JP3230231U - Small electric vehicle - Google Patents
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Abstract
【課題】車体を乗車形態、又はカート又は歩行補助車形態に変更する操作を容易にする小型電動車両を提供する。【解決手段】小型電動車両Cは、シート4の前後方向の移動により、車体1のホイールベースが伸縮されて、使用者が乗車して走行する乗車形態と、使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更され、各形態がロック機構により保持される。シートフレーム5は略門形に形成されて、上部フレーム501と、一対のサイドフレーム502とを備え、シートフレーム5の上部フレーム501に、ロック機構をロック状態とロック解除状態に切り替えるための操作部15を備える。【選択図】図1PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a small electric vehicle which facilitates an operation of changing a vehicle body into a riding form or a cart or a walking assistance vehicle form. SOLUTION: In a small electric vehicle C, a wheelbase of a vehicle body 1 is expanded and contracted by moving a seat 4 in the front-rear direction, and a riding form in which a user rides and travels, and a cart or a cart or a cart used by the user by hand. It is changed to a walking assist vehicle form, and each form is held by a lock mechanism. The seat frame 5 is formed in a substantially gate shape, includes an upper frame 501 and a pair of side frames 502, and an operation unit for switching the lock mechanism between the locked state and the unlocked state on the upper frame 501 of the seat frame 5. 15 is provided. [Selection diagram] Fig. 1
Description
本考案は、小型電動車両に関し、特に、使用者が乗車して走行する乗車形態と使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態の2つの車体の形態に変更して使用できる小型電動車両に関する。 The present invention relates to a small electric vehicle, and in particular, is a small electric vehicle that can be used by changing to two vehicle body forms, a riding form in which the user rides and travels, and a cart or walking assistance vehicle form used by the user by hand. Regarding.
この種の小型電動車両が本願出願人から特許文献1により提案されている。
この文献1の小型電動車両は、車体の前部に配置され且つハンドルによって操舵される少なくとも1つの前輪と、車体の後部に配置され且つモータによって駆動される左右一対の後輪と、車体の前後方向で前輪の近傍に配置されるフロアと、車体におけるフロアよりも後側で且つフロアよりも高い位置に配置されるシートと、荷物を収納すべく車体の後部に配置されるバスケットと、後輪を車体に連結するとともにその中間部で山形に折れ曲がる第1リンク機構とを備え、人を乗せて走行するための乗車形態と物を運ぶために人が手押しで使用するカート形態とに車体の形態が変更可能になっている。
A small electric vehicle of this type has been proposed by the applicant of the present application in
The small electric vehicle of this
この小型電動車両では、特に、第1リンク機構よりも下側に第1リンク機構と連動してその折曲部で上側を山にして山形に折れ曲がる第2リンク機構を配置し、第2リンク機構には第2リンク機構が折曲部で折れ曲がるにつれてその位置が上方へ移動するブラケットを取り付けている。このブラケットにバスケットを取り付ける。 In this small electric vehicle, in particular, a second link mechanism that is interlocked with the first link mechanism and bends in a mountain shape with the upper side as a mountain at the bent portion is arranged below the first link mechanism, and the second link mechanism is arranged. Is equipped with a bracket whose position moves upward as the second link mechanism bends at the bent portion. Attach the basket to this bracket.
このようにすることで、車両を乗車形態からカート形態に変更する場合に、バスケットの位置を斜め上方へ移動させ、ハンドルに近づけることができる。このため、カートとして使用する際に、使用者が腰を屈めずにバスケットに荷物を出し入れでき、カートとしての機能性を向上させることができる。 By doing so, when the vehicle is changed from the riding form to the cart form, the position of the basket can be moved diagonally upward and brought closer to the steering wheel. Therefore, when the cart is used, the user can put the luggage in and out of the basket without bending down, and the functionality of the cart can be improved.
上記特許文献1においては、車体の乗車形態、車体のカート又は歩行補助車形態の各形態を保持するロック機構をロック状態からロック解除状態に又はその反対に切り替えて、車体を各形態に変更する際の、その操作の容易性については、課題とされていない。
In
本考案はこのような操作の容易性を課題とするものである。そこで、本考案は、この種の小型電動車両において、車体の乗車形態、車体のカート又は歩行補助車形態の各形態を保持するロック機構をロック状態からロック解除状態に又はその反対に切り替える操作を含めて、車体を各形態に変更する操作を容易に行えるようにすること、を目的とする。 The present invention has an object of ease of such operation. Therefore, in the present invention, in this type of small electric vehicle, an operation of switching the lock mechanism for holding each form of the riding form of the vehicle body, the cart of the vehicle body, or the walking assistance vehicle form from the locked state to the unlocked state or vice versa is performed. Including, the purpose is to facilitate the operation of changing the vehicle body to each form.
上記目的を達成するために、本考案の小型電動車両は、
前輪を有する前側ベース及び後輪を有する後側ベースを有し、前記前側ベース、前記後側ベースが前後方向に伸縮可能でホイールベースを可変可能に構成される車体と、前記車体の前記前側ベース、前記後側ベースの伸縮を制限するロック機構と、前記車体上に前記車体の前後方向に移動可能に作動連結されて立ち上げられるシートフレームを介して前記車体上に前後方向に移動可能に配置されるシートとを備え、前記シートの前記車体の前後方向の移動により、前記車体のホイールベースが伸縮され、使用者が乗車して走行する乗車形態と、使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更可能な小型電動車両であって、
前記シートフレームは略門形に形成されて、上部フレームと、一対のサイドフレームとを備え、
前記シートフレームの前記上部フレームに、前記ロック機構をロック状態とロック解除状態に切り替えるための操作部を備える、
ことを要旨とする。
In order to achieve the above object, the small electric vehicle of the present invention
A vehicle body having a front base having a front wheel and a rear base having a rear wheel, the front base and the rear base being expandable and contractible in the front-rear direction and having a variable wheelbase, and the front base of the vehicle body. , A lock mechanism that limits the expansion and contraction of the rear base, and a seat frame that is movably operated and connected to the vehicle body in the front-rear direction and is raised, so as to be movable in the front-rear direction on the vehicle body. The wheelbase of the vehicle body is expanded and contracted by the movement of the seat in the front-rear direction of the vehicle body, and the riding mode in which the user rides and travels, and the cart or walking that the user manually uses. It is a small electric vehicle that can be changed to an auxiliary vehicle form.
The seat frame is formed in a substantially gate shape and includes an upper frame and a pair of side frames.
The upper frame of the seat frame is provided with an operation unit for switching the lock mechanism between a locked state and an unlocked state.
The gist is that.
本考案の小型電動車両によれば、車体の乗車形態、車体のカート又は歩行補助車形態の各形態を保持するロック機構をロック状態とロック解除状態に切り替える操作を含めて、車体を各形態に変更する操作を容易に行うことができる、という本考案独自の格別な効果を奏する。 According to the small electric vehicle of the present invention, the vehicle body is changed to each form including the operation of switching the lock mechanism for holding each form of the vehicle body riding form, the body cart or the walking assistance vehicle form between the locked state and the unlocked state. It has a special effect unique to the present invention that the operation of changing can be easily performed.
図1、図2に示すように、本考案の一実施の形態に係る小型電動車両C(以下、単に本車両Cという。)は、前輪113を有する前側ベース11及び後輪124を有する後側ベース12を有し、ホイールベースを伸縮可能に構成される車体1と、車体1のホイールベースの伸縮を制限するロック機構14(図4参照)と、車体1上に車体1の前後方向に移動可能なシートフレーム5を介して車体1上に前後方向に移動可能に配置されるシート4とを備え、シート4の車体1の前後方向の移動に伴い、車体1のホイールベースが伸縮され、使用者が乗車して走行する乗車形態と、使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更自在になっている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the small electric vehicle C (hereinafter, simply referred to as the present vehicle C) according to the embodiment of the present invention has a
そして、本車両Cでは、特に、シートフレーム5が略門形に形成されて、上部フレーム501と、一対のサイドフレーム502とにより構成され、シートフレーム5の上部フレーム501に、ロック機構14をロック状態とロック解除状態に切り替えるための操作部15が設けられる。
Then, in the present vehicle C, in particular, the
このようにして、車体1の乗車形態、車体1のカート又は歩行補助車形態の各形態を保持するロック機構14をロック状態とロック解除状態に切り替える操作を含めて、車体1を各形態に変更する操作を、容易に行えるようにする。
In this way, the
なお、以下の説明の中で使用する前後、左右、上下は、それぞれ、本車両C又は車体1の前後方向、左右方向、上下方向に対応するものである。
The front-rear, left-right, and up-down directions used in the following description correspond to the front-rear direction, left-right direction, and up-down direction of the vehicle C or the
図1、図2に示すように、本車両Cは、車体1、ロック機構14、シート4を備えて構成される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the vehicle C includes a
車体1は、前輪113を有する前側ベース11及び後輪124を有する後側ベース12を有し、前側ベース11、後側ベース12が前後方向に伸縮可能でホイールベースを可変可能に構成される。ロック機構14は車体1の前側ベース11、後側ベース12の伸縮を制限する。シート4は車体1上に前後方向に移動可能に作動連結されて立ち上げられるシートフレーム5を介して車体1上に前後方向に移動可能に配置される。
The
このようにして本車両Cは、シート4の前後方向の移動により、車体1のホイールベースが伸長され、使用者が乗車して走行する乗車形態と、車体1のホイールベースが短縮され、使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更可能な形式になっている。
In this way, in the vehicle C, the wheelbase of the
そして、本車両Cでは、シートフレーム5は略門形に形成されて、上部フレーム501と、一対のサイドフレーム502とを有し、このシートフレーム5の上部フレーム501に、ロック機構14をロック状態とロック解除状態に切り替えるための操作部15を備える。
Then, in the vehicle C, the
このようにして本車両Cでは、ロック機構14の操作部15が使用者の把持しやすいシートフレーム5の上部に設けられる。これにより、シートフレーム5上部のロック機構14をロック状態とロック解除状態に切り替える操作とシートフレーム5の上部を把持してシートフレーム5を前後方向に移動する操作とを片手で容易に行うことができる。したがって、使用者は、車体1を乗車形態からカート又は歩行補助車形態に又はその反対に変更する車体1の形態変更を、片手で簡単にかつ素早く行うことができる。
In this way, in the vehicle C, the
図3、図4に示すように、本車両Cでは、操作部15とロック機構14は、シートフレーム5の上部フレーム501及びサイドフレーム502に沿って配置される操作索147を介して作動連結される。
As shown in FIGS. 3 and 4, in the vehicle C, the
このように操作部15とロック機構14が操作索147で作動連結され、この操作索147がシートフレーム5に沿って配置されることで、シートフレーム5の前後方向の移動による操作索147への負荷がない。しかも、シートフレーム5が操作索147の保護、固定の役割を果たすので、車体1上に操作索147を保護、固定するための専用部品を設ける必要がなく、本車両Cの軽量化に資することができる。
In this way, the
図2に示すように、本車両Cでは、操作部15は、シートフレーム5の上部フレーム501において左右方向の中心から車両乗車側とは反対側になる当該左右方向のいずれか一方に偏心して配置される。
As shown in FIG. 2, in the vehicle C, the
このようにすることで、使用者が、本車両Cの乗車側でロック機構14の操作部15を操作しながら、シートフレーム5を把持して移動操作する際に、使用者のシートフレーム5を把持する位置は上部フレーム501の左右方向の中心又はその近傍になるように誘導される。使用者が上部フレーム501の左右方向の中心又はその近傍を把持することにより、使用者は力を入れやすく、この力がシートフレーム5に伝達しやすくなり、シートフレーム5の移動操作を容易にすることができる。
By doing so, when the user grips and moves the
この場合、図1に示すように、車体1上に一対のアームレストフレーム25を介してシート4の両側適宜の高さの所定の支持位置に一対のアームレスト26を備え、車両乗車側に配置される一方のアームレスト26は、車両乗車側一方のアームレストフレーム25に所定の支持位置から任意の退避方向に移動自在に取り付けられることが好ましい。
In this case, as shown in FIG. 1, a pair of
このように車体1上のシート4の両側適宜の高さの所定の支持位置に一対のアームレスト26が設けられることで、使用者がシート4に着座したときに安楽な姿勢を取ることができる。そして、車両乗車側のアームレスト26が所定の支持位置から任意の退避方向に移動自在に取り付けられて、このアームレスト26が所定の支持位置から退避されることで、このアームレスト26が邪魔になることなく、上記のシートフレーム5の移動操作を容易に行うことができる。
By providing the pair of
図1乃至図4、さらに図5乃至図7に車体1、ロック機構14及びその操作部15、シート4、アームレスト26を、本車両Cのその他の各部とともに、それぞれの一例として、より具体的に示している。
1 to 4 and 5 to 7 show the
図1、図2に示すように、車体1は前側ベース11と後側ベース12とにより構成される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
前側ベース11は、図3、図4に示すように、前側ベースフレーム110、前輪支持部111、前輪113、支持フレーム係合部114、車体フロア115などを備えて構成される。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
前側ベースフレーム110は、後側ベース12を挿脱可能にかつ収容可能に後面に開口を有する後側ベース収容空間部を備える。
The
この場合、前側ベースフレーム110は、本車両Cの前部において前後方向前面視で後端部を開放される箱形に形成され、本車両Cの前後方向に延びる。しかして前側ベースフレーム110は先端部フレーム、両側部フレーム、上部フレーム、底部フレームからなり、後端部が開口で、上記各フレームで囲まれた空間が後側ベース収容空間部になっている。
In this case, the
また、前側ベースフレーム110は、両側部フレームの上下方向中間部に前後方向に沿って溝形プレートが一体に接合されて、各側部プレートに内面側を開口面とする溝部が形成される。各溝部の内面がスライドガイド13をなすガイドレール131になっている。 両側部フレームには、本車両Cの乗車形態、カート又は歩行補助車形態の形態毎に、後側ベース12に設けられる後述するロック機構14に係合可能な複数のロックピン挿通孔140が穿設される。この場合、両側部フレームの後端部上部及び前端部側の上部にそれぞれ、本車両Cの乗車形態、カート又は歩行補助車形態で係合可能に、ロックピン挿通孔140が貫通形成される。
Further, in the
前輪支持部111は、前側ベースフレーム110の両側部フレームの前部側に設けられて、前輪操舵機構の一部をなす。一対の前輪113が、両側の前輪支持部111に軸支される。
The front
支持フレーム係合部114は、前側ベースフレーム110の両側部フレームの前後方向中間部で後部寄りの所定の位置に取り付けられる。この支持フレーム係合部114の突出端には、ガイドピンG1が突出される。
The support
車体フロア115は、前側ベースフレーム110の後側ベース収容空間部の上部に配置される。この場合、車体フロア115は、後側ベース収容空間部の上部に設置可能に、この場合、平面視長方形状に形成されて、先端部、底部、両側部からなる。この車体フロア115は、この前側ベースフレーム110の上部に設置されて、足置き台、荷物置き台をなす。
The
図3、図4に示すように、後側ベース12は、後側ベースフレーム120、ロック機構14(図5、図6参照)、電動モータを収容されたモータケース122、バッテリを収容されたバッテリケース123、後輪124、トレイ125などを備えて構成される。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
後側ベースフレーム120は、前側ベース11の後側ベース収容空間部に収容可能に構成される。
The
この場合、後側ベースフレーム120は、本車両Cの後部において前後方向前面視で先端部を開放される箱形に形成されて前後方向に延び、高さ、幅が前側ベースフレーム110よりも少し小さく形成される。しかして、後側ベースフレーム120は、底部フレーム、上部フレーム、後端部フレーム、両側部フレームからなり、先端部に開口を有する。このようにして後側ベースフレーム120全体が前側ベース11の後側ベース収容空間部に収容可能になっている。
In this case, the
また、後側ベースフレーム120には、両側部フレームの上下方向中間部に前後方向に沿って軸受プレートが一体に接合されて、各軸受プレートの先端及び前後方向中間部で先端側寄りの所定の位置にそれぞれ、上下2段に軸受部が形成される。そして、これら上下2段の軸受部にガイドローラ132がガイドローラ132の中心に設けられる回転軸を挿通支持されて回転可能に取り付けられる。これらのガイドローラ132は、前側ベース11のガイドレール131に係合可能で、ガイドレール131とともにスライドガイド13になっている。両側部フレームの後部には、後部フレーム121(図1参照)が車幅方向に突設される。
Further, a bearing plate is integrally joined to the
図4、図5に示すように、ロック機構14は、本車両Cの乗車形態、カート又は歩行補助形態の形態毎に、前側ベース11と後側ベース12とを固定する形式になっている。この場合、ロック機構14は、後側ベース12の上部フレームの先端側に設置される。また、この場合、ロック機構14は、前側ベース11の両側部フレーム上部に設けられた各ロックピン挿通孔140に向けて進退可能に配置される一対のロックピン141と、各ロックピン141を進退駆動する駆動部14Dとを備えて構成される。一対のロックピン141は、後側ベース12の上部フレームの先端側の両側に一対の軸受142を介して配置される。この場合、各ロックピン141は常態として前側ベース11のロックピン挿通孔140に挿通可能に、図6に示すように、コイルスプリング143を介して押圧付勢される。駆動部14Dは、レバー144と、第1、第2リンクプレート145、146と、操作索としてのワイヤー147とからなる。レバー144は後側ベース12の上部フレームの先端側の中央に軸を介して水平方向に回転可能に取り付けられる。第1リンクプレート145はレバー144の一端と一方のロックピン141の基端部との間にリンク結合される。第2リンクプレート146はレバー144の他端と他方のロックピン141の基端部との間にリンク結合される。レバー144の他端に操作索147がリンク結合され、この操作索147は第2リンク146とは反対方向に延び、後述する操作部15に作動連結される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
このようにしてロック機構14は車体1の各形態で、後側ベース12の各ロックピン141が常態として前側ベース11の各ロックピン挿通孔140に挿通され、前側ベース11と後側ベース12をロックするようになっている。そして、後述する操作部15でのロック機構14のロック解除操作により、操作索147が引き駆動される。これにより、レバー144が回転されて第1、第2のリンク145、146が各ロックピン141を引き方向に駆動され、各ロックピン141が各ロックピン挿通孔140から抜け外れて、ロックが解除されるようになっている。
In this way, in each form of the
モータケース122は、図3に示すように、後側ベースフレーム120の後部に設置され、左右方向に向けて延ばされる。バッテリケース123は、図3に示すように、モータケース122の上部に設置され、左右方向に向けて延ばされる。
As shown in FIG. 3, the
後輪124は、図1、図2に示すように、モータケース122の両端に配置され、電動モータに作動連結される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
トレイ125は、図3に示すように、後側ベース12の上部に、前側ベース11の車体フロア115を挿脱可能にかつ収納可能な車体フロア収納空間126を介在して配置される。この場合、トレイ125は、後側ベース12の上部に配置可能に、この場合、平面視長方形状に形成されて、先端部、後端部、底部、両側部とからなる。このようなトレイ125が、後側ベースフレーム120の上方に支持固定されて、荷物などを置けるプレートになっている。
As shown in FIG. 3, the
このようにして前側ベース11と後側ベース12は、後側ベースフレーム120が前側ベースフレーム110の後側ベース収容空間部に、前側ベースフレーム110両側のガイドレール131と後側ベースフレーム120両側の複数のガイドローラ132とを介して嵌挿され、前側ベースフレーム110が後側ベースフレーム120の外面に沿って前後方向にスライド可能に、併せて、車体フロア115がトレイ125の直下から前後方向にスライド可能に組み立てられる。
In this way, in the
しかして、車体1は、前側ベース11、後側ベース12が前後方向に伸縮可能でホイールベースを可変可能に構成される。すなわち、前側ベース11が後側ベース12に対して前後方向前方にスライドされることで、前側ベースフレーム110、後側ベースフレーム120、車体フロア115、トレイ125、それぞれが、前後に配列される。そして、この状態が、後側ベースフレーム120の上部先端側両側の各ロックピン141が前側ベースフレーム110の両側後端部の各ロックピン挿通孔140に挿通されて、ロックされる。これにより、車体1のホイールベースが最大限に伸長されて、使用者が乗車して走行する乗車形態となる。
Therefore, the
また、この状態から、ロック機構14のロック解除後、前側ベース11が後側ベース12に対して前後方向後方にスライドされることで、前側ベースフレーム110、後側ベースフレーム120、車体フロア115、トレイ125、それぞれが、上下に重合される。そして、この状態がまた、ロック機構14によりロックされる。すなわち、後側ベースフレーム120の上部先端側両側の各ロックピン141が前側ベースフレーム110の両側前端部側所定の位置の各ロックピン挿通孔140に挿通されて、ロックされる。これにより車体1のホイールベースが最小限に短縮されて、使用者が手押しで、モノを運ぶためのカート又は歩行補助車形態に変更される。
Further, from this state, after the
図1、図3に示すように、シート4は、固定フレーム2、シートフレーム5を介して、車体1上に前後方向に回動可能に配置される。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
固定フレーム2は、図3に示すように、所定の高さを有する下部を開放される略コ字形、つまり略門形に形成されて、左右方向に延びるアッパーフレーム201と、アッパーフレーム201の左右両端から上下方向にくの字形に延びる一対のサイドフレーム202とからなる。各サイドフレーム202は上下方向中間が最も前方に突出され、ここに一対のプレート31からなるブラケット3が取り付けられて前方に突出される。この固定フレーム2は両サイドフレーム202の下端が車体1の後側ベース12の各後部フレーム121に設置固定されて、後側ベース12上に立ち上げられる。
As shown in FIG. 3, the fixed
この固定フレーム2のアッパーフレーム201にはハンドル取付部フレーム22が取り付けられ、このハンドル取付部フレーム22を介して本車両Cのカート又は歩行補助形態での操作具をなすハンドル23が取り付けられる。ハンドル取付部フレーム22は上下方向に直線状に延びるフレームで、アッパーフレーム201の左右方向中央に貫通して溶接接合され、アッパーフレーム201上に立ち上げられる。このハンドル取付部フレーム22の上部にハンドル23が取り付けられ、アッパーフレーム201の上方に並列に配置される。なお、ハンドル取付部フレーム22には、後述するシートバック6の起立状態を保持する留め具24、この場合、クリップ(以下、クリップ24という。)が設けられる。
A handle mounting
シートフレーム5は、図3に示すように、固定フレーム2の高さよりも高い所定の高さを有する下部を開放される略コ字形、つまり略門形に形成されて、左右方向に延びる上部フレーム501と、上部フレーム501の左右両端から上下方向に直線状に延びる一対のサイドフレーム502とからなる。各サイドフレーム502の上下方向中間部には、連結ピン挿通孔(図示省略)が設けられる。なお、このシートフレーム5は中空である。このシートフレーム5は車体1上において固定フレーム2の前側に近接配置され、各サイドフレーム502が固定フレーム2の各サイドフレーム202から前方に突出して配置される各ブラケット3の各プレート31間に通される。各プレート31先端の各連結ピン挿通孔とシートフレーム5の各サイドフレーム502の各連結ピン挿通孔が合わせられて、これらの連結ピン挿通孔間に連結ピン51が挿通されて、シートフレーム5が固定フレーム2にリンク機構を介して前後方向に回動可能に連結される。そして、このシートフレーム5は両サイドフレーム502の下端が、各サイドフレーム502の下端に形成される上下方向に長孔状のガイド孔G2(図3参照)と前側ベース11の各支持フレーム係合部114に左右方向に突出されるガイドピンG1との係合により、車体1の前側ベース11の各支持フレーム係合部114に連結されて、車体1上に立ち上げられる。
As shown in FIG. 3, the
シート4は、図3に示すように、シートフレーム5に取り付けられ、シートフレーム5を介して車体1上に配置される。この場合、シート4はシートフレーム5に固定される支持フレーム41と、支持フレーム41上に載置固定される座部42とからなり、支持フレーム41の一端がシートフレーム5の各サイドフレーム502の上部側に接合されてシートフレーム5に取り付けられる。
As shown in FIG. 3, the
このようにしてシート4は、車体1上に、本車両Cの乗車形態又はカート又は歩行補助車形態に合わせて前後方向に移動自在に配置されるとともに、車体1に、シート4の前後方向の移動に連動して、車体1の前側ベース11が後側ベース12に対して伸縮可能に作動連結され、シート4の前後方向の移動により、車体1のホイールベースが伸縮可能に構成される。
In this way, the
すなわち、シート4はシートフレーム5の各サイドフレーム502の上部側に固定されて車体1上に配置され、シートフレーム5の上部側が固定フレーム2のブラケット3の先端を回動中心として前後方向に回動されることにより、シート4は後側ベース12の前側上方の着座位置と後側ベース12の前側下方の退避位置との間で、前後方向に回動可能となる。
That is, the
そして、シートフレーム5の上部側が後方に回動され、シート4が後方へ移動されると、シート4は座部42の着座面を上方に向けて着座位置に配置されるとともに、シートフレーム5の下部側が前方に向けて回動されることにより、シートフレーム5の各サイドフレーム502の下端に連結された前側ベース11が後側ベース12に対して前方にスライドされる。シートフレーム5の各サイドフレーム502が固定フレーム2の各サイドフレーム202の上部側と略平行に配置されると、前側ベース11は後側ベース12に対して前方に最長までスライドされて車体1のホイールベースが最大限に伸長され、車体1が乗車形態となる。この車体1の乗車形態は既述のロック機構14により固定保持される。
Then, when the upper side of the
反対に、シートフレーム5の上部側が前方に回動され、シート4が前方へ移動されると、シート4は座部42の着座面を前方に向けて退避位置に配置されるとともに、シートフレーム5の下部側が後方に向けて回動されることにより、シートフレーム5の各サイドフレーム502の下端に連結された前側ベース11が後側ベース12に対して後方にスライドされる。シートフレーム5の各サイドフレーム502が固定フレーム2の各サイドフレーム202の下部側と略平行に配置されると、前側ベース11が後側ベース12に対して後方に、前側ベースフレーム110と後側ベースフレーム120、車体フロア115とトレイ125、それぞれが、上下に重合されるまでスライドされて、車体1のホイールベースが最小限に短縮され、車体1がカート又は歩行補助車形態となる。この車体1のカート又は歩行補助形態は既述のロック機構14により固定保持される。
On the contrary, when the upper side of the
また併せて、固定フレーム2の各サイドフレーム202に一対のアームレストフレーム25が取り付けられて、これらアームレストフレーム25を介して、シート4の左右方向両側で適宜高さの所定の支持位置に一対のアームレスト26が併設される。これらのアームレスト26は各アームレストフレーム25の上部に取り付けられて、前方に向けて延ばされる。なお、この場合、シートフレーム5の上部側が前方にシート4の退避位置まで回動され、シートフレーム5の各サイドフレーム502が各アームレストフレーム25の前側に近接して並列に配置されたときに、シートフレーム5の上部フレーム501は各アームレスト26の間に配置可能になっている。これらのアームレスト26には上面先端にそれぞれ、本車両Cの乗車形態時の操作具としてジョイスティック27が立設される。このジョイスティック27は電動モータやバッテリなどに電気的に接続される。また、これらのアームレスト26のうち、車両乗車側に配置される一方のアームレスト26は、車両乗車側一方のアームレストフレーム25に所定の支持位置からシートフレーム5の操作(回動操作)に邪魔にならない任意の退避位置方向へ移動自在に取り付けられる。この場合、本車両Cの左側のアームレスト25が固定フレーム2に前後方向に回動可能に軸支されて、左側のアームレスト26が所定の支持位置と固定フレーム2の上部側と平行の退避位置との間を移動自在になっている。
At the same time, a pair of armrest frames 25 are attached to each
シートバック6は、図2、図3に示すように、固定フレーム2のアッパーフレーム201に取り付けられ、固定フレーム2を介して車体1上でシート4の後方に配置される。シートバック6は、背面側のシートバックフレーム61と、正面側のシートバッククッション62とを有してなり、固定フレーム2のアッパーフレーム201にヒンジ7を介して上下方向に起伏可能に回動可能に取り付けられる。シートバック6は、ヒンジ7により、シートバック6の正面を前方に向けて固定フレーム2のハンドル取付部フレーム22の直前に立ち上げられる起立位置と、シートバック6の背面を上方に向けてヒンジ7の前方に傾倒される倒伏位置との間に回動可能に取り付けられる。
As shown in FIGS. 2 and 3, the seat back 6 is attached to the
このようにしてシートバック6は、本車両Cの乗車形態、又はカート又は歩行補助車形態に合わせて、背もたれ(シートバック)又は荷台(キャリア)に可変されるものとして構成される。 In this way, the seat back 6 is configured to be variable to a backrest (seat back) or a loading platform (carrier) according to the riding form of the vehicle C or the cart or walking assistance vehicle form.
このように本車両Cは、シート4の前後方向の移動により、車体1のホイールベースが伸長され、使用者が乗車して走行する乗車形態と、車体1のホイールベースが短縮され、使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更可能で、各形態がロック機構14によりロック保持される形式になっている。そして、本車両Cでは、図1、図2に示すように、シートフレーム5の上部フレーム501に、ロック機構14をロック状態とロック解除状態に切り替えるための操作部15が設けられ、図3、図4に示すように、ロック機構14と操作部15は、シートフレーム5の上部フレーム501及びサイドフレーム502に沿って配置される操作索147を介して作動連結される。
In this way, in the vehicle C, the wheelbase of the
この操作部15は、図2に示すように、シートフレーム5の上部フレーム501において左右方向の中心から車両乗車側とは反対側になる左右方向のいずれか一方に偏心して配置される。この場合、図7に示すように、シートフレーム5の上部フレーム501の上面で左右方向の中心から右側に寄った位置に左右方向に長い長方形の開口501Aが形成され、この開口501A内に側面視略直角三角形の溝形ケース16が嵌合固定される。この溝形ケース16は金属製で、底部の右側のサイドフレーム502側に向けられる一方の面に操作索挿通孔160が形成される。操作部15は引張り式で、先端にリング部150を有するピン形状をなす。この場合、リング部150にはストラップ151(図3参照)が取り付けられる。操作部15は溝形ケース16内に、上部フレーム501上面の開口501Aから外部へ斜めに引き出し可能に配置される。
As shown in FIG. 2, the
操作索147にはワイヤー又はケーブルが使用される。ここでは操作索147はワイヤーである(以下、ワイヤー147という。)。ワイヤー147の一端は、図5に示すように、駆動部14D(のレバー144の他端)に作動連結され、図4に示すように、後側ベースフレーム120の上部を這わせて、この場合、固定フレーム2の右側のサイドフレーム202の近傍で外部に取り出される。そして、このワイヤー147は、図3に示すように、固定フレーム2の右側のサイドフレーム202の下部側で内側面にクリップ8を介して添えられ、シートフレーム5の右側のサイドフレーム502の内側面で上下方向略中央に形成される操作索挿通孔50を通して、シートフレーム5内に上部フレーム501に向けて挿通配置される。このワイヤー147の他端は上部フレーム501内で溝形ケース16の操作索挿通孔160(図7参照)を通じて操作部15に作動連結される。
A wire or cable is used for the
このようにして操作部15のストラップ151を上部フレーム501の上面に沿って車両乗車側(この場合、本車両Cの左側)に向けて横方向に引き、操作部15を上部フレーム501上面の開口501A上に引き出すことにより、この引く力(駆動力)がワイヤー147を介して駆動部14Dに伝達される。これにより駆動部14Dは各ロックピン141を引く方向に作動して、各ロックピン141が前側ベース11の各ロックピン挿通孔140から離脱して、ロック機構14によるロック状態が解除される。そして、ストラップ151から手を離すことにより、操作部15に対する駆動力が解除される。これにより、駆動部14Dではコイルスプリング143の付勢力により各ロックピン141を押す方向に作動し、各ロックピン141が前側ベース11の各ロックピン挿通孔140に挿通されて、ロック機構14がロック状態に自動的に戻される。同時に、操作部15が上部フレーム501上面の開口501A下に自動的に引き込まれる。
In this way, the
図8、図9に本車両Cの使用例を示している。図8は本車両Cの乗車状態で、シート4のシート支持フレーム5がシート4の着座位置にあって、車体1の前側ベース11は後側ベース12の前部から最大限まで延びて、車体1が乗車形態になっている。このとき、この車体1の乗車形態はロック機構14により保持(ロック)される。すなわち、図5に示すように、後側ベース12の駆動部14Dにおいて、各ロックピン141が前側ベース11の後端側の各ロックピン挿通孔140に挿通されて、ロック機構14がロック状態となり、車体1の乗車形態が保持される。
8 and 9 show an example of using the vehicle C. FIG. 8 shows a vehicle body in which the
図9は本車両Cのカート又は歩行補助車形態で、図8の乗車状態からこのカート又は歩行補助車形態の状態に変更するときは、次のような操作部15、シートフレーム5の一連の操作により、ロック機構14のロックを解除して、シート4のシートフレーム5をシート4の着座位置からシート4の退避位置まで回動する。
FIG. 9 shows the cart or walking assistance vehicle form of the vehicle C. When changing from the riding state of FIG. 8 to the state of the cart or walking assistance vehicle, a series of the
なお、この操作の前に、車両乗車側のアームレスト26を退避位置に回動させておくとよい。このようにすることにより、アームレスト26が邪魔にならず、この操作を行いやすい。
Before this operation, it is preferable to rotate the armrest 26 on the vehicle riding side to the retracted position. By doing so, the
まず、使用者は一方の手でストラップ151を持ち、ストラップ151を上部フレーム501の上面に沿って車両乗車側(この場合、本車両Cの左側)に向けて横方向に引き、操作部15を上部フレーム501上面の開口501A上に引き出すと、この引く力(駆動力)がワイヤー147を介して駆動部14Dに伝達される。これにより駆動部14Dは各ロックピン141を引く方向に作動して、各ロックピン141が前側ベース11の各ロックピン挿通孔140から離脱して、ロック機構14によるロック状態が解除される。そして、使用者は同じ一方の手でストラップ151を持ちながら上部フレーム501の左右方向略中央を持ち、そのままシートフレーム5をシート4の着座位置からシート4の退避位置まで回動する。これにより、前側ベース11は後側ベース12に向けて、前側ベース11側の前後方向に延びるガイドレール131が後側ベース12側の前後方向に配列される複数のガイドローラ132に案内されて、スライドされる。そして、シートフレーム5をシート4の退避位置まで回動すると、前側ベース11は後側ベース12まで移動され、後側ベース12に重合されて、車体1がカート又は歩行補助車形態に変更される。
First, the user holds the
ここで、操作部15の操作、この場合、ストラップ151から手を離すことにより、操作部15による駆動力が解除される。これにより、ロック機構14の駆動部14Dではコイルスプリング143の付勢力により各ロックピン141を押す方向に作動し、各ロックピン141が前側ベース11の各ロックピン挿通孔140に挿通されて、ロック機構14がロック状態に自動的に戻される。同時に、操作部15が上部フレーム501上面の開口501A下に自動的に引き込まれる。このロック機構14のロックにより、車体1のカート又は歩行補助車形態が保持される。
Here, the driving force of the operating
このカート又は歩行補助車形態により、使用者は本車両Cをカート又は歩行補助車として使用しハンドル23を持って押していくことができる。また、このカート又は歩行補助車形態では、シートバック6を荷台として使用することができる。この場合、シートバック6をハンドル取付部フレーム22から前方に押し出すことにより、シートバックフレーム61をハンドル取付部フレーム22のクリップ24から外して、シートバック6を前方に向けて回動させる。このようにすると、シートバック6は前方に所定の倒伏位置まで傾倒され、シートバック6の背面が上方に向けられてシートバック6の背面がキャリア面(荷台)に変更され、このキャリア面に荷物を直接載せて又は荷物を入れたカゴを載せて運搬することができる。荷物やカゴが大きい場合は、荷物やカゴをこの背面とシートフレーム5の上部フレーム501の上面の2面間に跨って載せることができ、この場合さらに、左右のアームレスト26で荷物やカゴの左右を支持することができる。このようにしてシートバック6の背面に荷物やカゴを安定して載せることができ、使用者は荷物を安定的に運搬することができる。
According to this cart or walking assistance vehicle form, the user can use the vehicle C as a cart or walking assistance vehicle and push the
なお、図9のカート又は歩行補助車形態から図8の乗車形態に変更するときは、操作部15の操作により、ロック機構14のロックを解除して、シート4のシートフレーム5をシート4の退避位置からシート4の着座位置まで回動する。
When changing from the cart or walking assistance vehicle form of FIG. 9 to the riding form of FIG. 8, the
この場合、使用者は一方の手でストラップ151を持ち、ストラップ151を上部フレーム501の上面に沿って車両乗車側(この場合、本車両Cの左側)に向けて横方向に引き、操作部15を上部フレーム501上面の開口501A上に引き出すと、この引く力(駆動力)がワイヤー147を介して駆動部14Dに伝達される。これにより、駆動部14Dは各ロックピン141を引く方向に作動して、各ロックピン141が前側ベース11の各ロックピン挿通孔140から離脱して、ロック機構14によるロック状態が解除される。ここで、使用者は同じ一方の手でストラップ151を持ちながら上部フレーム501の左右方向略中央を持ち、そのままシートフレーム501をシート4の退避位置からシート4の着座位置まで回動する。これにより、前側ベース11は後側ベース12から前方に向けて、前側ベース11側の前後方向に延びるガイドレール131が後側ベース12側の前後方向に配列される複数のガイドローラ132に案内されて、スライドされる。そして、シートフレーム5をシート4の着座位置まで回動すると、前側ベース11は後側ベース12から前方へ最大限まで移動されて、車体1が乗車形態に変更される。
In this case, the user holds the
ここで、操作部15の操作、この場合、ストラップ151から手を離すことにより、操作部15による駆動力を解除する。これにより、ロック機構14の駆動部14Dではコイルスプリング143の付勢力によりロックピン141を押す方向に作動し、各ロックピン141が前側ベース11の各ロックピン挿通孔140に挿通されて、ロック機構14がロック状態に自動的に戻される。同時に、操作部15が上部フレーム501上面の開口501A下に自動的に引き込まれる。このロック機構14のロックにより、車体1の乗車形態が保持される。
Here, the driving force of the operating
この乗車形態により、使用者はシート4に着座して、アームレスト26先端のジョイスティック27の運転操作により、本車両Cを走行させることができる。
According to this riding mode, the user can sit on the
以上、この具体例から明らかなように、本車両Cでは、シートフレーム5を車体1上で前後方向に回動操作することにより、シート4を車体1上で前後方向に回動して、車体1のホイールベースを伸縮し、使用者が乗車して走行する乗車形態と、使用者が手押しで使用するカート又は歩行補助車形態に変更する形式とし、シートフレーム5を略門形に形成して上部フレーム501を設け、この上部フレーム501でシートフレーム5を把持しやすくしたので、シートフレーム5の回動操作を容易にすることができる。そして、本車両Cの乗車形態、カート又は歩行補助車形態の各形態を保持するロック機構14の操作部15をこの上部フレーム501に設けたので、操作部15の操作をシートフレーム5の回動操作とともに片手で容易に行うことができる。
As described above, as is clear from this specific example, in the vehicle C, by rotating the
しかも、操作部15を引張り式とし、この操作部15をシートフレーム5の上部フレーム501において左右方向の中心から車両乗車側とは反対側に寄せた位置に配置したので、操作部15を引張りながら上部フレーム501の略中央位置を把持することができる。上部フレーム501の略中央位置を把持できることで、使用者はシートフレーム5の回動操作に当たり、力を入れやすく、この力を伝達しやすくできるなど操作性に優れ、シートフレーム5の回動操作を容易かつ確実に行うことができる。
Moreover, since the
さらに、操作部15をピン形状とし、先端のリング部150にストラップ151を取り付け、この操作部15を上部フレーム501上面の開口501Aに嵌着された溝形ケース16内に配置して、ストラップ151を上部フレーム501に沿って横方向に引くようにしたので、操作部15を引きながら上部フレーム501を把持しやすくすることができる。これにより、操作部15の引張り操作とシートフレーム5の回動操作をより容易にすることができる。また、この場合、溝形ケース16を金属製としたので、上部フレーム501上面の開口501Aを保護して、ワイヤー147に対する耐久性を向上させることができる。
Further, the
また、本車両Cでは、操作部15を引張り式とし、操作部15とロック機構14とをワイヤー147で作動連結したので、操作部15を簡単な機械式にして、耐久性の向上と、コストの低減を図ることができる。
Further, in the vehicle C, since the
なお、この実施の形態(具体例)では、操作部15を引張り式としたが、この操作部15を片手のワンアクションでロック機構14を操作できる限り、その操作形式は押す、握るなど、種々に変更可能である。また、この操作部15は機械式としたが、ロック機構の駆動部を電動式にして、操作部を電気式としてもよい。この場合、押しボタン形式とすることが好ましい。このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
In this embodiment (specific example), the
また、その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。 In addition, it is possible to replace the components in the above-described embodiment with well-known components as appropriate without departing from the spirit of the present invention.
C 小型電動車両(車両)
1 車体
11 前側ベース
113 前輪
12 後側ベース
124 後輪
14 ロック機構
147 ワイヤー(操作索)
15 操作部
25 アームレストフレーム
26 アームレスト
4 シート
5 シートフレーム
501 上部フレーム
502 サイドフレーム
C Small electric vehicle (vehicle)
1
15
Claims (4)
前記シートフレームは略門形に形成されて、上部フレームと、一対のサイドフレームとを備え、
前記シートフレームの前記上部フレームに、前記ロック機構をロック状態とロック解除状態に切り替えるための操作部を備える、
ことを特徴とする小型電動車両。 A vehicle body having a front base having a front wheel and a rear base having a rear wheel, the front base and the rear base being expandable and contractible in the front-rear direction and having a variable wheelbase, and the front base of the vehicle body. , A lock mechanism that limits the expansion and contraction of the rear base, and a seat frame that is movably operated and connected to the vehicle body in the front-rear direction and is raised, so as to be movable in the front-rear direction on the vehicle body. The wheelbase of the vehicle body is expanded and contracted by the movement of the seat in the front-rear direction of the vehicle body, and the riding mode in which the user rides and travels, and the cart or walking that the user manually uses. It is a small electric vehicle that can be changed to an auxiliary vehicle form.
The seat frame is formed in a substantially gate shape and includes an upper frame and a pair of side frames.
The upper frame of the seat frame is provided with an operation unit for switching the lock mechanism between a locked state and an unlocked state.
A small electric vehicle characterized by this.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004709U JP3230231U (en) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | Small electric vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004709U JP3230231U (en) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | Small electric vehicle |
Publications (1)
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JP3230231U true JP3230231U (en) | 2021-01-14 |
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ID=74096085
Family Applications (1)
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JP2020004709U Active JP3230231U (en) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | Small electric vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3230231U (en) |
-
2020
- 2020-10-30 JP JP2020004709U patent/JP3230231U/en active Active
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