JP3218953U - 接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】ダブルブレークスイッチ装置を開極状態にする場合のみ、接地スイッチ装置が閉極され、或いは接地スイッチ装置を開極状態にする場合のみ、ダブルブレークスイッチ装置が閉極される接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチを提供する。【解決手段】ハウジング1と、ダブルブレークスイッチ装置と、絶縁スイッチ駆動装置と、接地スイッチ装置4と、接地スイッチ駆動装置と、接地スイッチ伝動機構6と、連携装置とを備える。ダブルブレークスイッチ装置は、ハウジング内部に取り付けられ、絶縁スイッチ駆動装置によって両側断路の同期的な閉極または開極を実現し、接地スイッチ装置は、ハウジング上に取り付けられ、ダブルブレークスイッチ装置に対して接地開閉制御を行い、接地スイッチ駆動装置によって接地スイッチ伝動機構とともに閉極または開極を実現する。連携装置は、絶縁スイッチ駆動装置、接地スイッチ駆動装置にそれぞれ接続される。【選択図】図1
Description
本考案は、220kV以上のレベルのコンバータステーション/変電所的機器分野に関し、より具体的に、接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチに関する。
絶縁スイッチ(「ナイフスイッチ」と言われている。)とは、一般的に高圧絶縁スイッチ、即ち定格電圧1kV以上の絶縁スイッチを指すもので、通常に絶縁スイッチと略称され、高圧スイッチ電気製品に最もよく用いられている電機製品である。作動原則及び構造が簡単であるが、使用量が多く、作動の安定性の高さを要求され、変電所、発電所の設計、設立、及び安全運転に与える影響が何れも大きい。絶縁スイッチの特徴は、主としてアーク消滅能力なしで、負荷電流がない場合にしか、回路を切り替えることができない。絶縁スイッチは各レベルの電圧に用いられ、回路接続の変更又は線路や機器と電源との絶縁に用いられるものである。電流を切り取る能力を有さず、他の機器しか線路を切断してから操作することができない。一般的には、負荷付きスイッチの場合に誤操作することを防止するインターロック装置が付けられ、ある場合に大故障の磁力が作用されてスイッチを切断することを防止するようにピンが必要とされる。
現在、電力業界では、GIS機器の絶縁ナイフスイッチについての設計コンセプトは、2つの段階で発展してきた。
一段階目:従来のGISナイフスイッチの設計としては、一般的に、絶縁ナイフスイッチと接地ナイフスイッチを2つの単独の機能ユニットとし、現在まだ多くの主流のメーカーはこのような設計を採用している。ナイフスイッチ操作時に絶縁ナイフスイッチの閉極帯電状態で接地ナイフスイッチの誤閉極を回避するとともに、接地ナイフスイッチの閉極接地状態で絶縁ナイフスイッチの帯電閉極を防止するために、電気的インターロックのみによって制御を行うことができる。電気的インターロック回路の失効または誤アンロックがあれば、電力線路トリッピング事故を起こす恐れがある。
二段階目:三種類の動作位置絶縁ナイフスイッチの設計である。この設計は、絶縁ナイフスイッチと接地ナイフスイッチの特徴及び機能を組み合わせ、三種類の動作位置:1.絶縁ナイフスイッチの主断路がオンする閉極位置、2.絶縁ナイフスイッチの主断路がオフする分離位置、3.接地ナイフスイッチが閉極する接地位置、を有する。三種類の動作位置絶縁ナイフスイッチは、従来のGISナイフスイッチの電気的インターロック制御を基に、機械的インターロック制御機能を導入して、二重インターロック制御を形成し、二重保険に相当するようになる。電気的または機械的インターロックが失効したことでスイッチング誤操作が発生するグリッド事故確率を大きく低減する。三種類の動作位置絶縁ナイフスイッチの実現方法としては、ナイフスイッチに一つの可動接点のみ有し、可動接点の両端はそれぞれ断路端、接地端であるので、可動接点は何時での作動位置も唯一である。断路端と閉極通流してもいいし、接地端と閉極接地してもいいし、或いは通流しなくても接地しなくてもいい。ナイフスイッチ接点の機械状態で基本的に誤操作の可能性を排除する。
本考案は、2つの断路を有する四種類の動作位置絶縁ナイフスイッチを提供することを第1の目的とする。
本考案は、断路の中央に、接地ナイフスイッチによって接地操作を行うことができ、且つ接地ナイフスイッチ及び絶縁ナイフスイッチが誤操作を防止するようにインターロック装置を備えることを第2の目的とする。
本考案は、下記の技術手段によって達成される。
接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチであって、ハウジングと、ダブルブレークスイッチ装置と、絶縁スイッチ駆動装置と、接地スイッチ装置と、接地スイッチ駆動装置と、接地スイッチ伝動機構と、連携装置と、を備え、前記ダブルブレークスイッチ装置は、ハウジング内部に取り付けられ、絶縁スイッチ駆動装置によって両側断路の同期的な閉極または開極を実現し、前記接地スイッチ装置は、ハウジング上に取り付けられ、前記ダブルブレークスイッチ装置に対して接地開閉制御を行い、接地スイッチ駆動装置によって接地スイッチ伝動機構とともに閉極または開極を実現し、前記連携装置は、絶縁スイッチ駆動装置、接地スイッチ駆動装置にそれぞれ接続され、ダブルブレークスイッチ装置を開極状態にする場合のみ、接地スイッチ装置は閉極されることができ、或いは接地スイッチ装置を開極状態にする場合のみ、ダブルブレークスイッチ装置は閉極されることができ、前記ハウジング内には、順に連通される複数の閉じたキャビティが設けられ、前記キャビティ内ごとに対応する一組のダブルブレークスイッチ装置、接地スイッチ装置が設けられる。
接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチであって、ハウジングと、ダブルブレークスイッチ装置と、絶縁スイッチ駆動装置と、接地スイッチ装置と、接地スイッチ駆動装置と、接地スイッチ伝動機構と、連携装置と、を備え、前記ダブルブレークスイッチ装置は、ハウジング内部に取り付けられ、絶縁スイッチ駆動装置によって両側断路の同期的な閉極または開極を実現し、前記接地スイッチ装置は、ハウジング上に取り付けられ、前記ダブルブレークスイッチ装置に対して接地開閉制御を行い、接地スイッチ駆動装置によって接地スイッチ伝動機構とともに閉極または開極を実現し、前記連携装置は、絶縁スイッチ駆動装置、接地スイッチ駆動装置にそれぞれ接続され、ダブルブレークスイッチ装置を開極状態にする場合のみ、接地スイッチ装置は閉極されることができ、或いは接地スイッチ装置を開極状態にする場合のみ、ダブルブレークスイッチ装置は閉極されることができ、前記ハウジング内には、順に連通される複数の閉じたキャビティが設けられ、前記キャビティ内ごとに対応する一組のダブルブレークスイッチ装置、接地スイッチ装置が設けられる。
上記考案の改良として、前記絶縁スイッチ駆動装置は、順に接続される絶縁スイッチモータと、絶縁スイッチ出力軸と、絶縁スイッチモータ制御用の絶縁スイッチ制御回路とを備え、前記接地スイッチ駆動装置は、順に接続される接地スイッチモータと、接地スイッチ出力軸と、接地スイッチモータ制御用の接地スイッチ制御回路とを備え、前記連携装置は、第1のマイクロスイッチと第2のマイクロスイッチを備え、前記第1のマイクロスイッチは、一端が絶縁スイッチ出力軸に接続され、他端が接地スイッチ制御回路に接続され、前記第2のマイクロスイッチは、一端が接地スイッチ出力軸に接続され、他端が絶縁スイッチ制御回路に接続され、前記第1のマイクロスイッチは、絶縁スイッチ出力軸の位置関係を検出することで、接地スイッチ制御回路のオン/オフを制御し、前記第2のマイクロスイッチは、接地スイッチ出力軸の位置関係を検出することで、絶縁スイッチ制御回路のオン/オフを制御する。
上記考案の改良として、前記第1のマイクロスイッチと第2のマイクロスイッチは、レバーホイールタイプであり、前記絶縁スイッチ出力軸には、第1のマイクロスイッチのホイールに接合される第1のタッチ溝が設けられ、前記第1のマイクロスイッチは、絶縁スイッチ出力軸の外側に取り付けられ、且つ、そのホイールと第1のタッチ溝との位置関係が対応し、前記接地スイッチ出力軸には、第2のマイクロスイッチのホイールに接合される第2のタッチ溝が設けられ、前記第2のマイクロスイッチは、接地スイッチ出力軸の外側に設けられ、且つ、そのホイールと第2のタッチ溝との位置関係が対応し、前記第1のマイクロスイッチのホイールと前記第1のタッチ溝との接合が初期位置にある場合には、ダブルブレークスイッチ装置は開極状態となり、接地スイッチ制御回路がオンするようになり、絶縁スイッチ出力軸が時計回りに1周回ると、ダブルブレークスイッチ装置は閉極状態となり、接地スイッチ制御回路がオフするようになり、絶縁スイッチ出力軸が逆時計回りに1周回ると、ダブルブレークスイッチ装置は開極状態に戻るようになり、前記第2のマイクロスイッチのホイールと前記第2のタッチ溝との接合が初期位置にある場合には、接地スイッチ装置は開極状態となり、絶縁スイッチ制御回路がオンするようになり、接地スイッチ出力軸が時計回りに一周回ると、接地スイッチ装置は閉極状態となり、絶縁スイッチ制御回路がオフするようになり、接地スイッチ出力軸が逆時計回りに一周回ると、接地スイッチ装置は開極状態に戻るようになる。
上記考案の改良として、駆動ボックスをさらに備え、前記駆動ボックスは、ハウジングの外側に設置され、前記絶縁スイッチ駆動装置、接地スイッチ駆動装置、連携装置は何れも駆動ボックス内に設置される。
上記考案の改良として、前記接地スイッチ伝動機構は、第1のロッカーアームと、第1のリンクロッドと、第2のロッカーアームと、第2のリンクロッドとを備え、前記第1のロッカーアームは、一端が接地スイッチ駆動装置の出力端に接続され、前記第2のロッカーアームは、接地スイッチ装置に設置され、接地スイッチ装置の閉極又は開極を操作するように用いられ、前記第1のロッカーアーム及び第2のロッカーアームは、揺動端が第1のリンクロッドを介して接続され、複数の接地スイッチ装置の第2のロッカーアームは、揺動端が第2のリンクロッドを介して接続される。
上記考案の改良として、前記ダブルブレークスイッチ装置は、可動接点ベース、一対の可動接点及び一対の固定接点を備え、前記可動接点ベースは、前記キャビティの中部に設けられ、前記一対の固定接点は、それぞれ前記可動接点ベースの相対する両側方に設けられ、前記一対の可動接点は、前記可動接点ベースの内部に設けられ、且つ相対方向から可動接点ベースより伸びて対応する固定接点に接触的に接合され、前記一対の可動接点は、駆動機構によって同期的に往復直線移動され、固定接点と同時に接触または離間し、前記一対の可動接点は互いに導通される。
ダブルブレーク絶縁スイッチは、バス転送電流の切り替えにおいて、現有製品である絶縁スイッチに一つのみ断路を有し、アーク時間が比較的に長く、アーク消滅に不利となる。可動接点が深刻にアブレーションされ、製品の金属粉末が製品の絶縁性能に不利となる。ダブルブレーク絶縁スイッチは、2つの断路を有して分圧及びアーク消滅するため、両側にもアーク接点が取り付けられることができ、アーク燃焼時間を大幅に低減させ、銅タングステン接点の焼損を減らし、製品の使用寿命及び性能が向上する。
上記考案の改良として、前記可動接点の固定接点から離反する一端には、軸方向に配置され、前記駆動機構に接合されるラックが設けられる。
上記考案の改良として、前記駆動機構は、絶縁伝動ロッドと、伝動ギアと、伝動シャフトと、伝動インサートとを備え、前記伝動シャフトは、スプラインシャフトであり、絶縁スイッチ駆動装置に接続され、前記伝動インサートの軸の中心位置にはスプラインシャフトの外周に接合されるスプラインブラインドホールが設けられ、前記伝動ギアの軸の中心位置にはスプラインシャフトの外周に接合されるスプラインスルーホールが設けられ、伝動ギアの外周は前記ラックに接合される外歯車部であり、前記絶縁伝動ロッドの両端のそれぞれには同軸に伝動インサートが固定され、前記伝動インサートのスプラインブラインドホールは外側に向き、前記伝動ギアは前記可動接点ベースの内部に設けられ、且つ前記外歯車部が一対の可動接点のラックに接合され、前記伝動シャフトは伝動ギアのスプラインスルーホールを通り、前記伝動シャフトは、一端が絶縁伝動ロッドの一端の伝動インサートに接続され、他端が他方の駆動機構の絶縁伝動ロッドの一端の伝動インサートに接続される。
本考案は、以下の好ましい効果を有する。
1.ダブルブレーク絶縁スイッチモジュールとしては、三相連携機械伝動構造が採用され、安定且つ確実に伝達される。
2.リンクロッドが露出していない内蔵式伝動構造の設計を用いて、製品の主要部品の耐候性を補強させるとともに、伝動リンクを低減させ、絶縁ナイフスイッチの開閉操作の伝動效率を増加させる。
3.絶縁スイッチを開極状態にする場合のみ、接地スイッチを閉極することができる。同様に、接地スイッチを開極状態にする場合のみ、絶縁スイッチは閉極操作を行うことができ、手動の誤操作を回避し、機器の安全性を向上させる。
1.ダブルブレーク絶縁スイッチモジュールとしては、三相連携機械伝動構造が採用され、安定且つ確実に伝達される。
2.リンクロッドが露出していない内蔵式伝動構造の設計を用いて、製品の主要部品の耐候性を補強させるとともに、伝動リンクを低減させ、絶縁ナイフスイッチの開閉操作の伝動效率を増加させる。
3.絶縁スイッチを開極状態にする場合のみ、接地スイッチを閉極することができる。同様に、接地スイッチを開極状態にする場合のみ、絶縁スイッチは閉極操作を行うことができ、手動の誤操作を回避し、機器の安全性を向上させる。
図1〜図5に示すように、接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチは、ハウジング1と、ダブルブレークスイッチ装置2と、絶縁スイッチ駆動装置3と、接地スイッチ装置4と、接地スイッチ駆動装置5と、接地スイッチ伝動機構6と、連携装置7と、駆動ボックス8とを備える。前記駆動ボックス8は、ハウジング1の外側に設けられ、前記絶縁スイッチ駆動装置3、接地スイッチ駆動装置5、連携装置7は、何れも駆動ボックス8に設けられる。前記ダブルブレークスイッチ装置2は、ハウジング1内部に取り付けられ、絶縁スイッチ駆動装置3によって両側断路的同期的な閉極または開極を実現する。前記接地スイッチ装置4は、ハウジング1上に取り付けられ、前記ダブルブレークスイッチ装置2に対して接地開閉制御を行い、接地スイッチ駆動装置5によって接地スイッチ伝動機構6とともに閉極または開極を実現する。前記連携装置7は、絶縁スイッチ駆動装置3、接地スイッチ駆動装置5にそれぞれ接続され、ダブルブレークスイッチ装置2を開極状態にする場合のみ、接地スイッチ装置4は閉極されることができ、或いは接地スイッチ装置4を開極状態にする場合のみ、ダブルブレークスイッチ装置2は閉極されることができる。前記ハウジング1内には、順に連通される3つの閉じたキャビティ9が設けられ、前記キャビティ9内ごとに対応する一組のダブルブレークスイッチ装置2、接地スイッチ装置4が設けられる。
図8に示すように、前記絶縁スイッチ駆動装置3は、順に接続される絶縁スイッチモータ10と、絶縁スイッチ出力軸11と、絶縁スイッチモータ10制御用の絶縁スイッチ制御回路12とを備える。前記接地スイッチ駆動装置5は、順に接続される接地スイッチモータ13と、接地スイッチ出力軸14と、接地スイッチモータ13制御用の接地スイッチ制御回路15とを備える。前記連携装置7は、第1のマイクロスイッチ16と第2のマイクロスイッチ17を備える。前記第1のマイクロスイッチ16は、一端が接絶縁スイッチ出力軸11に接続され、他端が接地スイッチ制御回路15に接続され、前記第2のマイクロスイッチ17は、一端が接地スイッチ出力軸14に接続され、他端が絶縁スイッチ制御回路12に接続される。前記第1のマイクロスイッチ16は、絶縁スイッチ出力軸11の位置関係を検出することで、接地スイッチ制御回路15のオン/オフを制御し、前記第2のマイクロスイッチ17は、接地スイッチ出力軸14の位置関係を検出することで、絶縁スイッチ制御回路12のオン/オフを制御する。
図5〜図7に示すように、前記第1のマイクロスイッチ16と第2のマイクロスイッチ17は、レバーホイールタイプである。前記絶縁スイッチ出力軸11には、第1のマイクロスイッチ16のホイールに接合される第1のタッチ溝が設けられる。前記第1のマイクロスイッチ16は、絶縁スイッチ出力軸11の外側に取り付けられ、且つ、そのホイールと第1のタッチ溝18との位置関係が対応する。前記接地スイッチ出力軸14には、第2のマイクロスイッチ17のホイールに接合される第2のタッチ溝19が設けられる。前記第2のマイクロスイッチ17は、接地スイッチ出力軸14の外側に設けられ、且つ、そのホイールと第2のタッチ溝19との位置関係が対応する。前記第1のマイクロスイッチ16のホイールと前記第1のタッチ溝18との接合が初期位置にある場合には、ダブルブレークスイッチ装置2は開極状態となり、接地スイッチ制御回路15がオンするようになる。絶縁スイッチ出力軸11が時計回りに一周回ると、ダブルブレークスイッチ装置2は閉極状態となり、接地スイッチ制御回路15がオフするようになる。絶縁スイッチ出力軸11が逆時計回りに一周回ると、ダブルブレークスイッチ装置2は開極状態に戻るようになる。前記第2のマイクロスイッチ17のホイールと前記第2のタッチ溝19との接合が初期位置にある場合には、接地スイッチ装置4は開極状態となり、絶縁スイッチ制御回路12がオンするようになる。接地スイッチ出力軸14が時計回りに一周回ると、接地スイッチ装置4は閉極状態となり、絶縁スイッチ制御回路12がオフするようになり、接地スイッチ出力軸14が逆時計回りに一周回ると、接地スイッチ装置4は開極状態に戻るようになる。
図1に示すように、前記接地スイッチ伝動機構6は、第1のロッカーアーム20と、第1のリンクロッド21と、第2のロッカーアーム22と、第2のリンクロッド23とを備える。前記第1のロッカーアーム20は、一端が接地スイッチ駆動装置5の出力端に接続される。前記第2のロッカーアーム22は、接地スイッチ装置4に設置され、接地スイッチ装置4の閉極又は開極を操作するように用いられる。前記第1のロッカーアーム20及び第2のロッカーアーム22は、揺動端が第1のリンクロッド21を介して接続され、前記複数の接地スイッチ装置4の第2のロッカーアーム22は、揺動端が第2のリンクロッド23を介して接続される。
図2〜図4に示すように、前記ダブルブレークスイッチ装置2は、可動接点ベース24、一対の可動接点25及び一対の固定接点26を備える。前記可動接点25ベース24は、前記キャビティ9の中部に設けられる。前記一対の固定接点26は、それぞれ前記可動接点25ベース24の相対する両側方に設けられ、前記一対の可動接点25は、前記可動接点25ベース24の内部に設けられ、且つ相対方向から可動接点25ベース24より伸びて対応する固定接点26に接触的に接合される。前記一対の可動接点25は、駆動機構27によって同期的に往復直線移動され、固定接点26と同時に接触または離間し、前記一対の可動接点25は互いに導通される。前記可動接点25の固定接点26から離反する一端には、軸方向に配置される、前記駆動機構27に接合されるラック28が設けられる。前記駆動機構27は、絶縁伝動ロッド29と、伝動ギア30と、伝動シャフト31と、伝動インサート32とを備える。前記伝動シャフト31は、スプラインシャフトであり、絶縁スイッチ駆動装置3に接続される。前記伝動インサート32の軸の中心位置には、スプラインシャフト31のスプラインシャフトの外周に接合されるスプラインブラインドホールが設けられる。前記伝動ギア30の軸の中心位置には、スプラインシャフトの外周に接合されるスプラインスルーホールが設けられる。伝動ギア30の外周は前記ラック28に接合される外歯車部33であり、前記絶縁伝動ロッド29の両端のそれぞれには同軸に伝動インサート32が固定される。前記伝動インサート32のスプラインブラインドホールは外側に向く。前記伝動ギア30は、前記可動接点25ベース24の内部に設けられ、且つ前記外歯車部33が一対の可動接点25のラック28に接合される。前記伝動シャフト31は、伝動ギア30のスプラインスルーホールを通じ、前記伝動シャフト31は、一端が絶縁伝動ロッド29の一端の伝動インサート32に接続され、他端が他方の駆動機構27の絶縁伝動ロッド29の一端の伝動インサート32に接続される。
作動原理:
1、ダブルブレークスイッチ装置2が閉極位置にあり、接地スイッチ装置4が開極位置にある。操作機構ではダブルブレークスイッチ装置2モジュールに開極操作が行われ、接地スイッチ装置4モジュールが閉極状態に維持される。ダブルブレークスイッチ装置2が所定程度まで開極されると、ダブルブレークスイッチ制御回路がオフするとともに、接地スイッチ制御回路がオンし、接地スイッチ装置4に閉極操作が行われるようになる。閉極操作が所定程度まで達すると、接地スイッチ制御回路がオフすることで、ダブルブレークスイッチ装置2の開極、接地スイッチ装置4の閉極操作が完了する。
1、ダブルブレークスイッチ装置2が閉極位置にあり、接地スイッチ装置4が開極位置にある。操作機構ではダブルブレークスイッチ装置2モジュールに開極操作が行われ、接地スイッチ装置4モジュールが閉極状態に維持される。ダブルブレークスイッチ装置2が所定程度まで開極されると、ダブルブレークスイッチ制御回路がオフするとともに、接地スイッチ制御回路がオンし、接地スイッチ装置4に閉極操作が行われるようになる。閉極操作が所定程度まで達すると、接地スイッチ制御回路がオフすることで、ダブルブレークスイッチ装置2の開極、接地スイッチ装置4の閉極操作が完了する。
2、ダブルブレークスイッチ装置2が開極位置にあり、接地スイッチ装置4が閉極位置にある。操作機構では接地スイッチ装置4モジュールに開極操作が行われ、ダブルブレークスイッチ装置2モジュールが閉極状態に維持される。接地スイッチ装置4が所定程度まで開極されると、接地スイッチ制御回路がオフするとともに、ダブルブレークスイッチ制御回路がオンし、ダブルブレークスイッチ装置2に閉極操作が行われるようになる。閉極操作が所定程度まで達すると、ダブルブレークスイッチ制御回路がオフすることで、接地スイッチ装置4の開極、ダブルブレークスイッチ装置2の閉極操作が完了する。
上記詳しい説明は、本考案の可能な実施例についての具体的な説明であり、当該実施例は本考案の特許範囲に限定されず、本考案を離脱することなく行った等効実施または変更が何れも本願の特許範囲に含まれる。
1 ハウジング;2 ダブルブレークスイッチ装置;3 絶縁スイッチ駆動装置;4 接地スイッチ装置;5 接地スイッチ駆動装置;6 接地スイッチ伝動機構;7 連携装置;8 駆動ボックス;9 キャビティ;10 絶縁スイッチモータ;11 絶縁スイッチ出力軸;12 絶縁スイッチ制御回路;13 接地スイッチモータ;14 接地スイッチ出力軸;15 接地スイッチ制御回路;16 第1のマイクロスイッチ;17 第2のマイクロスイッチ;18 第1のタッチ溝;19 第2のタッチ溝;20 第1のロッカーアーム;21 第1のリンクロッド;22 第2のロッカーアーム;23 第2のリンクロッド;24 可動接点ベース;25 可動接点;26 固定接点;27 駆動機構;28 ラック;29 絶縁伝動ロッド;30 伝動ギア;31 伝動シャフト;32 伝動インサート
Claims (8)
- ハウジングと、ダブルブレークスイッチ装置と、絶縁スイッチ駆動装置と、接地スイッチ装置と、接地スイッチ駆動装置と、接地スイッチ伝動機構と、連携装置と、を備え、
前記ダブルブレークスイッチ装置は、ハウジング内部に取り付けられ、絶縁スイッチ駆動装置によって両側断路の同期的な閉極または開極を実現し、
前記接地スイッチ装置は、ハウジング上に取り付けられ、前記ダブルブレークスイッチ装置に対して接地開閉制御を行い、接地スイッチ駆動装置によって接地スイッチ伝動機構とともに閉極または開極を実現し、
前記連携装置は、絶縁スイッチ駆動装置、接地スイッチ駆動装置にそれぞれ接続され、ダブルブレークスイッチ装置を開極状態にする場合のみ、接地スイッチ装置は閉極されることができ、或いは接地スイッチ装置を開極状態にする場合のみ、ダブルブレークスイッチ装置は閉極されることができ、
前記ハウジング内には、順に連通される複数の閉じたキャビティが設けられ、前記キャビティ内ごとに対応する一組のダブルブレークスイッチ装置、接地スイッチ装置が設けられる、
ことを特徴とする接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチ。 - 前記絶縁スイッチ駆動装置は、順に接続される絶縁スイッチモータと、絶縁スイッチ出力軸と、絶縁スイッチモータ制御用の絶縁スイッチ制御回路とを備え、
前記接地スイッチ駆動装置は、順に接続される接地スイッチモータと、接地スイッチ出力軸と、接地スイッチモータ制御用の接地スイッチ制御回路とを備え、
前記連携装置は、第1のマイクロスイッチと第2のマイクロスイッチを備え、前記第1のマイクロスイッチは、一端が絶縁スイッチ出力軸に接続され、他端が接地スイッチ制御回路に接続され、前記第2のマイクロスイッチは、一端が接地スイッチ出力軸に接続され、他端が絶縁スイッチ制御回路に接続され、
前記第1のマイクロスイッチは、絶縁スイッチ出力軸の位置関係を検出することで、接地スイッチ制御回路のオン/オフを制御し、
前記第2のマイクロスイッチは、接地スイッチ出力軸の位置関係を検出することで、絶縁スイッチ制御回路のオン/オフを制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチ。 - 前記第1のマイクロスイッチと第2のマイクロスイッチは、レバーホイールタイプであり、
前記絶縁スイッチ出力軸には、第1のマイクロスイッチのホイールに接合される第1のタッチ溝が設けられ、前記第1のマイクロスイッチは、絶縁スイッチ出力軸の外側に取り付けられ、且つ、そのホイールと第1のタッチ溝との位置関係が対応し、
前記接地スイッチ出力軸には、第2のマイクロスイッチのホイールに接合される第2のタッチ溝が設けられ、前記第2のマイクロスイッチは、接地スイッチ出力軸の外側に設けられ、且つ、そのホイールと第2のタッチ溝との位置関係が対応し、
前記第1のマイクロスイッチのホイールと前記第1のタッチ溝との接合が初期位置にある場合には、ダブルブレークスイッチ装置は開極状態となり、接地スイッチ制御回路がオンするようになり、絶縁スイッチ出力軸が時計回りに一周回ると、ダブルブレークスイッチ装置は閉極状態となり、接地スイッチ制御回路がオフするようになり、絶縁スイッチ出力軸が逆時計回りに一周回ると、ダブルブレークスイッチ装置は開極状態に戻るようになり、
前記第2のマイクロスイッチのホイールと前記第2のタッチ溝との接合が初期位置にある場合には、接地スイッチ装置は開極状態となり、絶縁スイッチ制御回路がオンするようになり、接地スイッチ出力軸が時計回りに一周回ると、接地スイッチ装置は閉極状態となり、絶縁スイッチ制御回路がオフするようになり、接地スイッチ出力軸が逆時計回りに一周回ると、接地スイッチ装置は開極状態に戻るようになる、
ことを特徴とする請求項2に記載の接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチ。 - 駆動ボックスをさらに備え、前記駆動ボックスは、ハウジングの外側に設置され、前記絶縁スイッチ駆動装置、接地スイッチ駆動装置、連携装置は何れも駆動ボックス内に設置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチ。 - 前記接地スイッチ伝動機構は、第1のロッカーアームと、第1のリンクロッドと、第2のロッカーアームと、第2のリンクロッドとを備え、
前記第1のロッカーアームは、一端が接地スイッチ駆動装置の出力端に接続され、前記第2のロッカーアームは、接地スイッチ装置に設置され、接地スイッチ装置の閉極又は開極を操作するように用いられ、前記第1のロッカーアーム及び第2のロッカーアームは、揺動端が第1のリンクロッドを介して接続され、複数の接地スイッチ装置の第2のロッカーアームは、揺動端が第2のリンクロッドを介して接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチ。 - 前記ダブルブレークスイッチ装置は、可動接点ベース、一対の可動接点及び一対の固定接点を備え、前記可動接点ベースは、前記キャビティの中部に設けられ、前記一対の固定接点は、それぞれ前記可動接点ベースの相対する両側方に設けられ、前記一対の可動接点は、前記可動接点ベースの内部に設けられ、且つ相対方向から可動接点ベースより伸びて対応する固定接点に接触的に接合され、前記一対の可動接点は、駆動機構によって同期的に往復直線移動され、固定接点と同時に接触または離間し、前記一対の可動接点は互いに導通される、
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチ。 - 前記可動接点の固定接点から離反する一端には、軸方向に配置され、前記駆動機構に接合されるラックが設けられる、
ことを特徴とする請求項6に記載の接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチ。 - 前記駆動機構は、絶縁伝動ロッドと、伝動ギアと、伝動シャフトと、伝動インサートとを備え、前記伝動シャフトは、スプラインシャフトであり、絶縁スイッチ駆動装置に接続され、前記伝動インサートの軸の中心位置にはスプラインシャフトの外周に接合されるスプラインブラインドホールが設けられ、前記伝動ギアの軸の中心位置にはスプラインシャフトの外周に接合されるスプラインスルーホールが設けられ、伝動ギアの外周は前記ラックに接合される外歯車部であり、前記絶縁伝動ロッドの両端のそれぞれには同軸に伝動インサートが固定され、前記伝動インサートのスプラインブラインドホールは外側に向き、前記伝動ギアは前記可動接点ベースの内部に設けられ、且つ前記外歯車部が一対の可動接点のラックに接合され、前記伝動シャフトは伝動ギアのスプラインスルーホールを通り、前記伝動シャフトは、一端が絶縁伝動ロッドの一端の伝動インサートに接続され、他端が他方の駆動機構の絶縁伝動ロッドの一端の伝動インサートに接続される、
ことを特徴とする請求項7に記載の接地連携付きのダブルブレーク絶縁スイッチ。
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