JP3219697U - 燃料電池単セル - Google Patents

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好行 橋正
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Abstract

【課題】膜/電極接合体の電極サイズの変更による性能評価の際、それぞれ別の単セルを用意することなく、性能比較するときに評価結果の信頼性を向上すること。【解決手段】MEA1の両面のそれぞれにガスケット2とセパレータ3と集電板4と絶縁シート5と締付板6を順次配置し、ボルト及びナットにて全体を締付け固定する組み立てユニット構造による燃料電池単セルAは、締付板6にガス配管の接続プラグを設置し、集電板4に電流線の接続穴4eを設置し、締付板6と集電板4を、MEA1の電極サイズの変更にかかわらず共通して用いる共通部品とする。セパレータ3として、外形寸法と材質が同じであって、MEA1の電極サイズの変更に対応するガス流路を形成した複数種類のセパレータを用意する。複数種類のセパレータを、MEA1の電極サイズの変更に応じて交換することが可能な交換部品とする。【選択図】図2

Description

本考案は、固体高分子形燃料電池の触媒などの材料性能を発電試験によって評価する燃料電池単セルに関する。
従来、必要な部品数を少なくして組み立て及び分解を容易にするとともに、良好な出力電圧を有する燃料電池が知られている(例えば、特許文献1参照)。この燃料電池は、固体高分子電解質膜部材と、第1シート状電極部材と、シート状部材と、該シート状部材の表面に前記シート状部材とは異なる材質で形成された凸部とを有する酸化剤ガス極用セパレータ部材と、酸化剤ガス極用プレート部材と、第2シート状電極部材と、シート状部材と、該シート状部材の表面に前記シート状部材とは異なる材質で形成された凸部とを有する燃料ガス極用セパレータ部材と、第2シート状電極部材に導入される燃料ガスをシールする燃料ガス極用ガスケット部材と、燃料ガス極用プレート部材と、固体高分子電解質膜部材などによってセルを構成するように、酸化剤ガス極用プレート部材と燃料ガス極用プレート部材との間にそれらを挟持させるネジ締め組立部材とを有する。
特開2013−16263号公報
従来の燃料電池は、酸化剤ガス極用セパレータ部材と燃料ガス極用セパレータ部材が、集電板とガス流路を有するセパレータとを一体に有し、部品点数を削減する構造になっている。このため、燃料電池における膜/電極接合体の電極サイズを変更して性能評価を行おうとすると、電極サイズに合わせたそれぞれ別のセパレータ部材による単セルを用意する必要がある。そして、別の単セルを用意した場合には、単セル毎の熱容量が異なることになるため、性能比較するときに評価結果の信頼性が低下する、という課題があった。
本考案は、上記課題に着目してなされたもので、膜/電極接合体の電極サイズの変更による性能評価の際、それぞれ別の単セルを用意することなく、性能比較するときに評価結果の信頼性が向上する燃料電池単セルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、膜/電極接合体の両面のそれぞれにガスケットとセパレータと集電板と絶縁シートと締付板を順次配置し、締結部材にて全体を締付け固定する組み立てユニット構造による燃料電池単セルであって、
締付板にガス配管の接続部を設置し、
集電板に電流線の接続部を設置し、
締付板と集電板を、膜/電極接合体の電極サイズの変更にかかわらず共通して用いる共通部品とし、
セパレータとして、外形寸法と材質が同じであって、膜/電極接合体の電極サイズの変更に対応するガス流路を形成した複数種類のセパレータを用意し、
複数種類のセパレータを、膜/電極接合体の電極サイズの変更に応じて交換することが可能な交換部品とする。
このように、燃料電池における膜/電極接合体の電極サイズを変更したとき、セパレータのみを交換するだけで良いし、締付板や集電板は共通部品であるために熱容量を同じにすることができる。この結果、膜/電極接合体の電極サイズの変更による性能評価の際、それぞれ別の単セルを用意することなく、性能比較するときに評価結果の信頼性を向上することができる。
実施例1の燃料電池単セルを示す全体斜視図である。 実施例1の燃料電池単セルを示す分解斜視図である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて共通部品である締付板を示す正面図である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて共通部品である集電板を示す正面図である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて交換部品の一例である第1セパレータを示す側面図(a)及び正面図(b)である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて交換部品の一例である第1セパレータを示す側面図(a)及び背面図(b)である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて交換部品の一例である第2セパレータを示す側面図(a)及び正面図(b)である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて交換部品の一例である第2セパレータを示す側面図(a)及び背面図(b)である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて交換部品の一例である第3セパレータを示す側面図(a)及び正面図(b)である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて交換部品の一例である第3セパレータを示す側面図(a)及び背面図(b)である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて交換部品の一例である第4セパレータを示す側面図(a)及び正面図(b)である。 実施例1の燃料電池単セルにおいて交換部品の一例である第4セパレータを示す側面図(a)及び背面図(b)である。 第1セパレータを用いた燃料電池単セルによるMEA材料性能を評価する発電試験でのガス流れ作用を示す縦断側面図である。 第1セパレータを用いた燃料電池単セルによるMEA材料性能を評価する発電試験でのガス流れ作用を示すセパレータ正面図である。 第2セパレータを用いた燃料電池単セルによるMEA材料性能を評価する発電試験でのガス流れ作用を示すセパレータ正面図である。 第4セパレータを用いた燃料電池単セルによるMEA材料性能を評価する発電試験での加熱・冷却作用を示す縦断側面図である。
以下、本考案による燃料電池単セルを実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
実施例1は、固体高分子形燃料電池の触媒などの材料性能を発電試験によって評価する燃料電池単セルである。以下、実施例1の燃料電池単セルAの構成を、「全体構成」、「共通部品構成」、「交換部品構成」に分けて説明する。なお、燃料電池における膜/電極接合体を、以下、「MEA(Membrane Electrode Assemblyの略)」という。
[全体構成]
図1は、実施例1の燃料電池単セルAを示す全体斜視図であり、図2は、実施例1の燃料電池単セルAを示す分解斜視図である。
燃料電池単セルAは、図1及び図2に示すように、MEA1と、ガスケット2と、セパレータ3と、集電板4と、絶縁シート5と、締付板6と、ボルト7と、ナット8と、を備えている。これらの構成要素は、図2に示すように、MEA1の両面のそれぞれにガスケット2とセパレータ3と集電板4と絶縁シート5と締付板6を順次配置している。つまり、ガスケット2とセパレータ3と集電板4と絶縁シート5と締付板6としては、同じ構成のものがそれぞれ一対用意される。そして、燃料電池単セルAは、12本のボルト7及びそれぞれのボルト7の両端部に螺合されるナット8を締結部材とし、全体を締付け固定する組み立てユニット構造としている。
MEA1は、四角形の固体高分子電解質膜1aの両端面に、電極である水素極1bと酸素極1cが接合された燃料電池における膜/電極接合体である。電極である水素極1bと酸素極1cの縦と横の長さによる電極サイズは様々であり、例えば、少量サンプルの性能評価を行う小サイズのものや量産に向けた実セルを見通した性能評価を行う大サイズものがある。なお、固体高分子電解質膜1aには、図2に示すように、位置決めピン用穴1dが開けられている。
ガスケット2は、中央部に開口部2aを有し、MEA1を両側からセパレータ3により挟持した状態で締め付け固定したときのガスシール機能を発揮するシール部材である。なお、ガスケット2には、図2に示すように、位置決めピン用穴2dが開けられている。
セパレータ3は、図外の水素ガス流路と酸素ガス流路を形成し、MEA1の水素極1bと酸素極1cに対して発電に必要な水素ガスと酸素ガスとをそれぞれ送る機能を持つ部材である。このセパレータ3としては、外形寸法(縦、横、高さ寸法)と材質(例えば、カーボン素材)が同じであって、MEA1の電極サイズの変更に対応するガス流路を形成した後述する複数種類のセパレータを用意している。そして、複数種類のセパレータを、MEA1の電極サイズの変更に応じて交換することが可能な交換部品としている。なお、セパレータ3には、図2に示すように、位置決めピン用穴3dが開けられている。
集電板4は、端子取付け片4aを有し、端子取付け片4aに、図外の電流線の接続穴4e(接続部)を設置した導電板部材である。この集電板4は、例えば、銅素材の板に金メッキすることで構成される。なお、集電板4には、図2に示すように、位置決めピン用穴4dが開けられている。
絶縁シート5は、例えば、ゴムシートなどの電気絶縁素材からなり、集電板4と締付板6との間での電気絶縁機能を発揮する。なお、絶縁シート5には、図2に示すように、位置決めピン用穴5dが開けられている。
締付板6は、例えば、ステンレス材などの金属素材からなり、燃料電池単セルAの全体を両側から締付け固定する機能を発揮する。この締付板6の外側面には、例えば、シリコンゴムシート内に電気抵抗エレメント(発熱線)が埋め込まれ、リード線9aを有する方形状のラバーヒータ9が貼付されている。なお、締付板6には、図2に示すように、位置決めピン用穴6dが開けられている。
ここで、集電板4と絶縁シート5と締付板6は、MEA1の電極サイズの変更にかかわらず共通して用いる共通部品としている。ここで、集電板4には、図外の電流線の接続穴4eを設置している。締付板6には、図外のガス配管の接続プラグ6a(接続部)と図外の熱媒配管の接続プラグ6g(接続部)とを設置している。
また、位置決めピン用穴1d,2d,3d,4d,5d,6dは、全く同じ位置に開けられ、燃料電池単セルAの組み付け時に2本の位置決めピンを挿通する。これにより、MEA1とガスケット2とセパレータ3と集電板4と絶縁シート5と締付板6との互いの位置ずれを抑えて適正な位置関係とする位置決めを行う。
ボルト7は、締付板6のそれぞれの一辺に3個ずつ設けられ、各ボルト7の両端位置にはそれぞれワッシャを有するナット8が設けられる。つまり、合計9個のボルト7及び各ボルト7に螺合する一対のナット8により、必要な締付け固定トルクを発揮させる構成としている。
[共通部品構成]
図3は、実施例1の燃料電池単セルAにおいて共通部品である締付板6を示し、図4は、実施例1の燃料電池単セルAにおいて共通部品である集電板4を示す正面図である。
締付板6は、図3に示すように、四隅を丸く削った正方形状の板部材のうち外周側に沿った位置に、ボルト7を挿通するボルト穴6bが各辺に3個(合計12個)設けられている。そして、ボルト穴6bの内側対角位置には、水素ガス(酸素ガス)を給排する一対のガス穴6cが設けられている。そして、ボルト穴6bの内側水平対向位置には、一対の位置決めピン用穴6dが開けられている。
締付板6は、セル温度管理として、加熱と冷却によるセル温度管理の両方に対応できる構成を備えている。即ち、締付板6の外側面の中央部に、ラバーヒータ9を貼付する平面領域6eを確保し、加熱によりセル温度管理に対応できるようにしている。そして、ボルト穴6bの内側位置の対角位置であって、ガス穴6cとは反対の対角位置に、熱媒(例えば、温水や冷却水)を給排する一対の熱媒穴6fを設けている。この熱媒穴6fにより、流れる熱媒を用いた加熱・冷却によるセル温度管理に対応できるようにしている。なお、一対のガス穴6cの位置にガス配管の接続プラグ6aが設置され、一対の熱媒穴6fの位置に熱媒配管の接続プラグ6gが設置される(図1参照)。
集電板4は、図4に示すように、正方形板の上面片側から上向きに突出した端子取付け片4aを有し、端子取付け片4aに、図外の電流線の接続穴4eを設けている。そして、集電板4の正方形板の部分には、締付板6の一対のガス穴6cに対応する位置に一対の小径ガス穴4cを設け、締付板6の一対の熱媒穴6fに対応する位置に一対の熱媒穴4fを設けている。そして、締付板6の1個のボルト穴6bに対応する位置にボルト穴4bを設けている。さらに、締付板6の位置決めピン用穴6dに対応する位置に位置決めピン用穴4dが開けられている。
[交換部品構成]
実施例1では、セパレータ3として、MEA1の電極サイズが少量サンプルの性能評価を行う小サイズに適合する小サイズ用セパレータ(3種類)と、MEA1の電極サイズが量産に向けた実セルを見通した性能評価を行う大サイズに適合する大サイズ用セパレータ(1種類)との4種類のセパレータを用意している。
以下、交換部品としての第1セパレータ31(小サイズ用セパレータ)、第2セパレータ32(小サイズ用セパレータ)、第3セパレータ33(小サイズ用セパレータ)、第4セパレータ34(大サイズ用セパレータ)の各構成を説明する。
(第1セパレータ)
図5及び図6は、実施例1の燃料電池単セルAにおいて交換部品の一例である第1セパレータ31を示す。以下、図5及び図6に基づいて、第1セパレータ31の構成を説明する。
第1セパレータ31は、MEA1の電極サイズが少量サンプルの性能評価を行う小サイズ用セパレータの一例である。第1セパレータ31の電極側接合面の中央部分には、図5に示すように、下側のガス流入貫通穴3eと、上側のガス流出貫通穴3fと、ガス流入貫通穴3eとガス流出貫通穴3fを複数本の縦溝により連通するパラレルガス流路3gと、を形成している。パラレルガス流路3gは、1cm×1cmの正方形内に20本の平行溝(溝幅0.4mm、山幅0.2mm、深さ0.2mm)による流路を溝加工により形成している。
第1セパレータ31の集電側接合面には、図6に示すように、一端が集電板4の小径ガス穴4cに連通し、他端が下側のガス流入貫通穴3eに連通するガス流入溝3hと、一端が集電板4の小径ガス穴4cに連通し、他端が上側のガス流出貫通穴3fに連通するガス流出溝3iと、を有する。ガス流入溝3hはシール溝3jにより囲まれ、ガス流出溝3iはシール溝3kにより囲まれ、集電板4との組み付け接合時にシール溝3j,3kに介装されるシール部材によりガス漏れを防止する。
第1セパレータ31の両側面のそれぞれには、図5及び図6に示すように、パラレルガス流路3gに向かって斜めに開けられた熱電対用穴3mと、内側に向かって水平に開けられた電圧センサ穴3nと、を有する。なお、熱電対用穴3mには、発電試験の際にセル温度を測定する熱電対が設けられる。電圧センサ穴3nには、発電試験の際にセル電圧を測定する電圧センサが設けられる。
(第2セパレータ)
図7及び図8は、実施例1の燃料電池単セルAにおいて交換部品の一例である第2セパレータ32を示す。以下、図7及び図8に基づいて、第2セパレータ32の構成を説明する。
第2セパレータ32は、MEA1の電極サイズが少量サンプルの性能評価を行う小サイズ用セパレータの一例である。第2セパレータ32の電極側接合面の中央部分には、図7に示すように、下側のガス流入貫通穴3eと、上側のガス流出貫通穴3fと、ガス流入貫通穴3eとガス流出貫通穴3fを複数本の屈曲帯溝により連通するサーペンタインガス流路3pと、を形成している。サーペンタインガス流路3pは、1cm×1cmの正方形内に5本の屈曲帯溝(溝幅0.4mm、山幅0.2mm、帯間0.4mm、深さ0.3mm)による流路を溝加工により形成している。
第2セパレータ32の集電側接合面には、図8に示すように、一端が集電板4の小径ガス穴4cに連通し、他端が下側のガス流入貫通穴3eに連通するガス流入溝3hと、一端が集電板4の小径ガス穴4cに連通し、他端が上側のガス流出貫通穴3fに連通するガス流出溝3iと、を有する。ガス流入溝3hはシール溝3jにより囲まれ、ガス流出溝3iはシール溝3kにより囲まれ、集電板4との組み付け接合時にシール溝3j,3kに介装されるシール部材によりガス漏れを防止する。
第2セパレータ32の両側面のそれぞれには、図7及び図8に示すように、サーペンタインガス流路3pに向かって斜めに開けられた熱電対用穴3mと、内側に向かって水平に開けられた電圧センサ穴3nと、を有する。
(第3セパレータ)
図9及び図10は、実施例1の燃料電池単セルAにおいて交換部品の一例である第3セパレータ33を示す。以下、図9及び図10に基づいて、第3セパレータ33の構成を説明する。
第3セパレータ33は、MEA1の電極サイズが少量サンプルの性能評価を行う小サイズ用セパレータの一例である。第3セパレータ33の電極側接合面の中央部分には、図9に示すように、下側のガス流入貫通穴3eと、上側のガス流出貫通穴3fと、ガス流入貫通穴3eとガス流出貫通穴3fを複数本の縦溝により連通するパラレルガス流路3qと、を形成している。パラレルガス流路3qは、1cm×3cmの長方形内に54本の平行溝(溝幅0.4mm、山幅0.2mm、深さ0.2mm)による流路を溝加工により形成している。つまり、第3セパレータ33のパラレルガス流路3qは、第1セパレータ31のパラレルガス流路3gを、横方向に寸法拡大し、流路溝の本数を増やした構成としている。
第3セパレータ33の集電側接合面には、図10に示すように、一端が集電板4の小径ガス穴4cに連通し、他端が下側のガス流入貫通穴3eに連通するガス流入溝3hと、一端が集電板4の小径ガス穴4cに連通し、他端が上側のガス流出貫通穴3fに連通するガス流出溝3iと、を有する。ガス流入溝3hはシール溝3jにより囲まれ、ガス流出溝3iはシール溝3kにより囲まれ、集電板4との組み付け接合時にシール溝3j,3kに介装されるシール部材によりガス漏れを防止する。
第3セパレータ33の両側面のそれぞれには、図9及び図10に示すように、パラレルガス流路3qに向かって斜めに開けられた熱電対用穴3mと、内側に向かって水平に開けられた電圧センサ穴3nと、を有する。
(第4セパレータ)
図11及び図12は、実施例1の燃料電池単セルAにおいて交換部品の一例である第4セパレータ34を示す。以下、図11及び図12に基づいて、第4セパレータ34の構成を説明する。
第4セパレータ34は、MEA1の電極サイズが量産に向けた実セルを見通した性能評価を行う大サイズ用セパレータの一例である。第4セパレータ34の電極側接合面の中央部分には、図11に示すように、下側のガス流入貫通穴3eと、上側のガス流出貫通穴3fと、ガス流入貫通穴3eとガス流出貫通穴3fを複数本の屈曲帯溝により連通するサーペンタインガス流路3rと、を形成している。サーペンタインガス流路3rは、5cm×5cmの正方形内に2本の屈曲帯溝(溝幅1.0mm、山幅0.5mm、深さ1.0mm)による流路を溝加工により形成している。
第4セパレータ34の集電側接合面には、図12に示すように、集電板4の小径ガス穴4cに連通する小径のガス流入貫通穴3eの環状シール溝3sと、集電板4の小径ガス穴4cに連通する小径のガス流出貫通穴3fの環状シール溝3tと、を有する。さらに、下側の熱媒流入有底穴3uと、上側の熱媒流出有底穴3vと、熱媒流入有底穴3uと熱媒流出有底穴3vを1本の屈曲帯溝により連通する熱媒流路3wを有する。そして、熱媒流入有底穴3uと熱媒流出有底穴3vと熱媒流路3wと環状シール溝3s,3tとの外周は、全周シール溝3xにより囲まれる。
ガス流入貫通穴3eは環状シール溝3sにより囲まれ、ガス流出貫通穴3fは環状シール溝3tにより囲まれ、集電板4との組み付け接合時に環状シール溝3s,3tに介装されるシール部材(例えば、Oリング)によりガス漏れを防止する。さらに、全周シール溝3xと環状シール溝3s,3tとの二重シール構造により、熱媒の外部漏れを防止すると共に、熱媒のガス流入貫通穴3eやガス流出貫通穴3fへの漏れを防止している。
第4セパレータ34の両側面のそれぞれには、図11及び図12に示すように、サーペンタインガス流路3rに向かって斜め、又は、水平に開けられた熱電対用穴3mと、内側に向かって水平に開けられた電圧センサ穴3nと、を有する。
次に、「燃料電池単セルの背景技術と課題」、「課題を解決する対策」を説明する。そして、実施例1の作用を「MEA材料性能を評価する発電試験作用」と「セル温度制御作用」とに分けて説明する。
[燃料電池単セルの背景技術と課題]
固体高分子形燃料電池の触媒などの材料性能は単セルを用いた発電試験によって評価することが一般的である。
材料開発者が単セルまで設計製作して評価を行うことは困難であるため、試験研究用の単セルがいくつか販売使用されている。
しかし、試作レベルの新規触媒などでは、作製できるサンプル量が非常に少量であるため、例えば1cm角程度の小面積のMEAしか作製できない場合がある。一方、ある程度開発が進展し、量産を見据えた実機相当の性能評価が必要な場合には5cm角程度の電極面積のMEAが使用されることが多い。
このような材料開発の進展に対応した単セルでの性能評価を行うために、従来はそれぞれ別の単セルを用意してMEAを作製し、発電評価する必要があった。
この場合、単セルと発電装置とのガス、電気ラインの接続の取り合いが煩雑になり、セルを交換するごとに配管や端子の取替えが必要になるので効率が非常に悪かった。
また、セルごとに熱容量が異なるので、セルを交換する度にセル温度制御の制御条件を変更する必要もあった。
[課題を解決する対策]
本考案者などは上記課題を解決するために、発電装置とのガス配管の接続部は単セルの締付板6に設置し、電流線の接続部は集電板4に設置し、各種電極サイズに対応した複数のセパレータ3のいずれもが挿入可能な燃料電池単セルAの構造を採用した。
上記構造を採用した燃料電池単セルAによって以下の作用が得られる。
・セパレータ3を交換してもガス配管接続と電流線接続のための取り合いを変更する必要性が生じない。このため、異なる電極面積のMEA1を評価するためのセパレータ3の変更に伴う発電装置との取り合いの修正にかかる時間が大幅に短縮される。
・単セルのセパレータ3を交換しても熱容量が同じであるので、装置側で保有しているセル温度機器の制御条件を変更することなく発電試験が可能になる。作業効率の向上と設定変更のし忘れを防止でき、信頼性が向上する。
・締付板6や集電板4やセパレータ3の材質が同じ単セルでの評価結果が得られるので、得られる性能の比較も容易になる。
[MEA材料性能を評価する発電試験作用]
MEA1の固体高分子電解質膜1aの機械的耐久性などを評価するために発電試験(湿度サイクル試験)が実施される。この発電試験において、試作レベルの新規触媒などでサンプル量が非常に少量である場合には、用意されるMEA1の電極サイズが小さいものになる。
この場合、第1セパレータ31と第2セパレータ32と第3セパレータ33による小サイズ用セパレータの中から、用意されるMEA1の電極サイズなどに応じた最適なセパレータ3が選択される。そして、共通部品である集電板4と絶縁シート5と締付板6に対し、用意されたMEA1と選択したセパレータを組み合わせることで、燃料電池単セルAが構成される。
そして、図13に示すように、MEA1の水素極1bと酸素極1cに対して発電に必要な水素ガスと酸素ガスとをそれぞれ送ることで発電試験が行われる。供給された水素ガスと酸素ガスは、図13の矢印に示すように、締付板6のガス穴6c→集電板4の小径ガス穴4c→セパレータ3のガス流入溝3h→セパレータ3のガス流入貫通穴3eを経由し、水素ガスはMEA1の水素極1bへと流れ込み、酸素ガスはMEA1の酸素極1cへと流れ込む。そして、MEA1の水素極1bと酸素極1cからは、それぞれセパレータ3のガス流出貫通穴3f→セパレータ3のガス流出溝3i→集電板4の小径ガス穴4c→締付板6のガス穴6cを経由し、水素ガスと酸素ガスが排出される。
小サイズ用セパレータとして第1セパレータ31が選択された場合、供給された水素ガスと酸素ガスは、図14の矢印に示すように、集電板4の小径ガス穴4cから第1セパレータ31のガス流入溝3h→第1セパレータ31のガス流入貫通穴3eを経由し、第1セパレータ31のパラレルガス流路3gへと流入する。そして、第1セパレータ31のパラレルガス流路3gを通過した水素ガスと酸素ガスは、第1セパレータ31のガス流出貫通穴3f→第1セパレータ31のガス流出溝3iを経過し、集電板4の小径ガス穴4cから排出される。
このように、第1セパレータ31が選択された場合には、パラレルガス流路3gがガス流入貫通穴3eとガス流出貫通穴3fを複数本(例えば、20本)の縦溝により連通する構成としている。よって、ガス流路を、例えば、1本の長いサーペンタインガス流路にする場合と比較したとき、流路圧力損失が大幅に低減されているので、電極面積内で圧力などの分布がほとんど発生しない均一場が実現される。
小サイズ用セパレータとして第2セパレータ32が選択された場合、供給された水素ガスと酸素ガスは、図15の矢印に示すように、集電板4の小径ガス穴4cから第2セパレータ32のガス流入溝3h→第2セパレータ32のガス流入貫通穴3eを経由し、第2セパレータ32のサーペンタインガス流路3pへと流入する。そして、第2セパレータ32のサーペンタインガス流路3pを通過した水素ガスと酸素ガスは、第2セパレータ32のガス流出貫通穴3f→第2セパレータ32のガス流出溝3iを経過し、集電板4の小径ガス穴4cから排出される。
このように、第2セパレータ32が選択された場合には、サーペンタインガス流路3pがガス流入貫通穴3eとガス流出貫通穴3fを複数本(例えば、5本)の屈曲帯溝により連通する構成としている。よって、サーペンタインガス流路3pはパラレル流路に比べてガス流速が大きいため高い発電性能が得られる。これによって、従来材料との性能比較などを少量のサンプルで実施可能になり、少量開発サンプルの一次スクリーニングの使用に有効である。
上記のように、少量サンプルの一次スクリーニングを終了し、次の段階として、量産を見据えた実機相当の性能評価を行う場合には、電極サイズが大きなMEA1が用意され、電極サイズが大きさに応じた最適なセパレータとして第4セパレータ34が選択される。
なお、図13〜図15においては、水素ガスと酸素ガスを下側から上側に流す例を示したが、2つのガスを共に上側から下側へ流しても良いし、一方を下側へ流し他方を上側へ流しても良く、ガスの流れの方向は限定されない。例えば、第1セパレータ31〜第3セパレータ33については、2つのガスを共に上側から下側へ流し、第4セパレータ34については、水素ガスを下側から上側へ流し、酸素ガス(空気)を上側から下側へと流す。
少量サンプル用の燃料電池単セルAのうち、共通部品である集電板4と絶縁シート5と締付板6は、電気接続やガス接続をそのままとし、電極サイズが小さなMEA1と小サイズ用セパレータとが外される。そして、用意された電極サイズが大きなMEA1と選択した第4セパレータ34を交換部品として新たな燃料電池単セルAが構成される。その後、新たな燃料電池単セルAに対しても上記少量サンプル用の燃料電池単セルAと同様に発電試験が行われる。
このように、セパレータ3として、小サイズに適合する小サイズ用セパレータ(第1セパレータ31、第2セパレータ32、第3セパレータ33)と、大サイズに適合する大サイズ用セパレータ(第4セパレータ34)とを用意しておく。この場合、複数の単セルを用意することなく、セパレータ交換によって試作レベル段階でサンプル量が非常に少量である場合と、量産を見据えた実機相当の性能評価が必要な場合との両方の性能評価への対応が可能になる。
[セル温度制御作用]
例えば、湿度サイクル試験を行うときには、セル温度の温度条件(例えば、80℃)が設定され、試験中は温度条件を満足するセル温度管理を行う必要がある。
そこで、例えば、試作レベル段階でサンプル量が非常に少量である場合に1cm角程度の電極面積のMEA1を使用すると、外気温度よりも設定されたセル温度の方が高く、セル温度を高くする必要がある。この場合、図13に示すように、ラバーヒータ9の電気抵抗エレメントに通電し、締付板6を温めることでセル温度が高められる。なお、セル温度制御は、熱電対によるセル温度検出値が目標温度に収束するように、電気抵抗エレメントへの通電/遮断を制御することで行われる。
一方、例えば、量産を見据えた実機相当の性能評価が必要な場合に5cm角程度の電極面積のMEA1を使用すると、MEA1での電極面積と発電電流密度の増大に伴って発生する発熱により温度が上昇し、セル温度を下げる必要がある。この場合、熱媒(冷水や温水など)は、図16の矢印に示すように、締付板6の熱媒穴6f→集電板4の熱媒穴4f→第4セパレータ34の熱媒流入有底穴3u→第4セパレータ34の熱媒流路3wへと流れ込む。そして、熱媒流路3wからは、第4セパレータ34の熱媒流出有底穴3v→集電板4の熱媒穴4f→締付板6の熱媒穴6fを経由して排出される。
よって、第4セパレータ34が熱媒流路3wを流れる熱媒により加熱・冷却され、セル温度を上昇させたり低下させたりすることができる。なお、セル温度管理においては、電極サイズが小さいときにラバーヒータ9を用い、電極サイズが大きいときに熱媒流路3wを用いる以外、ラバーヒータ9と熱媒流路3wの両方を用い、セル温度制御精度を上げるようにしても良い。
以上説明したように、実施例1の燃料電池単セルAにあっては、下記に列挙する効果を奏する。
(1) 膜/電極接合体(MEA1)の両面のそれぞれにガスケット2とセパレータ3と集電板4と絶縁シート5と締付板6を順次配置し、締結部材(ボルト7、ナット8)にて全体を締付け固定する組み立てユニット構造による燃料電池単セルAであって、
締付板6にガス配管の接続プラグ6a(接続部)を設置し、
集電板4に電流線の接続穴4e(接続部)を設置し、
締付板6と集電板4を、膜/電極接合体(MEA1)の電極サイズの変更にかかわらず共通して用いる共通部品とし、
セパレータ3として、外形寸法と材質が同じであって、膜/電極接合体(MEA1)の電極サイズの変更に対応するガス流路を形成した複数種類のセパレータ(第1セパレータ31、第2セパレータ32、第3セパレータ33、第4セパレータ34)を用意し、
複数種類のセパレータを、膜/電極接合体(MEA1)の電極サイズの変更に応じて交換することが可能な交換部品とする(図2)。
このため、膜/電極接合体(MEA1)の電極サイズの変更による性能評価の際、それぞれ別の単セルを用意することなく、性能比較するときに評価結果の信頼性を向上することができる。
(2) セパレータ3として、膜/電極接合体(MEA1)の電極サイズが少量サンプルの性能評価を行う小サイズに適合する小サイズ用セパレータ(第1セパレータ31、第2セパレータ32、第3セパレータ33)と、膜/電極接合体(MEA1)の電極サイズが量産に向けた実セルを見通した性能評価を行う大サイズに適合する大サイズ用セパレータ(第4セパレータ34)とを用意する(図5〜図12)。
このため、複数の単セルを用意することなく、セパレータの交換によって試作レベル段階でサンプル量が非常に少量である場合と、量産を見据えた実機相当の性能評価が必要な場合との両方の性能評価に対応することができる。
(3) 小サイズ用セパレータとして、1cm×1cmの正方形内に複数本の溝によるパラレルガス流路3gを形成した第1セパレータ31を有する(図5、図6)。
このため、流路圧力損失が大幅に低減されているので、電極面積内で圧力などの分布がほとんど発生しない均一場を実現することができる。これによってモデル計算などの解析にも使用できる評価データが得られる。
(4) 小サイズ用セパレータとして、1cm×1cmの正方形内に複数本の溝によるサーペンタインガス流路3pを形成した第2セパレータ32を有する(図7、図8)。
このため、サーペンタインガス流路3pはパラレル流路に比べてガス流速が大きいため高い発電性能を得ることができる。これによって、従来材料との性能比較などを少量のサンプルで実施可能になり、少量開発サンプルの一次スクリーニングに使用できる。
(5) 小サイズ用セパレータとして、1cm×3cmの長方形内に複数本の溝によるパラレルガス流路3qを形成した第3セパレータ33を有する(図9、図10)。
このため、1cm×1cmの正方形内のパラレル流路と同様に流路圧力損失が大幅に低減されているので、電極面積内で圧力などの分布がほとんど発生しない均一場を実現することができる。1cm×1cmの正方形のパラレル流路を有するセルの3倍の流量を供給する。これによって、モデル計算などの解析にも使用できる評価データが得られる。そして、MEA1の電極サイズが1cm角では触媒担時量などのパラメータの設定精度が確保できない場合に用いることができる。
(6) 大サイズ用セパレータとして、5cm×5cmの正方形内に複数本の溝によるサーペンタインガス流路3rを形成した第4セパレータ34を有する(図11)。
このため、実機を想定したレベルの高い発電性能が得られるので、実規模レベルの性能予測に使用することができる。
(7) 締付板6に熱媒配管の接続プラグ6g(接続部)を設置し、
第4セパレータ34は、サーペンタインガス流路3rを形成した面の反対面に熱媒流路3wを形成する(図12)。
このため、電極面積と発電電流密度の増大に伴って発生するセル温度の上昇や低下を防止し、セル温度を適正な温度に管理することができる。
以上、本考案の燃料電池単セルを実施例1に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲の各請求項に係る考案の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加などは許容される。
実施例1では、セパレータ3として、小サイズ用セパレータ(3種類)と大サイズ用セパレータ(1種類)との4種類のセパレータを用意している例を示した。しかし、セパレータとしては、2種類以上のセパレータを用意するものであれば良く、例えば、小サイズ用セパレータ(1種類)と大サイズ用セパレータ(1種類)との2種類のセパレータを用意しても良いし、小サイズ用セパレータのみ2種類以上用意しても良いし、或いは、大サイズ用セパレータのみを2種類以上用意しても良い。
実施例1では、燃料電池単セルとして、固体高分子形燃料電池の触媒などの材料性能を発電試験によって評価する燃料電池単セルAの例を示した。しかし、本考案において開示した燃料電池単セルの構成を、実機における燃料電池単セルの構成や技術思想として流用する例であっても良い。
A 燃料電池単セル
1 MEA(膜/電極接合体)
2 ガスケット
3 セパレータ
31 第1セパレータ(小サイズ用セパレータ)
3g パラレルガス流路
32 第2セパレータ(小サイズ用セパレータ)
3p サーペンタインガス流路
33 第3セパレータ(小サイズ用セパレータ)
3q パラレルガス流路
34 第4セパレータ(大サイズ用セパレータ)
3r サーペンタインガス流路
3w 熱媒流路
4 集電板
4e 接続穴(接続部)
5 絶縁シート
6 締付板
6a 接続プラグ(接続部)
6g 接続プラグ(接続部)
7 ボルト(締結部材)
8 ナット(締結部材)
9 ラバーヒータ

Claims (7)

  1. 膜/電極接合体の両面のそれぞれにガスケットとセパレータと集電板と絶縁シートと締付板を順次配置し、締結部材にて全体を締付け固定する組み立てユニット構造による燃料電池単セルであって、
    前記締付板にガス配管の接続部を設置し、
    前記集電板に電流線の接続部を設置し、
    前記締付板と前記集電板を、前記膜/電極接合体の電極サイズの変更にかかわらず共通して用いる共通部品とし、
    前記セパレータとして、外形寸法と材質が同じであって、前記膜/電極接合体の電極サイズの変更に対応するガス流路を形成した複数種類のセパレータを用意し、
    前記複数種類のセパレータを、前記膜/電極接合体の電極サイズの変更に応じて交換することが可能な交換部品とする
    ことを特徴とする燃料電池単セル。
  2. 請求項1に記載された燃料電池単セルにおいて、
    前記セパレータとして、前記膜/電極接合体の電極サイズが少量サンプルの性能評価を行う小サイズに適合する小サイズ用セパレータと、前記膜/電極接合体の電極サイズが量産に向けた実セルを見通した性能評価を行う大サイズに適合する大サイズ用セパレータとを用意する
    ことを特徴とする燃料電池単セル。
  3. 請求項2に記載された燃料電池単セルにおいて、
    前記小サイズ用セパレータとして、1cm×1cmの正方形内に複数本の溝によるパラレルガス流路を形成した第1セパレータを有する
    ことを特徴とする燃料電池単セル。
  4. 請求項2に記載された燃料電池単セルにおいて、
    前記小サイズ用セパレータとして、1cm×1cmの正方形内に複数本の溝によるサーペンタインガス流路を形成した第2セパレータを有する
    ことを特徴とする燃料電池単セル。
  5. 請求項2に記載された燃料電池単セルにおいて、
    前記小サイズ用セパレータとして、1cm×3cmの長方形内に複数本の溝によるパラレルガス流路を形成した第3セパレータを有する
    ことを特徴とする燃料電池単セル。
  6. 請求項2に記載された燃料電池単セルにおいて、
    前記大サイズ用セパレータとして、5cm×5cmの正方形内に複数本の溝によるサーペンタインガス流路を形成した第4セパレータを有する
    ことを特徴とする燃料電池単セル。
  7. 請求項6に記載された燃料電池単セルにおいて、
    前記締付板に熱媒配管の接続部を設置し、
    前記第4セパレータは、前記サーペンタインガス流路を形成した面の反対面に熱媒流路を形成する
    ことを特徴とする燃料電池単セル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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