JP3228077U - 光エネルギー式デジタル計器 - Google Patents
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Abstract
【課題】光エネルギーパネルの面積の最大化を維持でき、数値を読み取りやすい光エネルギー式デジタル計器を提供する。【解決手段】光エネルギー式デジタル計器は底板1と、底板の片側に固定して接続された筐体2と、筐体内に取り付けられた回路基板、光エネルギーパネル4、ディスプレイ5とを含み、光エネルギーパネル及びディスプレイはいずれも回路基板に電気的に接続され、ディスプレイ及び光エネルギーパネルは筐体の同一の側面又は底板に配置され、筐体の片側又は底板に光エネルギーパネルを嵌設する第1窓部6が開設され、光エネルギーパネルの中央の位置にディスプレイを嵌設する第2窓部7が開設され、光エネルギーパネルはディスプレイを取り囲み、メッキ層と、ガラス層とを含む。【選択図】図1
Description
本考案は、デジタル計器技術の分野に関し、特に、光エネルギー式デジタル計器に関する。
光エネルギー技術の発展に伴い、多くの計器では給電のために光エネルギーを利用している。例えば、人々は温度を測定するために一般に電子温度計を使用し、温度計に電子表示装置が入っているため、測定された温度は数値の形式で表示される。電池で給電する電子温度計と比べて、光エネルギーで給電する電子温度計は、電池を使用する必要がないため、環境汚染の軽減に寄与するだけでなく、使用するときは、照射条件が満たされる環境に置くだけで給電されるため、利用しやすく環境に配慮している。
従来、例えば、特許文献1は太陽エネルギー式デジタル計器を開示する。それはハウジングと、ハウジング内に取り付けられた回路基板と、ハウジングの外側に取り付けられたソーラーパネル、ディスプレイとを含み、ソーラーパネル及びディスプレイはいずれも回路基板に電気的に接続され、ソーラーパネル及びディスプレイはハウジングの対向する2つの側面に設けられ、ハウジングに取付けフレームが固定して接続され、取付けフレームはソーラーパネルの側縁に配置され、ソーラーパネルは傾斜してハウジングに設けられ、その傾斜する方向は取付けフレームを向かない。
しかしながら、上記の従来の技術的解決手段には次の欠点がある。上記実用新案において、ソーラーパネル及びディスプレイはそれぞれ対向する2つの側面に配置されるが、使用するときは、一般に給電のためにソーラーパネルが位置する片側を光源に向き、数値を読み取るときは計器を反転させる必要があり、又は太陽エネルギー式デジタル計器を手で操作できず固定の機器に取り付ける必要がある場合は、ディスプレイが遮蔽されて不都合が生じる。一般に、従来技術による太陽エネルギー式デジタル計器に存在する上記の問題は、光エネルギーでエネルギーを供給する他のデジタル計器にも同様の問題があり、数値を読み取りやすいように構成される場合は、光エネルギーパネルの面積の最大化が維持しにくい。
本考案は、従来技術の欠点に対して、光エネルギーパネルの面積の最大化を維持でき、数値を読み取りやすいように構成される光エネルギー式デジタル計器を提供することを目的とする。
本考案の上記の目的は、以下の技術的解決手段により達成される。
光エネルギー式デジタル計器であって、底板と、前記底板の片側に固定して接続された筐体と、前記筐体内に取り付けられた回路基板、光エネルギーパネル、ディスプレイとを含み、前記光エネルギーパネル及び前記ディスプレイはいずれも前記回路基板に電気的に接続され、前記ディスプレイ及び前記光エネルギーパネルは前記筐体の同一の側面又は前記底板に配置され、前記筐体の片側又は前記底板に前記光エネルギーパネルを嵌設する第1窓部が開設され、前記光エネルギーパネルの中央の位置に前記ディスプレイを嵌設する第2窓部が開設され、前記光エネルギーパネルは前記ディスプレイを取り囲み、前記光エネルギーパネルはメッキ層と、ガラス層とを含む。
光エネルギー式デジタル計器であって、底板と、前記底板の片側に固定して接続された筐体と、前記筐体内に取り付けられた回路基板、光エネルギーパネル、ディスプレイとを含み、前記光エネルギーパネル及び前記ディスプレイはいずれも前記回路基板に電気的に接続され、前記ディスプレイ及び前記光エネルギーパネルは前記筐体の同一の側面又は前記底板に配置され、前記筐体の片側又は前記底板に前記光エネルギーパネルを嵌設する第1窓部が開設され、前記光エネルギーパネルの中央の位置に前記ディスプレイを嵌設する第2窓部が開設され、前記光エネルギーパネルは前記ディスプレイを取り囲み、前記光エネルギーパネルはメッキ層と、ガラス層とを含む。
上記の技術的解決手段を採用すると、使用するときは、光エネルギーパネルは常に光源の方を向くため、光の照射が十分であり、ディスプレイ上のデータが明瞭に見えるため読み取りやすく、またディスプレイは光エネルギーパネルの中央の位置に配置され、光エネルギーパネルによって取り囲まれるため、光エネルギーパネルには光源の照射を受けるのに十分な面積が保証され、光エネルギーパネルの受光面積の最大化が維持される。筐体には光エネルギーパネルを置くために第1窓部を1つ開設すればよいため、生産しやすいだけでなく、大幅なコスト節約につながる。ディスプレイは光エネルギーパネルの中央の位置に配置され、ユーザーはこれを最初に見てしまうため、数値を読み取りやすくもなる。又は、第1窓部は底板に配置され、光エネルギーパネルの受光面積の最大化が維持されることを前提に、計器は取り付けるとき、取付け対象位置の内壁に嵌まり、取付け対象部位からはみ出さないため、スペースの節約を実現する。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記第2窓部は前記メッキ層に開設されるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、第2窓部はメッキ層だけに開設されるためガラス層の完全性が保たれ、ユーザーは光エネルギーパネルのガラス層越しに、液晶表示される数値を見ることができる。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記第2窓部は前記メッキ層及び前記ガラス層に開設されるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、メッキ層及びガラス層はいずれも第2窓部が開設されるため、ディスプレイが取り付けやすくなる。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記第1窓部に、前記第1窓部を遮蔽する透明な保護板が設けられるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、透明な保護板はディスプレイ及び光エネルギーパネルを保護するとともに、光透過率を維持する。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記第1窓部と前記光エネルギーパネルとの間に第1シール部材が設けられるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、第1シール部材により、第1窓部と光エネルギーパネルのシール性が向上する。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記第2窓部と前記ディスプレイとの間に第2シール部材が設けられるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、第2シール部材により、第2窓部とディスプレイのシール性が向上する。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記筐体の隅部に、前記筐体を前記底板に固定する固定ボルトが螺着されるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、固定ボルトによって筐体と底板を接続させることにより、筐体が着脱しやすくなり、後続の点検・保守にも有利である。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記筐体と前記底板との間に防振パッドが設けられ、前記固定ボルトは前記防振パッドを貫通するように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、防振パッドは筐体と底板に生じる振動を緩衝するために用いられ、固定ボルトは防振パッドを貫通するため、緩みにくく、筐体と底板がより安定的に接続される。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記固定ボルトの底部は前記底板の前記筐体と背反する面からはみ出さないように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、底板を取り付けるとき、固定ボルトに影響されないため、作業員は光エネルギー式デジタル計器を固定しやすい。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記筐体の側縁に配線孔が開設され、前記配線孔内に配線端子が設けられるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、配線端子は信号を伝送するために用いられる。
光エネルギー式デジタル計器であって、円柱状の筐体を含み、前記筐体内に回路基板と、前記回路基板に電気的に接続された光エネルギーパネル、ディスプレイとが取り付けられ、前記ディスプレイ及び前記光エネルギーパネルは前記筐体の同一の側面に配置され、前記筐体の片側に前記光エネルギーパネルを嵌設する円形の第1窓部が開設され、前記光エネルギーパネルの中央の位置に前記ディスプレイを嵌設する第2窓部が開設され、前記光エネルギーパネルは前記ディスプレイを取り囲み、前記光エネルギーパネルはメッキ層と、ガラス層とを含み、前記筐体から検出用のプローブケーブルが引き出され、前記筐体に前記プローブケーブルを置くために検出ロッドが固定して接続される。
上記の技術的解決手段を採用すると、ディスプレイと光エネルギーパネルは筐体の同側に配置され、これにより筐体は光の照射を受けるとともに数値を読み取りやすく、またディスプレイは光エネルギーパネルの中央の位置に配置され、光エネルギーパネルによって取り囲まれるため、光エネルギーパネルには光源の照射を受けるのに十分な面積が保証され、光エネルギーパネルの受光面積の最大化が維持され、また筐体上の検出ロッドは筐体を支持する効果もあり、外部機器に固定して接続させる必要がなく、自由に配置でき、使用時の柔軟性が向上する。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記検出ロッドは前記筐体に螺着され、前記検出ロッドは中空であるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、検出ロッドは筐体に螺着され、取り外しやすく、また検出ロッドはプローブケーブルを保護する効果もある。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記検出ロッドは前記筐体にヒンジ接続され、前記検出ロッドは中空であるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、計器を使用するとき、光エネルギーパネルでは計器に給電するために光の照射を受ける必要があり、筐体は検出ロッドにヒンジ接続されるため、検出ロッドが固定されると、筐体を回転させて光エネルギーパネルの角度を調整することによって、最大限に光の照射を受けることができ、計器の柔軟性が向上し、また検出ロッドはプローブケーブルを保護する効果もある。
本考案の1つの好ましい例において、さらに、前記検出ロッドが前記筐体にヒンジ接続された位置に、前記プローブケーブルを保護するベローズが固定して接続されるように構成される。
上記の技術的解決手段を採用すると、筐体を回転させるとき、ベローズはプローブケーブルが過度に湾曲しないように保護し、これによってプローブケーブルの耐用寿命が延長される。
上述した内容から分かるように、本考案は少なくとも次のいくつかの有益な効果を有する。
1.ディスプレイ及び光エネルギーパネルは筐体の同一の側面に配置され、光エネルギーパネルは光源の方を向き、計器を反転させ、又は計器の他方の側面からディスプレイを見る必要がなく、数値を読み取りやすく、しかも数値を読み取るときは、光の照射が十分であるためディスプレイ上のデータが明瞭に見える。筐体に光エネルギーパネルを置くために第1窓部を1つ開設するだけでよいため、大規模な生産に適し、光エネルギーパネルの面積の最大化が可能であり、また大幅なコスト節約につながる。ディスプレイが光エネルギーパネルの中央の位置に配置されるため、ユーザーは最初にこれを見る。
2.取付け孔によって底板を外部機器に固定でき、これにより手での操作が不要になり、検出しやすくなる。
3.固定ボルトは構造がシンプルであり、入手しやすく、その取り外しが容易であり、筐体の取付けにも後期の計器の点検・保守にも有利である。
1.ディスプレイ及び光エネルギーパネルは筐体の同一の側面に配置され、光エネルギーパネルは光源の方を向き、計器を反転させ、又は計器の他方の側面からディスプレイを見る必要がなく、数値を読み取りやすく、しかも数値を読み取るときは、光の照射が十分であるためディスプレイ上のデータが明瞭に見える。筐体に光エネルギーパネルを置くために第1窓部を1つ開設するだけでよいため、大規模な生産に適し、光エネルギーパネルの面積の最大化が可能であり、また大幅なコスト節約につながる。ディスプレイが光エネルギーパネルの中央の位置に配置されるため、ユーザーは最初にこれを見る。
2.取付け孔によって底板を外部機器に固定でき、これにより手での操作が不要になり、検出しやすくなる。
3.固定ボルトは構造がシンプルであり、入手しやすく、その取り外しが容易であり、筐体の取付けにも後期の計器の点検・保守にも有利である。
次に、図面を参照して本考案を一層詳しく説明する。
(実施例1)
図1が参照されるとおり、本考案が開示する光エネルギー式デジタル計器において、光エネルギーは太陽エネルギー又は室内光であることが好ましく、四角形の底板1を含み、底板1の隅部に4つの取付け孔8が開設される。底板1の片側に、全体的に四角柱状となる筐体2が取り付けられる。筐体2の隅部に筐体2を底板1に固定する固定ボルト9が螺着される。筐体2と底板1との間に四角環状の防振パッド10が設けられ、防振パッド10はゴム製であり、防振パッド10の隅部に固定ボルト9を挿し込む円柱状の固定孔が開設される。固定ボルト9は防振パッド10を貫通し、固定孔と固定ボルト9は締まり嵌めされる。固定ボルト9の筐体2から遠く離れる端部は底板1の取付けに支障をきたさないように、底板1の筐体2と背反する面からはみ出さない。筐体2の一方の側縁に2つの円柱状の配線孔13が開設され、配線孔13内に信号を伝送する配線端子14が取り付けられる。
図1が参照されるとおり、本考案が開示する光エネルギー式デジタル計器において、光エネルギーは太陽エネルギー又は室内光であることが好ましく、四角形の底板1を含み、底板1の隅部に4つの取付け孔8が開設される。底板1の片側に、全体的に四角柱状となる筐体2が取り付けられる。筐体2の隅部に筐体2を底板1に固定する固定ボルト9が螺着される。筐体2と底板1との間に四角環状の防振パッド10が設けられ、防振パッド10はゴム製であり、防振パッド10の隅部に固定ボルト9を挿し込む円柱状の固定孔が開設される。固定ボルト9は防振パッド10を貫通し、固定孔と固定ボルト9は締まり嵌めされる。固定ボルト9の筐体2から遠く離れる端部は底板1の取付けに支障をきたさないように、底板1の筐体2と背反する面からはみ出さない。筐体2の一方の側縁に2つの円柱状の配線孔13が開設され、配線孔13内に信号を伝送する配線端子14が取り付けられる。
図1、図2が参照されるとおり、筐体2の内部に回路基板3と、回路基板3に電気的に接続された光エネルギーパネル4、ディスプレイ5とが取り付けられる。筐体2の底板1から遠く離れる片側に、光エネルギーパネル4を展示する四角形の第1窓部6が開設される。第1窓部6の開口の大きさは筐体2の当該側面の大きさより小さく、第1窓部6の開口の周縁は筐体2の当該側面の縁部に密着する。第1窓部6と光エネルギーパネル4との間に筐体2と光エネルギーパネル4が接続した箇所のシール性を増すために第1シール部材11が設けられ、第1シール部材11は四角環状であり、シリカゲル材料からなる。光エネルギーパネル4の中央の位置にディスプレイ5を展示する第2窓部7が開設される。第2窓部7とディスプレイ5との間に光エネルギーパネル4とディスプレイ5が接続した箇所のシール性を増すために第2シール部材12が設けられ、第2シール部材12はシリカゲル材料からなる。
なお、光エネルギーパネル4はメッキ層と、ガラス層とを含み、第2窓部7はメッキ層だけに開設されるためガラス層の完全性が保たれる。また、ディスプレイ5上の数字位置に対応するメッキ層だけを除去して、表示される数字部分だけを露出させてもよい。第2窓部7では数字表示用以外に他の領域は短い線で接続させるが、他には生産プロセスの簡素化のために、導電性メッキ層からなる細線で接続させてもよい。また光エネルギーパネル4を最大限に利用して、光エネルギーパネル4の発電面積を最大にすることができる。他の光エネルギー式デジタル計器の市販品、例えば、シーカ社のSolarTemp850シリーズと比べて光エネルギーパネル4の受光面積が増える。光エネルギーパネル4の受光面積は筐体2の第2窓部7が開設される側面で第2窓部7以外の他の部分を占めており、光エネルギーパネル4とディスプレイ5が同側に配置される場合に光エネルギーパネル4の受光面積の最大化が維持される。
図2が参照されるとおり、光エネルギーパネル4及びディスプレイ5の片側はディスプレイ5及び光エネルギーパネル4を保護する透明な保護板15に覆われ、透明な保護板15は四角形である。ディスプレイ5上の温度計測単位は透明な保護板15に又は光エネルギーパネル4のメッキ層から遠く離れる側に印刷されてもよく、且つ、閲読時の習慣に合わせるために、第2窓部7内に数字を液晶表示する片側に、一般に右側に配置される。また、温度計測単位の記号は光エネルギーパネル4において直接メッキ層に刻まれてもよい。
本実施例の実現原理は次のとおりである。ディスプレイ5と光エネルギーパネル4は底板1の同側に配置されるため、数値を読み取るとき、計器を反転させなくても、数値を見て読み取ることができる。また、計器を使用するとき、光エネルギーパネル4は光源が照射する方を向くため、数値を読み取るときに十分な光照射が維持され、ディスプレイ5上のデータが明瞭に見えて読み取りやすいだけでなく、給電もできる。ユーザーは光エネルギーパネル4の中央の位置に配置されるディスプレイ5を最初に見てしまう。光エネルギーパネル4はディスプレイ5を取り囲むため、光エネルギーパネル4の面積が最大になり、計器の表面の面積は十分に利用できる。生産プロセスにおいて、筐体2に光エネルギーパネル4を置くために四角形の第1窓部6を1つ開設するだけでよく、生産プロセスが簡素化され、大規模な生産に適し、原料を節約して、コストを削減できる。また、防振パッド10は筐体2と底板1に生じる振動を緩衝し、固定ボルト9の緩みを避ける。また、固定ボルト9は防振パッド10を貫通するため、固定ボルト9の安定性が一層向上し、計器全体の構造的安定性が保たれる。また、当該計器に透明な保護板15が設けられるため、別途保護装置を取り付ける必要がない。
(実施例2)
図1及び図3が参照されるとおり、本考案が開示する光エネルギー式デジタル計器において、光エネルギーは太陽エネルギー又は室内光であることが好ましく、実施例1との相違点は、底板1の片側に光エネルギーパネル4を展示する四角形の第1窓部6が開設されることである。第1窓部6の開口の周縁は底板1の当該側面の縁部に近い。
図1及び図3が参照されるとおり、本考案が開示する光エネルギー式デジタル計器において、光エネルギーは太陽エネルギー又は室内光であることが好ましく、実施例1との相違点は、底板1の片側に光エネルギーパネル4を展示する四角形の第1窓部6が開設されることである。第1窓部6の開口の周縁は底板1の当該側面の縁部に近い。
第2窓部7は光エネルギーパネル4のメッキ層及びガラス層に開設され、ディスプレイ5はガラス層から露出しており、数値が一層明瞭に見える。
本実施例の実現原理は次のとおりである。第1窓部6は底板1に配置され、光エネルギーパネル4の受光面積が最大であることを前提に、数値が一層明瞭に見え、読み取りやすくなる。また計器を取り付けるときは、それを取り付ける位置の内壁に嵌まることで、取付け対象部位からはみ出さずに済み、作業スペースを節約できる。
(実施例3)
図4、図5が参照されるとおり、本考案が開示する光エネルギー式デジタル計器において、光エネルギーは太陽エネルギー又は室内光であることが好ましく、円柱状の筐体2を含み、筐体2の内部に回路基板3と、回路基板3に電気的に接続された光エネルギーパネル4、ディスプレイ5とが取り付けられる。筐体2の片側に光エネルギーパネル4を展示する円形の第1窓部6が開設される。第1窓部6の開口の周縁は筐体2の当該側面の縁部に近い。第1窓部6と光エネルギーパネル4との間に筐体2と光エネルギーパネル4が接続した箇所のシール性を増すために第1シール部材11が設けられ(未図示)、第1シール部材は円環状であり、シリカゲル材料からなる。光エネルギーパネル4の中央の位置にディスプレイ5を展示する四角形の第2窓部7が開設される。第2窓部7とディスプレイ5との間に光エネルギーパネル4とディスプレイ5が接続した箇所のシール性を増すために第2シール部材12が設けられ(未図示)、第2シール部材12はシリカゲル材料からなる。
図4、図5が参照されるとおり、本考案が開示する光エネルギー式デジタル計器において、光エネルギーは太陽エネルギー又は室内光であることが好ましく、円柱状の筐体2を含み、筐体2の内部に回路基板3と、回路基板3に電気的に接続された光エネルギーパネル4、ディスプレイ5とが取り付けられる。筐体2の片側に光エネルギーパネル4を展示する円形の第1窓部6が開設される。第1窓部6の開口の周縁は筐体2の当該側面の縁部に近い。第1窓部6と光エネルギーパネル4との間に筐体2と光エネルギーパネル4が接続した箇所のシール性を増すために第1シール部材11が設けられ(未図示)、第1シール部材は円環状であり、シリカゲル材料からなる。光エネルギーパネル4の中央の位置にディスプレイ5を展示する四角形の第2窓部7が開設される。第2窓部7とディスプレイ5との間に光エネルギーパネル4とディスプレイ5が接続した箇所のシール性を増すために第2シール部材12が設けられ(未図示)、第2シール部材12はシリカゲル材料からなる。
筐体2から検出用のプローブケーブルが引き出され、プローブケーブルの筐体2から遠く離れる端部に感温素子が設けられ、筐体2にプローブケーブルを置くために硬質の検出ロッド16が螺着される。検出ロッド16は中空管であり、筐体2から離れる方向に、外側に向かって直線状に延在する。
なお、光エネルギーパネル4はメッキ層と、ガラス層とを含み、第2窓部7はメッキ層だけに開設されるためガラス層の完全性が保たれる。また、ディスプレイ5上の数字位置に対応するメッキ層だけを除去して、表示される数字部分だけを露出させてもよい。第2窓部7では数字表示用以外に他の領域は短い線で接続させるが、他には生産プロセスの簡素化のために、導電性メッキ層からなる細線で接続させてもよい。また光エネルギーパネル4を最大限に利用して、光エネルギーパネル4の発電面積を最大にすることができる。他の光エネルギー式デジタル計器の市販品、例えば、シーカ社のSolarTemp850シリーズと比べて光エネルギーパネル4の受光面積が増える。光エネルギーパネル4の受光面積は筐体2の第2窓部7が開設される側面で第2窓部7以外の他の部分を占めており、光エネルギーパネル4とディスプレイ5が同側に配置される場合に光エネルギーパネル4の受光面積の最大化が維持される。
光エネルギーパネル4及びディスプレイ5の片側はディスプレイ5及び光エネルギーパネル4を保護する透明な保護板15に覆われ、透明な保護板15は四角形である。ディスプレイ5上の温度計測単位は透明な保護板15に又は光エネルギーパネル4のメッキ層から遠く離れる側に印刷されてもよく、且つ、閲読時の習慣に合わせるために、第2窓部7内に数字を液晶表示する片側に、一般に右側に配置される。また、温度計測単位の記号は光エネルギーパネル4において直接メッキ層に刻まれてもよい。
本実施例の実現原理は次のとおりである。ディスプレイ5と光エネルギーパネル4は底板1の同側に配置されるため、数値を読み取るとき、計器を反転させなくても、数値を見て読み取ることができる。また、計器を使用するとき、光エネルギーパネル4は光源が照射する方を向くため、数値を読み取るときに十分な光照射が維持され、ディスプレイ5上のデータが明瞭に見えて読み取りやすいだけでなく、給電もできる。ユーザーは光エネルギーパネル4の中央の位置に配置されるディスプレイ5を最初に見てしまう。光エネルギーパネル4はディスプレイ5を取り囲むため、光エネルギーパネル4の面積が最大になり、計器の表面の面積は十分に利用できる。生産プロセスにおいて、筐体2に光エネルギーパネル4を置くために四角形の第1窓部6を1つ開設するだけでよく、生産プロセスが簡素化され、大規模な生産に適し、原料を節約して、コストを削減できる。また、防振パッド10は筐体2と底板1に生じる振動を緩衝し、固定ボルト9の緩みを避ける。また、固定ボルト9は防振パッド10を貫通するため、固定ボルト9の安定性が一層向上し、計器全体の構造的安定性が保たれる。また、当該計器に透明な保護板15が設けられるため、別途保護装置を取り付ける必要がない。また、筐体2上の検出ロッド16は筐体2を支持する効果もあり、外部機器に固定して接続させる必要がなく、自由に配置でき、使用時の柔軟性が向上する。検出ロッド16は筐体2に螺着され、取り外しが容易であり、また硬質の検出ロッド16はプローブケーブルを保護する効果もある。
(実施例4)
図6、図7が参照されるとおり、本考案が開示する光エネルギー式デジタル計器において、光エネルギーは太陽エネルギー又は室内光であることが好ましく、実施例3との相違点は、検出ロッド16が筐体2にヒンジ接続され、検出ロッド16が筐体2にヒンジ接続された位置にプローブケーブルを保護するベローズ17が取り付けられることである。検出ロッド16の側壁に円柱状の取付けディスクが溶接される。
図6、図7が参照されるとおり、本考案が開示する光エネルギー式デジタル計器において、光エネルギーは太陽エネルギー又は室内光であることが好ましく、実施例3との相違点は、検出ロッド16が筐体2にヒンジ接続され、検出ロッド16が筐体2にヒンジ接続された位置にプローブケーブルを保護するベローズ17が取り付けられることである。検出ロッド16の側壁に円柱状の取付けディスクが溶接される。
本実施例の実現原理は次のとおりである。光エネルギーパネル4の受光面積が最大であることを前提に、取付けディスクによって検出ロッド16を外部機器に固定し、筐体2の角度を調整することにより、光エネルギーパネル4が最大限に光の照射を受けるために、光の照射方向に従って光エネルギーパネル4を調整できる。筐体2が調整可能に構成されることにより、計器の柔軟性が向上し、数値を読み取りやすくもなる。検出ロッド16はプローブケーブルを保護する効果を果たす。また、筐体2が回転するとき、ベローズ17はプローブケーブルが過度に湾曲しないように保護し、これによってプローブケーブルの耐用寿命が延長される。
上記の特定の実施形態に係る実施例はいずれも本考案の好ましい実施例であり、これをもって本考案の保護範囲が限定されるものではない。しがたって、本考案の構造、形状、原理に基づいて行われる等価な変更は、いずれも本考案の保護範囲に含まれる。
1...底板、2...筐体、3...回路基板、4...光エネルギーパネル、5...ディスプレイ、6...第1窓部、7...第2窓部、8...取付け孔、9...固定ボルト、10...防振パッド、11...第1シール部材、12...第2シール部材、13...配線孔、14...配線端子、15...透明な保護板、16...検出ロッド。
Claims (10)
- 底板(1)と、前記底板(1)の片側に固定して接続された筐体(2)と、前記筐体(2)内に取り付けられた回路基板(3)、光エネルギーパネル(4)、ディスプレイ(5)とを含み、前記光エネルギーパネル(4)及び前記ディスプレイ(5)はいずれも前記回路基板(3)に電気的に接続される光エネルギー式デジタル計器において、前記ディスプレイ(5)及び前記光エネルギーパネル(4)は前記筐体(2)の同一の側面又は前記底板(1)に配置され、前記筐体(2)の片側又は前記底板(1)に前記光エネルギーパネル(4)を嵌設する第1窓部(6)が開設され、前記光エネルギーパネル(4)の中央の位置に前記ディスプレイ(5)を嵌設する第2窓部(7)が開設され、前記光エネルギーパネル(4)は前記ディスプレイ(5)を取り囲み、前記光エネルギーパネル(4)はメッキ層と、ガラス層とを含むことを特徴とする光エネルギー式デジタル計器。
- 前記第2窓部(7)は前記メッキ層に開設されることを特徴とする請求項1に記載の光エネルギー式デジタル計器。
- 前記第2窓部(7)は前記メッキ層及び前記ガラス層に開設されることを特徴とする請求項1に記載の光エネルギー式デジタル計器。
- 前記第1窓部(6)に前記第1窓部(6)を遮蔽する透明な保護板(15)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の光エネルギー式デジタル計器。
- 前記第1窓部(6)と前記光エネルギーパネル(4)との間に第1シール部材(11)が設けられ、前記第2窓部(7)と前記ディスプレイ(5)との間に第2シール部材(12)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の光エネルギー式デジタル計器。
- 前記筐体(2)の隅部に前記筐体(2)を前記底板(1)に固定する固定ボルト(9)が螺着され、前記筐体(2)と前記底板(1)との間に防振パッド(10)が設けられ、前記固定ボルト(9)は前記防振パッド(10)を貫通し、前記固定ボルト(9)の底部は前記底板(1)の前記筐体(2)と背反する面からはみ出さないことを特徴とする請求項1に記載の光エネルギー式デジタル計器。
- 前記筐体(2)の側縁に配線孔(13)が開設され、前記配線孔(13)内に配線端子(14)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の光エネルギー式デジタル計器。
- 円柱状の筐体(2)を含み、前記筐体(2)内に回路基板(3)と、前記回路基板(3)に電気的に接続された光エネルギーパネル(4)、ディスプレイ(5)とが取り付けられ、前記ディスプレイ(5)及び前記光エネルギーパネル(4)は前記筐体(2)の同一の側面に配置され、前記筐体(2)の片側に前記光エネルギーパネル(4)を嵌設する円形の第1窓部(6)が開設され、前記光エネルギーパネル(4)の中央の位置に前記ディスプレイ(5)を嵌設する第2窓部(7)が開設され、前記光エネルギーパネル(4)は前記ディスプレイ(5)を取り囲み、前記光エネルギーパネル(4)はメッキ層と、ガラス層とを含み、前記筐体(2)から検出用のプローブケーブルが引き出され、前記筐体(2)に、前記プローブケーブルを置くために検出ロッド(16)が固定して接続されることを特徴とする光エネルギー式デジタル計器。
- 前記検出ロッド(16)は前記筐体(2)に螺着され、前記検出ロッド(16)は中空であることを特徴とする請求項8に記載の光エネルギー式デジタル計器。
- 前記検出ロッド(16)は前記筐体(2)にヒンジ接続され、前記検出ロッド(16)は中空であり、前記検出ロッド(16)が前記筐体(2)にヒンジ接続された位置に前記プローブケーブルを保護するベローズ(17)が固定して接続されることを特徴とする請求項8に記載の光エネルギー式デジタル計器。
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