JP3223496U - 空中発光サイン装置 - Google Patents

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【課題】従来よりコストを節約でき、もしくは制御性を向上させることができる空中発光サイン装置の提供。【解決手段】制御に従って空中に飛行できる飛行手段11と、飛行手段11に設置される発光手段12と、飛行手段11の飛行を制御する飛行制御信号を送信する飛行操作手段2と、発光手段12の発光を制御する発光制御信号を送信する発光操作手段3と、を備えた空中発光サイン装置1であって、発光手段12は、飛行手段11に設置されているフレームユニット121と、フレームユニット121に取り付けられる複数の発光ユニット122と、フレームユニット121に取り付けられて発光操作手段3からの発光制御信号を受信して該発光制御信号に従って複数の発光ユニット122の発光状態を個別に制御する発光制御ユニット123と、を有する空中発光サイン装置1を提供する。【選択図】 図1

Description

本考案は発光ユニットを利用する表示装置に関するものであり、特に飛行手段を利用して空中に発光サインを形成する空中発光サイン装置に関する。
従来では、ビルの外壁などに設置されたベースと該ベースに配置された発光ユニットとを用い、発光ユニットの発光により、夜に表示効果を発揮する発光看板が広く使われている。
このような発光看板の発光ユニットに会社名や商標などを表示させ、静的な視覚効果を表現し、或いは発光ユニットに信号的に接続された制御システムを使用して発光ユニットの明るさを制御することにより、マーキーライトやアニメーション等の動的な視覚効果を表現することができる。
しかし、このような発光看板を設置する際、地面や建物の屋根、または建物の壁などの設置対象が必要なので、設置可能な環境は制限されている。
特許文献1には複数のドローンを空中に飛ばし、前記ドローンに発光ユニットをそれぞれ1つ設置し、空中に光点を形成することにより、発光看板のような表示効果を作り出すことができることが記載されている。しかし、この技術を用いて上記発光看板と同等な表示効果を発揮するには、大量のドローンを必要とするためコストが高く、そして大量のドローンを同時に制御することも困難である。
中国実用新案公告第208128579U号
上記のように、空中に発光看板を表示する従来の技術には、コストが高く、且つ、制御が困難な欠点がある。
本考案の目的は従来技術の欠点の少なくとも1つを克服する空中発光サイン装置を提供することである。
上記問題に鑑みて、本考案は制御に従って空中に飛行できる前記飛行手段と、前記飛行手段に設置される発光手段と、前記飛行手段の飛行を制御する飛行制御信号を送信する飛行操作手段と、前記発光手段の発光を制御する発光制御信号を送信する発光操作手段と、を備えた空中発光サイン装置であって、
前記飛行手段は、前記飛行操作手段からの前記飛行制御信号を受信して該飛行制御信号に従って前記飛行手段の飛行を制御する自動パイロットユニットを有しており、
前記発光手段は、前記飛行手段に設置されているフレームユニットと、前記フレームユニットに取り付けられる複数の前記発光ユニットと、前記フレームユニットに取り付けられて前記発光操作手段からの前記発光制御信号を受信して該発光制御信号に従って前記複数の前記発光ユニットの発光状態を個別に制御する発光制御ユニットと、を有しており、
前記飛行操作手段は、飛行操作を受け付ける飛行操作モジュールと、該飛行操作モジュールに対する操作に応じて対応する前記飛行制御信号を生成して前記飛行手段に送信する第1の送信モジュールと、を有しており、
前記発光操作手段は、発光操作を受け付ける発光操作モジュールと、該発光操作モジュールに対する操作に応じて対応する前記発光制御信号を生成して前記発光手段に送信する第2の送信モジュールと、を有していることを特徴とする空中発光サイン装置を提供する。
前記フレームユニットは、前記飛行手段に吊り下げられるワイヤーを有してもよく、各前記発光ユニットは、それぞれ前記ワイヤーに固定されてもよい。
前記飛行手段は、水平方向に延伸し、且つ、複数本の前記ワイヤーが取り付けられる水平アームを更に有してもよい。
前記ワイヤーの下端に、重りが取り付けられてもよい。
各前記ワイヤーは、互いに所定の水平距離を空けて前記水平アームに取り付けられてもよく、更に、1本の前記ワイヤーに取り付けられた各前記発光ユニットは、互いに所定の垂直距離を空けて該ワイヤーに取り付けられてもよい。
上記構成によれば、本考案の空中発光サイン装置は、1つの前記飛行手段を用いて複数の前記発光ユニットを空中に運んで空中で様々な光の効果を形成することにより、必要な飛行手段の数量を減らして、設置するコストを節約できると共に、複数の飛行手段を同時に制御する難易度も抑えることもできる。
本考案の空中発光サイン装置の第1の実施形態の説明図であり、複数の飛行手段と飛行操作手段及び発光操作手段の制御関係が示されている。 本考案の空中発光サイン装置が編隊飛行を行う様子が示されている説明図である。 本考案の空中発光サイン装置の第2の実施形態の側面図である。
以下は図面を用いながら本考案について詳しく説明する。ちなみに、以下の説明では、本考案において類似する構造を持ち、且つ同等な機能を発揮するものに関しては、全く同じものでなくても、同じ符号が振り分けられていることを断っておく。
まず、図1〜図2に本考案の空中発光サイン装置の第1の実施形態が示されている。図1は複数の飛行手段と飛行操作手段及び発光操作手段の制御関係が示されている説明図であり、図2は本考案の空中発光サイン装置が編隊飛行を行う様子が示されている説明図である。
図1、図2には複数の空中発光サイン装置1が示されているが、全ての空中発光サイン装置1は同じ構成を有するため、以下では1つの空中発光サイン装置1のみについて詳しく説明する。
図示のように、本考案の第1の実施形態の空中発光サイン装置1は、飛行手段11と、飛行手段11に取り付けられる発光手段12と、飛行操作手段2と、発光操作手段3とを備えている。
飛行手段11には、飛行操作手段2からの飛行制御信号を受信し、該飛行手段11の飛行を制御することができる自動パイロットユニット13が搭載されていると共に、下方に発光手段12が吊り下げられている。
また、この実施形態において、飛行手段11としては制御に従って空中に飛行できるドローンが使用され、空中で移動したりホバリングしたりすることができるが、本考案として利用可能な飛行手段11はドローンに限定されることなく、制御に従って空中に飛行できるものであれば、本考案における飛行手段として適用することができる。
発光手段12は、フレームユニット121と、複数の発光ユニット122と、発光制御ユニット123と、重り124とを有する。フレームユニット121は、飛行手段11に吊り下げられるワイヤー125を有しており、各発光ユニット122は、それぞれワイヤー125に固定されている。各発光ユニット122としては1個以上の混色LEDランプを使用することができる。混色LEDは短い反応時間、高い輝度、節電などの利点を有するため、本考案における発光ユニットに適用することが特に好ましいが、本考案において発光ユニット122として適用できるものは、LEDに限らず、駆動に応じて制御可能な手段であれば本考案における発光ユニットとして適用することができる。発光制御ユニット123は、ワイヤー125の基部に設置され、発光ユニット122と信号的に接続し、発光ユニット122に対して制御信号を出力することにより、各発光ユニット122を個別に制御してさまざまな発光パターンを実行させることができる。重り124は、ワイヤー125の下端に接続されており、ワイヤー125が飛行手段11によって空中に運ばれる時、重り124の重量を利用して該ワイヤー125を上下に伸びる状態に確保することができる。
飛行操作手段2は、飛行操作モジュール21、及び第1の送信モジュール22が含まれ、その飛行操作モジュール21は使用者によって操作されて飛行制御信号を生成するように構成されており、その飛行制御信号を第1の送信モジュール22で自動パイロットユニット13に送信し、自動パイロットユニット13が飛行制御信号に従ってそれぞれに対応する飛行手段11を制御することで、飛行手段11の移動やホバリングを実行することができる。なお、第1の送信モジュール22により自動パイロットユニット13に送信される飛行制御信号には、制御対象である各飛行手段11に対応する複数の空間座標信号や各飛行手段11に対応する複数の移動方向信号が含まれ得る。
発光操作手段3は、発光操作モジュール31と、第2の送信モジュール32が含まれている。発光操作モジュール31は使用者が発光制御信号を生成し、操作するためのものであり、その発光制御信号は第2の送信モジュール32によって、発光制御ユニット123に送信することにより、発光制御ユニット123が発光制御信号に従って、発光ユニット122を制御することができるようにする。その発光制御信号には発光手段12に対応する複数組の発光ユニット122の信号が含まれ得る。その信号は明滅、明るさ、明滅周波数と変色等の発光機能に関わる信号であり、発光手段12の発光制御ユニット123は対応する発光ユニット122をそれぞれ制御し、対応する発光機能を実行することができる。
本考案の空中発光サイン装置の第1の実施形態を使用する場合には、例えば複数の空中発光サイン装置を用意し、飛行操作手段2を操作し、各飛行手段11を飛行制御信号に応じて空中に飛行させ、それぞれ対応する位置に移動させる。具体的には、各飛行手段11と隣接する飛行手段11との相対位置を固定させるが、好ましくは飛行手段11同士を左右に等距離で配置させ、更には発光ユニット122を上下左右に間隔を空けて配置させ、発光ユニット配列平面5を構成し、各発光ユニット122を、発光ユニット配列平面5の1つの画素とする。
次に、発光操作手段3を使用し、発光手段12の発光ユニット122を制御し、対応する発光機能をそれぞれ実行する。例えば、複数の発光ユニット122のみを点いたままにさせ、他の発光ユニット122を常に消えた状態にさせることにより、空中に静的な図案を形成することができる。或いは、各発光ユニット122を異なる周波数で明滅させることにより、動的なアニメやマーキーライトを形成する。発光ユニット122を用い、様々な発光効果を組み合わせて表示すると同時に、飛行操作手段2を操作し続けることにより、飛行手段11同士の相対位置を維持しながら飛行手段11を任意の方向に移動させることにより、発光ユニット配列平面5を空中で移動させることもできる。
また、図2に示されるように、本考案の空中発光サイン装置1を多数用意して複数の飛行隊列6を組んで運用することも可能である。各飛行隊列6における全ての空中発光サイン装置1を用いて1つの発光ユニット配列平面5を構成したり、複数の発光ユニット配列平面5を構成したりすることにより、従来よりも幅広い視覚効果を提供することができる。
図3を参照し、本考案の空中発光サイン装置の第2の実施形態について説明する。
図示のように、この第2の実施形態では、飛行手段11は更に左右に延伸する水平アーム126を有しており、発光手段12のフレームユニット121は、それぞれ水平アーム126に連接し、互いに所定の水平距離(図示の例では等間隔)を空けて配列されるように取り付けられている複数のワイヤー125であり、各ワイヤー125に、発光ユニット122が互いに所定の垂直距離(図示の例では等間隔)を空けて取り付けられている。飛行手段11が飛行する際は、飛行手段11から吊り下げられるようになる。この実施形態において、飛行手段11は、飛行船または熱気球等のような積載量が大きい大型の飛行器具が適しているが、複数の発光手段12を積載するのに十分な出力があれば、小型のドローンであっても構わない。空中発光サイン装置1の発光手段12は、第1の実施形態と同様に独立し、発光ユニット配列平面5となることができることにより、静的または動的な発光効果を達成することができる。
なお、ワイヤー125と発光ユニット122とを等間隔に配置するのは発光ユニット配列平面5を構成するためであるが、ワイヤー125と発光ユニット122とは等間隔に配置されることに限定されず、任意の配置により、更に多様な発光効果を表示することができる。実施にはワイヤー125と発光ユニット122を等間隔に配置することに限らず、所望の表示に応じて、必要な位置にのみ配置してもよい。
以上述べたように、本考案の空中発光サイン装置の効果は、各飛行手段11が複数の発光ユニット122を搭載していることを利用し、発光ユニット配列平面5を構成するのに必要な飛行手段11の数を減らすことができ、発光ユニット配列平面5を空中に配置するコストを下げることができる。同時に、発光操作手段3により、発光ユニット122を制御し、それぞれ異なる発光機能を実行することにより、発光ユニット配列平面5は飛行手段11の移動速度に制限されることなく様々な発光効果を迅速に変えることができる。そのため、本考案の目的を確実に達成することができる。
以上述べたものは、本考案の実施の形態に過ぎず、本考案の実施範囲はこれに限定されることなく、実用新案登録出願の範囲および本考案の明細書に書かれたことの簡単な変化および修正はすべて本考案の範囲に網羅される。
1 空中発光サイン装置
11 飛行手段
12 発光手段
121 フレームユニット
122 発光ユニット
123 発光制御ユニット
124 重り
125 ワイヤー
126 水平アーム
13 自動パイロットユニット
2 飛行操作手段
21 飛行操作モジュール
22 第1の送信モジュール
3 発光操作手段
31 発光操作モジュール
32 第2の送信モジュール
5 発光ユニット配列平面
6 飛行隊列

Claims (5)

  1. 制御に従って空中に飛行できる飛行手段と、
    前記飛行手段に設置される発光手段と、
    前記飛行手段の飛行を制御する飛行制御信号を送信する飛行操作手段と、
    前記発光手段の発光を制御する発光制御信号を送信する発光操作手段と、
    を備えた空中発光サイン装置であって、
    前記飛行手段は、前記飛行操作手段からの前記飛行制御信号を受信して該飛行制御信号に従って前記飛行手段の飛行を制御する自動パイロットユニットを有しており、
    前記発光手段は、前記飛行手段に設置されているフレームユニットと、前記フレームユニットに取り付けられる複数の発光ユニットと、前記フレームユニットに取り付けられて前記発光操作手段からの前記発光制御信号を受信して該発光制御信号に従って前記複数の発光ユニットの発光状態を個別に制御する発光制御ユニットと、を有しており、
    前記飛行操作手段は、飛行操作を受け付ける飛行操作モジュールと、該飛行操作モジュールに対する操作に応じて対応する前記飛行制御信号を生成して前記飛行手段に送信する第1の送信モジュールと、を有しており、
    前記発光操作手段は、発光操作を受け付ける発光操作モジュールと、該発光操作モジュールに対する操作に応じて対応する前記発光制御信号を生成して前記発光手段に送信する第2の送信モジュールと、を有している
    ことを特徴とする空中発光サイン装置。
  2. 前記フレームユニットは、前記飛行手段に吊り下げられるワイヤーを有しており、各前記発光ユニットは、それぞれ前記ワイヤーに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の空中発光サイン装置。
  3. 前記飛行手段は、水平方向に延伸し、且つ、複数本の前記ワイヤーが取り付けられる水平アームを更に有していることを特徴とする請求項2に記載の空中発光サイン装置。
  4. 前記ワイヤーの下端に、重りが取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の空中発光サイン装置。
  5. 各前記ワイヤーは、互いに所定の水平距離を空けて前記水平アームに取り付けられており、更に、1本の前記ワイヤーに取り付けられた各前記発光ユニットは、互いに所定の垂直距離を空けて該ワイヤーに取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の空中発光サイン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021167152A (ja) * 2020-04-10 2021-10-21 三菱重工業株式会社 空中浮揚体、空中位置維持装置、空中浮揚体の空中位置維持方法および空中浮揚体の回収方法

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