JP3223642U - シートベルトストッパー - Google Patents

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裕志 雄川
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株式会社メイルリバー
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Abstract

【課題】手操作によりマグネットチップの表裏を反転設定することにより、第一のマグネットと第二のマグネットがサブプレートを介して相互に吸着、反発してシートベルト上での移動を規制、または移動をフリーとするシートベルトストッパーを提供する。【解決手段】第一のマグネット2を内装するベースプレート1と、強磁性体プレート4で形成するサブプレート11との間にシートベルトを挟み、第二のマグネット7を内装するマグネットチップ6をサブプレートに吸着搭載する構造により、手操作によりマグネットチップの表裏を任意に反転設定することにより、第一のマグネットと第二のマグネットがサブプレートを介して相互に吸着、反発してシートベルト上での補助具の移動を規制または移動をフリーとする。【選択図】図1

Description

搭乗者の安全対策としてシートベルトの装着が法律で義務付けられていますが、長距離を走行する場合などは装着したシートベルトがセンターピラーなどの引き出し口に巻き戻されて装着者の胸などを圧迫して鬱陶しいなどの理由によりシートベルトの引き出し長さを規制する各種のシートベルト補助具が販売されており、特にマグネットタイプの補助具は装着脱の容易さにより好まれている。
市販されているマグネットタイプのシートベルト補助具は、マグネットが組み込まれた一対のプレートの押圧によりシートベルトが引き出し口に巻き戻される事を防ぐ構造であり,プレートの片端をヒンジ構造で構成し、他端を開放してシートベルトの装着、設定、調節をする構造が主である。
考案が解決しようとする課題
市販されているマグネットタイプのシートベルト補助具はヒンジ構造が主で有るため、移動フリーにした状態でシートベルト上に常時装着しておくことは出来ず取り外すしか方法は無い。また、移動規制状態のままではシートベルトの弛み部がドアに挟まつたり、新たな装着者が装着する毎に以前の設定状態を解除して再設定が必要になるなど多くの煩わしさを抱えている。
課題を解決するための手段
第一のマグネットを備えるベースプレートと、強磁性体プレートで形成するサブプレートとの間にシートベルトを挟み、第二のマグネットを備えるマグネットチップをサブプレートに吸着搭載する構造により、手操作によりマグネットチップの表裏を任意に反転設定することにより、第一のマグネットと第二のマグネットがサブプレートを介して相互に吸着、反発してシートベルト上での補助具の移動を規制または移動をフリーとする。
考案の効果
第一のマグネット・強磁性体プレート・第二のマグネットの相互の磁力による吸着、反発作用を効果的に利用することにより、小さなマグネットチップを手操作により表裏を反転させる操作でシートベルト上のシートベルトストッパーの移動を規制したり、移動をフリーにしたりを簡単に行えるとともに、移動フリーの状態でシートベルトからシートベルトストッパーを外す必要はなく常時装着しておけるため操作性に優れる。
図1は本考案に基づくシートベルトストッパーがシートベルト上での移動が規制されている状態を示す構成概念図であり、図2は移動がフリーな状態を示す。ベースプレート1は第一のマグネット2、ならびにシートベルトの滑り止め材3で形成し、シートベルト8を強磁性体プレート4とシートベルトの滑り止め材5で形成するサブプレートとの間に挟んでいる。サブプレートには第二のマグネット7を内装するマグネットチップ6を吸着、搭載し、図1では第一と第二のマグネットの磁極は相互に吸着方向(SとN,またはNとS)のためシートベルト8は押圧され、シートベルトストッパーの移動を規制している。図2は第一と第二のマグネットの磁極面は同極同士(SとS,またはNとN)を向き合わせているため相互に反発し、シートベルトストッパーはシートベルト8の上で移動がフリーな状態になっている。シートベルトは常時引き出し口に巻き戻される力が働いているが、シートベルトストッパーの移動が規制されると、シートベルトが巻き戻された場合にシートベルトストッパーがシートベルト引き出し口に当たってそれ以上の巻き込みを規制するため、より以上の巻き込みが防がれる。
図3は本考案に基づく第二のマグネット・強磁性体プレート・第一のマグネットの組み合わせによる相互の吸着、反発により、シートベルト8の上でシートベルトストッパーの移動が規制、移動がフリーとなる状況を示す概念図である。薄い強磁性体プレートはマグネットに吸着しても磁気はそのまま漏洩するため、(1)は第二のマグネットを外した状態を示し、強磁性体プレート4はシートベルト8を通して第一のマグネット2に吸着され、第一のマグネットの磁力のみによる吸着力のためシートベルトへの押圧力はそれほど強く無い。(2)はマグネットチップが付加された状態を示し、第一のマグネット2と第二のマグネット7とが相互に反対の磁極面(SとNまたはNとS)を対向させているため、間に配置される強磁性体プレートは第一のマグネット・強磁性体プレート・第二のマグネットと一連で吸着されるためシートベルト8は強い力で押圧されている。(3)は第一のマグネット2と第二のマグネット7とが相互に反発する同じ磁極面(SとS,またはNとN)で対向させているため、シートベルト8は押圧されずに移動がフリーな状態に有る。すなわち、(2)と(3)ではマグネットチップを反転させた結果、第二のマグネットの磁極面が反転され、第二のマグネットの磁力が第一のマグネットの磁力より強ければ(3)においては、第二のマグネットと強磁性体プレートが一体のごとくに機能して第一のマグネットと反発している。3,4はシートベルトの滑りを防ぐ滑り止め材である。磁力で反発したサブプレートはサイドプレート10,11の内面で止められるためシートベルトストッパーからの脱落は無い。
図4はベースプレート単体の構成概念図、図5はマグネットチップ単体の構成概念図を示す。マグネットチップは手操作により反転設定を行うため所要の厚さが必要であり、このためチップのが厚くなり表裏のいずれか、または表裏ともに表面と第二のマグネットの磁極面との距離が遠くなりサブプレートへの磁力が弱くなるのを防ぐため、チップを反転した場合も、非反転の場合もサブプレートと磁極面との距離を一定に保つために第二のマグネットはチップ内で回転せずに移動可能に形成する。マグネットチップをサブプレートから離すまたは反転させる場合は、マグネットチップをまっすぐ引き上げるのでは無く斜めに傾斜させて引き起こす操作をする。図6はサブプレーの構成概念図を示し、強磁性体プレート4にシートベルトの滑りを防止する滑り止め材5を設け、さらに強磁性体プレートの開口12の近傍に配置される部分に開口幅より狭い幅で折り返しを形成して、搭載するマグネットチップの端面に折り返しを当てて脱落を防止している。図7はシートベルトストッパーを引き出し口の近くに常在させる構造であり、固定具は接着材などでセンターピラーなどに固定し、過度の力に対して連結を解除する連結・解除具としては小サイズの面ファスナーを利用し、シートベルトへの移動規制状態の過度の力では解除され、移動フリー状態の弱い力では解除されない連結とする。
本考案のシートベルトストッパーをシートベルトに装着する手順は、
・マグネットチップ、サブプレートをストッパーから外す。
・シートベルトの長辺方向を折り返して開口部からシートベルトを挿入する。
・サブプレートをシートベルトの上面に滑り止めの折り返し部を開口に沿わせて挿入する。
・マグネットチップの表裏を選んでマグネットチップをサブプレート上に吸着、搭載する。
マグネットチップに、移動規制方向を赤、移動フリー方向を緑に色分け表示するなどの識別表示が有効である。このように、小さなマグネットチップを手操作により表裏を反転させる簡単な操作によってシートベルト上におけるシートベルトストッパーの移動規制、移動フリーを簡単に設定できるとともに、移動フリー状態ではシートベルトストッパーをシートベルトから外す必要もなく常時装着しておけるなど、従来のマグネットタイプのストッパーが指摘されていた課題を全て解決している。
シートベルトストッパーの外形は横・幅・高が30×60×23mm,マグネットチップは径・厚がφ26×8mm、素材はABS、強磁性体プレートはSUS430、厚が0.3mm、ズレ防止は幅10mm,高さ5mmの折り返しとし、シートベルト挿入、マグネットチップ装着の開口幅は15mm、開口円はφ28mmで形成した。第一のマグネットはφ20×2mmで1200ガウス、2.2Kgf、第二のマグネットはφ20×3mmで1750ガウス、3.8Kgfの円柱型ネオジュウム磁石を採用し、第二のマグネットが第一のマグネットの磁力を上回るように選定した。挿通可能なシートベルトの幅は55mm,挿通可能厚は6mmとした。シートベルト滑り止め材は、EPDM系ゴムとポリエステル繊維との複合品、厚が1mm、マグネットチップは挿入方向を簡単に識別できるように、シートベルトの移動規制を赤色、移動フリーを緑色に色分けして表示した。またシートベルトストッパーを引き出し口の近くに常在させる連結紐はナイロン、連結・解除具は解除の容易な小サイズの面ファスナーの雄と雌で小型、簡易な連結・解除具を構成した。
外形に関してはシートベルトのサイズに応じて適切なサイズとし、素材はポリプロピレンやナイロンでも良くサイドプレートとベースプレートは一体でも良い。マグネットの磁力、サイズ、滑り止めなどは適用するシートベルトの材質、厚さなどを考慮して最適化を図る。マグネットの素材はネオジゥムに限らずサマリュウムコバルトでも良く、形状も円柱に限らず多角柱、矩柱などでも良く吸着位置ズレが許容される範囲のサイズ相違は許容される。サブプレートの強磁性体プレートとしては鉄、SUS430などでも良く、滑り止めはシートベルトとの接触面の表面粗し、または摩擦抵抗が大きく、摩耗に強い素材を付加しても良いなど、機能、構造、形状、ディメンジョン、各種素材などは、本考案の趣旨を逸脱しない範囲であれば種々変形実施が可能である。
本考案に基づくシートベルトストッパーの構成概念図を示す シートベルトストッパーの移動をフリーにした状態の構成概念図を示す シートベルトストッパーにおける移動規制、移動フリーの原理を示す概念図 ベースプレートの構成概念図 マグネットチップの構成概念図 サブプレートの構成概念図 シートベルトストッパーを常在させる連結構造を示す概念図
1ベースプレート 9サブプレートズレ防止
2第一のマグネット 10サイドプレート
3滑り止め材 11サイドプレート
4強磁性体プレート 12開口部
5滑り止め材 13プレート留め具
6マグネットチップ 14固定具
7第二のマグネット 15連結紐
8シートベルト 16連結・解除具
17連結・解除具

Claims (6)

  1. 引き出したシートベルトの引き出し口への巻き戻しを規制して、シートベルトによる胸などの圧迫を防ぐ補助具に関して、第一のマグネットを備えるベースプレートと、強磁性体プレートで形成するサブプレートとの間にシートベルトを挟み、第二のマグネットを備えるマグネットチップをサブプレートに吸着搭載する構造において、手操作によりマグネットチップの表裏を反転設定することにより、第一のマグネットと第二のマグネットがサブプレートを介して相互に吸着、反発してシートベルト上での移動を規制、または移動をフリーとするシートベルトストッパー。
  2. 磁極面の形状、サイズが近似したマグネットを第一のマグネットと第二のマグネットとして使用するとともに、第二のマグネットが第一のマグネットより強い磁力を備えることにより、第一のマグネットと第二のマグネットの吸着、反発の中心位置ずれを避け、かつ第一のマグネット・強磁性体プレート・第二のマグネットの相互の吸着、反発の作用を所定の関係に保つ、請求項1に記載するシートベルトストッパー。
  3. サブプレート上にマグネットチップを接近、搭載した場合にマグネットチップ内において第二のマグネットの磁極面の反転はせず、磁極面をサブプレートに移動接近させることにより、第二のマグネットの磁極面とサブプレートとの距離をマグネットチップの表裏に関わらずほぼ一定に保つ、請求項1に記載するシートベルトストッパー。
  4. シートベルトとの接触面に滑り止め材を形成するベースプレートと、シートベルトとの接触面に滑り止め材を形成するサブプレートとの間にシートベルトを挟むことにより、シートベルト上での移動を規制、または移動をフリーとする、請求項1に記載するシートベルトストッパー。
  5. マグネットチップの表裏で決まる移動規制指定と移動フリー指定を色、文字、記号などでマグネットチップに識別表示する、請求項1に記載するシートベルトストッパー。
  6. シートベルト引き出し口の近傍に取り付ける固定具から所定の長さの連結紐を引き出し、連結紐に過度の力が加わった場合に連結を解除する連結・解除具で連結紐とシートベルトストッパーと結合することにより、引き出し口の近傍にシートベルトストッパーを常在させる、請求項1に記載するシートベルトストッパー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114103180A (zh) * 2021-11-03 2022-03-01 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种可折叠防滑带及其制作方法和使用方法

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