JP3230317U - イヤホン - Google Patents
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Abstract
【課題】両耳兼用で使用でき、更に、構造が簡単で、低コスト化が可能なイヤホンを提供する。【解決手段】イヤホン1は、ドライバユニットが収納されたハウジング2と、ハウジングの前部に突設された音導管4と、音導管の外周に取り付けられたイヤーピース5と、ハウジングの後部に収納され、挿抜自在のプラグ20を受け入れて音声信号を入力するジャック10と、を備える。ジャックは、異なる2方向から選択的に1つのプラグを受け入れる第1ジャック部10a及び第2ジャック部10bを有し、第1ジャック部と第2ジャック部とは、プラグとの電気的な接触部の一部が共用された構造になっている。【選択図】図1
Description
本考案は、左右、上下方向に自在に装着可能なイヤホンに関し、例えば、耳に挿入して装着するカナル型(耳栓型とも言われる。)イヤホンに適用して好適なものである。
従来、カナル型イヤホンは、例えば、特許文献1に記載されているように、ハウジングを有し、そのハウジング内に、コードから入力された音声信号を音波に変換するドライバユニットが収納されている。ドライバユニットは、マグネット、ボイスコイル及び振動板により構成されている。ハウジングの前部には、ドライバユニットで変換された音波を、所定方向へ送出する筒状の音導管が突設されている。耳の外耳道入口は、顔の前方に向かって傾斜しているので、その外耳道の傾斜に対応して、音導管が、ハウジングの前部から傾斜して突出している。音導管の外周には、外耳道へ挿入される軟質性樹脂からなる略傘状のイヤーピースが取り付けられている。ハウジングの後部からは、ドライバユニットに音声信号を入力するためのコードが引き出されている。
このようなカナル型イヤホンを耳へ装着すると、コードから入力された音声信号が、ドライバユニットにて音波に変換され、音導管に取り付けられたイヤーピースから、外耳道奥の鼓膜へ放出される。そのため、装着時に耳から外れ難く、密着性が高くて音漏れも少ないので、聴き取り易いという特徴がある。更に、音導管が、ハウジングの前部から傾斜して突出しているので、イヤーピースの外耳道への挿着感が良く、しかも、ハウジングの全体を大きくしても、そのハウジングが耳甲介腔内に収まるので、ドライバユニット中の振動板を大きくして十分良好な音質の音波を発生させることができる。
又、特許文献2及び3には、ハウジング内にジャックを設け、コード端末に接続されたプラグをそのジャックに対して挿抜自在に挿着するコネクタ構造にすることにより、コードとドライバユニットとを電気的に接続するイヤホンが開示されている。
従来の特許文献1に記載されたカナル型イヤホンでは、音導管を、ハウジングの前部から傾斜して突出させているので、挿着感が良く、且つ良好な音質の音波を出力できるという特徴を有している。しかし、音導管がハウジングの前部から傾斜して突設された形状であるため、左耳用のイヤホンと右耳のイヤホンとは、同一の形状ではなく、左右対称の異なる形状になっている。そのため、左右のイヤホンを兼用できないので、左右のイヤホンを別個に製造しなければならず、不利不便である。
これを解決するために、特許文献2及び3に開示されたジャック及びプラグのコネクタ構造を利用して、左右のイヤホンを兼用できる構造にすることが考えられる。しかし、左右のイヤホンは、対称形状とはいえ、異なる形状であるから、特許文献1のカナル型イヤホンに対して、特許文献2及び3のコネクタ構造を単に適用しても、左右のイヤホンを兼用できる構造にすることが難しく、仮に可能であっても、ジャック部分の構造が複雑になって小型化も難しい、という課題が生じる。
本考案のイヤホンは、入力された音声信号を音波に変換するドライバユニットが収納されたハウジングと、前記ハウジングの前部に突設され、前記音波を所定方向へ送出する音導管と、前記音導管の外周に取り付けられて耳の外耳道へ挿入されるイヤーピースと、前記ハウジングの後部に収納され、挿抜自在のプラグを受け入れて前記プラグから前記音声信号を入力するジャックと、を備えている。そして、前記ジャックは、異なる2方向から選択的に1つの前記プラグを受け入れる第1ジャック部及び第2ジャック部を有し、前記第1ジャック部と前記第2ジャック部とは、前記プラグとの電気的な接触部の一部が共用された構造になっていることを特徴とする。
本考案のイヤホンによれば、ハウジングの後部に、異なる2方向から選択的に1つのプラグを受け入れるジャックが設けられているので、そのプラグの挿入方向を例えば上又は下にすることにより、両耳兼用で使用でき、製造の手間が省けて便利である。又、本考案のイヤホンは、両耳兼用で使用できるばかりか、当然に、片耳にも使用できる。例えば、左耳に装着していたイヤホンを右耳に装着する場合は、プラグを反対側から差し込めば良い。更に、ジャックは、第1ジャック部及び第2ジャック部を有し、その一部が共用された構造になっているので、ジャックの全体の構造が簡単になり、小型化及び低コスト化が可能になる。
本考案を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本考案の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1(a),(b),(c)は、本考案の実施例1におけるカナル型イヤホンを示す外観図であり、同図(a)は外観の斜視図、同図(b)は同図(a)の側面図(左耳用に使用する場合)、同図(c)は同図(a)の側面図(右耳用に使用する場合)である。図2は、図1(c)の横断面図である。図3は、図1(c)の一部切り欠き縦断面図である。更に、図4(a),(b),(c)は、図1のカナル型イヤホンに収納されたジャックを示す図であり、同図(a)はフラグが挿入されたジャックの一部切り欠き断面図、同図(b)は同図(a)中のプラグの側面図、同図(c)は同図(a)の右側面図である。
図1(a),(b),(c)は、本考案の実施例1におけるカナル型イヤホンを示す外観図であり、同図(a)は外観の斜視図、同図(b)は同図(a)の側面図(左耳用に使用する場合)、同図(c)は同図(a)の側面図(右耳用に使用する場合)である。図2は、図1(c)の横断面図である。図3は、図1(c)の一部切り欠き縦断面図である。更に、図4(a),(b),(c)は、図1のカナル型イヤホンに収納されたジャックを示す図であり、同図(a)はフラグが挿入されたジャックの一部切り欠き断面図、同図(b)は同図(a)中のプラグの側面図、同図(c)は同図(a)の右側面図である。
本実施例1のカナル型イヤホン1は、左耳及び右耳兼用になっており、電気部品収納用のハウジング2を有している。ハウジング2は、電気部品の収納を容易にするために、例えば、前部ハウジング2a及び後部ハウジング2bの2分割構造になっている。前部ハウジング2aと後部ハウジング2bとは、合掌状態に嵌合されて1つのハウジング2に一体化される。前部ハウジング2a内には、ドライバユニット3が収納されている。
ドライバユニット3は、入力された音声信号を音波に変換するものであり、図示しないが、マグネット、ボイスコイル及び振動板により構成されている。そして、マグネットにより構成された磁気回路中に、ボイスコイルを有する振動板が配置され、そのボイスコイルに音声信号が入力されると、振動板が振動して音波が発生する構造になっている。
前部ハウジング2aの正面側には、円筒状の音導管4が傾斜して突設されている。音導管4は、振動板から発生した音波を所定方向へ送出(導出)するものであり、耳の外耳道の傾斜に対応して、前部ハウジング2aの正面側から傾斜して突出している。音導管4の外周には、環状の嵌合凹部4aが形成されている。音導管4の外周には、イヤーピース5が着脱自在に装着されている。イヤーピース5は、外耳道へ挿入されるものであり、シリコンゴム等の軟質性樹脂により、略傘状に形成されている。イヤーピース5の内壁面には、環状の嵌合凸部5aが形成され、音導管4側の嵌合凹部4aと係合して、イヤーピース5を固定するようになっている。
後部ハウジング2bの背面側の上下方向には、ジャック10が収納されている。ジャック10は、異なる2方向から選択的に1つのプラグ20を挿抜自在に受け入れて音声信号を入力する第1ジャック部10a及び第2ジャック部10bを有している。第1ジャック部10aと第2ジャック部10bとは、プラグ20との電気的な接触部の一部が共用された構造になっている。即ち、第1ジャック部10a及び第2ジャック部10bは、ジャック部品を正位置に保持するための側面が開口した筒状のジャックケース11と、その開口した側面を閉塞する基板12と、を有している。ジャックケース11の両端面には、第1ジャック部10a側のプラグ挿入口13と、第2ジャック部10b側のプラグ挿入口14と、が形成されている。
第1ジャック部10a側のプラグ挿入口13内の近傍には、第1ジャック部10aを構成する第1スリーブ端子15が配置され、更に、第2ジャック部10b側のプラグ挿入口14内の近傍にも、第2ジャック部10bを構成する第2スリーブ端子16が配置されている。第1スリーブ端子15と第2スリーブ端子16とは、対向して配置されている。第1スリーブ端子15及び第2スリーブ端子16は、ばね性と導電性を有するピアノ線やリン青銅線等の材質からなるコイルスプリングにより構成され、そのコイルスプリングの一端が、基板12に貫通固定されている。第1スリーブ端子15と第2スリーブ端子16との間には、第1ジャック部10a及び第2ジャック部10bを構成する共用のチップ端子17が配置されている。チップ端子17は、ばね性と導電性を有するリン青銅等の材質からなる板片により構成され、その板片の一端がジャックケース11の内壁に固定され、他端が基板12に貫通固定され、中央にプラグ側のチップを挿入するためのチップ挿入孔が形成されている。基板12に貫通固定された第1、第2スリーブ端子15,16及びチップ端子17の端部は、図示しないリード線によってドライバユニット3と電気的に接続されている。
第1ジャック部10a側のプラグ挿入口13又は第2ジャック部10b側のプラグ挿入口14のいずれか一方から挿抜自在に挿入されるプラグ20は、例えば、日本工業規格JISC5560に規定された2極超小型単頭プラグにより構成されている。このプラグ20は、同軸上に先端から後部に向かって、ジャック側のチップ端子17に接触するチップ21と、絶縁カラー22と、ジャック側の第1、第2スリーブ端子15,16に接触するスリーブ23と、が配設され、更に、そのスリーブ23の端部に、コード25を引き出すためのつまみ24が設けられている。
なお、図1〜図4等において、左耳用イヤホンには符号1L、右耳用イヤホンには符号1R、左耳用プラグには符号20L、右耳用プラグには符号20R、左耳用コードには符号25L、及び、右耳用コードには符号25Rが、それぞれ付されている。
(実施例1の使用方法)
図5は、イヤホン使用者30の両耳箇所の横断面図である。更に、図6は、イヤホン使用者30の左耳箇所の側面図である。
図5に示すように、イヤホン使用者30の左耳31L及び右耳31Rの耳甲介腔32内には、外耳道33が連通している。外耳道33は、入口から顔の前方に向かって傾斜している。
図5は、イヤホン使用者30の両耳箇所の横断面図である。更に、図6は、イヤホン使用者30の左耳箇所の側面図である。
図5に示すように、イヤホン使用者30の左耳31L及び右耳31Rの耳甲介腔32内には、外耳道33が連通している。外耳道33は、入口から顔の前方に向かって傾斜している。
本実施例1のカナル型イヤホン1は、左耳用イヤホン1Lと右耳用イヤホン1Rとを兼用できる。例えば、図6に示すように、プラグ20に接続されたコード25において、左耳用プラグ20Lに接続された左耳用コード25Lを、左耳用イヤホン1Lの下方から引き出し、更に、右耳用プラグ20Rに接続された右耳用コード25Rを、右耳用イヤホン1Rの下方から引き出して使用する場合について説明する。
イヤホン1を右耳用イヤホン1Rとして使用する場合は、図1(a)に示すように、コード25Rの端末に接続された右耳用プラグ20Rを、右耳用イヤホン1Rの上方から第1ジャック部10aのプラグ挿入口13へ挿入する。すると、右耳用プラグ20Rのチップ21が、第1、第2ジャック部10a,10b内の兼用のチップ端子17に接触し、更に、スリーブ23が、第1ジャック部10a内の第1スリーブ端子15に接触して、その右耳用プラグ20Rが右耳用イヤホン1Rの第1ジャック部10aと電気的に接続される。そして、図1(c)に示すように、挿入された右耳用プラグ20Rを下方向へ向け、図5に示すように、先端のイヤーピース5を、右耳31Rの耳甲介腔32を通して外耳道33へ挿入する。
同様に、イヤホン1を左耳用イヤホン1Lとして使用する場合は、図1(b)及び図4(a)に示すように、コード25Lの端末に接続された左耳用プラグ20Lを、左耳用イヤホン1Lの下方から第2ジャック10bのプラグ挿入口14へ挿入する。すると、図4(a)に示すように、左耳用プラグ20Lのチップ21が、第1、第2ジャック部10a,10b内の兼用のチップ端子17に接触し、更に、スリーブ23が、第2ジャック部10b内の第2スリーブ端子16に接触して、その左耳用プラグ20Lが左耳用イヤホン1Lの第2ジャック部10bと電気的に接続される。そして、図5に示すように、左耳用イヤホン1Lの先端のイヤーピース5を、左耳31Lの耳甲介腔32を通して外耳道33へ挿入する。
このように、右耳用イヤホン1Rを右耳31Rに挿着する共に、左耳用イヤホン1Lを左耳31Lに挿着する。そして、右耳用プラグ20R及び左耳用プラグ20Lから、右耳用イヤホン1R及び左耳用イヤホン1L内のジャック10に、それぞれステレオ音声信号が入力されると、右耳用イヤホン1Rにおいて、ドライバユニット3にて音波に変換され、音導管4及びイヤーピース5を通して右耳31Rの外耳道33内の鼓膜へ放出され、同時に、左耳用イヤホン1Lにおいて、ドライバユニット3にて音波に変換され、音導管4及びイヤーピース5を通して右耳31Lの外耳道33内の鼓膜へ放出される。これにより、イヤホン使用者30は、右耳31R及び左耳31Lにて、再生されたステレオ音声信号を聴くことができる。
(実施例1の他の使用方法)
図7は、イヤホン使用者30の左耳箇所の側面図である。
図6では、左耳用プラグ20Lに接続された左耳用コード25Lを、左耳用イヤホン1Lの下方から引き出し、更に、右耳用プラグ20Rに接続された右耳用コード25Rを、右耳用イヤホン1Rの下方から引き出して使用する場合の例が示されている。
図7は、イヤホン使用者30の左耳箇所の側面図である。
図6では、左耳用プラグ20Lに接続された左耳用コード25Lを、左耳用イヤホン1Lの下方から引き出し、更に、右耳用プラグ20Rに接続された右耳用コード25Rを、右耳用イヤホン1Rの下方から引き出して使用する場合の例が示されている。
しかし、他の使用例として、図7に示すように、左耳用プラグ20Lに接続された左耳用コード25Lを、左耳用イヤホン1Lの上方から引き出し、更に、右耳用プラグ20Rに接続された右耳用コード25Rを、右耳用イヤホン1Rの上方から引き出し、それらのコード25L,25Rを左右の耳31L,31Rに引っ掛けて後方に回して使用することも可能である。
(実施例1の効果)
本実施例1のイヤホン1(1L,1R)によれば、次の(1)〜(3)のような効果がある。
(1) 本実施例1のイヤホン1(1L,1R)では、特許文献1と同様に、音導管4が、ハウジング2の前部に傾斜して突設されているので、挿着感が良く、且つ良好な音質の音波を出力できるという特徴を有している。しかも、本実施例1のイヤホン1(1L,1R)では、ハウジング2の後部に、異なる2方向(例えば、上下方向)から選択的に1つのプラグ20(20L,20R)を受け入れるジャック10が設けられているので、そのプラグ20(20L,20R)の挿入方向を上又は下にすることにより、両耳兼用で使用でき、製造の手間が省けて便利である。
(2) 本実施例1のイヤホン1(1L,1R)は、両耳兼用で使用できるばかりか、当然に、片耳にも使用できる。例えば、左耳31Lに装着していた左耳用イヤホン1Lを右耳31Rに装着する場合は、その左耳用プラグ20Lを反対側から差し込めば良い。
(3) 本実施例1のジャック10は、上下方向の第1ジャック部10a及び第2ジャック部10bを有し、その一部(例えば、チップ端子17)が共用された構造になっているので、ジャック10の全体の構造が簡単になり、小型化及び低コスト化が可能になる。
本実施例1のイヤホン1(1L,1R)によれば、次の(1)〜(3)のような効果がある。
(1) 本実施例1のイヤホン1(1L,1R)では、特許文献1と同様に、音導管4が、ハウジング2の前部に傾斜して突設されているので、挿着感が良く、且つ良好な音質の音波を出力できるという特徴を有している。しかも、本実施例1のイヤホン1(1L,1R)では、ハウジング2の後部に、異なる2方向(例えば、上下方向)から選択的に1つのプラグ20(20L,20R)を受け入れるジャック10が設けられているので、そのプラグ20(20L,20R)の挿入方向を上又は下にすることにより、両耳兼用で使用でき、製造の手間が省けて便利である。
(2) 本実施例1のイヤホン1(1L,1R)は、両耳兼用で使用できるばかりか、当然に、片耳にも使用できる。例えば、左耳31Lに装着していた左耳用イヤホン1Lを右耳31Rに装着する場合は、その左耳用プラグ20Lを反対側から差し込めば良い。
(3) 本実施例1のジャック10は、上下方向の第1ジャック部10a及び第2ジャック部10bを有し、その一部(例えば、チップ端子17)が共用された構造になっているので、ジャック10の全体の構造が簡単になり、小型化及び低コスト化が可能になる。
図8(a),(b),(c)は、本考案の実施例2におけるジャックを示す図であり、同図(a)はフラグが挿入されたジャックの一部切り欠き断面図、同図(b)は同図(a)中のプラグの側面図、同図(c)は同図(a)の右側面図である。
本実施例2のジャック10Aは、実施例1のジャック10の内部構造と異なり、そのジャック10のコイルスプリングからなる2つの第1、第2スリーブ端子15,16に代えて、ばね性と導電性を有するリン青銅等からなる板片の2つの第1、第2スリーブ端子15A,16Aが設けられている。このような本実施例2の第1、第2スリーブ端子15A,16Aを有するジャック10Aを備えたカナル型イヤホンであっても、実施例1と略同様の作用効果を奏することができる。
(変形例)
本考案は、上記実施例1,2に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a),(b)のようなものがある。
(a) 実施例1,2では、音導管4がハウジング2の前部から傾斜して突設されているが、この構造に限定されない。音導管4は、ハウジング2の前部から真っ直ぐ突出していても良く、実施例1,2と略同様の作用効果を奏する。又、ハウジング2の形状やドライバユニット3の構造は、図示以外のものであっても良い。
(b) ジャック10,10A及びプラグ20(20L,20R)の形状及び構造は、図示以外のものであっても良い。例えば、第1ジャック部1a及び第2ジャック部2bは、後部ハウジング2b内の上下に設けられているが、その第1ジャック部1a及び第2ジャック部2bを、後部ハウジング2b内の左右に設けても良い。
本考案は、上記実施例1,2に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a),(b)のようなものがある。
(a) 実施例1,2では、音導管4がハウジング2の前部から傾斜して突設されているが、この構造に限定されない。音導管4は、ハウジング2の前部から真っ直ぐ突出していても良く、実施例1,2と略同様の作用効果を奏する。又、ハウジング2の形状やドライバユニット3の構造は、図示以外のものであっても良い。
(b) ジャック10,10A及びプラグ20(20L,20R)の形状及び構造は、図示以外のものであっても良い。例えば、第1ジャック部1a及び第2ジャック部2bは、後部ハウジング2b内の上下に設けられているが、その第1ジャック部1a及び第2ジャック部2bを、後部ハウジング2b内の左右に設けても良い。
1(1L,1R) イヤホン
2 ハウジング
3 ドライバユニット
4 音導管
5 イヤーピース
10,10A ジャック
15,15A,16,16A スリーブ端子
17 チップ端子
20(20L,20R) プラグ
21 チップ
22 絶縁カラー
23 スリーブ
25,25L,25R コード
2 ハウジング
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5 イヤーピース
10,10A ジャック
15,15A,16,16A スリーブ端子
17 チップ端子
20(20L,20R) プラグ
21 チップ
22 絶縁カラー
23 スリーブ
25,25L,25R コード
Claims (6)
- 入力された音声信号を音波に変換するドライバユニットが収納されたハウジングと、
前記ハウジングの前部に突設され、前記音波を所定方向へ送出する音導管と、
前記音導管の外周に取り付けられて耳の外耳道へ挿入されるイヤーピースと、
前記ハウジングの後部に収納され、挿抜自在のプラグを受け入れて前記プラグから前記音声信号を入力するジャックと、
を備え、
前記ジャックは、異なる2方向から選択的に1つの前記プラグを受け入れる第1ジャック部及び第2ジャック部を有し、
前記第1ジャック部と前記第2ジャック部とは、前記プラグとの電気的な接触部の一部が共用された構造になっている、
ことを特徴とするイヤホン。 - 前記接触部の一部は、
前記プラグの先端部と接触するチップ端子である、
ことを特徴とする請求項1記載のイヤホン。 - 前記イヤホンは、右耳用と左耳用とが対称形状になっており、
前記ハウジングの前記後部内の上下又は左右に、前記第1ジャック部と前記第2ジャック部とが設けられている、
ことを特徴とする請求項2記載のイヤホン。 - 前記音導管は、
前記ハウジングの前部から傾斜して突出している、
ことを特徴とする請求項3記載のイヤホン。 - 前記プラグは、
同軸上に先頭から後部に向かってチップ、絶縁カラー及びスリーブが配設された単頭プラグであり、
前記第1ジャック部及び前記第2ジャック部は、
一定の距離をおいて同軸上に配置され、前記スリーブと接触する第1スリーブ端子及び第2スリーブ端子と、
前記第1スリーブ端子及び前記第2スリーブ端子間に配置され、前記チップと接触する共通のチップ端子と、
を有することを特徴とする請求項4記載のイヤホン。 - 前記第1スリーブ端子及び前記第2スリーブ端子は、
ばね性を有するコイルスプリグ又は板片により構成され、
前記チップ端子は、
ばね性を有する板片により構成されている、
ことを特徴とする請求項5記載のイヤホン。
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