JP3225956U - 福祉用ぬいぐるみ - Google Patents

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【課題】高齢者等のユーザに対し癒しを与える福祉用ぬいぐるみを提供する。【解決手段】福祉用ぬいぐるみ80は、音声取得部38からの音声信号と、運動動作を検知するセンサ部36からの検知信号とが同時に入力した場合、即ちユーザが福祉用ぬいぐるみを抱きながら声掛けを行った場合等にメモリ部32に記録された音声データを音声出力部34から出力する。これにより、ユーザとの間のスキンシップ中に疑似的な会話が行われ、ユーザに対し癒しを与えることができる。また、福祉用ぬいぐるみは、家族等の音声をメモリ部に記録させることができ、家族等からのメッセージの再生や家族等の声による疑似的な会話が可能となり、ユーザにさらなる癒しを与えることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、主に高齢者に癒しを与える福祉用ぬいぐるみに関するものである。
核家族化、高齢化が進行する昨今、施設や自宅で一人もしくは夫婦で暮らす高齢者が増加傾向にある。そして、特に一人暮らしの高齢者では会話の機会も無く孤独感を覚える人も多い。この問題点に関し、例えば下記[特許文献1]には予め設定された時間に挨拶や日々の予定を発話する動物のぬいぐるみ形状をしたセラピー玩具に関する発明が開示されている。
特開2002−172274号公報
しかしながら、孤独感の癒しのためにはユーザのスキンシップに対して応答することがより好ましいといえる。また、例えば孫などの家族の音声によって応答されることがさらに好ましいと言える。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、特に高齢者等のユーザに対し癒しを与える福祉用ぬいぐるみを提供することを目的とする。
本考案は、
(1)音声データを記録するメモリ部32と、前記音声データを出力する音声出力部34と、福祉用ぬいぐるみ80に対する所定の運動動作を検知するセンサ部36と、外部音声を取得する音声取得部38と、各部を制御する制御部30と、を備え、
前記音声データは、予め記録されている固定音声データと、前記音声取得部38を介して取得する録音音声データと、を有し、
前記音声取得部38が外部音声を取得すると同時に、前記センサ部36が福祉用ぬいぐるみ80に対する所定の運動動作を検知した場合に、動作モードに移行し前記制御部30が前記メモリ部32に記録された固定音声データもしくは録音音声データを前記音声出力部34に出力させることを特徴とする福祉用ぬいぐるみ80を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)制御部30が音声認識機能を備え、音声取得部38が外部音声を取得すると同時にセンサ部36が福祉用ぬいぐるみ80に対する所定の運動動作を検知し、さらに前記制御部30が前記音声取得部38の取得した外部音声が予め設定された特定の言葉であると認識した場合に、所定の固定音声データを音声出力部34に出力させることを特徴とする上記(1)記載の福祉用ぬいぐるみ80を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)制御部30が、予め設定された特定のモード変更トリガーワードT1を認識した場合に、音声出力部の出力する音声データを録音音声データに切り替えることを特徴とする上記(2)記載の福祉用ぬいぐるみ80を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)時計部42をさらに有するとともに、前記時計部42が示す時間帯に応じて出力する固定音声データが変化することを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の福祉用ぬいぐるみ80を提供することにより、上記課題を解決する。
(5)固定音声データが体調や生活習慣を問う固定音声データを含むことを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の福祉用ぬいぐるみ80を提供することにより、上記課題を解決する。
(6)センサ部36が運動動作の強弱を検知するとともに、検知した運動動作の強弱に応じて出力する固定音声データを変化させることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の福祉用ぬいぐるみ80を提供することにより、上記課題を解決する。
本考案に係る福祉用ぬいぐるみは、音声取得部からの音声信号と、センサ部からの検知信号とが同時に入力した場合に音声データを出力する。これにより、ユーザと福祉用ぬいぐるみとの間のスキンシップ中に疑似的な会話が行われ、ユーザに対し癒しを与えることができる。また、本考案に係る福祉用ぬいぐるみは、家族等の音声を録音音声データとしてメモリ部に記録させることができる。これにより、家族等からのメッセージの再生や家族等の声による疑似的な会話が可能となり、ユーザにさらなる癒しを与えることができる。
本考案に係る福祉用ぬいぐるみの基本構成を示すブロック図である。 本考案に係る福祉用ぬいぐるみの固定音声データの構成例を示す図である。
本考案に係る福祉用ぬいぐるみ80の実施の形態について図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案に係る福祉用ぬいぐるみ80の基本構成を示すブロック図である。尚、ここでは福祉用ぬいぐるみ80の好ましい使用法を説明するために、高齢者等の福祉用ぬいぐるみ80を実際に使用する者をユーザと記述し、福祉用ぬいぐるみ80に対する設定等を行うユーザの家族などを設定者と記述して区別する。ただし、ユーザと設定者とは同一でも良い。
本考案に係る福祉用ぬいぐるみ80は、例えば「はりねずみ」等の動物を模した形状を有し、布や合成繊維等の柔軟性を有する周知の素材により縫製されたぬいぐるみ部50と、このぬいぐるみ部50内に収容された本体部52とで主に構成される。尚、ぬいぐるみ部50にはファスナ等で開閉するポケット等の収容部を設け、この収容部に本体部52を入れて動作させることが好ましい。この構成によれば、必要に応じて本体部52をぬいぐるみ部50から取り出して、電池交換や後述する録音音声データの録音等を行うことができる。また、本体部52から出力される音声がぬいぐるみ部50の中から聞こえるため、あたかも福祉用ぬいぐるみ80が喋っているような印象をユーザに与えることができる。
また、本体部52は、音声データ等を記録するメモリ部32と、このメモリ部32に記録された音声データを出力する音声出力部34と、福祉用ぬいぐるみ80に対する所定の運動動作を検知するセンサ部36と、外部音声を音声信号として取得する音声取得部38と、現在の日時をカウントする時計部42と、これら各部を制御する制御部30と、各部に電力を供給する図示しない電源部と、を有している。
そして、本体部52を構成する音声出力部34は、電気的な音声データを実音声に変換して出力する例えばスピーカ等の周知の音声出力手段を用いることができる。また、音声取得部38は外部音声を電気的な音声信号に変換して出力するマイクロフォン等の周知の音声取得手段を用いることができる。また、電源部としては乾電池等の周知のバッテリを用いることができる。また、制御部30はマイクロコンピュータ等の周知の集積回路が用いることができる。尚、制御部30は音声取得部38から入力した音声信号が予め設定された特定の言葉であるか否かを判定する音声認識機能を備えることが好ましい。
また、センサ部36はユーザが福祉用ぬいぐるみ80を抱き上げる、動かす等の所定の運動動作を検知するものであり、周知の加速度センサや傾斜センサ等を用いることができる。また、センサ部36としてぬいぐるみ部50の胴体部分に例えば感圧センサを設置して、福祉用ぬいぐるみ80を抱いたこと検知するようにしても良い。また、ぬいぐるみ部50の表層に導電糸等の導電部材を設置するとともにセンサ部36に接触センサを用い、ユーザが福祉用ぬいぐるみ80に触れたことを検知するようにしても良い。尚、センサ部36は動作の有無のみを単純に検知するデジタル的なものを用いても良いし、運動動作の強弱を検知可能なものを用いても良い。また、センサ部36は複数設置して異なる複数の運動動作を検知可能としても構わない。
また、メモリ部32は後述の固定音声データ、録音音声データ等を記録可能な周知の半導体メモリ等を用いることができる。尚、メモリ部32は本体部52に固定しても良いし、メモリスロット等を用いて周知のメモリカード等の可搬型メモリをメモリ部32として使用しても良い。また、固定型メモリと可搬型メモリとを併用し、この可搬型メモリによって録音音声データの記録領域や固定音声データの数を増量可能としても良い。
次に、メモリ部32が記録する音声データに関して説明する。メモリ部32が記録する音声データは、前述のように固定音声データと録音音声データとが存在する。このうち、録音音声データは設定者等が自身や家族の音声などを音声取得部38を介してメモリ部32に記録するものである。尚、録音音声データの録音時間は数秒〜30秒程度とし、複数個の記録が可能である。また、録音する音声には特に限定は無いが、福祉用ぬいぐるみ80を使用するユーザの孫等の家族がメッセージや会話音声等を発話して記録することが好ましい。この構成によれば、福祉用ぬいぐるみ80を介して家族の声が聞こえ、あたかも家族と会話しているような印象をユーザに与えることができる。
次に、固定音声データに関して説明する。先ず、固定音声データは福祉用ぬいぐるみ80の製造者側が予めメモリ部32に記録するものであり、例えば「抱っこしてよ〜」、「だ〜いすき!」、「元気でいてね」、「いっしょにあそぼ」、「なになに?」等の汎用音声データCを少なくとも有している。次に、図2に本考案に係る福祉用ぬいぐるみ80に好適な固定音声データの構成を示す。尚、図2に示す固定音声データの構成は音声認識機能を備えた福祉用ぬいぐるみ80の好適な一例であるから、この例に限定される訳ではなく、前述のように上記の汎用音声データC群を少なくとも備えていれば良い。
図2に示す好適な固定音声データは、特定の言葉(トリガワード)と対応する応答音声データA群と、この応答音声データA群の出力後に出力される第2応答音声データB群と、汎用音声データC群と、深夜等の就寝時間帯等に出力する就寝動作時音声データD群と、童謡等の音楽データである楽曲データG群と、を有している。また、これらの固定音声データに加えて後述するタイマ音声データE群と、特殊動作応答音声データF群とを備えていても良い。
次に、音声認識機能を備えた本考案に係る福祉用ぬいぐるみ80の動作の例を説明する。尚、ここで示す福祉用ぬいぐるみ80の動作は一例であるから、この例に限定されるものではない。先ず、設定者等が福祉用ぬいぐるみ80の本体部52をぬいぐるみ部50から取り出す。そして、時計部42の日付及び時間を現在の日時に設定する。次に、設定者等が福祉用ぬいぐるみ80に録音音声データを記録する。録音音声データの記録は例えば以下の様にして行う。先ず、設定者等が福祉用ぬいぐるみ80の本体部52を操作して録音モードとする。そして、録音音声データとして記録したい例えば家族の言葉やメッセージ、簡単な会話等を音声取得部38に向けて発話する。音声取得部38はこの外部音声を音声データに変換して制御部30に出力し、制御部30はこの音声データを録音音声データとしてメモリ部32に記録する。尚、この録音音声データは複数個の記録が可能である。そして、全ての録音音声データの記録が完了すると、設定者は本体部52を動作モードとし、本体部52をぬいぐるみ部50内に収容する。そして、ユーザに受け渡す。尚、福祉用ぬいぐるみ80に対してアクションがなされない待機状態において福祉用ぬいぐるみ80は音声取得部38とセンサ部36と時計部42とが起動した状態にある。
また、福祉用ぬいぐるみ80の動作モードとしては、後述する通常動作モードと、楽曲データGのみを出力する楽曲データ再生モードと、録音音声データのみを出力する録音音声再生モードの3つを備えていることが好ましい。そして、これらの動作モードの切り替えは後述するように特定のモード変更トリガワードT1、T2の認識により行う事が特に好ましい。尚、これらの動作モードは本体部52の操作により固定することも可能である。
そして福祉用ぬいぐるみ80の待機状態において、ユーザが例えば福祉用ぬいぐるみ80に声を掛けながら抱き上げると、音声取得部38が外部音声(ユーザの声)を取得して音声信号に変換し制御部30に出力する。また、センサ部36が福祉用ぬいぐるみ80に対する所定の運動動作を検知して所定の検知信号を制御部30に出力する。制御部30は音声取得部38からの音声信号とセンサ部36からの検知信号とが同時に入力すると待機状態から動作モードに移行して、音声データの出力を行う。この動作モードは音声信号と検知信号の同時入力が停止してから所定の時間、例えば30秒間継続して維持される。また、この継続時間中に再度、音声信号と検知信号とが同時入力すると動作モードは継続する。また、継続時間を経過しても音声信号と検知信号の同時入力が無い場合、福祉用ぬいぐるみ80は待機状態に移行する。尚、福祉用ぬいぐるみ80は基本的に音声信号と検知信号とが同時に入力した場合に動作モードとなって音声データの出力を行う。よって、例えばユーザが福祉用ぬいぐるみ80を置くなどしてセンサ部36が検知信号の出力を停止すると、音声信号が入力した場合でも待機状態に移行する。このため、福祉用ぬいぐるみ80が無関係なユーザの話し声やテレビ音声等に反応することはない。また、センサ部36からの検知信号が入力している状態でも音声信号が入力しなければ動作モードには移行しない。即ち、ユーザが福祉用ぬいぐるみ80を抱く等した状態でユーザが話しかけることで福祉用ぬいぐるみ80は動作モードに移行し音声出力を行う。これにより、ユーザは福祉用ぬいぐるみ80と疑似的な会話のやり取りを行うことができる。
音声信号と検知信号とが同時入力して制御部30が動作モードに移行すると、制御部30は先ず時計部42が示す時間を確認し、現在が生活時間帯(例えば7:00〜22:00)にあるか就寝時間帯(例えば22:00〜7:00)にあるかを認識する。そして、就寝時間帯の場合、就寝動作時音声データDをランダムに選択し音声出力部34に出力させる。尚、就寝動作時音声データDは例えば「グーグー」、「スースー」、「ギリギリ」等の鼾や寝息、歯軋り等を表す固定音声データである。尚、就寝時間帯では福祉用ぬいぐるみ80は基本的に上記の動作しか行わない。これにより、現在は就寝時間であることをユーザに示唆することができる。また、就寝動作時音声データDを出力することで、福祉用ぬいぐるみ80が電池切れや故障ではないことを示すことができる。
また、信号入力が生活時間帯の場合、楽曲データ再生モードでは楽曲データGをランダムに選択し音声出力部34から出力する。また、録音音声再生モードでは録音音声データをランダムに選択し音声出力部34から出力する。また、通常動作モードでは以下に示す動作を行う。
先ず、制御部30の音声認識機能が動作して、入力した音声信号が予め設定されているトリガワードか否かを判別する。そして、音声信号がトリガワードである場合には、このトリガワードと対応する応答音声データAを選択し音声出力部34に出力させる。例えば制御部30が「元気?」「可愛い」等のトリガワードを認識すると、これらのトリガワードと対応する「元気だよ」「ありがと〜」等の応答音声データA4を選択して出力する。
尚、本考案に係る福祉用ぬいぐるみ80は時計部42が示す時間帯によって出力する固定音声データを変化させても良い。例えば、応答音声データA群では、挨拶などの特定のトリガワードに対して、朝時間帯(例えば7:00〜9:00)に対応する応答音声データA1と、昼時間帯(例えば9:00〜18:00)に対応する応答音声データA2と、夜時間帯(例えば18:00〜22:00)に対応する応答音声データA3と、を設ける。そして、例えばユーザの「おはよう」のトリガワードに対し、朝時間帯ではこのトリガワードに対応する「おはよう」の応答音声データA1を出力する。また、例えば昼時間帯、夜時間帯ではこの「おはよう」のトリガワードに対し「今、午後だよ。」「今、夜だよ。」等の応答音声データA2、A3を出力する。この構成によれば、同一のトリガワードに対し異なる時間帯で異なる応答が可能となる。
応答音声データAによる音声出力が完了すると、次に制御部30は第2応答音声データBをランダムに選択し音声出力部34に出力させる。このときの第2応答音声データBの個数は1つでも良いが3つ程度が好ましい。尚、第2応答音声データBにはユーザの体調や生活習慣を問う固定音声データを含んでいる。そして、第2応答音声データBにも出力時間帯の異なる応答音声データB1〜B9を設けることが好ましい。この第2応答音声データB1〜B9は応答音声データA1〜A3の時間帯をさらに細分化してそれぞれにユーザの体調や生活習慣を問う固定音声データを設けることが好ましい。例えば、起床時間帯である7:00〜8:00の第2応答音声データB1には起床時の体調や生活習慣を問う「朝ごはん食べた?」「良く眠れた?」等の音声データを含める。また、朝食時間帯である例えば8:00〜9:00の第2応答音声データB2には「朝ごはんいっぱい食べてね」等の音声データに加え体調や生活習慣を問う「お茶飲んだ?」「体調はどう?」等の音声データを含める。また、朝食後時間帯である例えば9:00〜11:00の第2応答音声データB3には「朝ごはん何食べたの?」「歯磨きした?」等の音声データを含める。また、昼食前時間帯である例えば11:00〜12:00の第2応答音声データB4には「お昼ご飯食べた?」「体調はどう?」等の音声データを含める。また、昼食時間帯である例えば12:00〜13:00の第2応答音声データB5には「昼ごはんいっぱい食べてね」等の音声データに加え「お茶飲んだ?」「体調はどう?」等の音声データを含める。また、午後時間帯である例えば13:00〜17:00の第2応答音声データB6には「一緒に遊ぼう」等の音声データに加え「歯磨きした?」「昼ごはんは何食べたの?」「お昼寝する?」等の音声データを含める。また、夕飯前時間帯である例えば17:00〜18:00の第2応答音声データB7には「晩ごはん食べた?」「体調はどう?」等の音声データを含める。また、夕食時間帯である例えば18:00〜19:00の第2応答音声データB8には「晩ごはんいっぱい食べてね」等の音声データに加え「お茶飲んだ?」「体調はどう?」等の音声データを含める。また、就寝前時間帯である例えば19:00〜22:00の第2応答音声データB9には「風邪ひかないようにね」等の音声データに加え「晩ごはんは何食べたの?」「歯磨きした?」「明日は何するの?」等の音声データを含める。このように第2応答音声データBに体調や生活習慣を問う音声データを混ぜることで、ユーザに対し自身の体調の自覚を促すことができる。また、食事や歯磨き等の生活習慣の確認を促すことができる。
また、第2応答音声データB群の出力終了後も動作モードが継続している場合、もしくは、ユーザの発した音声信号がトリガワードでない場合には、制御部30は現在の時間帯の第2応答音声データB1〜B9と汎用音声データC群の中からランダムに固定音声データを選択し音声出力部34に出力させる。そしてこの動作は福祉用ぬいぐるみ80が待機状態に移行するまで繰り返し行われる。尚、上記の固定音声データの出力と出力の間には数秒の間隔を設け、ユーザが発話する時間を設けることが好ましい。
また、センサ部36からの検知信号と同時に入力した音声信号に「孫」「子供」等のモード変更トリガワードT1が含まれていた場合、制御部30の音声認識機能はこれを判別し、動作モードを録音音声再生モードに切り替える。そして、メモリ部32に記録された録音音声データをランダムに選択して音声出力部34に出力させる。そしてこの出力は例えば福祉用ぬいぐるみ80が待機状態に移行するまで繰り返し行われる。尚、福祉用ぬいぐるみ80が待機状態に移行すると、動作モードは通常動作モードに復帰する。また、入力した音声信号に「歌」「童謡」等のモード変更トリガワードT2が含まれていた場合、制御部30の音声認識機能はこれを判別し、動作モードを楽曲データ再生モードに切り替える。そして、メモリ部32に記録された楽曲データGをランダムに選択して音声出力部34に出力させる。そしてこの出力は例えば福祉用ぬいぐるみ80が待機状態に移行するまで繰り返し行われる。尚、福祉用ぬいぐるみ80が待機状態に移行すると、動作モードは通常動作モードに復帰する。この構成によればユーザは音声によって福祉用ぬいぐるみ80を録音音声再生モード、楽曲データ再生モードへ切り替えることができ、ユーザは聞きたい時に家族の声(録音音声データ)や楽曲を聞くことができる。
また、福祉用ぬいぐるみ80は、時計部42が予め設定された特定の日時を検知した時に出力するタイマ音声データE群を有していても良い。このタイマ音声データEとしては例えば時計部42が7:00を示した時に出力する「おはよう、7時だよ。」の音声データ、11:50を示した時に出力する「もうすぐ、お昼だよ。」の音声データ、21:50を示した時に出力する「眠たい、もうじき寝るね。」等の音声データ等が挙げられる。尚、タイマ音声データEの出力後、所定の時間、例えば30分経過してもセンサ部36からの検知信号も音声取得部38からの音声信号も入力しない場合に、制御部30は汎用音声データC群の中からランダムに1つ固定音声データを選択し音声出力部34に出力させるようにしても良い。
また、センサ部36が運動動作の強弱を検知する構成では、例えば設定された以上の強い検知信号が制御部30に入力した場合に「痛い、痛い、」「やめて」等の特殊動作応答音声データFを音声出力部34に出力させるようにしても良い。この構成によれば、福祉用ぬいぐるみ80があたかも痛みを感じているような印象をユーザに与え、福祉用ぬいぐるみ80に対する親近感を高めることができる。尚、この特殊動作応答音声データFの出力は音声取得部38からの音声信号入力が無い場合にも行って良い。
また、福祉用ぬいぐるみ80内に簡易健康診断機能を付与し、例えばユーザが福祉用ぬいぐるみ80を抱くことで心拍や脈拍等の健康情報を取得可能とし、異常が認められた場合には音声によるユーザへの報知や設定者等へのメール連絡を行うようにしても良い。
さらに、福祉用ぬいぐるみ80内にヒータや使い捨てカイロを収容可能なポケットを設け、福祉用ぬいぐるみ80を抱いた時に温もりを感じるようにしても良い。
以上のように、本考案に係る福祉用ぬいぐるみ80は、音声取得部38からの音声信号と、センサ部36からの検知信号とが同時に入力した場合、即ちユーザが福祉用ぬいぐるみ80を抱きながら声掛けを行った場合等にメモリ部32に記録された音声データを出力する。これにより、ユーザとの間のスキンシップ中に疑似的な会話が行われ、ユーザに対し癒しを与えることができる。また、本考案に係る福祉用ぬいぐるみ80は、家族等の音声を録音音声データとしてメモリ部32に記録させることができる。これにより、家族等からのメッセージの再生や家族等の声による疑似的な会話が可能となり、ユーザにさらなる癒しを与えることができる。
尚、本例で示した福祉用ぬいぐるみ80の各部の構成、機構、操作方法、動作、及び、固定音声データの内容、出力順序、データ構成、ぬいぐるみ部50の形状、デザイン等は一例であり上記の例に限定されるわけでは無く、本考案は本考案の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
30 制御部
32 メモリ部
34 音声出力部
36 センサ部
38 音声取得部
42 時計部
80 福祉用ぬいぐるみ

Claims (6)

  1. 音声データを記録するメモリ部と、前記音声データを出力する音声出力部と、福祉用ぬいぐるみに対する所定の運動動作を検知するセンサ部と、外部音声を取得する音声取得部と、各部を制御する制御部と、を備え、
    前記音声データは、予め記録されている固定音声データと、前記音声取得部を介して録音された録音音声データと、を有し、
    前記音声取得部が外部音声を取得すると同時に、前記センサ部が福祉用ぬいぐるみに対する所定の運動動作を検知した場合に、動作モードに移行し前記制御部が前記メモリ部に記録された固定音声データもしくは録音音声データを前記音声出力部に出力させることを特徴とする福祉用ぬいぐるみ。
  2. 制御部が音声認識機能を備え、音声取得部が外部音声を取得すると同時にセンサ部が福祉用ぬいぐるみに対する所定の運動動作を検知し、さらに前記制御部が前記音声取得部の取得した外部音声が予め設定された特定の言葉であると認識した場合に、所定の固定音声データを音声出力部に出力させることを特徴とする請求項1記載の福祉用ぬいぐるみ。
  3. 制御部が、予め設定された特定のモード変更トリガーワードを認識した場合に、音声出力部の出力する音声データを録音音声データに切り替えることを特徴とする請求項2記載の福祉用ぬいぐるみ。
  4. 時計部をさらに有するとともに、前記時計部が示す時間帯に応じて出力する固定音声データが変化することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の福祉用ぬいぐるみ。
  5. 固定音声データが体調や生活習慣を問う固定音声データを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の福祉用ぬいぐるみ。
  6. センサ部が運動動作の強弱を検知するとともに、検知した運動動作の強弱に応じて出力する固定音声データを変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の福祉用ぬいぐるみ。
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