JP3222657U - 屋根化粧部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋根の防水を安価に実現しつつ、作業や加工が容易で、下地形状への追従性が高く、漏水防止が図られた屋根化粧部材を提供する。【解決手段】溶着可能な防水シート10に砂状部材20および塗料30を付加した屋根化粧部材であって、屋根に対して、複数の屋根化粧部材のうち隣接する屋根化粧部材の端部を水密に溶着して敷設する。【選択図】図1
Description
本考案は、屋根の見栄えを良くする屋根用化粧部材に関する。
従来、屋根(以下では「屋上」を含む概念とする。)の見栄えを良くすべく化粧を施すためには、鉄板に塗料が吹き付けられたコロナルーフを用いる等の手法があった。
しかし、当該手法では、コストが高くつき、色の種類も6色程度等の限定があり、鉄板は固いので曲がらなく作業や加工や用途(下地形状への追従性が弱い)が不便であるという問題点があった。また、1枚1枚の鉄板をビスでしっかり固定して一体化する独自の工法が必要であり作業が煩雑となり、さらに、鉄板の嵌合部から漏水しやすいという問題点もあった。
しかし、当該手法では、コストが高くつき、色の種類も6色程度等の限定があり、鉄板は固いので曲がらなく作業や加工や用途(下地形状への追従性が弱い)が不便であるという問題点があった。また、1枚1枚の鉄板をビスでしっかり固定して一体化する独自の工法が必要であり作業が煩雑となり、さらに、鉄板の嵌合部から漏水しやすいという問題点もあった。
関連技術として、珪砂を固着させた金属製や紙製のシートを顔料を含むフッ素塗膜で被膜して、外壁材の化粧材として有用なリシンシートを提供する技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、完全な防水性が必要であるため防水シートが敷設されることを前提とする屋根に関する屋根化粧部材とは、まったく異なる技術分野である壁材についてのものである。
本考案の目的は、屋根の防水を安価に実現しつつ、作業や加工が容易で、下地形状への追従性が高く、漏水防止が図られた屋根化粧部材を提供することにある。
本考案の第一の屋根化粧部材は、溶着可能な防水シートに砂状部材および塗料を付加した屋根化粧部材である。
このように構成することにより、屋根の防水を安価な防水シートにより実現しつつ、可撓性のある防水シートを用いることで作業や加工の容易性、および、下地形状への高い追従性を実現しつつ、色の種類が豊富な塗料を用いることで屋根の見栄えを良くし、さらに主として砂状部材により屋根に積もった雪が滑らなく、いわば無落雪屋根を実現できるという顕著な効果を奏する。
また、本考案の第二の屋根化粧部材は、
溶着可能な防水シートに砂状部材および塗料を付加した屋根化粧部材であって、
屋根に対して、複数の前記屋根化粧部材のうち隣接する前記屋根化粧部材の端部を水密に溶着して敷設する。
溶着可能な防水シートに砂状部材および塗料を付加した屋根化粧部材であって、
屋根に対して、複数の前記屋根化粧部材のうち隣接する前記屋根化粧部材の端部を水密に溶着して敷設する。
このように構成することにより、いわゆる一枚葺きの屋根の場合、防水シート機能を屋根化粧部材自体により安価に実現しつつ、屋根の防水を図ることができる。また、可撓性のある防水シートを用いることで作業や加工の容易性、および、下地形状への高い追従性を実現しつつ、色の種類が豊富な塗料を用いることで屋根の見栄えを良くし、さらに主として砂状部材により屋根に積もった雪が滑らなく、いわば無落雪屋根を実現できるという顕著な効果を奏する。
また、本考案の第三の屋根化粧部材は、
溶着可能な第一の防水シートに砂状部材および塗料を付加した屋根化粧部材であって、
屋根に敷設された第二の防水シートの上に、複数の前記屋根化粧部材のうち隣接する前記屋根化粧部材を連結して敷設する。
溶着可能な第一の防水シートに砂状部材および塗料を付加した屋根化粧部材であって、
屋根に敷設された第二の防水シートの上に、複数の前記屋根化粧部材のうち隣接する前記屋根化粧部材を連結して敷設する。
このように構成することにより、いわゆる二枚葺きの屋根の場合、屋根の防水は予め屋根に敷設されている第二の防水シートに安価に担わせ、屋根化粧部材は、屋根の見栄えを良くすることに専念できるので、隣接する屋根化粧部材同士の連結は、簡易結合(コーキングやビス止めでもよい。)で隙間があってもよく、作業が容易となる。また、可撓性のある防水シートを用いることで作業や加工の容易性、および、下地形状への高い追従性を実現しつつ、色の種類が豊富な塗料を用いることで屋根の見栄えを良くし、さらに主として砂状部材により屋根に積もった雪が滑らなく、いわば無落雪屋根を実現できるという顕著な効果を奏する。
本考案によれば、屋根の防水を安価に実現しつつ、作業や加工が容易で、下地形状への追従性が高く、漏水防止が図られた屋根化粧部材を提供することができる。
〔構成〕
図1および図2を参照すると、本考案の第一の実施形態の屋根化粧部材1は、基本的には概略、溶着可能な第一の防水シート10と、砂状部材20と、塗料30とから構成されている。
図1および図2を参照すると、本考案の第一の実施形態の屋根化粧部材1は、基本的には概略、溶着可能な第一の防水シート10と、砂状部材20と、塗料30とから構成されている。
第一の防水シート10は、例えば、塩ビシート(塩化ビニル系樹脂シート)であり、厚み寸法は約1.5mm程度とすると、曲げやすく、相手側が曲面であっても容易に追従可能となる。その他、雨水、雪解け水を透過しない構造、耐寒性、耐候性を備え、さらに所定の形状に追従することのできる適度の収縮性および弾力性・可撓性があり、水密に接着可能なものであれば、いかなる種類のものを用いてもよい。
砂状部材20は、珪砂、岩石、鉱物粉、ゼオライト、バーミキュライト、雲母、アルミナ、シラスバルーン、バーライト、ガラス粒、金属粉であってもよい。大きさも種々のものであってよく、例えば、3号、4号、5号とブレンドであってもよい。珪砂等であれば安価に入手が容易である。
砂状部材20により、屋根に、例えば、1000mm程度積もった雪も滑り落ちなくなり、無落雪屋根を実現することができる。
砂状部材20により、屋根に、例えば、1000mm程度積もった雪も滑り落ちなくなり、無落雪屋根を実現することができる。
塗料30は、例えば、顔料、樹脂、溶剤その他の添加剤を混ぜて作られる。公知の塗料が適宜用いられてよい。色の種類はほぼ無限に豊富であり、見栄えの良さを実現できる。
〔作製方法〕
第一の防水シート10の大きさは任意であるが、例えば600mm×400mmの矩形のものとする。
砂状部材20と塗料30を予め混合しておきローラ等で第一の防水シート10に塗ることであってもよい。この場合、色がまだらになるケースがあるが、風合いがあり、それを好む看者もいる。
隣接する屋根化粧部材1の端部を水密に溶着したり、連結するための作業の便宜のために、例えば第一の防水シート10の端部約50mm程度は塗料30(砂状部材20を含む)を塗布しないことであってもよい。
第一の防水シート10の大きさは任意であるが、例えば600mm×400mmの矩形のものとする。
砂状部材20と塗料30を予め混合しておきローラ等で第一の防水シート10に塗ることであってもよい。この場合、色がまだらになるケースがあるが、風合いがあり、それを好む看者もいる。
隣接する屋根化粧部材1の端部を水密に溶着したり、連結するための作業の便宜のために、例えば第一の防水シート10の端部約50mm程度は塗料30(砂状部材20を含む)を塗布しないことであってもよい。
屋根化粧部材1は、複数作製され、それぞれ異なる色とすることであってもよく、また、市松模様的に塗料30を塗っているところと塗っていないところが表現されてもよい。
また、砂状部材20と混合しておきローラ等で第一の防水シート10に塗料30を予め塗っておき、そこに砂状部材20を振りかけて均一にし、さらに塗料30を重ねる方法もある。砂状部材20と塗料30が混じりにくい場合等には好適である。
また、第一の防水シート10に砂状部材20および塗料30を付加する工程は、現場(屋根)とは異なる工場等の別の場所で事前に準備することができるため、天気(特に雨天)に左右されなく品質を均一に保持することが可能となっている。
〔屋根への敷設方法〕
屋根に対して、複数の屋根化粧部材1のうち隣接する屋根化粧部材1の端部を水密に溶着して敷設する。
隣接する屋根化粧部材1の端部を互いに重ねてその接続部分を溶着することであってもよい。これにより、屋根の防水、すなわち漏水しないことが実現される。
第一の防水シート10の溶着は、剥がれることなく固着することのできる方法であれば、いかなる方法による溶着工法をも用いることができる。現場で第一の防水シート10同士を溶着等するだけの簡単な作業で完成させることが可能となる。
屋根に対して、複数の屋根化粧部材1のうち隣接する屋根化粧部材1の端部を水密に溶着して敷設する。
隣接する屋根化粧部材1の端部を互いに重ねてその接続部分を溶着することであってもよい。これにより、屋根の防水、すなわち漏水しないことが実現される。
第一の防水シート10の溶着は、剥がれることなく固着することのできる方法であれば、いかなる方法による溶着工法をも用いることができる。現場で第一の防水シート10同士を溶着等するだけの簡単な作業で完成させることが可能となる。
上記の本実施の形態によれば、いわゆる一枚葺きの屋根の場合、防水シート機能を屋根化粧部材1自体により安価に実現しつつ、屋根の防水を図ることができる。また、可撓性のある第一の防水シート10を用いることで作業や加工の容易性、および、下地形状への高い追従性を実現する。また、砂状部材20および塗料30を用いることで色の種類が豊富な屋根の見栄えを良くし、さらに主として砂状部材20により屋根に積もった雪が滑らなく、いわば無落雪屋根を実現できるという顕著な効果を奏する。
次に、図3を参照して、本考案の第二の実施形態の屋根化粧部材1について説明する。なお、屋根化粧部材1の基本的な構成は上記の第一の実施形態と同様であるので、重複する説明は省略する。
〔屋根への敷設方法〕
第二の防水シート40が敷設された屋根に対して、複数の屋根化粧部材1のうち隣接する屋根化粧部材1を連結して敷設する。
なお、第二の防水シート40は、例えば、塩ビシートである。第一の防水シート10と同一のものであってよく、そのようにすれば第二の防水シート40の端材を第一の防水シート10として利用することも可能で経済的なメリットが生じる。
第二の防水シート40が敷設された屋根に対して、複数の屋根化粧部材1のうち隣接する屋根化粧部材1を連結して敷設する。
なお、第二の防水シート40は、例えば、塩ビシートである。第一の防水シート10と同一のものであってよく、そのようにすれば第二の防水シート40の端材を第一の防水シート10として利用することも可能で経済的なメリットが生じる。
隣接する屋根化粧部材同士1の連結は、簡易結合(コーキングやビス止めでもよい。)で隙間があってもよく、作業が容易となる。もちろん、隣接する屋根化粧部材1の端部を互いに重ねてその接続部分を溶着することであってもよい。さらに、隣接する屋根化粧部材1の接続部分を溶着する場合であっても完全に全体を水密にすることは必須ではなく、隙間が生じていてもよい。
上記の本実施の形態によれば、いわゆる二枚葺きの屋根の場合、屋根の防水機能は予め屋根に敷設されている第二の防水シート40に安価に担わせ、屋根化粧部材1は、屋根の見栄えを良くすることに専念できるので、隣接する屋根化粧部材1同士の連結は、簡易結合で隙間があってもよく、作業が容易となる。また、可撓性のある第一の防水シート10を用いることで作業や加工の容易性、および、下地形状への高い追従性を実現する。また、砂状部材および色の種類が豊富な塗料を用いることで屋根の見栄えを良くし、さらに主として砂状部材により屋根に積もった雪が滑らなく、いわば無落雪屋根を実現できるという顕著な効果を奏する。
その他、一々例示はしないが、本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、各構成部分の大きさや形状を含む種々の変更が加えられて実施されてよい。
1 屋根化粧部材
10 第一の防水シート
20 砂状部材
30 塗料
40 第二の防水シート
10 第一の防水シート
20 砂状部材
30 塗料
40 第二の防水シート
Claims (3)
- 溶着可能な防水シートに砂状部材および塗料を付加した屋根化粧部材。
- 溶着可能な防水シートに砂状部材および塗料を付加した屋根化粧部材であって、
屋根に対して、複数の前記屋根化粧部材のうち隣接する前記屋根化粧部材の端部を水密に溶着して敷設する屋根化粧部材。 - 溶着可能な第一の防水シートに砂状部材および塗料を付加した屋根化粧部材であって、
屋根に敷設された第二の防水シートの上に、複数の前記屋根化粧部材のうち隣接する前記屋根化粧部材を連結して敷設する屋根化粧部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002014U JP3222657U (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 屋根化粧部材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002014U JP3222657U (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 屋根化粧部材 |
Publications (1)
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JP3222657U true JP3222657U (ja) | 2019-08-15 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019002014U Active JP3222657U (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 屋根化粧部材 |
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2019
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