JP3224734U - 情報端末ボックス装置 - Google Patents

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亘人 嶌田
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亘人 嶌田
亘人 嶌田
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Abstract

【課題】情報端末の盗難や破損、汚損を良好に防止できる情報端末ボックス装置を提供する。【解決手段】情報端末ボックス装置10は、操作手段12と操作手段による操作に基づいて情報処理結果を画面表示する表示部14と、を有する情報端末機16と、情報端末機が配置され利用者が出入りできる内部空間を有するボックス20と、ボックスの内部空間18を表示側空間18Aと操作側空間18Bとに仕切るとともに、透明部38が形成された仕切り壁22と、を備え、操作手段は、仕切り壁の透明部に近接して配置され、利用者が透明部を介して見る表示部に正対する中央位置から左右に互いに間隔をあけて配置された2つのタッチパッド24R、24Lと、2つのタッチパッドのいずれか一方を選択的に操作可能状態に切り換える切換手段26と、を含む。【選択図】図2

Description

本考案は、利用者の操作に応じて、例えば、不動産情報や観光案内等の種々の情報を取得できる情報端末ボックス装置に関する。
従来より、商業施設、公共施設、観光地等に、利用者が操作して種々の情報を取得することができる据付型の情報端末が設置され、無料又は有料で利用できるようになっている。このような情報端末はインターネット等の通信回線に接続されたものもあり、取得できる情報も多種多様化している。例えば、特許文献1には、利用者がボックス内に入り、インターネットを利用できる情報端末ボックスが提案されている。特許文献1の情報端末ボックスは、周囲をパネルで囲まれたボックス本体の内部に、所定の高さに設けた天板と、該天板に対向させて設けた椅子と、インターネット接続時間に応じて課金する課金装置とを備えたものであった。さらに近年、不動産業界などでは、人件費の削減や家賃の軽減等のために、不動産情報にアクセスして物件の検索等を行える情報端末を設置した無人店舗が導入されているケースも知られている。無人店舗は、気軽に利用できることから有人の店舗と比較して集客率が高く、次第に広まってきている。
特開2005−85100号公報
しかしながら、特許文献1の情報端末ボックスや従来の据付型の情報端末等を無人店舗で活用する場合には、情報端末を誰でも自由に操作できるとともに、人件費を含む運営コストを抑えることができる反面、管理者が近くにいないことから、管理及び監視が不十分となりがちであった。したがって、設置されている情報端末を故意に又は誤って破壊されたり汚されたり、又は情報端末が盗難される被害にあったりしてしまうおそれが高い問題があった。よって、無人店舗における情報端末に対する防犯対策、破損対策等は重要な課題となっている。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、情報端末の盗難や破損、汚損を良好に防止できる情報端末ボックス装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、操作手段12と該操作手段14による操作に基づいて情報処理結果を画面表示する表示部14と、を有する情報端末機16であり、操作手段12が表示部14から離隔した位置で利用者USが該表示部14に正対して操作できる位置に配置された情報端末機16と、情報端末機16が配置され利用者USが出入りできる内部空間を有するボックス20と、ボックス20の内部空間18を表示部14が配置される表示側空間18Aと操作手段12が配置される操作側空間18Bとに仕切るとともに、操作側空間18Bから表示側空間18Aの表示部14の画面表示を見るための透明部38が形成された仕切り壁22と、を備え、操作手段12は、仕切り壁22の透明部38に近接して配置されるとともに、利用者USが透明部38を介して見る表示部14に正対する中央位置Mから左右に互いに間隔をあけて配置された2つのタッチパッド24R、24Lと、左右に配置された2つのタッチパッド24R、24Lのいずれか一方を選択的に操作可能状態に切り換える切換手段26と、を含む情報端末ボックス装置10から構成される。
また、切換手段26は、利用者USの手動操作でいずれか一方のタッチパッド24R、24Lのみを選択的に操作可能に切り換える手動スイッチ24R、24Lを有することとしてもよい。
また、手動スイッチ50R、50Lは、2つのタッチパッド24R、24Lにそれぞれ近接した位置に1個ずつ設置されたこととしてもよい。
また、2つのタッチパッド24R、24Lは、仕切り壁22から操作側空間18Bに突設された突出台42の台面上に固定されたこととしてもよい。
また、2つのタッチパッド24R、24Lは、仕切り壁22の透明部38に利用者USが顔を近接した状態で操作しうるように該仕切り壁22の近接位置に設置されることとしてもよい。
また、2つのタッチパッド24R、24Lは、仕切り壁の透明部の壁面から30cm以内の位置に設置されることとしてもよい。
本考案の情報端末ボックス装置によれば、操作手段と該操作手段による操作に基づいて情報処理結果を画面表示する表示部と、を有する情報端末機であり、操作手段が表示部から離隔した位置で利用者が該表示部に正対して操作できる位置に配置された情報端末機と、情報端末機が配置され利用者が出入りできる内部空間を有するボックスと、ボックスの内部空間を表示部が配置される表示側空間と操作手段が配置される操作側空間とに仕切るとともに、操作側空間から表示側空間の表示部の画面表示を見るための透明部が形成された仕切り壁と、を備え、操作手段は、仕切り壁の透明部に近接して配置されるとともに、利用者が透明部を介して見る表示部に正対する中央位置から左右に互いに間隔をあけて配置された2つのタッチパッドと、左右に配置された2つのタッチパッドのいずれか一方を選択的に操作可能状態に切り換える切換手段と、を含むことから、操作手段が配置された操作側空間と表示部が配置された操作空間とを透明部を有する仕切り壁で仕切ったことにより、表示部等を汚損や盗難から保護しながら無人で運用することができる。さらに、透明部の近接位置に操作手段を配置したので、透明部での反射による映り込みを防止して、透明部を通して良好に表示部の画面を見ながら操作することができる。同時に、操作手段が左右に離隔して配置された2つのタッチパッドを有するので、利用者が透明部に近接した位置であっても、右又は左のいずれかのタッチパッドをスムーズに操作することができる。また、切換手段により、タッチパッドが2つある構成でも、誤操作を生じにくく、円滑な操作性を保持し得る。その結果、不動産会社や各種業種等の無人店舗や無人案内所等として有効に活用することができる。
また、切換手段は、利用者の手動操作でいずれか一方のタッチパッドのみを選択的に操作可能に切り換える手動スイッチを有する構成とすることにより、切換手段を簡単、低コスト構造で実現できるとともに、利用者が2つのタッチパッドの切換操作を簡単に行うことができる。
また、手動スイッチは、2つのタッチパッドにそれぞれ近接した位置に1個ずつ設置された構成とすることにより、利用者が簡単かつ直感的にタッチパッドの選択操作を行え、利便性を向上しうる。
また、2つのタッチパッドは、仕切り壁から操作側空間に突設された突出台の台面上に固定された構成とすることにより、利用者がタッチパッドを操作しやすいととともに、簡単かつ低コストな構造で仕切り壁の近接位置に2つのタッチパッドを配置できる構成を具体的に実現できる。
また、2つのタッチパッドは、仕切り壁の透明部に利用者が顔を近接した状態で操作しうるように該仕切り壁の近接位置に設置される構成とすることにより、利用者が透明部での反射による映り込みを防止又は低減した状態で、良好に表示部の画面表示を見ながら操作することができる。
また、2つのタッチパッドは、仕切り壁の透明部の壁面から30cm以内の位置に設置される構成とすることにより、透明部での反射による映り込みしにくいタッチパッドと仕切り壁との配置構成を具体的に実現することができる。
本考案の第1の実施形態に係る情報端末ボックス装置の内部を見せた縦断面図である。 図1の情報端末ボックス装置のA−A線断面図である。 図1の情報端末ボックス装置のB−B線断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の情報端末ボックス装置の実施の形態について説明する。本考案の情報端末ボックス装置は、例えば、不動産情報や観光情報等、その他の情報等にアクセスできる情報端末を人が入出できるボックス体の中に設置し、街中等の屋外、又は商業施設や公共施設、駅構内等の屋内に設置して利用される情報提供用ボックス装置である。図1ないし図3は、本考案に係る情報端末ボックス装置の第1の実施形態を示している。本実施形態では、操作手段12と表示部14を有する情報端末機16と、利用者が出入り可能な内部空間18を有するボックス20と、ボックス20の内部空間18を仕切る仕切り壁22と、を備える。
情報端末機16は、操作手段12と、該操作手段12による操作に基づいて情報処理結果を画面表示する表示部14と、を有する情報端末装置である。図1、図2、図3に示すように、本実施形態では、情報端末機16は、例えば、中央演算処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置等を有する従来周知のコンピュータからなる。表示部14は、コンピュータからなる情報端末機16の出力装置であり、例えば、画面の大きさが65インチ程度の比較的大型のディスプレイ等で構成される。本実施形態では、操作手段12を除く中央演算処理装置や記憶装置等の情報端末機16の主要構成要素からなる端末機本体17は、表示部14と同一の筐体に内蔵されて一体化されている。よって、例えば、情報端末機16は、表示部14と端末機本体17が一体化された画面一体型のコンピュータを有する。表示部14は、後述のようにボックス20の内部空間18の表示側空間18Aに配置される。操作手段12は、コンピュータからなる情報端末機16の入力装置であり、利用者が表面側を指で接触してスライドさせたりタッチしたりすることによりマウスポインタやアイコン等を操作できる平板状のタッチパッド24を含む。操作手段12は、後述のように、左右に並べて設置される2つのタッチパッド24R、24Lと、それらの2つのタッチパッド24R、24Lのいずれか一方を選択的に操作可能状態に切り換える切換手段26と、を含む。操作手段12は、ボックス20の内部空間18の操作側空間18Bに配置され、表示部14から離隔した位置に設置されている。操作手段12は、例えば、有線又は無線で表示部14側の端末機本体17に接続される。
情報端末機16は、例えば、インターネット等の通信網に接続できる通信部を有し、通信部は表示部14の筐体に一体的に固定されている。通信部は、モデムを介して光通信回線や無線通信網等に接続されている。本実施形態では、情報端末機16は、主に不動産情報にアクセスできるように不動産情報が記憶された不動産会社のサーバに通信網を介して接続されており、利用者は、操作手段12のタッチパッド24による操作で、表示部14の画面を見ながら不動産情報を表示したり物件を検索したり、物件の内覧予約や不動産会社へ問合せしたりして、利用することができる。よって、不動産会社のサーバの情報を更新すると、情報端末機16も最新の情報にアクセスできる。さらに、情報端末機16には、表示部14の画面表示結果に対応して、紙に出力するプリンタ28が接続されている。プリンタ28は、後述のように、ボックス20の仕切り壁22に近接して配置される。なお、情報端末機16は、プリンタに接続されていなくてもよい。また、情報端末機16は、例えば、不動産情報の検索結果等の表示結果をメール等で利用者の携帯電話や携帯情報端末機に送信できるようにしてもよい。また、情報端末機16は、通信部、通信網を介してサーバに接続されていなくてもよく、該情報端末機16の記憶装置に種々のデータを記憶させておくこととしてもよい。
ボックス20は、情報端末機16が設置されるとともに、利用者USが出入りできる内部空間18を有している。図1、図2、図3に示すように、ボックス20は、例えば、略矩形箱状の建物からなり、床32と、四周を囲むように立設された側壁34f、34b、34r、34lと、上方を覆う屋根36とが設けられ、内部に閉鎖された内部空間18が設けられている。ボックス20の前面側の側壁34fには、開閉扉からなる出入口30が設けられている。ボックス20には商用電源が引き込まれており、内部空間18に設置される情報端末機16やプリンタ28等に電源供給されている。ボックス20は、例えば、内部空間18が、縦が約1.8m×横が約1.8m×高さが約2m程度の大きさで、内部空間20内に利用者が1〜2人程度入れるような比較的小さなボックス型の建物で設けられている。ボックス20の内部空間18には、図示しない照明や、空調装置が設置されている。なお、ボックス20は、本実施形態のものに限らず、大きさや形状は任意に設定してもよい。また、ボックス20は、例えば、簡易組立式、可搬式、固定式等その他任意でもよい。
仕切り壁22は、ボックス20の内部空間18を、情報端末機16の表示部14が配置される表示側空間18Aと、利用者USが自由に出入りできるとともに操作手段12が配置される操作側空間18Bと、に仕切る仕切り手段である。これにより、表示側空間18Aに表示部14と端末機本体17を設置することで、操作側空間18B内に出入りする利用者USは、表示部14等を直接触れることができなくなる。その結果、利用者が表示部14等を故意に又は誤って破壊したり汚したり、盗難したりするのを防止できる。本実施形態では、仕切り壁22は、内部空間18において、出入口30が設けられた前面側の側壁34fと奥側の側壁34bの間の略中央位置で床から天井までを仕切るように、該側壁34f、34lと略平行に対向して設置されている。仕切り壁22で仕切った空間では、出入口30がある前面側の側壁34f側の空間が操作側空間18Bとなり、奥側の側壁34b側の空間が表示側空間18Aとなる。図1、図2、図3に示すように、仕切り壁22には、利用者USが操作側空間18Bから表示側空間18Aの表示部14の画面表示を見るための透明部38が形成されている。透明部38は、例えば、透明度が高く、強度が高いポリカーボネートやアクリル樹脂、強化ガラス等からなり、表示部14の大きさに対応して表示部14より若干大きなサイズで、仕切り壁22の上位位置に形成されている。
操作手段12、表示部14の配置構成を詳述する。図1、図2、図3に示すように、本実施形態では、上記のようなボックス20の構造で、内部空間18に透明部38を有する仕切り壁22が設置されており、表示部14は、表示側空間18Aにおいて、奥側の側壁34lの上位位置に、仕切り壁22の透明部38と対向して該側壁34bに固定金具40を介して固定的に設置されている。一方、操作手段12は、操作側空間18Bにおいて、仕切り壁22の透明部38に近接した位置に配置されており、表示部14から離隔した位置で、かつ利用者USが該表示部14に正対して操作できる位置に配置される。本実施形態では、操作手段12のタッチパッドは、例えば、仕切り壁22の透明部38の真下位置に、該仕切り壁22から操作側空間18B側に向けて略水平方向に突設されたカウンター形式の突出台42の台面上に固定されている。突出台42は、例えば、床から約90cm程度の高さ位置で、仕切り壁22の壁面からから約20cm程度の長さで突設され、大人等の利用者USが立った状態で、顔を透明部38に近接した状態で該突出台42上に設置されたタッチパッド24を操作できる位置に設けられている。2つのタッチパッド24R、24Lは、操作台42の台面上で、利用者USが透明部38を介して見る表示部14に正対する中央位置Mから、左右に互いに間隔をあけて配置されており、利用者USが透明部38に近接した位置で右手又は左手でそれぞれ操作しやすい位置に設定されている。
上述のような仕切り壁22の透明部38と、操作手段12のタッチパッド24R、24Lと、の配置構成であるので、利用者USは、透明部38を介して表示部14を見ることになるが、表示部14では明暗様々な画面が表示されることから、表示側空間18Aと操作側空間18Bとの明暗差等により、利用者自身や操作側空間18Bの照明や側壁等が該透明部38に反射して映り込みが生じやすくなる。利用者USが透明部38から比較的離れた位置で表示部14を見ようとすると透明部38での反射、映り込みにより表示部14が見にくくなる。よって、利用者USが透明部38に比較的近接した位置で表示部14を見るようにすると、透明部38の映り込みが軽減或はほとんど無くなるので、上記のように操作手段12のタッチパッド24R、24Lを透明部38に近接した位置に配置させている。なお、例えば、タッチパッドを、透明部38に近接した位置でかつ表示部14に正対する中央位置Mに1個だけ配置する構成も考えられるが、そのような1個のタッチパッドだけで構成すると、利用者USが表示部14に正対する中央位置にいる場合には腕を深い角度で曲げて窮屈な状態での操作となるので操作性が悪くなったり、操作しやすいように表示部14に正対する中央位置からずれた位置で操作する場合には、表示部が見にくくなったりする問題が生じる。本実施形態のように、透明部38に近接して配置した2つのタッチパッド24R、24Lを該中央位置Mから左右に間隔をあけて配置させたことにより、利用者は右手で操作する際には右側のタッチパッド24Rを操作でき、左手で操作する際には左側のタッチパッド24Lを操作できるようにしている。これにより、利用者が、右利きであっても、左利きであっても、又は、怪我や病気等で片手が不自由な場合であっても、表示部14を良好に見ながらスムーズにタッチパッドを操作できる。なお、タッチパッド24R、24Lの設置位置は、透明部38による映り込みや利用者の操作性を考慮して設定するとよく、例えば、仕切り壁22の透明部38の壁面から30cm以内の透明部38に近接した位置に設置されると良い。また、本実施形態では、利用者USは立った状態で表示部14を見ながら操作手段12を操作できる配置構成の例で説明したが、これに限らず、例えば、利用者が椅子等に座った状態で、透明部38に顔を近接した状態でタッチパッドを操作できるように透明部38や突出台42、表示部14等の配置構成を設定することとしてもよい。
図1、図2、図3に示すように、左右に配置された2つのタッチパッド24R、24Lのいずれか一方を選択的に操作可能状態に切り換える切換手段26は、本実施形態では、利用者USの手動操作でいずれか一方のタッチパッド24R、24Lのみを選択的に操作可能に切り換える手動スイッチ50R、50Lを有する。手動スイッチ50R、50Lは、例えば、押しボタンスイッチからなり、仕切り壁22の操作側空間18B側の透明部38の真下位置の壁面部分であって、且つ、2つのタッチパッド24R、24Lにそれぞれ近接した位置に1個ずつ設置されている。よって、右側のタッチパッド24Rに近接位置の手動スイッチ50Rを押すと、右側のタッチパッド24Rのみ操作可能となり、左側のタッチパッド24Lは操作できなくなる。逆に、左側のタッチパッド24Lに近接位置の手動スイッチ50Lを押すと、左側のタッチパッド24Lのみ操作可能となり、右側のタッチパッド24Rは操作できなくなる。なお、例えば、手動スイッチ自体又はその近傍位置に発光ダイオード等のサイン手段を設置してもよく、切換手段26のスイッチング操作に対応して、操作可能な側のタッチパッドに対応した発光ダイオードを点灯させ、操作不可能な側のタッチパッドに対応した発光ダイオードを消灯させるようにしてもよい。また、切換手段26は、例えば、シーソースイッチや、スライドスイッチ、その他1個のスイッチで切り換えてタッチパッドを選択できる構成としてもよい。また、切換手段26は、例えば、突出台40に設置することとしてもよいし、ソフトウェア的に切り替える構成等、その他任意の構成でもよい。
図1、図2、図3に示すように、仕切り壁22に近接して、プリンタ28が設置されており、該仕切り壁22には、プリンタ28で出力されるプリント紙の用紙取出部44が設けられている。プリンタ28は、例えば、仕切り壁22の突出台42の取付位置よりやや下方となる高さ位置で、かつ左右方向の略中央位置に、表示側空間18Aに向けて水平方向に突設されているプリンタ台46の上に載置されている。用紙取出部44は、仕切り壁22の突出台42のやや下方の位置で、該プリンタ台46に載置されたプリンタ28の用紙排出口に対応した位置に設けられている。さらに、仕切り壁22には、鍵により施錠できる開閉可能な点検用扉48が設けられている。管理者は、点検用扉48を介して、操作側空間18Bと表示側空間18Aとを行き来することができ、必要に応じて、表示側空間18A内に設置された表示部14や端末機本体17やプリンタ26の点検、プリンタ用紙の補充等を行うことができる。なお、点検用扉48は、例えば、ボックス20の左右又は奥側の側壁34r、34l、34bに設けることとしてもよい。また、管理者が表示側空間18と操作側空間18Bを行き来できるように仕切り壁22全体や透明部38を開閉可能として、施錠できる構成としてもよい。
本実施形態では、ボックス20の表示側空間18Aの3つの側壁34b、34r、34lの内面側と、屋根36(天井)全体には、遮熱、断熱機能を有する断熱塗料52が塗装されている。表示側空間18Aは、略密閉された空間で形成され、表示部14と中央演算処理装置や記憶装置等の端末機本体17が同一筐体で設置されているが、コンピュータからの熱により温度が上昇しやすい。また、ボックス20が屋外に設置されると、太陽光によりボックスの内部空間18の温度も上昇しやすい。表示側空間18A内の温度が上昇すると、表示部14や端末機本体17が熱により壊れたり、不具合を生じたりしうる。よって、断熱塗料52をボックス20の側壁や屋根36に塗布することで、ボックス20の内部空間18、特に表示側空間18Aを遮熱、断熱して、該空間の温度上昇を抑えることができる。断熱塗料52は、周知のものでよく、本実施形態では、例えば、アクリル樹脂、アクリル中空ビーズ、酸化チタン等を配合した塗料等が利用される。なお、断熱塗料52は、ボックス20の全体に塗装してもよいし、仕切り壁22に塗装することとしてもよい。また、ボックス20の表示側空間18Aの3つの側壁34b、34r、34lには、表示側空間18Aの熱を逃がすための換気扇54が設けられている。奥側の側壁34bの換気扇54は、表示部14の筐体に隣接して設置されており、効率的に情報端末機16から発生する熱を逃がすようになっている。
次に、本実施形態に係る情報端末ボックス装置10の作用について説明する。本実施形態の情報端末ボックス装置10は、例えば、屋外等に設置されて、不動産情報等にアクセスできる無人店舗として利用される。なお、ボックス20の屋根や側壁の外面又は内面に不動産会社やその他の看板や広告等を表示することとしてもよい。利用者USは、出入口30からボックス20の内部空間18の操作側空間18Bに自由に出入りすることができる。操作側空間18Bに入った利用者USは、仕切り壁22の操作手段12の場所まで近付いて、利用者の利き手等に応じて、切換手段26により、右又は左のタッチパッド24R、24Lのどちらで操作するかを選択する。利用者USは、透明部38に顔を近接させ該透明部38に映り込みが生じにくい状態で、透明部38を通して表示部14を見ながら、右又は左のタッチパッド24R、24Lを操作して、不動産情報にアクセスできる。利用者USが不動産情報を検索等して、例えば、利用者USが気に入った物件等が表示されたら、利用者は、タッチパッドを操作して表示画面の内容をプリンタ28に出力し、用紙取出部44から物件情報が表示された用紙を取得できる。本実施形態では、操作手段12が配置された操作側空間18Bと表示部14が配置された操作空間18Aとを透明部38を有する仕切り壁22で仕切ったことにより、表示部14等を汚損や盗難から保護しながら無人で運用することができる。さらに、透明部38の近接位置に操作手段12を配置したので、透明部38での反射による映り込みを防止して、透明部38を通して良好に表示部14の画面を見ながら操作することができる。さらに、操作手段12が左右に離隔して配置された2つのタッチパッド24R、24Lを有するので、利用者USが透明部38に近接した位置であっても、右又は左のいずれかのタッチパッドをスムーズに操作することができる。また、切換手段26により、タッチパッドが2つある構成でも、誤操作を生じにくく、円滑な操作性を保持し得る。なお、例えば、ボックス20には、カメラやマイク等を設置してテレビ電話で遠隔にいる不動産会社のスタッフに問合せできるようにしてもよい。また、ボックス20内には、防犯カメラや防犯アラーム等の防犯装置を設置することとしてもよい。また、不動産会社のサーバに複数の情報端末ボックス装置10を接続して、各地に設置するようにしてもよい。また、情報端末機16は、表示部14と端末機本体17とが分離されたタイプでもよい。その際、防犯や破損防止のために、端末機本体17は表示側空間18Aに設置されるとよい。
以上説明した本考案の情報端末ボックス装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の情報端末ボックス装置は、例えば、屋外、観光地、商業施設、公共施設等に好適に設置して利用することができる。
10 情報端末ボックス装置
12 操作手段
14 表示部
16 情報端末機
18 内部空間
20 ボックス
22 仕切り壁
24R、24L タッチパッド
26 切換手段
38 透明部
42 突出台
50R、50L 手動スイッチ

Claims (6)

  1. 操作手段と該操作手段による操作に基づいて情報処理結果を画面表示する表示部と、を有する情報端末機であり、操作手段が表示部から離隔した位置で利用者が該表示部に正対して操作できる位置に配置された情報端末機と、
    情報端末機が配置され利用者が出入りできる内部空間を有するボックスと、
    ボックスの内部空間を表示部が配置される表示側空間と操作手段が配置される操作側空間とに仕切るとともに、操作側空間から表示側空間の表示部の画面表示を見るための透明部が形成された仕切り壁と、を備え、
    操作手段は、仕切り壁の透明部に近接して配置されるとともに、利用者が透明部を介して見る表示部に正対する中央位置から左右に互いに間隔をあけて配置された2つのタッチパッドと、
    左右に配置された2つのタッチパッドのいずれか一方を選択的に操作可能状態に切り換える切換手段と、を含むことを特徴とする情報端末ボックス装置。
  2. 切換手段は、利用者の手動操作でいずれか一方のタッチパッドのみを選択的に操作可能に切り換える手動スイッチを有することを特徴とする請求項1記載の情報端末ボックス装置。
  3. 手動スイッチは、2つのタッチパッドにそれぞれ近接した位置に1個ずつ設置されたことを特徴とする請求項2記載の情報端末ボックス装置。
  4. 2つのタッチパッドは、仕切り壁から操作側空間に突設された突出台の台面上に固定されたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報端末ボックス装置。
  5. 2つのタッチパッドは、仕切り壁の透明部に利用者が顔を近接した状態で操作しうるように該仕切り壁の近接位置に設置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報端末ボックス装置。
  6. 2つのタッチパッドは、仕切り壁の透明部の壁面から30cm以内の位置に設置されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の情報端末ボックス装置。
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