JP3219904U - ダブルチューブ生漆容器 - Google Patents

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青 呉
青 呉
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吉美▲楽▼(福州)貿易有限公司
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Abstract

【課題】金属インナチューブと非金属アウタチューブとを粘着したダブルチューブ生漆容器を提供する。【解決手段】ダブルチューブ生漆容器は、金属から成形されたインナチューブ1と非金属から成形されたアウタチューブ2とを備え、天然の生漆を粘着剤とし、インナチューブとアウタチューブとを一体に粘着し、アウタチューブの外表面には、生漆の塗装があることを特徴とする。それぞれの材料のメリットを十分に発揮し、各自の不足を補う。金属インナチューブで熱い食物を盛っても異臭がなく、非金属アウタチューブは熱伝導が遅く手をやけどせず、且つ保温機能を有する。アウタチューブの表面への生漆の塗装により、古い漆器の技法が現われ、審美的な最適な効果に達する。塗料を粘着剤として採用することで、耐熱耐久性を有し、異なる材料間での熱膨脹と冷収縮による割れ問題が解消される。【選択図】図1

Description

本実用新案は、食物を入れるための容器の分野に属し、ダブルチューブ生漆容器に関し、特に、金属インナチューブと非金属アウタチューブとから結合されたものに関する。
従来の漆器では、漆器を作るチューブの材料選定は、範囲が広い。よくあるチューブは、木製チューブ、竹製チューブ、布製チューブ、チョマで織った布を挟んだチューブ、紙製チューブ、皮製チューブ、陶製チューブ、及び金属製チューブなどであり、従来の漆器は、普通、単一層を主とする。金属チューブを使用した生漆容器は、熱い食物を入れるときに、熱伝導が速いので、手をやけどする問題がある。非金属チューブは、内外の表面のいずれにも生漆があり、熱せられて漆のにおいが発生し、数年で消えるようになる。これにより、入れた食品の食感に影響を及ぼすようになる。如何にこのような矛盾を解消するかは、本実用新案の研究対象となる。
本実用新案は、チューブとして金属インナチューブと非金属アウタチューブとを粘着したダブルチューブ生漆容器を設計することを目的とする。
本実用新案の技術案は、以下のように実現され、即ち、ダブルチューブ生漆容器であって、チューブは、金属から成形されたインナチューブと非金属から成形されたアウタチューブとを備えており、天然の生漆を粘着剤とし、インナチューブとアウタチューブとを一体に粘着し、アウタチューブの外表面には、生漆の塗装があることを特徴とする。
インナチューブの開口部には、外に向かうフランジを有し、当該フランジは、アウタチューブの頂部を包んで設けられている。
インナチューブとアウタチューブとの結合の露出した継ぎ目箇所には、細い漆の灰が充填されており、磨いてから、ラッカー塗装がされている。
本実用新案は、巧妙にダブルチューブ構造を設計し、ダブルチューブ漆器のそれぞれの材料のメリットを十分に発揮して、各自の不足を補う。金属インナチューブで熱い食物を盛ると異臭がなく、非金属アウタチューブの熱伝導が遅く手をやけどせず、且つ保温の機能を有する。アウタチューブの表面における生漆の塗装により、古い漆器の技法が現れて、審美的な最適な効果に達するようになる。両方の間に、塗料を粘着剤として採用し、耐熱耐久性を有するとともに、異なる材料間での熱膨脹と冷収縮による割れ問題が解消されるようになる。
以下、具体的な図面に基づいて本実用新案をさらに説明する。
ダブルチューブ生漆容器の模式図である。 ダブルチューブ生漆容器の断面模式図である。 ダブルチューブ生漆容器の分解模式図である。
図1、図2及び図3を参照すると、ダブルチューブ生漆容器は、チューブが、インナチューブ1とアウタチューブ2とを備えており、インナチューブ1が金属から成形されたものであり、例えば、ステンレスまたは、銀からなり、インナチューブ1の開口部には、外に向かうフランジ11を有し、当該フランジ11は、アウタチューブの頂部を包んで設けられている。
アウタチューブ2は、非金属から成形されたものであり、例えば、木製、竹製、陶製または布製などの芯抜き製法で作ったチューブであり、アウタチューブ2の外表面には、生漆の塗装がある。
インナチューブ1は、アウタチューブ2の中に嵌め込まれており、天然の生漆を粘着剤とし、両者を一体に粘着し、インナチューブ1とアウタチューブ2との結合の露出した継ぎ目箇所には、細い漆の灰が充填されており、磨いてから、ラッカー塗装がされていることにより、継ぎ目を隠して、表面と一体になるようにする。
1 インナチューブ
11 フランジ
2 アウタチューブ

Claims (3)

  1. ダブルチューブ生漆容器であって、チューブが金属から成形されたインナチューブと非金属から成形されたアウタチューブとを備えており、天然の生漆を粘着剤とし、インナチューブとアウタチューブとを一体に粘着し、前記アウタチューブの外表面には、生漆の塗装があることを特徴とするダブルチューブ生漆容器。
  2. インナチューブの開口部には、外に向かうフランジを有し、当該フランジは、アウタチューブの頂部を包んで設けられていることを特徴とする請求項1に記載のダブルチューブ生漆容器。
  3. インナチューブとアウタチューブとの結合の露出した継ぎ目箇所には、細い漆の灰が充填されており、磨いてから、ラッカー塗装がされていることを特徴とする請求項1または2に記載のダブルチューブ生漆容器。
JP2018004408U 2017-11-14 2018-11-14 ダブルチューブ生漆容器 Active JP3219904U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113022210A (zh) * 2021-03-01 2021-06-25 慈利县荣达石材有限责任公司 一种大漆-犀皮的制作工艺

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