JP3228577U - 超音波プローブ破損防止装置 - Google Patents
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Abstract
Description
6−Aにおいて、特許文献1は、プローブ本体2に備えた、手が離れたことを検出する検出手段の出力で制御手段を通じて、モータ14を駆動してカム13を回転し、それによって、押圧部9Cを動かし、D字型の曲面9bを下方に動かして、超音波振動子アセンブリ3より下側に移動させ、超音波振動子アセンブリ3が床面等に衝突し、破損することを防止するものであるが、落下衝突前のわずか0.4秒で対応しなければならない難しさがあり、検出からモータ回転、カム移動、押圧部9Cの移動を考えると難しいという欠点があり、構成が複雑で、さらに、プローブ本体2の内側にこれらを設置するため、プローブ本体2が大きく、重くなってしまう欠点がある。また、内側に設置のため、プローブに後付けができない不便さがある。
6−Bにおいて、特許文献2は、加速度センサ51により、落下を検出すると、制御器12がモータ9を駆動して、音響素子2の素子ホルダ3を動かし、音響素子が衝撃を受けない位置で停止するものである。特許文献1と同じく、これも、落下を検出してからの対応までの時間がかかるので、難しい欠点や、プローブが大きく、重くなる欠点、後付けできない欠点がある。
7−Aにおいて、特許文献3は、電磁モータ6の入力端子を短絡する手段を設けたことで、電磁モータ6の回転を止める作用をさせる。落下時に回転があるとトランスデューサ2に大きな衝撃が加わるので、これを回避する。これは、それなりの効果は見込めそうだが、外部からの衝撃が伝わる損傷は回避できない。
7−Bにおいて、特許文献4は、超音波振動子を揺動可能に支持し、長手方向にスライド可能なベースをバネで保持、衝撃をバネで吸収する。仕掛けは簡単だが、衝撃吸収の精度が上がらないと思われる。
8−Aにおいて、特許文献5は、トランスデューサが電磁モータに直接ついているので、落下時に電磁モータが回転したままだと、大きな衝撃が加わるので、電磁モータの回転を止めるブレーキ機構を有するものである。ブレーキ機構の内蔵によりプローブが大きくなることや、後付けができない不都合がある。
8−Bにおいて、特許文献6は、落下による衝撃耐性を持たせる手段として、バッキングプレート上に圧電素子を集積する場合に、保護層で覆った構成である。保護層は、ダイアモンドライクカーボンが使用されている。この構成では、圧電素子と保護層を集積するために、いわゆる半導体微細加工の技術を要するので、極めて、高価なものとなる。さらに、十分な落下耐性は得られない恐れがある。
8−Cにおいて、特許文献7は、音響レンズをカバーする保護カバーを付けたものであるが、使用時には邪魔になる不都合がある。
請求項1記載の考案は、超音波プローブ破損防止装置であって、
超音波プローブの先端側にある音響レンズ側にかぶるように取り付けて使用されるものであって、前記音響レンズを覆っている保護状態から、使用時は、覆いが外れ、前記音響レンズが露出して使用可能状態になるための前記超音波プローブのための保護体と、前記保護体を移動可能に収容し、前記超音波プローブに取り付けるための筐体と、
使用者の手指の動作により、前記保護体を保護状態と非保護状態の間で移動し、前記使用者の前記手指が前記手動ノブから離れた場合は、もとに復元するための保護体移動手段を備えていることを特徴とする。
前記保護体移動手段は、前記使用者の前記手指により動かす手動ノブと、前記手動ノブの並進する移動量を前記保護体の移動量に変える手動移動量変換手段と、を備えたことを特徴する。
前記手動移動量変換手段は、前記手動ノブの並進する移動を前記保護体の回転に変えるための、ピストンと、クランクとを備えることで、前記保護体を回転可能にしたことを特徴とする。
前記手動移動量変換手段は、前記手動ノブの並進する移動を前記保護体の並進移動に変えるものであることを特徴とする。
超音波プローブは、1−Bのような形態をしていて、先端に音響レンズを含み、うっかりなどの落下により、床等に先端がぶつかると、超音波センサが衝撃で破損する。本考案による超音波プローブ破損防止装置は、超音波プローブの先端側にかぶせて使用するもので、手から離れて単独で超音波プローブがある場合は、超音波プローブ破損防止装置の保護体が音響レンズの前に突出して、他への接触が不可能な状態であり、使用時に手で超音波プローブを握り、指等で、ボタンを押す又は引く等の移動した状態では、超音波プローブ破損防止装置の保護体が音響レンズの保護状態から外れて、音響レンズは、患者の皮膚等への接触検査が可能になるものである。
超音波プローブ破損防止装置100は超音波プローブの先端側にある音響レンズにかぶせて保護し、使用時は、保護状態から外れるための保護体110と、保護体110を可動可能に収容した筐体120と、使用者の手指の動作により、保護体110を非保護状態と保護状態の間で移動するための保護体移動手段130を備えている。保護体110、筐体120、保護体移動手段130の態様により、図1から他の図までいろいろの実施態様が考えられる。
超音波プローブ破損防止装置100を1−Bの超音波プローブ140に、1−Cのように被せて使用に供される場合に、筐体120は、超音波プローブ140に固定されるものである。
手動移動量変換手段134は、この態様では、スライド方向に溝幅の異なる断面変移溝134Aがスライド棒132に備えられ、手動ノブ133は、この断面変移溝134Aに嵌る尖った(異径の)先端である異径先端134Bを有している。手動ノブ133を動かして、異径先端134Bが動くと、径が変わるため、それに押されて溝径が合う状態の断面変移溝134Aの位置となり、スライド棒132が動く。手動ノブ133を離すと、ノブ復元手段135、スライド棒復元手段136により、手動ノブ133とスライド棒132はもとに戻る。
スライド棒132は、保護体110に接続しているため、両者は同じ動きをする。
スライド棒132、従って保護体110が前側に出ているときは、超音波プローブ140の音響レンズは、保護体110の中にあって、外部との接触から保護され、逆に、保護体110が後側に凹んでいるときは、超音波プローブ140の音響レンズは、保護体110の外にあって、診断の使用に供される。
尚、保護体110や、筐体120に衝撃を緩和する衝撃緩衝体を施すと破損回避に寄与するので好都合である。
また、保護体110は、この図では、箱型に構成しているが、接触を防止する目的なので、四角枠、片、ピン形状などの任意の形状が取れる。
図1の保護体移動手段130では、手動ノブ133の移動方向とスライド棒132の移動方向が直角であった。この場合が、使いやすいので好都合である。移動方向を直角にする手段として、3−Aでは、変曲したバネを利用する例である。ばねは、手動ノブ133で図のように曲がった突部を押すと、両端が広がるように移動するので、一方の端に対して他端が移動することができる。他端の方に、保護体110を付けた構成になる。手動移動量変換手段134を含んだ構成がバネで可能となる。
3−Bでは、これも、移動が直角方向の例である。手動移動量変換手段134は、横方向スライド棒132Aと縦方向スライド棒132Bが、各々、横方向スライド枠131A、縦方向スライド枠131Bに移動可能に嵌り、その間は滑車A310を介して繋がっていて、スライド棒復元手段136A、136Bも各々備えているので、横方向スライド棒132Aを手動ノブ133で右側におせば、縦方向スライド棒132Bが上昇する方向になり、手動ノブ133を離せば、元に戻ることになる。縦方向スライド棒132Bの先端には、保護体110が付くことになる。
手動ノブ133の動きは、クランク350を介して、スライド棒132に伝わる。
手動ノブ133が移動した場合の状態も右側に示す。スライド棒132の先端には、保護体110が付くことになる。
手動ノブ133の移動方向とスライド棒132間は、二個の滑車A310のワイヤ340につないである。元論、ノブ復元手段135を備えている。
そのため、手動ノブ133を下側にうごかすと、滑車A310の左側のワイヤは下方向に引かれ、滑車A310は左回転をするので、右側のワイヤとスライド棒132との接続点は上昇し、スライド棒132は上昇する。手動ノブ133を離せば、ノブ復元手段135により復元する。
他の例でも必要であるが、この図だけに各手段を固定するための固定基板360が書いてある。スライド棒132の先端には、保護体110が付くことになる。
手動ノブ133とスライド棒132の各々には、ラック320があり、その間を1個のピニオン330で接続することで、手動ノブ133の移動方向とスライド棒132が、平行で逆方向に動くようにしてある。スライド棒132の先端には、保護体110が付くことになる。ノブ復元手段135とスライド棒復元手段136も備えている。
4−Aでは、超音波プローブ破損防止装置100の立面図と下から見た場合の平面図を示す。3−Bの保護体移動手段130は、既に説明したものである。固定基板360についた状態で、筐体120に取り付けられ、保護体移動手段130の縦方向スライド棒132Bには、保護体110が取り付けてある。手動ノブ133を押すと縦方向スライド棒132Bが上昇、保護体110が上昇する。手動ノブ133を離せば元に戻る。ここでは、保護体110の形状として枠形状を示している。このように箱形状にこだわらずいろいろの形状が可能である。
下から見た図では、保護体移動手段130があり、そばに、超音波プローブ140が入る収納空間がある。超音波プローブ140と筐体120間は、ネジ他の固定手段で固定する。
4−Bでは、保護体110の左右の端での上下移動を均等にするため、右側に補助の縦方向スライド棒132Bと縦方向スライド枠131Bを備えている例である。
4−Cでは、右側の縦方向スライド棒132Bに接続片410を介して、ワイヤに接続し、ワイヤの一端は、固定基板360にバネ等の伸縮体420を介して固定し、ワイヤの他端は、滑車B430を介して、横方向スライド棒132Aに接続してあるので、手動ノブ133の移動変移は、左側と右側の両方の縦方向スライド棒132Bに伝わるように構成してある。尚、保護体110の先端には、衝撃緩衝体440を備えると好都合である。
前述の例では、保護体110は、並進移動で前後に動くものであったが、図5の例は、回転移動で動くものである。保護体移動手段130は、手動ノブ133とそれとともに直線移動するピストン511と、クランク512により回転移動するディスク513、ディスク513についた保護体110を備えている。ディスク513は、必ずしも円盤形状でなくともよく自転車のペダル軸片のように支軸の周りに回転するものであればよい。
手動ノブ133を離すと、ノブ復元手段135により復元する。
5−Bには、超音波プローブ破損防止装置100の保護体移動手段130のみでなく、筐体120も示している。この図では、保護体110が筐体120に先端全体にわたり存在していることも示している。5−Cでは、超音波プローブ140に超音波プローブ破損防止装置100が取り付いた状態を示している。手動ノブ133が押されてない状態では、保護体110が、超音波プローブ140の先端を覆い隠す位置にあるが、手動ノブ133が押された状態では、ディスク513が回転して、保護体110が超音波プローブ140の先端が露出する位置にある。手動ノブ133を離せば、元に復帰する。
110 保護体
120 筐体
130 保護体移動手段
131 スライド枠
131A 横方向スライド枠
131B 縦方向スライド枠
132 スライド棒
132A 横方向スライド棒
132B 縦方向スライド棒
133 手動ノブ
134 手動移動量変換手段
134A 断面変移溝
134B 異径先端
135 ノブ復元手段
136、136A、136B スライド棒復元手段
140 超音波プローブ
310 滑車A
320、320A、320B ラック
330 ピニオン
340 ワイヤ
350 クランク
360 固定基板
410 接続片
420 伸縮体
430 滑車B
511 ピストン
512 クランク
513 ディスク
6−Aにおいて、特許文献1は、プローブ本体2に備えた、手が離れたことを検出する検出手段の出力で制御手段を通じて、モータ14を駆動してカム13を回転し、それによって、押圧部9Cを動かし、D字型の曲面9bを下方に動かして、超音波振動子アセンブリ3より下側に移動させ、超音波振動子アセンブリ3が床面等に衝突し、破損することを防止するものであるが、落下衝突前のわずか0.4秒で対応しなければならない難しさがあり、検出からモータ回転、カム移動、押圧部9Cの移動を考えると難しいという欠点があり、構成が複雑で、さらに、プローブ本体2の内側にこれらを設置するため、プローブ本体2が大きく、重くなってしまう欠点がある。また、内側に設置のため、プローブに後付けができない不便さがある。
6−Bにおいて、特許文献2は、加速度センサ51により、落下を検出すると、制御器12がモータ9を駆動して、音響素子2の素子ホルダ3を動かし、音響素子が衝撃を受けない位置で停止するものである。特許文献1と同じく、これも、落下を検出してからの対応までの時間がかかるので、難しい欠点や、プローブが大きく、重くなる欠点、後付けできない欠点がある。
7−Aにおいて、特許文献3は、電磁モータ6の入力端子を短絡する手段を設けたことで、電磁モータ6の回転を止める作用をさせる。落下時に回転があるとトランスデューサ2に大きな衝撃が加わるので、これを回避する。これは、それなりの効果は見込めそうだが、外部からの衝撃が伝わる損傷は回避できない。
7−Bにおいて、特許文献4は、超音波振動子を揺動可能に支持し、長手方向にスライド可能なベースをバネで保持、衝撃をバネで吸収する。仕掛けは簡単だが、衝撃吸収の精度が上がらないと思われる。
8−Aにおいて、特許文献5は、トランスデューサが電磁モータに直接ついているので、落下時に電磁モータが回転したままだと、大きな衝撃が加わるので、電磁モータの回転を止めるブレーキ機構を有するものである。ブレーキ機構の内蔵によりプローブが大きくなることや、後付けができない不都合がある。
8−Bにおいて、特許文献6は、落下による衝撃耐性を持たせる手段として、バッキングプレート上に圧電素子を集積する場合に、保護層で覆った構成である。保護層は、ダイアモンドライクカーボンが使用されている。この構成では、圧電素子と保護層を集積するために、いわゆる半導体微細加工の技術を要するので、極めて、高価なものとなる。さらに、十分な落下耐性は得られない恐れがある。
8−Cにおいて、特許文献7は、音響レンズをカバーする保護カバーを付けたものであるが、使用時には邪魔になる不都合がある。
請求項1記載の考案は、超音波プローブ破損防止装置であって、
超音波プローブの先端側にある音響レンズ側にかぶるように取り付けて使用されるものであって、前記音響レンズを覆っている保護状態から、使用時は、覆いが外れ、前記音響レンズが露出して使用可能状態になるための前記超音波プローブのための保護体と、前記保護体を移動可能に収容し、前記超音波プローブに取り付けるための筐体と、
使用者の手指の動作により、前記保護体を保護状態と非保護状態の間で移動し、前記使用者の前記手指が手動ノブから離れた場合は、もとに復元するための保護体移動手段を備えていることを特徴とする。
前記保護体移動手段は、前記使用者の前記手指により動かす前記手動ノブと、前記手動ノブの並進する移動量を前記保護体の移動量に変える手動移動量変換手段と、を備えたことを特徴する。
前記手動移動量変換手段は、前記手動ノブの並進する移動を前記保護体の回転に変えるための、ピストンと、クランクとを備えることで、前記保護体を回転可能にしたことを特徴とする。
前記手動移動量変換手段は、前記手動ノブの並進する移動を前記保護体の並進移動に変えるものであることを特徴とする。
超音波プローブは、1−Bのような形態をしていて、先端に音響レンズを含み、うっかりなどの落下により、床等に先端がぶつかると、超音波センサが衝撃で破損する。本考案による超音波プローブ破損防止装置は、超音波プローブの先端側にかぶせて使用するもので、手から離れて単独で超音波プローブがある場合は、超音波プローブ破損防止装置の保護体が音響レンズの前に突出して、他への接触が不可能な状態であり、使用時に手で超音波プローブを握り、指等で、ボタンを押す又は引く等の移動した状態では、超音波プローブ破損防止装置の保護体が音響レンズの保護状態から外れて、音響レンズは、患者の皮膚等への接触検査が可能になるものである。
超音波プローブ破損防止装置100は超音波プローブの先端側にある音響レンズにかぶせて保護し、使用時は、保護状態から外れるための保護体110と、保護体110を可動可能に収容した筐体120と、使用者の手指の動作により、保護体110を非保護状態と保護状態の間で移動するための保護体移動手段130を備えている。保護体110、筐体120、保護体移動手段130の態様により、図1から他の図までいろいろの実施態様が考えられる。
超音波プローブ破損防止装置100を1−Bの超音波プローブ140に、1−Cのように被せて使用に供される場合に、筐体120は、超音波プローブ140に固定されるものである。
手動移動量変換手段134は、この態様では、スライド方向に溝幅の異なる断面変移溝134Aがスライド棒132に備えられ、手動ノブ133は、この断面変移溝134Aに嵌る尖った(異径の)先端である異径先端134Bを有している。手動ノブ133を動かして、異径先端134Bが動くと、径が変わるため、それに押されて溝径が合う状態の断面変移溝134Aの位置となり、スライド棒132が動く。手動ノブ133を離すと、ノブ復元手段135、スライド棒復元手段136により、手動ノブ133とスライド棒132はもとに戻る。
スライド棒132は、保護体110に接続しているため、両者は同じ動きをする。
スライド棒132、従って保護体110が前側に出ているときは、超音波プローブ140の音響レンズは、保護体110の中にあって、外部との接触から保護され、逆に、保護体110が後側に凹んでいるときは、超音波プローブ140の音響レンズは、保護体110の外にあって、診断の使用に供される。
尚、保護体110や、筐体120に衝撃を緩和する衝撃緩衝体を施すと破損回避に寄与するので好都合である。
また、保護体110は、この図では、箱型に構成しているが、接触を防止する目的なので、四角枠、片、ピン形状などの任意の形状が取れる。
図1の保護体移動手段130では、手動ノブ133の移動方向とスライド棒132の移動方向が直角であった。この場合が、使いやすいので好都合である。移動方向を直角にする手段として、3−Aでは、変曲したバネを利用する例である。ばねは、手動ノブ133で図のように曲がった突部を押すと、両端が広がるように移動するので、一方の端に対して他端が移動することができる。他端の方に、保護体110を付けた構成になる。手動移動量変換手段134を含んだ構成がバネで可能となる。
3−Bでは、これも、移動が直角方向の例である。手動移動量変換手段134は、横方向スライド棒132Aと縦方向スライド棒132Bが、各々、横方向スライド枠131A、縦方向スライド枠131Bに移動可能に嵌り、その間は滑車A310を介して繋がっていて、スライド棒復元手段136A、136Bも各々備えているので、横方向スライド棒132Aを手動ノブ133で右側におせば、縦方向スライド棒132Bが上昇する方向になり、手動ノブ133を離せば、元に戻ることになる。縦方向スライド棒132Bの先端には、保護体110が付くことになる。
手動ノブ133の動きは、クランク350を介して、スライド棒132に伝わる。
手動ノブ133が移動した場合の状態も右側に示す。スライド棒132の先端には、保護体110が付くことになる。
手動ノブ133の移動方向とスライド棒132間は、二個の滑車A310のワイヤ340につないである。元論、ノブ復元手段135を備えている。
そのため、手動ノブ133を下側にうごかすと、滑車A310の左側のワイヤは下方向に引かれ、滑車A310は左回転をするので、右側のワイヤとスライド棒132との接続点は上昇し、スライド棒132は上昇する。手動ノブ133を離せば、ノブ復元手段135により復元する。
他の例でも必要であるが、この図だけに各手段を固定するための固定基板360が書いてある。スライド棒132の先端には、保護体110が付くことになる。
手動ノブ133とスライド棒132の各々には、ラック320があり、その間を1個のピニオン330で接続することで、手動ノブ133の移動方向とスライド棒132が、平行で逆方向に動くようにしてある。スライド棒132の先端には、保護体110が付くことになる。ノブ復元手段135とスライド棒復元手段136も備えている。
4−Aでは、超音波プローブ破損防止装置100の立面図と下から見た場合の平面図を示す。3−Bの保護体移動手段130は、既に説明したものである。固定基板360についた状態で、筐体120に取り付けられ、保護体移動手段130の縦方向スライド棒132Bには、保護体110が取り付けてある。手動ノブ133を押すと縦方向スライド棒132Bが上昇、保護体110が上昇する。手動ノブ133を離せば元に戻る。ここでは、保護体110の形状として枠形状を示している。このように箱形状にこだわらずいろいろの形状が可能である。
下から見た図では、保護体移動手段130があり、そばに、超音波プローブ140が入る収納空間がある。超音波プローブ140と筐体120間は、ネジ他の固定手段で固定する。
4−Bでは、保護体110の左右の端での上下移動を均等にするため、右側に補助の縦方向スライド棒132Bと縦方向スライド枠131Bを備えている例である。
4−Cでは、右側の縦方向スライド棒132Bに接続片410を介して、ワイヤに接続し、ワイヤの一端は、固定基板360にバネ等の伸縮体420を介して固定し、ワイヤの他端は、滑車B430を介して、横方向スライド棒132Aに接続してあるので、手動ノブ133の移動変移は、左側と右側の両方の縦方向スライド棒132Bに伝わるように構成してある。尚、保護体110の先端には、衝撃緩衝体440を備えると好都合である。
前述の例では、保護体110は、並進移動で前後に動くものであったが、図5の例は、回転移動で動くものである。保護体移動手段130は、手動ノブ133とそれとともに直線移動するピストン511と、クランク512により回転移動するディスク513、ディスク513についた保護体110を備えている。ディスク513は、必ずしも円盤形状でなくともよく自転車のペダル軸片のように支軸の周りに回転するものであればよい。
手動ノブ133を離すと、ノブ復元手段135により復元する。
5−Bには、超音波プローブ破損防止装置100の保護体移動手段130のみでなく、筐体120も示している。この図では、保護体110が筐体120に先端全体にわたり存在していることも示している。5−Cでは、超音波プローブ140に超音波プローブ破損防止装置100が取り付いた状態を示している。手動ノブ133が押されてない状態では、保護体110が、超音波プローブ140の先端を覆い隠す位置にあるが、手動ノブ133が押された状態では、ディスク513が回転して、保護体110が超音波プローブ140の先端が露出する位置にある。手動ノブ133を離せば、元に復帰する。
110 保護体
120 筐体
130 保護体移動手段
131 スライド枠
131A 横方向スライド枠
131B 縦方向スライド枠
132 スライド棒
132A 横方向スライド棒
132B 縦方向スライド棒
133 手動ノブ
134 手動移動量変換手段
134A 断面変移溝
134B 異径先端
135 ノブ復元手段
136、136A、136B スライド棒復元手段
140 超音波プローブ
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330 ピニオン
340 ワイヤ
350 クランク
360 固定基板
410 接続片
420 伸縮体
430 滑車B
511 ピストン
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513 ディスク
Claims (6)
- 超音波プローブの先端側にある音響レンズにかぶるように取り付けて使用されるものであって、前記音響レンズを覆っている保護状態から、使用時は、覆いが外れ、前記音響レンズが露出して使用可能状態になるための前記超音波プローブのための保護体と、前記保護体を移動可能に収容し、前記超音波プローブに取り付けるための筐体と、
使用者の手指の動作により、前記保護体を保護状態と非保護状態の間で移動し、前記使用者の前記手指が前記手動ノブから離れた場合は、もとに復元するための保護体移動手段を備えていることを特徴とする超音波プローブ破損防止装置。 - 前記保護体移動手段は、前記使用者の前記手指により動かす手動ノブと、前記手動ノブの並進する移動量を前記保護体の移動量に変える手動移動量変換手段と、を備えたことを特徴する請求項1記載の超音波プローブ破損防止装置。
- 前記手動移動量変換手段は、前記手動ノブの並進する移動を前記保護体の回転に変えるための、ピストンと、クランクとを備えることで、前記保護体を回転可能にしたことを特徴とする請求項2記載の超音波プローブ破損防止装置。
- 前記手動移動量変換手段は、前記手動ノブの並進する移動を前記保護体の並進移動に変えるものであることを特徴とする請求項2記載の超音波プローブ破損防止装置。
- 前記保護体は、平板又は棒状の枠体、棒体であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の超音波プローブ破損防止装置。
- 前記筐体又は前記保護体に衝撃吸収のための緩衝体を施したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の超音波プローブ破損防止装置。
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JP2020001003U JP3228577U (ja) | 2020-03-20 | 2020-03-20 | 超音波プローブ破損防止装置 |
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JP2020001003U JP3228577U (ja) | 2020-03-20 | 2020-03-20 | 超音波プローブ破損防止装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3228577U true JP3228577U (ja) | 2020-11-05 |
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Family Applications (1)
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CN114674931A (zh) * | 2022-03-18 | 2022-06-28 | 宁波市政工程建设集团股份有限公司 | 一种多功能的道路桥梁混凝土结构实时检测装置 |
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2020
- 2020-03-20 JP JP2020001003U patent/JP3228577U/ja active Active
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CN114052792A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-02-18 | 董金帅 | 一种医用彩超探头 |
CN114674931A (zh) * | 2022-03-18 | 2022-06-28 | 宁波市政工程建设集团股份有限公司 | 一种多功能的道路桥梁混凝土结构实时检测装置 |
CN114674931B (zh) * | 2022-03-18 | 2023-06-30 | 宁波市政工程建设集团股份有限公司 | 一种多功能的道路桥梁混凝土结构实时检测装置 |
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