JP3225962U - 照明装置 - Google Patents

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一康 林
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Abstract

【課題】照明灯を支持する台座と支持された照明灯を囲うように台座に装着される透光体とを、周方向の位置合わせをせずに簡単に連結できる照明装置を提供する。【解決手段】上部の水平断面が円形状になる台座1と、この台座1の中央位置に支持される照明灯3と、台座1に着脱可能に連結されて照明灯3を囲う透光体2とを備える照明装置L1であって、台座1の上面の周縁に沿う水平円輪面10に、等角度間隔をもって偶複数個の磁石4が配備される。透光体2は、水平円輪面10に載る大きさの円形状の縁輪部21を有する開口端面と、当該縁輪部21に一体に設けられた磁性リングR1とを備える。この磁性リングR1が水平円輪面10の各磁石4に引き寄せられる力によって台座1に連結される。【選択図】図1

Description

本考案は照明装置に係り、詳しくは、上面が円輪状の台座と、その中央位置に支持される照明灯と、台座に着脱可能に装着されて照明灯を囲繞する透光体とを備える照明具であって、透光体を位置ずれの如何を問わず手軽に装着できるようにした照明装置に関するものである。
上部の周縁水平面が円輪状の台座と、その水平円輪面の中央位置に支持される照明灯と、前記水平円輪面に着脱可能に連結されて前記照明灯を囲繞する透光体とを備える照明装置として、特許文献1に開示された装置がある。
この特許文献1の基台部の上面には、少なくとも2つの磁石が離間して埋設される。円筒部は、円筒状の光透過部と、この光透過部の上下の開口部を被覆する上冠部および下冠部(いずれも開口の内周縁部のみを被覆するもの)とを備え、下冠部の基台側磁石に付合(正しくは符合、該特許文献1の作成者の記載誤りと思われる。)する位置にそれぞれ基台側磁石に吸着させるための下冠側磁石が配設されている(特許文献1の段落0011,0026〜0027,図1〜3を参照。)。
上記の構成によれば、基台側磁石と下冠側磁石とを近づけてこれらを吸着させることによって、基台部と円筒部とを容易に連結することができる。また円筒部を取り外すときも、円筒部を筒軸周りに回動させながら上方に引き上げて磁石の吸着力を弱める方法によって、取外しを容易に行うことができる(特許文献1の段落0017を参照。)。
実用新案登録第3200017号
しかし、特許文献1に記載された照明装置において基台部と円筒部とを連結するには、基台側磁石と下冠側磁石との位置を合わせる作業が必要であるから、照明装置の組立作業が十分に簡単であるとは言えない。
本考案は上記の問題に鑑みなされたもので、その目的は、照明灯を支持する台座と支持された照明灯を囲繞するように台座に装着される透光体とを、周方向の位置合わせをせずに簡単に連結することができる照明装置を提供することである。
本考案の照明装置は、図1を参照して、上部の周縁水平面が円輪状の台座1と、その水平円輪面10の中央位置に支持される照明灯3と、水平円輪面10に着脱可能に連結されて照明灯3を囲繞する透光体2とを備える照明装置L1に適用される。その特徴とするところは、水平円輪面10に等角度間隔をもって複数個の磁石4が配備され、透光体2は水平円輪面10に載置可能な縁輪部21を有して、その縁輪部21には磁性リングR1が一体に取り付けられていることである。
透光体は円筒状又は円錐状若しくは円錐台状に保形されたシート20により形成され、磁性リングR1は縁輪部21に存するシート20に全部または一部がくるまれた状態で保持されている。
図5を参照して、透光体102は螺旋体103とこの螺旋体に貼付された透光性を有するシート120とにより形成され、磁性リングR11は縁輪部121に存するシート120に全部または一部がくるまれた状態で保持されたものとすることもできる。
図1に戻って、磁石4は、永久磁石としておくとよい。
磁石4が配備される水平円輪面10の内方境界部に、水平円輪面内側の領域より低くなるような段差16を形成しておくとよい。
本考案によれば、透光体は磁性リングが取り付けられた縁輪部を下向きにした姿勢とされ、透光体の内部空間に照明灯が入るようにしながら透光体を照明灯の上方から台座に接近させて、磁性リングを台座の水平円輪面に配備された磁石の吸着力でもって透光体を台座に連結することによって、台座と透光体との周方向における位置ズレを気遣うことなく、簡単に両者を一体化することができる。
さらに、水平円輪面に等角度間隔をもって配備される複数個の磁石によって、台座の中心部に対して点対称の磁場分布とすることで、透光体の磁性リングにバランス良く磁力を作用させて、台座と透光体とを安定した強度で連結することができる。
透光体の照明灯を囲繞する部分を円筒状又は円錐状若しくは円錐台状に保形したシートにより形成し、このシートの開口下端部で磁性リングの全部または一部をシートにくるんで保持するようにして、透光体の縁輪部に輪状感磁性部を生じさせれば、透光体と台座とを両者の周方向の多少の位置関係を問わずに連結することができる。また、磁性リングを被覆する部分のシート層の厚み若しくはシート自体の厚みによって磁性の強弱を変えておくことができ、透光体と台座との連結度の変更が容易となる。
照明灯を囲繞する部分を螺旋体にシートを貼着した構成とする透光体にあっても、上記例と同様に、透光体の縁輪部に輪状感磁性部を生じさせて、透光体と台座とを両者の周方向の多少の位置関係を問わずに連結することができる。
前記磁石を永久磁石4としておけば、市販の磁石小塊を充てることができ、磁化のために新たな電力供給は不要であり、そのためのスペースや配線も必要でなくなる。
水平円輪面がその内側の領域より低くなるように段差で画成されていれば、透光体が置かれる位置に多少のズレがあっても、段差が磁性リング乗載時のセンタリング作用を発揮する。すなわち、段差の壁は筒状・錐状に拘わらず透光体の台座に対する調心機能を発揮する。
本考案の第1実施例に係る照明装置を、照明灯が台座に組み込まれたセミアッセンブリと、透光体とに分離して表した斜視図である。 台座への透光体の装着が完了した第1実施例の照明装置の外観を表す斜視図である。 (a)は第1実施例の台座の平面図、(b)は底面図である。 第1実施例の透光体の底面図である。 本考案の第2実施例に係る照明装置を、照明灯が台座に組み込まれたセミアッセンブリと、透光体とに分離して表した斜視図である。 (a)は台座への透光体の装着が完了した第2実施例の照明装置の外観を表す斜視図、(b)は平面図である。 (a)は第2実施例の台座の平面図、(b)は底面図である。 第2実施例の透光体の底面図である。
以下に本考案に係る照明装置をその実施の態様に基づいて、詳細に説明する。図1は第1実施例の全体構成を表し、上部の周縁水平面が円輪状の台座1と、その水平円輪面10の中央位置に支持される照明灯3と、水平円輪面10に着脱可能に連結されて照明灯3を囲繞する透光体2とを備える照明装置L1である。そして、水平円輪面10には等角度間隔をもって複数個(この例は4個 見えているのは3個)の磁石4が配備されている。透光体2は水平円輪面10に載置可能な縁輪部21を有していて、その縁輪部21には磁性リングR1が一体に取り付けられている。
個々を具体的に述べれば、照明灯3は蝋燭型の白熱灯であり、台座1は照明灯3を中央位置に起立姿勢で支持し、透光体2は台座1に着脱可能に載置されて照明灯3を囲う円筒体である。
照明灯3は、中空の軸部31の上端部に炎を模した形状のランプ30が取り付けられた形態のものである。軸部31の内部には乾電池が収容され、その空間の内面に乾電池とランプ30とを電気接続するためのリード線や端子(いずれも図示せず。)が配備されている。また、これも図示を略したが、軸部31の底面は開口されてその開口部にキャップが取り付けられ、キャップを外すことで乾電池を出し入れすることができる。また、このキャップの内面にも端子が設けられ、キャップ又は軸部31の外周面の適所に回路を通電させるためのスイッチが設けられている。
図1や図3(a)を参照して、台座1は、円錐台状の基部11と、この基部11の上面に中心を合わせて一体に重ねられた円盤状の支持部12とを備える。支持部12の中央位置には上記照明灯3の軸部31を立てるための支持穴13が設けられている。
基部11の上にそれより径が小さい支持部12が重ね合わせられたことにより、台座1の上面には、その周縁に沿う水平円輪面10(基部11の上面の支持部12より外側の部分)が形成されると共に、この水平円輪面10と支持部12との間に段差16を生じさせている。
水平円輪面10には、90度の角度間隔をもって4個の磁石4が配備されている(図3(a)を参照。)が、これらの磁石4は、水平円輪面10の幅にほぼ等しい直径を有する円盤の形状を有する。水平円輪面10の磁石4の配設位置には、磁石4の径及び厚みに適合する大きさの穴(図示せず。)が形成され、各磁石4は、上面のみが露出する状態となるようにすなわち突出させることなく上記の穴の中に装填され、もしくは沈み込んで、接着剤等によって固定される。
なお、図3(b)に示すように、基部11の底面14は平坦面であって、端縁に近い3箇所に布製の滑り止め片15が貼着されている。
再び図1に戻って、透光体2は、前出の水平円輪面10に載る大きさの円形状の縁輪部21,22を有する円筒状の部材である。具体的には、円筒状に保形されたシート20と、このシート20による円筒の両開口端面の縁輪部21,22に設けられる磁性リングR1,R2と、天部側の開口端面を塞ぐ円形シート23とにより構成される。
円筒を形成するシート20には絵模様が描かれ、両側縁輪部が接着剤により一体化されている。円形シート23も接着剤によって円筒の天部側の縁輪部22に固定される。なお、この例のシート20,23は和紙であるが、これに限らず、透光体は透明もしくは減光機能を発揮する半透明性を有するもの等であり、樹脂製のシートや和紙以外の透光性を有する薄紙を採用してもよいし、それらを組み合わせて使用してもよい。
透光体2の底部側の開口端面の縁輪部21に設けられる磁性リングR1は、磁性を有する金属(酸化鉄、ニッケルなど)を輪状に成形したものや、又は磁性及び可撓性を有する金属線を輪の形になるように曲げて両端を接合したものである。ちなみに、ランドルト環(視力検査リング)状にしたものとしておいてもよい。この磁性リングR1は完全にまたはほぼ全周にわたってシート20の縁輪部21を形成する部分にくるまれ、その被覆部分が接着剤等によって固定されることによって、縁輪部21に保持される。
天部側の開口端面の縁輪部22に配備される磁性リングR2も同様に、全周にわたってシート20の縁輪部22を形成する部分にくるまれた状態で保持される。
上記の構成の照明装置L1によれば、台座1に支持された照明灯3が透光体2の内部空間の中に入るようにしながら、透光体2を照明灯3の上方から台座1に接近させ、透光体2の底部側の縁輪部21を台座1の基部11の水平円輪面10に載せることによって、縁輪部21の磁性リングR1が磁石4の磁力により水平円輪面10の方へと引き寄せられ、その吸引力によって透光体2が台座1に連結される。また、磁性リングR1に及ぶ吸引力より大きな力をもって透光体2を引き上げることによって、透光体2を台座1から引き離すことができる。
なお、上記の実施例では、透光体2の天部側の開口端面を円形シート23で塞ぐと共に、透光体2の外周面に上下関係を想起させるような絵模様を描くことによって、どちらの端面が底部になるかを明確にしているが、透光体2の外周面に上下の区別のない絵模様が描かれる場合や外周面が無地の場合には、透光体2の両端面を共に開口することによって、いずれの端面を底部にしても、透光体2を照明灯3を囲う状態にして台座1に連結することができる。一方、本実施例のように天部側の開口端面が塞がれている場合や、透光体の上下が明確にされている場合には、天部側の縁輪部には必ずしも磁性リングを設ける必要はない。
図5および図6は、本考案の第2実施例に係る照明装置L2の構成を表したものである。図7は当該照明装置L2の台座101の構成を表し、図8は当該照明装置L2の透光体2の底部側から見た構成を表したものである。
この照明装置L2は、蝋燭型の照明灯3と、この照明灯3を中央位置に起立姿勢で支持する台座101と、上下の各端面が開口された透光体102と、手提げ部材50とを備える提灯型の装置である。照明灯3は第1実施例と同様の構成であるので、各要素を同じ符号で示すことにより説明を省く。
台座101は、各々の中心を合わせて上下に重ね合わせられた3枚の円盤部材111,112,113により構成される。中央の円盤部材111が台座1の基部に相当するもので、他の2つの円盤部材112,113より径や厚みが大きく設定される。上部の円盤部材112は台座1の支持部となるもので、中央位置に照明灯3を立てるための支持穴114が設けられる。底部の円盤部材113は、基部111および支持部112を支える脚部となるもので、その底面115には図7(b)に示すように、滑り止め用の円形布116が貼り合わせられている。
基部111の上にこれより径が小さい支持部112が重ね合わせられたことにより、台座101の上面には、その周縁に沿う水平円輪面110(基部111の上面の支持部112より外側の部分)が形成されると共に、この水平円輪面110と支持部112との間に段差16が生じる(図5を参照。)。
水平円輪面110には、図7(a)に示すように、2個の円盤状の永久磁石40が、180度の角度間隔を隔てて配備されている。第1実施例と同様に、水平円輪面110の磁石40の配設位置には、磁石40の径及び厚みに適合する大きさの穴(図示せず。)が形成され、各磁石40は上面のみを露出する状態になるように上記の穴の中に装填されて、接着剤等により固定される。なお、第2実施例の水平円輪面110の幅は永久磁石40よりやや大きく、各磁石40は支持部112との段差16の近傍に配備されている。
第2実施例の透光体102は、可撓性を有する細い金属線により形成さればね的変形で上下に伸縮可能な螺旋体103と、この螺旋体103の外周に貼着されて螺旋体103の伸縮に追随して変形するシート120とにより形成される(提灯等で「火袋」と呼ばれる形態のものとなる。)。螺旋体103の径は天部に向かうにつれて小さくなり、天部が保形機能を兼ね備えた手提げ部材50を挿通させることが可能な大きさの円形状になる。螺旋体103の底部は、水平円輪面110の各磁石40が配設される範囲を通る円に適合する大きさとなり、螺旋体103の高さは手提げ部材50より低くなるように設定される。シートの立ち姿勢はこの手提げ部材50が担い、保形は主として螺旋体が受け持つから、使用しないの時期には蛇腹を折り畳むなどして嵩を低くしやすく、保管時の格納が容易で都合がよい。
この実施例で使用されるシート120は初盆用灯りとしての無地の和紙であるが、これに限らず、透光性を有する樹脂製シートや和紙以外の透光性を有する薄紙を使用してもよい。螺旋体103の材料も金属線に限らず、竹ひごや樹脂製の線材を使用してもよい。
透光体2の各開口端面の縁輪部121,122には、磁性リングR11,R12が縁輪部121,122の部分のシートにくるまれている。被覆部分が接着剤等で固定されることによって、磁性リングR11,R12は縁輪部121,122に保持される。ただし、この実施例でも、天部側のリングR12には必ずしも磁性をもたせる必要はない。
図7(a)に示すように、台座1の支持部112の周縁部は磁石4の真横に相当する2箇所でそれぞれ半円状に切り欠かれ、それらの切り欠きの厚み部分から水平方向および支持部112の中心に向かう方向へ延びる手提げ部材50の差込み穴117が設けられている。
手提げ部材50は、金属製の線材の中央部をV字状に屈曲させ、両端部を互いに向き合う方向に屈曲させたものである。この手提げ部材50の両端の各屈曲部52,52を前出の切り欠き部分の差込み穴117,117に挿入することによって、手提げ部材50は中央の屈曲部51を逆V字状にした姿勢で台座101に連結される(図5を参照。)。
第2実施例の照明装置L2でも、台座101に支持された照明灯3が透光体102の内部空間の中に入るようにしながら、透光体102を照明灯3の上方から台座101に接近させ、透光体102の底部の開口端面の縁輪部121を台座1の基部111の水平円輪面110に載せることによって、縁輪部121のリングR11が磁石40の磁力により水平円輪面110の方へと引き寄せられ、その吸引力によって透光体102が台座101に連結される。また連結後に、リングR11に作用する吸引力より強い力をもって透光体102を引き上げることによって、透光体102を台座101から取り外すことができる。
透光体102を連結する前に手提げ部材50を台座101に取り付けておけば、この手提げ部材50も照明灯3と共に透光体102の内部空間に入れた状態にして透光体102を台座101に連結することができる。これによって、図6(a)(b)に示すように、手提げ部材の中央の屈曲部51を透光体102の天部側の開口端面から突出させた状態なり、手提げ部材50の屈曲部51を持てば照明装置L1の全体を引き上げ、自由に持ち歩いたりすることができる。
上記2つの実施例では、透光体2,102の底部の開口端面の縁輪部21,121に磁性リングR1,R11をくるまれた状態にして保持することによって、縁輪部21,121の全周のどの箇所でも永久磁石4に吸着されるようにしたので、台座1,101の周方向に対する透光体2,102の位置関係を気にする必要なく、透光体2,102を容易に台座1,101に連結することができる。また、磁性リングR1,R11を被覆するシート20,120の層の厚みやシート20,120自体の厚み、もしくは磁石4,40の数を調整することによって、透光体2,102に及ぶ磁力の強さを変更することができる。
台座1,101の上面に、透光体2,102の底部側の開口端面の縁輪部21,121が載せられる水平円輪面10,110がそれより内側の領域(支持部12,112)より低くなるような段差が形成されているので、縁輪部21,121を載せる場所が明確になると共に、透光体2,102が台座1,101に接触する直前に透光体2,102が径方向において大きく位置ズレするのを防ぐことができる。上部の水平断面のみを円形状にした形状の台座においても、同様に、周面に沿う水平円輪面がそれより内側の領域より低くなるように台座の上面に段差を設けるのが望ましい。
以下、少々補足する。水平円輪面の永久磁石の数は2個又は4個に限らないが、複数個の磁石を等角度間隔で配備するのが望ましい。そうすると、磁石を台座の中心に点対称とすることができるので、すなわち正多角形の頂点配置の磁石がバランス良く磁力を作用させることができる。
磁性リングは必ずしも開口端面の縁輪部にくるむ必要はなく、開口端面の縁輪部の飾りを兼ねるものとして露出させてもよい。たとえば、磁性を有する金属により周方向にスリットが形成されたリングを形成し、このリングのスリット部分に透光体の端面を嵌め込む方法により、透光体の開口端面の縁輪部にリングを露出させた状態で一体に設けることができる。また、磁性リングは金属の成形品や金属線によるものに限らず、シートの縁輪部に相当する部分に磁性体の粉末を蒸着する方法によっても形成することができる。
台座の上面の磁石が設けられる水平円輪面をそれより内側の領域より低くすることは必須ではないが、上面を段差のない平坦な円形状とし、その面の透光体の底部の開口端面の縁輪部が載る範囲に複数個の磁石を等角度間隔で配備した構成の台座を使用してもよい。
透光体は必ずしも周面全体から光を通過させる必要はなく、周面の一部分のみに透光性を持たせた透光体を使用してもよい。また、透光体の形態も上記の2例に限らず、円錐状や円錐台状などの形態にすることもできる。
照明灯も蝋燭型に限らず、他の様々な形態の照明灯を採用することができる。また乾電池を電源とするタイプの照明灯に限らず、コード線を介して外部電源に接続されるタイプの照明灯を使用してもよい。その場合にはコード線を台座を介して外部に引き出すようにすれば、コード線に干渉されることなく、台座に透光体を装着することができる。また、照明灯または台座に充電式のバッテリーを収容し、このバッテリーを照明灯の電源として使用することもできる。もちろん、コード線に調光器(給電圧調整装置)を介在させるなら、例えば仏壇前設置や卓上ランプのための光量調整することができる。
磁石群がその吸着部位を突出させることなく配備される場合は、磁性リングが開口端面に一体的水平に取り付けられているから、透光体と台座の間に隙間を生じさせず、照明装置の外観の安定性を損なうことなく、空気の流れを必要としない電球やLEDなどを照光源として使用することができる。一方、吸着部位を同等量突出させて配備しておくなら、透光体と台座の間に適宜な隙間が確保され、酸素補給用空気流を必要とする蝋燭もしくはアルコールランプなど火炎を光源として採用することができ、所望する形態の外観や光源種による光質を好みに応じて選択することができる。
以上の説明からわかるように、透光体は磁性リングが取り付けられた縁輪部を下向きにした姿勢とされ、透光体の内部空間に照明灯が入るようにしながら透光体を照明灯の上方から台座に接近させて、台座の水平円輪面に配備された磁石と縁輪部の磁性リングの吸着力でもって連結することによって、台座と透光体との周方向における位置ズレを気遣うことなく、簡単に両者を安定的着座による一体化を図ることができる。もちろん、解脱・分離も容易となる。
透光体の照明灯を囲繞する部分を円筒状又は円錐状若しくは円錐台状に保形したシートにより形成し、このシートの開口下端部で磁性リングの全部または一部をシートにくるんで保持するようにすれば、透光体の縁輪部に輪状感磁性部を持たせて、透光体と台座とを両者の周方向の多少の位置関係を問わずに連結することができる。
照明灯を囲繞する部分を螺旋体にシートを貼着した構成とする透光体にあっても、上記例と同様に、透光体の縁輪部に輪状感磁性部を持たせて、透光体と台座とを両者の周方向の多少の位置関係を問わずに連結することができる。また、磁性リングを被覆する部分の層の厚み若しくはシート自体の厚みによって磁性の強さを調整することができるので、透光体と台座との連結の強度の調整が容易となる。
水平円輪面がその内側の領域より低くなるように段差を境にして画成されていれば、透光体が置かれる位置に多少のズレがあっても、段差が磁性リングの乗載時のセンタリング作用を発揮する。すなわち、段差の壁は円筒状・円錐状に拘わらず透光体の台座に対する調心機能を発揮させることができる。
上記では磁石の配置は等角度間隔であれば照明灯を中心にした点対称となり、水平円輪面上で均等な磁場を発生させることができ、透光体を安定して載せておくことができる。もちろん、磁石の吸着部位を水平円輪面から突出させることなくもしくは同等量突出させて配備することもできる。同等量突出させておく場合は、透光体に空気の透過性のない素材としても透光体内での上昇気流の誘起による照明装置の過熱を抑制することができる。
透光体に図柄を施しておくことも述べた。この照明装置は灯りや装飾品的な使用できることは言うまでもないが、昨今の小形仏壇用の明灯とすることができる。いずれにしても、たとえば透光体の予備を幾つか保有して、透光体型ごとに3種の花を120度の角度範囲で描いておけば、たとえば、梅・桃・桜、さつき・菖蒲・紫陽花、カンナ・コスモス・桔梗、菊・山茶花・椿といったように二十四節気を感じて季節の移ろいを楽しむことができる。これは連続もしくは不連続な磁性リングを採用しているからで、透光体を回転させても、バランスを保っておくことができるからである。
ランドルト環のように非磁性部位を備えさせても隙間が小さければ不都合が生じることはない。逆に合口部を30〜45度分確保しておけば、その磁力の不感部を支点にして対向側をテコの原理で傾斜させつつ軽く持ち上げることにより透光体の取り外しに力が少なくて済む。加えて透光体の縁輪部を滑らせ、見える図柄を変えることも容易となる。
1,101…台座、2,102…透光体、3…照明灯、4,40…永久磁石、10,110…水平円輪面、16・・・段差、20,120…シート、 21,121…縁輪部、103…螺旋体、R1,R11…磁性リング、L1,L2…照明装置。

Claims (5)

  1. 上部の周縁水平面が円輪状の台座と、その水平円輪面の中央位置に支持される照明灯と、前記水平円輪面に着脱可能に連結されて前記照明灯を囲繞する透光体とを備える照明装置において、
    前記水平円輪面に等角度間隔をもって複数個の磁石が配備され、
    前記透光体は前記水平円輪面に載置可能な縁輪部を有して、該縁輪部には磁性リングが一体に取り付けられていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記透光体は円筒状又は円錐状若しくは円錐台状に保形されたシートにより形成され、前記磁性リングは縁輪部に存するシートに全部または一部がくるまれた状態で保持されていることを特徴とする請求項1に記載された照明装置。
  3. 前記透光体は螺旋体と該螺旋体の外面に貼付された透光性を有するシートとにより形成され、前記磁性リングは前記縁輪部に存するシートに全部または一部がくるまれた状態で保持されていることを特徴とする請求項1に記載された照明装置。
  4. 前記磁石は、永久磁石であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載された照明装置。
  5. 前記磁石が配備される水平円輪面の内方境界部には、該水平円輪面の領域がそれより内側の領域より低くなるような段差が形成され、該段差により前記水平円輪面の境界が画成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載された照明装置。

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