JP3229046U - shoes - Google Patents
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Abstract
【課題】アウトソールの軽量性及び耐摩耗性を両立可能なシューズを提供する。【解決手段】アウトソール6を備えるシューズにおいて、アウトソール6は、第一部材7と、第二部材8と、を含み、第一部材7は、第二部材8よりも耐摩耗性が高く、第二部材8は、第一部材7よりも軽量であり、アウトソール6の接地面に、第一部材7が配置され、アウトソール6の全周に、第二部材8が配置される。【選択図】図5PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a shoe capable of achieving both light weight and abrasion resistance of an outsole. SOLUTION: In a shoe including an outsole 6, the outsole 6 includes a first member 7 and a second member 8, and the first member 7 has higher wear resistance than the second member 8. The second member 8 is lighter than the first member 7, the first member 7 is arranged on the ground contact surface of the outsole 6, and the second member 8 is arranged on the entire circumference of the outsole 6. [Selection diagram] Fig. 5
Description
本考案は、シューズに関する。 The present invention relates to shoes.
一般的に、シューズは、アッパー、インソール、ミッドソール、アウトソール等から構成されている。アウトソールは、地面に直接触れる部材であるため、摩耗が生じやすい。したがって、従来から、アウトソールの耐摩耗性の向上が望まれていた。また、アウトソールの重さはシューズ全体の重さに影響するので、アウトソールの軽量性も重要である。 Generally, a shoe is composed of an upper, an insole, a midsole, an outsole and the like. Since the outsole is a member that comes into direct contact with the ground, it is prone to wear. Therefore, it has been conventionally desired to improve the wear resistance of the outsole. In addition, the weight of the outsole affects the weight of the entire shoe, so the lightness of the outsole is also important.
例えば、特許文献1に記載の靴底は、アウトソールの上方にミッドソールが接合されてなる。ミッドソールは、軽量性かつ屈曲性を有するEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)の発泡体で形成され、アウトソールは、滑りにくく耐摩耗性に優れるサーモプラスチックゴム(TPR)で形成され、ミッドソールとアウトソールとが接着剤により接着されている。
For example, the sole described in
特許文献2に記載の靴底は、EVA材からなるミッドソールと、ゴム材からなるアウトソールと、がプレスで一体化された二層構造を有する。
The sole described in
特許文献1及び2に記載の靴底においては、アウトソールがゴム材によって形成されており、耐摩耗性は有するものの、軽量性が不十分であった。
In the soles described in
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、アウトソールの軽量性及び耐摩耗性を両立可能なシューズを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide shoes having both light weight and abrasion resistance of an outsole.
本考案の上記目的は、下記の構成により達成される。
アウトソール(6)を備えるシューズ(1)において、
前記アウトソール(6)は、第一部材(7)と、第二部材(8)と、を含み、
前記第一部材(7)は、前記第二部材(8)よりも耐摩耗性が高く、
前記第二部材(8)は、前記第一部材(7)よりも軽量であり、
前記アウトソール(6)の接地面に、前記第一部材(7)が配置され、
前記アウトソール(6)の全周に、前記第二部材(8)が配置される
ことを特徴とするシューズ(1)。
The above object of the present invention is achieved by the following configuration.
In shoes (1) with an outsole (6)
The outsole (6) includes a first member (7) and a second member (8).
The first member (7) has higher wear resistance than the second member (8).
The second member (8) is lighter than the first member (7) and is lighter.
The first member (7) is arranged on the ground contact surface of the outsole (6).
A shoe (1) characterized in that the second member (8) is arranged on the entire circumference of the outsole (6).
本考案によれば、アウトソールの軽量性及び耐摩耗性を両立可能なシューズを提供できる。 According to the present invention, it is possible to provide shoes that can achieve both lightweight and abrasion resistance of the outsole.
以下、本考案の実施形態に係るシューズについて、図面を用いて説明する。以下に説明する構成は、本考案の実施形態としての一例であり、本考案はこれに限定されず、本考案の範囲内で変形が可能である。また、以下の図では、特に説明しない限り、左足用の靴を示すが、本明細書の説明は、右足用の靴にも同様に適用できる。 Hereinafter, the shoes according to the embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The configuration described below is an example of an embodiment of the present invention, and the present invention is not limited to this, and modifications can be made within the scope of the present invention. Further, in the following figures, unless otherwise specified, shoes for the left foot are shown, but the description of the present specification can be applied to shoes for the right foot as well.
以下の説明において、図面中の方向Xはシューズ1の幅方向を示し、方向Yは方向Xに直交するシューズ1の長手方向を示し、方向Zは方向X及びYに直交するシューズ1の高さ方向を示す。
In the following description, the direction X in the drawing indicates the width direction of the
シューズ1の幅方向内方X1は、幅方向Xにおいて左右一対のシューズ1が互いに対向する方向である。シューズ1の幅方向外方X2は、幅方向内方X1の逆方向である。
The width direction inward X1 of the
シューズ1の長手方向前方Y1は、シューズ1の爪先側を示す。シューズ1の長手方向後方Y2は、シューズ1の踵側を示す。以後、長手方向前方Y1は「前方Y1」と呼び、長手方向後方Y2は「後方Y2」と呼ぶことがある。
The front Y1 in the longitudinal direction of the
さらに、図中には、シューズ1の高さ方向上方Z1と、シューズ1の高さ方向下方Z2と、が示される。以後、高さ方向上方Z1は「上方Z1」と呼び、高さ方向下方Z2は「下方Z2」と呼ぶことがある。
Further, in the figure, Z1 above the height direction of the
図1には、本考案の実施形態に係るシューズ1の外観が示されている。シューズ1は、アッパー3と、ソール4と、を備える。
FIG. 1 shows the appearance of the
(アッパー)
アッパー3は、足を覆って保護する。アッパー3の材料は、特に限定されず、天然皮革、合成皮革、人工皮革等の皮、天然繊維又は化学繊維を用いた布地、ゴム等が例示される。
(upper)
The upper 3 covers and protects the foot. The material of the upper 3 is not particularly limited, and examples thereof include leathers such as natural leather, synthetic leather, and artificial leather, fabrics using natural fibers or chemical fibers, and rubber.
アッパー3は、前方Y1に位置する前方部3Aと、後方Y2に位置する後方部3Bと、を有する。前方部3Aと後方部3Bとは、例えば縫い合わされることにより、連結される。
The upper 3 has a
アッパー3は、足を収容するための内部空間31を囲むように形成される。内部空間31は、後方Y2に位置して足を挿入するための後方側空間31Aと、後方側空間31Aの前方Y1に位置する前方側空間31Bとからなる。
The upper 3 is formed so as to surround the
後方側空間31Aと前方側空間31Bとは、連続している。また、後方側空間31Aは、足を挿入するために上方Z1が覆われていないが、前方側空間31Bは、ベロ2と、ベロ2の上方に配置されるシューレース33と、によって上方Z1が覆われる。
The
ベロ2は、シューレース33の高さ方向下方Z2において前方側空間31Bを覆い、主に足の甲に接触する部材である。
The
ベロ2は、アッパー3の前方部3Aと連続的かつ一体的に形成されている。したがって、ベロ2の材料は、アッパー3と同一であり、天然皮革、合成皮革、人工皮革等の皮、天然繊維又は化学繊維を用いた布地、ゴム等が例示される。なお、ベロ2は、アッパー3と必ずしも一体的に形成されなくてもよく、アッパー3と別体に形成されてアッパー3に縫合等の手段で固定されてもよい。
The
(ソール)
ソール4は、インソール5と、アウトソール6と、を備える。なお、ソール4は、インソール5とアウトソール6との間にミッドソールを備えてもよい。ソール4は、接着等の手段によりアッパー3に固定される。
(Sole)
The sole 4 includes an
(インソール)
インソール5は、アウトソール6上に配置される。インソール5は、足底が触れる部材であるため、通気性、吸水性、クッション性等に優れる材料からなることが好ましい。
(insole)
The
(アウトソール)
図1〜6に示されるように、アウトソール6は、前方Y1側に配置され、爪先部を含む前部61と、後方Y2側に配置され、踵部を含む後部63と、を有する。後部63は、いわゆるヒールである。前部61の後方Y2側の端部は、下方Z2に延びる段部65を介して、後部63の前方Y1側の端部と接続する。
(Outsole)
As shown in FIGS. 1 to 6, the
アウトソール6は、第一部材7と第二部材8とを含む。後に詳述するように、異なる部材である第一部材7及び第二部材8が互いに連結されることにより、アウトソール6は構成される。
The
第一部材7は、第二部材8よりも耐摩耗性が高い材料からなり、第二部材8は、第一部材7よりも軽量である材料からなる。例えば、第一部材7は、ラバーであり、第二部材8は、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)である。
The
図2(a)〜(c)には、下方Z2から見た第一部材7及び第二部材8の底面図が示されている。図2(a)には、第一部材7及び第二部材8が連結された状態が示され、図2(b)には、第一部材7の底面70が示され、図2(c)には、第二部材8の底面80が示される。図5には、下方Z2から見たアウトソール6の斜視図が示されている。
2 (a) to 2 (c) show bottom views of the
図3(a)〜(c)には、上方Z1から見た第一部材7及び第二部材8の上面図が示されている。図3(a)には、第一部材7及び第二部材8が連結された状態が示され、図3(b)には、第一部材7の上面76が示され、図3(c)には、第二部材8の上面86が示される。図6には、上方Z1から見たアウトソール6の斜視図が示されている。
3 (a) to 3 (c) are top views of the
図4には、幅方向Xから見たアウトソール6の側面図が示されている。
FIG. 4 shows a side view of the
アウトソール6は、その接地面に第一部材7が配置されることにより耐摩耗性を向上しつつ、その全周に第二部材8が配置されることにより軽量性を向上している。ここで、「接地面」とは、シューズ1の通常の使用状態(使用者がシューズ1を着用している状態)において、アウトソール6の底面のうち地面に接触する面を意味する。したがって、「接地面」は、アウトソール6の底面の全体とは限らない。
The
以下、アウトソール6を構成する第一部材7及び第二部材8について、詳述する。
Hereinafter, the
(第一部材)
第一部材7は、前方Y1に配置され、爪先部を含む前部71と、後方Y2に配置され、踵部を含む後部73と、を有する。前部71及び後部73は一体部材である。
(First member)
The
図2(b)に示されるように、第一部材7の底面70は、前部71の底面71Aと、後部73の底面73Aと、を含む。前部71の底面71Aの後方Y2の端部は、下方Z2に延びる段部75を介して、後部73の底面の前方Y1の端部と接続する。したがって、前部71の底面71Aの後方Y2の端部よりも、後部73の底面73Aの前方Y1の端部の方が、下方Z2に位置する。
As shown in FIG. 2B, the
前部71の底面71Aは、着用者の足底の形状に沿うように、長手方向Yにおける略中央部が下方Z2に膨らむ湾曲した形状に形成される。前部71の底面71Aには、下方Z2に突出する複数の突起部72が形成される。本例では、六個の突起部72が長手方向Yに並んで配置されており、長手方向Yにおいて隣り合う突起部72の間には隙間が設けられる。複数の突起部72の底面は、平面状に形成される。なお、突起部72の個数や形状は、シューズ1の種類や用途等に基づき適宜変更される。
The
前部71の底面71Aにおいて最も下方Z2に突出する部分は複数の突起部72であるので、シューズ1が地面に接地する際、これら複数の突起部72が地面と接触する。すなわち、複数の突起部72が、アウトソール6の接地面を構成する。
Since the portion of the
後部73の底面73Aは、前部71と段部75を介して接続する内側部77と、内側部77を囲むように、内側部77の幅方向内方X1、幅方向外方X2、及び後方Y2に位置する外周部78と、を含む。
The
内側部77には、前部71の底面71Aと同様に、下方Z2に突出する複数の突起部72が形成されている。本例では、三個の突起部72が長手方向Yに並んで配置されており、長手方向Yにおいて隣り合う突起部72の間には隙間が設けられる。複数の突起部72の底面は、平面状に形成される。なお、突起部72の個数や形状は、シューズ1の種類や用途等に基づき適宜変更される。
Similar to the
外周部78は、平面状である。外周部78の下方Z2方向の高さは、内側部77に形成された複数の突起部72の下方Z2方向の高さと略一致する。したがって、複数の突起部72の底面と外周部78とによって、平面が形成される。
The outer
後部73の底面73Aにおいて最も下方Z2に突出する部分は、複数の突起部72と外周部78であるので、シューズ1が地面に接地する際、これら複数の突起部72と外周部78とが地面と接触する。すなわち、複数の突起部72と外周部78とが、アウトソール6の接地面を構成する。
Since the portion of the
図3(b)に示されるように、第一部材7の上面76は、前部71の上面71Bと、後部73の上面73Bと、を含む。
As shown in FIG. 3B, the
前部71の上面71Bは、着用者の足底の形状に沿うように、長手方向Yにおける略中央部が下方Z2に膨らむ湾曲した形状に形成される。
The
後部73の上面73Bは、内側に形成された溝部79と、溝部79の幅方向内方X1、幅方向外方X2、及び後方Y2に位置する外周部74と、を有する。溝部79は、底面73Aの内側部77(図2(b)参照)に対応する位置(高さ方向Zから見て重なる位置)に設けられる。溝部79は、前部71の上面71Bよりも下方Z2に凹む凹溝であり、後述する第二部材8の凸部87が嵌合可能である。そのため、溝部79は、後述する第二部材8の凸部87と略同一形状又は僅かに大きな相似形状となるように形成される。また、外周部74は、略平面状である。
The
(第二部材)
第二部材8は、前方Y1側に配置され、爪先部を含む前部81と、後方Y2側に配置され、踵部を含む後部83と、を有する。前部81及び後部83は一体部材である。
(Second member)
The
図2(c)に示されるように、第二部材8の底面80は、前部81の底面81Aと、後部83の底面83Aと、を含む。
As shown in FIG. 2C, the
前部81の底面81Aは、着用者の足底の形状に沿うように、長手方向Yにおける略中央部が下方Z2に膨らむ湾曲した形状に形成される。
The
前部81の底面81Aは、内側に形成される凹部82と、凹部82を囲むように、凹部82の幅方向内方X1、幅方向外方X2、及び前方Y1に位置する外周部84と、を含む。
The
凹部82は、第一部材7の前部71の外形と略同一形状又は僅かに大きな相似形状となるように形成される。凹部82は、上方Z1に向かって凹む凹溝であり、第一部材7の前部71が嵌合可能である。外周部84は、略平面状に形成される。
The
後部83の底面83Aは、内側に形成された凸部87と、凸部87を囲むように、凸部87の幅方向内方X1、幅方向外方X2、及び後方Y2に位置する外周部88と、を含む。
The
凸部87は、前部81の凹部82の溝底面82Aよりも、下方Z2に突出する。また、凸部87は、第一部材7の上面73Bに設けられた溝部79(図3(b)参照)と略同一形状又は僅かに小さな相似形状となるように形成される。これにより、凸部87は溝部79に嵌合可能である。
The
外周部88は、略平面状に形成される。なお、前部81の底面81Aの外周部84と、後部83の底面83Aの外周部88と、は滑らかに接続している。これら二つの外周部84,88によって、第二部材8の底面80の外周部が構成される。
The outer
図3(c)に示されるように、第二部材8の上面86は、前部81の上面81Bと、後部83の上面83Bと、を含む。前部81の上面81Bは、着用者の足底の形状に沿うように、長手方向Yにおける略中央部が下方Z2に膨らむ湾曲した形状に形成される。後部83の上面83Bは、略平面状に形成される。
As shown in FIG. 3C, the
(第一部材と第二部材の連結)
第一部材7と第二部材8とは、互いに嵌め合わされることにより、連結される。連結方法をより詳細に説明すると、先ず、第一部材7に対して上方Zに第二部材8を位置させ、これら第一部材7及び第二部材8を高さ方向Zに互いに接近させる。そうすると、第一部材7の上面76と、第二部材8の底面80と、が互いに接触する。
(Connecting the first member and the second member)
The
そして、第二部材8の前部81の底面81Aの凹部82と、第一部材7の前部71と、が嵌合する。また、第一部材7の後部73の上面73Bの溝部79と、第二部材8の後部83の底面83Aの凸部87と、が嵌合する。また、第一部材7の後部73の上面73Bの外周部74と、第二部材8の後部83の底面83Aの外周部88と、が接触する。
Then, the
このようにして、第一部材7と第二部材8とが連結され、アウトソール6が構成される。なお、第一部材7の上面76と第二部材8の底面80とが互いに嵌合又は接触し合う部分には、接着剤が配置されることで、連結力が高められる。
In this way, the
図3(a)、図4、図6に示されるように、第一部材7と第二部材8とが連結されて構成されたアウトソール6においては、第一部材7の上方Z1が第二部材8によって覆われる。すなわち、アウトソール6の上面全体が、第二部材8の上面86によって構成される。
As shown in FIGS. 3A, 4 and 6, in the
そして、アウトソール6の前部61の外周部及び後部63の外周部に、連続的に第二部材8が配置されており、第二部材8がアウトソール6の外周を規定している。したがって、アウトソール6の全周に第二部材8が配置される。アウトソール6の全周という広い範囲に第二部材8が配置されるので、アウトソール6の軽量性が高められる。また、アウトソール6の全周に第二部材8が配置されるので、重量バランスが良好である。
The
また、第一部材7の上方Z1が第二部材8によって覆われているので、軽量な第二部材8がアウトソール6の広い範囲に配置され、軽量性が向上する。さらに、第二部材8は軽量であるが第一部材7に比べて耐摩耗性が低いため、第二部材8が地面から遠くに配置されて地面に接触しにくい本実施形態の構成は好ましい。
Further, since the upper Z1 of the
一方、図2(a)、図4、図5に示されるように、アウトソール6の底面は、第一部材7の底面70と、第二部材8の底面80の一部と、によって構成される。より詳細には、アウトソール6の底面は、第一部材7の前部71の底面71Aと、第二部材8の前部81の底面81Aの外周部84と、第一部材7の後部73の底面73Aと、によって構成される
On the other hand, as shown in FIGS. 2A, 4 and 5, the bottom surface of the
ここで、アウトソール6の前部61において、第一部材7の複数の突起部72は、第二部材8の外周部84よりも、下方Z2に突出している。したがって、第一部材7の突起部72は、地面に接触する接地面を構成する。一方、第二部材8の外周部84は、接地面を構成しない。
Here, in the
また、アウトソール6の後部63においては、第一部材7の外周部78及び複数の突起部72の高さ方向Zにおける高さが略等しく形成されているので、これら、外周部78及び複数の突起部72が接地面を構成する。
Further, in the
このように、アウトソール6の接地面には、耐摩耗性が高い第一部材7が配置される。一方、耐摩耗性が比較的低い第二部材8は、アウトソール6の接地面には配置されず、アウトソール6の全周に配置され、通常の使用状態では地面に接触しない。したがって、シューズ1の靴底が擦り減ること、特に、耐摩耗性が比較的低い第二部材8が擦り減ることを効果的に抑制できる。
In this way, the
また、本実施形態においては、アウトソール6の前部61の底面には、外周部に第二部材8の外周部84が配置され、第二部材8の外周部84に囲まれた内側部に第一部材7が配置される。第一部材7の突起部72は、第二部材8よりも下方Z2に突出することにより、地面と接触する接地面を構成する。したがって、アウトソール6の前部61の底面において、耐摩耗性が高い第一部材7によって、接地面を構成することができる。また、軽量の第二部材8は、アウトソール6の前部61の外周部という広い範囲に配置されるので、軽量性が向上される。
Further, in the present embodiment, on the bottom surface of the
また、アウトソール6の後部63の外周部は、上部(上方Z1)に第二部材8が配置され、下部(下方Z2)に第一部材7が配置される、二層構造である。さらに、アウトソール6の後部63の底面の全体に、第一部材7が配置される。したがって、アウトソール6の後部63の底面において、耐摩耗性が高い第一部材7によって、接地面を構成することができる。また、軽量であるが耐摩耗性が比較的低い第二部材8は、下方Z2の耐摩耗性の高い第一部材7に覆われて地面と接することがないので、軽量性と耐摩耗性とを両立させることできる。
Further, the outer peripheral portion of the
また、耐摩耗性に優れる材料は、一般にクッション性が劣るところ、本実施形態においては、アウトソール6の足裏と対向する面が全て第二部材8によって覆われているので、クッション性に優れた良好な履き心地を実現することができる。
Further, a material having excellent wear resistance is generally inferior in cushioning property, but in the present embodiment, the surface of the
(第二実施形態)
次に、第二実施形態に係るアウトソール6について、図7(a)〜図9を参照して説明する。
(Second Embodiment)
Next, the
第二実施形態のアウトソール6の前部61の構成は、第一実施形態のアウトソール6の前部61の構成と略同一であるので、図面に同じ符号を付すことでその説明を省略する。
Since the configuration of the
第一実施形態においては、アウトソール6の後部63の外周部が、第一部材7及び第二部材8からなる二層構造であったが、第二実施形態においては、アウトソール6の後部63の外周部には、第一部材7が配置されず、第二部材8のみが配置される。また、アウトソール6の後部の底面には、第二部材8に囲まれた内側部に、第一部材7が配置される。そして、第一部材7が第二部材8よりも突出することにより接地面を構成する。この第二実施形態のアウトソール6は、以下に説明する第一部材7及び第二部材8が連結されることにより構成される。
In the first embodiment, the outer peripheral portion of the
図7(b)に示されるように、第一部材7の後部73の底面73Aは、内側部77と、複数の突起部72と、を含む。すなわち、第一部材7の後部73の底面73Aは、第一実施形態の底面73A(図2(b)参照)から外周部78が取り除かれた構成とされる。
As shown in FIG. 7B, the
図8(b)に示されるように、第一部材7の後部73の上面73Bは、前部71の上面71Bよりも下方Z2に凹む溝部79を含む。溝部79は、後述する第二部材8の凸部87と略同一形状又は僅かに大きな相似形状となるように形成される。すなわち、第一部材7の後部73の上面73Bは、第一実施形態の上面73B(図3(b)参照)から外周部74と溝部79の後方Z2の一部とが取り除かれた構成とされる。
As shown in FIG. 8B, the
このように、本実施形態の第一部材7の後部73は、第一実施形態の第一部材7の後部73から外周部と後方Z2の一部が除かれた構成とされる。
As described above, the
図7(c)に示されるように、第二部材8の後部83の底面83Aは、内側に形成された凸部87と、凸部87を囲むように、凸部87の幅方向内方X1、幅方向外方X2、及び後方Y2に位置する外周部88と、を含む。
As shown in FIG. 7C, the
なお、第一実施形態との対応関係を分かりやすくするため、符号87で示された部分を第一実施形態に合わせて「凸部87」と記載したが、凸部87の下方Z2方向の高さは、溝底面82Aよりも高いが、外周部88よりも低くなっている(外周部88を基準にすれば、凸部87は凹部となっている)。
In order to make it easier to understand the correspondence with the first embodiment, the portion indicated by
ここで、第二部材8の後部83の底面83Aの外周部88(図9参照)の高さ方向Zにおける位置が、第一実施形態の外周部88(図4参照)よりも下方Z2とされる。すなわち、本実施形態では、外周部88の下方Z2に、第一部材7が配置されないため、その分、外周部88が下方Z2まで延ばされている。
Here, the position of the outer peripheral portion 88 (see FIG. 9) of the
したがって、後部83の底面83Aの外周部88は、前部81の底面81Aの外周部84よりも下方Z2に位置し、前部81の底面81Aの外周部84と段部89を介して接続している。
Therefore, the outer
図8(c)に示されるように、第二部材8の後部83の上面83Bは、略平面状に形成される。
As shown in FIG. 8C, the
このように、本実施形態では第一実施形態と比べて、第一部材7の後部73において外周部が取り除かれる一方で、第二部材8の後部の外周部が下方Z2に向かって肉厚とされる。
As described above, in the present embodiment, as compared with the first embodiment, the outer peripheral portion of the
第一部材7と第二部材8とが連結される際には、先ず、第一部材7に対して上方Zに第二部材8を位置させ、これら第一部材7及び第二部材8を高さ方向Zに互いに接近させる。そうすると、第一部材7の上面76と、第二部材8の底面80と、が互いに接触する。
When the
そして、第二部材8の前部81の底面81Aの凹部82と、第一部材7の前部71と、が嵌合する。また、第一部材7の後部73の上面73Bの溝部79と、第二部材8の後部83の上面83Bの凸部87と、が嵌合する。
Then, the
このようにして、第一部材7と第二部材8とが連結され、アウトソール6が構成される。なお、第一部材7の上面76と第二部材8の底面80とが互いに嵌合又は接触し合う部分には、接着剤が配置されることで、連結力が高められる。
In this way, the
このように構成されたアウトソール6の前部の構成は、上述の通り、第一実施形態と同一である。すなわち、アウトソール6の前部61の底面において、第一部材7の複数の突起部72は、第二部材8の外周部84よりも、下方Z2に突出している。したがって、図9に示されるように、第一部材7の突起部72は、地面に接触する接地面を構成する。一方、第二部材8の外周部84は、接地面を構成しない。
The configuration of the front portion of the
一方、アウトソール6の後部63の底面においては、第一部材7の内側部77に形成された複数の突起部72が、第二部材8の外周部88よりも下方Z2に突出するように形成される(図9参照)。したがって、第一部材7の突起部72は、地面に接触する接地面を構成する。一方、第二部材8の外周部88は、接地面を構成しない。
On the other hand, on the bottom surface of the
このように、アウトソール6の後部63の外周部には、第二部材8が配置され、アウトソール6の後部63の底面には、第二部材8に囲まれた内側部に、第一部材7が配置される。そして、第一部材7の複数の突起部72が第二部材8の外周部88よりも突出することにより接地面を構成する。
As described above, the
したがって、本実施形態のアウトソール6によれば、接地面には、第二部材8が配置されず、第一部材7が配置されるので、耐摩耗性が確保できる。さらに、本実施形態のアウトソール6によれば、アウトソール6の後部63の外周部には、第一部材7が配置されず第二部材8が配置されるので、第一実施形態に比べて、アウトソール6中で第二部材8が占める体積が大きくなり、さらなる軽量化が可能である。
Therefore, according to the
1 シューズ
2 ベロ
3 アッパー
3A 前方部
3B 後方部
31 内部空間
31A 後方側空間
31B 前方側空間
33 シューレース
4 ソール
5 インソール
6 アウトソール
61 前部
63 後部
65 段部
7 第一部材
70 底面
71 前部
71A 底面
71B 上面
72 突起部
73 後部
73A 底面
73B 上面
74 外周部
75 段部
76 上面
77 内側部
78 外周部
79 溝部
8 第二部材
80 底面
81 前部
81A 底面
81B 上面
82 凹部
82A 溝底面
83 後部
83A 底面
83B 上面
84 外周部
86 上面
87 凸部
88 外周部
89 段部
1
Claims (7)
前記アウトソール(6)は、第一部材(7)と、第二部材(8)とを含み、
前記第一部材(7)は、前記第二部材(8)よりも耐摩耗性が高く、
前記第二部材(8)は、前記第一部材(7)よりも軽量であり、
前記アウトソール(6)の接地面に前記第一部材(7)が配置され、
前記アウトソール(6)の全周に前記第二部材(8)が配置される
ことを特徴とするシューズ(1)。 In shoes (1) with an outsole (6)
The outsole (6) includes a first member (7) and a second member (8).
The first member (7) has higher wear resistance than the second member (8).
The second member (8) is lighter than the first member (7) and is lighter.
The first member (7) is arranged on the ground plane of the outsole (6).
A shoe (1) characterized in that the second member (8) is arranged on the entire circumference of the outsole (6).
請求項1に記載のシューズ(1)。 The shoe (1) according to claim 1, wherein the first member (7) is a rubber.
請求項1又は2に記載のシューズ(1)。 The shoe (1) according to claim 1 or 2, wherein the second member (8) is EVA.
請求項1〜3のいずれか1項に記載のシューズ(1)。 The shoe (1) according to any one of claims 1 to 3, wherein the first member (7) and the second member (8) are connected by being fitted to each other.
爪先部を含む前部(61)と、
踵部を含み、前記前部(61)と段部を介して接続される後部(63)とを有し、
前記前部(61)の外周部には、前記第二部材(8)が配置され、
前記前部(61)の底面には、前記第二部材(8)に囲まれた内側部に前記第一部材(7)が配置され、
前記第一部材(7)は、前記第二部材(8)よりも突出することにより、前記接地面を構成する
請求項1〜4のいずれか1項に記載のシューズ(1)。 The outsole (6)
The front part (61) including the toe part and
It includes a heel portion and has a front portion (61) and a rear portion (63) connected via a step portion.
The second member (8) is arranged on the outer peripheral portion of the front portion (61).
On the bottom surface of the front portion (61), the first member (7) is arranged in an inner portion surrounded by the second member (8).
The shoe (1) according to any one of claims 1 to 4, wherein the first member (7) protrudes from the second member (8) to form the ground contact surface.
前記後部(63)の底面の全体に前記第一部材(7)が配置される
請求項5に記載のシューズ(1)。 The outer peripheral portion of the rear portion (63) has a two-layer structure in which the second member (8) is arranged at the upper part and the first member (7) is arranged at the lower part.
The shoe (1) according to claim 5, wherein the first member (7) is arranged on the entire bottom surface of the rear portion (63).
前記後部(63)の底面には、前記第二部材(8)に囲まれた内側部に前記第一部材(7)が配置され、
前記第一部材(7)は、前記第二部材(8)よりも突出することにより、前記接地面を構成する
請求項5に記載のシューズ(1)。
The second member (8) is arranged on the outer peripheral portion of the rear portion (63).
On the bottom surface of the rear portion (63), the first member (7) is arranged in an inner portion surrounded by the second member (8).
The shoe (1) according to claim 5, wherein the first member (7) constitutes the ground contact surface by projecting from the second member (8).
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020003520U JP3229046U (en) | 2020-08-19 | 2020-08-19 | shoes |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020003520U JP3229046U (en) | 2020-08-19 | 2020-08-19 | shoes |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2020003520U Active JP3229046U (en) | 2020-08-19 | 2020-08-19 | shoes |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3229046U (en) |
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2020
- 2020-08-19 JP JP2020003520U patent/JP3229046U/en active Active
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