JP3224286U - 棚受の機能を備えた棚受板 - Google Patents

Abstract

【課題】棚板を受け支えする棚受の機能を平面の形をした躯体に設けて自立させた設置型の棚受を提供する。【解決手段】左右対称の二枚一組の平板からなる基材を、棚を設ける空間の左右両側面それぞれに一枚ずつ密着させて設置した状態において、二枚の基材それぞれが互いに向き合う面の平面対称の任意の位置に棚板３を受け支えする棚受の役目をする突起部を設けた。【選択図】図３

Description

本考案は、棚板を受け支えする棚受の機能を平面の形をした躯体に設けて自立させた設置型の棚受に関するものである。

棚を設けるには、それを設ける空間の左右両側の側板面に、棚板を受け支えするための棚受具を、直接木ねじ等で取付けて固定する必要があった。

特開２０１１−１８２８５５

棚板を設ける箇所の左右両側面に棚受具を木ねじ・補助レール等で直接取り付けて固定する場合には、取り付ける箇所に加工による傷が出来て、また側面を構成する素材によっては耐荷重強度の大きな棚受は取り付けられなかったり、又棚受そのものを取り付ける事が困難な場合がある。更には、棚受具の形状によっては出っ張りのために棚板面の使用できるスペースを狭める事もある。従って、本案における棚受板は棚を設ける空間の左右両側面の素材の種類に関わらず棚を設置できるので、前述の欠点を解決しようとするものである。

上述の様に、棚板を設ける空間の左右両側には棚受を直接取り付ける必要がなくなるので、棚板を設ける空間の両側面に使用されている素材の強度・加工の難易度には関わらず、棚受の機能を得ることができる。

棚を設ける空間の左右両側の側板面に木ねじ・補助レール等を直接取り付ける必要がなくなるので、棚受けを取り付ける箇所へ傷等の負荷を与えない。

左右相称の一対、２枚からなる棚受板の斜視図である。 棚受板に設けられた棚受の凸部が棚板を受け支えする箇所を拡大した斜視図である。 棚を設ける空間の左右両側の側面に棚受板を設置して、それに棚板を乗せた一事例の斜視図である。

棚板を受け支えする左右相称の一組の棚受板の左右の２枚は、それぞれ４辺から成る板（或いは４辺からなる枠でもよい）の形状していて、それぞれの板の片側面にのみ棚板を安定して受け支えるための凸部と凹部の組み合わせから成る棚受の機能を持たせる。これら左右２枚の棚受板は、棚受の機能を持つ面を棚を設置する空間側に向けて、裏側面をそれぞれ棚を設けようとする左右両側の側面に密着させるように設置することにより、棚受けの機能を成す。
棚板は、棚を設ける空間の中央手前から水平の状態で、左右２枚の棚受板を左右両側面に密着させた状態にして棚受板の凹部に差し込んで棚受部の凸部分で受け支える。棚板を差し込んで棚板を設置することにより、棚板が持つ左右方向への応力により、左右側面に置かれた両棚受板はその位置に安定する。なお、設ける棚受の各段の上下の間隔を変えることによって、また棚受に設置する棚板の上下の位置を変えることにより、棚板同士の上下間の間隔を変えることができる。

１．棚受板
２．棚板を受け支えする棚受の機能を持つ凸部
３．棚板
４．棚受板に棚板を載せて棚を設置した空間の一例

Claims (3)

1. 左右相称の一対から成る躯体の其々に棚受の機能を持たせ、これらを棚を設ける空間の左右両側の側面に密着させて設置する事により、棚受けの役目としたところを特徴とする自立した棚受板。
2. 棚受を設ける空間の左右両側の側面に棚受具を直接取付ける事なく、棚受けとしての機能を持つことを特徴とする棚受板。
3. 請求項１において、棚板を備えることによって自立が安定する棚受板。

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