JP3224097B2 - 摩擦接合方法 - Google Patents

摩擦接合方法

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JP3224097B2
JP3224097B2 JP2000047769A JP2000047769A JP3224097B2 JP 3224097 B2 JP3224097 B2 JP 3224097B2 JP 2000047769 A JP2000047769 A JP 2000047769A JP 2000047769 A JP2000047769 A JP 2000047769A JP 3224097 B2 JP3224097 B2 JP 3224097B2
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plates
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • B23K20/1245Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding characterised by the apparatus
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K33/00Specially-profiled edge portions of workpieces for making soldering or welding connections; Filling the seams formed thereby
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23K2101/00Articles made by soldering, welding or cutting
    • B23K2101/04Tubular or hollow articles
    • B23K2101/045Hollow panels

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦接合方法に関
し、例えば、アルミニウム合金性の鉄道車両や建築物等
に使用されるパネルの接合に好適である。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の構体の二面構造体(パネル)
は、中空状の型材を用いたものは特開平2−24686
3号公報に示され、ハニカムパネルのような積層パネル
を用いたものは特開平6−106661号公報に示され
ている。
【0003】摩擦接合方法は、接合部に挿入した丸棒を
回転させて発熱、軟化させ、接合するものである。この
接合は突合せ部、重ね部に適用される。これはWO 9
3/10935(EP 0615480B1、特表平7
−505090号公報に同一)、Welding & Metal Fabr
ication, January 1995 13頁から16頁に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】摩擦接合方法は、接合
施工中、回転工具(丸棒)の直下の部材が表面へ排出さ
れる反作用のため、接合部に下向きの力が働く。このた
め、本接合法を二面構造体(パネル)の接合に適用する
場合、この下向きの力により接合部の継ぎ手部材が下方
向に押し流され、変形を生じ、良好な接合を施工するこ
とができなかった。
【0005】二面構造体(パネル)は、例えば、アルミ
ニウム合金の押し出し型材の中空型材や、ハニカムパネ
ルがある。このパネル同士の接合として、従来MIG溶
接やTIG溶接が行われている。この継ぎ手形状に摩擦
接合を適用すると、摩擦接合の際の押し下げ力によっ
て、継ぎ手が下方に曲がったり、部材が下方に流された
りする。
【0006】発明者は種々な実験により上記の現象を発
見したものである。
【0007】本発明の目的は、摩擦接合によって部材を
接合する場合に部材の変形を抑制することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、第1のパネ
ルと第2のパネルとを突き合わせており、前記パネルの
それぞれは、第1の板と、該第1の板の両端に接続した
第2の板と第3の板と、を有しており、前記第2の板と
前記第3の板とは実質的に平行であり、前記第1の板は
前記第2の板および前記第3の板に実質的に直交してお
り、前記第1の板同士が突き合わせてあり、前記突き合
わせた部分の前記第2の板の側、前記第3の板の側のそ
れぞれに回転工具を配置するとともに、一方の前記回転
工具の鉛直方向に他方の前記回転工具を配置して、2つ
の前記回転工具を実質的に同一速度で移動させて摩擦接
合を行うこと、によって達成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は図10の実施例を主体と
したものである。本発明は他の図面の例等も用いて説明
する。図1は、パネルとしての中空型材31,32の継
ぎ手部の形状が突合せタイプの場合である。中空型材3
1,32の幅方向の端部には垂直の板36,36があ
る。接合前においては、回転工具50の直下に垂直な板
36,36があり、板36,36同士は向い合ってお
り、接触している。離れている場合は両者の隙間は小さ
い。隙間は1mm程度である。板36,36の間の延長
線上に凸部52の中心が位置する。板36,36は前記
下向きの力を支えるだけの剛性を有している。板36は
2つの板33、34に直交している。中空型材31,3
2はアルミニウム合金の押出し型材である。中空型材3
1の上下の面は中空型材32の上下の面に一致してい
る。つまり、中空型材31、32の厚さは同一である。
以下の例も同様である。摩擦接合時において、回転工具
50の大径部51と小径部の凸部52との境53が中空
型材31,32の上面に位置している。35は2枚の板
36、36を接続するものであって、トラス状に複数配
置している。中空型材31、32の端部の形状は左右対
称である。中空型材31、32は架台(図示せず)に載
せられ、移動しないように固定されている。板36、3
6の下方にも架台がある。
【0010】摩擦接合は回転工具50を回転させなが
ら、凸部52を中空型材31、32の接合部に挿入し、
接合部に沿って移動させて行う。凸部52の回転中心は
2つの板36、36の間にある。
【0011】図2は摩擦接合後の状態である。45は接
合後の接合ビードの形状を示したものである。板36,
36の間の延長線上に接合ビード45の幅の中心が位置
する。板36、36の厚さの延長線の範囲にビード45
がある。接合ビード45の深さは接合部に挿入した回転
工具50の下端の凸部52の高さによって定まる。
【0012】これによれば、板33、34に垂直な板3
6,36が摩擦接合時の垂直力を支えるので、接合部が
曲がったりせず、図2に示すように良好な接続が得られ
るものである。板36はできるだけ板33、34に直交
させる。
【0013】なお、軽量化のために、板36に穴をあけ
ていても良い。以下の例でも同様である。
【0014】下面側の接合は中空型材の上下面を反転さ
せて行なう。
【0015】図3の例は、一方の中空型材31の端部に
は板36があり、他方の中空型材32の端部には板36
は無い。中空型材31の板36の垂直方向の角部は中空
型材32の端部の突片38,38の先端を載せることが
できるように、凹んでいる。この凹部は中空型材31の
厚さ方向およびこれに直交する方向(中空型材32側)
に開放している。凹部に突片38を載せた(重ねた)と
き、図では両者は接触しているが、実際は隙間がある。
また、両者の先端同士(突片38、38と角部33b、
34bとの間)にも隙間がある。2つの中空型材31,
32の表面側の突合せ部、すなわち、回転工具50の中
心の直下に前記突合せ部および板36がある。板36の
厚さの中心の延長線上に凸部52の回転中心が位置す
る。つまり、板36の厚さの中心の延長線上に板33
(34)と板33(34)の接合部が位置する。板3
3、34から凹部に至る角部33b、34bは板36の
厚さの中心の延長線上にある。または、角部33b、3
4bの位置は突片38との間隔を考慮して、図3におい
て、板36の厚さの中心の延長線上よりもごくわずか左
にある。板36は前記垂直力を支える剛性を有してい
る。突片38の先端と中空型材31との水平方向の間隔
は図1の場合と同様である。回転工具50の凸部52の
高さは突片38の厚さ程度である。一般に、凸部38よ
りも下方まで塑性流動状態になり、摩擦接合される。同
様に、凸部52の径よりも大きく塑性流動状態になる。
突片38の下面と板36との接触部の下方まで摩擦接合
されるようにするのが望ましい。
【0016】図4は接合後の状態を示す。板36の厚さ
の中心の延長線上に接合ビード45の幅の中心が位置す
る。
【0017】前記垂直力を支えるために、板36の厚さ
の中心部の延長線上に回転工具50の回転中心があるこ
とが望ましい。左右の中空型材31、32の接合量を同
一にするために、前記延長線上に角部33b、34bはあ
ることが望ましい。板36の厚さの延長線の範囲内に回
転工具50の凸部52があることが望ましいが、板36
の厚さは前記垂直力、凸部52の位置、板36の強度に
よって定まる。このため、凸部52の径よりも板36の
厚さの方が小さい場合が考えられる。また、回転工具5
0の位置の誤差、角部33b、34bの位置の誤差を考え
ると、板36の厚さの延長線の範囲に角部33b、34
bがあり、前記範囲に回転工具50の凸部52の少なく
とも一部が位置することが望ましい。これによれば、板
36は前記垂直力を少しなりとも受けることができ、継
ぎ手の変形を実質的に防止し、良好な接合を得ることが
できる。ビード45を基準にすれば、ビード45は凸部
52よりも若干大きいが、前記とほぼ同様なことがいえ
る。他の例においても同様である。
【0018】この継ぎ手形状によれば、実験によれば、
図1の場合に比べて、一般的に、突片38と中空型材3
1との水平方向の間隔が大きくても、接合部の凹みを少
なくできるものである。このため、見栄えが良く、塗装
する場合にもパテの量を少なくできるものである。これ
は、両者の隙間が突片38の厚さで終了しているためと
考えられる。また、一般に軽量にできるものと考えられ
る。また、一方の中空型材を他方にはめこんでいるの
で、両者の高さ方向の位置合わせを容易にできるもので
ある。
【0019】中空型材31の端部の形状は左右対称であ
り、中空型材32の端部の形状は左右対称である。また
は、中空型材31の一端は図3のとおりであり、他端は
図3の中空型材32の端部の形状である。
【0020】図5の例は、中空型材31の凹部の角部3
3b、34bの直下には垂直な板36は実質的に無い。
角部33b、34bの延長線上に板36の右端がある。こ
の延長線上に回転工具50の回転中心がある。接合部に
おいて下方に位置する突片37の厚さを厚く、また、突
片37の先端から板36への接続部の円弧を大きくし
て、中空型材31の端部を前記垂直力を支える剛性にし
ている。他方の中空型材32の突片38は図3の例と同
様に、突片37の凹部に重なっている。他方の中空型材
32には突片の近くに2つの板33、34を接続する板
36を有する。これによって、凹部の角部の直下に垂直
な板36が無くても、接合部に不良は発生しない。ただ
し、ビード45の範囲の垂直方向にはパネル31の板3
6がある。図6は接合後の状態を示す。
【0021】図5の例において、中空型材32の板36
を除くことも可能である。
【0022】図7の例は、図5の例において、2つの中
空型材31,32の接合部において、表面側に突出する
凸部37a,38aを設けたものである。つまり、接合
部の肉厚は厚くなっている。凸部37aと凸部38a高
さは同一である。他の形状は図5と同様であるが、板3
6、および突片37の厚さは若干薄くなっている。
【0023】これによれば、摩擦接合の前に、凸部37
aと凸部38aとの間に隙間があっても、摩擦接合によ
って凸部37a、38aの体積が前記隙間を埋める。こ
のため、見栄えがよく、パテの量を少なくできる。
【0024】また、従来においては、下向きの力により
下方に流失した部材41の体積分、接合ビードに空孔を
生じていた。図7の継ぎ手形状によれば、接合時、回転
工具50により凸部37a,38aが塑性流動して下方
に押し流され、流失した部材41の体積分を補うことに
なるので、空孔の発生を防止し、良好な接合を行なうこ
とができるものである。図8は接合後のビード45の形
状を示したものである。なお、接合後、不要部があれば
図のように切削する。
【0025】前記凸部37a,38aは図1、図3、図
5および後述の例においても適用できるものである。
【0026】図9の例は一方側のみから上下二面の接合
を行えるようにしたものである。中空型材31,32の
下面側の端部は下面の板34,34と同一面から突片3
4aを他方の中空型材側に大きく突出している。突片3
4a,34aの先端は実質的に接触している。上面の板
33,33の先端は下面の板34a,34aの先端より
も後方に位置している。上面の板33,33の先端部と
下面の板34,34とは垂直な板36,36によって接
続されている。板36、36は板34の途中に接続して
いる。垂直な板36,36の上部に継ぎ手60が重なる
凹部39,39がある。継ぎ手60を凹部39,39に
載せたとき、継ぎ手60の上面の板33,33の上面と
同一面になる。2つの板36,36の間隔は回転工具5
0を挿入できる程度の大きさであり、できるだけ小さ
い。板36と凹部39との関係は図3、図5、図7の例
等で説明したとおりである。
【0027】接合手順を説明すると、図9の(A)の状
態で、回転工具50によって下面の板34a,34aの
先端を接合する。この時、中空型材31,32は板34
a,34aの接合部を含めてベッドに載っている。接合
部のベッド(接合ビードの裏当て)の上面は平である。
回転工具50の凸部52の高さは板34a,34aの厚
さよりも小さい。これによれば、接合後の下面は平にな
る。このため、この下面側を鉄道車両の構体の外面や建
築物等の構造物の外面(その表面に化粧板を配置しない
面を言う。)に容易にすることができる。一般に、摩擦
接合部の上面側(境53の部分)に凹凸が生じやすい。
【0028】次に、(B)のように2つの中空型材3
1,32の間に継ぎ手60を載せる。
【0029】継ぎ手60の縦断面はT状である。継ぎ手
60の両端を凹部32,32に重ねたとき、垂直片61
の下端は下面の板の接合ビードとの間に隙間を有する。
垂直辺61はなくてもよい。
【0030】次に、(C)のように、継ぎ手60と中空
型材31との接続部を回転工具50で摩擦接合する。こ
の回転工具50は(A)の接合工具と同一である必要は
ない。
【0031】次に、(D)のように、継ぎ手60と中空
型材32との接続部を回転工具50で摩擦接合する。
【0032】これによれば、一方の面側から接合がで
き、反転作業を不要にできるものである。反転作業を省
略することで、反転および位置決め時間の省略、反転装
置の省略、組立精度向上というメリットを得ることがで
きる。
【0033】図10の実施例は、中空型材56、57
上下の面を同時に摩擦接合するようにしたものである。
上部の回転工具50の鉛直方向に下方を接合する回転工
具50aがある。回転工具50aの凸部52は上方を向
いている。2つの回転工具50,50aを対向させた状
態で、同一速度で移動させ、摩擦接合を行なう。70、
70はベッド(架台)である。工具50、と50aの回
転中心は同一線上にある。この線上に、中空型材56、
57の接合部がある。
【0034】これによれば、一方の回転工具50の回転
中心の延長線上に他方の回転工具50aの回転中心があ
るので、力がつりあい、接合部の変形が少なく、短時間
に接合できる。中空型材56、57を反転させる必要が
無いので、変形が少なく、作業時間を少なくできる。
【0035】この実施例は他の例にも適用できる。
【0036】上記各例はパネルとして中空型材を使用し
たものである。以下の例はハニカムパネルに適用した場
合を示すものである。図11に示すように、ハニカムパ
ネル80a,80bは、2つの面板81,82と、ハニ
カム状のセルを有する芯材83と、面板81,82の端
面に沿って配置した縁材84とからなり、芯材83、縁
材84は面板81,82にろう付けされ、一体になって
いる。面板81,82、芯材83、および縁材84はア
ルミニウム合金である。縁材84は押出し型材であり、
その断面は4角形である。各片の肉厚は板81,82の
厚さよりも厚い。接触する縁材84,84の垂直片の厚
さは図1の場合と同様である。2つのハニカムパネル8
0a,80bの厚さは同一である。
【0037】図11の例は図1の例に相当するものであ
る。回転工具50の凸部52の高さは面板81,82の
厚さよりも大きい。これによって、面板81、82、お
よび縁材84、84が接合される。主として縁材84が
パネル80a、80bに作用する荷重を伝達する。パネ
ル80a、80bを製作後、両者を組み合わせ、摩擦接
合を行う。
【0038】図12の例は図3に相当するものである。
ハニカムパネル80aの縁材84は断面がほぼ4角形で
あり、角部に凹部を有する。ハニカムパネル80bの縁
材84はハニカムパネル80bの端部側が開放したチャ
ンネル状であり、その先端が縁材80aの凹部に載る。
【0039】図5に相当するハニカムパネルも同様に製
作できるものである。
【0040】図13の例は、図7に相当するものであ
る。2つのハニカムパネル80a,80bを組み合わせ
た後、面板81,81の上面に板86を載せ、板81,
81に溶接で仮止めしたものである。板86は塑性流動
によって流出する材料を補うものである。また、図12
において、ハニカムパネル80aの縁材84の端部側の
垂直片を除いたものである。前記垂直力は水平片の厚さ
およびその周囲の形状で受けもつ。
【0041】図14の例について説明する。図13まで
の例は2つの面(板)を有するパネルであったが、図1
の例は実質的に1つの面(板94、94)を有するパ
ネル91、92である。但し、パネル91、92の端部
において、板94、94のある外側と、板のない内側の
2カ所で、摩擦接合を行う。このため、内側の接合部に
は幅の小さな面(板93、93)がある。板93、93
は板96、96で支えられている。このものでも板96
は板93、94に実質的に直交しているといえる。板9
3、94は図7と同様の凸部37a、38aを設けてい
る。板94、94には所定の間隔で複数の強度部材用の
リブ(板)95、95を配置している。リブ95の断面
はT状である。リブ95の頂面は接合部の板93の頂面
と同一面である。両者の頂面には強度部材(例えば、
柱)を溶接したり、物品の取り付け座になる。また、板
93、93は工具50の高さ位置を管理するための座と
なる。工具50を備える移動体は板93、93を載って
移動する。板93、94によって、このパネル91、9
2も2面構造体といえる。パネル91、92は押出し型
材である。
【0042】図14のパネル91とパネル92との接合
部の形状は図1と同様に板96、96を向き合わせてい
るが、図3、図5、図7、のように、重ねることができ
る。
【0043】図15は鉄道車両の構体への適用を示す図
である。構体は、側構体101、屋根構体102、床構
体103、長手方向の端部の妻構体104から構成され
る。
【0044】側構体101、屋根構体102は例えば、
パネル31、32、80a、80b、91、92の長手
方向を車両の長手方向にしている。側構体101と屋根
構体102との接続、側構体101と床構体103との
接続等はMIG溶接で行う。屋根構体102や側構体1
01は円弧状であることが多い。パネル91、92を側
構体102に使用する場合、板96、リブ95がある面
が車内側であり、前記強度部材は柱となる。
【0045】なお、図9のパネル31、32を勝手違い
に組み合わせることができる。突出した板34a、34
aの端部が板32側の凹部39、39に重なっている。
継ぎ手60は使用しない。接合部を上下から同時に摩擦
接合できる。板33、34aには図7のように凸部を設
けることができる。
【0046】本発明の技術範囲は、特許請求の範囲の各
請求項の記載の文言あるいは発明が解決しようとする課
題の項の記載の文言に限定されず、当業者がそれから容
易に置き換えられる範囲にも及ぶものである。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、2つの板を接続する部
分を両面から接合するようにしているので、両面から接
合すべき部材の変形を抑えることができ、良好な接合が
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合部の縦断面図。
【図2】図1において摩擦接合後の縦断面図。
【図3】他の接合部の縦断面図。
【図4】図3において摩擦接合後の縦断面図。
【図5】他の接合部の縦断面図。
【図6】図5において摩擦接合後の縦断面図。
【図7】他の接合部の縦断面図。
【図8】図7において摩擦接合後の縦断面図。
【図9】他の接合部の摩擦接合の手順を説明する縦断面
図。
【図10】本発明の一実施例の縦断面図。
【図11】他の接合部の縦断面図。
【図12】他の接合部の縦断面図。
【図13】他の接合部の縦断面図。
【図14】他の接合部の縦断面図。
【図15】鉄道車両の構体の斜視図。
【符号の説明】
31、32 中空型材 33、34、34a 板 35 リブ 36 板 50 接合用の回転体 33b、34b 角部 37a、38a 凸部 39 凹部 91、92 型材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 Thomas W M et a l,”Friction stir w elding”,Metalworki ng Technology Euro pe,Sterline Public ations,1994,P.143−145 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 20/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のパネルと第2のパネルとを突き合
    わせており、前記パネルのそれぞれは、第1の板と、該
    第1の板の両端に接続した第2の板と第3の板と、を有
    しており、前記第2の板と前記第3の板とは実質的に平
    行であり、前記第1の板は前記第2の板および前記第3
    の板に実質的に直交しており、前記第1の板同士が突き
    合わせてあり、 前記突き合わせた部分の前記第2の板の側、前記第3の
    板の側のそれぞれに回転工具を配置するとともに、一方
    の前記回転工具の鉛直方向に他方の前記回転工具を配置
    して、2つの前記回転工具を実質的に同一速度で移動さ
    せて摩擦接合を行うこと、 を特徴とするパネルの摩擦接合方法。
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