JP3229361U - 精霊盆飾り及び飾り物 - Google Patents
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Abstract
【課題】特に盆飾り用の設備を用意することなく既存の仏壇と組み合わせて容易に使用することが可能であり、盆の時期の終了後の撤去も容易な盆飾りを提供すること。【解決手段】本考案による精霊盆飾り10は、複数の飾り物11a〜11kと、飾り物11a〜11kを吊るすための複数の紐12a〜12eと、扉を閉じた状態の使用対象の仏壇の横幅を超える長さの竿13を備えている精霊盆飾りであって、竿13を水平方向に配置したときに複数の紐12a〜12eが下方に垂れるように複数の紐12a〜12eがそれぞれ竿13の異なる箇所に固定され、複数の紐12a〜12eのそれぞれの下端又は途中に複数の飾り物11a〜11kがそれぞれ固定される。【選択図】図1
Description
本考案は盆飾り及び飾り物に関し、特に仏壇と共に使用する盆飾り及び飾り物に関する。
一般に仏壇とは仏教において仏を祀る壇全般を指すが、特に一般家庭に設置して先祖や亡くなった親族を祀るものがわが国では広く普及している。仏壇の構成は各宗派により多少異なるが、一般には複数の高さを有する棚状になっているものが多く、上段に本尊及び両脇仏(又は故人の位牌)を置き、中段に供花、打敷、香炉、ろうそく立て、花立て等の供え物及びその支持具を置き、下段には鐘、木魚、経本、数珠等のお参りに必要な仏具を置く構成が一般的である。
ここで、本尊とは信仰の対象として最も尊重されている中心的な仏の仏像又は掛け軸であり、脇仏とは信仰の中心となる仏の両脇に控えて本尊の補佐をする役目を持った仏の仏像又は掛け軸である。曹洞宗の場合には本尊は釈迦如来であり、脇仏は例えば承陽大師及び常済大師であるが、脇仏は信仰事情に合わせて変更可能なものとされている。
一般に仏壇には両開きの扉が設けられているが、各扉はヒンジ等により接合された複数枚の板により構成されていることが多い。この両開きの扉は二重に設けられていることもあり、外側のものが雨戸、内側のものが障子と呼ばれている。仏壇を使用しない際にはこれらの扉を閉じておくことが可能であるが、夏季にある盆の期間に盆飾りを行った場合、仏壇の各扉を開けておくことが一般的である。
盆は正式名称を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言い、これは太陰暦7月15日を中心に行われる仏教行事であるが、日本では家に故人の精霊(しょうろう)が帰って来るためおもてなしをするという考え方が広まっており、盆に合わせて故郷に帰ることも広く行われている。さらに、精霊を迎えるために仏壇の前に追加の棚などを設けて飾り付けや供え物をすることも広く行われており、そのような飾り付けは盆飾りと呼ばれる。
本考案が解決しようとする一つの課題は、特に盆飾り用の設備を用意することなく既存の仏壇と組み合わせて容易に使用することが可能であり、盆の時期の終了後の撤去も容易な盆飾りを提供することである。
本考案が解決しようとするさらなる課題は、水子や幼い子供を亡くした両親などの遺族のように、子供が喜びそうな賑やかな飾り付けを好む需要者に対して癒しを与える盆飾りを提供することである。
本考案が解決しようとするさらなる課題は、盆飾り等に使用する飾り物として、低コストにて手作業による製作が可能でありながらも、優れた美観並びに軽量性及び安定性を有する飾り物を提供することである。
本考案による精霊盆飾りは、複数の飾り物と、前記飾り物を吊るすための複数の紐と、扉を閉じた状態の使用対象の仏壇の横幅を超える長さの竿を備えている精霊盆飾りであって、前記竿を水平方向に配置したときに前記複数の紐が下方に垂れるように前記複数の紐がそれぞれ前記竿の異なる箇所に固定され、前記複数の紐のそれぞれの下端又は途中に前記複数の飾り物がそれぞれ固定され、前記複数の飾り物のうちの少なくとも一つが、少なくとも一つの縁において貼り合わされた少なくとも二つの和紙層と、前記和紙層の間に詰められた詰め物と、前記詰め物の下方に配置される錘を備えている。
本考案による別の精霊盆飾りは、複数の飾り物と、前記飾り物を吊るすための複数の紐と、扉を閉じた状態の使用対象の仏壇の横幅を超える長さの竿を備えている精霊盆飾りであって、前記竿を水平方向に配置したときに前記複数の紐が下方に垂れるように前記複数の紐がそれぞれ前記竿の異なる箇所に固定され、前記複数の紐のそれぞれの下端又は途中に前記複数の飾り物がそれぞれ固定される。
前記精霊盆飾りにおいては、前記複数の紐が白色、水色又は紫色であってその本数は5本であり、前記竿は金色に塗装された長さ50〜150cmの細竹であって、前記複数の紐が均等な間隔にて前記竿上に固定されていてもよい。また、前記各紐の長さは両端のものが最も長く、中央に近づくにつれて短くなっていてもよい。同様に、前記各紐に固定される飾り物の個数は両端の紐に固定されるものが最も多く、中央に近づくにつれて少なくなっていてもよい。
本考案による飾り物は、少なくとも一つの縁において貼り合わされた少なくとも二つの和紙層と、前記和紙層の間に詰められた詰め物と、前記詰め物の下方に配置される錘を備えている。
前記飾り物は、魚形であって、前記二つの和紙層の上に貼付された、外皮と鱗のうちの少なくとも一つを表す模様を有する略赤色の複数枚の和紙製リボンと、前記複数枚の和紙製リボンのいずれかの上に貼付された、それぞれ少なくとも一つの目、口及び胸鰭を表す部品と、前記二つの和紙層の間にその一部が挟まれている背鰭を表す部品をさらに備えており、前記二つの和紙層の各和紙層が魚の頭部及び胴体部の外形並びに尾鰭を表す形状を有し、前記詰め物が綿であり、前記錘が金属又は合成樹脂製であってもよい。
前記飾り物は、鯛を表した飾り物であって、前記二つの和紙層の上に合成樹脂によるコーティングが施されていてもよい。
本考案による精霊盆飾りは、既存の仏壇の扉に掛けて使用することができるため、盆飾り用の台を別途用意することなく、容易に仏壇に盆飾りを付加することが可能である。また本考案による精霊盆飾りであれば、盆の時期が終わった後の仏壇からの撤去も容易である。
さらに、本考案による精霊盆飾りにおいては、複数の飾り物が固定された紐が複数用意されているため、既存の仏壇の扉に掛けるだけで賑やかな飾り付けを行うことが可能である。そのため、水子や幼い子供を亡くした両親などの遺族のように、子供が喜びそうな賑やかな飾り付けを好む需要者に対して癒しを与えることができる。
本考案による飾り物は、その独特な外部構造によって、特に鯛を表すものとして特有の美観を有している。本考案による飾り物はまた、内部に錘及び詰め物を有することにより、高価な材料を使用せずに手作業による製作が可能でありながらも安定性及び軽量性を有している。
以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案による精霊盆飾りの正面図を示す。本考案による精霊盆飾り10は、複数の飾り物11a〜11kと、飾り物11a〜11kを吊るすための複数の紐12a〜12eと、竿13を備えている。
複数の飾り物11a〜11kは、好適には盆を含む夏季の印象を与えるナス、キュウリ、スイカのような夏野菜及び果物や、供え物の団子、祭りに使う提灯等の各種図案を表したものである。飾り物11a〜11kが表す図案の内容は夏季に関係するものに限られず、例えば招き猫や鯛などの縁起が良い物、鉦鼓や和凧のように日本的な印象を与えるものであってもよい。飾り物11a〜11kの材質は特に限定されていないが、好適には紙、布、合成樹脂、綿等の軽量の素材であり、適宜着色や刺繍等による装飾が施されている。
複数の紐12a〜12eは、好適には綿糸や絹糸を撚り合わせて作られた紐であるが、合成繊維や合成樹脂等の他の材質のものであっても構わない。複数の紐12a〜12eには白色、赤色等の各種の着色がなされ得て、好適には水色又は紫色に着色されている。本実施例においては複数の紐12a〜12eの本数は五本であるが、これ以外の本数(例えば七本)であってもよい。
複数の紐12a〜12eの上端は、竿13の異なる箇所にそれぞれ固定されている。好適には、複数の紐12a〜12eの各紐が竿13に固定されている位置の間隔は全て概ね等しい。複数の紐12a〜12eの竿13への固定の方法は、複数の紐12a〜12eにそれぞれ竿13の周囲を一周させた上で本結びを行えば十分であるが、接着剤を使用して固定する方法や、竿13に穴を開けて結び付ける方法なども考えられる。図示されるように、複数の紐12a〜12eの各下端は、装飾のための房等を有していてもよい。
竿13は、好適にはメダケのような細竹から作られ、一般的な仏壇の寸法に合わせて50〜150cmの間の適当な長さを有する。後述するように、竿13は仏壇の扉を開けた状態で両方の扉の間を渡すように掛けて置かれるため、その長さは扉を閉じた状態の使用対象の仏壇の横幅を超えていることが望ましい。扉を閉じた状態の使用対象の仏壇の横幅を超える。竿13は、細竹以外の竹や木のような天然材料、繊維強化プラスチック(FRP)のような合成樹脂、又は鉄若しくはステンレスのような金属から作られてもよい。好適には、竿13には金色の塗装が施されている。
図2は、本考案による精霊盆飾りを仏壇の扉に掛けた使用例の正面図を示す。背景技術として上述したように、一般的な仏壇20には本尊や供え物を置くための複数の壇21,22が設けられており、両開きの扉23,24を有する。
本考案による精霊盆飾り10の竿13は、使用される際に、仏壇20の両開きの扉23,24の間を渡すようにこれらに掛けて置かれる。竿13を掛ける際には、扉23,24が略一直線上にあるようにこれらを完全に開くのではなく、竿13を掛けやすいように仏壇20のやや前方に向かって出た位置に扉23,24を止めておくことが望ましい。扉23,24に竿13を掛けた結果、図1の飾り物11a〜11kが固定された複数の紐12a〜12eは、飾り物11a〜11kの重みにより竿13からそれぞれ垂れ下がることになる。図示の簡略化のために、図2においては竿13以外の参照符号を省略しているが、図2において掛けられている精霊盆飾りは図1の精霊盆飾り10と同じ物である。
本実施例においては、図1の紐12a,12eに固定された飾り物の数はそれぞれ3個であるが、紐12b,12dに固定された飾り物の数は2個であり、紐12cに固定された飾り物の数は1個であり、各紐12a〜12eの長さは飾り物の数が少なくなるほど短くなるように調整されている。そのため、各紐12a〜12eの長さは中央に近くなるほど短くなり、飾り物によって本尊が隠れることがないように配慮されている。
なお、説明の簡略化のために図2の仏壇20には内扉(障子)は示されていないが、内扉を有する仏壇にも本考案による精霊盆飾り10を使用することができる。この場合には、通常は仏壇20に使用する場合と同様に精霊盆飾り10の竿13を外側の二枚の扉の上に掛けることになるが、竿13と仏壇の横幅等の寸法の関係によっては、内扉を開けた状態にて両側の内扉の上に竿13を掛けて置いた方が見映えが良いことも考えられる。また、精霊盆飾り10は盆以外の時期(例えば正月)に使用されてもよく、この場合飾り物11a〜11kの図柄や紐12a〜12eの色は適宜変更されて製作される。
図3は、本考案による精霊盆飾りに含まれ得る飾り物の側面図を示す。本考案による飾り物30は魚、特に鯛を図案化したものであり、図3は魚の頭側を正面とした場合の右側面を示す。飾り物30は、頭部31と、胴体部32と、背鰭(ヒレ)33と、胸鰭34,36,37と、尾鰭35と、目38と、口39を備えている。胸鰭36,37は、必ずしも存在しなくてもよい。また、後述する内部部材の落下を防ぐために、頭部31と胴体部32の下方には支持要素40が貼られていてもよい。
実際の魚と同様に、飾り物30の両側面はほぼ対称な要素を有しており、略対称な外観を呈する。図示は省略するが、飾り物30の左側面にも頭部と胴体部と背鰭と胸鰭と尾鰭と目と口が備えられており、図3と略対称な外観を呈する。好適には、飾り物30の頭部31及び胴体部32の表面、並びに背鰭(ヒレ)33、胸鰭34,36,37、尾鰭35、目38及び口39の材質はいずれも和紙であるが、和紙以外の紙や合成樹脂であっても構わない。
図4は、図3の飾り物30のA‐A´断面図である。図4に示される通り、飾り物30は、二枚の和紙層51a,51bの間に内部の詰め物52が挟まれた構造を有している。図4において、二枚の和紙層51a,51bの上部には背鰭33の下部が挟まれている。 好適には和紙層51a,51bは、それぞれ複数の和紙を重ねたものであり、魚の片身の表面の形に成形されている。和紙層51a,51bは、例えば図3の頭部31及び胴体部32の表面並びに尾鰭35を含む同一の形に成形されている。詰め物52は、好適には綿(ワタ)であるが、軽量な材質であればポリウレタンのような合成樹脂製のスポンジであってもよい。
詰め物52の下には、錘53が備えられている。錘53は飾り物30の重心を安定させるための部品であり、例えば鉄やステンレス等の金属板、又は合成樹脂製の消しゴムを適当な形に切断したものである。一般に市販の消しゴムは、塩化ビニル樹脂製やスチレン・ブタジエンゴム(SBR)製であるとされている。錘53は、詰め物52より比重の大きい材質であることが望ましく、例えば板状の永久磁石であってもよい。
図5及び図6は、図3の飾り物30の製造方法を説明するための説明図である。図5は製造途中の飾り物30の略底面、図6は製造途中の飾り物30の略正面をそれぞれ表す。
図5に示されるように、飾り物30の頭部31及び胴体部32の外形並びに尾鰭35の形に成形された二枚の和紙層51a,51bの上縁を貼り合わせた後に、空洞54を生じさせることができる。空洞54の中に前述した詰め物52を詰め、最後に板状に成形された錘53を詰めてから、図3、図4の支持要素40を貼って固定する。好適には支持要素40は複数枚の白い紙テープであり、好適にはその材質は和紙であるが、洋紙や合成樹脂等の和紙以外の材質であっても構わない。支持要素40は、飾り物30からの詰め物52及び錘53の脱落を防ぎ、飾り物30の形状を安定させるために備えられている。
なお、図5の錘53と二枚の和紙層51a,51bの位置関係は図4に示されたものとやや異なるが、これは説明の便宜のためであり、錘53の形状は飾り物30の底部全体を塞ぐものであっても構わない。
図6に示されるように、飾り物30の頭部31の表面は複数枚の紙テープ61〜64により覆われている。好適には紙テープ61〜64の材質は和紙であり、その色彩は赤色又は朱色である。図6は図3の目38及び口39を取り付ける前の状態であり、図5を参照して上述した製造工程が終わった後に、紙テープ61〜64の貼付作業が行われる。頭部(図3の参照符号31)においては、紙テープ61〜64のそれぞれが飾り物30の右側面と左側面に亘って貼られている。
なお、図3の飾り物30の胴体部32の表面には、金色の鱗状の模様が表されていてもよい。また、飾り物30の完成後にウレタン等の合成樹脂を含むコーティング剤を二、三回塗布することにより、表面の剥離などを防止して強度を高めることが出来る。
最後に、図5及び図6等を参照して上述した飾り物30の製造工程は例示であり、これ以外の製造工程もあり得ることは当業者には自明である。上記とは異なる製造工程により製造された飾り物も、物品の構造、形状及び組み合わせが同一又は均等である限り、本考案の範囲に含まれる。また、図3の飾り物30は図1の精霊盆飾り10に含まれる飾り物の一つとして使用され得るだけではなく、精霊盆飾りと切り離されて単独で又は吊るし飾り等の一部として製造及び販売されてもよい。本考案の範囲には、飾り物30と同様の構造を有する各種の図案を表した飾り物も含まれ得る。
10 精霊盆飾り
11a〜11k,30 飾り物
12a〜12e 紐
13 竿
20 仏壇
21,22 檀
23,24 扉
31 頭部
32 胴体部
33 背鰭
34,36,37 胸鰭
35 尾鰭
38 目
39 口
40 支持要素
51a,51b 和紙層
52 詰め物
53 錘
54 空洞
61〜64 紙テープ
11a〜11k,30 飾り物
12a〜12e 紐
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20 仏壇
21,22 檀
23,24 扉
31 頭部
32 胴体部
33 背鰭
34,36,37 胸鰭
35 尾鰭
38 目
39 口
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51a,51b 和紙層
52 詰め物
53 錘
54 空洞
61〜64 紙テープ
Claims (6)
- 複数の飾り物と、
前記飾り物を吊るすための複数の紐と、
扉を閉じた状態の使用対象の仏壇の横幅を超える長さの竿
を備えている精霊盆飾りであって、
前記竿を水平方向に配置したときに前記複数の紐が下方に垂れるように前記複数の紐がそれぞれ前記竿の異なる箇所に固定され、
前記複数の紐のそれぞれの下端又は途中に前記複数の飾り物がそれぞれ固定され、
前記複数の飾り物のうちの少なくとも一つが、
少なくとも一つの縁において貼り合わされた少なくとも二つの和紙層と、
前記和紙層の間に詰められた詰め物と、
前記詰め物の下方に配置される錘
を備えている、精霊盆飾り。 - 複数の飾り物と、
前記飾り物を吊るすための複数の紐と、
扉を閉じた状態の使用対象の仏壇の横幅を超える長さの竿
を備えている精霊盆飾りであって、
前記竿を水平方向に配置したときに前記複数の紐が下方に垂れるように前記複数の紐がそれぞれ前記竿の異なる箇所に固定され、
前記複数の紐のそれぞれの下端又は途中に前記複数の飾り物がそれぞれ固定される、
精霊盆飾り。 - 前記複数の紐は白色、水色又は紫色であってその本数は5本であり、
前記竿は金色に塗装された長さ50〜150cmの細竹であって、
前記複数の紐が均等な間隔にて前記竿上に固定されている、
請求項1又は2に記載の精霊盆飾り。 - 少なくとも一つの縁において貼り合わされた少なくとも二つの和紙層と、
前記和紙層の間に詰められた詰め物と、
前記詰め物の下方に配置される錘
を備えている、飾り物。 - 魚形の飾り物であって、
前記二つの和紙層の上に貼付された、外皮と鱗のうちの少なくとも一つを表す模様を有する略赤色の複数枚の和紙製リボンと、
前記複数枚の和紙製リボンのいずれかの上に貼付された、それぞれ少なくとも一つの目、口及び胸鰭を表す各部品と、
前記二つの和紙層の間にその一部が挟まれている背鰭を表す部品
をさらに備えており、
前記二つの和紙層の各和紙層が、魚の頭部及び胴体部の外形並びに尾鰭を表す形状を有し、
前記詰め物が綿であり、
前記錘が金属又は合成樹脂製である、
請求項4に記載の飾り物。 - 鯛を表した飾り物であって、
前記二つの和紙層の上に合成樹脂によるコーティングが施された、請求項5記載の飾り物。
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