発電パネル200及びガラス瓦パネル400の長命化を確実に保証するものである。
図1及び図2に於いて、
本例の太陽光発電パネル装置の発電システムは、前記太陽光発電パネル200の全太陽電池モジュールで生み出された直流の電気を集電受電連結端子210を介して集電する集電機220と、230の、前記太陽光発電シート200の太陽電池モジュールで生み出された直流の電気を交流へと変換し家庭用電気として家庭内の電化製品に利用する「パワーコンディショナ」と、240の家庭のコンセントまで適切に電気を割り振りし電気を届けるとともに余った電気は自動で送電線250を介して電力会社に売電する「分電盤」とからなる。
(売電とは、特に太陽が出ている日中に発電量が家庭の電気使用量を上回ることで生まれた余剰分の電気を電力会社に売る仕組みである。)
また太陽光発電パネル200と透明なガラス瓦パネル400との間隙300内に脱臭効果及び消毒・殺菌効果の高いオゾンガス又は、熱伝導率が低く且つ紫外線をカット機能のあるアルゴンガスを封入したことにより、太陽光発電パネル200への紫外線をカットしさらに熱波入射を低減して太陽光発電パネル200の発電効果を高め、更に太陽光発電パネル200及びガラス瓦パネル400への結露を防止すると共に苔やカビの侵入付着を防止して、太陽光発電パネル200の発電効率を更に高めて更なる太陽光発電パネル200及びガラス瓦パネル400の長命化を確実に保証するものである。
図1及び図2に於いて、
本例の太陽光発電パネル装置の発電システムは、前記太陽光発電パネル200の全太陽電池モジュールで生み出された直流の電気を集電受電連結端子210を介して集電する集電機220と、230の、前記太陽光発電シート200の太陽電池モジュールで生み出された直流の電気を交流へと変換し家庭用電気として家庭内の電化製品に利用する「パワーコンディショナ」と、240の家庭のコンセントまで適切に電気を割り振りし電気を届けるとともに余った電気は自動で送電線250を介して電力会社に売電する「分電盤」とからなる。
(売電とは、特に太陽が出ている日中に発電量が家庭の電気使用量を上回ることで生まれた余剰分の電気を電力会社に売る仕組みである。)
本考案は前述の優れた作用効果を呈するため、国内は勿論、国際的にも地球上の脱炭素社会及び太陽エネルギー発電業界等に寄与と発展に貢献すること多大なものがある。
100:矩形等の枠体
200:太陽光発電パネル
300:オゾンガス又はアルゴンガス封入間隙
400:ガラス瓦パネル
210:集電受電連結端子
220:パワーコンディショナ
230:分電盤
240:電線
200:太陽光発電パネル
300:オゾンガス又はアルゴンガス封入間隙
400:ガラス瓦パネル
210:集電受電連結端子
220:パワーコンディショナ
230:分電盤
240:電線
Claims (1)
- 建屋の南向き斜面に太陽光発電パネルを配置する太陽光発電パネル装置であって、建屋の南向き斜面にパネル配置枠を設け、前記パネル配置枠に太陽光発電パネルを配置し、前記パネル配置枠の太陽光発電パネルの上に所定間隙を介して透明なガラス瓦パネルを敷設し、前記間隙内にオゾンガス又はアルゴンガスを封入したことを特徴とする太陽光発電パネル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021004256U JP3235782U (ja) | 2021-10-11 | 2021-10-11 | 太陽光発電パネル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021004256U JP3235782U (ja) | 2021-10-11 | 2021-10-11 | 太陽光発電パネル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3235782U true JP3235782U (ja) | 2022-01-13 |
Family
ID=80111322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021004256U Active JP3235782U (ja) | 2021-10-11 | 2021-10-11 | 太陽光発電パネル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3235782U (ja) |
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2021
- 2021-10-11 JP JP2021004256U patent/JP3235782U/ja active Active
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