JP3235191U - 食品容器 - Google Patents

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亮 渡部
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ドッグライク株式会社
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Abstract

【課題】環境に配慮し、テイクアウトでも食品を美味しく食べられる食品容器を提供する。【解決手段】食品容器100は、開閉可能な紙製容器の内部に撥水加工を施したものである。食品容器100は、内部に食品を収納する空間を有し、蓋部1と、底部2と、蓋部1と底部2を結合する結合部3を有する。撥水加工は蒸気をとおし、水分はとおさない。そのため蒸気が凝結した水が、食品に戻らず、食品の触感を害さない。また、食品からでた水分や、調味液などは容器内部にとどまり、容器に浸透することがない。そのため、従来の紙製容器で起きていた、水分等の浸透による型崩れが起きない。それにより食品を入れてから、食するまでに必要な時間、容器の形状を保持でき、食品容器100としての機能を保持できる。【選択図】図1

Description

本考案は、食品容器に係り、例えば、お好み焼き用食品容器に関するものである。
お好み焼きのテイクアウト容器は、お好み焼きから出る水蒸気や水分の問題のためプラスチック製であることが常識的だった。
プラスチック製容器は、保温能力には長けているが時間が立つと中に水滴がたまり、べちゃつくというデメリットがある。
お好み焼き屋さんからすると水分が容器の中にたまったままになると、べちゃついたり、ソースが水で薄まったりして美味しく食べてもらえない背景があった。
お好み焼きだけでなく、水蒸気や水分を出る食品の食品容器は同様の問題がある。
また、昨今のプラスチックごみ削減の流れに反しており、環境破壊につながる恐れがある。
従来のプラスチック製とは違い、環境に配慮した容器であることが考案のポイントとなる。本考案は、環境に配慮し、テイクアウトでも食品を美味しく食べられることを目的とする。
請求項1に記載の考案では、内部に食品を収納する空間を有し、内側に撥水加工をされた四角柱の紙製の食品容器であって、蓋部と、底部と、前記蓋部と前記底部を結合する結合部を有し、前記蓋部と前記底部が見開きとなるように開閉可能であり、前記蓋部はその端に凸状の嵌合部を有し、前記底部はその端に凹状の被前記嵌合部を有し、食品容器を閉じると、前記蓋部と前記底部の一部が重なることを特徴とする食品容器を提供する。
本考案によれば、撥水加工をされた紙製の食品容器であるので、環境に配慮し、テイクアウトでも食品を美味しく食べられる。
斜視図 展開図
以下、本考案の食品容器における好適な実施の形態について、図1から図2を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
開閉可能な紙製容器の内部に撥水加工を施したものである。撥水加工は蒸気をとおし、水分はとおさない。そのため蒸気が凝結した水が、食品に戻らず、食品の触感を害さない。
また、食品からでた水分や、調味液などは容器内部にとどまり、容器に浸透することがない。そのため、従来の紙製容器で起きていた、水分等の浸透による型崩れが起きない。それにより食品を入れてから、食するまでに必要な時間、容器の形状を保持でき、食品容器としての機能を保持できる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施形態が適用される食品容器の構成図を表したものである。
食品容器はお好み焼き用食品容器である。
食品容器は内部に食品を収納する空間を有し、内側に撥水加工をされた四角柱の紙製の食品容器である。
また、食品容器は蓋部と、底部と、蓋部と底部を結合する結合部を有し、蓋部と底部が見開きとなるように開閉可能であり、蓋部はその端に凸状の嵌合部を有し、底部はその端に凹状の被嵌合部を有し、食品容器を閉じると、蓋部と底部の一部が重なる。
〔蓋部〕
食品容器は、上面と底面が正方形の四角柱である。
上面の正方形の4辺のうち、図示で手前側、左右側の辺から四角柱の高さの略半分延長された部分がある。これを蓋部側面と呼ぶ。そのため、蓋部側面は3っつある。
この蓋部側面と上面が蓋部である。各蓋部側面は、図示で下方向に折り曲げられている。
図示で、手前の蓋部側面はその端が凸状を構成するように切り取られ、これが勘合部である。嵌合部は、被嵌合部と勘合し、食品容器は開閉可能である。
〔底部〕
底面の正方形の4辺のうち、図示で手前側、左右側の辺から四角柱の高さの略半分延長された部分がある。これを底部側面と呼ぶ。そのため、底部側面は3っつある。
この底部側面と底面が底部である。底部側面は、図示で上方向に折り曲げられている。
図示で、手前の底部側面はその端が凹状を構成するように切り取られ、これが被勘合部である。
〔結合部〕
図2は展開図である。
結合部は、上面と底面をつなぐ、四角柱の側面である。
また、一枚の素材から展開図のように切り抜き、折り曲げることにより、食品容器は製作することができ、製作が容易である。
〔蓋部と底部が重なる部分〕
図1に戻って説明する。
蓋部側面と底部側面の長さは、四角柱の高さの半分よりも長い。そのため、蓋部と底部が重なる部分がある。これにより食品容器内部の密閉を高めることができ、運搬中の振動などにより、食品容器内部の調味液が外部に飛散することを防止できる。
次に、以上のように構成された実施形態の動作について説明する。
食品を入れるときは、嵌合部と非嵌合部の嵌合を外し、蓋部と底部を見開き状態に開く。その場合でも蓋部側面は下方向に、底部側面は上方向に塑性変形しているので、この状態を保つ。そのため食品を入れやすい。底部の上面に食品を置き、食品容器を開けた動作と逆の操作をして、食品容器を閉める。そして、嵌合部と非嵌合部を嵌合させる。
嵌合しているので、多少の力が加わった場合でも、食品容器が不意に開くことを防止できる。
以上説明したように、食品容器は紙でできており、環境に配慮された容器である。
食品容器は、時間が経ってもお好み焼きを美味しく食べてもらえるように水分を吸収する
また、余分な水分を吸収してくれながら最低限の保温力を持っている。
紙製のため、水分を吸収するとふやけてくるが、内側には撥水加工を施しており、容器の型崩れを防ぐ仕様となっている。
そのため、崩れてどうしようもないというレベルではないので問題なく使用できる。
以上説明したように本実施形態の食品容器によれば、撥水加工をされた紙製の食品容器であるので、環境に配慮し、テイクアウトでも食品を美味しく食べられる。
以上、本考案の食品容器における実施形態について説明したが、本考案は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施形態では、紙製容器の形状は四角柱としたが、円柱としてもよい。この場合、お好み焼きなど、円盤形の食品を入れたときに、型崩れを防止できる。また、余分な空間が生じないので、容器の容積を小さくでき、省資源化に貢献できる。
また、嵌合部を底部に設け、被嵌合部を蓋部に設けてもよい。
1 蓋部
2 底部
3 結合部
11 嵌合部
21 被嵌合部
30 蓋部と底部が重なる部分
100 紙製容器

Claims (1)

  1. 内部に食品を収納する空間を有し、内側に撥水加工をされた四角柱の紙製の食品容器であって、
    蓋部と、
    底部と、
    前記蓋部と前記底部を結合する結合部を有し、
    前記蓋部と前記底部が見開きとなるように開閉可能であり、
    前記蓋部はその端に凸状の嵌合部を有し、
    前記底部はその端に凹状の被前記嵌合部を有し、
    食品容器を閉じると、前記蓋部と前記底部の一部が重なる
    ことを特徴とする食品容器。
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