JP3222685U - ジャグ - Google Patents
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Abstract
【課題】カプチーノやコーヒーに、より精密および/または精巧な装飾を容易に施すことができるミルク用のジャグを提供する。【解決手段】ジャグは、容器本体2と容器本体上に設けられた口6とを備え、容器本体は、容器本体が展開する中心となる主軸Xを有し、口6は、主軸Xを中心とする所与の角度位置に配置され、容器本体に含まれる液体(ミルク)を注ぐための流出部を画定する。またジャグは、口6に対して、主軸Xを中心とする異なる角度位置に設けられ、かつ、より小さい流出部を画定する追加の口8を備える。【選択図】図2
Description
本考案は、ジャグ、特に、ミルクを用意するためのジャグに関する。 知られているように、ミルクジャグは、少量のミルクが入ったカプチーノまたはコーヒーを用意するために、すなわち、蒸気の噴射のジャグへの注入を介してミルクを加熱し泡立てて、この飲料の最上層を形成するように次にミルクと共にマグまたはカップに注がれるクリームまたは泡を表面に得るために用いられ得る。
専門的な現場、例えばコーヒーバーでは、任意の種類の装飾パターンを作るために色のコントラストを活用するようにコーヒーを泡に「振り掛ける」ことにより、泡の層上に装飾が提供されることが非常に多い。
これに関連して、本明細書において説明されるジャグは、以下に説明される特性のおかげで上述の用意を容易にでき、さらに、より精密および/または精巧な装飾を施す可能性をユーザに提供する。特に、本明細書において説明されるジャグは、請求項1に記載の特徴により特徴付けられる。
当該請求項において言及される特性は、本明細書において提供される技術的な教示の不可欠な部分を形成する。
本考案のさらなる特性および利点が、添付図面を参照して以下の説明から明らかになろう。図面は、単に非限定的な例として提供される。
本明細書において説明されるジャグの実施形態の不等角投影図を示す。
図1のジャグの平面図を示す。
本明細書において説明されるジャグのさらなる実施形態の平面図である。
本明細書において説明されるジャグのさらなる実施形態の平面図である。
本明細書において説明されるジャグのさらなる実施形態の平面図である。
本明細書において説明されるジャグのさらなる実施形態の平面図である。
以下の説明において、実施形態についての深い理解を提供することを目的として、様々な具体的な詳細が示される。これらの実施形態は、具体的な詳細のうちの1または複数がなくても実現され得るか、または、他の方法、構成要素または材料等で実現され得る。他の事例において、既知の構造、材料または操作は、実施形態の様々な態様が不明瞭にならないように、詳細に示されも説明されもしない。
本明細書において用いられる参照は、便宜のみのために提供されており、故に、保護範囲または実施形態の範囲を定めるものではない。
図面を参照すると、本明細書において説明されるジャグは、既知の一態様において、容器本体2と、場合によっては、取っ手4とを備える。いくつかの実施形態において、取っ手4は、本体2の周りに巻き付けられた絶縁材料からできているバンドで置き換えられ得る。
本明細書において説明されるジャグは、第1の口6および第2の口8を有することを特徴とする。第1の口6および第2の口8は、異なる寸法のそれぞれの流出部を画定する本体2の主軸Xを中心とする異なる位置に設けられている。図1および図2に示される例を参照すると、口8は、詳細に後述されるように、口6のものより小さい流出部を画定している。
概して、本明細書において説明されるジャグのこれら2つの口は意図的に、少量のミルクが入ったカプチーノまたはコーヒーの用意中の2つの異なる操作の実行用に構成されている。すなわち、大きい方の口は、ホットミルクと泡の第1の部分とを注ぐために用いられ、一方で、小さい方の口は、泡の第2の部分で装飾を施すために用いられる。
容器本体2の主軸Xを中心とする、2つの口の間の角距離は、液体が他方の口も通じて出ることなく、選択的に2つの口のうちの1つだけを通じて液体を注ぐことを、それに応じて容器本体2を傾けることにより可能にするなどのものでなければならない。
様々な好ましい実施形態において、示されるものでのように、2つの口6および8は、互いに30°以上の角距離で配置される。図において、この角距離は、基準θにより示される。
他方、2つの口の相対的な角度位置は、以下に記載されるように、ユーザの好みに従って選択され得る。
ここで図面を参照すると、容器本体2は、アルミニウム、ステンレス鋼等などの金属材料からできていることが好ましく、金属板から開始して得られる。金属板は、適切に切断され、所望の形状を得るために図面の操作の対象となる。
特に、参照番号22により示される容器本体2の側壁は、その少なくとも一部分について、容器の口部リム2'の方向において減るという展開に従って、本体の主軸Xに沿って可変の断面を有する内部体積を画定するように形づくられる。
壁22の上記形状には、2つの機能がある。一方では、上記形状は、ジャグに含まれる液体の加熱を促進する。他方では、ミルクの泡立て操作に特に関連して、上記形状は、この操作中に想定されている蒸気の噴射の結果として、ミルクをクリームまたは泡に変換するプロセスを促進するよう設計された、ミルクの旋回運動をもたらす。
様々な好ましい実施形態において、示されるものでのように、2つの口6および8は、容器本体2の口部リム2'に設けられる。特に、2つの口6および8は、口部リム2'の輪郭から径方向に突出して、中心軸Xに沿って延在する、延伸を制限するための凹状壁により構成される。
少なくとも大きい方の口6については、X軸に沿った延在は、あらゆる事例において本体2の高さ全体の3分の1に達し得、いくつかの事例においては本体2の高さ全体の3分の1を超え得る。
平面視(図2を参照のこと)で、上記壁は、容器本体2の中央に面する丸みを帯びた底部があるV字形輪郭を画定する。
様々な好ましい実施形態において、示されるものでのように、当該壁は、上記輪郭の寸法、つまり、深さ(径方向におけるもの)および幅が、ジャグの底部から口部リム2'への方向において増すように形づくられる。頂部では、上記壁は各々、口6については参照番号6'により、口8については参照番号8'により示される、それぞれの口の反対の側端で口部リム2'に継ぎ目なく接合する縁部を画定する。この縁部により、口の流出部が識別される。
上述のように、口8の流出部は、口6より小さい。好ましくは、口6は、従来のジャグの口と同じ寸法を有する。図2を参照すると、上記口の縁部6'に対して、口8の縁部8'は、輪郭の底部の、より小さい最大幅L、深さPおよび曲率半径Rを有するV字形輪郭を画定している。様々な好ましい実施形態において、示されるものでのように、口8の流出部は、口6の流出部の80%以下であり、さらにより好ましくは60%以下である。
上述のように、口8は意図的に、クリームまたは泡の最後の装飾を施すために設けられる。実際には、口8は、概してより小さく、上述の形状を示すので、ユーザが、注がれるミルクの流れを制御するのが容易になり、故に、ユーザは、想定される装飾パターンをより精密かつ正確に画定することが可能になる。
口6の使用から口8の使用へ移るために、ユーザは基本的には、ジャグの握り方を一切変える必要なく手首の動きを実行しなければならないことに留意すべきである。この動きは明らかに、2つの口6および8の間の相対位置に依存する。
有利なことに、ユーザお様々な好みを満たすべく、2つの口6および8の相対位置に関して、場合によっては取っ手4と上記口との間の相対位置に関しても、互いに異なるジャグのモデルを想定することが可能である。
これに関連して、図2の実施形態において、口6および8は、互いに約50°の角距離だけ離れて配置される。さらに、取っ手4の5つの可能な位置(それらのうちのいくつかは、破線で表される)が図2に示される。描写をより明確にするために、ジャグの画像は、描写a)およびb)で2回再現されている。この図を参照すると、口6の使用から口8の使用へ移るためにユーザが行わなければならない動きの種類に取っ手4の位置自体がどのように影響を及ぼすかが明らかになる。
図3は、この図に示される基準線Yに対して、様々な要素が、図2の配置の厳密に鏡面である態様で配置されているジャグの形態を示す。
図4は、代わりに、2つの口6および8が90°の角距離だけ離れているジャグのモデルを示す。この図においても、2つつの口6および8に対する、取っ手4の異なる可能な位置が表される。
図5に示されるジャグのモデルは、2つの口6および8の配置が逆になっていることだけが図4のものとは異なる。
最後に、図6は、2つの口6および8が180°に角距離だけ離れているジャグのモデルを示す。この図で表されているのは、取っ手4の2つの可能な代替的な位置である。
2つの口6および8は、上述の図面の操作の後の成形処理を通じて、またはそうでなければ、容器本体2に溶接される、これが適切に用意された後に適切に成形された部分の追加を介して、容器本体2から直接始まるように設けられ得る。
取っ手4も、金属材料からできていることが好ましい。例えば、金属材料は、まず適切に切断され、次に所望の形状へと曲げられた1つの金属板から始まるように得られ得る。取っ手4は、溶接を介して、またはそうでなければ、例えばねじ等の固定部材の使用を通じて、本体2に連結され得る。
もちろん、本考案の原理を損なうことなく、構成の詳細と実施形態とは、本明細書において単に非限定的な例として示されたものに関して、さらに顕著に異なり得るが、それによって、添付の請求項により定義される本考案の範囲から逸脱することはない。
Claims (7)
- ジャグであって、
容器本体と、
前記容器本体に設けられた第1の口と
を備え、
前記容器本体は、前記容器本体が展開する中心となる主軸を有し、
前記第1の口は、前記主軸を中心とする所与の角度位置に配置され、
前記第1の口は、前記容器本体に含まれることになる液体を注ぐための流出部を画定し、
前記ジャグは、前記第1の口に対して、前記主軸を中心とする異なる角度位置に設けられ、かつ、より小さい流出部を画定する第2の口
を備える、
ジャグ。 - 前記第1の口および前記第2の口は、前記主軸を中心として互いに30°以上の角距離で配置されている、
請求項1に記載のジャグ。 - 前記第1の口および前記第2の口は、
前記主軸を中心とする約90°の角距離という配置、
前記主軸を中心とする40°から70°の間の角距離という配置、および、
前記主軸を中心とする約180°の角距離という配置
のうちの1つに従って互いに配置されている、
請求項1または2に記載のジャグ。 - 前記第2の口の前記流出部は、前記第1の口の前記流出部の80%以下、好ましくは60%以下である、
請求項1から3のいずれか一項に記載のジャグ。 - 前記第1の口および前記第2の口は各々、丸みを帯びた底部があるV字形輪郭を有し、
前記第2の口が画定するV字形輪郭は、前記第1の口に対して、前記V字形輪郭の前記丸みを帯びた底部の、幅、深さおよび曲率半径がより小さい、
請求項1から4のいずれか一項に記載のジャグ。 - 前記第1の口および前記第2の口は、前記容器本体の口部リムに設けられ、前記口部リムがたどる理想的な輪郭に対してずれている連続した前記口部リムを構成するそれぞれの頂縁部を各々有する、
請求項1から5のいずれか一項に記載のジャグ。 - 前記容器本体に固定された取っ手、またはそうでなければ、
前記容器本体の周りに巻き付けられた、絶縁材料からできているバンド
を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のジャグ。
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