JP3221205U - 調節可能なラックトローリー - Google Patents
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Abstract
【課題】折り畳み可能であり、トップシートの高さおよび傾きが調節可能なラックトローリーを提供する。【解決手段】ラックトローリーは、ベースシート10と、トップシート20と、スタンド30と、支持ロッド40とを有する。ベースシート10は、ベースシート10の平面方向に沿って延びる第1方向Xに沿って間隔をあけて配置された複数組の係止溝111を有する。スタンド30は、ベースシート10およびトップシート20に接続され、互いに枢動可能に接続された第1フレーム31および第2フレーム33を有する。第1フレーム31の端部は、ベースシート10の第1端部に枢動可能に接続され、第2フレーム33の端部は、係止溝111の組に選択的に係合される。トップシート10の端部は、スタンド30の上部に枢動可能に接続されている。支持ロッド40の一方の端部はトップシート20に枢動可能に接続され、支持ロッド40の他方の端部はスタンド30に着脱可能に接続される。【選択図】図2
Description
本考案は、ラックトローリーに関し、より詳細には、折り畳み可能であり、トップシートの高さおよび傾きが調節可能なラックトローリーに関する。
果物や野菜は通常、顧客が簡単に選択して購入できるようにラックに陳列される。野菜および果物を陳列するための従来のラックは、2つの種類を含むことができる。1つは高さ調節ラックであり、ラックの陳列フレームの傾きは固定されている。もう1つは角度調節ラックであり、ラックの陳列フレームの高さは固定されている。
通常、陳列フレームの高さと傾きの両方を調節可能な従来型のラックは、巨大なサイズを有し、移動および保管が困難である。
この欠点を克服するために、本考案は、上述の問題を軽減または回避するための調節可能なラックトローリーを提供する。
本考案の主な目的は、折り畳み可能であり、トップシートの高さおよび傾きを調節できる調節可能なラックトローリーを提供することである。
本考案による調節可能なラックトローリーは、ベースシートと、トップシートと、スタンドと、支持ロッドとを有する。ベースシートは、第1方向と、第1方向に垂直な第2方向と、互いに対向するとともに第1方向に画定された第1端部および第2端部と、係止部と、複数の車輪とを有する。係止部は、ベースシートの上で、第2端部に近い位置に取り付けられ、ベースシートの上部に形成され、第1方向に沿って間隔をあけて配置された複数組の係止溝を有する。車輪は、ベースシートの底面に間隔をあけて取り付けられている。
トップシートはベースシートの上に配置される。スタンドはベースシートおよびトップシートに接続され、第1フレームおよび第2フレームを有する。フレームと第2フレームは、第1フレームと第2フレームとの中間で互いに枢動可能に接続されている。第1フレームの端部は、ベースシートの第1端部に枢動可能に接続されている。第2フレームの端部は、係止溝の組の1つと選択的に係合する。トップシートの端部は、スタンドの上部に枢動可能に接続されている。支持ロッドは2つの端部を有し、支持ロッドの一方の端部はトップシートの底部に枢動可能に接続され、支持ロッドの他方の端部はスタンドに着脱可能に接続された接続部材を有する。
本考案の他の目的、長所および新規の特徴は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明からより明らかになる。
図1から図3を参照すると、本考案による調節可能なラックトローリーは、ベースシート10と、トップシート20と、スタンド30と、支持ロッド40とを含む。
ベースシート10は、矩形の金属フレームであり、第1方向Xと、第2方向Yと、第1端部と、第2端部と、係止部11と、複数の車輪13とを有する。第1方向Xと第2方向Yは、互いに垂直である。第1端部および第2端部は、第1方向Xの両端に画定される。係止部11は、ベースシート10の第2端部に近い位置でベースシート10の上部に取り付けられており、ベースシート10の上部に画定されるとともに第1方向Xに沿って間隔をあけて配置された複数組の係止溝111を含む。各係止溝111の組は、第2方向Yに配列された対応する2つの係止溝111を含む。車輪13がベースシート10の底面に間隔をおいて取り付けられているため、ベースシート10は地面上を移動することができる。
トップシート20は矩形の金属フレームであり、ベースシート10の上に配置され、内部に果物や野菜が入った容器を支持するために用いられる。好ましくは、トップシート20は、トップシート20の端部に枢動可能に接続されたガードフレーム21を有する。ガードフレーム21は、ガードフレーム21が容器の側壁を支持するためにトップシート20から上方に延伸するガード位置へ回動されることができ、保管のためにはガードフレーム21がトップシート20の内側に折り畳まれる折り畳み位置に回動されることができる。
スタンド30は、ベースシート10およびトップシート20に接続され、第1フレーム31および第2フレーム33を有する。第1フレーム31および第2フレーム33は金属フレームであり、それぞれ2つの端部と、中央部と、第2方向Yの両側に配置された2つの側部ロッド311,331とを有する。第1フレーム31は、ベースシート10の第1端部から離れた位置にある第1フレーム31の2つの側部ロッド311と接続する端部ロッド313を有する。第2フレーム33は、第2フレーム33の2つの側部ロッド331に接続されるとともに側部ロッド331の両端にそれぞれ配置されている2つの端部ロッド333,335を有する。第1フレーム31の各側部ロッド311は、第1フレーム31および第2フレーム33の中央部において、第2フレーム33の側部ロッド331のそれぞれに枢動可能に接続されている。端部ロッド313に対向する第1フレーム31の端部は、ベースシート10の第1端部に枢動可能に接続されている。ベースシート10の第2端部近くの第2フレーム33の端部ロッド335は、丸いロッドであり、係止溝111の組の1つに選択的に係合する。ベースシート10の第1端部近くの第2フレーム33の端部は、トップシート20のガードフレーム21が位置するトップシート20の端部に枢動可能に接続されている。好ましくは、ベースシート10の係止部11は、ベースシート10の上部に取り付けられたリミットフレーム15を有し、第2フレーム33の端部ロッド335および係止溝111が、リミットフレーム15の内側に配置されて、第2フレーム33の可動範囲を限定する。
支持ロッド40は2つの端部を有し、支持ロッド40の一方の端部はトップシート20の底部に枢動可能に接続され、支持ロッド40の他方の端部は接続部材41を有し、接続部材41は、第1フレーム31の端部ロッド313に着脱可能に接続される。
図4から図6を参照すると、本考案による調節可能なラックトローリーが折り畳まれた状態で示されている。第2フレーム33の端部ロッド335は、係止溝111の組から取り外されている。第1フレーム31および第2フレーム33は、水平に折り畳まれた位置へ相対的に旋回され、ベースシート10上に積み重ねられる。支持ロッド40は、スタンド30から取り外され、トップシート20の底部に折り畳まれる。スタンド30にトップシート20が積み重ねられ、ガードフレーム21が折り畳まれた位置に回動してトップシート20内で折り畳まれる。ベースシート10、トップシート20、スタンド30および支持ロッド40の枢動可能な接続のために、調節可能なラックトローリーは、折り畳まれた状態では最小限の体積に折り畳まれることができる。好ましくは、折り畳まれた状態では連結部材50がベースシート10およびトップシート20に着脱可能に接続され、トップシート20およびスタンド30の位置を固定する。トップシート20の底部には締付部材42が取り付けられており、支持ロッド40は、スタンド30から取り外された後に、締付部材42によって着脱可能に締め付けられてもよい。
図7を参照すると、調節可能なラックトローリーが第2接続位置に示されている。第1フレーム31および第2フレーム33は、水平に折り畳まれた位置へ相対的に旋回され、ベースシート10上に積み重ねられる。支持ロッド40の接続部材41は、第1フレーム31の端部ロッド313と係合して、トップシート20を傾斜した位置に支持する。
図1、3および8を参照すると、調節可能なラックトローリーの第1接続位置および第3接続位置が示されている。第2フレーム33の端部ロッド335は、係止溝111の組の1つと係合し、第1フレーム31と第2フレーム33は、ベースシート10の上部にX字型およびスタンド30を形成するように相対的に旋回される。トップシート20は、スタンド30によって上方に移動してベースシート10から離れる。スタンド30に枢動可能に接続されたトップシート20の端部とベースシート10との間の距離は、第2フレーム33が係合される係止溝111の組と、ベースシート10の第1端部との間の距離に基づく。第2フレーム33が係止される係止溝111の組とベースシート10の第1端部との間の距離が小さくなると、スタンド30に枢動可能に接続されたトップシート20の端部とベースシート10との間の距離が大きくなり、第2フレーム33の係止溝111の組の1つとの係合位置を調節することにより、トップシート20の相対的な高さを調節することができる。
さらに、第1フレーム31の端部ロッド313とベースシート10の第1端部との間の水平距離は、第2フレーム33が係合される係止溝111の組とベースシート10の第1端部との間の距離に基づく。支持ロッド40の接続部材41が、第1フレーム31の端部ロッド313に接続されてトップシート20を傾斜位置で支持するとき、第2フレーム33が係合される係止溝111の組とベースシート10の第1端部との間の距離は小さくなっており、トップシート20と水平面との間の傾斜角度が大きくなる。
図9を参照すると、調節可能なラックトローリーが第4接続位置に示されている。支持ロッド40はスタンド30から取り外され、トップシート20は水平位置に回動されスタンド30上に保持される。トップシート20とベースシート10との間の距離は、第2フレーム33の係止溝111の組の1つとの係合位置を調節することによって調節することができる。
図10を参照すると、本考案による調節可能なラックトローリーの第2実施形態が示されている。第2実施形態では、支持ロッド40Aの長さが調節可能であり、支持ロッド40Aの長さを調節することにより、トップシート20と水平面との間の傾斜角度を調節することができる。
別の実施形態では、スタンド30は、第1方向Xに沿って間隔をあけて配置された複数の端部ロッド313を有することができ、支持ロッド40は、端部ロッド313の1つに選択的に接続される。トップシート20と水平面との間の傾斜角度は、支持ロッド40と端部ロッド313の1つとの接続位置を調節することによって調節することができる。
好ましくは、係止溝111の各組は、単一の係止溝111、または第2方向Yに間隔をあけて配置された複数の係止溝111を含むことができる。
あるいは、ベースシート10の第2端部近くの第1フレーム31の端部にトップシート20を枢動可能に接続することができ、ガードフレーム21が、トップシート20がスタンド30に枢動可能に接続されているトップシート20の端部に接続される。
このような構成では、本考案による調節可能なラックトローリーは、以下の長所および改良点を有する。
1.本考案による調節可能なラックトローリーは、第1方向Xに沿って間隔をあけて配列された複数組の係止溝111を有するため、第2フレーム33の係止溝111の組の1つとの係合位置を調節することにより、トップシート20の相対的な高さを調節でき、トップシート20の相対的な高さを調節しながら、支持ロッド40とスタンド30との接続により、トップシート20の相対的な傾斜角度を調節することができる。
2.調節可能なラックトローリーは、格納、移動、包装および移送が容易であり、ベースシート10、トップシート20、スタンド30および支持ロッド40の枢動接続によって、折り畳まれた状態で最小限の体積に折り畳まれることができる。
Claims (3)
- 上部と、底部と、第1方向と、前記第1方向に対して垂直の第2方向と、前記第1方向において互いに対向する第1端部および第2端部と、を有するベースシートと、
前記ベースシートの上部に前記第2端部近くで取り付けられ、前記ベースシートの上部に形成されるとともに前記第1方向に沿って間隔をあけて配置された複数組の係止溝を有する係止部と、
前記ベースシートの底部に間隔をあけて取り付けられた複数の車輪と、
前記ベースシートの上に配置され、底部および2つの端部を有するトップシートと、
前記ベースシートおよび前記トップシートに接続されるスタンドであって、2つの端部および中央部を有し、一方の前記端部が前記ベースシートの前記第1端部に枢動可能に接続された第1フレームと、2つの端部および中央部を有し、前記中央部が前記第1フレームの前記中央部に枢動可能に接続されており、一方の前記端部が前記ベースシートの前記係止溝の組の1つに選択的に係合する第2フレームとを有し、前記トップシートの一方の端部が前記スタンドの上部に枢動可能に接続される、スタンドと、
2つの端部を有し、一方の前記端部が前記トップシートの前記底部に枢動可能に接続され、他方の前記端部が、前記スタンドに着脱可能に接続される接続部材を有する支持ロッドと、
を備える調節可能なラックトローリー。 - 前記トップシートが、前記ベースシートの前記第1端部近くで、前記スタンドの前記第2フレームの一方の前記端部に枢動可能に接続されている、請求項1に記載の調節可能なラックトローリー。
- 前記トップシートが、前記スタンドの上部に枢動可能に接続された前記トップシートの端部に枢動可能に接続されたガードフレームを有する、請求項1に記載の調節可能なラックトローリー。
Priority Applications (1)
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