JP3220133U - 睡眠時無呼吸症候群防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱が容易であって、睡眠時の姿勢の変化によっても装着状態を維持することが可能な睡眠時無呼吸症候群防止装置を提供する。
【解決手段】睡眠時無呼吸症候群防止装置1は、下顎骨に略対応する位置に当接する第1のベルト部2、上顎骨に略対応する位置に当接する第2のベルト部3、頭頂骨から側頭骨に略対応する位置に当接する第3のベルト部4、頭頂骨から蝶形骨に略対応する位置に当接する第4のベルト部5、側頭骨から後頭骨に略対応する位置に当接する第5のベルト部から主に構成されている。睡眠時無呼吸症候群防止装置1は、装着者Mの頭部の側面部において、第3のベルト部4と第4のベルト部5により固定されるため、睡眠時の姿勢の変化によっても装着状態を維持することが可能なものとなっている。
【選択図】図3

Description

本考案は、睡眠時無呼吸症候群防止装置に関する。詳しくは、着脱が容易であって、睡眠時の姿勢の変化によっても装着状態を維持することが可能な睡眠時無呼吸症候群防止装置に係るものである。
近年、睡眠時に長時間の呼吸停止を複数回繰り返す睡眠時無呼吸症候群や、関連症状であるイビキが問題となっている。睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に一時的に無呼吸となる一群の症候をいい、主に閉塞型睡眠時無呼吸症候群、中枢型睡眠時無呼吸症候群、及びこれらが混合した混合型睡眠時無呼吸症候群に分類されるが、そのほとんどが閉塞型睡眠時無呼吸症候群であるといわれている。そして、この閉塞型睡眠時無呼吸症候群の直接的な原因は、睡眠中の筋弛緩によって、舌根部や軟口蓋が気道内へとたれ下がり、気道を閉塞することに起因するものである。
この睡眠時無呼吸症候群においては、深い睡眠が妨げられるため、体調不良や、日中に眠気を感じることによる集中力の低下、更には居眠り運転を引き起こすなど、日常生活に支障をきたすおそれがあることが知られている。
睡眠時無呼吸症候群の治療方法としては、例えば口蓋垂軟口蓋咽頭形成術という外科的治療が知られている。具体的には、口蓋垂、口蓋扁桃、軟口蓋の一部を切除し、気道を広げるものである。この方法は、手術という患者の身体への負担が生じるものであるが、一方で症状治癒の成功率が低いといわれている。
そこでこのような外科的治療に代わって、睡眠時無呼吸症候群、或いはイビキを治療、又は予防するための様々な補助器具が提案されている。例えば、特許文献1には、口腔内に装着することで、上顎に対して下顎を強制的に前方に牽引させる力学的な負荷をかけることで、正常な呼吸を確保するためのマウスピースが提案されている。
しかしながら、マウスピースによる力学的負荷は、上顎骨と下顎骨に直接作用するのではなく、歯を介在して上顎と下顎の位置を規制するものであるため、長期的に使用を続けると歯に負荷がかかり、骨格とそこに植立している歯との位置関係が変化してしまうおそれがある。さらには、極端な小下顎症や顎関節に異常がある場合、或いは歯の数が少ない被検者に対しては適用することができないという問題があった。
また、マウスピースは口腔内に装着する異物であることから、睡眠中に唾液が多く分泌され、横向きに眠ることで唇の隙間から「よだれ」となって枕を濡らし、不衛生であるとともに、「よだれ」の冷たさから睡眠が覚醒されてしまうことも多かった。さらに、マウスピースは異物との認識から、睡眠中に無意識に口から吐き出されることも多く、再び装着する際には、口を大きく開けて装着する必要があり、その都度、覚醒につながるといった難点があり、必ずしも使い勝手のよいものとはいえなかった。
そこで、マウスピースに代わる補助器具として、例えば特許文献2には、睡眠中に頭部に装着するタイプの補助器具が提案されている。具体的には、図4に示すように、中間部102が頭部Hの中央を左右に横断するとともに、前頭部、及び後頭部を支持する補助バンド103により補助器具101は頭部Hに装着される。中間部102の左右両端には、先端部に加圧体104を有する保持部105が接続されている。加圧体104は略波型に形成されており、尖った部分が補助器具101の装着者の左耳、及び右耳の下方を押圧するように構成されている。
この特許文献2に係る補助器具101によれば、頭部Hに装着し、加圧体104によって両耳の下を押圧することにより、下顎骨の下顎枝後縁を前方に付勢することができるので、舌根部や軟口蓋による気道の閉塞を防止することができる。また、マウスピースのように口腔内に装着するものとは異なり、頭部Hに装着するので、簡単に違和感なく装着することができるものとなっている。
特開2006− 20986号公報 特開2013−215485号公報
しかしながら、特許文献2に係る発明においては、先端が尖った波型状の加圧体により両耳の下方が常に押圧されるため、押圧部位に圧迫感を感じるものとなっている。特に、補助器具は睡眠中に装着するものであるが、このような圧迫感により睡眠が阻害されてしまうことが懸念される。
また、特許文献2に係る補助器具は、頭部の中央を左右に横断するヘッドバンドと、前頭部、及び後頭部を支持する補助バンドにより頭部に装着されているため、例えば睡眠時に寝返り等を繰り返すことにより、補助器具が頭部から簡単に外れてしまう虞もある。
本考案は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、着脱が容易であって、睡眠時の姿勢の変化によっても装着状態を維持することが可能な睡眠時無呼吸症候群防止装置を提供することを目的とするものである。
前記の目的を達成するために、本考案の睡眠時無呼吸症候群防止装置は、下顎骨に略対応する位置に当接する第1のベルト部と、上顎骨に略対応する位置に当接し、前記第1のベルト部の両端に接続された第2のベルト部と、頭頂骨から側頭骨に略対応する位置に当接し、前記第1のベルト部の両端に接続された第3のベルト部と、頭頂骨から蝶形骨に略対応する位置に当接し、前記第1のベルト部の両端に接続された第3のベルト部と、側頭骨から後頭骨に略対応する位置に当接し、前記第3のベルト部の所定の位置に接続された第5のベルト部とを備える。
ここで、下顎骨に略対応する位置に当接する第1のベルト部を備えることにより、装着者の下顎に対して前方に押し出す力学的な負荷をかけることができる。従って、睡眠中において無意識のうちに下顎が下がることにより引き起こされる、無呼吸症候やイビキを防止することができる。
また、上顎骨に略対応する位置に当接し、第1のベルト部の両端に接続された第2のベルト部を備えることにより、装着者の上顎が下顎に対して突き出ることを防止することができる。従って、前記した第1のベルト部により下顎を強制的に前方に牽引し、第2のベルト部により上顎の前方への突き出しを抑制することができるため、正常な呼吸を確保するための理想的な上顎、及び下顎の形状を保持することができる。
また、頭頂骨から側頭骨に略対応する位置に当接し、第1のベルト部の両端に接続された第3のベルト部を備えることにより、装着者の下顎を強固に固定することができる。即ち、第3のベルト部の両端は第1のベルト部に接続されているため、第1のベルト部が第3のベルト部により上側(頭頂部側)に引っ張られるため、下顎が前方に突き出した状態を保持することができ、不用意に下顎が下がることを防止することができる。
さらに、第3のベルト部は、側頭骨に略対応する位置に当接するため、睡眠時無呼吸症候群防止装置を頭部、及び顔面に対して強固に固定することができるため、例えば睡眠時の寝返り動作等によっても不用意に睡眠時無呼吸症候群防止装置が頭部、又は顔面から外れることを防止することができる。
また、頭頂骨から蝶形骨に略対応する位置に当接し、第1のベルト部の両端に接続された第4のベルト部を備えることにより、第1のベルト部による装着者の下顎を強固に固定することができる。即ち、第3のベルト部と同様に第4のベルト部の両端は第1のベルト部に接続されているため、第1のベルト部が第4のベルト部により上側(頭頂部側)に引っ張られるため、下顎が前方に突き出した状態を保持することができ、不用意に下顎が下がることを防止することができる。
さらに、第4のベルト部は、蝶形骨に略対応する位置に当接するため、睡眠時無呼吸症候群防止装置を頭部、及び顔面に対して強固に固定することができるため、例えば睡眠時の寝返り動作等によっても不用意に睡眠時無呼吸症候群防止装置が頭部、又は顔面から外れることを防止することができる。
また、側頭骨から後頭骨に略対応する位置に当接し、第3のベルト部の所定の位置に接続された第5のベルト部を備えることにより、睡眠時無呼吸症候群防止装置を装着者の頭部において強固に固定することができる。そのため、睡眠時の寝返り動作等によっても不用意に睡眠時無呼吸症候群防止装置が頭部、又は顔面から外れることを防止することができる。
また、第4のベルト部は、頭頂部において第3のベルト部に接続されている場合には、第3のベルト部が顔面側から外れることなく、装着者の顔面、及び頭部に対して強固に固定することができる。
また、第2のベルト部、第3のベルト部、及び第5のベルト部は、長手方向の略中間部に着脱機構を有し、着脱機構により2つの部分に分離可能な場合には、睡眠時無呼吸症候群防止装置を装着者の顔面、及び頭部に装着する際には、着脱機構により、第2のベルト部、ないし第5のベルト部を左右2つの部分に分離可能であるため、頭部、又は顔面への装着を容易に行うことができる。
本考案に係る睡眠時無呼吸症候群防止装置は、着脱が容易であって、睡眠時の姿勢の変化によっても装着状態を維持することが可能なものとなっている。
本考案の実施形態に係る睡眠時無呼吸症候群防止装置の展開図である。 本考案の実施形態に係る睡眠時無呼吸症候群防止装置を装着者に装着した正面図である。 本考案の実施形態に係る睡眠時無呼吸症候群防止装置を装着者に装着した側面図である。 従来技術を示す図面である。
以下、本考案の実施形態に係る睡眠時無呼吸症候群防止装置について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本考案の実施形態に係る睡眠時無呼吸症候群防止装置1の構成について図1乃至図3に基づいて説明する。本考案に係る睡眠時無呼吸症候群防止装置1は、主に第1のベルト部2、第2のベルト部3、第3のベルト部4、第4のベルト部5、及び第5のベルト部6から構成されており、これら第1のベルト部2ないし第5のベルト部6は伸縮性のある例えば合成樹脂材から構成されている。
ここで、必ずしも、睡眠時無呼吸症候群防止装置1は合成繊維樹脂から構成されている必要はない。ある程度の伸縮性があればいかなる材料から構成されていてもよい。
第1のベルト部2は、睡眠時無呼吸症候群防止装置1を装着者Mに装着した状態において、装着者Mの下顎の両側縁から下縁に沿うように略U字状に屈曲して装着者Mの下顎骨に略対応する位置に当接し、下顎が強制的に前方に押し出す力学的な負荷がかかるものとなっている。
なお、第1のベルト部2が当接する下顎の形状は個人差があるが、第1のベルト部2は、装着者Mの下顎の広い範囲を保持するとともに、第1のベルト部2による力学的な負荷が下顎の一部分に集中しないように、例えば、装着者Mの下顎に装着する際に、第1のベルト部2に下顎保持ホルダー7を取り付けるようにすることが好ましい。
ここで、必ずしも、下顎保持ホルダー7を取り付ける必要はない。例えば、第1のベルト部2をやや幅広に形成し、第1のベルト部2により装着者Mの下顎全体を保持するようにしてもよい。
第2のベルト部3は、睡眠時無呼吸症候群防止装置1を装着者Mに装着した状態において、装着者Mの上顎骨に略対応する位置に当接するものであって、上顎の前方への突き出しを抑制するものである。
第2のベルト部3は、図1に示すように、左右に分離した左側第2のベルト部3a、右側第2のベルト部3bからなるものであり、左側第2のベルト部3a、及び右側第2のベルト部3bの一端は第1のベルト部2の端部2a、2bにそれぞれ接続されている。
また、左側第2のベルト部3aの他端には雌部31a、右側第2のベルト部3bの他端には雄部31bをそれぞれ有する面ファスナーからなる着脱機構31を有しており、この着脱機構31により、第2のベルト部3は一本のベルト体となっている。
なお、雄部31bは雌部31aよりも、その面積がやや広く形成されており、雌部31aに対する雄部31bの取付位置を可変とすることができるようなっており、装着者Mの顔面のサイズに応じて適当な位置で装着することが可能となっている。
以上の構成により、第2のベルト部3は、第1のベルト部2との協調により、下顎を強制的に前方に牽引し、上顎の前方への突き出しを抑えることができるため、正常な呼吸を確保するための理想的な上顎、及び下顎の形状を保持することができる。
ここで、必ずしも、第2のベルト部3は着脱機構31を有している必要はない。但し、着脱機構31を有することにより、第2のベルト部3が2つの部分に分離可能な構成となり、第2のベルト部3の装着者Mへ装着する際の長さの調整が容易なものとなる。
また、必ずしも、着脱機構31は、雄部31aと雌部31bを有する面ファスナーから構成されている必要はなく、その構造は特に限定されるものではない。例えば、バックルやフック等、第2のベルト部3を装着者Mの頭部に装着する際にその長さ調整が可能な部材であればどのような機構であってもよい。
第3のベルト部4は、睡眠時無呼吸症候群防止装置1を装着者Mに装着した状態において、装着者Mの頭頂骨から側頭骨に略対応する位置に当接するものである。
第3のベルト部4は、図1に示すように、左右対称に分離した左側第3のベルト部4a、右側第3のベルト部4bからなるものであり、左側第3のベルト部4a、及び右側第3のベルト部4bの一端は第1のベルト部2の端部2a、2bにそれぞれ接続されている。
また、左側第3のベルト部4aの他端には雌部41a、右側第3のベルト部3bの他端には雄部41bをそれぞれ有する面ファスナーからなる着脱機構41を有しており、この着脱機構41により、第3のベルト部4は一本のベルト体となっている。
以上の構成により、第3のベルト部4によって、第1のベルト部2による装着者Mの下顎を強固に固定することができる。即ち、第3のベルト部4によって第1のベルト部2が上側(頭頂部側)に引っ張られるため、下顎が前方に突き出した状態を保持することができる。
また、第3のベルト部4は、頭頂骨から側頭骨を経て第1のベルト部2の両端が位置する下顎骨に略対応する位置に当接するように装着者Mに装着されるため、睡眠時無呼吸症候群防止装置1を装着者Mの頭部、及び顔面に装着した状態での固定性が高まり、装着者Mが睡眠時に寝返り等を繰り返すことにより頭部の姿勢が変化したとしても、装着者Mの頭部から外れたりする虞もない。
ここで、必ずしも、第3のベルト部4は着脱機構41を有している必要はない。但し、着脱機構41を有することにより、第3のベルト部4が2つの部分に分離可能な構成となり、第3のベルト部4の装着者Mへ装着する際の長さの調整が容易なものとなる。
また、必ずしも、着脱機構41は、第3のベルト部4の略中心に設けられている必要はない。但し、着脱機構41が第3のベルト部4の略中心に設けられていることにより、第3のベルト部4が、左側第3のベルト部4aと右側第3のベルト部4bが左右対称な形状となるため、装着者Mへの装着が容易なものとなる。
また、必ずしも、着脱機構41は、雌部41aと雄部41bを有する面ファスナーから構成されている必要はなく、その構造は特に限定されるものではない。例えば、バックルやフック等、第3のベルト部4を装着者Mの頭部に装着する際にその長さ調整が可能な部材であればどのような機構であってもよい。
第4のベルト部5は、睡眠時無呼吸症候群防止装置1を装着者Mに装着した状態において、装着者Mの頭頂骨から蝶形骨に略対応する位置に当接するものである。
第4のベルト部5は、図1に示すように、左右対称に分離した左側第4のベルト部5a、右側第4のベルト部5bからなるものであり、左側第4のベルト部5a、及び右側第4のベルト部5bの一端は第1のベルト部2の端部2a、2bにそれぞれ接続されている。
また、左側第4のベルト部5aと右側第4のベルト部5bの他端には、それぞれ雄部51、51を有しており、これら雄部51、51が頭頂部において、第3のベルト部4の雌部41aに接続されるようになっている。
このように、左右対称に分離された第4のベルト部5は、頭頂部付近において第3のベルト部4に接続されるように構成されていることから、第4のベルト部5が頭部において強固に固定され、顔面側から外れるという虞がない。
さらに、第1のベルト部2による装着者Mの下顎を強固に固定することができる。即ち、第4のベルト部5によって第1のベルト部2が上側(頭頂部側)に引っ張られるため、下顎が前方に突き出した状態を保持することができる。
ここで、必ずしも、第4のベルト部5は、左側第4のベルト部5a、及び右側第4のベルト部5bから構成されている必要はなく、一本のベルト体から構成されていてもよい。但し、第4のベルト部5が左側第4のベルト部5a、及び右側第4のベルト部5bから構成されていることにより、第4のベルト部5の装着者Mへ装着する際の長さの調整が容易なものとなる。
また、必ずしも、左側第4のベルト部5aと右側第4のベルト部5bの他端には、それぞれ雄部51、51を有しており、これら雄部51、51が頭頂部において、第3のベルト部4の雌部41aに接続されるように構成されている必要はない。例えば、第3のベルト部4と同様に、左側第4のベルト部5aと右側第4のベルト部5bの他端同士が頭頂部において接続されるように構成されてもよい。
第5のベルト部6は、睡眠時無呼吸症候群防止装置1を装着者Mに装着した状態において、装着者Mの側頭骨から後頭骨に略対応する位置に当接するものでる。
第5のベルト部6は、図1に示すように、左右対称に分離した左側第5のベルト部6a、右側第5のベルト部6bからなるものであり、左側第5のベルト部6a、及び右側第5のベルト部6bの一端は、それぞれ左側第3のベルト部4a、右側第3のベルト部4bの所定の位置にそれぞれ接続されている。
また、左側第5のベルト部6aの他端には雌部61a、右側第5のベルト部6bの他端には雄部61bをそれぞれ有する面ファスナーからなる着脱機構61を有しており、この着脱機構61により、第5のベルト部6は一本のベルト体となっている。
以上の構成により、例えば第5のベルト部6が接続されている第3のベルト部4が後頭部側に引っ張り力が与えられるため、睡眠時無呼吸症候群防止装置1が顔面側から抜け落ちることを防止することができる。また、第5のベルト部6が接続された第3のベルト部4を介して第1のベルト部2に頭頂部側へ引っ張る力が作用するため、下顎が前方に突き出した状態を保持することができる。
ここで、必ずしも、第5のベルト部6は着脱機構61を有している必要はない。但し、着脱機構61を有することにより、第5のベルト部6が2つの部分に分離可能な構成となり、第5のベルト部6の装着者Mへ装着する際の長さの調整が容易なものとなる。
また、必ずしも、着脱機構61は、第5のベルト部6の略中心に設けられている必要はない。但し、着脱機構61が第5のベルト部6の略中心に設けられていることにより、第5のベルト部6が、左側第5のベルト部6aと右側第5のベルト部6bが左右対称な形状となるため、装着者Mへの装着が容易なものとなる。
また、必ずしも、着脱機構61は、雌部61aと雄部61bを有する面ファスナーから構成されている必要はなく、その構造は特に限定されるものではない。例えば、バックルやフック等、第5のベルト部6を装着者Mの頭部に装着する際にその長さ調整が可能な部材であればどのような機構であってもよい。
次に、本考案の実施形態に係る睡眠時無呼吸症候群防止装置1の装着者Mへの取付方法について説明する。
まず、装着者は、第1のベルト部2を下顎に当接する。このとき、第1のベルト部2の略中心が、下顎の下縁に位置するように調整することが好ましい。
次に、2つに分離されている左側第3のベルト部4aと右側第3のベルト部4bを、側頭骨に略対応する位置に当接するように頭頂部までもっていき、頭頂部において着脱機構41により固定する。このとき、第1のベルト部2が頭頂部側に一定のテンションがかかるよう長さ調整をすることが好ましい。
次に、2つに分離されている左側第4のベルト部5aと右側第4のベルト部5bを、蝶形骨に略対応する位置に当接するように頭頂部までもっていき、頭頂部において長さ調整をしたうえで雄部51、51を第3のベルト部4に止着する。このとき、第1のベルト部2が頭頂部側に一定のテンションがかかるよう長さ調整をすることが好ましい。
次に、2つに分離されている左側第5のベルト部6aと右側第5のベルト部6bを、後頭部側に回り込ませ、後頭部の正中線付近で着脱機構61により固定する。このとき、第1のベルト部2、及び第3のベルト部4に一定のテンションがかかるよう長さ調整をすることが好ましい。
最後に、2つに分離されている左側第2のベルト部3aと右側第2のベルト部3bを、上顎骨に略対応する位置に当接させ、顔面の正中線付近で着脱機構31により固定する。
ここで、必ずしも、睡眠時無呼吸症候群防止装置1の装着者Mへの取り付けに際しては、以上の手順に従って取り付ける必要はない。例えば、第3のベルト部4と第4のベルト部5の手順は前後が入れ替わってもよい。
以上、本考案に係る睡眠時無呼吸症候群防止装置は、着脱が容易であって、睡眠時の姿勢の変化によっても装着状態を維持することが可能なものとなっている。
1 睡眠時無呼吸症候群防止装置
2 第1のベルト部
2a、2b 端部
3 第2のベルト部
3a 左側第2のベルト部
3b 右側第2のベルト部
31 着脱機構
31a 雌部
31b 雄部
4 第3のベルト部
4a 左側第3のベルト部
4b 右側第3のベルト部
41 着脱機構
41a 雌部
41b 雄部
5 第4のベルト部
5a 左側第4のベルト部
5b 右側第4のベルト部
51 雄部
6 第5のベルト部
6a 左側第5のベルト部
6b 右側第5のベルト部
61 着脱機構
61a 雌部
61b 雄部
7 下顎保持ホルダー
M 装着者

Claims (3)

  1. 下顎骨に略対応する位置に当接する第1のベルト部と、
    上顎骨に略対応する位置に当接し、前記第1のベルト部の両端に接続された第2のベルト部と、
    頭頂骨から側頭骨に略対応する位置に当接し、前記第1のベルト部の両端に接続された第3のベルト部と、
    頭頂骨から蝶形骨に略対応する位置に当接し、前記第1のベルト部の両端に接続された第4のベルト部と、
    側頭骨から後頭骨に略対応する位置に当接し、前記第3のベルト部の所定の位置に接続された第5のベルト部と、
    を備える
    睡眠時無呼吸症候群防止装置。
  2. 前記第4のベルト部は、頭頂部において前記第3のベルト部に接続されている
    請求項1に記載の睡眠時無呼吸症候群防止装置。
  3. 前記第2のベルト部、前記第3のベルト部、及び前記第5のベルト部は、長手方向の略中心部に着脱機構を有し、該着脱機構により2つの部分に分離可能である
    請求項1または2に記載の睡眠時無呼吸症候群防止装置。
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