JP3222820B2 - データ通信端末及び通信方法 - Google Patents

データ通信端末及び通信方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1996年10月
22日出願の米国出願番号第08/734,909号、
及び1996年10月22日出願の米国出願番号第08
/734,908号、に記載された発明に関連する。
【0002】本発明は、多重端末が共通通信チャネルへ
のアクセスを共有する通信システムにおけるプロトコル
及び動的検索ツリー拡張手順に関する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、通信システムは、共通の通信チャネル状で互いに接
続された複数の端末を含む。例えば、共同アンテナテレ
ビジョン(CATV)システムにおいて、ヘッドエンド
は複数の加入者端末にケーブルにより接続されている。
ケーブルは、ヘッドエンドから加入者端末への下り通
信、及び加入者端末からヘッドエンドへの上り通信を支
持する。ヘッドエンドと加入者端末との間で送信される
データはデータフレームにて送信される。従って、ヘッ
ドエンドが加入者端末と通信するときは、ヘッドエンド
は加入者端末に下りデータフレームにて送信し、加入者
端末がヘッドエンドと通信するときは、加入者端末はヘ
ッドエンドに上りデータフレームにて送信する。
【0004】このようなCATVシステムにおいて、ヘ
ッドエンド及び加入者端末は幾つかの方法でケーブルの
資源を共有しなければならない。例えば、下り通信及び
上り通信は、通常、異なる周波数範囲に割り当てられ
る。小分割された割当てでは、下り通信は54MHzと
750MHzの間及びそれ以上の周波数範囲に割り当て
られ、一方、上り通信は42MHz以下の周波数範囲に
割り当てられる。中分割された割当てでは、下り通信は
162MHz及びそれ以上の周波数範囲に割り当てら
れ、一方、上り通信は5MHzと100MHzの間の周
波数範囲に割り当てられる。大分割された割当てでは、
下り通信は234MHz及びそれ以上の周波数範囲に割
り当てられ、一方、上り通信は5MHzと174MHz
の間の周波数範囲に割り当てられる。
【0005】さらに、加入者端末は幾つかの方法でケー
ブルの資源を共有しなければならない。時分割多重アク
セス(TDMA)CATVシステムでは、加入者端末
は、通常、唯一割り当てられかつ重複しない時間周期の
間でデータを送信することによりケーブルを共有する。
周波数分割多重アクセス(FDMA)CATVシステム
において、加入者端末は、有効な上り周波数帯域幅を多
数の狭い周波数チャネルに分割することにより、そして
各加入者端末を自身が対応する狭い周波数帯域に割り当
てることにより、ケーブルを共有する。コード分割多重
アクセス(CDMA)CATVシステムにおいて、加入
者端末は、そのデータメッセージを乗算し、割り当てら
れたコードワードを対応させ、その結果を送信すること
により、ケーブルを共有する。
【0006】各加入者端末を唯一の時間スロットに割り
当てるTDMAシステムは、加入者端末により送信され
たデータの衝突を回避し、加入者端末からヘッドエンド
へのデータ・スループットの量を制限する。各加入者端
末をそれ自身が対応する狭い周波数帯域に割り当てるF
DMAは、加入者端末に割り当てられた周波数帯域の数
が限定されるので、同様にスループットを制限する。C
DMAは、加入者端末に割り当てられるべき有効なコー
ドワードの数が限定されるので、同様に通信ケーブル上
のスループットを制限する。
【0007】CATVシステムのヘッドエンドへ加入者
端末により送信されたデータのスループットを増大する
ために、加入者端末からヘッドエンドへの通信を支持す
る上りデータフレームを、幾つかのミニスロット及びデ
ータスロットに分割することは知られている。ヘッドエ
ンドに送信するデータを持つこれらの加入者端末は、現
在の上りデータフレーム(即ち、離散的時間nにおける
上りデータフレーム)のミニスロットにて予約要求を挿
入することが必要とされる。この予約要求は、これらの
加入者端末により使用するために、引き続く上りデータ
フレーム(例えば、離散的時間n+1における上りデー
タフレーム)にてデータスロットを予約することをヘッ
ドエンドに要求する。
【0008】このような現在のシステムにより利用され
る上りデータフレームにてミニスロットの数が限定され
るので、ミニスロットの制限された数へのアクセスに対
する加入者端末間の競合は、結果的に予約要求の間の頻
繁な衝突(即ち、競合)を生じる。しかしながら、少な
くとも幾つかの予約要求は、いずれか所定の上りデータ
フレームにおける衝突がなくヘッドエンドに加入者端末
により連続的に送信されることが望まれる。それ故、結
局、全ての加入者端末がそのデータを、その目的のため
に予約されたデータスロットにてヘッドエンドへ送信で
きることが、一般に考えられている。しかし、このよう
なシステムにおけるミニスロットの数は制限され固定さ
れるので、このようなシステムにおけるスループットは
対応して制限される。
【0009】加入者端末が、上りデータフレームにおけ
る同じ周波数、時間、又はコードワードスロットに対し
て競合することを許容し、かついずれか結果的に生じる
衝突を解消するためにツリーアルゴリズムを使用するこ
とを許容することにより、CATVシステムのヘッドエ
ンドへ加入者端末により送信されたデータのスループッ
トを増大することもまた知られている。衝突は、結果的
に2つ又はそれ以上の加入者端末が上りデータフレーム
の同じスロットにてデータを送信するときに生じる。ヘ
ッドエンドがこのような衝突を検出すると、ヘッドエン
ドは、第2の競合層に対して、衝突があった以前の上り
データフレームにおける各競合スロットに対して、次の
上りデータフレームにおける所定数の拡張スロットを割
り当てるツリーアルゴリズムを開始する。言い換える
と、ツリーアルゴリズムは、衝突があった各競合スロッ
トを所定数の拡張スロットに拡張する。
【0010】ヘッドエンドによるこの拡張に応答して、
各加入者端末は、衝突があったスロットの1つにて送信
されたか否かを決める。衝突があった競合スロットにて
送信されたことを決めた各加入者端末は、次の上りデー
タフレームにて、データを送信した以前の上りデータフ
レームの競合スロットに対応する拡張スロットの1つを
ランダムに選択する。これらの加入者端末は、対応する
ランダムに選択された拡張スロットにてそのデータを再
送信する。もしヘッドエンドが再び衝突を検出すると、
ツリーアルゴリズムは、第3の競合層い対して、衝突が
あった以前の上りデータフレームにて各スロットに対し
て、次の上りデータフレームにて所定数の拡張スロット
を割り当てる。競合する加入者端末は以下のように応答
する。この方法において競合は解消される。
【0011】本発明は、上りデータフレームにてミニス
ロットの数を必要に応じて動的に変えるプロトコルの属
性を、2つ又はそれ以上の端末が上りデータフレームの
同じスロットにて衝突する場合に、その競合を解消する
ための動的なツリーアルゴリズムの属性に結合するシス
テムに関する。IEEEはこのようなシステムに関して
標準(802.14)に向けて作用する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様によ
れば、端末は受信手段と送信パラメータ発生手段と送信
手段を具備する。受信手段はレンジパラメータR及びパ
ラメータMAPを有する下りデータフレームを受ける。
パラメータMAPは、新メッセージミニスロットNMS
の数、動的検索ツリー拡張手順により拡張された拡張ミ
ニスロットEMSの数、及び次の上りデータフレームに
おけるデータスロットDSの数、を規定する。送信パラ
メータ発生手段は送信パラメータNを発生する。送信パ
ラメータNはレンジパラメータRにより強制される。送
信手段は、(i)送信パラメータNが新メッセージミニ
スロットに対応するときに次の上りデータフレームの新
メッセージミニスロットにて予約要求を送信し、(i
i)以前の上りデータフレームにあり且つ次の上りデー
タフレームにて拡張されたミニスロットにて予約要求を
既に送信したときに、次の上りデータフレームの拡張ミ
ニスロットにて予約要求を再送信し、そして(iii)
端末に予約されたデータスロットにてデータを送信す
る。
【0013】本発明の他の態様によれば、通信媒体上の
上りデータメッセージのスロットにおけるデータ送信端
末は、受信手段と、第1及び第2のスロット選択手段
と、挿入手段を具備する。受信手段は下りデータメッセ
ージを受ける。下りデータメッセージはスロットパラメ
ータを含む。スロットパラメータは新メッセージスロッ
トと予約要求の送信における拡張スロットと示す。拡張
スロットは結果的に動的探索ツリー拡張手順から得られ
る。第1のスロット選択手段は拡張スロットの1つを選
択する。第2のスロット選択手段は、少なくとも疑似ラ
ンダム基準のもとで、新メッセージスロットの1つを選
択する。挿入手段は、指定された将来の上りメッセージ
の選択された拡張スロットの1つにて、以前送信された
予約要求を挿入し、将来の上りメッセージの選択された
新メッセージスロットの1つにて、新予約要求を挿入す
る。
【0014】本発明のさらに他の態様によれば、上りデ
ータメッセージのスロットにおけるデータ送信方法は、
次の段階、a)下りデータメッセージを受信する段階で
あって、下りデータメッセージはレンジパラメータR及
びスロットパラメータを含み、スロットパラメータは新
メッセージスロットNSと予約要求の送信における拡張
スロットESと示し、拡張スロットESは結果的に動的
探索ツリー拡張手順から得られる受信段階と、b)拡張
スロットの1つを選択する段階と、c)レンジパラメー
タRに従って、新メッセージスロットの1つを選択する
段階と、d)選択された拡張スロットの1つにて以前に
送信された予約要求を挿入する段階と、e)選択された
新メッセージスロットにて新予約要求を挿入する段階
と、を具備する。
【0015】本発明のさらに他の態様によれば、通信媒
体上でデータを送受信するデータ送受信端末は、スロッ
ト拡張手段と、スロットパラメータ決定手段と、レンジ
パラメータ決定手段と、挿入手段とを具備する。スロッ
ト拡張手段は、端末により受信されたデータメッセージ
において衝突を経験したスロットを、動的探索ツリー拡
張手順に従って拡張スロットに拡張する。スロットパラ
メータ決定手段は、将来の上りデータメッセージに対し
てスロットパラメータを決める。スロットパラメータ
は、(i)新予約要求の端末への送信の中の新メッセー
ジスロット、及び(ii)拡張スロットを示す。レンジ
パラメータ決定手段は、将来の上りデータメッセージに
対してレンジパラメータRを決める。レンジパラメータ
Rは通信媒体のローディングに基づいて決められる。挿
入手段は、通信媒体上の通信に対して下りデータメッセ
ージにおいてスロットパラメータ及びレンジパラメータ
Rを挿入する。
【0016】本発明のさらに他の態様によれば、通信媒
体上でデータを送受信するデータ送受信端末は、スロッ
ト拡張手段と、スロットパラメータ決定手段と、レンジ
パラメータ決定手段と、挿入手段とを具備する。スロッ
ト拡張手段は、端末により受信されたデータメッセージ
において衝突を経験したスロットを、固定の探索ツリー
拡張手順に従って拡張ミニスロットEMSに拡張する。
スロットパラメータ決定手段は、将来の上りデータメッ
セージに対してスロットパラメータを決める。スロット
パラメータは、(i)新予約要求の端末への送信の中の
新メッセージミニスロット、(ii)旧予約要求の端末
への再送信の中の拡張ミニスロットEMS、及び(ii
i)端末へのデータ送信の中のデータスロットDS、を
示す。レンジパラメータ決定手段は新予約要求が端末ヘ
送信されるか否かを決める上で有用なレンジパラメータ
Rを決める。挿入手段は、通信媒体上の通信に対して下
りデータメッセージにおいてスロットパラメータ及びレ
ンジパラメータRを挿入する。
【0017】本発明のさらに他の態様によれば、端末は
受信手段と送信手段を具備する。受信手段は第1及び第
2の下りメッセージを受ける。第1の下りメッセージは
新メッセージスロット、拡張スロット及びデータスロッ
トを持つ第1の上りメッセージを規定する。第2の下り
メッセージは新メッセージスロット及び端末が第2の上
りメッセージの新メッセージスロットの1つにて予約要
求を送信するか否かを決めるアドレスを有する第2の上
りメッセージを規定する。送信手段は第1の下りメッセ
ージに応答し、(i)端末が決めるならば、第1の上り
メッセージの新メッセージスロットにて予約要求を送信
し、(ii)端末が、以前の上りメッセージにて第1の
上りメッセージにて拡張されたスロットにおいて予約要
求を送信したならば、第1の上りメッセージの拡張スロ
ットにて予約要求を再送信し、そして(iii)端末に
予約されたデータスロットにてデータを送信する。送信
手段は第2の下りメッセージに応答し、もし第2の下り
メッセージが端末のアドレスに対応するならば、第2の
上りメッセージの新メッセージスロットにて予約要求を
送信する。
【0018】本発明の他の態様によれば、端末は受信手
段、送信パラメータ発生手段と、送信手段を具備する。
受信手段は競合レンジパラメータRを持つ下りデータフ
レームを受ける。競合レンジパラメータRは少なくとも
2つの可能な優先値の1つを持つ。送信パラメータ発生
手段は端末により送信されたデータの優先順位に依存し
て送信パラメータRNを発生する。送信パラメータRN
は競合レンジパラメータRにより強制される。送信手段
は、もし送信パラメータRNが次の上りデータフレーム
にてスロットに対応し、かつもし予約要求が送信パラメ
ータRNに対応するデータに関係するならば、次の上り
データフレームのスロットにて予約要求を送信する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1はヘッドエンド12、複数の
加入者端末141 −14n 及びヘッドエンド12及び加
入者端末141 −14n に相互接続するケーブル16を
含むCATVシステムを示す。ヘッドエンド12は、本
発明に従ってケーブル16上で上り通信を支持するため
にプログラムされたプロセッサを含む従来のハードウェ
ア設計であってもよい。同様に、加入者端末141 −1
n は、本発明に従ってケーブル16上で下り通信を支
持するためにプログラムされたプロセッサを各々含む従
来のハードウェア設計であってもよい。
【0020】本発明によれば、加入者端末141 −14
n がケーブル16上でヘッドエンド12に通信するため
にデータを有するとき、これらの加入者端末は最初に予
約要求を作成する。予約要求の作成において、加入者端
末141 −14n は、ミニスロットが加入者端末141
−14n からヘッドエンド12への予約要求を担うの
で、上りデータフレームにてミニスロットの限定された
しかし動的に可変する数に対して互いに競合する。ヘッ
ドエンド12により引き続き受信される(即ち、衝突が
ないミニスロットにてヘッドエンド12により受信され
るこれらの予約要求に関連して、ヘッドエンド12は、
適切な加入者端末141 −14n へのヘッドエンド12
により送信される認知の方法で予約要求を認知する。従
って、上りデータフレームは、幾つか又は大部分がミニ
スロットMSに小分割されるスロットSに分割され、そ
れにより全ての競合及び予約活動は上りデータフレーム
のミニスロットにて起こり、そして全てのデータ送信は
スロットSの小分割されないデータスロットDSにて起
こる。
【0021】ミニスロットMS及びデータスロットDS
の配置は下りデータフレームにてヘッドエンド12によ
り特定される。加入者端末141 −14n は、それらが
予約要求とデータを引き続く上りデータフレームにて送
信できるか否かに関して決定するために、この特定され
た配置と所定の他のパラメータを使用する。従って、加
入者端末141 −14n は上りチャネルの帯域幅に対し
て競合する。適切な予約要求は、有効性に基づいて、適
切な予約要求を送信した加入者端末の各々に対して、結
果的に1つ又はそれ以上のデータスロットを予約するヘ
ッドエンド12を持つ。いずれか1つの加入者端末に有
効な予約データスロットの数は、適切な予約要求を作成
する加入者端末の数に依存する。
【0022】上りデータフレーム及び下りデータフレー
ムのサイズは、例えば、少なくともヘッドエンド処理時
間の合計とケーブル16の往復の送信遅延に等しいサイ
ズを持つために、等しくてもよく、固定されていてもよ
く、規定されてもよい。例示的な下りデータフレームを
図2に示す。各下りデータフレームは4つのセクション
を持つ。第1のセクションはレンジパラメータRを含
む。レンジパラメータRは、競合する加入者端末が以前
に送信された予約要求を持たないときに、新メッセージ
ミニスロットに対して競合するために、加入者端末14
1 −14nにより使用される。
【0023】下りデータフレームの第2のセクションは
スロットパラメータMAPを含む。スロットパラメータ
MAPは、次の上りデータフレームのどのスロットが、
(i)新予約要求(即ち、以前に送信されなかった予約
要求)を送信するために加入者端末141 −14n によ
り使用される新メッセージミニスロット(NMS)であ
るか、(ii)以前に送信されそしてたの加入者端末か
らの予約要求と衝突した予約要求を送信するために加入
者端末141 −14n により使用される拡張ミニスロッ
ト(EMS)であるか、(iii)加入者端末141
14n がデータを送信できるように加入者端末141
14n に予約されたデータスロット(DS)であるか、
を規定する。スロットパラメータMAPは、例えば、各
新メッセージミニスロット、各拡張ミニスロット、次の
上りデータフレームにて各データスロット、等の位置を
規定するマップである。マップは、これらの新メッセー
ジミニスロット、拡張ミニスロット、及び散在されるデ
ータスロットを、上りデータフレームを通して許容す
る。加入者端末141 −14n は、上りデータフレーム
にてどのスロットが新ミニスロットであるか、上りデー
タフレームにてどのスロットが拡張ミニスロットである
か、上りデータフレームにてどのスロットがデータスロ
ットであるか、を決めるためにマップを読む。
【0024】代わって、スロットパラメータMAPは、
単に、新メッセージミニスロットと拡張ミニスロットと
スロットとの間で上りデータフレームにてスロットを分
割する境界であってもよい。この場合、新メッセージミ
ニスロットと拡張スロットとデータスロットは互いに分
離される。さらに、次の上りデータフレームに含まれる
ミニスロットは、RQ#(即ち、RQ番号)で割当てら
れる。従って、次の上りデータフレームに含まれ、かつ
新予約要求(即ち、以前に送信されなかった予約要求)
を送信するために加入者端末141 −14n により使用
されなかった新メッセージミニスロットは、RQ#=0
で割当てられる。従って、以前に送信しなかった予約要
求をもつ加入者端末は、RQ#=0に割り当てられたミ
ニスロットにて以前に送信されなかった予約要求を送信
する。
【0025】0以外のRQ番号は、(i)以前の上りデ
ータフレームにて他の加入者端末からの予約要求で衝突
した予約要求を再送信するために加入者端末141 −1
nにより使用される拡張ミニスロットに割り当てら
れ、そして(ii)拡張ミニスロットが対応する以前の
上りデータフレームの競合ミニスロットに割り当てられ
る。例えば、衝突が以前の上りデータフレームnのミニ
スロット16,27,33,及び45にて生じたなら
ば、ヘッドエンド12はスロットパラメータMAPに
て、以前のミニスロット16がRQ番号=4に対応する
ことを示し、ヘッドエンド12は、次の上りデータフレ
ームn+1にあり以前のミニスロット16が拡張される
拡張ミニスロットにRQ番号=4を割り当てる。同様
に、(i)ヘッドエンド12はスロットパラメータMA
Pにて、以前のミニスロット27がRQ番号=3に対応
することを示し、ヘッドエンド12は、次の上りデータ
フレームn+1にあり以前のミニスロット27が拡張さ
れる拡張ミニスロットにRQ番号=3を割り当て、(i
i)ヘッドエンド12はスロットパラメータMAPに
て、以前のミニスロット33がRQ番号=2に対応する
ことを示し、ヘッドエンド12は、次の上りデータフレ
ームn+1にあり以前のミニスロット33が拡張される
拡張ミニスロットにRQ番号=2を割り当て、(ii
i)ヘッドエンド12はスロットパラメータMAPに
て、以前のミニスロット45がRQ番号=1に対応する
ことを示し、ヘッドエンド12は、次の上りデータフレ
ームn+1にあり以前のミニスロット45が拡張される
拡張ミニスロットにRQ番号=1を割り当てる。
【0026】従って、加入者端末が以前の上りデータフ
レームnのミニスロット16にて予約要求を送信したな
らば、加入者端末は、以前の上りデータフレームnのミ
ニスロット16がRQ番号=4に割り当てられることを
検出し、RQ番号=4が割り当てられ次の上りデータフ
レームn+1である拡張ミニスロットの1つにて予約要
求を再送信する。最も大きいRQ番号は衝突を経験する
ミニスロットの数により決められる。この例として、4
つのミニスロット(即ち、ミニスロット16,27,3
3及び45)は衝突を経験し、従って、最も大きなRQ
番号は4である。
【0027】下りデータフレームの第3のセクション
は、以前の上りデータフレームにてヘッドエンド12へ
加入者端末141 −14n により適切に作成される予約
要求の認知に委ねられる。各認知フィールド(ACK)
は、例えば、(i)認知された加入者端末のアドレスで
ある端末ID、及び(ii)端末IDにより特定された
加入者端末に予約され、特定された加入者端末がヘッド
エンド12へデータを送信するデータスロット、を含
む。
【0028】下りデータフレームの第4のセクション
は、加入者端末141 −14n に他のデータを通信する
ためのヘッドエンド12により使用されるデータスロッ
トを含む。上りデータフレームの例は図3に示される。
上りチャネルにおいて、加入者端末141 −14n は、
次の上りデータフレームの規定を決めるために以前の下
りデータフレームのスロットパラメータMAPを使用す
る。上りデータフレームは複数のスロットを含む。図3
に示すように、スロットは新メッセージミニスロットN
MSに小分割され、スロットは拡張ミニスロットEMS
に小分割され、又はスロットは小分割さず(又は、部分
的に分割され)データスロットDSとして使用される。
新メッセージミニスロットNMSと拡張ミニスロットE
MSとデータスロットDSとの混合はヘッドエンド12
により規定され、負荷条件に依存して変化する。従っ
て、ミニスロットの数は、衝突の範囲及びヘッドエンド
12における予約要求キューDQにおける予約要求の範
囲に依存して動的に変化する。スロットは、新メッセー
ジミニスロットNMS及び/又は拡張ミニスロットEM
Sの固定数mに小分割される。
【0029】対応する加入者端末からの2つ又はそれ以
上の予約要求が、新メッセージミニスロット又は上りデ
ータフレームの拡張ミニスロットにて衝突するとき、そ
の新メッセージミニスロット又は拡張ミニスロットは引
き続く上りデータフレームにおける拡張ミニスロットの
数に拡張される。図4は、新メッセージミニスロット及
び/又は衝突が生じた拡張ミニスロットに拡張するため
に使用される動的検索ツリー拡張手順を示す。以前の上
りデータフレームに衝突がないとき、次の上りデータフ
レームにおける全てのミニスロットは、新メッセージミ
ニスロットであり、加入者端末141 −14n はこれら
の新メッセージミニスロットのいずれかに競合すること
が許される。衝突が生じると、システムは第1の競合層
をエンターする。従って、第1の競合層は新メッセージ
ミニスロットにて衝突があるとき生じる。図4の上りデ
ータフレームF1は第1の競合層を示す。衝突が生じな
い新メッセージミニスロットはNCで示され、衝突が生
じた新メッセージミニスロットはCで示され、さらに新
メッセージミニスロット間を区別するための添字を持
つ。
【0030】従って、ヘッドエンド12は、拡張係数E
(例えば、6)により第1の競合層の間、衝突が生じる
新メッセージミニスロットの各々を拡張する。拡張係数
Eに対するこの値は、上りデータフレームF1の新メッ
セージミニスロットにおける衝突の量に依存する。従っ
て、ヘッドエンド12は、衝突が第2の競合層に対する
6つの対応拡張ミニスロットに生じた新メッセージミニ
スロットの各々を拡張する。第2の競合層は衝突が拡張
ミニスロットにあるときに生じる。例えば、新メッセー
ジミニスロットCaは、第2の競合層にて6つの拡張ミ
ニスロットが衝突を含まない、という結果と共に、6つ
の拡張ミニスロットに拡張されル。同様に、ミニスロッ
トCbは、第2の競合層にて6つの拡張ミニスロットの
1つ(Cb1)が衝突を含み、6つの拡張ミニスロット
の内の5つが衝突を含まない、という結果と共に、6つ
の拡張ミニスロットに拡張される。
【0031】上りデータフレームにおけるミニスロット
の数の制限により、第1の競合層のミニスロットが同じ
次の上りデータフレームに全く拡張されない場合がある
ことに注意すべきである。従って、例えば、上りデータ
フレームF1からのミニスロットCfは、上りデータフ
レームF2の代わりに上りデータフレームF3における
第2の競合層に対する6つの拡張ミニスロットに拡張さ
れる。6つの拡張ミニスロットの1つ(Cf1)は衝突
を含み、6つの拡張ミニスロットの内の5つは衝突を含
まない。
【0032】上りデータフレームは異なる競合層の拡張
ミニスロットを含むことに注目すべきである。例えば、
第1の競合層を示す上りデータフレームF1からのミニ
スロットCgは上りデータフレームF3において6つの
ミニスロットに拡張され、第2の競合層を示す上りデー
タフレームF2からのミニスロットCb1は上りデータ
フレームF3にて3つの拡張ミニスロットに拡張され
る。
【0033】他の例として、図5は、新メッセージミニ
スロット及び/又は衝突が生じた拡張ミニスロットを拡
張するために使用される固定検索ツリー拡張手順を示
す。以前の上りデータフレームにて衝突がないときに、
次の上りデータフレームにおける全てのミニスロットは
新メッセージミニスロットであり、加入者端末141
14n はこれらの新メッセージミニスロットのいずれか
に対して競合することが許される。衝突が生じると、シ
ステムは第1の競合層をエンターする。図5に示す上り
データフレームF1は第1の競合層を示す。衝突が発生
しなかったミニスロットはNCとし、衝突が発生したミ
ニスロットはCとし、ミニスロット間を区別するために
添字が付される。
【0034】従って、ヘッドエンド12は衝突が生じた
ミニスロットの各々を拡張係数E(図5では3つの例で
ある)により拡張する。スロットパラメータMAPは拡
張係数Eに少なくとも部分的に基づいて発生される。こ
の拡張の結果として、ヘッドエンド12は、衝突が発生
するミニスロットの各々を、第2の競合層に対する3つ
の対応する拡張ミニスロットに拡張する。例えば、ミニ
スロットCaは次の上りデータフレームF2にて3つの
拡張ミニスロットに拡張され、ミニスロットCbは次の
上りデータフレームF2にて3つの拡張ミニスロットに
拡張され、ミニスロットCcは次の上りデータフレーム
F2にて3つの拡張ミニスロットに拡張される。上りデ
ータフレームF2は図5においてNCで示す新メッセー
ジミニスロットを含み、データスロット(図示せず)を
含む。
【0035】従って、第2の競合層は結果的に上りデー
タフレームF2で示すようになる。例えば、ミニスロッ
トCaが拡張された3つの拡張ミニスロットの1つが衝
突を含まず、3つの拡張ミニスロットの内の他の2つ
(Ca1及びCa2)が衝突を含む。同様に、ミニスロ
ットCbが拡張された3つの拡張ミニスロットの1つが
衝突を含まず、3つの拡張ミニスロットの内の他の2つ
(Cb1及びCb2)が衝突を含む。
【0036】ヘッドエンド12は、衝突が生じた第2の
競合層のミニスロットの各々を第3の競合層に対して3
つの対応する拡張ミニスロットに拡張する。例えば、拡
張ミニスロットCb1は、3つの拡張ミニスロットの内
の2つが衝突を含まず、3つの拡張ミニスロットの内の
1つ(Cb11)が衝突を含む、という結果と共に、第
3の競合層に対する3つの拡張ミニスロットに拡張され
る。
【0037】図4は、ヘッドエンド12により設定され
る拡張係数Eが競合層の間で変化することを示す。従っ
て、第2の競合層における衝突の量が充分に減少される
ならば、Eの値は第2の競合層に対して減少される。図
5は固定検索ツリー拡張手順を示す。図6は加入者端末
によりミニスロット又はデータスロットに挿入されるデ
ータを示す。このデータは、ソースアドレス、制御フィ
ールド、ペイロード及びエラーチェックデータを含む。
ソースアドレスは送信加入者端末のアドレスである。制
御フィールドは加入者端末により送信されるメッセージ
のタイプ(例えば、データの予約要求)を示す。ペイロ
ードフィールドは、予約要求メッセージの場合に予約さ
れるべき、加入者端末が要求しているデータスロットの
数か、又は、データメッセージの場合に加入者端末によ
り送信されるべきデータ、を含む。CRCフィールドは
エラーチェック上方を含む。
【0038】以下の判定、即ち、(i)次の上りデータ
フレームに対する新メッセージミニスロットNMSの
数、(ii)次の上りデータフレームに対する拡張ミニ
スロットEMSの数、(iii)拡張係数E、及び(i
v)加入者端末141 −14nが、新メッセージミニス
ロットにて予約要求を送信できるならば、加入者端末1
1 −14n により使用されるレンジパラメータR、の
判定において、ヘッドエンド12は図7及び図8に示す
プログラム100を実行する。
【0039】プログラム100は上りデータフレームが
ヘッドエンド12により受信される時にエンターされ
る。プログラム100がエンターされると、ブロック1
02にて上りデータフレームを受け、ブロック104に
て現在時間nにおける予約要求キューDQにてこのデー
タフレームの予約要求を格納する。ブロック104に
て、空の新メッセージミニスロットの数と、空の拡張ミ
ニスロットの数と、新メッセージミニスロット(即ち、
予約要求が衝突した新メッセージミニスロット)の衝突
の数、衝突拡張ミニスロット(即ち、予約要求が衝突し
た拡張ミニスロット)の数、適切な新メッセージミニス
ロット(即ち、単一の予約要求を含む新メッセージミニ
スロット)の数、及び/又は適切な拡張ミニスロット
(即ち、単一予約要求を含む拡張ミニスロット)の数、
を格納する。
【0040】その後、ブロック106にて、CATVシ
ステム10が定常状態であるか否かを判定する。CAT
Vシステム10が定常状態のとき、現在の離散的時間n
における予約要求キューDQに格納された予約要求の数
は、ブロック102にて丁度受信されたデータフレーム
におけるデータスロットDS(n)の数より大きく、し
かし、常数αにより乗算されるデータスロットDS
(n)の数よりも少ない。常数αは、例えば1.6であ
る。丁度受信された上りデータフレームは、上りデータ
フレームnとして指定され、離散的時間nにて受信され
る。システムが定常状態であるとき、ブロック108に
て、次式に従って次の上りデータフレームn+1に割当
てられるミニスロットの数を決める。
【0041】
【数22】
【0042】ここで、Sはデータフレームにおけるスロ
ットの総数であり、mはスロットが小分割されたミニス
ロットの数であり、eは2.71828182
8....であり、MS(n+1)は次の上りデータフ
レームに対するミニスロットの数であり、kは予約要求
により予約されたデータスロットの平均数であり、Mは
ミニスロットの定常状態の数である。全部のスロットが
データスロットとして使用されるので、次の上りデータ
フレームn+1におけるデータスロットの数は、従っ
て、次式により与えられる。
【0043】
【数23】
【0044】もしブロック106にてCATVシステム
10が定常状態でないことが決まると、ブロック110
にて、離散的時間nにおけるヘッドエンド12の予約要
求キューDQにて予約要求DQ(n)の数は、丁度受信
した上りデータフレームにてデータスロットDS(n)
の数より少ない。もしそうであれば、ブロック112に
て、次式により次の上りデータフレームn+1に割り当
てるべきミニスロットMSの数を決める。
【0045】
【数24】
【0046】ここで、DQ(n)は時間nにおけるヘッ
ドエンド12の予約要求キューDQにおける予約要求D
Q(n)の数である。次の上りデータフレームn+1に
おけるデータスロットDS(n+1)の数は、従って、
DQ(n)に設定される。もしブロック106にて、C
ATVシステム10が定常状態でないことが決まり、そ
して、もしブロック110にて離散的時間nにおけるヘ
ッドエンド12の予約要求キューDQにおいて予約要求
DQ(n)の数が、丁度受信した上りデータフレームに
おけるデータスロットDS(n)の数より少なくないな
らば、ブロック114にて次式により次の上りデータフ
レームn+1に割当てられるべきミニスロットMSの数
を決める。
【0047】
【数25】
【0048】ここで、DS(n)は丁度受信した上りデ
ータフレームにおける予約データスロットの数である。
次の上りデータフレームn+1におけるデータスロット
DS(n+1)の数は、従って次式で与えられる。
【0049】
【数26】
【0050】以下に述べるように、ミニスロットMS
(n+1)は新メッセージミニスロット及び/又は拡張
ミニスロットの間で分割される。ブロック116にて、
空でない新メッセージミニスロットがどの衝突のない予
約要求に含まれるかを決めるために、ブロック102に
て受信された上りデータフレームを解析する。これらの
新メッセージミニスロットは1つの加入者端末からのみ
の予約要求を含む。ブロック116にて、これらのミニ
スロットの数に等しいパラメータSUCN を設定する。
ブロック116にて、どの空でない拡張ミニスロットが
衝突のない予約要求を含むかを判定するために、ブロッ
ク102にて受信された上りデータフレームを解析す
る。これらの拡張ミニスロットは1つの加入者端末のみ
からの予約要求を含む。ブロック116にてこれらのミ
ニスロットの数に等しいパラメータSUCE を設定す
る。ブロック116にて、必要ならば、第1の競合層に
引き続く各競合層に対してパラメータSUCE を決め、
その結果、パラメータSUCE1は第2の競合層に属し、
パラメータSUCE2は第3の競合層に属する、等とな
る。
【0051】ブロック118にて、どの空でない新メッ
セージミニスロットが競合層予約要求を含むかを判定す
るために、受信した上りデータフレームを解析する。こ
れらの新メッセージミニスロットは1つ以上の加入者端
末からの予約要求を含む。ブロック118にてこれらの
新メッセージミニスロットの数に等しいパラメータCO
N を設定する。ブロック118にてどの空でない拡張
ミニスロットが衝突する予約要求を含むかを判定するた
めに、受信した上りデータフレームを解析する。これら
の拡張ミニスロットは1つ以上の加入者端末からの予約
要求を含む。ブロック118にてこれらの拡張ミニスロ
ットの数に等しいパラメータCOLE を設定する。ブロ
ック118にて、必要ならば、第1の競合層に引き続く
各競合層に対してパラメータCOLE を決め、その結
果、パラメータCOLE1は第2の競合層に属し、パラメ
ータCOLE2は第3 の競合層に属する、等となる。
【0052】ブロック120にて、パラメータSUCに
基づいてアクティブ端末、N、の数を計算するかどうか
を選択する。そうであれば、ブロック122は次式から
アクティブ端末Nの数を決める。
【0053】
【数27】
【0054】ここで、Nはアクティブ端末の数であり、
MSは丁度受信した上りデータフレームにおけるミニス
ロットの総数であり、SUCはブロック116にて決め
られたように衝突がなかった空でないミニスロットの数
である。ブロック120にて各競合層に対するアクティ
ブ端末Nの数を決めてもよく、その結果、アクティブ端
末NN の数はパラメータSUCN から決められ、アクテ
ィブ端末NE1の数はパラメータSUCE1から決められ、
アクティブ端末NE2の数はパラメータSUCE2から決め
られる。
【0055】代わって、アクティブ端末Nの数は、図9
に示すグラフに従ってヘッドエンド12にてメモリに格
納されたルックアップ・テーブルからブロック122に
より決められる。このグラフは式(4)に対応する。こ
のグラフの縦軸は入力軸である。ブロック104により
決められるパラメータSUCは縦軸に沿って入力され
る。横軸は、アクティブ端末Nの数が入力縦軸の関数と
して決められる出力軸である。図9のグラフを使用する
と、縦軸にそった各入力に対して横軸には2つの出力値
があるので、曖昧さが生じる。この曖昧さは図10に示
す衝突曲線を使用すると解消する。図10に示す曲線を
以下に詳しく説明する。
【0056】一方、ブロック120にてパラメータSU
Cに基づいてアクティブ端末の数を計算しないことを選
択するならば、ブロック124にて次式からアクティブ
端末の数を決める。
【0057】
【数28】
【0058】ここで、Nはアクティブ端末の数であり、
MSは丁度受信した上りデータフレームにおけるミニス
ロットの総数であり、COLは、ブロック118で決め
たように丁度受信しかつ衝突が生じたミニスロットの数
である。ブロック124にて各競合層に対するアクティ
ブ端末の数を決め、その結果、アクティブ端末NN の数
はパラメータCOLN から決められ、アクティブ端末N
E1の数はパラメータCOLE1から決められ、アクティブ
端末NE2の数はパラメータCOLE2から決められる。
【0059】代わって、アクティブ端末の数Nは、図1
0に示すグラフに従ってヘッドエンド12にてメモリに
格納されたルックアップ・テーブルから決められる。こ
のグラフは式(5)に対応する。このグラフの縦軸は入
力軸である。ブロック118により決められるパラメー
タCOLは縦軸に沿って入力される。横軸は、アクティ
ブ端末Nの数が縦軸の関数として決められる出力軸であ
る。
【0060】ブロック120にて、ユーザ設定フラグ又
は他の基準に基づいてその決定を行う。CATVシステ
ム10がアクティブ端末の数Nを式(4)から排他的に
決めるために配置されることは明らかである。そうであ
れば、ブロック122にて、上述した曖昧さを解消する
ために、衝突パラメータCOL及びブロック124を使
用せねばならない。代わって、CATVシステム10が
アクティブ端末の数Nを式(5)から排他的に決めるた
めに配置され、この場合、解消するための曖昧さはな
い。そうであれば、ブロック116,120及び122
は除去される。さらに代わって、アクティブ端末の数N
はパラメータSUC及びパラメータCOLの結合から決
められる。
【0061】ブロック126にて、ヘッドエンド12に
てメモリに格納されかつ図11に示すグラフに適合する
ルックアップ・テーブルに従って拡張パラメータEを決
めるために、アクティブ端末の数Nを使用する。このグ
ラフの横軸は入力軸である。上述の方法の1つで決めら
れるアクティブ端末Nの数は、横軸にそって入力され
る。縦軸は、拡張パラメータEが横軸の関数として決め
られる出力軸である。従って、拡張係数EN は第1の競
合層に対するアクティブ端末の数NN に基づき決めら
れ、拡張係数EE1は第2の競合層に対するアクティブ端
末の数NE1に基づき決められ、拡張係数EE2は第3の競
合層に対するアクティブ端末の数NE2に基づき決められ
る。
【0062】代わって、ブロック126にて、ヘッドエ
ンド12にてメモリに格納されかつ図12に示すグラフ
に適合するルックアップ・テーブルに従って拡張パラメ
ータEを決める。この曲線の横軸は入力軸である。ブロ
ック118にて決められるパラメータCOLは横軸にそ
って入力される。縦軸は拡張パラメータEが横軸の関数
として決められる出力軸である。
【0063】ブロック116〜126にて、図4にて説
明のような動的に可変な拡張係数として各対応する競合
層に対して拡張係数Eを決めることが認識される。ブロ
ック128にて、次の上りデータフレームn+1におけ
る拡張ミニスロットの数をパラメータEMS(n+1)
として決め、次の上りデータフレームn+1における新
メッセージミニスロットの数をパラメータNMS(n+
1)として決める。ブロック128にて、初期パラメー
タEMSi (n+1)を、新メッセージミニスロット及
び対応する拡張係数Eに従って衝突が生じた上りデータ
フレームnにおける拡張ミニスロットを拡張することに
より決める。従って、ブロック128にて、拡張係数E
N により衝突が生じた(生じたとしても)上りデータフ
レームnにおける新メッセージミニスロットを拡張し、
ブロック128にて、拡張係数EE1により衝突が生じた
(生じたとしても)上りデータフレームnにおける第1
の層の拡張ミニスロットを拡張し、ブロック128に
て、拡張係数EE2により衝突が生じた(生じたとして
も)上りデータフレームnにおける第2の層の拡張ミニ
スロットを拡張する。これら3つの拡張ミニスロットは
初期パラメータEMSi (n+1)を作るために加えら
れる。ブロック128にて、ブロック106〜114に
より決められ次の上りデータフレームに割り当てられた
ミニスロットMSの数から初期パラメータEMSi (n
+1)を差し引く。その結果がNMSmin (0,4,又
はその他の数)より小さいならば、ブロック128にて
MS−NMSmin に等しいEMS(n+1)をセット
し、かつNMSmin に等しいNMS(n+1)をセット
する。ここで、MSはブロック106〜114にて決め
られる。その結果がNMSmin より小さくないならば、
ブロック128にてEMSi (n+1)に等しいEMS
(n+1)をセットし、かつMS−EMSi(n+1)
に等しいNMS(n+1)をセットする。この方法で、
上りデータフレームはNMSmin より少なくない新メッ
セージミニスロットを含む。
【0064】ブロック130にて次式によりパラメータ
COLからレンジパラメータRを決める。
【0065】
【数29】
【0066】ここで、nは現在のフレームを示し、n+
1は次の上りデータフレームを示し、R(n+1)は次
の上りデータフレームn+1に対するレンジパラメータ
であり、R(n)は丁度受信した上りデータフレームに
対するレンジパラメータであり、Nはブロック116〜
124の幾つかの結合で決められるアクティブ端末NN
を数を示し、NMS(n+1)はブロック128にて決
められる次の上りデータフレームn+1における新メッ
セージミニスロットの数であり、NMS(n)は丁度受
信した上りデータフレームnにおける新メッセージミニ
スロットの数であり、COL(n)は丁度受信した上り
データフレームに基づきブロック118にて決められる
パラメータCOLであり、eは2.71828182
8....である。
【0067】ブロック132にて、スロットパラメータ
MAPを決める。スロットパラメータMAPが新メッセ
ージミニスロットと拡張ミニスロットとデータスロット
のマップであれば、ブロック132にて、ブロック12
8にて決められるNMS(n+1)及びEMS(n+
1)に基づき、かつブロック106〜114にて述べた
ようにDSに基づき、所定の規則に従ってマップを構成
する。代わって、ブロック132にてスロットパラメー
タMAPを、上りデータフレームn+1の第1の部分を
新メッセージミニスロットのNMS(n+1)に割当
て、上りデータフレームn+1の次の部分を拡張ミニス
ロットのEMS(n+1)に割当て、そして上りデータ
フレームn+1の残りの部分をDSデータスロットに割
当てることにより、決める。ブロック132にて上述し
たようにRQ番号及びミニスロット指定先を割り当て
る。ブロック132にてスロットパラメータMAPを、
かつレンジパラメータR(n+1)をパラメータRとし
て、次の送信されるべき下りデータフレームに挿入す
る。
【0068】ブロック134にて、いずれか追加の情報
を次の下りデータフレームに挿入し、かつケーブル16
上で次の下りデータフレームを送信する。その後、プロ
グラム100は次の上りデータフレームを待つためにブ
ロック102に戻る。加入者端末141 〜14n は図1
3に示すようにプログラム200を実行する。プログラ
ム20がエンターされると、ブロック202にて、その
対応する加入者端末に、なかんずく、レンジパラメータ
R、スロットパラメータMAP、認知(加入者端末への
予約データスロット割当てを含む)を含む次の下りデー
タフレームを待たせる。次の下りデータフレームが受信
されると、ブロック204にて、スロットパラメータM
APから、その対応する加入者端末及び1つ又はそれ以
上の他の加入者端末が以前の上りデータフレームの同じ
ミニスロットにて予約要求を送信したかどうか、即ち、
その対応する加入者端末により送信された予約要求が1
つ又はそれ以上の他の加入者端末により送信された予約
要求と衝突したかどうか、を判定する。ブロック204
にて、例えば、その対応する加入者端末が以前の上りデ
ータフレームにてデータを送信したミニスロットとスロ
ットパラメータMAPにて拡張されたミニスロットを比
較することにより(例えば、以前の上りデータフレーム
にありかつその対応する加入者端末が予約要求を送信し
たミニスロットが、丁度受信した下りデータフレームに
て0以外のRQ番号を割り当てたかどうかを判定するこ
とにより)、この判定を行うことができる。
【0069】もしブロック204にて、その対応する加
入者端末及び1つ又はそれ以上の加入者端末が以前の上
りデータフレームの同じミニスロットにて予約要求を送
信したことを決めるならば、ブロック206にて、スロ
ットパラメータMAPから、その対応する加入者端末が
次の上りデータフレームにて以前の衝突データを再送信
することを許すかどうかを判定する。例えば、ブロック
206にて、その対応する加入者端末が以前の衝突した
予約要求を送信した以前の上りデータフレームのミニス
ロットに割り当てられるRQ番号と、次の上りデータフ
レームのミニスロットに割り当てられたRQ番号を比較
することにより、この判定を行う。ブロック206に
て、整合を見出さないならば、ブロック206にて、以
前の衝突した予約要求を再送信することを許さないこと
を決める。他方、ブロック206にて整合を見出すなら
ば、以前の衝突した予約要求を再送信することを許すこ
とを決める。
【0070】従って、もしブロック206にて、以前の
衝突した予約要求を再送信することを許すことを決める
ならば、ブロック208にて、その対応する加入者端末
に割り当てられた拡張ミニスロットの範囲内にランダム
な数Nを発生する。即ち、ランダムな数Nは、対応する
加入者端末が以前の上りデータフレームにて衝突データ
を送信したミニスロットに対応する拡張ミニスロットの
1つに等しいように(即ち、ランダムな数Nは、加入者
端末がブロック206に対応して衝突した予約要求を送
信した以前の上りデータフレームにてミニスロットに割
り当てられたRQ番号と同じRQ番号を有する拡張ミニ
スロットの1つに等しいように)発生される。ブロック
210にて、送信のための次の上りデータフレームの拡
張ミニスロットNにて以前の衝突予約要求を挿入する。
ブロック212にてフラグCOLをリセットする。
【0071】ブロック206にて、その加入者端末が以
前の衝突した予約要求を送信した以前の上りデータフレ
ームのミニスロットに割り当てられたRQ番号が、次の
上りデータフレームのミニスロットに割り当てられた最
大のRQ番号より大きいことを判定するならば、ブロッ
ク208にて、ランダムな数Nが、次の上りデータフレ
ームにありかつそれに割り当てられた最大のRQ番号を
持つ拡張ミニスロットの1つに等しいように、ランダム
な数Nを発生する。ブロック210にてその拡張ミニス
ロットNにて以前の衝突した予約要求を挿入する。
【0072】他方、ブロック206にて、その対応する
加入者端末が次の上りデータフレームにて以前の衝突し
た予約要求を再送信することを許さないこと(即ち、そ
の対応する加入者端末が、以前の衝突した予約要求を再
送信することを許す後の上りデータフレームを割り当て
たこと)を決める。例えば、以前の上りデータフレーム
にありかつブロック206に対応する加入者端末が以前
の衝突した予約要求を送信したミニスロットに割り当て
られたRQ番号が、次の上りデータフレームのミニスロ
ットに割り当てられた最小のRQ番号よりも小さいなら
ば、この加入者端末は次の上りデータフレームにてその
予約要求を再送信することを許されない。この場合、ブ
ロック214にてフラグCOLをセットする。
【0073】ブロック204にて、その対応する加入者
端末及び1つ又はそれ以上の他の加入者端末が以前の上
りデータフレームの同じミニスロットにて予約要求を送
信しなかったことを判定するならば、ブロック216に
てフラグCOLがセットされているかどうかを判定す
る。ブロック214に示されるように、フラグCOL
は、加入者端末が予約要求を不適切に送信したが、しか
し次の上りデータフレームにてこの予約要求を再送信す
ることを許されないときにセットされる。従って、プロ
セッサ200を通して、ブロック216にて、もし加入
者端末がその以前の衝突した予約要求を再送信できるな
らば、ブロック206を許容する。フラグCOLがセッ
トされているならば、プログラムはブロック206に移
る。
【0074】もしフラグCOLがブロック216にてセ
ットされていないか、ブロック214にてフラグCOL
をセットした後か、ブロック212にてフラグCOLを
リセットした後か、ならば、ブロック218(図14)
にて、対応する加入者端末が(i)送信するデータを持
ち、そして(ii)このデータの予約要求を以前に送信
しなかったかどうかを判定する。もし対応する加入者端
末が(i)送信するデータを持ち、そして(ii)この
データの予約要求を以前に送信しなかったならば、ブロ
ック220にて、ヘッドエンド12から丁度受信した下
りデータフレームに含まれるレンジパラメータRにより
確立された範囲内で送信パラメータRNを発生する。レ
ンジパラメータRにより確立された範囲は0とRを含む
0とRの間の範囲であ、1とRを含む1とRの間の範囲
である。この範囲はRQ番号=0で割り当てられる新メ
ッセージミニスロットの全てを含む。送信パラメータR
Nはその対応する加入者端末が新予約要求をヘッドエン
ド12へ送信することを許すかどうかを判定するために
使用される。送信パラメータRNはブロック220にて
ランダムな数として発生される。従って、各加入者端末
141 〜14n がレンジパラメータRにより確立された
範囲内でランダムな値としてそれ自身の送信パラメータ
RNを発生するので、加入者端末141 〜14n の送信
確率はレンジパラメータRにより規定される範囲の間隔
にそって統計的に拡張される。
【0075】ブロック222にて、ブロック220にて
丁度発生された値Nが、ヘッドエンド12から丁度受信
した下りデータフレームに含まれるスロットパラメータ
MAPにより規定される新メッセージミニスロットの1
つに対応する。即ち、もしスロットMAPがマップなら
ば、ブロック222にて、値Nがマップにより規定され
る新メッセージミニスロットの1つに等しいかどうかを
判定する。他方、もしスロットパラメータMAPが、新
メッセージミニスロット、拡張スロット、及びデータス
ロットの間で境界を含むならば、ブロック222にて値
Nが新メッセージミニスロットの境界内にあるかどうか
を判定する。もし値NがスロットパラメータMAPの新
メッセージ部分に対応するならば、ブロック224に
て、値Nに等しくかつヘッドエンド12に戻る送信にま
とめられる上りデータフレームにある新メッセージミニ
スロットにおいて送信予約要求を挿入する。
【0076】もしブロック222にて値Nがスロットパ
ラメータMAPの新メッセージ部分に対応しないことを
決め、又は、ブロック218にて加入者端末が、予約要
求が必要とされる新データを持たないことを決めるなら
ば、又はブロック224以降にてNに等しい値を持つ新
メッセージミニスロットにて予約要求を挿入したなら
ば、ブロック226にて、丁度受信した下りデータフレ
ームが、加入者端末による旧データの送信内で次の上り
データフレームにて予約したデータスロットを持つかど
うかを判定する。旧データは、以前の予約要求が適当な
加入者端末により適切になされるデータであり、ヘッド
エンド12が1つ又はそれ以上のデータスロットを持
つ。もしそうであれば、ブロック228にて、この旧デ
ータを、この加入者端末に対してヘッドエンド12によ
り予約されたデータスロットに挿入する。
【0077】ブロック226にて、データスロットが次
の上りデータフレームにて加入者端末に対して予約され
なかったことを決め、又はブロック228以降にて旧デ
ータを以前の予約要求に応答して予約されたデータスロ
ットに挿入するならば、ブロック230にてケーブル1
6上で次の上りデータフレームのその部分を送信する。
その後、プログラム200は次の下りデータフレームを
待つためにブロック202に戻る。
【0078】従って、本発明は、上りチャネルに対して
加入者端末により生成された需要量に依存するチャネル
資源の適切な割当てと、送信端末の間の競合を解消する
ための動的検索ツリー拡張手順との結合である。ヘッド
エンド12に送信するデータを持つ加入者端末の数が増
大すると、上りデータフレームにて衝突が生じる機会も
また増大する。上りデータフレームにおける衝突の数が
増大すると、加入者端末が引き続く上りデータフレーム
の新メッセージミニスロットにて予約要求を挿入できる
確率が減少する傾向になり、レンジパラメータRの値が
増大される。さらに、ヘッドエンド12に送信するデー
タを持つ加入者端末の数が増大すると、ヘッドエンド1
2の予約要求キューDQにおける予約要求の数もまた増
大する。予約要求キューDQにおける予約要求の数が増
大すると、引き続く上りデータフレームに割り当てられ
たミニスロットの数が減少する。
【0079】同様に、ヘッドエンド12に送信するデー
タを持つ加入者端末の数が減少すると、上りデータフレ
ームにて衝突が生じる機会が減少する。上りデータフレ
ームにて衝突が生じる機会が減少すると、加入者端末が
引き続く上りデータフレームの新メッセージミニスロッ
トにおける予約要求を挿入できる確率が増大する傾向に
なり、レンジパラメータRの値が減少する。さらに、ヘ
ッドエンド12に送信するデータを持つ加入者端末の数
が減少すると、ヘッドエンド12の予約要求キューDQ
における予約要求の数もまた減少する。予約要求キュー
DQにおける予約要求の数が減少すると、引き続く上り
データフレームに割り当てられたミニスロットの数が増
大する。
【0080】従って、予約要求の数が増大すると、ヘッ
ドエンド12は、上りデータフレームにて加入者端末に
より送信された適切な予約要求の数を減少させるため
に、加入者端末に割り当てられたミニスロットの数を減
少させる。また、上りデータフレームのミニスロットに
おける衝突の数が増大すると、引き続く上りデータフレ
ームに割り当てられた新メッセージミニスロットにおけ
る予約要求を送信することが許された加入者端末の数を
減少させる効果を持ち、レンジパラメータRの値が増大
される。従って、スロットパラメータMAP及びレンジ
パラメータRは、共にCATVシステム10において適
切に規制されたデータトラフィックに作用する。
【0081】同時に、新メッセージミニスロット及び拡
張ミニスロットにて生じる競合は動的ツリー検索手順を
使用して解消される。従って、競合の減少は拡大され、
競合を減少するために必要な反復の数は少なくなり、デ
ータ送信における遅延を減少させる。RQ番号の使用は
幾つかの利点を持つ。例えば、RQ番号=0は、選択的
グループアドレス又は特定の個々のアドレスを使用して
加入者端末の選択グループに割り当てられる。この方法
では、ある選択加入者端末が予約要求を送信できる確率
は制御される。従って、加入者端末の制限数はRQ番号
=0に割り当てられ、それにより予約要求を適切に送信
する確率が増大する。
【0082】代わって、特定のタイプの加入者端末は、
このようなタイプの加入者端末が適切に予約要求を送信
できるために、選択グループアドレス又は特定の個々の
アドレスを使用してRQ番号=0を割り当てる。従っ
て、メーターは、他のタイプの加入者端末からのトラフ
ィックが通常低いときのオフピーク時間の間に読まれ
る。
【0083】本発明の所定の変形例が以上で論じられ
た。他の変形例が本発明の技術の実施にて生じる。例え
ば、上述したように、各加入者端末はその送信パラメー
タRNを、レンジパラメータRにより確立された範囲内
にあるように強制されたランダムな数として決定する。
代わりに、送信パラメータRNは、レンジRを通して加
入者端末の送信パラメータRNを広げる傾向にある擬似
ランダム基準又はいずれか他の基準のもとで、各加入者
端末により決められる。それ故、送信パラメータRNの
ランダムな発生は、送信パラメータRNのランダムな発
生ばかりか、送信パラメータRNの擬似ランダムな発生
及び同じ方法による送信パラメータRNの発生を含むと
理解するべきである。
【0084】また、上りデータフレーム及び下りデータ
フレームのサイズは上述では固定されているとした。し
かしながら、上りデータフレーム及び下りデータフレー
ムのサイズは、これらのデータフレームのサイズが、例
えば、トラフィックロードに依存するように、動的に可
変される。さらに、レンジパラメータRを決めるための
特定の手順が上述されている。代わりに、レンジパラメ
ータRは他の方法で決められる。例えば、レンジパラメ
ータは、適切なパラメータSUCの関数として又は衝突
パラメータCOL及び適切なパラメータSUCの両方の
関数として決められる。
【0085】さらに、上述したように、競合レンジパラ
メータRは、加入者端末がデータの優先順位とは関係な
く送信データを持つときに送信パラメータRNの発生に
おいて加入者端末により使用される。代わって、競合レ
ンジパラメータRL は、加入者端末が低い優先順位の送
信データを持つときに1つの送信パラメータRNL の発
生において加入者端末により使用され、そして異なる競
合レンジパラメータR H は、加入者端末が高い優先順位
の送信データを持つときに他の送信パラメータRNH
発生において加入者端末により使用される。競合レンジ
パラメータRLに対応する送信パラメータRNL は加入
者端末が低い優先順位のデータを送信できるならば決定
し、そして競合レンジパラメータRH に対応する送信パ
ラメータRNH は加入者端末が高い優先順位のデータを
送信できるならば決定する。従って、加入者端末は、高
い優先順位の送信データを持つときに予約要求を適切に
送信する大きな機会を与えられる。
【0086】上述したように、ケーブル16はヘッドエ
ンド12と加入者端末141 〜14 n を相互に接続す
る。しかしながら、ヘッドエンド12と加入者端末14
1 〜14n は、撚り対線、光ファイバーケーブル、無
線、衛星による無線、等、いずれの通信媒体によっても
相互に接続される。上述したように、アクティブ端末の
数NはパラメータSUC及び/又はCOLから決められ
る。しかしながら、アクティブ端末の数Nは空のスロッ
ト数(即ち、パラメータEMP)の代わりに、以前の上
りデータフレームにて、又はパラメータEMP,SU
C,及び/又はCOLの結合により決められる。
【0087】さらに、上述したように、拡張係数Eは各
競合層に対して再決定される。代わりに、拡張係数Eは
第1の競合層に従って決められ、そしてその後に引き続
く競合層に対する固定量により減少される。さらに、本
発明は上述ではCATVシステムの関係で説明された。
しかしながら、本発明は通信システムの広い範囲で有用
であることが理解される。
【0088】また、上述したように、もし上りデータフ
レームがミニスロットを含むならば、上りデータフレー
ムが持つことができる進メッセージミニスロットの最小
数はNMSmin である。進メッセージミニスロットのこ
の最小数を適合するために、上りデータフレームのサイ
ズを調整することが望ましい。もし競合を効果的に解消
するために上りデータフレームの所定数にて充分な拡張
ミニスロットがないならば、上りデータフレームのサイ
ズを調整することが必要である。
【0089】さらに、新メッセージミニスロットNMS
min の最小数は固定される必要はない。代わりに、拡張
ミニスロットの数は最初に決められ、ミニスロットMS
の総数から差し引かれる。もしこの減算の結果が新メッ
セージミニスロットとして割り当てられる1つのミニス
ロットがあるならば、スロットはm+1の新メッセージ
ミニスロットを生じるためにmにより小分割される。同
様に、もしこの減算の結果が新メッセージミニスロット
として割り当てられる2つのミニスロットがあるなら
ば、スロットはm+2の新メッセージミニスロットを生
じるためにmにより小分割される。もしこの減算の結果
が新メッセージミニスロットとして割り当てられる3つ
のミニスロットがあるならば、スロットはm+3の新メ
ッセージミニスロットを生じるためにmにより小分割さ
れる。キャップはこの手順に置かれ、その結果、もしこ
の減算の結果が新メッセージミニスロットとして割り当
てられる4つのミニスロットがあるならば、4つのミニ
スロットのみが新メッセージミニスロットとして割り当
てられる。
【0090】さらに、上述したゆに、競合作用が新メッ
セージミニスロット(NMS)及び拡張ミニスロット
(EMS)にて生じる。しかしながら、競合作用は、代
わって、新メッセージスロット(NS)のような通常の
スロット及び拡張スロット(ES)にて生じる。また、
上述したように、競合作用が新メッセージミニスロット
(NMS)及び拡張ミニスロット(EMS)にて生じ
る。しかしながら、競合作用は、代わって、新メッセー
ジスロット(NS)のような通常のスロット及び拡張ス
ロット(ES)にて生じる。この場合、式(1)は次式
により書き換えられる。
【0091】
【数30】
【0092】ここで、CS(n+1)はデータフレーム
における競合スロットの総数であり、CS=NS+M
S,n+1は次の上りデータフレームを指定し、eは
2.718281828....であり、kは予約要求
により予約されたデータスロットの平均数であり、Mは
競合の定常状態の数である。式(2)は次式により書き
換えられる。
【0093】
【数31】
【0094】ここで、DQ(n)は時間nにおけるヘッ
ドエンド12の予約要求キューDQにおける予約要求D
Q(n)の数である。式(3)は次式により書き換えら
れる。
【0095】
【数32】
【0096】ここで、DS(n)は丁度受信した上りデ
ータフレームにおける予約データスロットの数である。
式(4)は次式により書き換えられる。
【0097】
【数33】
【0098】ここで、Nは新アクティブ端末の数であ
り、NSは丁度受信した上りデータフレームにおける新
メッセージスロットの総数であり、SUCは、衝突が生
じなかった上りデータフレームにおける空でない新メッ
セージスロットの数である。式(5)は次式により書き
換えられる。
【0099】
【数34】
【0100】ここで、Nは新アクティブ端末の数であ
り、NSは丁度受信した上りデータフレームにおける新
メッセージスロットの総数であり、COLは、丁度受信
した上りデータフレームにありかつ衝突が生じた新メッ
セージスロットの数である。従って、スロットは、他に
特定されていないならば、ここでは、全てのスロット、
部分的なスロット、ミニスロット、その他、に言及され
ている。
【0101】従って、本発明の記載は例示的としてのみ
解釈されるべきであり、当業者に示唆する目的で本発明
の実施の最良の形態を示している。詳細は本発明の精神
を逸脱することなく実質的に変形でき、請求の範囲の範
囲内での全ての変形例の排他的な使用が留保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーブルにより複数の加入者端末に接続された
ヘッドエンドを含み、かつ本発明に従って図示された通
信システムの例を示すCATVシステムの概略図であ
る。
【図2】ヘッドエンドが図1の加入者端末に送信する下
りデータフレームを示す図である。
【図3】加入者端末が図1のヘッドエンドに送信する上
りデータフレームを示す図である。
【図4】動的拡張検索ツリー拡張アルゴリズムに従って
上りデータフレームF1〜F7におけるミニスロットの
例を示す図である。
【図5】固定された拡張傑作ツリー拡張アルゴリズムに
従って上りデータフレームF1〜F7におけるミニスロ
ットの例を示す図である。
【図6】上りデータフレームおスロットフォーマットを
示す図である。
【図7】本発明の実行例において図1のヘッドエンドに
より実行されるプログラム(その1)を示す図である。
【図8】本発明の実行例において図1のヘッドエンドに
より実行されるプログラム(その2)を示す図である。
【図9】図7及び図8のプログラムを説明する上で有用
なグラフ(その1)である。
【図10】図7及び図8のプログラムを説明する上で有
用なグラフ(その2)である。
【図11】図7及び図8のプログラムを説明する上で有
用なグラフ(その3)である。
【図12】図7及び図8のプログラムを説明する上で有
用なグラフ(その4)である。
【図13】本発明の実行例において図1の各加入者端末
により実行されるプログラム(その1)を示す図であ
る。
【図14】本発明の実行例において図1の各加入者端末
により実行されるプログラム(その2)を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…CATVシステム 12…ヘッドエンド 141 〜14n …加入者端末 16…ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−331091(JP,A) 特開 平10−210061(JP,A) 特開 平9−247193(JP,A) 特開 平9−46374(JP,A) 特開 平8−223555(JP,A) 特開 平8−163061(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 - 12/44 H04J 3/00 H04N 7/173

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンジパラメータR及びパラメータMA
    Pを有する下りデータフレームを受ける受信手段であっ
    て、前記パラメータMAPは、新メッセージミニスロッ
    トNMSの数、対応する予約要求に従ってスロット数を
    可変調整することによって端末間の通信における衝突を
    防止する動的検索ツリー拡張手順により拡張された拡張
    ミニスロットEMSの数、及びSスロットを持つ次の上
    りデータフレームにおけるデータスロットDSの数、を
    規定する受信手段と、 前記レンジパラメータRにより強制される送信パラメー
    タRNを発生する送信パラメータ発生手段と、 前記送信パラメータRNが新メッセージミニスロットに
    対応するときに次の上りデータフレームの新メッセージ
    ミニスロットにて予約要求を送信し、端末が、以前の上
    りデータフレームにあり且つ次の上りデータフレームに
    て拡張されたミニスロットにて予約要求を既に送信した
    ときに、次の上りデータフレームの拡張ミニスロットに
    て予約要求を再送信し、かつ端末に予約されたデータス
    ロットにてデータを送信する送信手段であって、さらに
    前記拡張ミニスロットの1つをランダムに選択する手段
    とランダムに選択された拡張ミニスロットに予約要求を
    挿入する手段を備えた送信手段と、 を備えるデータ通信端末。
  2. 【請求項2】 1つのSスロットはm個のミニスロット
    に分割され、ここで、S=(NMS+EMS)/m +
    DS、である請求項1に記載の端末。
  3. 【請求項3】 前記送信手段は、前記送信パラメータR
    Nが新メッセージミニスロットに対応するときに予約要
    求を送信し、前記送信パラメータRNが前記レンジパラ
    メータRに対応しないときに予約要求の送信を止める請
    求項1に記載の端末。
  4. 【請求項4】 前記送信パラメータRNはランダムな数
    である請求項1に記載の端末。
  5. 【請求項5】 前記拡張ミニスロットEMSはアクティ
    な加入者端末の数に基づく請求項1に記載の端末。
  6. 【請求項6】 前記拡張ミニスロットEMSは固定数で
    ある請求項1に記載の端末。
  7. 【請求項7】 前記アクティブ端末の数は次式、 【数1】 により決められ、ここで、Nはアクティブ端末の数で
    あり、MSl は以前の上りデータフレームの競合層にお
    けるミニスロットの総数であり、SUCは衝突が生じな
    かった以前の上りデータフレームの競合層における空で
    ないミニスロットの数である請求項5に記載の端末。
  8. 【請求項8】 前記アクティブ端末の数は次式、 【数2】 に通常対応する参照テーブルから決め、ここで、Nはア
    クティブ端末の数であり、MSは以前の上りデータフ
    レームの競合層におけるミニスロットの総数であり、S
    UCは衝突が生じなかった以前の上りデータフレームの
    競合層における空でないミニスロットの数である請求項
    5に記載の端末。
  9. 【請求項9】 前記アクティブ端末の数は次式、 【数3】 により決められ、ここで、Nはアクティブ端末の数で
    あり、MSは以前の上りデータフレームの競合層におけ
    るミニスロットの総数であり、COLは丁度受信した以
    前の上りデータフレームの競合層において衝突が生じた
    ミニスロットの数である請求項5に記載の端末。
  10. 【請求項10】 前記アクティブ端末の数は次式、 【数4】 に通常対応する参照テーブルから決め、ここで、Nはア
    クティブ端末の数であり、MSは以前の上りデータフ
    レームの競合層におけるミニスロットの総数であり、C
    OLは丁度受信した以前の上りデータフレームの競合層
    において衝突が生じたミニスロットの数である請求項5
    に記載の端末。
  11. 【請求項11】 前記拡張ミニスロットEMSは衝突が
    生じた上りデータメッセージにおけるミニスロットの数
    に基づく請求項1に記載の端末。
  12. 【請求項12】 前記拡張ミニスロットEMSは衝突が
    生じなかった上りデータメッセージにおける空でないミ
    ニスロットの数に基づく請求項1に記載の端末。
  13. 【請求項13】 前記拡張ミニスロットEMSは衝突が
    生じた以前の上りデータメッセージにおけるミニスロッ
    トの数に基づく請求項12に記載の端末。
  14. 【請求項14】 前記拡張ミニスロットEMSは衝突が
    生じなかった以前の上りデータメッセージにおける空で
    ないミニスロットの数に基づく請求項12に記載の端
    末。
  15. 【請求項15】 前記次の上りデータフレームは、MS
    (n+1)ミニスロットを持ち、かつMS(n+1)=
    NMS+EMS、である請求項1に記載の端末。
  16. 【請求項16】 DS(n)<DQ(n)<αDS
    (n)ならば、次式、 【数5】 であり、ここで、MSは、離散的時間n+1におけるデ
    ータフレームにてパラメータMAPに対応するミニスロ
    ットの数であり、DS(n)は離散的時間nにおけるデ
    ータフレームにてデータスロットに対応する数であり、
    DQ(n)は離散的時間nにおける処理待ちの予約要求
    の数であり、αは一定であり、Mは定常状態におけるミ
    ニスロットの数であり、Sはデータフレームにおけるス
    ロットの数であり、kは予約要求により予約されたデー
    タスロットの平均数に対応する数であり、mは、データ
    フレームの数がDQ(n)<DS(n)のとき、MS
    (n+1)=m(S−DQ(n))であり、DQ(n)
    >αDS(n)のとき、 【数6】 により小分割されるミニスロットの数である請求項15
    に記載の端末。
  17. 【請求項17】 通信媒体上の上りデータメッセージの
    スロットにおけるデータ送信端末であって、 a)下りデータメッセージを受ける受信手段であって、
    下りデータメッセージはスロットパラメータを含み、ス
    ロットパラメータは新メッセージスロットと予約要求の
    送信における拡張スロットと示し、拡張スロットは結果
    的に、対応する予約要求に従ってスロット数を可変調整
    することによって端末間の通信における衝突を防止する
    動的探索ツリー拡張手順から得られるようにした受信手
    段と、 b)拡張スロットの1つを選択する第1のスロット選択
    手段と、 c)少なくとも疑似ランダム基準のもとで、新メッセー
    ジスロットの1つを選択する第2のスロット選択手段
    と、 d)挿入手段であって、指定された将来の上りメッセー
    ジの選択された拡張スロットの1つにて以前送信された
    予約要求を挿入し、将来の上りメッセージの選択された
    新メッセージスロットの1つにて新予約要求を挿入し、
    スロット数Sは上りデータメッセージにおける新メッセ
    ージスロット数NSに依存し、拡張スロット数ESは上
    りデータメッセージおける拡張スロット数を示し、挿入
    手段はレンジパラメータRにより強制された送信パラメ
    ータRNを発生し、さらに挿入手段は送信パラメータR
    Nが新メッセージスロットRに対応するとき新メッセー
    ジスロットに予約要求を挿入するものと、 を具備するデータ送信端末。
  18. 【請求項18】 前記拡張スロット数ESはアクティブ
    端末の数に基づく請求項17に記載の端末。
  19. 【請求項19】 前記拡張スロット数ESは固定数であ
    る請求項17に記載の端末。
  20. 【請求項20】 前記アクティブ端末の数は次式、 【数7】 により決められ、ここで、Nはアクティブ端末の数で
    あり、CSは以前の上りデータメッセージの競合層にて
    競合スロットの総数であり、SUCは衝突が生じなかっ
    た以前の上りデータメッセージの競合層における空でな
    いスロットの数である請求項18に記載の端末。
  21. 【請求項21】 前記アクティブ端末の数は次式、 【数8】 に通常対応する参照テーブルから決め、ここで、Nはア
    クティブ端末の数であり、CSは以前の上りデータメ
    ッセージの競合層にて競合スロットの総数であり、SU
    Cは衝突が生じなかった以前の上りデータメッセージの
    競合層における空でないスロットの数である請求項18
    に記載の端末。
  22. 【請求項22】 前記アクティブ端末の数は次式、 【数9】 により決められ、ここで、Nはアクティブ端末の数で
    あり、CSは以前の上りデータメッセージの競合層にお
    ける競合スロットの総数であり、COLは丁度受信した
    以前の上りデータフレームの競合層において衝突が生じ
    たスロットの数である請求項18に記載の端末。
  23. 【請求項23】 前記アクティブ端末の数は次式、 【数10】 に通常対応する参照テーブルから決め、ここで、Nはア
    クティブ端末の数であり、MSは以前の上りデータフ
    レームの競合層における競合スロットの総数であり、C
    OLは丁度受信した以前の上りデータフレームの競合層
    において衝突が生じたスロットの数である請求項18
    記載の端末。
  24. 【請求項24】 前記拡張スロット数ESは衝突が生じ
    た上りデータメッセージにおけるスロットの数に基づく
    請求項18に記載の端末。
  25. 【請求項25】 前記拡張スロット数ESは衝突が生じ
    なかった上りデータメッセージにおける空でないスロッ
    トの数に基づく請求項18に記載の端末。
  26. 【請求項26】 拡張スロット数ESはアクティブ
    末の数に基づく請求項17に記載の端末。
  27. 【請求項27】 拡張スロット数ESは衝突が生じた以
    前の上りデータメッセージにおけるスロットの数に基づ
    く請求項26に記載の端末。
  28. 【請求項28】 拡張スロット数ESは衝突が生じなか
    った以前の上りデータメッセージにおける空でないスロ
    ットの数に基づく請求項26に記載の端末。
  29. 【請求項29】 送信パラメータRNはランダムな数で
    ある請求項17に記載の端末。
  30. 【請求項30】 前記第1のスロット選択手段は選択さ
    れた拡張スロットの1つをランダムに選択し、挿入手段
    はランダムに選択された拡張スロットの1つにて要約要
    求を挿入する請求項17に記載の端末。
  31. 【請求項31】 スロット数Sは競合スロットCSに小
    分割され、上りデータメッセージは新メッセージスロッ
    トNSを有し、さらに上りデータメッセージは拡張スロ
    ットESを有し、CS=NS+ES である請求項17
    に記載の端末。
  32. 【請求項32】 DS<DQ<αDSならば、次式、 【数11】 であり、ここで、Sは上りデータメッセージにおけるス
    ロット数であり、DS=S−CSであり、DQは予約要
    求キューにて処理待ちの予約要求の数であり、αは一定
    であり、Mは定常状態におけるスロット数であり、kは
    予約要求により予約されたデータスロットの平均数であ
    り、DQ<DSならば、CS=S−DQであり、DQ>
    αDSならば、 【数12】 である請求項31に記載の端末。
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