JP3229777U - 爪用樹脂硬化器 - Google Patents
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Abstract
【課題】主電源スイッチが予期せずしてオンオフされることを防止することが可能な爪用樹脂硬化器を提供する。【解決手段】爪用樹脂硬化器1は、手を挿入する挿入口2bを有し、内部に手を収容する装置本体2と、装置本体2の内部に設けられ、装置本体2の内部に収容された手の爪に光を照射する複数の光源と、装置本体2の側面に設けられた主電源スイッチ10と、装置本体2の上面2cに設けられた光源の作動を制御する操作部4と、主電源スイッチ10に隣接された突起部11とを有する。装置本体2が壁面に接触した際に、主電源スイッチ10よりも突出して配置された突起部11が主電源スイッチ10よりも先に壁面に接触することにより、主電源スイッチ10が予期せずオンされたりオフされたりしてしまうことを防止できる。【選択図】図2
Description
本考案は、爪に塗布された樹脂を硬化させる爪用樹脂硬化器に関する。
従来、爪に塗布されたマニキュアやトップコート等のコーティング剤からなる樹脂材料は、ヘアドライヤ等の送風手段によって温風や冷風を吹き付けて強制的に乾燥させたり、そのまま放置しておくことにより自然に乾燥させたりしていた。
しかしこのような方法では、爪に塗布された樹脂材料が乾燥するまでに長時間を要し、乾燥させている間は手の使用が制限され不便であるという問題点があった。
しかしこのような方法では、爪に塗布された樹脂材料が乾燥するまでに長時間を要し、乾燥させている間は手の使用が制限され不便であるという問題点があった。
そこで、基台である台部の上方に指を載置する指置き指示部を設け、この指置き指示部の上方に遠赤外線発生部を配置し、指置き指示部上に載置された指の爪部に対して遠赤外線発生部から遠赤外線を照射し、遠赤外線によって爪部に塗布された樹脂材料を乾燥させる技術が提案されている(例えば「特許文献1」参照)。
また、手差し込み口を有するケーシングの上部に紫外線照射ランプを配置し、手差し込み口に手を挿入すると紫外線照射ランプが点灯し、紫外線によって爪部に塗布された樹脂材料を乾燥させる技術が提案されている(例えば「特許文献2」参照)。
さらに、基台である底台の上方を二重構造の内蓋と外蓋とで覆い、各蓋間に紫外線発光ダイオード、電線ユニット、コントロールユニット、スイッチ部品等を配置し、紫外線発光ダイオードの下方に手を置いた状態でスイッチをオンさせることにより、紫外線によって爪部に塗布された樹脂材料を乾燥させる技術が提案されている(例えば「特許文献3」参照)。
また、手差し込み口を有するケーシングの上部に紫外線照射ランプを配置し、手差し込み口に手を挿入すると紫外線照射ランプが点灯し、紫外線によって爪部に塗布された樹脂材料を乾燥させる技術が提案されている(例えば「特許文献2」参照)。
さらに、基台である底台の上方を二重構造の内蓋と外蓋とで覆い、各蓋間に紫外線発光ダイオード、電線ユニット、コントロールユニット、スイッチ部品等を配置し、紫外線発光ダイオードの下方に手を置いた状態でスイッチをオンさせることにより、紫外線によって爪部に塗布された樹脂材料を乾燥させる技術が提案されている(例えば「特許文献3」参照)。
上述した各技術では、遠赤外線や紫外線等の電磁波を発生させるための電力供給を受け、スイッチを操作することによって遠赤外線や紫外線等の電磁波のオンオフを制御している。このようなスイッチとして、電磁波のオンオフ動作を操作するものの他に、主電源をオンオフさせるものを備えた爪用樹脂硬化器も知られている。このようなスイッチ、特に主電源スイッチは、基台やケーシング等の装置本体の側部に設けられている場合が多い。
上述のように装置本体の側部に主電源スイッチが設けられている爪用樹脂硬化器においては、装置本体が異物や壁部等に接触して主電源スイッチが予期せずしてオンオフされ、主電源がオンされたりオフされたりしてしまう場合があった。機器の仕様によっては、電磁波が照射されているか否かを装置本体の外部から容易には確認することができないものもあり、このような機器において主電源が切断されると、装置使用者は電磁波が照射されていると思っているにも拘わらず実際には電磁波の照射が停止されていて、思うように爪部の樹脂硬化を行うことができないという問題点があった。
本考案は、主電源スイッチが予期せずしてオンオフされることを防止することが可能な爪用樹脂硬化器の提供を目的とする。
本考案は、主電源スイッチが予期せずしてオンオフされることを防止することが可能な爪用樹脂硬化器の提供を目的とする。
本考案は、手を挿入する挿入口を有し、内部に手を収容する装置本体と、前記装置本体の内部に設けられ、前記装置本体の内部に収容された手の爪に光を照射する複数の光源と、前記装置本体の側面に設けられた主電源スイッチと、前記装置本体の上面に設けられた前記光源の作動を制御する操作部と、前記主電源スイッチに隣接された突起部とを有することを特徴とする。
本考案によれば、主電源スイッチに隣接された突起部を有するので、装置本体にプラグが差し込まれていない場合やプラグが差し込まれる側面とは異なる側面に主電源スイッチが設けられた場合であっても、装置本体が壁面に接触した際に主電源スイッチが壁面に接触することを、主電源スイッチよりも突出して配置された突起部が主電源スイッチよりも先に壁面に接触することにより防止する。これにより、主電源スイッチが予期せずオンされたりオフされたりしてしまうことを防止でき、使い勝手を向上することができる。
図1は、本考案の一実施形態に係る爪用樹脂硬化器を示す概略斜視図である。同図において爪用樹脂硬化器1は、装置本体2と、装置本体2に対して着脱自在に構成された底板3とを有している。
内部に手を収容可能な空間を有するドーム状の装置本体2は、その前面2aに手を挿入するための挿入口2bを有しており、その上面2cには操作部4を有している。
操作部4は、図1及び図2に示すように、一つの表示部4aと五つのスイッチ部4b,4c,4d,4e,4fとを有している。表示部4aは、三組の7セグメントLEDを備えており、三桁までの数字を表示可能に構成されている。
内部に手を収容可能な空間を有するドーム状の装置本体2は、その前面2aに手を挿入するための挿入口2bを有しており、その上面2cには操作部4を有している。
操作部4は、図1及び図2に示すように、一つの表示部4aと五つのスイッチ部4b,4c,4d,4e,4fとを有している。表示部4aは、三組の7セグメントLEDを備えており、三桁までの数字を表示可能に構成されている。
各スイッチ部4b,4c,4d,4eは、爪用樹脂硬化器1の操作者によって触れられることにより、表示部4aにそれぞれ「10」、「30」、「60」、「120」の数字を置数する。置数された数字は爪用樹脂硬化器1の作動時間に対応しており、爪用樹脂硬化器1はその作動を図示しない制御手段によって制御される。爪用樹脂硬化器1の動作については後述する。
スイッチ部4fは、触れられることにより表示部4aの表示を上下反転させる。すなわち表示部4aは、通常は前面2a側に位置した人から正しい表示が見えるように表示を行い、スイッチ部4fに触れられると前面2aとは対向する側に位置した人から正しい表示が見えるように表示を行う。
スイッチ部4fは、触れられることにより表示部4aの表示を上下反転させる。すなわち表示部4aは、通常は前面2a側に位置した人から正しい表示が見えるように表示を行い、スイッチ部4fに触れられると前面2aとは対向する側に位置した人から正しい表示が見えるように表示を行う。
図3に示すように装置本体2の内部には、手が挿入可能な空間を構成すべく底面2dから斜め上方に向けて起立形成された六箇所の壁面2eと、各壁面2eの上辺部分に形成された空間の天井部をなす内面2fとが形成されている。底面2d及び内面2fには、放熱を行うための複数の穴部5が設けられている。
各壁面2e及び内面2fには、截頭四角錐形状からなる凹部6がそれぞれ複数個ずつ形成されており、各凹部6内には光源としてのLEDランプ7がそれぞれ一つずつ、本実施形態では計三十六個設けられている。底面2dには、装置本体2に対して底板3を取り付けるための取付穴8が四箇所形成されている。取付穴8は、それぞれ大径部と小径部とが形成されている。
各壁面2e及び内面2fには、截頭四角錐形状からなる凹部6がそれぞれ複数個ずつ形成されており、各凹部6内には光源としてのLEDランプ7がそれぞれ一つずつ、本実施形態では計三十六個設けられている。底面2dには、装置本体2に対して底板3を取り付けるための取付穴8が四箇所形成されている。取付穴8は、それぞれ大径部と小径部とが形成されている。
装置本体2の前面2aと対向する背面2gには、図4に示すように、爪用樹脂硬化器1に電力を供給するACアダプタのプラグが差し込まれるプラグ差し込み口9と、爪用樹脂硬化器1の主電源をオンオフさせる主電源スイッチ10とが配置されている。主電源スイッチ10は周知のロッカスイッチからなり、操作者によって操作されることにより、図5(a)に示すオフ状態と図5(b)に示すオン状態とを選択的に取り得る。
主電源スイッチ10の両側部には、二つの突起部11がそれぞれ背面2gから突出する態様で設けられている。主電源スイッチ10及び各突起部11の詳細な構成については後述する。
主電源スイッチ10の両側部には、二つの突起部11がそれぞれ背面2gから突出する態様で設けられている。主電源スイッチ10及び各突起部11の詳細な構成については後述する。
底板3は、図6に示すように、その両側部上下に四箇所の係合部12を有している。各係合部12は、図6において紙面方向にそれぞれ突出形成されており、断面L字形状となるようにその突出した先端部がそれぞれ曲折形成されている。各係合部12は各取付穴8の大径部に対してそれぞれ嵌合可能に形成されており、各取付穴8に各係合部12を嵌合させた状態で底板3を図6において下方へと移動させることにより、各係合部12の曲折形成された先端部が各取付穴8の小径部にそれぞれ係合して、装置本体2に対して底板3が取り付けられる。
底板3の、底面2dに形成された各穴部5と対応する位置には、装置本体2に対して底板3が取り付けられた際に各穴部5と連通する複数の穴部13が形成されている。また、図1に示すように、爪用樹脂硬化器1の外部から挿入口2bを介して視認可能である底板3の部位には、使用者に手の置き場を示すマーク部14が設けられており、マーク部14よりも装置奥側には使用者に指の置き場を示唆する指置き部15が設けられている。マーク部14及び指置き部15は底板3の表面から凹むようにそれぞれ形成されており、指置き部15は使用者が親指を除く四本の指を載置した際に、各指が各LEDランプ7からの照射を均等に受けられる位置に設けられている。
図3に示すように、装置本体2の底面2dを有する壁部の内部には、投光部16aと受光部16bとを有する検知センサが設けられている。検知センサは、投光部16aから照射された光線を受光部16bによって常時受光しており、挿入口2bから手が挿入されて受光部16bによる受光が途絶えた際に図示しない制御手段に信号を送るように構成されている。信号を受けた図示しない制御手段は、表示部4aに置数が行われているか否かを判断し、置数が行われている場合には各LEDランプ7をそれぞれ点灯させる。
また、この爪用樹脂硬化器1は、図3に示すように装置本体2の内部にバッテリ17を備えた充電式の爪用樹脂硬化器である。これにより、図2に示すようにプラグ差し込み口9にACアダプタのプラグ18を所定時間接続することによりバッテリ17に対して充電が行われ、プラグ差し込み口9からプラグ18を取り外しても、すなわちコードレス状態で使用してもバッテリ17からの給電により動作が可能に構成されている。
また、この爪用樹脂硬化器1は、図3に示すように装置本体2の内部にバッテリ17を備えた充電式の爪用樹脂硬化器である。これにより、図2に示すようにプラグ差し込み口9にACアダプタのプラグ18を所定時間接続することによりバッテリ17に対して充電が行われ、プラグ差し込み口9からプラグ18を取り外しても、すなわちコードレス状態で使用してもバッテリ17からの給電により動作が可能に構成されている。
ここで、爪用樹脂硬化器1の動作について説明する。
爪用樹脂硬化器1は、被施術者の爪に塗布されたマニキュアやトップコート等のコーティング剤からなる樹脂材料を乾燥させて硬化させるものであり、その操作は被施術者自身あるいは施術者によって行われる。ここでは、爪用樹脂硬化器1によって爪に塗布された樹脂を乾燥される人を被施術者、被施術者と異なる人であり爪用樹脂硬化器1を操作する人を施術者、被施術者または施術者の区別なく爪用樹脂硬化器1を操作する人を操作者と呼ぶこととする。
爪用樹脂硬化器1は、被施術者の爪に塗布されたマニキュアやトップコート等のコーティング剤からなる樹脂材料を乾燥させて硬化させるものであり、その操作は被施術者自身あるいは施術者によって行われる。ここでは、爪用樹脂硬化器1によって爪に塗布された樹脂を乾燥される人を被施術者、被施術者と異なる人であり爪用樹脂硬化器1を操作する人を施術者、被施術者または施術者の区別なく爪用樹脂硬化器1を操作する人を操作者と呼ぶこととする。
バッテリ17に対して十分に電力が蓄電されていない状態において、操作者は図2に示すようにプラグ差し込み口9にACアダプタのプラグ18を差し込み、主電源スイッチ10を図2及び図5(a)に示すオフ状態から操作して図5(b)に示すオン状態に変位させる。これにより爪用樹脂硬化器1の主電源がオンされ、例えば表示部4aに「000」が表示される。
この状態から、操作者によってスイッチ部4bが触れられると表示部4aに「10」が、スイッチ部4cが触れられると表示部4aに「30」が、スイッチ部4dが触れられると表示部4aに「60」が、スイッチ部4eが触れられると表示部4aに「120」がそれぞれ置数される。
この状態から、操作者によってスイッチ部4bが触れられると表示部4aに「10」が、スイッチ部4cが触れられると表示部4aに「30」が、スイッチ部4dが触れられると表示部4aに「60」が、スイッチ部4eが触れられると表示部4aに「120」がそれぞれ置数される。
表示部4aに数字が置数された状態で挿入口2bから被施術者の手が挿入されると、投光部16aから受光部16bに向けて照射された光線が手によって遮られ、図示しない制御手段に手が挿入されたことを示す信号が送信される。このとき、底板3上にはマーク部14が設けられているので、被施術者は迷うことなく挿入口2bに対して手を挿入することができる。
手が挿入された信号を受信した制御手段は、各LEDランプ7を所定の強度で点灯させると共に、図示しないタイマを作動させて表示部4aに置数されている数字を1ずつ減算させる。そして、減算により置数されている数字が0になると、各LEDランプ7が消灯され、被施術者の爪に塗布された樹脂の乾燥動作が終了する。
手が挿入された信号を受信した制御手段は、各LEDランプ7を所定の強度で点灯させると共に、図示しないタイマを作動させて表示部4aに置数されている数字を1ずつ減算させる。そして、減算により置数されている数字が0になると、各LEDランプ7が消灯され、被施術者の爪に塗布された樹脂の乾燥動作が終了する。
上述の動作において、各スイッチ部4b,4c,4dが触れられて置数が行われた後に各LEDランプ7が点灯する際には、それぞれの場合において各LEDランプ7は上述した所定の強度で点灯する。しかし、スイッチ部4eが触れられて表示部4aに「120」が置数された後に各LEDランプ7が点灯する際には、各LEDランプ7は、上述した所定の強度を「強」とすると、「強」→「弱」→「中」→「強」の順番でそれぞれ強度を変化させて点灯する。なお、各強度の点灯時間はそれぞれ所定の時間であり、合計で120秒となる。これにより、被施術者に対して強い強度の光を長時間当てることなく、樹脂を確実に硬化させることができる。
上述の動作時において、表示部4aに置数が行われた後にスイッチ部4fが触れられると、表示部4aの表示が180度回転する。これにより、被施術者に対して対面側に位置する施術者が操作者となって爪用樹脂硬化器1を操作する際に、施術者側に表示部4aの表示が向くこととなり、操作性を向上することができる。
また、挿入口2bから挿入された被施術者の手は指置き部15によって位置決めされるので、施術者は手の置き位置を気にすることなく、図7に示すように挿入口2bに手を入れ、指置き部15に各指を置くだけで被施術者の手に対して各LEDランプ7の光が均等に照射される。これにより、光を照射ムラなく被施術者の爪に照射でき、爪用樹脂の硬化を各指において均等に行うことができる。
また、挿入口2bから挿入された被施術者の手は指置き部15によって位置決めされるので、施術者は手の置き位置を気にすることなく、図7に示すように挿入口2bに手を入れ、指置き部15に各指を置くだけで被施術者の手に対して各LEDランプ7の光が均等に照射される。これにより、光を照射ムラなく被施術者の爪に照射でき、爪用樹脂の硬化を各指において均等に行うことができる。
次に、本考案の特徴部である主電源スイッチ10及び各突起部11の構成について説明するが、これに先立ち、従来の爪用樹脂硬化器、すなわち主電源スイッチ10の近傍に突起部11を有していない爪用樹脂硬化器における問題点を説明する。
バッテリを搭載した爪用樹脂硬化器では、バッテリに充電が行われていない状態時においては、図2に示す状態と同様に、プラグ差し込み口にACアダプタのプラグを差し込んで使用する。この状態では、主電源スイッチの近傍にプラグ差し込み口が位置し、ここにプラグが差し込まれているため、爪用樹脂硬化器が背面を壁面に押し付けられたとしても、プラグが壁面に接触するために主電源スイッチは壁面に接触せず、主電源スイッチが壁面によって押されることはない。
しかし、バッテリ17を有しておらずプラグ18を常時装置本体2に接続させているタイプの爪用樹脂硬化器であってプラグ差し込み口が主電源スイッチとは異なる装置本体の壁面に設けられている場合や、バッテリ17を有していてバッテリ17からの給電によりプラグ18を装置本体2に接続させることなくコードレス状態での使用が可能な爪用樹脂硬化器であってバッテリ17への充電が充分でありプラグ18を差し込まなくても爪用樹脂硬化器を作動可能である場合には、主電源スイッチが壁面に接触して押され、予期せずしてオンあるいはオフされてしまう場合がある。本発明は、このような不具合の発生を防止することを目的としている。以下に、その構成を説明する。
バッテリを搭載した爪用樹脂硬化器では、バッテリに充電が行われていない状態時においては、図2に示す状態と同様に、プラグ差し込み口にACアダプタのプラグを差し込んで使用する。この状態では、主電源スイッチの近傍にプラグ差し込み口が位置し、ここにプラグが差し込まれているため、爪用樹脂硬化器が背面を壁面に押し付けられたとしても、プラグが壁面に接触するために主電源スイッチは壁面に接触せず、主電源スイッチが壁面によって押されることはない。
しかし、バッテリ17を有しておらずプラグ18を常時装置本体2に接続させているタイプの爪用樹脂硬化器であってプラグ差し込み口が主電源スイッチとは異なる装置本体の壁面に設けられている場合や、バッテリ17を有していてバッテリ17からの給電によりプラグ18を装置本体2に接続させることなくコードレス状態での使用が可能な爪用樹脂硬化器であってバッテリ17への充電が充分でありプラグ18を差し込まなくても爪用樹脂硬化器を作動可能である場合には、主電源スイッチが壁面に接触して押され、予期せずしてオンあるいはオフされてしまう場合がある。本発明は、このような不具合の発生を防止することを目的としている。以下に、その構成を説明する。
図8は、主電源スイッチ10及び各突起部11及びプラグ差し込み口9に差し込まれたACアダプタのプラグ18を上方から見た概略図である。図8において、主電源スイッチ10は装置本体2の背面2gから突出量Aとなるように配置されており、この突出量Aは主電源スイッチ10が上述したオン位置とオフ位置との何れの状態を占めた場合であっても同じとなるように構成されている。
そして、主電源スイッチ10の両隣に配置された突起部11は、それぞれ背面2gから同じ突出量Bとなるように配置されている。ここで、各突起部11は金属や硬質樹脂等の弾性変形不可である材質により形成されており、突出量Bは突出量A以上となるように構成されている。また、プラグ18が差し込まれた状態を二点鎖線で示す。
そして、主電源スイッチ10の両隣に配置された突起部11は、それぞれ背面2gから同じ突出量Bとなるように配置されている。ここで、各突起部11は金属や硬質樹脂等の弾性変形不可である材質により形成されており、突出量Bは突出量A以上となるように構成されている。また、プラグ18が差し込まれた状態を二点鎖線で示す。
上述の構成により本考案によれば、主電源スイッチ10に隣接された突起部11を有するので、装置本体2にプラグ18が差し込まれていない場合やプラグ18が差し込まれる側面とは異なる側面に主電源スイッチ10が設けられた場合であっても、装置本体2が壁面に接触した際に主電源スイッチ10が壁面に接触することを、主電源スイッチ10よりも突出して配置された突起部11が主電源スイッチ10よりも先に壁面に接触することにより防止する。これにより、主電源スイッチ10が予期せずオンされたりオフされたりしてしまうことを防止でき、使い勝手を向上することができる。
また、突起部11を複数個設けることにより主電源スイッチ10が壁面に接触することをより確実に防止でき、さらに複数個の突起部11を主電源スイッチ10の両側部に配置することにより、主電源スイッチ10が壁面に接触することをより一層防止できる。これにより、さらに使い勝手を向上することができる。
また、突起部11を複数個設けることにより主電源スイッチ10が壁面に接触することをより確実に防止でき、さらに複数個の突起部11を主電源スイッチ10の両側部に配置することにより、主電源スイッチ10が壁面に接触することをより一層防止できる。これにより、さらに使い勝手を向上することができる。
また、各突起部11として、ゴムやウレタン等の弾性変形可能な材質から形成されたものを用いることも可能である。このような材質の突起部11を用いる場合には、突出量Bとして突出量Aよりも大きな値を設定する。これにより、たとえ各突起部11が弾性変形したとしても壁部に主電源スイッチ10が接触することを防止でき、上述と同様の作用効果を得ることができる。また、各突起部11として弾性変形可能な材質のものを用いることにより、各突起部11が壁部に接触した際に壁部が突起部11によって傷付くことを防止することができる。
以上、本考案の好ましい実施の形態について説明したが、本考案は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定しない限り、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。本考案の実施の形態に記載された効果は、本考案から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本考案による効果は、本考案の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば上述した実施形態では、被施術者の手の爪に塗布された樹脂の乾燥動作を爪用樹脂硬化器1によって乾燥させる例を示したが、被施術者の足の爪に塗布された樹脂の乾燥動作を爪用樹脂硬化器1によって乾燥させてもよい。この場合は、図9に示すように底板3を取り外した状態で爪用樹脂硬化器1を使用することも可能である。
例えば上述した実施形態では、被施術者の手の爪に塗布された樹脂の乾燥動作を爪用樹脂硬化器1によって乾燥させる例を示したが、被施術者の足の爪に塗布された樹脂の乾燥動作を爪用樹脂硬化器1によって乾燥させてもよい。この場合は、図9に示すように底板3を取り外した状態で爪用樹脂硬化器1を使用することも可能である。
1 爪用樹脂硬化器
2 装置本体
2b 挿入口
2c 上面
3 底板
4 操作部
7 光源(LEDランプ)
10 主電源スイッチ
11 突起部
14 マーク部
15 指置き部
2 装置本体
2b 挿入口
2c 上面
3 底板
4 操作部
7 光源(LEDランプ)
10 主電源スイッチ
11 突起部
14 マーク部
15 指置き部
Claims (8)
- 手を挿入する挿入口を有し、内部に手を収容する装置本体と、
前記装置本体の内部に設けられ、前記装置本体の内部に収容された手の爪に光を照射する複数の光源と、
前記装置本体の側面に設けられた主電源スイッチと、
前記装置本体の上面に設けられた前記光源の作動を制御する操作部と、
前記主電源スイッチに隣接された突起部とを有する爪用樹脂硬化器。 - 請求項1記載の爪用樹脂硬化器において、
前記突起部を複数有することを特徴とする爪用樹脂硬化器。 - 請求項2記載の爪用樹脂硬化器において、
前記複数の突起部は前記主電源スイッチの両側部に配置されていることを特徴とする爪用樹脂硬化器。 - 請求項1ないし3の何れか一つに記載の爪用樹脂硬化器において、
前記突起部の前記側面からの突出量は前記主電源スイッチの前記側面からの突出量以上であることを特徴とする爪用樹脂硬化器。 - 請求項1ないし3の何れか一つに記載の爪用樹脂硬化器において、
前記突起部は弾性体からなることを特徴とする爪用樹脂硬化器。 - 請求項5記載の爪用樹脂硬化器において、
前記突起部の前記側面からの突出量は前記主電源スイッチの前記側面からの突出量よりも大きいことを特徴とする爪用樹脂硬化器。 - 請求項1ないし6の何れか一つに記載の爪用樹脂硬化器において、
手が載置される底板を有し、前記底板には指の置き場を使用者に示唆する指置き部が設けられていることを特徴とする爪用樹脂硬化器。 - 請求項7記載の爪用樹脂硬化器において、
前記底板の外部から視認可能である位置には手の置き場を示すマーク部が設けられていることを特徴とする爪用樹脂硬化器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004201U JP3229777U (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 爪用樹脂硬化器 |
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