JP3234856U6 - トップシール式紙製食品包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙製食品包装容器において、各種惣菜その他の食品を収納後でトップシール材の透明フィルムによって包装するとき、耐水・耐油処理が施された紙製容器であっても、トップシール材を容易に取り外し可能でありながら密封性を良好にする。
【解決手段】耐水・耐油処理が施された紙製の容器本体1の開口部に、外方に延びたフランジ部2を形成し、フランジ部2に形成した非接触部分3以外の部位においてトップシール材5をフランジ部2面上に接合する。非接触部分3は、フランジ部2において、孔状、凹部状、溝状にして、あるいは、非接触部分3は、凸部状、山状、突条状にして構成する。また、非接触部分3の配列は、容器本体1における開口縁部と、フランジ部2における外縁部位との間で、連続していないことで容器本体1の内部を外部と遮断させる。
【選択図】図1

Description

この考案は、紙製食品包装容器において、各種惣菜その他の食品を収納後でトップシール材である透明フィルム材によって包装するとき、耐水・耐油処理が施された紙製容器であっても、容易に取り外し可能でありながら密封性が良好であるトップシール式紙製食品包装容器に関する。
従来から、各種惣菜その他の食品を所定量で合成樹脂製容器に収納包装して、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の店頭で陳列販売するとき、その多くは容器を透明フィルム材によって覆っている。容器を覆うにあたり、容器開口全面を覆うと共に、容器の底面全域を前後方向に沿って覆い、更に左右方向に沿って重ねることで覆っている。例えば特許文献1に示される食品包装容器であり、これによると食品等を収納した発泡スチロール等の合成樹脂製のトレー・容器の全体をラップフィルムで包むとしている。
実用新案登録第3130990号公報
こうした従来のこの種のラップフィルムで覆う合成樹脂製食品容器にあっては、収納した食品等をそのまま外部から見て確認できるから、店頭販売に際し商品訴求力があるから便利である。しかしながら、購入、喫食後では不要となるから廃棄するときには、容器類等の素材の性質によって一般的には選別される必要があり、またリサイクル品として回収されてもいる。
一方、トレー・容器全体を覆うことで、包装するに必要なフィルム量は、容器全体をフィルム材にて重ねて覆っているから、容器開口面積の少なくともその3乃至4倍程度を必要とする。そればかりでなく、容器類の回収は店頭等のそれぞれで備え付けられた回収ボックス等によっているも、これらの回収設備は多くの店頭を網羅しなければならないから設備費が嵩む。そしてまた、容器類の回収、廃棄、リサイクルその他のための全体作業、作業人員も多く必要とするから、その費用は極めて膨大なものとなる。
また、耐水・耐油性のための樹脂被膜が施された紙製包装容器の開口部をトップシール材によって覆う場合、その接合は加熱シール方法によっているから、容器を開封すべくトップシール材を剥離するとき、樹脂同士間では剥離されがたいから、紙製包装容器自体を破損させたり、剥離が困難となったりすることもあった。これを解消すべく、剥離容易な、いわゆるイージーフィルムが提案されているも、高価であり、一般的に使用するには難点がある。
そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、廃棄が容易であるよう容器自体は紙製とし、また容器の開口全域を覆うにはトップシール材のみとし、このトップシール材のみによっても内容物からの水・油漏れその他を防止でき、しかも包装しているトップシール材の剥離も容易で、収納食品を簡単に喫食可能にするのであり、また、廃棄に際してのフィルム量も最小限で済み、廃棄に要する費用も大きく節減できるトップシール式紙製食品包装容器を提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、耐水・耐油処理が施された紙製の容器本体1の開口部に、外方に延びたフランジ部2が形成されていて、フランジ部2に形成した非接触部分3以外の部位においてトップシール材5をフランジ部2面上に接合したことを特徴とする。
非接触部分3は、フランジ部2において、孔状、凹部状、溝状にして構成することができる。
あるいは、非接触部分3は、凸部状、山状、突条状にして構成することができる。
非接触部分3の配列は、容器本体1における開口縁部と、フランジ部2における外縁部位との間で、連続していないことで容器本体1の内部を外部と遮断させて構成することができる。
以上のように構成されたこの考案に係るトップシール式紙製食品包装容器にあって、例えば食品収納後における容器本体1のフランジ部2の非接触部分3以外において、トップシール材5が接合されており、トップシール材5が容器本体1のフランジ部2に対しての全域接合ではないことで、トップシール材5を容易に剥離可能にさせ、しかも容器本体1内部の密封性を維持させる。
非接触部分3は、孔状、凹部状、溝状にすることで、また、凸部状、山状、突条状にすることで、いずれにしてもフランジ部2面上におけるトップシール材5を全域で接合させず、開封時のトップシール材5の剥離操作を容易にさせる。
この考案は以上説明したように、紙製包装容器の容器本体1における開口部を覆うようにフランジ部2のみに接合するトップシール材5を、非接触部分3以外のフランジ面2に接合するようにしたから、トップシール材5を簡単に剥離でき、容器自体は紙製であることで廃棄が容易であり、また容器の開口はその全域を覆うトップシール材5のみとするから使用するフィルム材を大幅に節減でき、容器本体1内の内容物のシール性を確保して内容物からの水・油漏れその他を防止でき、総じて、包装、廃棄に要する費用も大きく節減できる。
すなわちこれはこの考案において、耐水・耐油処理が施された紙製の容器本体1の開口部に、外方に延びたフランジ部2が形成されていて、フランジ部2に形成した非接触部分3以外の部位においてトップシール材5をフランジ部2面上に接合したからである。これによって、従来であれば容器の素材として使用した合成樹脂材料を使用しなくて済むことの環境負荷の改善、すなわち使用するフィルム材の減少、使用済み容器の回収不要等による全体の廃棄費用の節減等を実現できる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
この考案を実施するための一形態を示す分解斜視図である。 同じく要部断面図である。 同じく他の実施の形態における要部端面図で、その(a)は非接触部分を溝状にした場合、(b)は同じく凸部状にした場合である。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は食品包装容器となる容器本体であり、この容器本体1は、平面から見て例えば矩形となるボックス状を呈しており、その素材は紙材、パルプ紙材等によって形成されている。例えば図示のように、平面で矩形状を呈すると共に、4隅においては例えば三角形状の折返し部を重ね合わせることで隣接する側壁相互を立ち上がり状とさせ、側壁それぞれの上縁を容器外方に向かって折曲することでフランジ部2を形成している。尚、4隅におけるフランジ部2では、フランジ部2の外縁からの切断線を折返し部端に至らせ、折返し部に対応させてフランジ部2の端縁部相互を重ね合わせてある。
なお、容器本体1自体は、容器本体1の少なくとも内側面には耐水・耐油性を備えるように例えばナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂製薄膜が被覆されるようにラミネート処理が施されている。
そして、容器本体1の開口全域を覆うよう包装フィルムによるトップシール材5がフランジ部2に接合、例えば加熱接合されることで被装されている。このトップシール材5は、容器本体1の開口部全域を含め、フランジ部2の幅員全域を覆ってフランジ部2の外縁部位に至るまでを覆うものとなっている。すなわち、このトップシール材5は、容器本体1における側壁外側面、底側面のいずれをも、部分的にでも覆うようにはなっていない。
また、フランジ部2には、フランジ部2の部位におけるトップシール材5の全域を接合させずに、シール性を損なうことなく、易剥離性を図る非接触部分3を形成してある。この非接触部分3は、図1、図2に示されるように、フランジ部2に開穿されている例えば孔としてある。この図例における孔は、フランジ部2に沿って所定間隔毎に開穿されている長孔・スリット状として配列してある。配列形態は1列とする場合に限らず、例えば千鳥配置とする複数列状とするもよく、孔の形態も長孔・スリット状とせずに、丸孔状、三角孔状、多角孔状、その他とすることができ、特に限定されない。
また、図3(a)に示されるように、フランジ部2における容器本体1の底面側に窪み状となる凹部状、溝状に形成することもできる。あるいは図3(b)に示されるように、容器本体1における上方開口側に出張るようになる凸部状、山状、突条状等に形成することもできる。図示を省略したが、フランジ部2を祖面状とすることもできる。
もとより、トップシール材5のフランジ部2面に対する接合は、フランジ部2の平坦面上、すなわち非接触部分3以外の部位に設定するのであり、こうすることで、容器本体1のシール性を維持できるようにしてある。
なお、非接触部分3の配列は、容器本体1における開口縁部と、フランジ部2における外縁部位との間で、連続していないことで容器本体1の内部を外部と遮断させており、こうすることでシール性を担保している。
次にこれの使用の一例を説明すると、紙製の容器本体1に適宜に食品を収納し、その後、トップシール材5によって開口部を覆って被装し、フランジ部2の面上でフランジ部2にトップシール材5を接合する。
食品の取り出し、喫食に際し、トップシール材5をフランジ部2から強制的に剥離すればよく、剥離に際し、非接触部分3による非接触部位がトップシール材5のフランジ部2からの剥離を容易にさせる。
1…容器本体
2…フランジ部
3…非接触部分
5…トップシール材

Claims (4)

  1. 耐水・耐油処理が施された紙製の容器本体の開口部に、外方に延びたフランジ部が形成されていて、フランジ部に形成した非接触部分以外の部位においてトップシール材をフランジ部面上に接合したことを特徴とするトップシール式紙製食品包装容器。
  2. 非接触部分は、フランジ部において、孔状、凹部状、溝状にしてある請求項1に記載のトップシール式紙製食品包装容器。
  3. 非接触部分は、凸部状、山状、突条状にしてある請求項1に記載のトップシール式紙製食品包装容器。
  4. 非接触部分の配列は、容器本体における開口縁部と、フランジ部における外縁部位との間で、連続していないことで容器本体の内部を外部と遮断させてある請求項1乃至3のいずれかに記載のトップシール式紙製食品包装容器。
JP2021003347U 2021-08-30 トップシール式紙製食品包装容器 Active JP3234856U6 (ja)

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