JP3231227B2 - 航空機の機種識別装置及び方法 - Google Patents

航空機の機種識別装置及び方法

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JP3231227B2 JP27183795A JP27183795A JP3231227B2 JP 3231227 B2 JP3231227 B2 JP 3231227B2 JP 27183795 A JP27183795 A JP 27183795A JP 27183795 A JP27183795 A JP 27183795A JP 3231227 B2 JP3231227 B2 JP 3231227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は航空機の機種識別装
置及び方法に関し、例えば飛行場において着陸又は離陸
する航空機が発生する航空機騒音を測定する場合に適用
し得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、航空機騒音を測定する場合、図1
に示すように、滑走路1の離陸側及び着陸側地域にマイ
クロホン2及び3を設置し、当該マイクロホン2及び3
によつて収集された航空機騒音に対応して得られる航空
機騒音測定信号を信号処理することにより、滑走路1に
発着陸する航空機によつて発生される航空機騒音を機種
ごとに測定するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにしてマイク
ロホン2及び3から得られる航空機騒音測定信号SDの
特徴は、図2に示すように、時間の経過に従つて航空機
がマイクロホン2(又は3)に近づいて来て、時点tA
において通過し、その後マイクロホン2(又は3)から
遠ざかつて行くにのに応じて、観測される音の大きさが
航空機が近づいて来るに従つて大きくなると共に通過し
て遠ざかつて行くに従つて小さくなることに基づいて、
航空機騒音測定信号SDの信号レベルLVが測定される
音の大きさの変化に応じて変化して行き、結局全体とし
て1つの山状のグラフ形状として一過性の特徴を示す。
【0004】ところで各航空機から得られる航空機騒音
測定信号SDに含まれている周波数信号成分の当該山状
変化は、機種ごとに共通の特徴をもつている点に着目し
て、各周波数成分の最大値を周波数を横軸にとつて表し
たときのグラフ形状としての凹凸を、予め各機種ごとに
基準パラメータとして決められている凹凸形状と比較す
ることにより、当該航空機騒音を発生した航空機の機種
を特定するようになされている。
【0005】ところで実際上航空機騒音測定信号SDか
ら求めた測定データは、基準パラメータデータと同様の
凹凸形状を呈するような場合においてもレベル方向に上
下にずれているから、当該ずれをなくすことによりグラ
フ形状の一致又は不一致を判別し易くする必要があり、
従来はJIS規格C1502-1988 において規定されている
A特性バンドパスフイルタから得られる出力のレベルの
最大値と各周波数成分の最大値との差分をとることによ
り相対化処理した後、基準パラメータとの近似性を判断
するような手法が採用されている。
【0006】ところがこのA特性バンドパスフイルタ
は、1〜2〔kHz〕の周波数成分を強調することにより
人の聴覚特性に適合させるような工夫がされているため
に、同じ機種であつても測定データのグラフ形状が対応
する基準パラメータデータのグラフ形状と精度良く重な
り合わない場合がある。本発明は以上の点を考慮してな
されたもので、特定の周波数成分の強さの影響を軽減す
ることにより航空機の機種の識別精度を高めるようにし
た航空機の機種識別装置及び方法を提案しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、未知の航空機が測定点又はその近
傍を通過する間の航空機騒音の変化を表す第1の航空機
騒音測定信号の第1の特徴データを、既知の航空機が測
定点又はその近傍を通過する間の航空機騒音の変化を表
す第2の航空機騒音測定信号の第2の特徴データと比較
し、一致したとき未知の航空機の機種が当該一致した既
知の航空機の機種と同一であると識別する航空機騒音の
機種識別装置において、第1の航空機騒音測定信号に含
まれている周波数成分を複数の周波数バンドごとに分離
し、各周波数バンドに所属する周波数成分のうち最大値
をもつ周波数成分を各周波数バンドから複数の検出バン
ドレベル最大値データとして得る検出バンドレベル最大
値データ形成手段(13、14、SP9)と、検出バン
ドレベル最大値データ形成手段から得られた複数の検出
バンドレベル最大値データを平均値演算することにより
検出バンドレベル平均値データを得ると共に、複数の検
出バンドレベル最大値データから検出バンドレベル平均
値データを減算することにより複数の相対化バンドレベ
ルデータを第1の特徴データとして得る相対化処理手段
(14、SP10)と、既知の航空機について検出バン
ドレベル最大値データ形成手段及び相対化処理手段の処
理動作によつて得ることができる複数の相対化バンドレ
ベルデータを第2の特徴データとして保持する基準デー
タ保持手段(14、SP10、SP15、SP16)
と、第1の特徴データとして相対化処理手段から得られ
る相対化バンドレベルデータに最も近似する基準バンド
レベルデータに対応する機種を未知の航空機の機種とし
て特定する機種検索手段(14、SP12)とを設ける
ようにする。
【0008】検出バンドレベル最大値データ形成手段
(13、14、SP9)において得ることができる複数
の検出バンドレベル最大値データは、収集された航空機
騒音測定信号を発生する航空機に特有のグラフ形状的な
特徴をもつているが、当該グラフ形状的な特徴の凹凸は
同一機種の航空機についてはほぼ同一であるが、当該凹
凸は航空機の通過位置等の観測条件によつてレベル方向
に上下に移動しているので、基準データとの比較ができ
ないことが多い。
【0009】この点について本発明においては、相対化
処理手段(14、SP10)よつて複数の検出バンドレ
ベル最大値データの平均値を求め、当該平均値と複数の
検出バンドレベル最大値データとの差分でなる相対化バ
ンドレベルデータを得ると共に、当該相対化バンドレベ
ルデータを用いて基準データと比較するようにしたこと
により、航空機騒音の含まれる全ての周波数成分に片寄
つた重み付けをすることなく全ての特徴を有効に利用す
ることにより、高い精度で航空機の機種を識別すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0011】図3において、10は全体として機種識別
装置を示し、図1のマイクロホン2又は3でなるマイク
ロホン11から得られるマイクロホン出力S1を騒音検
出回路12及び周波数成分弁別回路13に与える。騒音
検出回路12は、マイクロコンピユータ構成の信号処理
回路14と交信しながら、マイクロホン出力S1に基づ
いて図2について上述した航空機騒音測定信号SDから
騒音レベル検出データS2を形成する。
【0012】この実施例の場合、騒音検出回路12はJ
IS規格C1502-1988において規定されているA特性バン
ドパスフイルタでなり、かくしてマイクロホン出力S1
を人の聴覚特性に適合するように評価し直した騒音レベ
ルを有する騒音レベル検出データS2として信号処理回
路14に伝送する。
【0013】また周波数成分弁別回路13は、JIS規
格C1513-1983によつて規定される1/3 オクターブバンド
のバンドパスフイルタによつて構成され、これにより航
空機騒音に基づいて、複数I個(例えば21個)の周波数
信号成分に対応する周波数成分データを形成し、当該周
波数成分データを信号処理回路14からの出力コマンド
に応じて周波数成分検出データS3として信号処理回路
14に伝送するようになされている。
【0014】信号処理回路14は、騒音検出回路12か
ら伝送されて来る騒音レベル検出データS2及び周波数
成分弁別回路13から伝送されて来る周波数成分検出デ
ータS3を、図4及び図5に示す機種識別処理手順RT
0によつて、マイクロホン11の位置又はその近傍を通
過する航空機の機種を、所定の時間間隔例えば1秒間隔
で、識別し、識別結果を表示装置15に表示させる。
【0015】すなわち信号処理回路14は、機種識別処
理手順RT0に入ると、ステツプSP1において機種の
識別処理に必要な基準パラメータデータを読み込む。こ
こで基準パラメータデータとしては、識別に必要なI個
の周波数バンドを指定する周波数バンド指定データi
と、識別しようとするJ個の機種についての各機種の航
空機の航空機騒音についての基準バンドレベル差データ
p ij(i=1、2……I,j=1、2……J)とでな
る。
【0016】これらの周波数バンド指定データ及び基準
バンドレベルデータLp ijは、観測すべき滑走路1につ
いて事前に調査することにより用意され、ステツプSP
1において信号処理回路14に読み込まれる。この実施
例の場合、1/3 オクターブバンドは、中心周波数が50−
63−80−100−125 −160 −200 −250 −315 −400 −5
00 −630 −800 −1000−1250−1600−2000−2500−315
0−4000−5000〔Hz〕のI=21個の周波数バンドに分割
されており、かくして航空機騒音に含まれている各1/3
オクターブバンドに属する周波数成分(図6(A)〜
(G))が周波数成分弁別回路13において弁別され、
各1/3 オクターブバンドの最大値が周波数成分検出デー
タS3として信号処理回路14に送出される。
【0017】かくして周波数成分検出データS3は、航
空機騒音に含まれる周波数成分の周波数を横軸にとりか
つ最大値レベルを縦軸にとつたグラフとして表示するこ
とにより、図7に示すようなグラフ上の点の配列形状と
して表すことができ、かくして航空機騒音を測定するご
とに得られる周波数成分検出データS3が表す点の配列
によつて表されるグラフ凹凸形状を当該周波数成分検出
データS3の特徴として把握することにより、当該航空
機騒音の発生源である航空機の種類を特定することがで
きる。
【0018】実際上航空機騒音の測定に先立つて事前調
査を実施することにより、各機種ごとに図7に示すよう
なグラフ形状をもつ基準パラメータデータを収集して外
部メモリに蓄積しておき、信号処理回路14が機種識別
処理手順RT0に入つたときステツプSP1において測
定に必要な個数Iの分だけ当該基準パラメータデータと
して読み込む。続いて信号処理回路14はステツプSP
2に移つて周波数成分弁別回路13の1/3 オクターブバ
ンドパスフイルタを初期化すると共にステツプSP3に
おいて騒音検出回路12を初期化し、かくして航空機騒
音の測定モード状態に移行する。
【0019】航空機騒音の測定モード状態になると、信
号処理回路14は、ステツプSP4において騒音検出回
路12に読み込み指令を与えることにより、騒音レベル
検出データS2によつて表される瞬時レベルLA を例え
ば1秒間隔で読み込んで、次のステツプSP5において
瞬時レベルLA が所定のレベル値を有する騒音識別閾値
THより大きいか否かの判断をする。
【0020】ここで騒音識別閾値LTHは、事前調査にお
いて得た測定結果に基づいて、現在マイクロホン11に
おいて収集した騒音が航空機騒音であると判断するため
の基準値として選定されるもので、かくして信号処理回
路14はステツプSP4−SP5の処理を実行すること
によりステツプSP5において否定結果が得られたと
き、当該騒音は航空機騒音ではないと判断して上述のス
テツプSP4に戻り、これにより以後ステツプSP4−
SP5−SP4のループを繰り返すことにより、マイク
ロホン11において航空機騒音が収集されるのを待ち受
ける。
【0021】ステツプSP5において肯定結果が得られ
ると、このことはマイクロホン11において航空機騒音
が収集されたことを意味し、このとき信号処理回路14
はステツプSP6に移つて1/3 オクターブバンドの周波
数成分ごとに最大値を演算する。
【0022】続いて信号処理回路14はステツプSP7
において騒音検出回路12の騒音レベル検出データS2
(図2)に基づいて、騒音レベル検出データS2の瞬時
値LA の最大値からの変化幅が基準変化幅LREF (例え
ば10〔dB〕)より大きいか否かの判断をすると共にステ
ツプSP8において当該最大値から基準変化幅LREF
け低いレベル以上の瞬時値レベルLA を騒音レベル検出
データS2がもつている持続期間DURが所定の基準持
続期間DTHより大きいか否かの判断をする。
【0023】ここで騒音レベル検出データS2が航空機
騒音であるときには、瞬時レベルLA の変化が基準変化
幅LREF より大きく、かつ最大値より基準変化幅LREF
だけ下がつたレベル値以上の瞬時レベルLA を有する持
続期間DURが基準持続期間DTHより大きいことを条件
として、マイクロホン11から収集された騒音が航空機
騒音であると判断する。
【0024】これに対してステツプSP7において否定
結果が得られると、このことは騒音検出データS2が航
空機騒音であると判別するに充分な変化幅をもつていな
いことを意味し、またステツプSP8において否定結果
が得られるとこのことは騒音検出データS2の持続期間
DURが航空機騒音としての特性をもつていないことを
意味し、このとき信号処理回路14は上述のステツプS
P4に戻つて新たな騒音がマイクロホン11において収
集されるのを待ち受ける状態に戻る。
【0025】ステツプSP8において肯定結果が得られ
ると、信号処理回路14はステツプSP9に移つて周波
数成分検出データS3を周波数成分弁別回路13から読
み取ることにより、各1/3 オクターブバンドごとの最大
値をバンドレベルLBMAXi(i=1、2……I)として
得る。かくして信号処理回路14には、図7について上
述したように、各最大値を配列することによりグラフ形
状についての特徴を表している検出情報を読み込んだ状
態が得られる。
【0026】続いて信号処理回路14は、ステツプSP
10において読み込んだ検出情報データについて相対化
処理を実行する。この相対化処理は各1/3 オクターブバ
ンドから得られたバンドレベルLBMAXi(i=1、2…
…I)の平均値LAVE を求め、この平均値LAVE を用い
て各1/3オクターブバンドのバンドレベルLBMAXi との
差でなる相対化レベル差データLREF i を次式、
【数1】 によつて求める。
【0027】信号処理回路14は、次のステツプSP1
1において、現在自動識別動作モードであることを確認
した後、ステツプSP12において、相対化レベル差デ
ータLREF i(i=1、2……I)と、予め事前調査によ
つて収集された機種j(j=1、2……J)分の基準バ
ンドレベル差データLp ij(i=1、2……I,j=
1、2……J)との間の偏差を次式
【数2】 によつて、距離DISj(j=1、2……J)として求
める。(2)式は、ステツプSP10における相対化処
理によつて求めた現在検出した騒音検出データS2に基
づく相対化レベル差データLREF i(i=1、2……I)
と、機種j(j=1、2……J)についてステツプSP
1において読み込んだ基準バンドレベル差データLp ij
との距離(すなわち偏差)を求めたもので、当該距離D
ISjの逆数は、機種j(j=1、2……J)との類似
性の大きさを表している。
【0028】そこで信号処理回路14は当該距離DIS
jが最も小さい機種jを選定し、当該選定した機種を機
種検索結果としてステツプSP13において表示装置1
5に出力する。かくして信号処理回路14はステツプS
P12及びSP13によつて自動識別動作を終了し、ス
テツプSP14において1/3 オクターブバンド演算処理
を解除して上述のステツプSP4に戻る。
【0029】これに対してステツプSP11において否
定結果が得られたとき、このことは各機種ごとの基準バ
ンドレベル差データLp ijについての学習動作モードが
指定されていることを意味し、このとき信号処理回路1
4はステツプSP15に移つて機種コードの入力動作を
する。
【0030】この実施例の場合、ステツプSP15にお
いてオペレータは現在測定している航空機の機種を目視
確認することにより、当該機種に対応する機種コードデ
ータを信号処理回路14に入力する。
【0031】このとき信号処理回路14は、ステツプS
P10の相対化処理によつて得た相対化レベル差データ
REF i をステツプSP16において1/3 オクターブバ
ンドの基準バンドレベル差データLp ijとして累積する
ような処理を実行し、次のステツプSP17に移る。
【0032】このステツプSP17は、使用している1/
3 オクターブバンドの指定が適切ではないために、使用
すべき1/3 オクターブバンドを選択し直すかどうかを判
断するステツプで、1/3 オクターブバンドを選択し直す
必要がないとき信号処理回路14はステツプSP17に
おいて否定結果が得られることにより上述のステツプS
P14にジヤンプするのに対して、肯定結果が得られた
ときにはステツプSP18に移つてオペレータの指定操
作に従つて1/3 オクターブバンドのうち不適切なバンド
を動作させないように選択する処理をした後、上述のス
テツプSP14に移る。
【0033】因に全ての機種に対してI=21個の1/3 オ
クターブバンドからのデータを取り込んだとき、特定の
バンドの信号成分については必ずしも安定な出力が得ら
れないような機種の航空機が含まれている場合があり、
これをそのまま放置すると、一部の周波数成分の不安定
さに基づいて機種の識別精度が劣化するおそれがあるの
で、信号処理回路14においてステツプSP18の処理
を実行させるようにする。
【0034】以上の構成において、機種識別装置10が
設置された場合、信号処理回路14は、機種識別処理手
順RT0に入つたときステツプSP1、SP2及びSP
3の処理を実行することにより、外部記憶装置から基準
パラメータデータを読み込むと共に周波数成分弁別回路
13の1/3 オクターブバンドパスフイルタを初期化する
ことにより、使用すべき1/3 オクターブバンドを指定す
るような初期化を実行した後、航空機騒音の観測モード
状態に入る。
【0035】ここで信号処理回路14は、ステツプSP
4−SP5−SP6−SP7−SP8において、騒音レ
ベル検出データS2の瞬時レベルLA が航空機騒音とし
てのレベルをもつていること、かつ騒音レベル検出デー
タS2が最大値を基準にして航空機騒音として充分大き
なレベルの変化を呈すること、かつ騒音レベル検出デー
タS2の持続時間が航空機騒音として充分な持続時間を
もつていることを確認した後、ステツプSP9において
1/3 オクターブバンドごとの検出データを読み込み、こ
れにより図7に示すように各1/3 オクターブバンドごと
に当該周波数成分の最大値データでなるバンドレベル最
大値LBMAXi を信号処理回路14に読み込む。
【0036】かくして信号処理回路14は1/3 オクター
ブバンドの最大値のグラフ的形状の特徴点をもつ情報を
航空機の機種を識別する情報として内部に取り込んだ状
態になる。これに続いて信号処理回路14はステツプS
P10において(1)式に基づく相対化バンドレベルデ
ータLREF i (i=1、2……I,j=1、2……J)
を求める。
【0037】このようにして求められた相対化バンドレ
ベルデータLREF i は、図7に示すバンドレベル最大値
BMAXi がもつているグラフ的形状の特徴点をバンドレ
ベル最大値LBMAXi の平均値LAVE を中心として当該バ
ンドレベル最大値の平均値LAVE とバンドレベル最大値
BMAXi との差分LREF i (Lp ij)によつてバンドレ
ベル最大値LBMAXi がもつていたグラフ的形状の特徴を
失わずに測定データを相対化できたことを意味する。
【0038】ここで相対化は、共通に1つの機種をもつ
複数の航空機についての測定結果が、各航空機の飛行軌
跡の測定条件が一致しないために分散するのを防止する
ための処理を意味し、信号処理回路14がステツプSP
10において(1)式に基づく相対化処理を実行するこ
とにより、当該測定条件の差異に基づく測定結果の分散
を有効に抑制できる。
【0039】信号処理回路14はステツプSP10に続
くステツプSP11において自動識別動作モードにある
ことを確認すると、ステツプSP12において(2)式
に基づく機種検索処理を実行し、かくして相対化バンド
レベルデータLREF i と、全ての機種j(j=1、2…
…J)との距離DISj (j=1、2……J)を演算
する。
【0040】その後信号処理回路14は続くステツプS
P13において当該距離DISj(j=1、2……J)
のうち、最も小さい値をもつ距離DISj を選択し、
当該選択された距離DISj において用いられた基準
バンドレベル値データLpijが所属する機種を、当該測
定結果として表示装置15に送出する。かくしてマイク
ロホン11の位置を通過した1機の航空機についての機
種識別処理が終了して、信号処理回路14は次のステツ
プSP14において周波数成分弁別回路13についての
1/3 オクターブバンドごとの最大値の演算処理を解除し
た後、上述のステツプSP4に戻り、その後の新たな航
空機の通過を待ち受ける状態になる。
【0041】以上の構成によれば、1/3 オクターブバン
ドごとの検出データを、ステツプSP10において当該
検出最大値データLBMAXi とその平均値でなる検出平均
値データLAVE との差を表す相対化バンドレベルデータ
REF i を求めるような相対化処理を実行するようにし
たことにより、測定した航空機騒音に含まれる周波数成
分の特徴を表しているバンドレベル最大値LBMAXi (i
=1、2……I)それぞれについて、同じ重みをもたせ
るような相対化処理をするようにしたことにより、機種
の識別精度を一段と高めることができる。
【0042】因にA特性フイルタから得たレベルデータ
に基づいて相対化処理を実行する従来の方法によれば、
A特性フイルタから得られるレベル信号を構成する周波
数成分のうち、1〜2〔kHz〕の周波数成分に大きな重
み付けがされていることにより、測定結果が分散するよ
うな現象が生ずるおそれがあるが、上述の実施例によれ
ば当該分散化現象を生じさせないようにできる。
【0043】機種識別処理手順RT0において事前調査
によつて収集できなかつた機種の航空機についての測定
をする場合、又は事前調査によつて収集したデータが適
切でなかつた場合には、信号処理回路14はステツプS
P11において否定結果が得られるような学習モード動
作状態に切り換えられることにより当該新たな機種につ
いての基準バンドレベルデータLp ij(i=1、2……
I,j=1、2……J)の取り込み又は修正をなし得
る。
【0044】このときに信号処理回路14は、ステツプ
SP15において機種コードを入力した後ステツプSP
16において上述のステツプSP10の相対化処理によ
つて得た相対化バンドレベルデータLREF i (i=1、
2……I)を新たな機種の基準バンドレベルデータLp
ij(i=1、2……I,j=1、2……J)として事前
調査によつて得たデータベースに累積する。
【0045】また事前調査によつて得た基準バンドレベ
ルデータLp ijを修正する必要がある場合には、ステツ
プSP10の相対化処理によつて得た相対化バンドレベ
ルデータLREF i と、事前調査によつて予め得た基準バ
ンドレベルデータLp ijとの平均値を求めて新たな基準
バンドレベルデータLp ijとしてデータベースを更新
し、ステツプSP17を介して上述のステツプSP14
に移るような処理を実行する。
【0046】かくしてステツプSP15及びSP16の
ような処理をするように構成したことにより、機種識別
処理手順RT0の処理装置を利用しながら一段と適切な
基準バンドレベルデータLp ijの収集処理を実行できる
ような機種選別装置10を得ることができる。
【0047】またこれに加えて、ステツプSP10−S
P11−SP12−SP13のループの処理によつて、
バンドレベル最大値LBMAXi としてi=1、2……Iの
全てを用いた場合には観測結果に分散が生ずるのに対し
て、周波数成分の一部に制限すれば分散を生じさせない
ようにできることが分つた場合には、信号処理回路14
はステツプSP17において肯定結果が得られるような
動作モードに切り換えられ、かくして当該機種について
の1/3 オクターブバンドのうち、特定のバンドだけを選
択するような処理を実行し、これをパラメータデータと
してデータベースを更新するようにする。
【0048】かくしてステツプSP18を設けたことに
より、一段と機種識別精度が高い機種識別装置を実現で
きる。なお上述の実施例においては、航空機騒音の周波
数成分を抽出するにつき、1/3 オクターブバンド(JI
S規格C1513-1983)を用いるようにしたが、周波数バン
ドの区切り方はこれに限らず種々のものを適用し得る。
【0049】
【発明の効果】上述の通り本願発明によれば、バンドレ
ベル最大値を、当該バンドレベル最大値の平均値によつ
て相対化して得た相対化バンドレベルデータに基づいて
最も近似した機種を選定して機種の識別をするようにし
たことにより、航空機騒音に含まれている周波数成分を
同じ重みで評価するようにでき、これにより機種の識別
精度が一段と高い機種識別装置を実現できる。また使用
する周波数バンドの指定を変更できるようにしたことに
より機種識別精度を高めることができる。また各機種ご
との基準バンドレベルデータを学習動作により累積又は
修正できるようにしたことにより、機種識別精度を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】航空機騒音の測定施設を示す略線図である。
【図2】航空機騒音測定信号を示す信号波形図である。
【図3】本発明による機種識別装置の一実施例を示すブ
ロツク図である。
【図4】図3の信号処理回路14によつて実行される機
種識別処理手順を示すフローチヤートである。
【図5】図4に続いて機種識別処理手順を示すフローチ
ヤートである。
【図6】1/3 オクターブバンドの周波数信号成分を示す
信号波形図である。
【図7】相対化バンドレベルデータLREF i を示す特性
曲線図である。
【符号の説明】
1……滑走路、2、3、11……マイクロホン、10…
…機種識別装置、12……騒音検出回路、13……周波
数成分弁別回路、14……信号処理回路、15……表示
装置、LBMAXi ……検出バンドレベル最大値データ、L
AVE ……検出バンドレベル平均値データ、LREF i ……
相対化バンドレベルデータ、Lp ij……基準バンドレベ
ルデータ、DISj……距離。
フロントページの続き (72)発明者 山田 一郎 東京都国分寺市東元町3丁目20番41号財 団法人小林理学研究所内 (72)発明者 牧野 康一 東京都国分寺市東元町3丁目20番41号財 団法人小林理学研究所内 (72)発明者 吉岡 序 東京都港区虎ノ門1丁目22番15号虎ノ門 NSビル6階財団法人空港環境整備協会 内 (56)参考文献 特開 平6−109527(JP,A) 特開 昭59−72028(JP,A) 特開 平7−43201(JP,A) 特開 平2−88928(JP,A) 特開 平5−322640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 3/00 G01H 3/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未知の航空機が測定点又はその近傍を通過
    する間の航空機騒音の変化を表す第1の航空機騒音測定
    信号の第1の特徴データを、既知の航空機が測定点又は
    その近傍を通過する間の航空機騒音の変化を表す第2の
    航空機騒音測定信号の第2の特徴データと比較し、一致
    したとき上記未知の航空機の機種が当該一致した既知の
    航空機の機種であると識別する航空機の機種識別装置に
    おいて、 上記第1の航空機騒音測定信号に含まれている周波数成
    分を複数の周波数バンドごとに分離し、上記各周波数バ
    ンドに所属する周波数成分のうち最大値をもつ周波数成
    分を上記各周波数バンドから複数の検出バンドレベル最
    大値データとして得る検出バンドレベル最大値データ形
    成手段と、 上記検出バンドレベル最大値データ形成手段から得られ
    た上記複数の検出バンドレベル最大値データを平均値演
    算することにより検出バンドレベル平均値データを得る
    と共に、上記複数の検出バンドレベル最大値データと上
    記検出バンドレベル平均値データとの差分を求めること
    により複数の相対化バンドレベルデータを上記第1の特
    徴データとして得る相対化処理手段と、 上記第1の特徴データとして上記相対化処理手段から得
    られる上記相対化バンドレベルデータに最も近似する基
    準バンドレベルデータを上記第2の特徴データから選定
    して対応する機種を上記未知の航空機の機種として特定
    する機種検索手段とを具えることを特徴とする航空機の
    機種識別装置。
  2. 【請求項2】未知の航空機が測定点又はその近傍を通過
    する間の航空機騒音の変化を表す第1の航空機騒音測定
    信号の第1の特徴データを、既知の航空機が測定点又は
    その近傍を通過する間の航空機騒音の変化を表す第2の
    航空機騒音測定信号の第2の特徴データと比較し、一致
    したとき上記未知の航空機の機種が当該一致した既知の
    航空機の機種であると識別する航空機の機種識別装置に
    おいて、 上記第1及び第2の航空機騒音測定信号に含まれている
    周波数成分を複数の周波数バンドごとに分離し、上記各
    周波数バンドに所属する周波数成分のうち最大値をもつ
    周波数成分を上記各周波数バンドから複数の検出バンド
    レベル最大値データとして得る検出バンドレベル最大値
    データ形成手段と、 上記検出バンドレベル最大値データ形成手段から得られ
    た上記複数の検出バンドレベル最大値データを平均値演
    算することにより検出バンドレベル平均値データを得る
    と共に、上記複数の検出バンドレベル最大値データと上
    記検出バンドレベル平均値データとの差分を求めること
    により複数の相対化バンドレベルデータを上記第1及び
    第2の特徴データとして得る相対化処理手段と、 既知の航空機について上記検出バンドレベル最大値デー
    タ形成手段及び上記相対化処理手段の処理動作によつて
    得ることができる上記複数の相対化バンドレベルデータ
    を上記第2の特徴データに含まれる基準バンドレベルデ
    ータとして保持する基準データ保持手段と、 上記第1の特徴データとして上記相対化処理手段から得
    られる上記相対化バンドレベルデータに最も近似する上
    記基準バンドレベルデータに対応する機種を上記未知の
    航空機の機種として特定する機種検索手段とを具えるこ
    とを特徴とする航空機の機種識別装置。
  3. 【請求項3】上記検出バンドレベル最大値データ形成手
    段において使用される上記複数の周波数バンドを選択指
    定する周波数バンド選択手段を具えることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の航空機の機種識別装置。
  4. 【請求項4】未知の航空機が測定点又はその近傍を通過
    する間の航空機騒音の変化を表す第1の航空機騒音測定
    信号の第1の特徴データを、既知の航空機が測定点又は
    その近傍を通過する間の航空機騒音の変化を表す第2の
    航空機騒音測定信号の第2の特徴データと比較し、一致
    したとき上記未知の航空機の機種が当該一致した既知の
    航空機の機種であると識別する航空機騒音の機種識別方
    法において、 上記第1の航空機騒音測定信号に含まれている周波数成
    分を複数の周波数バンドごとに分離し、上記各周波数バ
    ンドに所属する周波数成分のうち最大値をもつ周波数成
    分を上記各周波数バンドから複数の検出バンドレベル最
    大値データとして得、 上記複数の検出バンドレベル最大値データを平均値演算
    することにより検出バンドレベル平均値データを得ると
    共に、上記複数の検出バンドレベル最大値データと上記
    検出バンドレベル平均値データとの差分を求めることに
    より複数の相対化バンドレベルデータを上記第1の特徴
    データとして得、 上記第1の特徴データとして得られる上記相対化バンド
    レベルデータに最も近似する基準バンドレベルデータを
    上記第2の特徴データから選定して対応する機種を上記
    未知の航空機の機種として特定することを特徴とする航
    空機の機種識別方法。
  5. 【請求項5】未知の航空機が測定点又はその近傍を通過
    する間の航空機騒音の変化を表す第1の航空機騒音測定
    信号の第1の特徴データを、既知の航空機が測定点又は
    その近傍を通過する間の航空機騒音の変化を表す第2の
    航空機騒音測定信号の第2の特徴データと比較し、一致
    したとき上記未知の航空機の機種が当該一致した既知の
    航空機の機種であると識別する航空機騒音の機種識別方
    法において、 上記第2の航空機騒音測定信号に含まれている周波数成
    分を複数の周波数バンドごとに分離し、上記各周波数バ
    ンドに所属する周波数成分のうち最大値をもつ周波数成
    分を上記各周波数バンドから複数の基準バンドレベル最
    大値データとして得、 上記複数の基準バンドレベル最大値データを平均値演算
    することにより基準バンドレベル平均値データを得ると
    共に、上記複数の基準バンドレベル最大値データと上記
    基準バンドレベル平均値データとの差分を求めることに
    より複数の相対化バンドレベルデータを得、 上記複数の相対化バンドレベルデータを上記第2の特徴
    データに含まれる基準バンドレベルデータとして保持
    し、 上記第1の航空機騒音測定信号に含まれている周波数成
    分を複数の周波数バンドごとに分離し、上記各周波数バ
    ンドに所属する周波数成分のうち最大値をもつ周波数成
    分を上記各周波数バンドから複数の検出バンドレベル最
    大値データとして得、 上記複数の検出バンドレベル最大値データを平均値演算
    することにより検出バンドレベル平均値データを得ると
    共に、上記複数の検出バンドレベル最大値データと上記
    検出バンドレベル平均値データとの差分を求めることに
    より複数の相対化バンドレベルデータを上記第1の特徴
    データとして得、 上記第1の特徴データに最も近似する上記基準バンドレ
    ベルデータに対応する機種を上記未知の航空機の機種と
    して特定することを特徴とする航空機の機種識別方法。
  6. 【請求項6】請求項4又は5の処理を実行する前に、 上記未知及び既知の航空機の機種の特定に使用される上
    記複数の周波数バンドを選択指定することを特徴とする
    請求項4又は5に記載の航空機の機種識別方法。
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