JP3233850U - インナーフレーム - Google Patents

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裕介 酒見
裕介 酒見
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Abstract

【課題】長時間の着用においても息苦しさや圧迫感を感じることがなく、また、高温の屋外での作業においても十分な通気性を確保できるため、熱中症の発症を回避できるマスクを提供する。【解決手段】不織布マスクの内側に仕込ませるインナーフレームであって、格子状に組み合わせたテープ状の軟質樹脂から構成され、鼻、頬及び顎を覆って密閉した隙間を形成するように湾曲して形成された構造であり、鼻部A、頬部B及び顎部Cからなり、鼻部、頬部及び顎部のそれぞれに空気が出入りする空気穴2、3を有することを特徴とするインナーフレーム。【選択図】図1

Description

本考案は、不織布マスクの内側に仕込ませて使用するインナーフレームに関する。
従来から、花粉、あるいはウィルスが付着した飛沫を体内に取り込んでしまうことや、保有するウィルスを飛沫とともに体外に飛散させることを防ぐために、各種の素材からなるマスクが使用されている。その中で不織布マスクは、飛沫の飛散を抑えるフィルター効果が高いことが知られている。
しかし、不織布マスクは、他の素材に比較して通気性に劣るという特徴を有している。
ところで、高温多湿な環境下においては、体内の水分および塩分のバランスが崩れたり、体内の各種調節機能が破綻するなど身体の不調が発生することがある。そうすると、直射日光が当たる屋外の暑熱環境下や、室内の湿熱環境下で作業員が作業を行う場合に、感染予防のためにマスクを着用すると、体に熱がこもりやすくなり熱中症を発症する危険が高まってしまう。
そこで、フィルター効果が高いという不織布マスクの特徴を生かしつつ、通気性を向上させて、屋外で現場作業を行う作業員であっても、快適に着用できるマスクが求められている。
この問題に関連し、従来からマスクの通気性や着用性を改善しようとする試みがなされ、いくつかのマスクが提案されている。
例えば、特許文献1には、マスク本体を上辺に比較して短い下辺の台形状とし、マスク本体の前面中央に主通気孔部、両側辺部に副通気孔部を形成することで、通気性を改善した衛生マスクが記載されている。また、特許文献2には、多層のフィルター層間にスペーサを内蔵させて空間を形成し、これによりマスク室内の空気循環を改善し、もって、通気性と着用性を改善した呼吸用マスクとする技術が記載されている。
実用新案登録3114181号公報 特開2005−192983号公報
しかし、特許文献1、2で提案されたマスクは、いずれも、不織布マスクにそのまま適用できる技術ではないし、マスクの通気性と着用性において依然として改善の余地のあるものでしかなかった。
本考案は、上記した課題を解決することを目的とするもので、フィルター効果が高いという不織布マスクを使用することを前提としつつ、長時間の着用においても息苦しさや圧迫感を感じることがなく、また、高温での屋外の現場作業においても、十分な通気性と快適な着用性を確保できるマスクを提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案の請求項1に係るインナーフレームは、不織布マスクの内側に仕込ませて使用するインナーフレームであって、格子状に形成した軟質樹脂から構成され、顔面の鼻、頬及び顎の形状に沿った立体的構造であって、鼻部、頬部及び顎部からなり、鼻部、頬部及び顎部のそれぞれに空気が出入りする第一、第二及び第三の空気穴を有することを特徴とするインナーフレームである。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のインナーフレームにおいて、前記鼻部に形成した第一の空気穴は、鼻の突起の両側の鼻翼溝に対応する部分に形成した空気穴であって、弾力性のある輪郭線で形成する窪みの両端をつないで形成した空気穴であることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載のインナーフレームにおいて、前記頬部に形成した第二の空気穴は、マスクのゴムひもを通すために設けた上下の穴を結ぶスリット状の空気穴であることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1〜3のいずれかに記載のインナーフレームにおいて、顎に覆うように形成した顎部に設けた空気穴であることを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1〜4のいずれかに記載のインナーフレームにおいて、前記軟質樹脂がポリエチレン樹脂であることを特徴とする。
本考案に係るインナーフレームを不織布マスクとともに着用した場合には、インナーフレームの鼻部、頬部及び顎部の3か所に第一から第三の空気穴を設けられているので、これにより不織布マスクの上下及び左右の四方向からの空気の換気が可能となる。このため、不織布マスクを着用した際の通気性を格段に向上させることができる。
このため、通常の着用はもとより、特に、直射日光の当たる屋外の暑熱環境下での現場作業において、ウィルス感染防止のために着用したとしても、体に熱がこもることを防ぐことができるので、熱中症の発症の危険を大幅に減らすことができる。
本考案のインナーフレームの正面図である。 本考案のインナーフレームの側面図である。 本考案のインナーフレームを上方から見た上面図である。 本考案のインナーフレームを内面から見た内面図である。
以下に本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(全体的な構造)
図1は本考案に係るインナーフレームを正面から見た正面図で、格子状に形成した軟質樹脂から構成されている。テープ状の軟質樹脂を組み合わせてもよいし、一体成型を適用してもよい。その構造は、図2に示す通り、顔面の鼻、頬及び顎の形状に沿って立体的構造に形成されている。このため、インナーフレームを不織布マスクに適用した場合に、不織布マスクとインナーフレームが、鼻、頬及び顎を覆って密閉した隙間空間を形成する。この点が、本考案の第一の特徴である。
このような密閉した隙間空間が形成されるため、いくつかの有利な効果を発揮する。まず、不織布マスク着用者が大きく息を吸った場合でも、不織布マスクがへこむことはない。このため、着用者は息苦しさを感じない。このことは、現場作業を行う作業者が着用する上で大きなメリットとなる。また、通常の使用においても、口紅等の化粧料が不織布マスクに付着することはないので、女性においても安心して清潔に使用することができる。
(材質)
そして、本考案に係るインナーフレームは、鼻、頬及び顎の部分の肌に直接接触する部分があるため、軟質樹脂は肌に優しい材質であることが必要である。ポリエチレン樹脂、又は、シリコン樹脂を使用することが好ましい。
また、繰り返しの使用を可能とするために、何回でも洗って清潔に維持できるような仕様とすることが好ましい。
本考案に係るインナーフレームは、不織布マスクとともに着用した際に、不織布の鼻、頬及び顎に対応する部分に、それぞれ第一から第三の空気穴を提供する。これにより、不織布マスクを通して吸排気を行う際に換気を容易に行うことができる。この点が、本考案の第二の特徴である。
以下では、第一から第三のそれぞれの空気穴の特徴について詳述する。
(第一の空気穴)
本考案に係るインナーフレームの有する第一の空気穴は、図3に示すように、鼻の突起の両側の鼻翼溝に対応する部分に形成された空気穴である。図の白色部分であり、この空気穴を通して鼻部から上方へ空気の出し入れをすることができる。
これまで不織布マスクを着用する際には、通常は、不織布マスクと鼻の鼻翼溝部分の密着性を高めるために、鼻の形状に合わせて不織布マスクの上辺を折り曲げて使用していた。しかし、本考案に係るインナーフレームを使用することで、これまで通気口として使われていなかった部分に空気穴を形成することができる。
本考案に係るインナーフレームにおいては、第一の空気穴は、鼻の突起の両側の鼻翼溝に対応する部分において、柔軟であり弾力性のある輪郭線で窪みの両端をつなぐことで形成する。バネ状の線材としてポリエチレン樹脂等の柔軟性であり弾力性のある素材を用いているので、鼻の形状に合わせて屈曲・変形して皮膚に密着した空気穴を形成することができる。
この空気穴は、新たに不織布マスクの上方向への換気を行うので、不織布マスクの通気性改善に大きく寄与することは明らかである。
(第二の空気穴)
本考案に係るインナーフレームの有する第二の空気穴は、図2及び図4に示されるように、不織布マスクの頬の部分に形成した空気穴である。第二の空気穴は、不織布マスクのゴムひもを通すために設けた上下の穴を結ぶスリット形状である。
従来、不織布マスクを単体で着用する場合、頬の部分では不織布マスクは頬に密着しているため、この部分に換気機能がなかった。しかし、本考案に係るインナーフレームによれば、不織布マスクとインナーフレームで覆われて密閉した隙間空間の空気を、不織布マスクの左右の方向からも出し入れすることができる。このため、不織布マスクを着用した場合でも通気性が格段に向上する。
(第三の空気穴)
本考案に係るインナーフレームの有する第三の空気穴は、図1及び図4に示されるように、顎を覆うように形成した顎部に設けられた空気穴である。従来の不織布マスクでは、顎の部分から換気を行うことができなかった。しかし、本考案によれば、インナーフレームの顎部に上記第三の空気穴を設けたので、不織布マスクの下方の方向からも出し入れすることができる。このため、不織布マスクの通気性が格段に向上する。
(追加的機能)
本考案に係るインナーフレームには、任意に他の機能を持たせることもできる。例えば、不織布マスクと接触する面に抗菌剤を塗布して不織布マスクに抗菌性を付与することができる。また、着用者の顔面に面する面には、マイナスイオン発生剤や清涼機能材を塗布しておけば、着用する際及び着用している時間の間に、着用者に清涼感を与えることもできる。
(着用方法)
本考案に係るインナーフレームを着用する際には、不織布マスクの両側の紐を、インナーフレームの頬部分の第二の空気穴に通して、不織布マスクとともに顔面に装着する。その際には、インナーフレームの上下及び左右が完全に不織布マスクで覆われるよう、不織布マスクの伸縮を調整する。
本考案に係るインナーフレームを使用する場合においても、顔面と不織布マスクとの間にできた隙間から花粉やウィルスが入り込まないよう、不織布マスクは顔面に密着させる必要がある。しかし、本考案に係るインナーフレームの着用者は、鼻と口を完全に不織布マスクで覆われるとしても、インナーフレームと合わせて着用することで、不織布マスクの上下方向と左右方向からの通気性が格段に向上するので、暑熱環境下で現場作業する場合においても快適に長時間マスクを使用することができる。
なお、本考案は、以上説明した実施の形態に適用が限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
A 鼻部
B 頬部
C 顎部
1 第一の空気穴
2 第二の空気穴
3 第三の空気穴

Claims (5)

  1. 不織布マスクの内側に仕込ませて使用するインナーフレームであって、
    格子状に形成した軟質樹脂から構成され、
    顔面の鼻、頬及び顎の形状に沿った立体的構造であって、鼻部、頬部及び顎部からなり、
    鼻部、頬部及び顎部のそれぞれに空気が出入りする第一、第二及び第三の空気穴を有することを特徴とするインナーフレーム。
  2. 前記鼻部に形成した第一の空気穴は、鼻の突起の両側の鼻翼溝に対応する部分に形成した空気穴である請求項1に記載のインナーフレーム。
  3. 前記頬部に形成した第二の空気穴は、マスクのゴムひもを通すために設けた上下の穴を結ぶスリット状の空気穴である請求項1又は2に記載のインナーフレーム。
  4. 前記顎部に形成した第三の空気穴は、顎に覆うように形成した顎部に設けた空気穴である請求項1〜3のいずれかに記載のインナーフレーム。
  5. 前記軟質樹脂が、ポリエチレン樹脂である請求項1〜4のいずれかに記載のインナーフレーム。



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