JP3222579U - 吊り足場 - Google Patents

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強美 下山
強美 下山
真二 平▲ばえ▼
真二 平▲ばえ▼
卓大 林田
卓大 林田
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株式会社富士ピー・エス
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Abstract

【課題】変状発生を迅速に発見できる吊り足場を提供する。【解決手段】吊り足場は、足場底面部11に設置された衝撃センサ又は傾斜センサよりなる第一の変状感知センサ15、及び足場側面部12に設置された衛星測位システム又は傾斜センサよりなる第二の変状感知センサ17のうち少なくとも一方を備えると共に、第一の変状感知センサ及び第二の変状感知センサが感知した変状情報を受信しインターネットを介して外部へ送信可能な変状情報送受信部を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、橋梁を構成する複数の橋桁より吊り治具にて吊り下げて設置する吊り足場に関する。
橋梁の新設工事や維持管理工事を実施する際に、橋梁を構成する複数の橋桁より吊り治具にて吊り下げて設置する吊り足場が使用される。
かかる吊り足場は、施工作業時の作業空間の確保、作業員の安全確保、建設材料の飛散防止等から、複数の橋桁の下方に位置する足場底面部と、この足場底面部の両側部から立ち上がり複数の橋桁の両側方に位置する二つの足場側面部とを有し、橋梁全体の側面と底面を取り囲むように設置される(例えば特許文献1参照)。
かかる吊り足場において、二つの足場側面部の上端は橋桁の高さ以上となることが多く、その位置や形状から風雨の被害を受けやすい構造となっている。
また、橋梁が既設道路を跨ぐ目的で建設される跨道橋や高架橋の場合、既設道路と交差する位置にある足場底面部は、交差道路を通過する車両の被害を受けやすい。例えば、高さ制限を超えたトラックの運搬物の足場底面部への衝突による損傷、破壊等の被害(以下「変状」という。)である。
このような吊り足場の変状は、工事関係者、事故当事者、第三者等により発見され工事関係者へ通報され、各対応がとられることになる。
しかし、変状発生の時期や時間帯によっては発見や通報の遅れにより、対応が遅れ被害や損害が拡大することも考えられる。
登録実用新案第3120301号公報
本考案が解決しようとする課題は、吊り足場の変状発生を迅速に発見できるようにすることにある。
本考案によれば、次の1〜4の吊り足場が提供される。
1.
複数の橋桁より吊り治具にて吊り下げて設置する吊り足場であって、複数の橋桁の下方に位置する足場底面部と、この足場底面部の両側部から立ち上がり複数の橋桁の両側方に位置する二つの足場側面部とを有する吊り足場において
前記足場底面部に設置された衝撃センサ又は傾斜センサよりなる第一の変状感知センサ、及び前記足場側面部に設置された衛星測位システム又は傾斜センサよりなる第二の変状感知センサのうち少なくとも一方を備えると共に、前記第一の変状感知センサ及び前記第二の変状感知センサが感知した変状情報を受信しインターネットを介して外部へ送信可能な変状情報送受信部を備えることを特徴とする吊り足場。
2.
前記第一の変状感知センサ及び前記第二の変状感知センサの両方を備える、前記1に記載の吊り足場。
3.
前記足場底面部を撮影する第一のカメラ、及び前記足場側面部を撮影する第二のカメラのうち少なくとも一方を備え、
前記第一のカメラ及び前記第二のカメラはいずれも遠隔操作可能かつインターネット接続可能である、前記1又は前記2に記載の吊り足場。
4.
前記第一のカメラ及び前記第二のカメラの両方を備える、前記3に記載の吊り足場。
本考案によれば、足場底面部に設置された第一の変状感知センサ、あるいは足場側面部に設置された第二の変状感知センサにより、吊り足場の変状発生を迅速に感知できる。そして、これら第一の変状感知センサ及び第二の変状感知センサが感知した変状情報は、変状情報送受信部からインターネットを介して外部へ送信可能であることから、吊り足場の変状発生を迅速に発見できる。
本考案の一実施形態である吊り足場の設置例を示す正面図。 本考案の一実施形態である吊り足場の設置例を示す側面図。 足場底面部に変状(損傷、破壊等)が発生する原因の一例を示す説明図。 足場側面部に変状(損傷、破壊等)が発生する原因の一例を示す説明図。 本考案の一実施形態である吊り足場における変状発見ためのシステム構成を概念的に示す図。 本考案の一実施形態である吊り足場における変状確認ためのシステム構成を概念的に示す図。
図1及び図2に、本考案の一実施形態である吊り足場の設置例を示している。
図1及び図2に示す吊り足場10は、橋梁20を構成する複数の橋桁21より、ワイヤ、チェーン、棒鋼等よりなる吊り治具30にて吊り下げて設置されている。本実施形態において橋梁20は、複数の橋桁21を、橋台22と橋脚23との間に架け渡し(架設)、その橋桁21の上に車両等が通行する床版24を構築し橋梁とする構造形式である。なお、橋桁21は橋脚と橋脚との間に架け渡す場合もある。
このような橋梁20は高架橋、跨道橋として建設されるが、本実施形態では第三者に与える影響度が大きい、図2に示すような高架橋や跨道橋の交差道路40に吊り足場10を設置する場合で説明する。
橋桁21の断面はT形やI形の形状を有し、コンクリートや鋼材を用いて製造される。前述のように橋桁21を架設後、車両が通行するための床版24や防護柵25など施工するための作業用足場として、吊り足場10を設置する。
なお、本実施形態の吊り足場10は、橋桁を用いる構造形式であれば、コンクリート製の橋桁及び鋼製の橋桁のいずれの構造にも適用することが可能である。
本実施形態の吊り足場10は、複数の橋桁21の下方に位置する足場底面部11と、この足場底面部11の両側部から立ち上がり複数の橋桁21の両側方に位置する二つの足場側面部12とを有する。これら足場底面部11及び足場側面部12は、それぞれ鋼製パイプ13や足場板14等を組み合わせて構築されている。
足場底面部11は、作業用の足場とすることを目的とし、作業時の材料や作業員の重量を考慮して設計及び施工を行う。また、交差道路40の利用状況により、足場底面部11の全面に足場板14などを敷き詰め、吊り足場10からコンクリート片等が落下しない構造とすることが多い。
足場側面部12は、作業員の墜落防止や施工時の騒音防止、施工時に発生する粉塵飛散防止の目的で設置し、その全面をシートで覆うことが多い。足場側面部は「朝顔」と呼ばれることもある。なお、本実施形態では足場側面部12を鉛直に組み立てているが、外側に向けて傾斜させることもある。
本実施形態の吊り足場10において、足場底面部11には第一の変状感知センサ15と第一のカメラ16が設置され、足場側面部12には第二の変状感知センサ17と第二のカメラ18が設置されている。
第一の変状感知センサ15は衝撃センサ又は傾斜センサよりなり、足場底面部11に発生する変状を感知する。
例えば図3に示すように、高さ制限を超えたトラックの運搬物が交差道路40を通過すると、そのトラックの運搬物が足場底面部11へ衝突して、足場底面部11に変状が発生する。第一の変状感知センサ15は、このような衝突等により足場底面部11が受ける衝撃又は傾斜を感知することにより、足場底面部11の変状を感知する。
なお、第一の変状感知センサ15は、交差道路40の位置を考慮して片側に2か所、両側で4か所設置することを標準とする。
第一のカメラ16は、遠隔操作可能かつインターネット接続可能なカメラであり、足場底面部11を撮影する目的で設置している。例えば第一の変状感知センサ15で足場底面部11の変状が感知されたときに、その変状の位置や状態を確認(特定)するために、遠隔操作によって足場底面部11を撮影する。撮影した映像(静止画像や動画)は、インターネットを介して外部へ送信可能である。
なお、第一のカメラ16は、足場底面部11の全体を撮影可能な位置に1か所設置することを標準とする。また、第一のカメラ16は夜間でも撮影可能なものであることが好ましい。
第二の変状感知センサ17は衛星測位システム(GNSS、RNSS等)又は傾斜センサよりなり、足場側面部11に発生する変状を感知する。
例えば図4に示すように、吊り足場10が想定外の暴風雨に見舞われた場合、その暴風雨の影響で足場側面部12が大きく変形する。第二の変状感知センサ17は、このような足場側面部12の変形を位置情報又は傾斜情報として感知することにより、足場側面部12の変状を感知する。
なお、第二の変状感知センサ17は、橋桁21の長さの1/4程度を目標として片側3か所、両側で6か所設置することを標準とする。
第二のカメラ18は、遠隔操作可能かつインターネット接続可能なカメラであり、足場側面部12を撮影する目的で設置している。例えば第二の変状感知センサ17で足場側面部12の変状が感知されたときに、その変状の位置や状態を確認(特定)するために、遠隔操作によって足場側面部12を撮影する。撮影した映像(静止画像や動画)は、インターネットを介して外部へ送信可能である。
なお、第二のカメラ18は、足場側面部12の全体を撮影可能な位置に1か所設置することを標準とする。また、第二のカメラ18は夜間でも撮影可能なものであることが好ましい。
図5に、本実施形態の吊り足場10における変状発見ためのシステム構成を概念的に示している。
第一の変状感知センサ15及び第二の変状感知センサ17が感知した変状情報(衝撃情報、位置情報又は傾斜情報)は、変状情報送受信部で受信され集約される。なお、図5に示す変状情報送受信部は、図1及び図2には示していないが、吊り足場10の所定位置に設置されている。そして、この変状情報送受信部は、第一の変状感知センサ15及び第二の変状感知センサ17から受信した変状情報をインターネットを介して外部へ送信可能である。具体的には、図5に示すように変状情報送受信部は第一の変状感知センサ15及び第二の変状感知センサ17から受信した変状情報をインターネット上のクラウドサーバに蓄積し、外部の担当者がこのクラウドサーバにアクセスすることで、この変状情報をインターネットを介して外部へ送信することができる。
なお、図5に示す変状情報送受信部は、第一の変状感知センサ15及び第二の変状感知センサ17から受信した変状情報を分析し、その変状が所定レベルを超えたときに、現場に設置されているサイレン、回転灯等の警報手段を作動させる機能も有する。
図6には、本実施形態の吊り足場10において第一のカメラ16及び第二のカメラ18による変状確認ためのシステム構成を概念的に示している。
第一のカメラ16及び第二のカメラ18は、前述のとおり、遠隔操作可能かつインターネット接続可能であるから、外部の担当者は、インターネットを介した遠隔操作によって第一のカメラ16及び第二のカメラ18を操作して吊り足場10の足場底面部11及び足場側面部12を撮影し、その映像(静止画像や動画)をインターネット上のクラウドサーバを介して確認することができる。
このように本実施形態の吊り足場10によれば、足場底面部11に設置された第一の変状感知センサ15、あるいは足場側面部12に設置された第二の変状感知センサ17により、吊り足場10の変状発生を迅速に感知できる。そして、これら第一の変状感知センサ15及び第二の変状感知センサ17が感知した変状情報は、変状情報送受信部からインターネットを介して外部へ送信可能であることから、吊り足場の変状発生を迅速に発見できる。更に、第一のカメラ16及び第二のカメラ18により、リアルタイムで吊り足場10の監視が可能となり、変状箇所の早期の特定により、初動が迅速となり、第三者災害を低減できる。また、悪天候時は、第一のカメラ16及び第二のカメラ18の映像による現場事務所等での監視が可能となり、現場巡視による監視員の危険性が排除できる。
なお、本実施形態の吊り足場10は、第一の変状感知センサ15、第二の変状感知センサ17、第一のカメラ16及び第二のカメラ18の全てを備えているが、本考案の吊り足場は、必要最低限の構成として、第一の変状感知センサ及び第二の変状感知センサの少なくとも一方を備えていればよい。
10 吊り足場
11 足場底面部
12 足場側面部
13 鋼製パイプ
14 足場板
15 第一の変状感知センサ
16 第一のカメラ
17 第二の変状感知センサ
18 第二のカメラ
20 橋梁
21 橋桁
22 橋台
23 橋脚
24 床版
25 防護柵
30 吊り治具
40 交差道路

Claims (4)

  1. 複数の橋桁より吊り治具にて吊り下げて設置する吊り足場であって、複数の橋桁の下方に位置する足場底面部と、この足場底面部の両側部から立ち上がり複数の橋桁の両側方に位置する二つの足場側面部とを有する吊り足場において、
    前記足場底面部に設置された衝撃センサ又は傾斜センサよりなる第一の変状感知センサ、及び前記足場側面部に設置された衛星測位システム又は傾斜センサよりなる第二の変状感知センサのうち少なくとも一方を備えると共に、前記第一の変状感知センサ及び前記第二の変状感知センサが感知した変状情報を受信しインターネットを介して外部へ送信可能な変状情報送受信部を備えることを特徴とする吊り足場。
  2. 前記第一の変状感知センサ及び前記第二の変状感知センサの両方を備える、請求項1に記載の吊り足場。
  3. 前記足場底面部を撮影する第一のカメラ、及び前記足場側面部を撮影する第二のカメラのうち少なくとも一方を備え、
    前記第一のカメラ及び前記第二のカメラはいずれも遠隔操作可能かつインターネット接続可能である、請求項1又は2に記載の吊り足場。
  4. 前記第一のカメラ及び前記第二のカメラの両方を備える、請求項3に記載の吊り足場。
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