JP3227751U - 防護マスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】農薬散布のための使用感の快適な防護装置を提供する。
【解決手段】マスク12と電動ファン26とがホース24により接続され、電動ファンは加圧した空気をホースに送り込む。フィルターが電動ファン下側の空気取入口とホース内部に設けられ、外気を濾過し殺菌を行ってマスクの内部に清浄な空気を送り込む。逆止弁32は息を吸い込んだ時に外気がマスクの中に逆流するのを防止する。フェースシールド14は目を保護し、交換できる。電動ファンは電池30から電力を供給される。フェースシールドは密閉していないため熱がこもることがない。
【選択図】図1
【解決手段】マスク12と電動ファン26とがホース24により接続され、電動ファンは加圧した空気をホースに送り込む。フィルターが電動ファン下側の空気取入口とホース内部に設けられ、外気を濾過し殺菌を行ってマスクの内部に清浄な空気を送り込む。逆止弁32は息を吸い込んだ時に外気がマスクの中に逆流するのを防止する。フェースシールド14は目を保護し、交換できる。電動ファンは電池30から電力を供給される。フェースシールドは密閉していないため熱がこもることがない。
【選択図】図1
Description
本考案は、特に農薬散布などの作業時に着用するマスクを含む防護マスク装置に関する。
農薬散布などの作業時に着用する防護装置には、例えば特許文献1〜3等の技術が知られている。
従来は布や不織布などを使ってマスクが製造されていた。しかしながら、マスクをつけて労働をすると、マスクの素材が汗を吸って通気性が無くなることがある。またマスクが鼻や口の周りに密着して呼吸困難になることがある。無理に呼吸をするとマスクと顔の隙間からが息を吸い込むためマスクの機能を失ってしまう。例えば、農薬などを散布する作業にこのようなマスクを使用すると、マスクで防御しているはずの外気を直接吸い込むことになり危険である。
これに対して上記の特許文献に記載されたように、フルフェイス式の完全防御の防毒マスクが知られているが、高価なこと、装備が重く複雑なこと、作業中に暑くなるので、戸外の農作業等には不向きなことといった問題があった。本考案はこうした課題を解決するためになされたものである。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
<構成1>
顔を覆うための装備が上下のパーツに分割されており、
下側のパーツは鼻と口を覆うマスクで、
上側のパーツは目を中心に顔の上部全体を覆うフェースシールド14で、
マスクには加圧した空気をフィルターで濾過してマスク内に送り込む電動ファンが連結されており、
マスクのマスク上面には加圧された空気もしくは呼気を排出する逆止弁が設けられていることを特徴とする防護マスク装置。
<構成1>
顔を覆うための装備が上下のパーツに分割されており、
下側のパーツは鼻と口を覆うマスクで、
上側のパーツは目を中心に顔の上部全体を覆うフェースシールド14で、
マスクには加圧した空気をフィルターで濾過してマスク内に送り込む電動ファンが連結されており、
マスクのマスク上面には加圧された空気もしくは呼気を排出する逆止弁が設けられていることを特徴とする防護マスク装置。
<構成2>
顔を覆うための装備が上下のパーツに分割されており、
下側のパーツは鼻と口を覆うマスクで、
上側のパーツは目を中心に顔の上部全体を覆うフェースシールドで、
マスク上面に加圧された空気もしくは呼気を排出する通気口が設けられ、
この通気口はフェースシールド14の内側に向けて空気を吹き出すように位置決めされていることを特徴とする防護マスク装置。
顔を覆うための装備が上下のパーツに分割されており、
下側のパーツは鼻と口を覆うマスクで、
上側のパーツは目を中心に顔の上部全体を覆うフェースシールドで、
マスク上面に加圧された空気もしくは呼気を排出する通気口が設けられ、
この通気口はフェースシールド14の内側に向けて空気を吹き出すように位置決めされていることを特徴とする防護マスク装置。
<構成3>
フェースシールドは頭に巻き付けたバンドに着脱可能に装着する構成1または2に記載の防護マスク装置。
フェースシールドは頭に巻き付けたバンドに着脱可能に装着する構成1または2に記載の防護マスク装置。
<構成1の効果>
電動ファンによって強制的に空気をマスク内に送り込むので、仕事をしながらマスクを装着していても息苦しくなることがない。
逆止弁により、呼吸をして息を吸い込んだ時に外気がマスクの中に逆流しない。
<構成2の効果>
通気口から排出される風により、フェースシールドの内側は結露せず、内側に農薬などが流れ込まない。放熱効果もある。
<構成3の効果>
フェースシールドだけを簡単に交換できる。
電動ファンによって強制的に空気をマスク内に送り込むので、仕事をしながらマスクを装着していても息苦しくなることがない。
逆止弁により、呼吸をして息を吸い込んだ時に外気がマスクの中に逆流しない。
<構成2の効果>
通気口から排出される風により、フェースシールドの内側は結露せず、内側に農薬などが流れ込まない。放熱効果もある。
<構成3の効果>
フェースシールドだけを簡単に交換できる。
以下、本考案の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1(a)は実施例1の防護装置の側面図、(b)はその拡大縦断面図である。
マスク12と電動ファン26とはホース24により接続されている。電動ファン26はコンプレッサのように加圧した空気をホース24を通じてマスク12内に送り込むためのものである。
電動ファン26の下側の空気取入口にはフィルター28が配置されている。また、ホース24の内部にもフィルター28が収められている。フィルター28は、外気を濾過し殺菌を行ってマスク12の内部に清浄な空気を送り込むためのものである。
農薬散布などの作業をしていても呼吸が楽にできる程度にマスク12に加圧した浄化された空気が送り込まれる。図1(b)の矢印のように、空気はマスク12に流れ込み、逆止弁32からマスク12の上方に排出される。逆止弁32は呼吸をして息を吸い込んだ時に外気がマスク12の中に逆流しないように設けられたものである。
マスク12は例えばこの図のように、2本の紐18によって頭に固定される。マスク12と顔の間に隙間が生じないように適切に位置合わせをすることが出来る。
透明なプラスチックシートなどで構成されたフェースシールド14は、目を保護するためのものである。霧状に散布された農薬が付着して視界が悪くなった時には、このフェースシールド14だけを交換することができる。このために、フェースシールド14はマスク12とは別体で、バンド20によって頭部に固定される。
電動ファン26はコード36を通じて電池30から電力を供給される。電動ファン26は例えば紐18により首から吊り下げられる。電池30は例えばベルトなどに固定するとよい。そして電池30に取り付けられたスイッチ34を操作することによって電動ファン26を起動する。
図2(a)は実施例2の防護装置を顔に装着した状態の斜視図、(b)はフェースシールド14の側面図、(c)はマスク12の側面図である。また、図3はその防護装置の作用を説明するための側面図である。
この実施例でも実施例1と同様に顔を覆うための装備を上下のパーツに分割する。下側のパーツは鼻と口を覆うマスク12である。上側のパーツは目を中心に顔の上部全体を覆うフェースシールド14である。
(マスク12)
マスク12には電動ファン26により空気を強制的に送り込む。
電動ファン26はフィルター28を通して浄化した空気をマスク12内に送り込む。これは実施例1と同様である。
マスク12には電動ファン26により空気を強制的に送り込む。
電動ファン26はフィルター28を通して浄化した空気をマスク12内に送り込む。これは実施例1と同様である。
これによって呼吸が十分に楽になる。さらにマスク12の内部の空気圧を高めるので、マスク12と顔の間に隙間があっても外気が流入することがない。また、息を吸ったときも、マスク12の内部の空気圧が低下しない程度に十分な加圧空気を送り込む。
電動ファン26とフィルター28と電池30とを、マスク12と別体にして、ホース24で両者を接続した。電動ファン26とフィルター28と電池30が小型軽量化できれば、マスク12の側面に全てを一体化してもよい。
マスク12はその側縁全体が顔に密着するようにし上面に通気口16を設ける。この通気口16はフェースシールド14の内側に向けて空気を吹き出すように位置決めされる。空気圧が十分に高い場合には、さらに通気口16を増やしても構わない。マスク12の側縁と顔の密着が緩くても安全が確保できる。マスク12は実施例1と同様に紐18により頭部に固定するとよい。
電動ファン26によって強制的に空気をマスク12内に送り込むので、仕事をしながらマスク12を装着していても息苦しくなることがない。
(フェースシールド14)
フェースシールド14には実施例1と同様に、透明なプラスチックを使用するとよい。フェースシールド14は視界を妨げず、散布している有害な薬剤が顔に付着するのを防ぐ。目を確実に保護し、視界が十分に確保され安全性も高い。
フェースシールド14には実施例1と同様に、透明なプラスチックを使用するとよい。フェースシールド14は視界を妨げず、散布している有害な薬剤が顔に付着するのを防ぐ。目を確実に保護し、視界が十分に確保され安全性も高い。
フェースシールド14は、例えば、帽子をかぶってその帽子に取り付けるようにする。頭に巻き付けたバンド20にフック22を介して14を吊り下げるようにすれば、着脱が容易に出来る。これで、簡単にフェースシールド14を交換することができる。
顔を覆うカバーとマスク12とを一体化したフルフェイス式のものは横方向の視界が狭くなる。しかも、全体が密閉されているので、内部が曇って視界が悪くなる。
農薬を散布した場合にはフェースシールド14の表面が汚れやすい。フェースシールド14を清掃したり交換したりするときに、マスク12を外す必要がないので作業性が良い。フェースシールド14だけを複数準備しておけばよく、経済的である。
図2に示すように、マスク12から矢印の方向に流れ出す空気が、フェースシールド14の内側を通って矢印のようにその周辺から排出される。フェースシールド14は周辺を解放し、密閉をしないため、内側を十分に空気が流れて放熱する。従って、熱がこもることがなく。暑い夏でも快適に使用できる。
フェースシールド14の内側は結露しないし、マスク12から流れ出す空気がフェースシールド14の周辺に向かう空気の流れを作るので、フェースシールド14の内側に農薬などが流れ込まない。
従来、農薬の散布の際に装着するマスク12は、活性炭をフィルター28に使用していた。このような従来のマスク12は、息を吐く時にその一部が逆止弁を押しのけて逆流し、活性炭が水分を含む。これによって活性炭のフィルター28効果が低下した。そのため、マスク12を使用した後は活性炭のフィルター28部分に風を通して乾燥させなければならなかった。
本考案では、活性炭のフィルター28を通してマスク12に流入する空気は、電動ファン26により強制的にマスク12の方向にのみ流れる。従って、活性炭が吐く息によって水分を含むことはない。
12 マスク
14 フェースシールド
16 通気口
18 紐
20 バンド
22 フック
24 ホース
26 電動ファン
28 フィルター
30 電池
32 逆止弁
34 スイッチ
36 コード
14 フェースシールド
16 通気口
18 紐
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22 フック
24 ホース
26 電動ファン
28 フィルター
30 電池
32 逆止弁
34 スイッチ
36 コード
Claims (3)
- 顔を覆うための装備が上下のパーツに分割されており、
下側のパーツは鼻と口を覆うマスクで、
上側のパーツは目を中心に顔の上部全体を覆うフェースシールド14で、
マスクには加圧した空気をフィルターで濾過してマスク内に送り込む電動ファンが連結されており、
マスクのマスク上面には加圧された空気もしくは呼気を排出する逆止弁が設けられていることを特徴とする防護マスク装置。 - 顔を覆うための装備が上下のパーツに分割されており、
下側のパーツは鼻と口を覆うマスクで、
上側のパーツは目を中心に顔の上部全体を覆うフェースシールドで、
マスク上面に加圧された空気もしくは呼気を排出する通気口が設けられ、
この通気口はフェースシールド14の内側に向けて空気を吹き出すように位置決めされていることを特徴とする防護マスク装置。 - フェースシールドは頭に巻き付けたバンドに着脱可能に装着する請求項1または2に記載の防護マスク装置。
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JP2020002235U JP3227751U (ja) | 2020-06-10 | 2020-06-10 | 防護マスク装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020002235U JP3227751U (ja) | 2020-06-10 | 2020-06-10 | 防護マスク装置 |
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- 2020-06-10 JP JP2020002235U patent/JP3227751U/ja not_active Expired - Fee Related
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