JP3234093U - 化学防護服 - Google Patents

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Abstract

【課題】化学防護服の生地の破損、化学防護服への液体の浸透及び股裂けを抑制しつつ、通気性、快適性及び作業時の操作性に優れる化学防護服を提供する。【解決手段】化学防護服1は、着用者の頭部、胴体部、腕部及び脚部を含む身体の全部又は大部分を覆う本体10と、本体10において着用者の肘部、膝部及び股部にそれぞれ対応する部位に縫合される補強材20、21、23、24と、補強材における縫合箇所21a、23a、24aを封止するシーリング材30〜34と、を具備する。【選択図】図1

Description

本考案は、化学防護服に関する。
化学防護服は、人体に害をなす危険な液体や気体(あるいはエアロゾル)・粉末などの固体が人体に付着したり吸引したりするのを防ぐために着用される。かかる化学防護服の性能を表す防護レベルは、日本工業規格JIST8115:2015「化学防護服」で規定されている。
通常、化学防護服は、JIST8115:2015のタイプ4(スプレー防護用密閉服)、タイプ5(浮遊固体粉じん防護用密閉服)、タイプ6(ミスト防護用密閉服)の性能要求を満たすために、ポリプロピレン不織布にポリエチレンフィルムをラミネート加工することで得られた生地を縫合することで製造される。そして、縫合部の耐液体透過性能の向上の為、縫合部にシームテープが貼り付けられる。
例えば特許文献1(特許第3689820号公報)は、頭被覆部・胴体被覆部・腕被覆部・手を被覆する手袋・脚被覆部、足を被覆する靴が一体につながった、人体の全部を気密に被覆する化学防護服を開示している。
特許第3689820号公報
ところで、化学防護服を着用して危険物質を取り扱う作業は、肘及び膝を接地して(すなわち匍匐して)行う環境が多い為、突起物等により生地が破損する可能性がある。また、危険物質との接触時間が長くなり、液体が浸透する可能性もある。臀部や股部については、脱着時に負荷がかかり裂けてしまう可能性が加わる。これらは、JIST8115:2015で規定される化学防護服の性能要求を超えた条件で使用された場合に起こり得る。
これに対する対策として、化学防護服の生地の強度をあげることが考えられるものの、通気性、快適性、作業時の操作性、及び費用面に課題が残る。
そこで、本考案の目的は、化学防護服の生地の破損、化学防護服への液体の浸透及び股裂けを抑制しつつ、通気性、快適性及び作業時の操作性に優れる化学防護服を提供することにある。
上記の課題を解決すべく、本考案は、
頭部、胴体部、腕部及び脚部を含む本体を具備する化学防護服であって、
前記化学防護服の着用者の肘部、膝部及び臀部にそれぞれ対応する部位に縫合される補強材と、
前記補強材における縫合箇所を封止するシーリング材と、
を具備することを特徴とする化学防護服、を提供する。
本考案の化学防護服では、前記補強材は、前記本体と同じ材質の生地から構成されること、が好ましい。
また、本考案の化学防護服では、前記本体及び前記補強材を構成する生地が、スパンボンド不織布とポリエチレンフィルムとの積層構造を有すること、が好ましい。
本考案の化学防護服では、破損しやすい又は裂けやすい本体の部位が補強材により補強されるとともに、補強材の縫合箇所はシーリング材により封止されている。また、補強材は特定の部位のみに設けられ、本体全体として生地の厚みが増すことを抑制している。したがって、化学防護服の生地の破損、化学防護服への液体の浸透及び股裂けを抑制しつつ、通気性、快適性及び作業時の操作性に優れる化学防護服を提供することができる。
本実施形態に係る化学防護服1の前面図である。 化学防護服1の後面図である。 本体10の生地の断面構造を示す図である。
以下、本考案に係る化学防護服の代表的な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、本考案はこれら図面に限定されるものではない。また、図面は、本考案を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。
本実施形態に係る化学防護服1は、日本工業規格JIST8115:2015に規定する全身化学防護服であり、タイプ4〜6の化学防護服、すなわちスプレー防護用密閉服、浮遊固体粉じん防護用密閉服、ミスト防護用密閉服として好適にされる。ただし、本発明はこれらに限られない。
図1及び図2に示すように、化学防護服1は、主として本体10、補強材20及びシーリング材30を含んでいる。化学防護服1は、手袋41、シューズカバー42、バイザー(アイピース)43及び面体(フェイスピース)44のうち少なくとも1つを更に含む組合せであってもよい。
以下、化学防護服1の構成要素を詳細に説明する。
本体10は、少なくとも頭部、胴体部、腕部及び脚部を含み、これらにより化学防護服1の着用者の頭部、胴体部、腕部及び脚部を含む身体の全部又は大部分を覆うことができるものである。本体10は更に着用者の手又は足を覆ってもよい。
本体10の生地は、スパンボンド素材、とりわけポリプロピレンを原料とするスパンボンド素材で好適に作製される。図3に一例を示すように、本体10の生地は、ポリプロピレンスパンボンド(SF)不織布を内層10bとし、ポリエチレンフィルムを外層10aとする積層構造を有することが好ましい。外層10aはポリエチレンフィルムの積層体でもよい。なお、本体10の生地は、静電気防止加工を施され、EU EN1149−5等の規格に適合することが好ましい。
本体10の前面には、ジッパー等のファスナー11が取り付けられている。ここでは、ファスナー11には引手が2個取り付けられ、上下どちらからでも本体10を開閉できる。また、ファスナー11からの化学物質の浸透を防ぐために、ファスナー11を覆うフラップ12が設けられている。
その他、本体10の腰回りには、ゴム等の伸縮部材(図示せず)が縫い込まれており、生地のダブつきを抑え、作業の妨げになるのを防ぐ。また、手首と足首にゴム等の伸縮部材(図示せず)が縫い込まれ、本体10の密閉度を高めている。更に、フードカバーの前面にもゴム等の伸縮部材(図示せず)が縫い込まれており、顔の周囲から危険物が進入するのを防ぐ。
次いで、補強材20について説明する。ここで、補強材20は、補強材21〜25の総称として用いられる。
補強材21〜25は、本体10を突起物等による損傷から保護するべく、それぞれ本体10において着用者の肘部、膝部及び臀部にそれぞれ対応する部位に縫合される生地である。但し、補強材25については、臀部から股部までを含む部位に対応していてもよい。したがって、化学防護服1の肘部、膝部及び臀部では、本体10と補強材20とが重ね合わされている。かかる補強材20は、製造コストの抑制の観点から、本体10と同じ材質の生地で作製されることが好ましい。なお、臀部に位置する補強材25には、化学防護服1の着脱時の股裂けを防止する役割をも有する。
シーリング材30の説明に移ると、シーリング材30はシーリング材31〜35の総称である。シーリング材31〜35は、化学防護服1の密閉度を高めるべく、補強材21〜25の縫合箇所21a〜25aを覆う封止材料である。
シーリング材30として、例えばシームテープが用いられてもよい。シームテープは、例えば、ポリエステル(100%)などの樹脂材料から作製される。
化学防護服1の使用方法を説明する。
着用者は、化学防護服1のファスナー11を開き、両足を本体10の下半部に入れる。そして、着用者は、本体10の腰ベルト(図示せず)を締めて、本体10の下半部を自己の身体に固定する。次いで、着用者は、自己の上半身に本体10の上半部をまとい、最後にファスナー11を閉じて、着用を完了する。
作業時には、着用者は、肘及び膝を接地して(すなわち匍匐して)、危険物質等を取り扱う。作業の一例としては剥離剤塗布やかき落とし施工が挙げられる。かかる作業の際、肘部及び膝部に位置する補強材21〜24が突起物等により先に破損することで、本体10における肘部及び膝部の生地を破損から守ることができる。また、股部に位置する補強材25により、本体10の股部の強度を向上させて、脱着時の引張等の負荷による本体10の股部の破損を防いでいる。
加えて、シーリング材30により、補強材20からの液体の浸透を防ぐ事が可能となり、バリア性能の向上が図られる。
このように特に破損の懸念がある箇所のみを補強する事により、化学防護服1全体の通気性、快適性及び操作性を損なう事なく、上記懸念の改善を図る事が出来る。また、費用面においても、本体10の生地全体の強度をあげるよりも費用が少なく済む。
その他、本体10及び補強材20の生地としてSF素材を採用することで、化学防護服1はスプレー防護性能を有する。
以上、本考案の代表的な実施形態について説明したが、本考案はこれらに限定されるものではなく、種々の設計変更が可能であり、それらも本考案に含まれる。
1 化学防護服
10 本体
20〜25 補強材
21a〜25a 縫合箇所
30〜35 シーリング材

Claims (3)

  1. 頭部、胴体部、腕部及び脚部を含む本体を具備する化学防護服であって、
    前記化学防護服の着用者の肘部、膝部及び臀部にそれぞれ対応する部位に縫合される補強材と、
    前記補強材における縫合箇所を封止するシーリング材と、
    を具備することを特徴とする化学防護服。
  2. 前記補強材は、前記本体と同じ材質の生地から構成されること、
    を特徴とする請求項1に記載の化学防護服。
  3. 前記本体及び前記補強材を構成する生地が、スパンボンド不織布とポリエチレンフィルムとの積層構造を有すること、
    を特徴とする請求項2に記載の化学防護服。
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