JP3221047U - ヘアブラシの植毛台構造 - Google Patents

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秋晨 郭
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Abstract

【課題】構造がシンプルで、使用に耐え得ると同時に、ブラシの毛櫛及びブラシのピンが下に沈まないヘアブラシの植毛台構造を提供する。
【解決手段】ヘアブラシの植毛台構造は、植毛台本体2が、ブラシベース部分21と複数のブラシの毛束22及び複数の固定パーツ23を備える。このうち、ブラシベース部分は、熱可塑性フレキシブル樹脂から構成される板状構造体である。板状構造体内側には間隔をおいて配列され、且つ、個別に収納空間2111を有する複数の収納室211を有し、板状構造体周縁面には、突起環状部212が設置される。ブラシの毛束は、底部に折り返し部223を有する複数のブラシの毛櫛221及び/またはナイロン製のブラシのピン222から組成されるものである。固定パーツは、ブラシの毛束の折り返し部と共にブラシベース部分収納室の収納空間の箇所に嵌まり込んで固定される。
【選択図】図5

Description

本考案は、ヘアブラシの植毛台構造に関し、特に、植毛台が下に沈むのを防ぐと同時に、ブラシの毛束が引っ張られる力に耐え得ることが可能で、且つ、接着剤を使用することによる環境(空気)汚染を回避するヘアブラシの植毛台構造に関するものである。
社会経済の発展に伴い、身だしなみに注意する人が多くなっている。服装や身だしなみを整えたり、清潔に保つことは極めて重要なマナーである。適度に身だしなみを整えることは、見た目にやる気を感じさせると同時に、他人に良い印象を与えることができる。中でも、髪は大きな要素を占め、全体の身だしなみにおいて、まず髪を整えることから始める必要がある。
多くの場合、髪を整える際には、ヘアケア用具(ヘアブラシやヘアカーラー等)を利用し、ヘアケア用品を組み合わせて、整髪やヘアケアを行なう。例えば、整髪、ヘアメイク、ヘアケア製品を使用する時は、たいていヘアブラシを使用してヘアケア製品を均一に頭髪や髪の根元に行き渡らせる。このため、髪を整える際に用いるヘアケア用具は、現代人の身だしなみには欠かせない必需品の一つである。
図1に示す従来のヘアブラシの植毛台を下から見た図を例に説明する。一般に、ヘアケア用具は、たいていブラシの植毛台本体1上に、先ずブラシベース部分11に所定の植毛穴111が設置されて、二つ折りにして植毛された数量の異なるブラシの毛12を有し、さらに、ブラシベース部分11の底部に、織布13と接着剤14によって、ブラシの毛12をブラシベース部分11上に粘着して固定される。
ヘアブラシを使用する際は、手でヘアブラシから延伸するハンドル部分(図は省略)を握って、前記ヘアブラシの毛12を、頭髪の流れに沿って頭髪を梳かして、身だしなみを整える。
しかしながら、前記のような従来のブラシベース部分11にブラシの毛12を植毛するブラシの植毛台本体1の構造は、ヘアケアを行なう過程において、手の力、引っ張り、ブラシの毛12とブラシベース部分11間の接続がしっかり行なわれていない等が原因で、容易にブラシの毛12が下に沈んだり、動揺して緩んだりする外、ブラシの毛12のブラシの植毛台本体1構造において、ブラシの毛12とブラシベース部分11間の接着固定に用いられる接着剤14が、環境保護に観念に適合せず、空気汚染を招くため、改善の必要がある。
このように、従来のヘアブラシの植毛台構造は、実際の使用上、多くの欠点を有する。したがって、本考案のヘアブラシの植毛台構造は、上記課題を解決するヘアブラシの植毛台構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は、構造がシンプルで、使用に耐え得ると同時に、ブラシの毛櫛及びブラシのピンが下に沈まないヘアブラシの植毛台構造を提供することを目的とする。
さらに、上記課題を解決するために、本考案は、構造がシンプルで、使用に耐え得ると同時に、ブラシの毛櫛及びブラシのピンが引っ張られる力に耐え得るヘアブラシの植毛台構造を提供することを目的とする。
また、上記課題を解決するために、本考案は、構造がシンプルで、使用に耐え得ると同時に、接着剤を使用せず、環境(空気)の汚染を生じないヘアブラシの植毛台構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案のヘアブラシの植毛台構造は、ブラシベース部分と複数のブラシの毛束( bristle tuft ) 及び複数の固定パーツを備えることを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するために、本考案のヘアブラシの植毛台構造における前記ブラシベース部分は、熱可塑性フレキシブル樹脂材料により構成される板状構造体であり、板状構造体の内側には、間隔をおいて配列され、且つ、個別に収納空間を有する複数の収納室を有して、板状構造体の周縁面には突起環状部が環状設置されることを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するために、本考案のヘアブラシの植毛台構造における前記ブラシの毛束は、底部に折り返し部を有する複数のブラシの毛櫛及び/またはナイロン製のブラシのピンから組成されたもの、つまり、前記ブラシの毛束の構成は、複数のブラシの毛櫛とナイロン製のブラシのピンの組み合わせか、複数のブラシの毛櫛のみか、一本のナイロン製のブラシのピンのみであることを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するために、本考案のヘアブラシの植毛台構造における前記固定パーツは、前記ブラシの毛束の折り返し部とブラシベース部分の収納室の収納空間の箇所に、嵌め込んで固定され、前記固定パーツは、金属片または金属ワイヤーリングであることを特徴とする。
このように、上述の構成により組成された本考案のヘアブラシの植毛台構造は、前記ブラシベース部分の収納室底部のストッパー作用と、固定パーツがブラシベース部分の収納空間及びブラシの毛束底部の収納室における折り返し部において、しっかり嵌まり込んで固定されることにより、ブラシの毛束全体が、頭髪を整える過程において、下に沈んだり、動揺して緩んだりすることがないと同時に、ブラシベース部分の板状構造体周縁面に環状に設置される突起環状部により、ブラシベース部分全体の外に張る強度が増して、直接前記ブラシベース部分全体が、ブラシ台のくぼみ部分にしっかりと嵌まり込んで固定され、製造及び組み立ての過程全体において、いかなる接着剤の使用も必要とせず、粘着固定が行なえることで、工程の省略ができ、コストの削減が可能であると同時に、環境汚染を回避する。したがって、本考案のヘアブラシの植毛台構造は、構造上丈夫で、使用に耐え得るものである。
ここで述べる固定パーツは、金属片である。
ここで述べる固定パーツは、金属ワイヤーリングである。
ここで述べる金属片は、矩形片状構造体である。
ここで述べる金属ワイヤーリングは、英小文字のl(エル)を筆記体の形状としたもので、その底部は開放式で、交差または交差に近い接続状態である。
本考案のヘアブラシの植毛台構造は、前記ブラシベース部分の収納室底部のストッパー作用と、固定パーツがブラシベース部分の収納空間及びブラシの毛束底部の収納室における折り返し部において、しっかり嵌まり込んで固定されることにより、ブラシの毛束全体が、頭髪を整える過程において、下に沈んだり、動揺して緩んだりすることがなく、且つ、ブラシベース部分の板状体周縁面に環状に設置される突起環状部により、ブラシベース部分全体の外に張る強度が増して、直接前記ブラシベース部分全体が、ブラシ台のくぼみ部分にしっかりと嵌まり込んで固定され、製造及び組み立ての過程全体において、いかなる接着剤の使用も必要とせず、粘着固定が行なえることで、工程の省略ができ、コストの削減が可能であると同時に、環境汚染を回避する。
従来のブラシの植毛台を下から見た立体図である。 本考案の第一実施例におけるヘアブラシの植毛台を下から見た立体図である。 本考案の第一実施例におけるヘアブラシの植毛台ベース部分を上から見た図である。 本考案の第一実施例におけるヘアブラシの植毛台ベース部分の側面断面図である。 本考案の第一実施例におけるヘアブラシ植毛台の構造を示した図である。 本考案の第二実施例におけるヘアブラシ植毛台の構造を示した図である。 本考案の第三実施例におけるヘアブラシ植毛台の構造を示した図である。 本考案の第四実施例におけるヘアブラシ植毛台の構造を示した図である。 本考案の第五実施例におけるヘアブラシの立体外観図である。 本考案の第六実施例におけるヘアブラシを下から見た立体図である。 金ワイヤーリングの形状を示すための図である。
本考案は、主に、構造がシンプルで、使用に耐え得ると同時に、ブラシの毛束が下に沈むのを防ぎ、ブラシの毛束が引っ張られる力に耐え得る上に、さらに、接着剤の使用による環境(空気)の汚染を回避するヘアブラシの植毛台構造であり、上述の目的に基づき、好適な実施例を示し、図を組み合わせて、以下に、本考案の構造及びその効果を説明する。
同時に図2から図8までを参照しながら説明する。本考案のヘアブラシの植毛台構造は、植毛台本体2が、ブラシベース部分21と複数のブラシの毛束22及び複数の固定パーツ23を備える。
前記ブラシベース部分21は、熱可塑性フレキシブル樹脂から構成される板状構造体である。板状体内側には間隔をおいて配列され、且つ、個別に収納空間2111を有する複数の収納室211を有し、板状体周縁面には、突起環状部212が設置される。
前記ブラシの毛束22は、底部に折り返し部223を有する複数のブラシの毛櫛221及び/またはナイロンのブラシのピン222から組成される。つまり、前記ブラシの毛束の構成は、複数のブラシの毛櫛221にナイロン製のブラシのピン222を組み合わせたものか、複数のブラシの毛櫛221のみか、一本のナイロン製のブラシのピン222のみである。
前記固定パーツ23は、前記ブラシの毛束22の折り返し部223と共にブラシベース部分21の収納室211の収納空間2111の箇所に嵌め込まれて固定される。実施時は、前記固定パーツ23は金属片または金属ワイヤーリングである。
本考案のヘアブラシの植毛台構造は、その製造過程において、ブラシの毛束22底部の折り返し部223の箇所を介して、固定パーツ23と共に、ブラシベース部分21の収納室211の収納空間2111中に植え込まれて固定される。前記収納室211底部のストッパー作用により、ブラシの毛束22が、頭髪を整える過程において下に沈むことがない。
同時に、前記固定パーツ23により、前記ブラシの毛束22底部の折り返し部223の箇所及び前記固定パーツ23の前記ブラシベース部分21の収納室211の収納空間2111に対して、嵌まり込んで固定される効果を有することで、ブラシの毛束22が、頭髪を整える過程において、動揺して緩むことがなく、前記ブラシの毛束22は引っ張られる力に耐え得ることができる。
当然、本考案のヘアブラシの植毛台構造は、実際に使用時、前記ブラシの毛束22底部の折り返し部223の箇所において、嵌め込んで固定される固定パーツ23は、金属片または金属ワイヤーリングである。金属片は、図5、図6に示したように、矩形片状構造体である。金属ワイヤーリングは、図11に示すように、筆記体のl(小文字のエル)型の形状で、その底部は開放されていて、交差(図7に示したとおり)または交差に近い接続状態(図8に示したとおり)で、両者共適用が可能であり、本考案では、特に厳格に制限しない。
ここで言及すべきは、本考案のヘアブラシの植毛台構造は、ブラシの毛束22底部の折り返し部223の箇所を介して、固定パーツ23と共に、ブラシベース部分21の収納室211の収納空間2111中に植え込まれて固定される。
したがって、製造の過程において、従来のヘアブラシの植毛台のように、織物及び接着剤によりブラシの毛束22とブラシベース部分21間において粘着固定をする必要がない。したがって、本考案のヘアブラシの植毛台構造は、ブラシの毛束22が下に沈むのを防ぐと同時に、引っ張る力に充分耐え得る効果を有し、且つ、接着剤を使用することによる空気汚染を回避する。
また、本考案のヘアブラシの植毛台構造は、ブラシベース部分21が必要とする柔軟度及び弾力性と厚みを達成するために、採用される材料は、従来のフレキシブル材料より丈夫な熱可塑性フレキシブル材質で、一体射出成型により製造されることで、固定パーツ23の嵌め込み固定の強度を高くすることができる。
さらに、本考案のヘアブラシの植毛台構造におけるブラシベース部分21とブラシ台3のくぼみ部分31との間に、好適な周縁部分のかみ合い効果を有し、特にブラシベース部分21の板状体の周縁面に、突起環状部212が設置されて、前記突起環状部212によって、ブラシベース部分21全体の外に張り出す強度が増し、直接前記ブラシベース部分21全体が、前記ブラシ台3、4のくぼみ部分31、41上に嵌まり込んで固定される。図9、図10を参照しながら説明する。実施の過程において、いかなる接着剤による粘着固定をも必要としないことで、工程が省略できるだけでなく、コストの削減も可能であり、且つ、空気汚染を回避して環境保護の目的も達成する。
前記図10に開示されるのは、本考案のヘアブラシの植毛台構造を結合させたヘアブラシを下から見た立体図である。このうち、ブラシベース部分21の収納室211は露出し、前述の実施例のようにカバーに覆われていないことで、前記植毛台底部(背面)の外観が、粒状の表面を有する形態であり、それがヘアブラシ全体の見た目の特色となり、デザイン的価値観を有する。
従来の構造と比較して、本考案に開示するヘアブラシの植毛台構造は、ブラシベース部分の収納室底部のストッパー作用により、ヘアブラシ全体のブラシの毛束が、頭髪を整える過程において、下に沈むことがなく、同時に、固定パーツがブラシベース部分の収納空間及びブラシの毛束における底部の折り返し部に対して、しっかりと嵌まり込んで固定作用が生じることで、ブラシの毛束全体が頭髪を整える過程において動揺して緩むことがない。
さらに、ブラシベース部分板状体周縁面に、突起環状部が環状設置されて、ブラシベース部分全体の外に張る強度が増し、直接前記ブラシベース部分全体がブラシ台のくぼみ部分にしっかりと嵌まり込んで固定される。製造及び組み立ての過程全体において、いかなる接着剤による粘着固定をも必要としないことで、工程が省略できるだけでなく、コストの削減も可能であり、且つ、空気汚染を回避して環境保護の目的も達成する。したがって、本考案のヘアブラシの植毛台構造は、構造上丈夫で、使用に耐え得るものである。
以上、本考案の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても、本考案に含まれる。
1 従来のヘアブラシの植毛台本体
11 ブラシベース部分
111 植毛穴
12 ブラシの毛櫛
13 織物
14 接着剤
2 植毛台本体
21 ブラシベース部分
211 収納室
2111 収納空間
212 突起環状部
22 ブラシの毛束
221 ブラシの毛櫛
222 ブラシのピン
223 折り返し部
23 固定パーツ
3 ブラシ台
31 くぼみ部分
4 ブラシ台
41 くぼみ部分

Claims (6)

  1. ヘアブラシの植毛台構造であって、
    ヘアブラシ本体は、ブラシベース部分と複数のブラシの毛束及び複数の固定パーツを備え、
    前記ブラシベース部分は、熱可塑性フレキシブル樹脂から構成される板状構造体であり、該当板状構造体内側には間隔をおいて配列され、且つ、個別に収納空間を有する複数の収納室を有し、板状構造体周縁面には、突起環状部が設置され、
    前記ブラシの毛束は、底部に折り返し部を有する複数のブラシの毛櫛及び/またはナイロン製のブラシのピンから組成され、
    前記固定パーツは、前記ブラシの毛束の折り返し部と共にブラシベース部分収納室の収納空間の箇所に嵌まり込んで固定されることを特徴とするヘアブラシの植毛台構造。
  2. 前記ブラシの毛束は、底部に折り返し部を有する複数のブラシの毛櫛及び/またはブラシのピンから組成されており、
    前記ブラシの毛束の構成は、複数のブラシの毛櫛とナイロン製のブラシのピンの組み合わせか、複数のブラシの毛櫛のみか、一本のナイロン製のブラシのピンのみであることを特徴とする請求項1に記載のヘアブラシの植毛台構造。
  3. 前記固定パーツは、金属片であることを特徴とする請求項1に記載のヘアブラシの植毛台構造。
  4. 前記金属片は、矩形片状構造体であることを特徴とする請求項3に記載のヘアブラシの植毛台構造。
  5. 前記固定パーツは、英小文字のl(エル)の筆記体の形状の金属ワイヤーリングであることを特徴とする請求項1に記載のヘアブラシの植毛台構造。
  6. 前記英小文字のl(エル)の筆記体の形状の金属ワイヤーリングは、その底部が開放式で、交差または交差に近い接続状態であることを特徴とする請求項5に記載のヘアブラシの植毛台構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023108345A1 (zh) * 2021-12-13 2023-06-22 邵阳县瑞祥发制品有限公司 一种假发植发装置及植发方法

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