JP3219179U - 複数インペラー式タービン発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電効率及びモジュール化を高め、更に設置しやすく、メンテナンスの便利を高める複数インペラー式タービン発電機を提供する。
【解決手段】複数インペラー式タービン発電機は、機体20、少なくとも一個の高圧水槽21及び機体内部に設置する二個のインペラー22、二個の第一噴射組部品23及び二個の低圧蒸気室24を含む。高圧水槽は、流体源を基にした作動流体を納置する。二個のインペラーは、発電機10と連動して同時に回転する。二個の第一噴射組部品は、高圧水槽内の作動流体を二個のインペラーの流体導入端220へそれぞれ噴き出し、流体誘導端221から二個の低圧蒸気室へ誘導するのに用いられ、発電機を駆動して電力を発生する。
【選択図】図3

Description

本考案は、複数インペラー式タービン発電機に関するもので、特に発電効率及びモジュール化を高め、更に設置しやすく、メンテナンスの便利を高めるタービン発電機技術に係る。
地熱発電の地熱埋蔵は、国や地域、企業によって非常に重視されている。現在の技術によって地熱発電を行うと、その発電効率は、太陽エネルギー、海上風力発電よりも経済効果が高く、且つ供給力が安定している。特に台湾及び多くの地域には豊富な地熱資源が埋蔵されており、それは比較的低いコストで有効な発電を行うことができるため、電力不足の問題を解決することができ、更には核エネルギーもしくは火力発電に取って代わることができれば、温室効果ガスの減少となり、人類生存のチャンスも高くなる。
多くの地域の地熱流体は、適切な作業圧力及び安定した流体状態にある。当地の地熱流体が地表に出ると、管流中の出口圧力は、飽和蒸気もしくは過飽和蒸気熱水二相流の圧縮可能流体状態を保つ。即ち、湿り蒸気の形式で湧き出し、作業安定性を提供するに十分である。世界中で二十分の1に満たない地熱田だけが乾燥蒸気を直接発生する。多くの地域には豊富な地熱資源を有するが、殆どは200℃以下の相対的に低温の湿り蒸気地熱流体であり、作動流体中の蒸気の百分比は20%以下である。そのため、湿り蒸気地熱流体を如何に有効利用して発電するかは、各地域、特に台湾にとって、未来エネルギーであるグリーン経済の課題であり、確実な関連性を備え、課題を解決に導く。
現在、世界各国及び各地域において、過去二十間の発展により、地熱発電工場の設計は、地熱流体の温度によって区分される。地熱熱源の温度及び水蒸気状態にして適する発電施設をデザインするのは、殆どが乾燥蒸気式、噴き出し蒸気式及び双循環式等地熱発電技術である。
特開2018-116921号公報
しかしながら、公知の乾燥蒸気式、噴き出し蒸気式及びオーガニックランキン双サイクル等地熱発電システムは、すべて地熱熱源(例として熱水、蒸気もしくは気体液体二相作動流体)を用いてタービンもしくは拡張ネジを駆動し、発電機を連動して運転し電力を起こす。しかし、該これら公知の地熱発電システムは確実性に欠け、以下の欠点を有する。
例として、台湾地域の地熱資源の多くは熱水蒸気の混合流体の熱水型湿り蒸気地熱田に属するが、現有する地熱発電システムのタービンはこのような形式の地熱田の特徴を合せる良好な設計ではなく、中でも噴き出し式地熱発電システムは一部熱水噴き出しを蒸気にしているが、一般に蒸気タービンで蒸気駆動するだけで、噴き出しない大部分の熱水は発電に再利用できないため、熱効率は悪く、地熱発電効果が落ちる。
該複数の地熱発電システムは、一組の熱源噴出口を備えるだけで、通常は地熱流体をタービンの各個葉片内へ有効に平均して噴出させることができないため、タービンの機械効率が下がり、結果として地熱発電効果が下がる。
熱水蒸気を混合した地熱流体の湿り蒸気地熱形態の全てはエネルギー使用に応用できない。例として噴き出し式地熱発電システムは蒸気で蒸気タービンを押すことに用いられるだけで大量の噴き出しない熱水は元に戻る。また双循環式地熱発電システムは、熱交換器を経由する必要があり、拡張ネジもしくは蒸気タービンで気体作動流を駆動させ発電機で発電させるが、その熱交換器は大量のエネルギー使用を失う。
本考案は、機体、少なくとも一高圧水槽及び該機体内部に設置する二個のインペラー、二個の第一噴射組部品及び二個の低圧蒸気室を含む。高圧水槽は、流体源を基にした作動流体を納置する。二個のインペラーは、発電機と連動して同時に回転する。二個の第一噴射組部品は、高圧水槽内の作動流体を二個のインペラーの流体導入端へそれぞれ噴き出し、流体誘導端から二個の低圧蒸気室へ誘導するのに用い、発電機を駆動して電力を発することを最も主要な特徴とする。
本考案の複数インペラー式タービン発電機は、発電効率及びモジュール化を高め、更に設置しやすく、メンテナンスの便利を高めるという利点がある。
本考案の発電運転の作動流体の回路のアーキテクチャ指示図である。 本考案の発電運転時の減速の作動流体の回路アーキテクチャ指示図である。 本考案の第一実施例及び速度調整状態指示図である。 本考案の第一実施例及び大幅減速指示図である。 本考案の二組の複数インペラー式タービン発電機を連結した実施指示図である。 本考案の第二実施例指示図である。 本考案の第三実施例指示図である。
機体、少なくとも一高圧水槽及び該機体内部に設置する二個のインペラー、二個の第一噴射組部品及び二個の低圧蒸気室を含む。二個の第一噴射組部品は、それぞれ高圧水槽内の作動流体を二個のインペラーの流体導入端に噴き出し、更に流体誘導端から二個の低圧蒸気室へ誘導するのに用い、二個のインペラーを駆動して同時回転し、発電機で電力を起こす。モジュール化と複数インペラーを提供することで、発電効率を有効に向上させる複数インペラー式タービン発電機を提供することを本考案の第一の目的とする。
発電機がオーバーロードで制御不能の状況下、回転中のインペラーに対し、減速の抵抗を提供する。発電機の回転速度を下げることに拠って、発電機の回転速度が速すぎてオーバーロードして壊れてしまうのを防止する。タービン減速機能を備えた複数インペラー式タービン発電機を提供することを本考案の第二の目的とする。その第二目的の技術手段を達成するため、第一目的で述べた機体、少なくとも一高圧水槽、二個のインペラー、二個の第一噴射組部品及び二個の低圧蒸気室を含む他に、更にタービン減速制御モジュールを含み、該タービン減速制御モジュールは該二個のインペラーを制御し、発電機を減速するのに用いる。
図1から4に示すのは、本考案第一実施例であり、複数インペラー式タービン発電機2は、機体20及び該機体内部に設置する高圧水槽21、二個のインペラー22、二個の第一噴射組部品23及び二個の低圧蒸気室24を含む。高圧水槽21は、流体源1から形成した作動流体(例として地熱生産井から得た高圧の蒸気、熱水もしくは熱水蒸気二相混和流体)を納置するのに用いる。高圧水槽21は二個のインペラー22の間に位置する。二個のインペラー22は二個の低圧蒸気室24の間に設置する。二個の第一噴射組部品23は二個のインペラー22の間に設置する。二個のインペラー22の形状は同じで且つ主軸30上に同軸反対称で設置し、発電機10と同時に回転して連動し、二個の第一噴射組部品23によって二個のインペラー22の方向が反対方向で噴射し、且つ流量が一致する。二個のインペラー22はそれぞれ流体導入端220及び流体誘導端221を含む。二個の第一噴射組部品23は高圧水槽21上に設置し、且つ高圧水槽21と連通する。二個の第一噴射組部品23はそれぞれ二個のインペラー22の流体導入端220と相対する位置上に設置する。低圧蒸気室24はそれぞれ二個のインペラー22の流体誘導端221と相対する位置上に設置する。二個の第一噴射組部品23はそれぞれ高圧水槽21内の作動流体を二個のインペラー22の流体導入端220へ高速で噴出するのに用い、更に流体誘導端221から二個の低圧蒸気室24へ誘導し、二個のインペラー22を同時に回転させ、発電機10を稼働させて電力を起こす。良好なものとして、第一噴射組部品23上には該主軸30に相対した軸線に環状に複数個の噴射孔230を穿設する。複数個の噴射孔230はインペラー22及び流体導入端220に相対して環状に並ぶ。主軸30は減速ギア組11及びカップリング12を経て発電機10と連接し、機台40上に設置する。高圧水槽21は円筒状で、中央には穿孔211を有し、そこに主軸30を挿入する。
図1から4に示すとおり、二個の低圧蒸気室24の最上部及び底部は、それぞれ上通道240及び下通道241に連通する。上通道240には二個のインペラー22を通過して完了した気体作動流体を排出するのに用いる排気通道242を設置する。下通道241には二個のインペラー22を通過して完了した液体作動流体を排出するの用いる排水通道243を設置する。
図1、2に示すとおり、排気通道242は、凝縮管路50に連通する。凝縮管路50上にはコンデンサ51を設置し、末端は回流管路52と連通する。コンデンサ51は完了した液体作動流体の温度を下げて凝縮するのに用いる。排水通道243は、導管53を経て回流管路54と連通する。回流管路52末端は地熱注入井1bに連通する。回流管路52はポンプ54を設置する。ポンプ54は凝縮管路50及び導管53から排出した完了した液体作動流体(熱排水)を加圧して地熱注入井1bへ戻すのに用いる。
図1、2に示すとおり、流体源1は地熱生産井1aである。該地熱生産井1aは供給管路1c一端と連通し、該供給管路1c別端は高圧水槽21と連通し、地熱生産井1a内から得た蒸気、熱水もしくは熱水蒸気二相混和の地熱流体を作動流体に転換するのに用い、高圧水槽21へ送る。拠って、本考案の複数インペラー式タービン発電機は乾燥蒸気式、噴き出し蒸気式及び双循環式等各種地熱発電設備を有効に応用し、発電効率を十分に高める。
図1から4に示すとおり、複数インペラー式タービン発電機2はタービン減速制御モジュール60を備え、二個のインペラー22を制御して減速させるのに用いる。タービン減速制御モジュール60は二個の第二噴射組部品61、制御ユニット62及び制御バルブ組63を含む。制御バルブ組63は第一制御バルブ630及び第二制御バルブ631を含む。第二制御バルブ631は制御ユニット62の制御を受け、流体源1と二個の第二噴射組部品61の間の通路を開通もしくは遮断する。第一制御バルブ630は制御ユニット62の制御を受け、流体源1と二個の第一噴射組部品23の間の通路を開通もしくは遮断する。二個の第二噴射組部品61は、それぞれ二個のインペラー22の流体誘導端221と相互に対応する箇所に(例として図3から4に示すのは二個の低圧蒸気室24内に位置する)位置する。第二制御バルブ631が開通した時、二個の第二噴射組部品61は流体源1の作動流体(抵抗流体とする)を二個のインペラー22の流体誘導端221へ向けて噴き出し、回転している二個のインペラー22に対して減速する抵抗を提供する。第一制御バルブ630が閉じた時、流体源1と二個の第一噴射組部品23の間の通路は遮断し、複数インペラー式タービン発電機2を停止する。
図1から2に示す実施例において、制御ユニット62は制御バルブ組63によって第一噴射組部品23及び第二噴射組部品61を噴出させることで流体源1の作動流体の時機を制御する。
図3から4に示すとおり、二個の低圧蒸気室24内は、それぞれ回転する水切り盤66(図示例は主軸30上に固定する)に設置し、二個のインペラー22を通過して完了した熱排水等作動流体を停止し低圧蒸気室24下方の排水通道243へ排出するのに用いる。
図1から2に示すとおり、更にセンサーモジュール64(例として電流フィードバック回路、電圧フィードバック回路もしくはタコメーター)を含み、発電機10の回転速度、出力電圧もしくは出力電流、電圧を感知して少なくとも一センサー信号を発するのに用いる。制御ユニット62はセンサー信号を処理してセンサー値(例として電圧値、電流値もしくは回転速度値)とする。センサー値がデフォルト値を超えた時、タービン減速制御モジュール60は稼働して二個のインペラー22を減速させる。
図1から2に示すとおり、更に第二制御バルブ631の通路と連通する流量制御バルブ65を含む。流量制御バルブ65は二個の第二噴射組部品61の作動流体の(即ち抵抗流体)噴出量を調整するのに用いる。センサー値がデフォルト値(即ち発電機が正常回転速度の安全状態)を超過しない時、制御ユニット62は第一制御バルブ630と第二制御バルブ631を稼働して、流量制御バルブ65を閉じる。センサー値がデフォルト値(即ち発電機の回転速度がやや早い警告状態)を超過した時、制御ユニット62は流量制御バルブ65を開き、二個の第二噴射組部品61を比較的低い噴出量で二個のインペラー22の流体誘導端221へ向けて抵抗流体(図示例は流体源1を基にした作動流体とする)を噴き出す。センサー値が超過もしくは上述デフォルト値が高い第二デフォルト値(即ち発電機の回転速度が早すぎて焼き切れる可能性がある警報状態)に達したか、もしくは停止したい時、制御ユニット62は第一制御バルブ630を閉じ、流量制御バルブ65を開き、二個の第二噴射組部品61を比較的高い噴出量で二個のインペラー22の流体誘導端221向きに作動流体(即抵抗流体)を噴き出し、二個のインペラー22を更に早く減速させ、直接回転を停止した時、制御ユニット62は第二制御バルブ631及び流量制御バルブ65を閉じてすぐに機器を停止する。
図5に示すとおり、本考案は一種の応用であり、多組の複数インペラー式タービン発電機2の主軸30の間をカップリング12で連結連動し、少なくとも一組の発電機10と同軸で機台40上に連結して配置選択し多組の複数インペラー式タービン発電機2で発電機10を発電させ、作動流体の熱エネルギー状態で発電効率を有効に向上させる。
図2、6に示すのは、本考案第二実施例であり、複数インペラー式タービン発電機2は、機体20内部に設置する高圧水槽21、二個のインペラー22及び二個の低圧蒸気室24を含む。高圧水槽21は二個のインペラー22の間に位置する。二個のインペラー22は該二個の低圧蒸気室の間に位置する。二個の第一噴射組部品23は、それぞれ高圧水槽21二端に設置し、更に二個のインペラー22の間に位置し、それぞれ二個のインペラー22の流体導入端220と相対する。二個のインペラー22は主軸30上に反対称で固定する。発電機10はカップリング12で主軸30と連結する。主軸30二端は、それぞれベアリング台13及びファン15を設置する。高圧水槽21の最上部には入水口210を設置して流体源1の作動流体から入力する。二ベアリング台13内側は、それぞれ二個の低圧蒸気室24内に伸び入れ主軸30を枢設し、それぞれ第一シャフトシール14を設置する。二個の低圧蒸気室24内の主軸30上にはそれぞれ水切り盤66を設置する。二個のインペラー22の流体誘導端221の最上部及び底部附近には、それぞれブレーキもしくは減速する第二噴射組部品61を設置する。水切り盤66は主軸30の駆動を受けて回転し、二個のインペラー22を通過した後の完了した作動流体(即ち熱排水)を止め、低圧蒸気室24下方の排水通道243へ排出される。主軸30はファン15によって二組ベアリング台13に対して温度を下げて放熱する。高圧水槽21の二個の第一噴射組部品23は、相互に一端の主軸30位置に向け、それぞれ第二シャフトシール16を設置する。二個のインペラー22は、それぞれ二個の低圧蒸気室24内一端の箇所に設置し、且つ第一噴射組部品23と相対する。高圧水槽21と二個の低圧蒸気室24の隣接する壁面の間に於いて、二個の第一噴射組部品23が有効に作動流体を二個のインペラー22の流体導入端220へそれぞれ噴出する。
図2、7に示すのは、本考案第三実施例であり、複数インペラー式タービン発電機2は、機体20内部に設置した二個の高圧水槽21、二個のインペラー22及び二個の低圧蒸気室24を含む。二個の第一噴射組部品23は、それぞれ二個の高圧水槽21上に設置する。二個のインペラー22は二個の高圧水槽21及び二個の第一噴射組部品23の間に位置する。二個の低圧蒸気室24は、二個のインペラー22の間に位置する。二個の低圧蒸気室24は、相互に連通するものを大低圧蒸気室244とする。二個のインペラー22は、主軸30上に固定する。発電機10は、カップリング12によって主軸30と連結する。主軸30二端は、それぞれベアリング台13及びファン15を設置する。ベアリング台13両側は、それぞれ第一シャフトシール14を設置する。ファン15はベアリング台13に対して放熱するのに用いる。二個のインペラー22の流体導入端220は、それぞれ二個の第一噴射組部品23に対照し、流体誘導端221は低圧蒸気室24に対照する。二個の高圧水槽21は、それぞれ流体源1の作動流体を注入する入水口210を設置する。低圧蒸気室24内の各インペラー22は最上部及び底部位置に近づけ、それぞれブレーキもしくは減速作用とする第二噴射組部品61(平常時は絞り弁として速度調整に用いる)を一組設置する。低圧蒸気室24内の主軸30上にはフライホイール67を設置する。フライホイール67外周には水切り盤66を設置する。水切り盤66は主軸30の駆動に拠って回転し、二個のインペラー22を通過して完了した作動流体(熱排水)を停止させ、低圧蒸気室24下方の排水通道243へ排出させる。二個の高圧水槽21内の二組の第一噴射組部品23の外向きに伸びた一端の主軸30位置には、それぞれ第二シャフトシール16を設置する。二個のインペラー22は低圧蒸気室24の内部二端にそれぞれ反対称で設置する。二個の高圧水槽21と低圧蒸気室24に隣接する側壁の間には相互に通じる孔隙を備え、二個の第一噴射組部品23によって、それぞれ二個の高圧水槽21内の作動流体を噴向二個のインペラー22の流体導入端220へ噴き出す。
1 流体源
1a 地熱生産井
1b 地熱注入井
1c 供給管路
10 発電機
11 減速ギア組
12 カップリング
13 ベアリング台
14 ベアリング台
15 ファン
2 複数インペラー式タービン発電機
20 機体
21 高圧水槽
211 穿孔
22 インペラー
220 流体導入端
221 流体誘導端
23 第一噴射組部品
230 噴射孔
24 低圧蒸気室
240 上通道
241 下通道
242 排気通道
243 排水通道
244 大低圧蒸気室
30 主軸
40 機台
50 凝縮管路
51 コンデンサ
52 回流管路
53 導管
54 ポンプ
60 タービン減速制御モジュール
61 第二噴射組部品
62 制御ユニット
63 制御バルブ組
630 制御バルブ
631 第二制御バルブ
65 流量制御バルブ
64 センサーモジュール
66 水切り盤
67 フライホイール

Claims (16)

  1. 複数インペラー式タービン発電機において、
    流体源から得た作動流体を納置するのに用いる少なくとも一つの高圧水槽と、
    主軸上に同軸で設置し、少なくとも一つの発電機と連動し、流体導入端及び流体誘導端をそれぞれ含む二個のインペラーと、
    該高圧水槽と連通し、且つ該インペラーの該流体導入端と相対する位置上に設置し、該高圧水槽内の該作動流体を該インペラーの該流体導入端へ高速で噴き出し、該流体誘導端から誘導し、複数の該インペラーを同時に回転させ、該発電機を稼働させて電力を発するのに用いる第一噴射組部品と、
    該インペラーの該流体誘導端と相互に対応する位置に設置し、該流体誘導端から誘導する該作動流体を受けるのに用いる低圧蒸気室と、
    内部に該インペラー、該第一噴射組部品及び該低圧蒸気室を設置するのに用いる機体を含むことを特徴とする複数インペラー式タービン発電機。
  2. 前記二個のインペラーは、二個の該低圧蒸気室の間に位置することを特徴とする請求項1記載の複数インペラー式タービン発電機。
  3. 前記高圧水槽の数は一個であり、該高圧水槽は該機体内部に設置し、且つ前記二個のインペラーの間に位置し、
    該二個の第一噴射組部品は、該高圧水槽上に設置され、該二個のインペラーの間に位置することを特徴とする請求項2記載の複数インペラー式タービン発電機。
  4. 二個の前記低圧蒸気室は、該二個のインペラーの間に位置することを特徴とする請求項1記載の複数インペラー式タービン発電機。
  5. 前記高圧水槽の数は二個であり、該二個の高圧水槽は該機体内部に設置し、二個の該第一噴射組部品は、それぞれ二個の該高圧水槽上に設置し、二個の該インペラーは二個の該高圧水槽及び二個の該第一噴射組部品の間に位置することを特徴とする請求項4記載の複数インペラー式タービン発電機。
  6. 二個の前記低圧蒸気室が相互に連通するのは、大低圧蒸気室であることを特徴とする請求項4記載の複数インペラー式タービン発電機。
  7. 前記流体源は地熱生産井であり、該作動流体は該地熱生産井が得た蒸気、熱水もしくは熱水蒸気二相混和の流体であり、二個の該低圧蒸気室はそれぞれ排水通道及び排気通道を含んで設置し、該排水通道は二個の該インペラーを通過する液体の該作動流体を地熱注入井へ排出するのに用い、該排気通道は二個の該インペラーを通過する気体の該作動流体をコンデンサへ排出して熱を下げて凝縮後に該地熱注入井へ送るのに用い、ポンプは該地熱注入井の作動流体へ対流加速させるのに用いることを特徴とする請求項1記載の複数インペラー式タービン発電機。
  8. 少なくとも一つの水切り盤は、該低圧蒸気室内に回転可能に設置され、該インペラーを通過した後の液体作動流体を停止させるのに用い、該低圧蒸気室の排水通道へ誘導して排出することを特徴とする請求項1記載の複数インペラー式タービン発電機。
  9. 前記複数インペラー式タービン発電機は、更にタービン減速制御モジュールを含み、該タービン減速制御モジュールは該インペラーを減速させるのに用いることを特徴とする請求項1記載の複数インペラー式タービン発電機。
  10. 前記タービン減速制御モジュールは、二個の第二噴射組部品、制御ユニット及び制御バルブ組を含み、二個の該第二噴射組部品は二個の該インペラーの該流体誘導端と相対する位置にそれぞれ位置し、そのうち、該第二制御バルブが該制御ユニットの制御を受けて稼働した時、該二個の第二噴射組部品の抵抗流体の通路が開通し、それぞれ該抵抗流体を該インペラーの該流体誘導端へ噴き出し、回転中の該インペラーによって減速の抵抗力を提供することを特徴とする請求項9記載の複数インペラー式タービン発電機。
  11. 前記制御バルブ組は更に流量制御バルブを含むもので、該流量制御バルブは、二個の該第二噴射組部品と該第二制御バルブの間の通路の流量の大きさを制御するのに用いることを特徴とする請求項10記載の複数インペラー式タービン発電機。
  12. 前記抵抗流体は、該流体源の作動流体であり、該制御バルブ組は更に第一制御バルブを含み、該第一制御バルブが該制御ユニットの制御を受けて停止した時、該流体源と二個の該第一噴射組部品の間の通路は遮断されることを特徴とする請求項10記載の複数インペラー式タービン発電機。
  13. 前記タービン減速制御モジュールは更にセンサーモジュールを含み、該センサーモジュールは、該発電機の回転速度、出力電圧もしくは出力電流を感知してセンサー信号を発するのに用い、該制御ユニットは該センサー信号を処理してセンサー値とし、該センサー値がデフォルト値を超えた時、該タービン減速制御モジュールが稼働して該インペラーを減速させることを特徴とする請求項10記載の複数インペラー式タービン発電機。
  14. 前記各第一噴射組部品上には該主軸の軸線に相対して環状に配列した複数個の噴射孔を設置し、該複数個の噴射孔は該インペラー及び該流体導入端に相対して環状に配列することを特徴とする請求項1記載の複数インペラー式タービン発電機。
  15. 前記高圧水槽は環筒状であり、該機体内部に設置し、且つその中央には穿孔を設置して、そこに該主軸を挿入することを特徴とする請求項1記載の複数インペラー式タービン発電機。
  16. 二個の前記インペラーの形状は同じで、且つ該主軸上に対称で設置することを特徴とする請求項1記載の複数インペラー式タービン発電機。
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