JP3219832U - 着脱式部分かつら - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時に快適な装用感が得られ、また、帽子へ容易に着脱可能でありながら引っ張られる力に対して外れにくく、清潔を保つための手入れが容易であり、更に、年齢問わず使用可能であり、使用者の好みに合ったヘアスタイルを自由に楽しむことができる着脱式部分かつらを提供する。
【解決手段】ベースとなる帯状の布11に毛髪12を縫い付け、ベースとなる帯状の布11の両端に部分かつら側係合手段13を縫い付けた着脱式部分かつら10a、10bを、ニットまたは縫製した布からなる帽子に帽子側係合手段を取り付け、部分かつら側係合手段13と帽子側係合手段とにより、帽子へ着脱可能に固定した。部分かつら側係合手段13をゴムでできた伸縮性のあるボタンホールとし、帽子側係合手段をボタンとした。
【選択図】図1

Description

この考案は、従来の医療用かつらや医療用帽子が使用者にもたらす苦痛の軽減、除去を目的とした、当該医療用帽子などへ自在に着脱できる部分かつらに関する。
従来の医療用かつらは、特許文献1に開示されているように、ネットで作られたベースに毛髪を植毛したものであり、医療用帽子は布、ニットなどを縫製し頭部のカバーをする目的で製作されている。しかし、特許文献1に開示されている医療用かつらは、容易に外れないようにするために頭部とかつらの着脱手段としてピン、テープなど様々な接着方法で固定する必要があり、医療用かつら本体がもたらす圧迫感と着脱手段の部材がさらに苦痛をもたらしていた。また、医療用かつらの装着に手間がかかり、使用者にとって精神的、体力的に大きな負担を強いられていた。医療用帽子にあっては、治療のための脱毛をカバーするために医療用かつらと共に利用されているが、外観がもたらす病人の様子が使用者にとっては心理的に大きな苦痛であった。更に、医療用かつらと医療用帽子とを二重で装着する必要があり、二重で装着していることへの違和感や、熱が籠りやすいなど、使用者にとっての不快感が多く、長時間の装着には不向きであった。
また、他の従来の医療用かつらは、実用新案文献2に開示されているように、ニットの帽子からなるベースに毛髪を縫いつけた医療用ウィッグ付帽子であり、装着が容易であり、装用感は締めつけ感のないように製作されている。しかし、ニットの帽子からなるベースに直接毛髪を縫いつけているため毛髪の動きに制限があり、特に、この医療用ウィッグ付帽子を装着したまま食事を摂る際などに、毛髪が垂れ下がり食事の邪魔となるため、この医療用ウィッグ付帽子を装着したまま食事を摂ることが困難となる場合がある。更に、ニットの帽子からなるベースに直接毛髪を縫いつけているため、帽子部分を分離して洗うことができず、帽子部分の清潔を保つためには縫いつけられた毛髪の取り扱いに留意しながら帽子部分を洗わざるを得ないため、清潔を保つための手入れが難しく、また、ヘアスタイルが限定的となり、別のヘアスタイルを楽しむためには複数の医療用ウィッグ付帽子を用意する必要があった。
更に、従来患者の年齢層は高齢者が多かったため、市販されている医療用かつらは高齢者向けのヘアスタイルのものが一般的である。そのため、若い年齢層の患者に似合うヘアスタイルの医療用かつらが少なく、外観に違和感があり、また、医療用であることが一目で分かってしまうため、若い年齢層の患者は精神面で苦痛を感じている。近年、若い年齢層のガン患者の増加により、若い年齢層の患者に似合うヘアスタイルのものが求められている。
特登5715781号公報
実用新案文献2
実登3193316号公報
本考案は、以上のような従来の欠点に鑑み、従来の医療用かつらや医療用帽子が使用者にもたらす苦痛を軽減、除去し、使用時に快適な装用感が得られ、また、帽子へ容易に着脱可能でありながら引っ張られる力に対して外れにくく、清潔を保つための手入れが容易であり、更に、年齢問わず使用可能であり、使用者の好みに合ったヘアスタイルを自由に楽しむことがでる着脱式部分かつらを提供する。
上記のような問題点を解決するため、本考案の一様態は、ベースとなる帯状の布に毛髪を縫い付け、前記ベースとなる帯状の布の両端に部分かつら側係合手段を縫い付けた着脱式部分かつらであることを特徴とする。
また、上記考案において、ニットまたは縫製した布からなる帽子に側係合手段を取り付け、前記部分かつら側係合手段と前記帽子側係合手段とにより、前記帽子へ前記着脱式部分かつらを着脱可能にすることがより好ましい。
更に、上記考案において、前記部分かつら側係合手段をゴムでできた伸縮性のあるボタンホールとし、前記帽子側係合手段をボタンとすることがより好ましい。
以上の説明から明らかなように、本考案に係る着脱式部分かつらは、帽子へ着脱可能であるので、従来のように医療用かつらと医療用帽子とを二重に装着する必要がなく、また、部分かつらであるため毛髪の使用量を最小限に抑えることができるので、軽く、通気性があり、使用時に快適な装用感が得られ、長時間の使用も快適である。
更に、本考案の着脱式部分かつらは、部分かつら側係合手段をゴムでできた伸縮性のあるボタンホールとし、帽子側係合手段をボタンとしたことで、帽子へ容易に着脱可能でありながら引っ張られる力に対して外れにくく、また、着脱式部分かつらと帽子とを容易に分離可能なので、着脱式部分かつらと帽子とを別々に手入れすることができ、清潔を保つための手入れが容易である。
更に、本考案の着脱式部分かつらは、帽子側係合手段をボタンとしたことで、どんな帽子にも簡単な加工で帽子側係合手段を取り付けることができるので、年齢問わず使用可能であり、また、複数の着脱式部分かつらを、それぞれ前髪用、後ろ髪用として組み合わせて帽子へ固定することで、使用者の好みに合ったヘアスタイルを自由に楽しむことができる。
実際に、闘病中の患者に本考案の着脱式部分かつらを使用してもらったところ、使用時に快適な装用感が得られ、帽子へ容易に着脱可能でありながら引っ張られる力に対して外れにくく、清潔を保つための手入れが容易であり、好みに合ったヘアスタイルを自由に楽しむことがでると高評価を得た。
本考案に係る着脱式部分かつらを模式的に示した図である。 本考案に係る、帽子に取り付けられた帽子側係合手段を、当該帽子を裏表反転させて模式的に示した図である。 本考案に係る着脱式部分かつらが帽子に固定された状態を模式的に示した図である。
以下、本考案に係る着脱式部分かつらの好ましい実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本考案に係る着脱式部分かつらを模式的に示した図である。
図1に示すように、本考案に係る着脱式部分かつら(10a、10b)は、ベースとなる帯状の布(11)に、毛髪(12)として市販のヘアエクステンションを、前記ヘアエクステンションの結束部分を前記ベースとなる帯状の布で包み込むように縫い付け、前記ベースとなる帯状の布の両端に、平ゴムで作られたボタンホールゴムからなる部分かつら側係合手段(13)を縫い付けた。前記ベースとなる帯状の布は、通気性及び、吸汗性の良さを考慮し、且つ、前記着脱式部分かつらの形状を維持できるような強度を有する、綿100%の布を使用した。なお、図1(a)の(10a)は、前髪用着脱式部分かつら、図1(b)の(10b)は、後ろ髪用着脱式部分かつらである。
更に、前記前髪用着脱式部分かつらには、補助係合手段としてスナップボタン(オス)(14)を取り付けた。前髪用着脱式部分かつらは、両端の部分かつら側係合手段の間が長くなるため、前記スナップボタンによる補助係合手段を併用することで、帽子への着脱がより容易で外れにくくなる。
次に、本考案に係る着脱式部分かつらの使用方法について説明する。
図2に示すように、ニットまたは縫製した布からなる帽子の裏面(20)で、開口部より5〜8cm内側の位置(即ち、L=5〜8cm)にボタンによる帽子側係合手段(21a、21b)を取り付ける。前記L=5〜8cmとすることで、着脱式部分かつらを前記帽子に固定した際の毛髪の可動域を広げることができる。なお、図2(a)の(21a)は前髪用着脱式部分かつらを固定するための前記帽子側係合手段であり、図2(b)の(21b)は後ろ髪用着脱式部分かつらの1つを固定するための前記帽子側係合手段である。更に、前記帽子の前髪用着脱式部分かつらを固定する箇所には、前髪用着脱式部分かつらの補助係合手段と対になるスナップボタン(メス)(22)を取り付ける。ここで、前記帽子に前記帽子側係合手段や前記スナップボタン(メス)を取り付ける際に、前記帽子の表側の色と同色の糸を用いて縫い付けることで、前記帽子側係合手段が取り付けられていることを目立ちにくくできる。
そして、図3に示すように、部分かつら側係合手段(13)と帽子側係合手段(21)とにより、着脱式部分かつら(10a、10b)を帽子(20’)に固定する。このとき、前髪用着脱式部分かつら(10a)及び/または後ろ髪用着脱式部分かつら(10b)を任意に組み合わせて前記帽子へ固定することで、使用者の好みに合ったヘアスタイルを自由に楽しむことができる。前記前髪用部分かつらにおいては、補助係合手段であるスナップボタン(14、22)も利用して前記帽子に固定する。次に、着脱式部分かつらが固定された帽子(30)を、使用者が頭に装着する。このとき、帽子とかつらを二重に装着する煩わしさがなく、快適な装用感が得られる。また、部分かつらであるため毛髪の量が少なく、更に、毛髪の可動域が広いので、例えば、前記着脱式部分かつらが固定された帽子を装着したまま食事を摂る際などに、垂れ下がった毛髪を耳に掛けるなどといった自然な動作が可能となり、より快適な装用感が得られる。
また、清潔を保つための手入れをするときには、帽子と着脱式部分かつらとを分離し、別々に手入れをする。
更に、上記のように、帽子側係合手段はボタンやスナップボタン(メス)であるので、どんな帽子にも簡単な加工で取り付けることができ、年齢問わず使用可能である。
本考案に係る着脱式部分かつらは、上記実施の形態に限定されることはなく、以下に述べるように、本考案の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
実施例の着脱式部分かつらの毛髪は、市販のヘアエクステンションを使用したが、かつらとして利用できる毛髪であれば、どんなものでも使用可能である。また、実施例の着脱式部分かつらのベースとなる布は、綿100%の布を使用したが、通気性及び吸汗性が良く、且つ、着脱式部分かつらの形状を維持できるような強度を有するものであれば、どんなものでも使用可能である。更に、実施例の部分かつら側係合手段は平ゴムで作られたボタンホールゴムとしたが、例えば丸ゴムなども利用できる。また、実施例では、前髪用着脱式部分かつらに補助係合手段を採用したが、後ろ髪用着脱式部分かつらにも補助係合手段を採用しても良いし、補助係合手段が不要であれば無くても構わない。更に、補助係合手段としてスナップボタンを採用したが、容易に着脱可能なものであれば他のものでも良く、また、着脱式部分かつら側にメス、帽子側にオスを取り付けたが、逆にすることもできる。
本考案に係る着脱式部分かつらは、従来の医療用かつらに比べ毛髪の使用量を少なくでき、また、部分かつら側係合手段をボタンホールゴムとしたことで、製造コストを抑えることができる。更に、帽子側係合手段はボタンやスナップボタン(メス)であるので、どんな帽子にも簡単な加工で取り付けることができる。これにより、使用者の好みの帽子や、手持ちの帽子へ着脱式部分かつらを固定することができるので、使用者を選ばない。そして、着脱式部分かつらを複数種類取り揃えておくことで、使用者へ自由な選択肢を提供することができる。また、本考案に係る着脱式部分かつらは、用途についても、医療用に限らず、健常者がヘアスタイルを自由に楽しむためにも使用することができる。
10a・・・前髪用着脱式部分かつら、10b・・・後ろ髪用着脱式部分かつら、
11・・・ベースとなる布、12・・・毛髪、
13・・・部分かつら側係合手段、14・・・スナップボタン(オス)、
20・・・帽子の裏面、20’・・・帽子
21、21a、21b・・・帽子側係合手段、22・・・スナップボタン(メス)、
30・・・着脱式部分かつらが固定された帽子

Claims (3)

  1. ベースとなる帯状の布に毛髪を縫い付け、前記ベースとなる帯状の布の両端に部分かつら側係合手段を縫い付けたことを特徴とする着脱式部分かつら。
  2. ニットまたは縫製した布からなる帽子に帽子側係合手段を取り付け、前記部分かつら側係合手段と前記帽子側係合手段とにより、前記帽子へ前記着脱式部分かつらを着脱可能にしたことを特徴とする、請求項1に記載の着脱式部分かつら。
  3. 前記部分かつら側係合手段をゴムでできた伸縮性のあるボタンホールとし、前記帽子側係合手段をボタンとしたことを特徴とする、請求項1または2に記載の着脱式部分かつら。
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