JP3232899U - Cleaning equipment - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄液の飛沫の拡散を抑制しつつ、装置全体の占有面積を小さくできる洗浄装置を提供する。【解決手段】洗浄装置1は、洗浄室20と、洗浄室20に隣接して配置された乾燥室30と、ワークの洗浄室20から乾燥室30への搬送を行うワーク搬送装置40と、を備える。ワーク搬送装置40は、鉛直軸L1のまわりに回転可能な本体塔50、および本体塔50に基端部43が回動可能に連結されるとともに先端部44にワークを把持する把持装置48が取り付けられたアーム42を有している。そして、ワークの洗浄時および乾燥時に洗浄室20と乾燥室30とを区画するカバー61が、本体塔50に取り付けられている。【選択図】図1PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cleaning apparatus capable of reducing the occupied area of the entire apparatus while suppressing the diffusion of droplets of the cleaning liquid. SOLUTION: A cleaning device 1 includes a cleaning chamber 20, a drying chamber 30 arranged adjacent to the cleaning chamber 20, and a work transporting device 40 for transporting a work from the cleaning chamber 20 to the drying chamber 30. Be prepared. In the work transfer device 40, a main body tower 50 that can rotate around the vertical shaft L1 and a gripping device 48 that rotatably connects the base end portion 43 to the main body tower 50 and grips the work at the tip end portion 44 are attached. It has a plumb bob 42. A cover 61 that separates the cleaning chamber 20 and the drying chamber 30 during cleaning and drying of the work is attached to the main body tower 50. [Selection diagram] Fig. 1
Description
本考案は、洗浄装置に関する。 The present invention relates to a cleaning device.
例えば自動車部品などのワークに付着した切り屑や油脂などの汚れを除去するために、洗浄液による洗浄を行う洗浄装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。この洗浄装置の洗浄処理室内には、ワーク洗浄装置と、水切り装置と、乾燥装置とが配置されている。そして、6軸のロボットアームである把持装置がワークを把持して、ワーク洗浄装置、水切り装置、および乾燥装置の間を搬送する。 For example, in order to remove stains such as chips and oils and fats adhering to a work such as an automobile part, a cleaning device that performs cleaning with a cleaning liquid is used (see, for example, Patent Document 1). A work cleaning device, a draining device, and a drying device are arranged in the cleaning processing chamber of this cleaning device. Then, the gripping device, which is a 6-axis robot arm, grips the work and conveys it between the work cleaning device, the draining device, and the drying device.
特許文献1に記載の洗浄装置では、ワーク洗浄装置である洗浄室と、水切り装置や乾燥装置などの乾燥室とが別々に分離して設けられている。また、6軸のロボットアームは、各装置との干渉を回避しながら、可動範囲を広く確保する必要がある。このため、装置全体の占有面積が大きくなってしまう。さらに、ロボットアームの先端にワークが把持され、側部を構成する複数のプレートを移動させてワークを取り囲んだ状態で、ワークに向け洗浄液を噴射して洗浄が行われるため、洗浄液の飛沫が拡散するおそれがある。
In the cleaning apparatus described in
本考案は、洗浄液の飛沫の拡散を抑制しつつ、装置全体の占有面積を小さくできる洗浄装置を提供することを課題とする。 An object of the present invention is to provide a cleaning device capable of reducing the occupied area of the entire device while suppressing the diffusion of droplets of the cleaning liquid.
前記課題を解決するため、本考案に係る洗浄装置は、洗浄液の噴射によってワークの洗浄が行われる洗浄室と、前記洗浄室に隣接して配置され、前記ワークの乾燥が行われる乾燥室と、を備える。また、前記洗浄装置は、前記ワークの前記洗浄室から前記乾燥室への搬送を行うワーク搬送装置を備える。前記ワーク搬送装置は、鉛直軸のまわりに回転可能な本体部、および前記本体部に基端部が回動可能に連結されるとともに先端部に前記ワークを把持する把持装置が取り付けられたアームを有している。そして、前記ワークの洗浄時および乾燥時に前記洗浄室と前記乾燥室とを区画するカバーが、前記本体部に取り付けられている。 In order to solve the above problems, the cleaning apparatus according to the present invention includes a cleaning chamber in which the work is washed by spraying a cleaning liquid, a drying chamber arranged adjacent to the cleaning chamber and in which the work is dried, and the like. To be equipped. In addition, the cleaning device includes a work transfer device that transports the work from the cleaning chamber to the drying chamber. The work transfer device includes a main body that can rotate around a vertical axis, and an arm that has a base end rotatably connected to the main body and a gripping device that grips the work at the tip. Have. Then, a cover that separates the washing chamber and the drying chamber during cleaning and drying of the work is attached to the main body portion.
本考案によれば、洗浄液の飛沫の拡散を抑制しつつ、装置全体の占有面積を小さくできる洗浄装置を提供できる。 According to the present invention, it is possible to provide a cleaning device capable of reducing the occupied area of the entire device while suppressing the diffusion of droplets of the cleaning liquid.
本考案の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings as appropriate.
In each figure, common components and similar components are designated by the same reference numerals, and duplicate description thereof will be omitted as appropriate.
本考案の第1実施形態に係る洗浄装置1について、図1〜図5を適宜参照しながら詳細に説明する。図1は、本考案の第1実施形態に係る洗浄装置1の概略斜視図である。図2は、本考案の第1実施形態に係る洗浄装置1の概略平面図である。図3は、本考案の第1実施形態に係る洗浄装置1の概略右側面図である。
以下、説明の都合上、図1に示すように、上下左右前後の方向を設定する。
The
Hereinafter, for convenience of explanation, the directions of up, down, left, right, front and back are set as shown in FIG.
図1〜図3に示すように、本実施形態の洗浄装置1は、ワークW(図2参照、以下同様)に付着した切り屑や油脂などの汚れを除去するために、洗浄液による洗浄、および乾燥を行う装置である。ここでは、ワークWは自動車部品のバルブボディである。バルブボディは、板形状を呈しており、その内部に各種形状の孔が形成されている。ただし、ワークWは、バルブボディに限定されるものではなく、他の機械部品であってもよい。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
洗浄装置1は、ベース部10と、洗浄液の噴射によってワークWの洗浄が行われる洗浄室20と、洗浄室20に隣接して配置され、ワークWの乾燥が行われる乾燥室30と、ワーク搬送装置40と、を備えている。また、洗浄装置1は、洗浄室20、乾燥室30および供給装置90の外枠を構成する外カバー11を備えている。
なお、図1〜図3では、外カバー11のうち、洗浄室20、乾燥室30の前面および上面と、乾燥室30の右側面とは図示省略されている。また、図2以降の図において、把持装置48は図示省略されている。
The
In FIGS. 1 to 3, of the
ワーク搬送装置40は、ワークWの洗浄室20への搬入、ワークWの洗浄室20から乾燥室30への搬送、およびワークWの乾燥室30からの搬出を行う、スコットラッセル機構を採用したロボット、リンク式多関節ロボット等の円筒座標型ロボットである。また、洗浄装置1は、洗浄液の供給および再生処理を行う供給装置90を備えている。
The
ベース部10の上方には、洗浄室20、乾燥室30、ワーク搬送装置40および供給装置90がそれぞれ配置されている。ベース部10の上方に設けられた底板18上の前部左側に洗浄室20が配置され、前部右側に乾燥室30が配置され、洗浄室20および乾燥室30の後方に供給装置90が配置されている。そして、洗浄室20の後部と乾燥室30の後部との間にワーク搬送装置40が配置されている。底板18は後方に向かって低くなる方向に傾斜しているため、使用済みの洗浄液が後方に送られて、供給装置90内のタンク(図示せず)に回収されて再処理されるようになっている。
A
外カバー11の左側面には、ワークWが搬入される搬入口12が形成されている。搬入口12は、洗浄室20の側方(左側)に位置する。搬入口12は、スライド扉13が水平方向(前後方向)にスライド移動することによって開閉可能となっている。また、外カバー11の右側面には、ワークWが搬出される搬出口14が形成されている。搬出口14は、乾燥室30の側方(右側)に位置する。搬出口14は、スライド扉15が水平方向(前後方向)にスライド移動することによって開閉可能となっている。
A carry-in
洗浄装置1の外カバー11の外側には、ワーク支持部16およびワーク支持部17(図2参照、以下同様)が配置されている。ワーク支持部16は、搬入口12に対向する位置に配置されており、洗浄装置1へ搬入するワークWを支持する。ワーク支持部17は、搬出口14に対向する位置に配置されており、洗浄装置1から搬出されるワークWを支持する。ワーク支持部16,17は、ここでは、ワークWを載置するための置き台である。ただし、ワーク支持部16,17は、置き台に限定されるものではなく、例えば、コンベア、前後工程の機械のジグ、無人搬送車などであってもよい。
A
図4は、ワーク搬送装置40の伸長状態を示す概略斜視図である。図5は、ワーク搬送装置40の収縮状態を示す概略斜視図である。
FIG. 4 is a schematic perspective view showing an extended state of the
図4、図5に示すように、ワーク搬送装置40は、鉛直軸L1のまわりにJ1方向に回転可能な本体部としての本体塔50と、本体塔50に基端部43が回動可能に連結されたアーム42と、を有する。本体塔50は、基部55の上に回転可能に支持されている。アーム42の先端部44には、ワークWを把持する把持装置48(図1参照)が取り付けられている。
As shown in FIGS. 4 and 5, in the
本体塔50は、ヘッド部51、第1支持筒52、第2支持筒53およびフランジ部54を有している。ヘッド部51には、アーム42が回動可能に連結されている。第1支持筒52は、ヘッド部51の下部に固定して取り付けられている。第2支持筒53は、第1支持筒52に対して上下方向(J2方向)にスライド移動可能に取り付けられている。第1支持筒52と第2支持筒53とは、図示しない規制手段によって円周方向の相互移動が規制されている。フランジ部54は、第2支持筒53の下部に固定されており、第2支持筒53の外周面から径方向外側に突出して設けられたリング状の板である。
The
第1支持筒52と第2支持筒53とは入れ子構造になっており、第1支持筒52の内部に第2支持筒53が挿入される。ただし、第2支持筒53の内部に第1支持筒52が挿入されてもよい。つまり、本体塔50は、伸縮自在に構成されており、ヘッド部51および第1支持筒52が、基部55に対して上下方向(J2方向)に移動可能となっている。本体塔50の回転と、ヘッド部51および第1支持筒52の上下移動は、モータおよび動力伝達部を備える図示しない駆動機構によって行われる。
The
なお、ヘッド部51が第1支持筒52に対して回転可能に取り付けられて、鉛直軸L1のまわりに回転可能に構成されてもよい。このように構成すれば、本体塔50のヘッド部51のみを回転させることができるので、応答性が良くなり、旋回動作を迅速に実行できる。
The
アーム42は、基端部43を有する第1アーム部45と、第1アーム部45の先端に連結された第2アーム部46と、第2アーム部46の先端側に連結された手先部47と、手先部47の先端に連結された先端部44とを備える。
The
第1アーム部45は、水平方向に沿う回動軸L2のまわりにJ3方向に回動可能である。ここで、回動軸L2は、鉛直軸L1に対して垂直である。第2アーム部46は、第1アーム部45の長手方向軸線L3のまわりにJ4方向に回転可能である。手先部47は、第2アーム部46の長手方向軸線L3に垂直な回動軸L4のまわりにJ5方向に回動可能である。なお、長手方向軸線L3は、第1アーム部45と第2アーム部46とに共通する長手方向軸線である。先端部44は、手先部47の長手方向軸線L5のまわりにJ6方向に回転可能である。ここで、長手方向軸線L5は、回動軸L4に対して垂直である。
The
第1アーム部45、第2アーム部46、手先部47および先端部44の回転等の動作は、モータおよび動力伝達部を備える図示しない駆動機構によって行われる。第1アーム部45を回動させることで、アーム42は、先端部44が本体塔50の回転中心軸である鉛直軸L1に近接した閉状態(図4参照)や、先端部44が鉛直軸L1から離間した開状態(図5参照)に変化する。
Operations such as rotation of the
先端部44に取り付けられる把持装置48(図1参照)として、例えば、エアクランプやマグネット等でワークWを把持するクランプ装置が使用され得る。把持装置48は、例えば、ワークWの種類に応じて交換可能となっている。
As the gripping device 48 (see FIG. 1) attached to the
図1に示すように、洗浄装置1は、本体塔50に取り付けられたカバー61を備えている。具体的には、カバー61は、本体塔50のフランジ部54に固定して取り付けられている。したがって、本体塔50の回転に連動してカバー61も回転する。カバー61の本体塔50への固定は、ここでは、ねじ部材によって行われるが、これに限定されるものではなく、例えば溶接などの他の固着手段が使用されてもよい。カバー61は、ワークWの洗浄時および乾燥時に洗浄室20と乾燥室30とを区画する。すなわち、洗浄室20と乾燥室30とは、ワークWの洗浄時および乾燥時のいずれのときにも、カバー61によって区画されて仕切られる。
As shown in FIG. 1, the
また、洗浄装置1は、洗浄室20と乾燥室30との間に設置された仕切り板80を備えている。本実施形態では、仕切り板80は、洗浄室20と乾燥室30との境界線の両端部にそれぞれ設置された縦長の矩形状を呈する板81,82を有する。仕切り板80には、ワークWの洗浄室20から乾燥室30への搬送時にカバー61が通過可能な仕切り開口部83が形成されている。ここでは、一対の板81,82の間の縦長の矩形状の空間が、仕切り開口部83を構成している。
Further, the
カバー61は、本体塔50の径方向外側に配置されて本体塔50の周囲を覆う側面62を有している。側面62は、仕切り板80の仕切り開口部83の上下方向に延在する縁部に対向する円筒状を呈している。また、カバー61は、側面62の上部を覆う上面64を有している。上面64は、カバー61の剛性を向上させることができるが、カバー61全体として必要な剛性が確保できれば省略可能である。
The
カバー61の側面62には、アーム42の先端部44を鉛直軸L1から離間させる際にアーム42が通過可能なカバー開口部63が形成されている。カバー開口部63は、開口面積を極力小さくしてアーム42およびワークWを通過可能にするために、縦長のスリット状を呈している。
A
供給装置90は、洗浄液を貯留するタンク(図示せず)、タンクから洗浄液を吸い上げて送出するポンプ(図示せず)、回収された洗浄液を濾過するフィルタ(図示せず)などを備えている。供給装置90は、ポンプの作動によってタンクに貯留される洗浄液を洗浄ノズル23に供給する。
The
洗浄室20の内部には、洗浄ノズルブロック22(洗浄部)が配設されており、洗浄ノズルブロック22は例えば四角枠の形状を呈している。洗浄ノズルブロック22には、内側に向けて洗浄液を噴射する複数の洗浄ノズル23が設けられている。洗浄液は、供給装置90から、洗浄ノズルブロック22の内部に形成された流路(図示せず)を介して、洗浄ノズル23に供給される。したがって、ワークWに対して複数の方向で各洗浄ノズル23から洗浄液を噴流として噴射できる。多くの洗浄ノズル23から洗浄液を同時に噴射できるため、数多くの噴流が洗浄槽21内に発生する。
A cleaning nozzle block 22 (cleaning portion) is disposed inside the cleaning
洗浄ノズルブロック22を囲うように、洗浄槽21が底板18上に固設されてよい。洗浄槽21の底部には排水口および排水弁(図示せず)が配設されている。洗浄槽21に洗浄液を満たしたり、排出したりすることができるため、洗浄装置1は気中洗浄および水中洗浄を選択的に行うことができる。
The
乾燥室30の内部には、乾燥ノズルブロック32(乾燥部)が配設されており、乾燥ノズルブロック32は例えば四角枠の形状を呈している。乾燥ノズルブロック32には、内側に向けて乾燥空気を噴射する複数の乾燥ノズル33が設けられている。エアブロー用の乾燥空気は、送風機(図示せず)によって加圧され、乾燥ノズルブロック32の内部に形成された流路(図示せず)を介して、乾燥ノズル33に供給される。したがって、ワークWに対して複数の方向で各乾燥ノズル33から乾燥空気を噴射できる。
なお、乾燥ノズルブロック32に換えて、又は乾燥ノズルブロック32と共に、減圧槽31が底板18上に固設されてよい。減圧槽31は乾燥ノズルブロック32を囲むように設けられても良い。減圧槽31は上部が開口する。乾燥槽31の底部には排水口(図示せず)が配設されてよい。乾燥槽31は減圧装置と接続される。この場合、ワークWを減圧槽31に挿入したときにその開口部を閉塞するように、把持部48にカバーが設けられる。
A drying nozzle block 32 (drying portion) is arranged inside the drying
The
ワーク搬送装置40は、洗浄ノズルブロック22および乾燥ノズルブロック32の後側に設置されている。具体的には、ワーク搬送装置40は、平面視において、洗浄ノズルブロック22の中心と乾燥ノズルブロック32の中心とを結ぶ線分の垂直二等分線上の位置付近であって、該線分から後方に離れた位置に設置されている。
The
外カバー11の内部、ここでは供給装置90内には、制御装置91が配置されている。洗浄装置1の各部の動作は、制御装置91によって制御される。制御装置91は、記憶手段に予め記憶されたプログラムをCPUが実行することで、洗浄装置1の各部の動作を制御するコンピュータである。
The
次に、本実施形態の洗浄装置1を用いたワークWの洗浄方法について、主に図1を参照して説明する。なお、洗浄装置1の動作は、制御装置91によって制御される。
まず、未洗浄のワークW(図2参照)が、作業者などによってワーク支持部16(図2参照)上に置かれ、ワーク支持部16によって支持される。続いて、スライド扉13が開く。
Next, a method of cleaning the work W using the
First, the unwashed work W (see FIG. 2) is placed on the work support portion 16 (see FIG. 2) by an operator or the like, and is supported by the
ワーク搬送装置40は、本体塔50の旋回および上下方向の伸縮動作、並びにアーム42の各部の動作(以下、単に「本体塔50およびアーム42の動作」ともいう。)によって、アーム42の先端部44を搬入口12を通してワーク支持部16上に移動させる。ここで、第1アーム部45が回動軸L2のまわりに回動させられることで、アーム42が開閉動作する。また、第2アーム部46が長手方向軸線L3のまわりに回転させられることで、長手方向軸線L3に垂直な平面内で手先部47の姿勢が変化する。また、手先部47が回動軸L4のまわりに回動させられることで、回動軸L4に垂直な平面内で手先部47の姿勢が変化する。また、先端部44が長手方向軸線L5のまわりに回転させられることで、長手方向軸線L5に垂直な平面内で先端部44に取り付けられた把持装置48が回転する。
The
続いて、ワーク搬送装置40は、ワークWを把持装置48によって把持し、洗浄室20内に搬入し、洗浄槽21の真上に位置させる。その後、スライド扉13が閉じられる。この状態において、カバー61は、洗浄室20と乾燥室30とを区画する。つまり、洗浄室20と乾燥室30とは、仕切り板80とカバー61とによって、互いに仕切られた状態となる。
Subsequently, the
なお、ワークWの洗浄時および乾燥時に洗浄室20と乾燥室30との間に形成される隙間は、例えば、補助仕切り板を取り付けるか、仕切り板80の端縁の一部を拡張するかなどして、極力覆うことが好ましい。また、本体塔50およびカバー61の旋回に必要な、カバー61と仕切り板80の端縁との間の僅かな隙間は、仕切り板80の端縁に可撓性を有するゴム板やブラシ等の補助部材を取り付けることで閉鎖することができる。
The gap formed between the cleaning
続いて、供給装置90が作動し、洗浄ノズル23に洗浄液を供給する。ワーク搬送装置40は把持したワークWを洗浄槽21に投入し、ワークWの洗浄が行われる。すなわち、洗浄ノズル23からワークWに洗浄液が噴射され、ワークWから切り屑や油脂が洗浄液によって押し流される。洗浄時には、ワーク搬送装置40は、本体塔50およびアーム42の動作によって、ワークWへ当たる洗浄液の噴流の位置を調整する。このようにして、洗浄室20でワークWが洗浄される。そして、所定時間が経過すると、洗浄ノズル23による洗浄液の噴射が停止し、ワークWの洗浄が完了する。
この状態において、カバー61は、洗浄室20と乾燥室30とを区画する。つまり、洗浄室20と乾燥室30とは、仕切り板80とカバー61とによって、互いに仕切られた状態となる。ワーク搬送装置40は、ワークWを洗浄ノズルブロック22内で水平方向に移動させる場合がある。この場合にあっても、側面62が円筒面であるため、側面62と仕切り板80とによって、洗浄室20と乾燥室30とが仕切られた状態を保つ。
Subsequently, the
In this state, the
続いて、ワーク搬送装置40は、本体塔50およびアーム42の動作によって、洗浄が完了したワークWを乾燥室30内に搬入し、乾燥ノズルブロック32の真上に位置させる。この状態において、カバー61は、洗浄室20と乾燥室30とを区画する。つまり、洗浄室20と乾燥室30とは、仕切り板80とカバー61とによって、互いに仕切られた状態となる。
Subsequently, the
ここで、本体塔50の旋回時には、アーム42が閉状態にされて、アーム42およびワークWがカバー61の内側に収納される。これにより、アーム42およびワークWが仕切り板80に干渉することが防止される。
Here, when the
続いて、エアブロー用の乾燥空気が乾燥ノズル33に供給される。ワーク搬送装置40は把持したワークWを乾燥槽31に投入し、ワークWの乾燥が行われる。すなわち、乾燥ノズル33からワークWに乾燥空気が噴射され、ワークWが乾燥させられる。乾燥時には、ワーク搬送装置40は、本体塔50およびアーム42の動作によって、ワークWへ当たる乾燥空気の噴流の位置を調整する。このようにして、乾燥室30でワークWが乾燥させられる。そして、所定時間が経過すると、乾燥ノズル33による乾燥空気の噴射が停止し、ワークWの乾燥が完了する。
Subsequently, dry air for air blowing is supplied to the drying
続いて、スライド扉15が開く。ワーク搬送装置40は、本体塔50およびアーム42の動作によって、乾燥が完了したワークWを搬出口14を通してワーク支持部17(図2参照)上に移動させる。ワーク搬送装置40は把持装置48によるワークWの把持を解除し、ワークWはワーク支持部17に置かれて支持される。
Subsequently, the
このようにして、ワークWの洗浄および乾燥の処理が完了すると、ワーク搬送装置40は本体塔50やアーム42の位置を初期状態に戻し、スライド扉15が閉じて、次のワークWの処理に備える。初期状態は、ここでは、アーム42が閉じていて、搬入口12に対向している状態とされるが、これに限定されるものではなく、例えば、洗浄槽21や乾燥室30に対向している状態であってもよい。
When the cleaning and drying processing of the work W is completed in this way, the
前記したように、本実施形態に係る洗浄装置1は、洗浄室20と、洗浄室20に隣接して配置された乾燥室30と、ワークWの洗浄室20から乾燥室30への搬送を行うワーク搬送装置40と、を備える。ワーク搬送装置40は、鉛直軸L1のまわりに回転可能な本体塔50、および本体塔50に基端部43が回動可能に連結されるとともに先端部44にワークWを把持する把持装置48が取り付けられたアーム42を有している。そして、ワークWの洗浄時および乾燥時に洗浄室20と乾燥室30とを区画するカバー61が、本体塔50に取り付けられている。
As described above, the
このような構成では、ワーク搬送装置40は、本体塔50の旋回およびアーム42の開閉によって、狭小スペースでも洗浄室20から乾燥室30への搬送を行うことができる。また、本体塔50に取り付けられたカバー61によって、ワークWの洗浄時および乾燥時に洗浄室20と乾燥室30とが区画されるため、洗浄液の飛沫が拡散することを抑制できる。
すなわち、本実施形態によれば、洗浄液の飛沫の拡散を抑制しつつ、装置全体の占有面積を小さくできる洗浄装置1を提供できる。
In such a configuration, the
That is, according to the present embodiment, it is possible to provide the
また、本実施形態では、ワーク搬送装置40は、ワークWの洗浄室20への搬入、およびワークWの乾燥室30からの搬出を更に行う。このような構成では、ワーク搬送装置40は、本体塔50の旋回およびアーム42の開閉によって、狭小スペースでもワークWの搬入出も行うことができる。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、ワーク搬送装置40は、洗浄ノズルブロック22および乾燥ノズルブロック32の後側に設置されている。このような構成では、本体塔50を例えば45〜120度の範囲内の比較的小さい角度回転させることで、ワークWを洗浄室20から乾燥室30へ搬送することができる。したがって、洗浄室20から乾燥室30へのワークWの搬送時間を短縮できる。なお、ワーク搬送装置40は、洗浄ノズルブロック22および乾燥ノズルブロック32の前側に設置されてもよい。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態は、洗浄室20と乾燥室30との間に設置された仕切り板80を備え、仕切り板80には、ワークWの洗浄室20から乾燥室30への搬送時にカバー61が通過可能な仕切り開口部83が形成されている。このような構成では、予め設置された仕切り板80と回転可能なカバー61とによって、洗浄室20と乾燥室30とを仕切ることができる。また、ワークWの洗浄室20から乾燥室30への搬送時に本体塔50に取り付けられたカバー61が回動するが、仕切り開口部83が形成されているため、カバー61と仕切り板80とは干渉しない。
Further, the present embodiment includes a partition plate 80 installed between the cleaning
また、本実施形態では、カバー61は、仕切り板80の仕切り開口部83の上下方向に延在する縁部に対向する側面62を有する円筒状を呈している。また、カバー61の側面62には、アーム42の先端部44を鉛直軸L1から離間させる際にアーム42が通過可能なカバー開口部63が形成されている。このような構成では、カバー61が回動しても仕切り開口部83の縁部とカバー61の側面62との距離が変化しない。このため、仕切り板80とカバー61とで、洗浄室20と乾燥室30とをより確実に仕切ることができる。また、カバー61の側面62に形成されたカバー開口部63を通してアーム42を開閉しながら、ワークWを把持したり搬送したりすることができる。
Further, in the present embodiment, the
図6は、本考案の第2実施形態に係る洗浄装置1aの概略斜視図である。以下、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
FIG. 6 is a schematic perspective view of the
第2実施形態の洗浄装置1aでは、底板18上の後側に洗浄室20が配置され、底板18上の前側に乾燥室30が配置され、洗浄室20の後方に供給装置90が配置されている。洗浄室20が供給装置90に隣接して配置されているため、洗浄液の供給および使用済みの洗浄液の回収を効率良く行うことができる。そして、洗浄室20と乾燥室30との間にワーク搬送装置40が配置されている。
In the
外カバー11の右側面に、洗浄室20の側方(図6では右側)に位置して、スライド扉13によって開閉される搬入口12が形成されている。また、外カバー11の左側面に、乾燥室30の側方(図6では左側)に位置して、スライド扉15によって開閉される搬出口14が形成されている。
On the right side surface of the
ワーク搬送装置40は、洗浄ノズルブロック22と乾燥ノズルブロック32との間に設置されている。具体的には、ワーク搬送装置40は、平面視において、洗浄ノズルブロック22の中心と乾燥ノズルブロック32の中心とを結ぶ直線上の位置付近に設置されている。
The
この第2実施形態では、洗浄ノズルブロック22、ワーク搬送装置40、乾燥ノズルブロック32を、この順で直線状に前後方向に並べることができるため、洗浄装置1aの横方向(左右方向)寸法をより小さくできる。そして、本体塔50を180度回転させることで、ワークWを洗浄室20から乾燥室30へ搬送することができる。
なお、洗浄ノズルブロック22、ワーク搬送装置40、乾燥ノズルブロック32を、この順で直線状に左右方向に並べて設置してもよい。この場合、洗浄装置1aの奥行き方向(前後方向)寸法をより小さくできる。
In the second embodiment, the cleaning
The cleaning
図7は、本考案の第3実施形態に係る洗浄装置1bの概略斜視図である。以下、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
FIG. 7 is a schematic perspective view of the
第3実施形態の洗浄装置1bでは、カバー61aは、カバー開口部63の左右両側にそれぞれ設けられた一対の板状部65を有している。板状部65は、側面62から径方向外側に向けて延伸している。板状部65は、ここでは台形を呈している。この板状部65の上側の辺の傾斜角度は、アーム42が洗浄ノズルブロック22または乾燥ノズルブロック32の方を指向する程度に少し開いた状態にある場合のアーム42の開き角度と略等しく設定されている。ただし、板状部65は、台形に限定されるものではなく、例えば三角形、矩形等の他の形状を呈していてもよい。
In the
仕切り開口部83は、切欠き部84を備えている。切欠き部84は、仕切り板80(板81)に、カバー61aの板状部65を鉛直軸L1のまわりに回転させて投影した形状に対応した形状に切り欠かれて形成されている。そして、ワークWの洗浄時および乾燥時に、一対の板状部65の一方が仕切り開口部83の切欠き部84内に位置されて洗浄室20と乾燥室30とを区画する。
The
この第3実施形態では、ワークWの洗浄室20から乾燥室30への搬送時には、アーム42を板状部65に隠れる程度に開いた状態のままで、本体塔50を旋回できる。したがって、ワークWが比較的大きく本体塔50との干渉を避けるためにアーム42を閉じることができない場合でも、対応可能となる。
In the third embodiment, when the work W is transported from the
また、ワークWの洗浄時および乾燥時に、一対の板状部65の一方が仕切り開口部83内に入り込むため、仕切り板80とカバー61aとで洗浄室20と乾燥室30とを仕切ることができる。さらに、カバー61aにおける一対の板状部65の間を通してアーム42を開閉しながら、ワークWを把持したり搬送したりすることができる。
Further, since one of the pair of plate-shaped
図8は、本考案の第4実施形態に係る洗浄装置1cの概略斜視図である。以下、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
FIG. 8 is a schematic perspective view of the
第4実施形態の洗浄装置1cでは、カバー61bは、本体塔50の径方向外側に配置され鉛直軸L1を中心とした円筒の一部を構成する円弧面66と、該円弧面66の周方向の両端部から延伸して設けられた一対の板状部67と、を有している。円弧面66は、ここでは、半円筒形状を呈している。一対の板状部67は、ここでは、円弧面66の周方向の両端部における接線方向にそれぞれ延伸しており、先端側において互いに離間する方向である外側に開くように曲げられている。また、カバー61bは、円弧面66および一対の板状部67の上部を覆う上面64aを有している。そして、ワークWの洗浄時および乾燥時に、一対の板状部67の一方が仕切り開口部83内に位置されて洗浄室20と乾燥室30とを区画する。また、板状部67の先端縁に、鉛直軸L1を中心とした回転体の表面の一部を構成する面形状を呈する補助板68が取り付けられている。ここでは、補助板68は、円筒の一部を構成する円弧面形状を呈している。なお、補助板68は、仕切り開口部83の内側縁部に取り付けられていてもよい。
なお、図7に示す第3実施形態の洗浄装置1bにおいても、板状部65の端縁、または仕切り開口部83の切欠き部84の内側縁部に、鉛直軸L1を中心とした回転体の表面の一部を構成する面形状を呈する補助板が取り付けられていてもよい。
In the
Also in the
この第4実施形態では、カバー61bを小型化できるとともに、ワークWの洗浄室20から乾燥室30への搬送時にはアーム42を板状部67に隠れる程度に開いた状態のままで本体塔50を旋回できる。したがって、ワークWが比較的大きい場合でも、カバー61bを小型化しつつ、対応可能となる。
In the fourth embodiment, the
また、カバー61bが回動しても、仕切り開口部83の側方縁部とカバー61bの円弧面66との距離が変化しない。また、ワークWの洗浄時および乾燥時に、一対の板状部67の一方が仕切り開口部83内に入り込む。このため、仕切り板80とカバー61bとで洗浄室20と乾燥室30とを仕切ることができる。さらに、カバー61bにおける一対の板状部67の間を通してアーム42を開閉しながら、ワークWを把持したり搬送したりすることができる。
Further, even if the
また、板状部67の先端縁に補助板68が取り付けられている。ここで、ワークWへの洗浄液や圧縮空気の噴流が衝突する位置を調整する場合、本体塔50の旋回および上下方向の伸縮動作、並びにアーム42の開閉動作を組み合わせることで、洗浄ノズルブロック22や乾燥ノズルブロック32の内部でワークWが水平移動させられる。このようにワークWへの噴流衝突位置を調整する際に本体塔50が少し旋回した場合でも、仕切り開口部83の側方縁部が補助板68の表面に対向する。このため、仕切り板80とカバー61bとで洗浄室20と乾燥室30とをより確実に仕切ることができる。
Further, an
図9は、本考案の第5実施形態に係る洗浄装置1dの概略斜視図である。以下、前記した第2実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
FIG. 9 is a schematic perspective view of the
第5実施形態の洗浄装置1dでは、第2実施形態と同様に、底板18上の後側に洗浄室20が配置され、底板18上の前側に乾燥室30が配置され、洗浄室20の後方に供給装置90が配置されている。そして、洗浄室20と乾燥室30との間にワーク搬送装置40が配置されている。
In the
洗浄装置1dでは、カバー61cは、本体塔50の、アーム42の両側に位置する側方から、本体塔50の径方向外側に向けて延伸する一対の翼状の板部71を有している。板部71は、縦長の矩形状を呈している。また、カバー61cは、本体塔50のアーム42とは反対側の背面を覆う背面部72を有している。背面部72は、例えば、鉛直軸L1を中心とした半円筒形状を呈している。一対の板部71は、本体塔50の側方に位置する背面部72の周方向側端縁にそれぞれ連設されている。一対の板部71の各々の側方縁部は、ワークWの洗浄時および乾燥時に、外カバー11の内面にそれぞれ対向する。一対の板部71は、背面部72を介して本体塔50のフランジ部54に固定されている。なお、一対の板部71の下端には、可撓性を有するゴム板やブラシ等の補助部材73が取り付けられている。さらに、カバー61cは、背面部72の上部を覆う半円形状の上面64bを有している。
In the
この第5実施形態では、一対の翼状の板部71を有するカバー61cによって洗浄室20と乾燥室30とを仕切ることができる。したがって、前記した第2実施形態のようにカバー61の側方に仕切り板80を設置することを省略できる。また、一対の翼状の板部71の間で、アーム42を開閉しながら、ワークWを把持したり搬送したりすることができる。
In the fifth embodiment, the cleaning
図10は、本考案の第6実施形態に係る洗浄装置1eの概略斜視図である。以下、前記した第4実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
FIG. 10 is a schematic perspective view of the
第6実施形態の洗浄装置1eは、洗浄室20に配置されるワーク搬送装置40d、乾燥室30に配置されるワーク搬送装置40e、カバー61d、カバー61eおよび仕切り板80aを有する。
The
カバー61dは、ワーク搬送装置40dの本体塔50に取り付けられる。カバー61dは、ワーク搬送装置40dの本体塔50の径方向外側に配置された円弧面66と、該円弧面66の周方向の乾燥室30側の端部から延伸して設けられた板状部67dと、を有している。
カバー61dは、更に、補助板68を含んでも良い。補助板68は、鉛直軸L1を中心とする円筒面の一部である。補助板68は、ワーク搬送装置40dがワークWを洗浄ノズルブロック22に挿入したときに、仕切り開口部83に接する。
なお、補助板68は、仕切り開口部83の内側縁部に設けられても良い。
The
The
The
カバー61eは、ワーク搬送装置40eの本体塔50に取り付けられる。カバー61eは、カバー61dと対称である。すなわち、カバー61eは、ワーク搬送装置40eの本体塔50の径方向外側に配置された円弧面66と、該円弧面66の周方向の洗浄室20側の端部から延伸して設けられた板状部67eと、を有している。補助板68は、ワーク搬送装置40eがワークWを乾燥ノズルブロック32に挿入したときに、仕切り開口部83に接する。
The
仕切り板80aは、洗浄室20と乾燥室30との間に設置されている。仕切り板80aは、洗浄室20と乾燥室30との境界の前側に配置された水平断面がY字状を呈するY字状板81aと、2つの円弧面66の後方にそれぞれ設置された縦長の矩形状を呈する板82aと、を有する。仕切り板80aには、ワークWの洗浄室20から乾燥室30への搬送時にカバー61d,61eが通過可能な仕切り開口部83が形成されている。ここでは、Y字状板81aと板82aの間における2つの縦長の矩形状の空間が、仕切り開口部83を構成している。
The
ワークWの洗浄時には、洗浄室20に配置されたワーク搬送装置40dの本体塔50に取り付けられたカバー61dの板状部67dが仕切り開口部83内に位置されて、カバー61dが洗浄室20と乾燥室30とを区画する。ワークWの乾燥時には、乾燥室30に配置されたワーク搬送装置40eの本体塔50に取り付けられたカバー61eの板状部67eが仕切り開口部83内に位置されて、カバー61eが洗浄室20と乾燥室30とを区画する。
When cleaning the work W, the plate-shaped
洗浄装置1eでは、ワークWの洗浄室20から乾燥室30への搬送は、洗浄室20に配置されたワーク搬送装置40dが乾燥室30に配置されたワーク搬送装置40eへワークWを受け渡すことによって行われる。
In the
この第6実施形態では、洗浄室20におけるワークWの洗浄と、乾燥室30におけるワークWの乾燥とを、独立して実行することが可能となる。例えば、乾燥室30で、あるワークWの乾燥を行いながら、洗浄室20で、別のワークWの洗浄を行うことができる。したがって、全体的な作業時間の短縮が可能となる。
In the sixth embodiment, the cleaning of the work W in the
以上、本考案について、実施形態に基づいて説明したが、本考案は、前記実施形態に記載した構成に限定されるものではない。本考案は、前記実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。また、前記実施形態の構成の一部について、追加、削除、置換をすることができる。 Although the present invention has been described above based on the embodiment, the present invention is not limited to the configuration described in the embodiment. The present invention can appropriately change the configuration within a range that does not deviate from the gist, including appropriately combining or selecting the configurations described in the above-described embodiment. In addition, a part of the configuration of the embodiment can be added, deleted, or replaced.
例えば、前記した実施形態では、ワーク搬送装置40の本体塔50は、伸縮自在に構成されているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、本体塔50はアーム42の基端部43と回動可能に連結された第1連結部を有し、該第1連結部は本体塔50の外筒の内部で上下方向に移動可能に構成されていてもよい。更に、アーム42の第1アーム部45の先端側と回動可能に副アームが連結され、本体塔50は副アームの基端部と回動可能に連結された第2連結部を有していてもよい。この場合、第2連結部は本体塔50の外筒の内部で上下方向に移動可能に構成される。このような構成では、第1連結部と第2連結部とを上下方向にそれぞれ独立して移動させることで、アーム42の上下方向位置および開閉角度を調整できる。また、アーム42は、副アームに支えられることによって剛性および強度が向上する。
なお、第1連結部と第2連結部とを本体塔50の外筒の内部でそれぞれ独立して移動させることでアーム42の開閉動作を行う前記構成が第5実施形態の洗浄装置1dに適用される場合、背面部72および上面64bは省略できる。この場合、一対の翼状の板部71は、伸縮動作を行わない本体塔50の外筒に固定される。
For example, in the above-described embodiment, the
The configuration for opening and closing the
また、搬入口12および搬出口14の設置位置は、前記した実施形態で示される位置に限定されるものではなく、洗浄室20や乾燥室30のいずれかの壁面に適宜変更できる。さらには、搬入口12と搬出口14とを共通化した一つの搬入出口が、例えば乾燥室30の壁面に形成されていてもよい。
Further, the installation positions of the carry-in
また、供給装置90は、前記した実施形態では洗浄室20および乾燥室30の後方に配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、洗浄室20および乾燥室30の側方に配置されていてもよい。
Further, the
1,1a〜1e 洗浄装置
20 洗浄室
22 洗浄ノズルブロック(洗浄部)
23 洗浄ノズル
30 乾燥室
32 乾燥ノズルブロック(乾燥部)
33 乾燥ノズル
40 ワーク搬送装置
42 アーム
43 基端部
44 先端部
48 把持装置
50 本体塔
61,61a〜61e カバー
62 側面
63 カバー開口部
65 板状部
66 円弧面
67 板状部
68 補助板
71 板部
80,80a 仕切り板
83 仕切り開口部
L1 鉛直軸
W ワーク
1,1a to
23
33
Claims (11)
前記洗浄室に隣接して配置され、前記ワークの乾燥が行われる乾燥室と、
鉛直軸のまわりに回転可能な本体部、および前記本体部に基端部が回動可能に連結されるとともに先端部に前記ワークを把持する把持装置が取り付けられたアームを有し、前記ワークの前記洗浄室から前記乾燥室への搬送を行うワーク搬送装置と、
前記本体部に取り付けられ、前記ワークの洗浄時および乾燥時に前記洗浄室と前記乾燥室とを区画するカバーと、
を備える、洗浄装置。 A cleaning room where the work is cleaned by spraying the cleaning liquid, and
A drying chamber arranged adjacent to the washing chamber and drying the work, and a drying chamber.
It has a main body that can rotate around a vertical axis, and an arm that is rotatably connected to the main body and has a gripping device that grips the work at the tip. A work transfer device that transfers from the cleaning chamber to the drying chamber,
A cover that is attached to the main body and separates the washing chamber and the drying chamber during cleaning and drying of the work.
A cleaning device.
請求項1に記載の洗浄装置。 The work transfer device further carries the work into the washing chamber and further carries the work out of the drying chamber.
The cleaning device according to claim 1.
前記乾燥室に、空気を噴射する乾燥ノズルが設けられた乾燥部が設置されており、
前記ワーク搬送装置は、前記洗浄部および前記乾燥部の前側または後側に設置されている、
請求項1または請求項2に記載の洗浄装置。 A cleaning unit provided with a cleaning nozzle for injecting a cleaning liquid is installed in the cleaning chamber.
A drying section provided with a drying nozzle for injecting air is installed in the drying chamber.
The work transfer device is installed on the front side or the rear side of the cleaning unit and the drying unit.
The cleaning device according to claim 1 or 2.
前記乾燥室に、空気を噴射する乾燥ノズルが設けられた乾燥部が設置されており、
前記ワーク搬送装置は、前記洗浄部と前記乾燥部との間に設置されている、
請求項1または請求項2に記載の洗浄装置。 A cleaning unit provided with a cleaning nozzle for injecting a cleaning liquid is installed in the cleaning chamber.
A drying section provided with a drying nozzle for injecting air is installed in the drying chamber.
The work transfer device is installed between the cleaning unit and the drying unit.
The cleaning device according to claim 1 or 2.
前記仕切り板には、前記ワークの前記洗浄室から前記乾燥室への搬送時に前記カバーが通過可能な仕切り開口部が形成されている、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の洗浄装置。 A partition plate installed between the washing chamber and the drying chamber is provided.
The partition plate is formed with a partition opening through which the cover can pass when the work is transported from the washing chamber to the drying chamber.
The cleaning device according to any one of claims 1 to 4.
前記カバーの前記側面には、前記アームの先端部を前記鉛直軸から離間させる際に前記アームが通過可能なカバー開口部が形成されている、
請求項5に記載の洗浄装置。 The cover has a cylindrical side surface that is arranged on the radial outer side of the main body portion and faces a vertically extending edge portion of the partition opening of the partition plate.
A cover opening through which the arm can pass when the tip of the arm is separated from the vertical axis is formed on the side surface of the cover.
The cleaning device according to claim 5.
前記ワークの洗浄時および乾燥時に、一対の前記板状部の一方が前記仕切り開口部内に位置されて前記洗浄室と前記乾燥室とを区画する、
請求項6に記載の洗浄装置。 The cover has a pair of plate-shaped portions provided on both the left and right sides of the cover opening and extending radially outward from the side surface.
During cleaning and drying of the work, one of the pair of plate-shaped portions is located in the partition opening to partition the cleaning chamber and the drying chamber.
The cleaning device according to claim 6.
前記ワークの洗浄時および乾燥時に、一対の前記板状部の一方が前記仕切り開口部内に位置されて前記洗浄室と前記乾燥室とを区画する、
請求項5に記載の洗浄装置。 The cover has an arc surface arranged on the radial outer side of the main body portion and forming a part of a cylinder, and a pair of plate-shaped portions extending from both ends in the circumferential direction of the arc surface. And
During cleaning and drying of the work, one of the pair of plate-shaped portions is located in the partition opening to partition the cleaning chamber and the drying chamber.
The cleaning device according to claim 5.
請求項7または請求項8に記載の洗浄装置。 An auxiliary plate having a surface shape forming a part of the surface of the rotating body centered on the vertical axis is attached to the edge of the plate-shaped portion or the inner edge of the partition opening.
The cleaning device according to claim 7 or 8.
請求項4に記載の洗浄装置。 The cover has a pair of wing-shaped plate portions extending from the sides of the main body portion located on both sides of the arm toward the radial outer side of the main body portion.
The cleaning device according to claim 4.
一方の前記ワーク搬送装置は、前記洗浄室に配置され、他方の前記ワーク搬送装置は、前記乾燥室に配置されており、
前記洗浄室に配置された前記ワーク搬送装置の前記本体部に取り付けられた前記カバーは、前記ワークの洗浄時に前記洗浄室と前記乾燥室とを区画し、
前記乾燥室に配置された前記ワーク搬送装置の前記本体部に取り付けられた前記カバーは、前記ワークの乾燥時に前記洗浄室と前記乾燥室とを区画し、
前記ワークの前記洗浄室から前記乾燥室への搬送は、前記洗浄室に配置された前記ワーク搬送装置が前記乾燥室に配置された前記ワーク搬送装置へ前記ワークを受け渡すことによって行われる、
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の洗浄装置。 It has two work transfer devices,
One of the work transfer devices is arranged in the washing chamber, and the other work transfer device is arranged in the drying chamber.
The cover attached to the main body of the work transfer device arranged in the washing chamber separates the washing chamber and the drying chamber when the work is washed.
The cover attached to the main body of the work transfer device arranged in the drying chamber separates the washing chamber and the drying chamber when the work is dried.
The work is transported from the washing chamber to the drying chamber by the work transporting device arranged in the washing chamber delivering the work to the work transporting device arranged in the drying chamber.
The cleaning device according to any one of claims 1 to 10.
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