JP3226484B2 - ジベンゾイルメタン誘導体、1,3,5−トリアジン誘導体及びベンザルマロン酸ジアルキルを含む組成物およびその使用方法 - Google Patents

ジベンゾイルメタン誘導体、1,3,5−トリアジン誘導体及びベンザルマロン酸ジアルキルを含む組成物およびその使用方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線、特に太陽
光から皮膚および/または髪を保護することを目的とす
る新規の化粧品および/または皮膚科用組成物(以後、
日焼け止め組成物と呼ぶ)に関する。特に、本発明は、
優れた光安定性を持ち、化粧品および/または皮膚科用
に許容される支持体、3種類の特定のサンスクリーン剤
を組み合わせたものを含む新規の化粧品および/または
皮膚科用組成物に関する。
【0002】本発明は、化粧品および/または皮膚科に
おけるこれらの組成物の使用方法にも関する。
【0003】
【従来の技術】波長が280nmと400nmとの間の
光は人間の表皮を日焼けさせることは周知であり、特に
280nmと320nmとの間の波長を有する光は、U
V-Bとして知られ、日焼けの正常な回復に有害となり
得る肌の焼けや紅斑の原因となることが知られている。
これらの理由のほか、美容の面からも同様に、絶えずこ
のような正常な日焼けを制御することにより肌の色を制
御することが要求され;従って、このUV-Bを阻止す
る必要がある。
【0004】320nmと400nmとの間の波長を有
する周知のUV-Aは、皮膚の日焼けの原因となり、特
に敏感な肌、又は太陽光に長時間曝露される皮膚の場合
には好ましくない変化を引き起こしやすい。UV-A
は、特に皮膚の弾性を失わせ、しわを生じさせ、肌年齢
の老化を加速する。UV-Aは、紅斑反応の誘発を促し
たり、或いは人によってはこの反応を増幅し、そして光
毒症又は光感作性反応の原因とすらなり得る。従って、
皮膚の正常な弾力を保護するような美容的及び化粧的の
理由から、例えばますます多くの人達が自分の皮膚に対
するUV-Aの影響を管理したくなっている。こうして
UV-Aを遮ることも望まれる。
【0005】従って、全体として、紫外線から皮膚及び
髪を保護することを目的として、この保護は可能な限り
完全かつ効果的となるように、UV-Aの領域で有効な
サンスクリーン剤と、UV-B領域で有効なサンスクリ
ーン剤との組み合わせてたものを日焼け止め組成物の製
造で一般的に使用される。
【0006】この観点から、UV-Aのサンスクリーン
剤として特に有効なグループは、現在はジベンゾイルメ
タン誘導体、そして特に4-tert-ブチル-4’-メト
キシジベンゾイルメタンを含み、この誘導体は優れた固
有吸収力を有するから効果がある。UV領域で活性であ
るサンスクリーン剤としてそれ自体は公知の製品であ
る、これらのジベンゾイルメタン誘導体は、特にフラン
ス特許出願第A−2,326,405号及び第A−2,
440,933号だけでなく、ヨーロッパ特許出願第A
−0,114,607号に記載されていて;更に、4-
(tert-ブチル)-4’-メトキシジベンゾイルメタ
ンは、Givaudan社により“Parsol 17
89”の商品名で現在販売されている。
【0007】同様に、1,3,5-トリアジン誘導体、
特にBASF社によって“Uvinul T 150”の
商品名で販売される、2,4,6-トリス[p-(2’-
エチルヘキシル-1’-オキシカルボニル)アニリノ]-
1,3,5-トリアジンは、UV-Bを吸収するのに優れ
た効能を有し、これらの誘導体を前記の4-tert-ブ
チル-4’-メトキシジベンゾイルメタンと組み合わせて
紫外線領域全体の広範でかつ効果的な保護ができる製品
を得る目的に使用できれば極めて有効になるだろう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この
1,3,5-トリアジン誘導体が、ジベンゾイルメタン
誘導体特に4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾ
イルメタンの存在でかつUVの下では、この1,3,5
-トリアジン誘導体は化学的に著しい劣化を起こすとい
う欠点を有することを、本出願人が発見した。このよう
な条件の下で、2種類のサンスクリーン剤の組み合わせ
たものでは、広い範囲の長期間の日焼けから皮膚及び髪
を保護することは、もはや不可能である。
【0009】
【課題を解決するための手段】さて、光保護に関する前
記の分野で行なった注目すべき研究の結果から、ベンザ
ルマロン酸ジアルキルを、少なくとも1種の1,3,5
-トリアジン誘導体、特に2,4,6-トリス[p-
(2’-エチルヘキシル-1’-オキシカルボニル)アニ
リノ]-1,3,5-トリアジンと組み合わせたジベンゾ
イルメタン誘導体、特に4-tert-ブチル-4’-メト
キシジベンゾイルメタンを含む組成物の中に導入する
と、これらの組成物の1,3,5-トリアジン誘導体の
光安定性が得られ、従って、これらの組成物の総合的な
効果を極めて大きくすることができることを、本出願人
は発見した。
【0010】従って、本発明の主題は、化粧品および/
または皮膚科用に許容可能な支持体で、i)ジベンゾイ
ルメタン誘導体、ii)下記の式(I)に相当する少なく
とも1種の1,3,5-トリアジン誘導体:
【化6】 [式中: −X2及びX3は、同一でもよく異なってもよく、酸素又
は-NH-基を表し; −R1、R2及びR3は、同一でもよく異なってもよく、
水素;アルカリ金属;1種以上のアルキル又はヒドロキ
シアルキル基によって任意に置換されたアンモニウム
基;直鎖状又は分枝状C1-C18アルキル基;1種以上の
1-C4アルキル基によって任意に置換されたC5−C12
シクロアルキル基;1から6個のエチレンオキシド単位
から成り末端OH基がメチル化されたポリオキシエチレ
ン基;下記の式(II)、(III)又は(IV)の基
から選ばれる:
【化7】 (式中: −R4は水素又はメチル基であり; −R5はC1−C9アルキル基であり; −nは0から3までの整数であり; −mは1から10までの整数であり; −AはC4−C8アルキル基又はC5−C8シクロアルキル
基であり; −Bは、直鎖状又は分枝状C1−C8アルキル基;C5
8シクロアルキル基;1種以上のC1-C4アルキル基に
よって任意に置換されたアリール基から選ばれ; −R6は水素又はメチル基)]、並びにiii)次式(V)
の少なくとも1種のベンザルマロン酸ジアルキル: C6(R732−CH=C−[C(O)OR82 (V) (式中: −R7は、独立に、水素原子、ヒドロキシル基、C1−C
8アルキル基、C2−C8アルケニル基、C2−C8アルキ
ニル基、C1−C8アルコキシ基、C2−C8アルケニルオ
キシ基、又はC2−C8アルキニルオキシ基、 −R8はC1−C8アルキル基を表す)を含む新規の化粧
品および/または皮膚科用組成物である。
【0011】従って、本発明は、少なくとも1種の1,
3,5-トリアジン誘導体と組み合わせてジベンゾイル
メタン誘導体、特に4-tert-ブチル-4’-メトキシ
ジベンゾイルメタンを含む化粧品および/または皮膚科
用組成物を調製することができ、たとえこの組成物が光
の作用を受けてもこの組成物中の1,3,5-トリアジ
ン誘導体の濃度は一定のままである。
【0012】更に、本発明に用いるベンザルマロン酸ジ
アルキルは、優れた固有の遮蔽力有し、組成物によって
生じたこの遮蔽力が、紫外線に対する保護効果を寄与し
ており、しかも組み合わせ型サンスクリーン系[ジベン
ゾイルメタン誘導体+1,3,5-トリアジン誘導体+
ベンザルマロン酸ジアルキル]は、紫外線の作用の下で
極めて優れた総合的安定性(光安定性)を有することが
判り、この安定性は、本発明の組成物の更なるほかの付
加的な利点をも構成している。
【0013】本発明の主題は、前記組成物の中の前記
1,3,5-トリアジン誘導体の紫外線に対する安定性
(光安定性)を高めるために、ジベンゾイルメタン誘導
体、特に4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイ
ルメタンを、前記の少なくとも1種の1,3,5-トリ
アジン誘導体と組み合わせて含む化粧品および/または
皮膚科用組成物における、または製造のための、前記の
ベンザルマロン酸ジアルキルの使用方法でもある。
【0014】本発明の主題は、ジベンゾイルメタン誘導
体、特に4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイ
ルメタン、及び前記の1,3,5-トリアジン誘導体、
特に2,4,6-トリス[p-(2’-エチルヘキシル-
1’-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリ
アジンを含む化粧品および/または皮膚科用組成物の紫
外線に対する安定性(光安定性)を高めるための方法で
あって、この方法は前記のベンザルマロン酸ジアルキル
の有効な量を前記組成物へ導入することから成ってい
る。
【0015】ベンザルマロン酸ジアルキルの有効な量と
いう表現は、組成物の中に含まれる1,3,5-トリア
ジン誘導体(類)の光安定性が目立つ、かつ著しい改善
を得るのに十分である量を意味すると理解される。使用
される安定剤のこの場合の最少量は、組成物として選ば
れる化粧品に許容できる支持体の性質によるが、後記の
実施例で示すように、光安定性を測定する標準試験の方
法によって容易に決めることができる。
【0016】本発明の他の特性、側面及び長所は、後記
の詳細な説明によって明らかになろう。
【0017】上記のように、本発明により使用できるジ
ベンゾイルメタン誘導体は、それ自体は既に公知であ
り、特に前記のフランス特許出願A−2,326,40
5号及びA−2,440,933号だけでなく、ヨーロ
ッパ特許出願A−0,114,607号にも記載されて
いる生成物である。
【0018】本発明は、当然1種以上のジベンゾイルメ
タン誘導体を使用することは可能である。
【0019】本発明では、使用できるジベンゾイルメタ
ン誘導体の中で、非限定的に下記のもの: − 2-メチルジベンゾイルメタン、 − 4-メチルジベンゾイルメタン、 − 4-イソプロピルジベンゾイルメタン、 − 4-tert-ブチルジベンゾイルメタン、 − 2,4-ジメチルジベンゾイルメタン、 − 2,5-ジメチルジベンゾイルメタン、 − 4,4’-ジイソプロピルジベンゾイルメタン、 − 4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメ
タン、 − 2-メチル-5-イソプロピル-4’-メトキシジベン
ゾイルメタン、 − 2-メチル-5-tert-ブチル-4’-メトキシジベ
ンゾイルメタン、 − 2,4-ジメチル-4’-メトキシジベンゾイルメタ
ン、 − 2,6-ジメチル-4-tert-ブチル-4’-メトキ
シジベンゾイルメタン、 − 4,4’-ジメトキシジベンゾイルメタン を特に挙げることができる。
【0020】本発明にとって最も好ましくは、上記のジ
ベンゾイルメタン誘導体の中では4-tert-ブチル-
4’-メトキシジベンゾイルメタン、特にGivaud
an社によって“Parsol 1789”の商品名で
販売されるものを使用することであるが、このサンスク
リーン剤は、次の構造式に相当する:
【化8】
【0021】本発明のもう1つの好ましいジベンゾイル
メタン誘導体は、4−イソプロピル−ジベンゾイルメタ
ンであり、このサンスクリーン剤はMerk社から“E
usolex 8020”の商品名で販売され、次の構
造式に相当する:
【化9】
【0022】ジベンゾイルメタン誘導体は、組成物の全
重量に対し0.2重量%から15重量%までの範囲の割
合で本発明の組成物の中に存在することができる。好ま
しくは、0.2%から10%までである。
【0023】本発明によって認識された組成物の第2の
化合物は、特定の1,3,5-トリアジン誘導体であ
る。本発明で使用できる1,3,5-トリアジン誘導体
は、下記の式(I):
【化10】 [式中: −X2及びX3は、同一でもよく異なってもよく、酸素又
は-NH-基を表し; −R1、R2及びR3は、同一でもよく異なってもよく、
水素;アルカリ金属;1種以上のアルキル又はヒドロキ
シアルキル基によって任意に置換されたアンモニウム
基;直鎖状又は分枝状C1-C18アルキル基;1種以上の
1-C4アルキル基によって任意に置換されたC5−C12
シクロアルキル基;1から6個のエチレンオキシド単位
を含み、末端OH基がメチル化されたポリオキシエチレ
ン化基;下記の式(II)、(III)又は(IV):
【化11】 (式中: −R4は水素又はメチル基であり; −R5はC1−C9アルキル基であり; −nは0から3までの整数であり; −mは1から10までの整数であり; −AはC4−C8アルキル基又はC5−C8シクロアルキル
基であり; −Bは、直鎖状又は分枝状C1−C8アルキル基;C5
8シクロアルキル基;1種以上のC1-C4アルキル基に
よって任意に置換されたアリール基から選ばれ; −R6は水素又はメチル基である)の基から選ばれる]
に相当する誘導体から選ばれる。
【0024】明らかに、上述の場合、X2および/また
はX3は-NH-基を表すときは、対応する基(類)R2
よび/またはR3はアルカリ金属又はアンモニウム基以
外のものである。
【0025】特に好ましい1,3,5-トリアジン誘導
体の第1族は、ヨーロッパ特許出願A−0,517,1
04号に詳しく記載され、上記の式(I): −X2及びX3は同一で、酸素であり; −R1は、1種以上のC1−C4アルキル基によって任意
に置換されたC5−C12シクロアルキル基;BはC1−C
4アルキル基で;R6はメチル基である上記の式(I
I)、(III)又は(IV)の基から選ばれ;−R2
及びR3は、同一でもよく異なってもよく、水素;アル
カリ金属;1種以上のアルキル又はヒドロキシアルキル
基によって任意に置換されたアンモニウム基;直鎖状又
は分枝状C1-C18アルキル基;1種以上のC1-C4アル
キル基によって任意に置換されたC5−C12シクロアル
キル基;BはC1−C4アルキル基で;R6はメチル基で
ある上記の式(II)、(III)又は(IV)の基か
ら選ばれるに相当する特性の全てを持つ1,3,5-ト
リアジンの族である。
【0026】本発明の1,3,5-トリアジン誘導体の
第2の好ましい族は、ヨーロッパ特許A-0,570,
838号の中に詳細に記載され、式(I): −X3は-NH-基であり; −R3は、直鎖状又は分枝状C1−C18アルキル基;1種
以上のC1−C4アルキル基によって任意に置換されたC
5−C12シクロアルキル基から選ばれ; −R1は、水素;アルカリ金属;アンモニウム基;式
(IV)の基;直鎖状又は分枝状C1−C18アルキル
基;1種以上のC1−C4アルキル基によって任意に置換
されたC5−C12シクロアルキル基から選ばれ; −X2が-NH-基の場合、R2は、直鎖状又は分枝状C1
−C18アルキル基;1種以上のC1−C4アルキル基;任
意に置換されたC5−C12シクロアルキル基から選ば
れ; −X2が酸素の場合、−R1は、水素;アルカリ金属;ア
ンモニウム基;式(IV)の基;直鎖状又は分枝状C1
−C18アルキル基;1種以上のC1−C4アルキル基によ
って任意に置換されたC5−C12シクロアルキル基から
選ばれるに相当する特性の全てを持つ族である。
【0027】この第2族の好ましい1,3,5-トリア
ジンは、次式:
【化12】 (式中:R’は2−エチルヘキシル基を表し、Rはte
rt−ブチル基を表す)に相当するものである。
【0028】第3の好ましい族の化合物は、米国特許第
4,724,137号に詳細に記載され、式(I): − X2及びX3は同一で、酸素を表し; −R1、R2及びR3は同一で、C6−C12アルキル基を、
又は1から6個のエチレンオキシドを含む末端のOH基
がメチル化されているポリオキシエチレン基を表すに相
当する特性の全てを持つ1,3,5-トリアジンであ
る。
【0029】この第3族の特に好ましい1,3,5-ト
リアジンは、2,4,6-トリス[p-(2’-エチルヘ
キシル-1’-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,
5-トリアジンであって、それ自体は公知であり、UV-
Bに活性があるサンスクリーン剤であって、固形で、更
に詳しくはBASF社により特に“Uvinul T 1
50”の商品名で販売されている。この製品は次式:
【化13】 (式中:R’は2−エチルヘキシル基を表す。)に相当
する。
【0030】1,3,5-トリアジン誘導体は、一般的
に、本発明の組成物の全重量に対し0.5重量%から2
0重量%まで、好ましくは1重量%から10重量%まで
の割合で存在する。
【0031】本発明の組成物の第3の絶対に必須の化合
物は、ベンザルマロン酸ジアルキル族の化合物である。
特に、本発明で使用できるベンザルマロン酸ジアルキル
は、次式(V): C6(R732−CH=C−[C(O)OR82 (V) (式中: −R7は、それぞれ、水素原子、ヒドロキシル基、C1
8アルキル基;C2−C8アルケニル基、C2−C8アル
キニル基、C1−C8アルコキシ基、C2−C8アルケニル
オキシ基、又はC2−C8アルキニルオキシ基; −R8はC1−C8アルキル基を表す)に相当する。
【0032】本発明の好ましい実施態様において、ベン
ザルマロン酸ジアルキルは下記の式(VI):
【化14】 [式中: −R8は前記の式(V)と同じ意味を表し、 −R9及びR10は、同一でもよく異なってもよく、独立
に水素原子又はC1−C8アルコキシ基を表し、 −R11はC1−C8アルキル基を表す)に相当する。(式
(VI)のベンザルマロン酸ジアルキルの中: − 4’-メトキシベンザルマロン酸ジエチル、 − 4’-tert-ブトキシベンザルマロン酸ジエチ
ル、 − 4’-メトキシベンザルマロン酸ジイソプロピル、 − 4’-メトキシベンザルマロン酸ビス(2-エチルヘ
キシル)、 − 4’-n-ブトキシ-3’-メトキシベンザルマロン酸
ジエチル、 − 4’-n-ブトキシ-3’-メトキシベンザルマロン酸
ジイソプロピル、 − 3’,4’-n-ブトキシ-ジメトキシベンザルマロ
ン酸ビス(2-エチルヘキシル)、 − 3’,4’,5’-トリメトキシベンザルマロン酸
ジイソプロピル、 − 4’-メトキシベンザルマロン酸ジイソアミル、 − 4’-n-ヘキシルオキシベンザルマロン酸ジエチ
ル、 の化合物が特に好ましい。)]
【0033】これらのベンザルマロン酸ジアルキル及び
その調製法は、ヨーロッパ特許出願A−538,431
号及びA−392,882号に記載されている。
【0034】従って、上述したベンザルマロン酸ジアル
キルを、ジベンゾイルメタン誘導体、特に4-tert-
ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン、及び上記の
1,3,5-トリアジン誘導体を含む日焼け止め組成物
に充分な量で加えると、1,3,5-トリアジン誘導体
の光安定性の増加、従って日焼け止め組成物の効果の増
加が長期間にわたって観察される。
【0035】好適には、ベンザルマロン酸ジアルキル
が、本発明による組成物の全重量に対し少なくとも0.
5重量%の割合で組成物に存在する。より好ましくは、
0.5重量%から20重量%までである。
【0036】本発明が目標とする化粧品および/または
皮膚科用組成物は、勿論、前記の3種類のサンスクリー
ン剤以外の1種以上の付加親水性又は親油性UVAおよ
び/またはUVBに活性なサンスクリーン剤(吸収剤)
を含むことができる。これらの付加サンスクリーン剤
は、特定のケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベンジ
リデンしょうのう誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、
前記の誘導体以外のトリアジン誘導体、ベンゾフェノン
誘導体、β,β’-ジフェニルアクリレレート誘導体、
p-アミノ安息香酸誘導体、並びにWO−93/046
65号に記載されているサンスクリーン用ポリマー及び
サンスクリーン用シリコーンから選ぶことができる。有
機サンスクリーン剤の他の例は、ヨーロッパ特許出願A
−0,487,404号に記載されている。
【0037】本発明の組成物は、また、例えばジヒドロ
キシアセトン(DHA)のような皮膚の人工日焼け剤お
よび/または皮膚が褐色に日焼けするための薬剤(自己
-日焼け剤)も含むことができる。
【0038】本発明による化粧品および/または皮膚科
用組成物は、例えば酸化チタン(非晶又は金紅石および
/または鋭錐石の形に結晶化している)、酸化鉄、酸化
亜鉛、酸化ジルコニウム又は酸化セリウムの超微細顔料
(nanopigment)のような被覆型又は非被覆
型金属酸化物の顔料又は超微細顔料(一次粒子の平均粒
径:一般的には5nmと100nmの間、好ましくは1
0nmと50nmの間)も含むことができ、これらの光
保護剤は公知のものであり、紫外線を物理的に遮断する
(反射および/または拡散)作用をする。因に、通常は
被覆剤はアルミナおよび/またはステアリン酸アルミニ
ウムである。そのような被覆型又は非被覆型金属酸化物
の超微細顔料は、ヨーロッパ特許出願A−0,518,
772号及びA−0,518,773号に詳細に記載さ
れている。
【0039】本発明の組成物は、脂質、有機溶剤、アニ
オン及び非イオン増粘剤、柔軟剤、抗酸化剤、抗フリー
ラジカル、乳白剤、安定化剤、エモリエント剤、シリコ
ーン、α−ヒドロキシ酸、消泡剤、湿潤剤、ビタミン、
香料、防腐剤、界面活性剤、フィラー、金属イオン封鎖
剤、ポリマー、噴霧剤、塩基性化剤又は酸性化剤、染
料、或るいは化粧品および/または皮膚科において特に
日焼け止め組成物をエマルションの形態で製造するのに
通常使用されるあらゆる他の成分から特に選ばれる標準
的な化粧品補助薬を含むことができる。
【0040】脂質には、油もしくはロウ又はそれらの混
合物を含むことができる。「油」という語は、室温で液
体である化合物である意味をする。「ロウ」という語
は、室温で固体であるか又は実質的に固体である化合物
で、その融点は概ね35℃を超えることを意味する。
【0041】油としては、鉱油(石油ゼリー(jell
y));植物油(スイートアルモンド油、マカデミア
油、ブドウ油、ホホバ油);ペルヒドロスクワレン、脂
肪アルコール、脂肪酸又は脂肪酸エステル(Finet
ex社による“FinsolvTN”の商品名で販売さ
れる安息香酸C12−C15アルキルエステル、パルミチン
酸オクチル、イソプロピルラノラート(lanolat
e)、カプリン酸/カプリル酸のトリグリセライドを含
むトリグリセライドのような)のような合成油、オキシ
エチレン化又はオキシプルピレン化脂肪酸エステル及び
脂肪エーテル;シリコーン油(シクロメチコン、ポリジ
メチルシロキサン、又はPDMS)又は弗化油;ポリア
ルキレンが挙げられる。
【0042】ロウ化合物としては、パラフィン、カルナ
ウバロウ、密ロウ、水素化ヒマシ油が挙げられる。
【0043】有機溶剤としては低級アルコール及びポリ
オールが挙げられる。
【0044】増粘剤は、架橋型ポリアクリル酸、並びに
ヒドロキシプロピルグアーゴム、メチルヒドロキシエチ
ルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロース
のような改質型又は非改質型グアーゴム及びセルロース
から特に選ぶことができる。
【0045】いうまでもなく、当業者は、本発明の3成
分の組み合わせと本質的に関連する長所が、予定してい
る添加物によって悪影響を受けないか又は実質的に悪影
響を受けないように、任意に付加する前記の化合物(特
に、付加のサンスクリーン剤)および/またはその量の
選択には注意を払うだろう。
【0046】本発明の組成物は、当業者が公知の技術、
特に水中油型又は油中水型エマルションの調製技術基づ
き調製できる。
【0047】この組成物は、特に、クリーム、乳液のよ
うな単純もしくは複雑なエマルションの形態(O/W、
W/O、O/W/O、又はW/O/W)、又はゲルもし
くはクリームゲルの形、粉末もしくは固形ステックの形
態をとることができ、そして必要に応じてエアロゾルと
して充填することもでき、フォーム又はスプレーの形態
にすることも可能である。
【0048】本発明の組成物は水中油型エマルションの
形態が好ましい。
【0049】エマルションの場合、エマルションの水相
は、公知の方法によって調製される非イオン小気孔(v
esicle)分散液を含むことができる(Bangh
am、Standish及びWatkins.J.Mo
l.Biol.13巻、238頁(1965年)、フラ
ンス特許第2,315,991号及びフランス特許第
2,416,008号)。
【0050】本発明の化粧品および/または皮膚科用組
成物は、人間の表皮もしくは髪を紫外線から保護する組
成物、或いは日焼け止め組成物、或いはメークアップ製
品として使用することができる。
【0051】紫外線から人間の表皮を保護するために、
或いは日焼け止め組成物として本発明による化粧組成物
を使用する場合、その組成物は、溶剤又は脂質の中の懸
濁液又は分散液の形態、非イオン小気孔分散液の形、又
はそれに代えてクリームもしくは乳液のような水中油型
が好ましいエマルションの形態、又は軟膏、ゲル、クリ
ームゲル、ペンシル型の固形化粧品、ステック、エアロ
ゾルフォームもしくはスプレーの形態にすることも可能
である。
【0052】本発明の化粧用組成物が髪を保護するため
に使用される場合、この組成物は、髪用の、シャンプ
ー、ローション、ゲル、エマルション、非イオン小気孔
分散液又はラッカーの形態にすることが可能であり、そ
して例えば、髪用の、シャンプー剤で洗う前又は後、毛
染又は脱色の前又は後、パーマネントウェーブ又はスト
レートパーマをかける前、その間又は後で使用するリン
ス仕上げ用組成物、並びに髪用の、整髪又はトリートメ
ント用ローションもしくはゲル、ドライヤーブロー又は
セット用ローションもしくはゲル、又はパーマネントウ
ェーブ、ストレートパーマ、毛染用もしくは脱色用組成
物を構成することができる。
【0053】この組成物が、表皮の手入れ用クリーム、
ファンデーション、チューブ状の口紅、アイシャドー、
頬紅、マスカラ又はアイライナーのような、睫、眉、又
は皮膚用のメークアップ製品として使用される場合、水
中油型もしくは油中水型エマルション、非イオン小気孔
分散液もしくはエマルションのような固形もしくはペー
スト状、非水相もしくは水相の形態で使用できる。
【0054】基準として、水中油型エマルションの支持
体を含む、本発明の日焼け止め組成物の場合、水相(特
定のサンスクリーン剤を含む)は、配合物全体に対し、
一般に、50から95重量%であり、好ましくは70か
ら90重量%で、油相(特に、親油性サンスクリーン剤
を含む)は配合物全体に対し5から50重量%、好まし
くは10から30重量%で代表され、(共)乳化剤
(類)は配合物全体に対し0.5から20重量%、好ま
しくは2から10重量%である。
【0055】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明するが、決して
本発明を限定するものではない。
【0056】共通の支持体が次の組成を有する4種の水
中油型エマルションA、B、C、及びDを調製した(量
は、組成物の全重量に対する重量%として表されてい
る): −Tensiaにより“Dehsconet 390”の商品名で販売される、 セチルステアリルアルコールとオキシエチレンセリルステアリルアルコールの8 0/20混合物(33EO) 7% −ISPにより“Cerasynth SD”の商品名で販売されるモノステア リン酸グリセリン及びジステアリン酸グリセリン混合物 2% −セチルアルコール 1.5% −Dow Corningにより“DC 200Fluid”の商品名で販売され るポリジメチルシロキサン 1.5% −Finetexにより“Finsolv TV”の商品名で販売される安息香 酸炭C12/C15アルキルエステル 15% −エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩、二結晶水 0.1% −グリセリン 20% −防腐剤 適量 −脱イオン水 適量 100%
【0057】エマルション A(比較品)には、2,
4,6-トリス[p-(2’-エチルヘキシル-1’-オキ
シカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン(U
vinul T 150)である1,3,5-トリアジン
誘導体も含む。エマルションBも、比較品であり、4-
tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン
(Parsol 1789)と組み合わせたUvinu
l T 150を含む。エマルションCは、本発明品であ
り、Uvinul T 150及びParsol 178
9の他に4’-メトキシベンザルマロン酸ジイソアミル
(以後、化合物(C1)と呼ぶ)を含む。比較品エマル
ションD自体には、Parsol 1789と組み合わ
せたUvinul T 150を含むが、一般的なUV-
Bサンスクリーン剤は、メトキシケイ皮酸オクチルであ
って、Givaudan社により“Parsol MC
X”の商品名で市販されるものである。
【0058】エマルションA、B、C及びDの組成物
に、前記の種々のサンスクリーン剤が含まれる量を下記
の表1にまとめている(量は組成物の全重量に対する重
量%として表されている):
【表1】
【0059】これらのエマルションの各々に対し、紫外
線照射後に残留した2,4,6-トリス[p-(2’-エ
チルヘキシル-1’-オキシカルボニル)アニリノ]-
1,3,5-トリアジンの百分率を次の手順によって測
定した:各処方に対し、4個の対照用試料及び4個の試
験用試料を調製した。水で予め洗浄して乾燥済みのつや
消しPMMA(ポリメチルメタクリレート)プレート上
に16mgの配合物を2cm×4cmの面積で塗布し
た。次に、自然界の紫外線照射をシミュレーションする
ために温度が約35−40℃に調節された部屋の中で試
料プレートを4時間照射(Suntest CPS He
raeus)したのに対して、試料プレートの照射時間
の間は対照用プレートを暗所に保管した。
【0060】各試料を次の方法で分析した:サンスクリ
ーン剤を溶解するために55mlのエタノールの中に各
プレートを浸漬してサンスクリーン剤を抽出した。次い
で、確実に効率よく抽出するためにサンスクリーン剤を
含むプレート及び溶剤を5分間超音波処理した。得た溶
液を高速液体クロマトグラフィで分析した。
【0061】試験した各配合物に対し、照射後の残留
2,4,6-トリス[p-(2’-エチルヘキシル-1’-
オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン
のレベルを、照射した試料中の1,3,5-トリアジン
誘導体の濃度と、照射していない試料中の1,3,5-
トリアジン誘導体の濃度の比で表した。
【0062】その結果、残留2,4,6-トリス[p-
(2’-エチルヘキシル-1’-オキシカルボニル)アニ
リノ]-1,3,5-トリアジンの百分率を下記の表2に
まとめた。
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−330565(JP,A) 特開 平10−87465(JP,A) 特開 平9−227533(JP,A) 特開 平5−230040(JP,A) 特開 平2−59541(JP,A) 特開 昭59−38273(JP,A) 特開 昭58−157774(JP,A) 特公 平2−33694(JP,B2) 特公 昭61−16258(JP,B2) 特公 昭61−4813(JP,B2) 特表 平11−514670(JP,A) 欧州特許出願公開570838(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI/L(QUESTEL)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品および/または皮膚科用に許容可
    能な支持体の中に、i)ジベンゾイルメタン誘導体、i
    i)下記の式(I): 【化1】 [式中: −X2及びX3は、同一でもよく異なってもよく、酸素又
    は-NH-基を表し; −R1、R2及びR3は、同一でもよく異なってもよく、
    水素;アルカリ金属;1種以上のアルキル又はヒドロキ
    シアルキル基によって任意に置換されたアンモニウム
    基;直鎖状又は分枝状C1-C18アルキル基;1種以上の
    1-C4アルキル基によって任意に置換されたC5−C12
    シクロアルキル基;1から6個のエチレンオキシド単位
    を含み、末端のOH基がメチル化されたポリオキシエチ
    レン化基;下式(II)、(III)又は(IV): 【化2】 (式中: −R4は水素又はメチル基であり; −R5はC1−C9アルキル基であり; −nは0から3までの整数であり; −mは1から10までの整数であり; −AはC4−C8アルキル基又はC5−C8シクロアルキル
    基であり; −Bは、直鎖状又は分枝状C1−C8アルキル基;C5
    8シクロアルキル基;1種以上のC1-C4アルキル基に
    よって任意に置換されたアリール基から選ばれ; −R6は水素又はメチル基である)で表される基から選
    ばれる]に相当する少なくとも1種の1,3,5-トリ
    アジン誘導体、 並びにiii)次式(V): C6(R732−CH=C−[C(O)OR82 (V) (式中: −R7は、それぞれ、水素原子、ヒドロキシル基、C1
    8アルキル基、C2−C8アルケニル基、C2−C8アル
    キニル基、C1−C8アルコキシ基、C2−C8アルケニル
    オキシ基、又はC2−C8アルキニルオキシ基を表し、 −R8はC1−C8アルキル基を表す)の少なくとも1種
    のベンザルマロン酸ジアルキルを含む化粧品および/ま
    たは皮膚科用組成物。
  2. 【請求項2】 前記1,3,5-トリアジン誘導体が: −X2及びX3は同一で、酸素を表し; −R1は、1種以上のC1−C4アルキル基によって任意
    に置換されたC5−C12シクロアルキル基;BはC1−C
    4アルキル基で、R6はメチル基である式(II)、(I
    II)又は(IV)の基から選ばれ; −R2及びR3は、同一でもよく異なってもよく、水素;
    アルカリ金属;1種以上のアルキル又はヒドロキシアル
    キル基によって任意に置換されたアンモニウム基;直鎖
    状又は分枝状C1-C18アルキル基;1種以上のC1-C4
    アルキル基によって任意に置換されたC5−C12シクロ
    アルキル基;BはC1−C4アルキル基で、R6はメチル
    基である式(II)、(III)又は(IV)の基から
    選ばれるという特性の全てを持つ式(I)の誘導体から
    選ばれることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記1,3,5-トリアジン誘導体が: −X2及びX3は同一で、-NH-基を表し; −R3は、直鎖状又は分枝状C1−C18アルキル基;1種
    以上のC1−C4アルキル基によって任意に置換されたC
    5−C12シクロアルキル基から選ばれ; −R1は、水素;アルカリ金属;アンモニウム基;式
    (IV)の基;直鎖状又は分枝状C1−C18アルキル
    基;1種以上のC1−C4アルキル基によって任意に置換
    されたC5−C12シクロアルキル基から選ばれ; −R2は、直鎖状又は分枝状C1−C18アルキル基;1種
    以上のC1−C4アルキル基;任意に置換されたC5−C
    12シクロアルキル基から選ばれるという特性の全てを有
    する式(I)の誘導体から選ばれることを特徴とする請
    求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記1,3,5-トリアジン誘導体が、 −X2は酸素であり; −X3は-NH-基であり; −R3は、直鎖状又は分枝状C1−C18アルキル基;1種
    以上のC1−C4アルキル基によって任意に置換されたC
    5−C12シクロアルキル基から選ばれる; −R1は、水素;アルカリ金属;アンモニウム基;式
    (IV)の基; 直鎖状又は分枝状C1−C18アルキル
    基;1種以上のC1−C4アルキル基によって任意に置換
    されたC5−C12シクロアルキル基から選ばれ; −R2は、水素;アルカリ金属;アンモニウム基;式
    (IV)の基; 直鎖状又は分枝状C1−C18アルキル
    基;1種以上のC1−C4アルキル基によって任意に置換
    されたC5−C12シクロアルキル基から選ばれるという
    特性の全てを有する式(I)の誘導体から選ばれること
    を特徴とする請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記1,3,5-トリアジン誘導体が次
    式: 【化3】 (式中:R’は2−エチルヘキシル基を表し、Rはte
    rt−ブチル基を表す)に相当するものであることを特
    徴とする請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記1,3,5-トリアジン誘導体が、 −X2及びX3は、同一で、酸素を表し; −R1、R2及びR3は、同一で、C6−C12アルキル基
    を、又は1から6個のエチレンオキシドから成り末端の
    OH基がメチル化されているポリオキシエチレン化基を
    表すという特性の全てを有する誘導体であることを特徴
    とする請求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記1,3,5-トリアジン誘導体が、
    下記式: 【化4】 (式中:R’は2−エチルヘキシル基を表す)に該当す
    る誘導体であることを特徴とする請求項6に記載の組成
    物。
  8. 【請求項8】 前記1,3,5-トリアジン誘導体が、
    前記組成物の全重量に対し0.5重量%から20重量%
    まで、好ましくは1重量%から10重量%までの割合で
    存在することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記ベンザルマロン酸ジアルキルが下記
    の式(VI): 【化5】 (式中: −R8は前記の式(V)におけるものと同じ意味であ
    り、 −R9及びR10は、同一でもよく異なってもよく、独立
    に水素原子又はC1−C8アルコキシ基を表し、 −R11はC1−C8アルキル基を表す)に相当するものか
    ら選ばれることを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記ベンザルマロン酸ジアルキルが、 − 4’-メトキシベンザルマロン酸ジエチル、 − 4’-tert-ブトキシベンザルマロン酸ジエチ
    ル、 − 4’-メトキシベンザルマロン酸ジイソプロピル、 − 4’-メトキシベンザルマロン酸ビス(2-エチルヘ
    キシル)、 − 4’-n-ブトキシ-3’-メトキシベンザルマロン酸
    ジエチル、 − 4’-n-ブトキシ-3’-メトキシベンザルマロン酸
    ジイソプロピル、 − 3’,4’-n-ブトキシ-ジメトキシベンザルマロ
    ン酸ビス(2-エチルヘキシル)、 − 3’,4’,5’-トリメトキシベンザルマロン酸
    ジイソプロピル、 − 4’-メトキシベンザルマロン酸ジイソアミル、 − 4’-n-ヘキシルオキシベンザルマロン酸ジエチル の化合物から選ばれることを特徴とする請求項1ないし
    9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記ベンザルマロン酸ジアルキルが、
    組成物の全重量に対し少なくとも0.5重量%、好まし
    くは0.5重量%から20重量%までの割合で存在する
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に
    記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記ジベンゾイルメタン誘導体が、 − 2-メチルジベンゾイルメタン、 − 4-メチルジベンゾイルメタン、 − 4-イソプロピルジベンゾイルメタン、 − 4-tert-ブチルジベンゾイルメタン、 − 2,4-ジメチルジベンゾイルメタン、 − 2,5-ジメチルジベンゾイルメタン、 − 4,4’-ジイソプロピルジベンゾイルメタン、 − 4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメ
    タン、 − 2-メチル-5-イソプロピル-4’-メトキシジベン
    ゾイルメタン、 − 2-メチル-5-tert-ブチル-4’-メトキシジベ
    ンゾイルメタン、 − 2,4-ジメチル-4’-メトキシジベンゾイルメタ
    ン、 − 2,6-ジメチル-4-tert-ブチル-4’-メトキ
    シジベンゾイルメタン、 − 4,4’-ジメトキシジベンゾイルメタン の化合物から選ばれることを特徴とする請求項1ないし
    11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記ジベンゾイルメタン誘導体が、4
    -tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタンで
    あることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1
    項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記ジベンゾイルメタン誘導体が、前
    記組成物の全重量に対し0.2重量%から15重量%ま
    で、好ましくは0.5重量%から10重量%までの割合
    で存在することを特徴とする請求項1ないし13のいず
    れか1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 水中油型エマルションの形態であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記
    載の組成物。
  16. 【請求項16】 組成物の中の1,3,5-トリアジン
    誘導体の紫外線に対する安定性を高めるための、請求項
    1ないし7のいずれか1項に記載した少なくとも1の
    1,3,5-トリアジン誘導体との組み合わせての請求
    項1、12又は13のいずれか1項に記載したジベンゾ
    イルメタン誘導体を含む化粧品および/または皮膚科用
    組成物における、或いは該組成物の製造のための、請求
    項1、9又は10のいずれか1項に記載したベンザルマ
    ロン酸ジアルキルの使用。
  17. 【請求項17】 請求項1、12又は13項のいずれか
    1項に記載したジベンゾイルメタン誘導体、及び請求項
    1ないし7のいずれか1項に記載した1,3,5-トリ
    アジン誘導体を含む化粧品および/または皮膚科用組成
    物の紫外線に対する安定性を高めるための方法におい
    て、請求項1、9又は10のいずれか1項に記載したベ
    ンザルマロン酸ジアルキルの有効量を前記の組成物の中
    へ導入することを特徴とする方法。
JP34829597A 1996-12-17 1997-12-17 ジベンゾイルメタン誘導体、1,3,5−トリアジン誘導体及びベンザルマロン酸ジアルキルを含む組成物およびその使用方法 Expired - Fee Related JP3226484B2 (ja)

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