JP3218463U - 光反射膜及び光起電力電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】照射光が利用されていない空間位置に設けられ、照射光を電池セルの表面に反射して、光起電力モジュールの発電力を向上させる光反射膜を提供する。【解決手段】光反射膜は、扁平な本体1を有し、本体に光線反射用の微構造が設けられ、微構造は、少なくとも1本の角柱2を含み、角柱は、頂点の高さ及び/または底部幅が周期的に変化している。頂点の高さ及び/または底部幅は滑らかな曲線に従って周期的に変化していることが好ましい。また、角柱の横断面は、三角形、半円、台形、多辺形における、複数本の直線のセグメントと曲線のセグメントとを組み合わせた閉曲線の1種または2種以上の組み合わせであることが好ましい。多面構造を形成して隣り合う面が鏡像構造になり、角柱全体が午前及び午後の太陽光を効率良く反射する。【選択図】図1
Description
本考案は、光反射膜に関し、特に、光起電力モジュールに適用される光反射膜、及び光起電力電池モジュールに関する。
光起電力におけるリボンは、光起電力モジュールの電池セル同士の接続に適用され、導電集電の重要な作用を発揮している。リボンと電池セルとの堅牢な溶接の保障及びリボン腐蝕の防止を実現するように、リボンの表面に錫層がコーティングされており、太陽光がリボンの表面に直射すると、太陽光が平滑な錫層により外へ直接反射されてしまい、その分の太陽光は、電池により利用されなくなり、光エネルギーの浪費になってしまう。
一部のリボン本体には光線反射用のストライプ構造が設けられているが、リボンの基材は銅であるため、加工時にストライプ構造の微小化が困難であり、反射効果が好ましくない。しかも、表面の錫層の厚さが不均一になってしまい、電池セルの破片を招き易くなるため、製造効率に影響を与える。
従来技術では、マイクロプリズム構造等の微構造で太陽光を反射し、光起電力モジュールの光転換率を向上させることが記載されているが、今までのマイクロプリズム構造、例えば、三角柱構造の反射膜は、光に対する反射角度が一定の角度となることに対し、太陽の運動軌跡が180°の円弧となるため、その最適な反射効率となる期間が短く、その緊急な向上が期待されている。
従来技術の不足を克服するために、本考案の目的は、構造が簡単であり、コストが低減され、光線を充分に利用可能な光起電力反射膜を提供することにある。
上記の目的に達成するために、本考案は、その技術的課題を解決するために利用される技術手段は、以下の通りである。即ち、光反射膜であって、扁平な本体を有し、前記本体に光線反射用の微構造が設けられており、前記微構造は、少なくとも一本の角柱を含んで構成され、前記角柱は、以下の特徴を有する。即ち、
角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が周期的に変化している。
角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が周期的に変化していることを進歩的に利用して多面構造を形成して、隣り合う面が鏡像構造になることができ、角柱の全体が午前及び午後の太陽光の反射を兼ねるようにし、作動期間における太陽光の反射効率が向上するようにすることで、従来技術の不足を補うようになる。従来技術では、平直な三角柱の反射面は、光起電力電池モジュールの作動平面の軸線に対して一定の即ち、変わらない角度を有するため、ある期間における太陽光のみに対して高い反射効率を有する。しかしながら、粒子型の反射微構造、例えば、三角錐は、三角錐における2つの面を太陽光と位置合わせて午前及び午後の太陽光の反射を兼ねることができるが、粒子同士間の空白領域が多いため、反射効率に対して支障になるとともに、このような微構造が加工困難であり、コストが高く、産業化応用に不利である。
角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が周期的に変化している。
角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が周期的に変化していることを進歩的に利用して多面構造を形成して、隣り合う面が鏡像構造になることができ、角柱の全体が午前及び午後の太陽光の反射を兼ねるようにし、作動期間における太陽光の反射効率が向上するようにすることで、従来技術の不足を補うようになる。従来技術では、平直な三角柱の反射面は、光起電力電池モジュールの作動平面の軸線に対して一定の即ち、変わらない角度を有するため、ある期間における太陽光のみに対して高い反射効率を有する。しかしながら、粒子型の反射微構造、例えば、三角錐は、三角錐における2つの面を太陽光と位置合わせて午前及び午後の太陽光の反射を兼ねることができるが、粒子同士間の空白領域が多いため、反射効率に対して支障になるとともに、このような微構造が加工困難であり、コストが高く、産業化応用に不利である。
さらに、前記角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が滑らかな曲線に従って周期的に変化している。
さらに、前記角柱の横断面は、三角形、半円、台形、多辺形における、複数本の直線のセグメントと曲線のセグメントとが組み合わせた閉曲線うちの1種または2種以上の組み合わせである。
さらに、前記角柱の底部幅は、角柱の頂点の高さの変化につれて変化しており、角柱の頂点の高さが大きくなると、角柱の底部幅が同期に大きくなり、角柱の頂点の高さが小さくなると、角柱の底部幅が同期に小さくなる。
さらに、前記角柱の底部幅及び前記角柱の頂点の高さの変化曲線は、何れも正弦曲線である。
さらに、前記角柱の底部幅の最大箇所におけるA点と幅の最小箇所におけるa点との間の曲面角度αは、20°〜80°であり、αは、直線Tと直線Qとの夾角である。ただし、Tは、a点から角柱の中軸線への垂線であり、Qは、a点から、a点とA点との間の底部曲線への接線である。αは、45°〜65°であることが好ましい。
さらに、前記角柱の横断面は三角形であり、前記三角形の頂角は1〜150°であり、好ましくは、110°〜130°であり、最も好ましくは、120°である。
さらに、前記角柱の底部幅の最大箇所における幅は1〜150μmであり、好ましく40〜60μmである。
さらに、角柱における隣り合っている2つの最高点に対応する角柱の底部幅が一致していない。
さらに、角柱ごとの最高点に対応している角柱の底部幅は、大きい方と小さい方とが交替に配列され、即ち、隣り合っている2つの最高点に対応する角柱の底部幅が一致していない。
さらに、角柱ごとの最高点に対応している角柱の底部幅は、一方が大きい、他方が小さいという2種のサイズ、または3種の異なるサイズ、または、3種以上の異なるサイズである。
さらに、各角柱の対応している最高点が同一直線に位置しているが、隣り合っている2本の角柱同士は、一方の角柱の最高点に対応している角柱の底部の幅と、他方の角柱における対応位置の最高点に対応している角柱の底部の幅とが異なり、底部の幅の大きい部分と近隣している角柱の底部の幅の小さい部分とが嵌め合わされて配置されている。
さらに、角柱における隣り合っている2つの最低点に対応している角柱の底部幅が一致していない。
さらに、各角柱の最低点に対応している角柱の底部幅は、大きい方と小さい方とが交替に配列され、即ち、隣り合っている2つの最低点に対応する角柱の底部幅が一致していない。
さらに、各角柱の、対応している最低点が同一直線に位置しているが、隣り合っている2本の角柱同士は、一方の角柱の最低点に対応している角柱の底部の幅と、他方の角柱における対応位置の最低点に対応している角柱の底部の幅とが異なり、底部の幅の大きい部分と近隣している角柱の底部の幅の小さい部分とが嵌め合わされて配置されている。
本考案は、光反射膜の加工方法を更に提供し、
金型を作成し、周期的に繰り返して移動する刃物が、均一速度で回転しているエンボスローラまたは均一速度で移動している平面テンプレートにおいて、深さが周期的に変化している一本の凹溝を加工する第1ステップと、
エンボスローラまたは平面テンプレートを利用して光反射膜において凹溝と嵌め合う角柱構造を押しつける第2ステップとを含む。
金型を作成し、周期的に繰り返して移動する刃物が、均一速度で回転しているエンボスローラまたは均一速度で移動している平面テンプレートにおいて、深さが周期的に変化している一本の凹溝を加工する第1ステップと、
エンボスローラまたは平面テンプレートを利用して光反射膜において凹溝と嵌め合う角柱構造を押しつける第2ステップとを含む。
さらに、第2ステップにおける光反射膜は、扁平本体と、扁平本体に組み合わされたゲル層または光反射材料層とを含む。
或いは、更に第3ステップを含み、該第3ステップは、押し付けられた角柱構造のゲル層において光反射層を作成する。
或いは、更に第3ステップを含み、該第3ステップは、押し付けられた角柱構造のゲル層において光反射層を作成する。
本考案は、光起電力電池モジュールをさらに提供し、前記光起電力電池モジュールは、複数の電池セルと、電池セルに接続されるリボンと、光反射面とを含み、前記光起電力反射膜は、前記リボンの上表面または前記電池セル同士間の隙間領域に設けられ、前記光起電力反射膜は、前記リボンの上表面と前記電池セル同士間の隙間領域との両方に設けられてもよく、前記光起電力反射膜の長手方向が、前記リボンの長手方向や前記隙間領域の長手方向に対して平行に設置されている。
上記好ましい案によれば、反射膜は、起電力モジュールにおける、照射光の利用されていない空間位置に設けられ、照射光を電池セルの表面に反射して電気エネルギーに転換し、光起電力モジュールの発電力が向上する。
本考案の実施例又は従来技術における技術手段をより明瞭に説明するために、以下に、実施例又は従来技術に対する説明に使用される図面を簡単に紹介する。以下に記載の図面は、ただ本考案の幾つかの実施例に過ぎず、当業者にとって、進歩性のない労働を必要としなくても、これらの図面から他の図面を取得可能であることが自明である。
図1は、本考案の一つの実施形態の構成を示す模式図である。
図2は、本考案における角柱の構成を示す模式図である。
図3は、従来技術の構成を示す模式図である。
図4及び図5は、本考案の製品の応用構成を示す模式図である。
以下に、本考案の実施例における図面に合わせて、本考案の実施例における技術的案を明瞭かつ全面に説明する。記載される実施例は、ただ本考案の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではないことを言うまでもない。本考案における実施例に基づいて、当業者は、進歩性のない労働を行わない前提で取得されたすべてのほかの実施例は、いずれも本考案の保護範囲に属すべきである。
本考案の目的を実現するように、図1に示すように、光反射膜を提供し、該光反射膜は、扁平な本体1を有し、前記本体1に、光線を反射するための微構造が設けられ、前記微構造は、少なくとも1本の角柱2を含み、前記角柱2は、以下の特徴を含む。
角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が周期的に変化している。
角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が周期的に変化している。
図1に、角柱の頂点の高さ及び角柱の底部幅が同時に周期的に変化している例であり、他の構造は、理解されやすいため、図示されていない。
本考案は、角柱2の頂点の高さ及び/または角柱2の底部幅が周期的に変化していることを進歩的に利用して多面構造を形成して、隣り合う面が鏡像構造になることができ(図2における符号23と22の隣り合っている曲面)、角柱2の全体が午前及び午後の太陽光の反射を兼ねるようにし、作動期間における太陽光の反射効率が向上するようにすることで、従来技術の不足が補われた。従来技術における、平直な三角柱の反射面では、光起電力電池モジュールの作動平面の軸線に対して一定の、即ち、変わらない角度を有するため、ある期間における太陽光のみに対して高い反射効率を有する。また、粒子型の反射微構造、例えば、三角錐では、三角錐における2つの面を太陽光と位置合わせて午前及び午後の太陽光の反射を兼ねることができるが、粒子同士間の空白領域が多いため、反射効率に対して支障になるとともに、このような微構造が加工困難であり、コストが高く、産業化応用に不利である。光利用効率を向上させるための研究は、これまで停止したことはなく、業界で有名の会社である3M INNOVATIVE PROPERTIES COMPANYは、公開番号がUS20160172518A1である発明特許を提出し、その提出された案は、図3に示すように、これまでの三角柱を略半円柱に変更した形態に過ぎず、三角柱の平面反射面を円弧面に変更し、反射微構造の長軸に垂直している方向においては、単一の反射角度を多反射角度に変更したが、垂直していない方向においては、反射角度が変更されておらず、それは他の従来技術と同様であるので、その反射微構造における任意箇所の横断面は一致している。他の従来技術においても、類似した微調整及び光起電力電池モジュールでの異なる位置に応用される探索である。このように、従来技術による技術思想に縛られ、極小さい変更でもずいぶん努力が必要され、見た目だけで容易に想到し得ると評価されるべきではない。この点は、当分野の特許出願の技術発展軌跡からも明確に分かるものである。したがって、本考案が提出した技術的案は、突出した実質的特点及び顕著な進歩を有する。
幾つかの実施例では、前記角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が滑らかな曲線に従って周期的に変化している。このように、加工速度の高まりを利用して、光の反射角度も豊富化して、反射光のカバー範囲が向上する。
実際の応用において、前記角柱の横断面は、三角形、半円、台形、多辺形における、複数本の直線のセグメントと曲線のセグメントとが組み合わせた閉曲線うちの1種または2種以上の組み合わせである。
好ましくは、前記角柱の底部幅は、角柱の頂点の高さの変化につれて変化しており、角柱の頂点の高さが大きくなると、角柱の底部幅が同期に大きくなり、角柱の頂点の高さが小さくなると、角柱の底部幅が同期に小さくなる。
その中の一つの特例として、前記角柱の底部幅及び角柱の頂点の高さの変化曲線は、何れも正弦曲線である。
図2に示すように、異なる地域及び午前や午後の太陽光の反射効率に満足されるように、前記角柱の底部幅の最大箇所におけるA点と幅の最小箇所におけるa点との間の曲面角度αは、20°〜80°であり、αは、直線Tと直線Qとの夾角である。ただし、Tは、a点から角柱の中軸線への垂線であり、Qは、a点から、a点とA点との間の底部曲線への接線である。αは、45°〜65°であることが好ましい。図2に示された夾角αは、例えば、αが20°又は45°又は50°又は65°又は80°であるときに、ある地域において太陽光に対する反射効率が最も高い可能性がある。そして、加工時の金型の回転数又は進行速度、及び、刃物の刃進入と刃退出のストローク及び速度により、便利な制御を提供する。必要に応じて、刃物の形状変化においても一層の調整を取得することができる。このように、反射面の曲面が制御調整及び加工され易くなり、規模化の生産に寄与する。緯度が異なる地域での応用について、便利に調整されることができ、周期的に変化している鏡像曲面は、午前午後の異なる時間帯における太陽光反射効率を考慮することができることに加えて、多角度の反射にて反射太陽光のカバー領域が増大され、反射光が電池セルにおける有限の帯状領域に集中して照射することはなくなるようにした。共通の選択肢として、45°又は65°を選択することができる。
実際応用において、角柱の横断面は三角形に選択されることができ、前記三角形の頂角は1〜150°であり、好ましい範囲は、110°〜130°であり、120°を選択することが最も好ましい。
実際応用において、前記角柱の底部における幅の最も広い箇所の幅は、1〜150μmであり、例えば、5μm、10μm、20μm…70μm、80μm、90μm、100μm等であり、好ましくのは、40-60μmであり、例えば、40μm、50μm又は60μmである。
実際応用において、以下の規律に従って角柱を設置することができる。即ち、角柱における隣り合っている2つの最高点に対応する角柱の底部幅が一致していない。このように、角柱の最高点に対応している角柱の底部幅を調整することにより、角柱における異なる位置での太陽光反射角を便利に調整することができ、太陽光反射の位置分布を精確に制御することができるようになり、太陽光の利用効率を更に向上させる。
例えば、角柱ごとの最高点に対応している角柱の底部幅は、大きい方と小さい方とが交替に配列され、即ち、隣り合っている2つの最高点に対応する角柱の底部幅が一致していない。なお、最高点に対応している角柱の底部幅は、一方が大きい、他方が小さいという2種、例えば、60μm及び40μmであってもよく、または3種、例えば、40μm、50μm及び60μmであっても良く、勿論、3種以上であってもよく、必要に応じて決められるものである。
更に、各角柱の対応している最高点が同一直線に位置しているが、隣り合っている2本の角柱同士は、一方の角柱の最高点に対応している角柱の底部の幅と、他方の角柱における対応位置の最高点に対応している角柱の底部の幅とが異なり、底部の幅の大きい部分と近隣している角柱の底部の幅の小さい部分とが嵌め合わされて配置されている。このように、角柱同士間の配列密度を向上させることができ、角柱の数が増加され、太陽光の反射利用率が向上する。
同様に、角柱の最低点に対応している角柱の底部の幅も該規律に従って配布することができる。角柱における隣り合っている2つの最低点に対応している角柱の底部幅が一致していない。このように、角柱の最低点に対応している角柱の底部幅を調整することにより、角柱における異なる位置での太陽光反射角を便利に調整することができ、太陽光反射の位置分布を精確に制御することができるようになり、太陽光の利用効率を更に向上させる。
例えば、各角柱の最低点に対応している角柱の底部幅は、大きい方と小さい方とが交替に配列され、即ち、隣り合っている2つの最低点に対応する角柱の底部幅が一致していない。なお、最低点に対応している角柱の底部幅は、一方が大きい、他方が小さいという2種、例えば、20μm及び10μmであってもよく、または3種、例えば、30μm、20μm及び10μmであっても良く、勿論、3種以上であってもよく、必要に応じて決められるものである。
更に、各角柱の対応している最低点が同一直線に位置しているが、隣り合っている2本の角柱同士は、一方の角柱の最低点に対応している角柱の底部の幅と、他方の角柱における対応位置の最低点に対応している角柱の底部の幅とが異なり、底部の幅の大きい部分と近隣している角柱の底部の幅の小さい部分とが嵌め合わされて配置されている。このように、角柱同士間の配列密度を向上させることができ、角柱の数が増加され、太陽光の反射利用率が向上する。
本考案は、光反射膜の加工方法を更に提供し、金型を作成し、周期的に繰り返して移動する刃物が、均一速度で回転しているエンボスローラまたは均一速度で移動している平面テンプレートにおいて、深さが周期的に変化している一本の凹溝を加工する第1ステップと。エンボスローラまたは平面テンプレートを利用して光反射膜において凹溝と嵌め合う角柱構造を押しつける第2ステップとを含む。
更に、第2ステップにおける光反射膜は、扁平本体と、扁平本体に組み合わされたゲル層または光反射材料層とを含む。
第3ステップを更に含み、該第3ステップは、押し付けられた角柱構造のゲル層において光反射層を作成する。
前記扁平状の本体は、フレキシブルの膜状材料であってもよく、ゲル層の材質については従来技術から関連資料を検出することができるため、ここで重複説明を行わない。上記方法は、2層の構造の製品を例にしただけであり、複数層構造の製品も該方法により製造されることができる。相違は、複数層の扁平本体を先に製造したり、後続の工程においてさらに他の機能層を組み合わせたりすることにある。
本考案は、さらに、光起電力電池モジュールを提供し、前記光起電力電池モジュールは、複数の電池セルと、電池セルに接続されるリボンと、前記例における光反射膜とを含み、前記光起電力反射膜は、前記リボンの上表面または前記電池セル同士間の隙間領域に設けられ、前記光起電力反射膜は、前記リボンの上表面及び前記電池セル同士間の隙間領域の両方に設けられてもよく、前記光起電力反射膜の長手方向が、前記リボンの長手方向や前記隙間領域の長手方向に対して平行に設置されている。
上記好ましい案によれば、反射膜は、起電力モジュールにおける、照射光の利用されていない空間位置に設けられ、照射光を電池セルの表面に反射して電気エネルギーに転換し、光起電力モジュールの発電力が向上する。
図4に示すように、光起電力反射膜の応用であって、光起電力反射膜は、光起電力モジュール4に応用されて光起電力モジュールの電力を向上させるために用いられ、光起電力モジュール4は、複数の電池セル41と、電池セルに接続されるリボン42とを含み、前記光起電力反射膜は、リボン42の上表面に設けられ、または電池セル41同士の隙間領域45に設けられ、或いは、前記領域の両方に設けられている。前記光起電力反射膜の長手方向が隙間領域45の長手方向に対して平行に設置されている。前記光起電力反射膜の長手方向がリボン42の長手方向に対して平行に設置されている。前記技術的案による有益な効果は、光起電力反射膜は、光起電力モジュールにおける、照射光の利用されていない空間位置に設けられて、照射光を電池セルの表面に反射して電気エネルギーに転化し、光起電力モジュールの発電電力が向上する。
以下に、図5を結合しながら、本考案が光起電力モジュールでの光線反射の原理を説明する。本考案における光起電力反射膜43がリボン42の表面に貼り付けられ、入射光線51(太陽光)がガラスシートを介して光起電力反射膜43の反射層に入射して反射されて、光路変更された反射光線52が形成されて、最終的に電池セル41に到達し、光エネルギーが吸収されて電気エネルギーに転化される。
本考案は、以下のメリットが貢献される。
1.加工及び規模化製造に有利であり、加工コストが低減される。
2.緯度の異なる地域において、反射面角度αが調整し易い。
3.日照時間全体において、太陽光の異なる入射角度に対して、反射効率が向上し、太陽エネルギー光起電力電池モジュールによる発電電力が増加される。
1.加工及び規模化製造に有利であり、加工コストが低減される。
2.緯度の異なる地域において、反射面角度αが調整し易い。
3.日照時間全体において、太陽光の異なる入射角度に対して、反射効率が向上し、太陽エネルギー光起電力電池モジュールによる発電電力が増加される。
上記の実施例は、ただ、本考案の技術思想及び特徴を説明するためのものに過ぎず、その目的は、当業者が本考案の内容を理解した上で実施可能にすることにあり、それにて本考案の保護範囲が制限されることができず、本考案の技術思想に基づいて成された等価変化又は修飾は、何れも本考案の保護範囲内に含まれるべきである。
Claims (16)
- 光反射膜であって、
扁平な本体を有し、前記本体に光線反射用の微構造が設けられており、前記微構造は、少なくとも1本の角柱を含んで構成され、前記角柱は、角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が周期的に変化していることを特徴とする光反射膜。 - 請求項1に記載の光反射膜であって、
前記角柱の頂点の高さ及び/または角柱の底部幅が滑らかな曲線に従って周期的に変化していることを特徴とする光反射膜。 - 請求項1に記載の光反射膜であって、
前記角柱の横断面は、三角形、半円、台形、多辺形における、複数本の直線のセグメントと曲線のセグメントとが組み合わせた閉曲線うちの1種または2種以上の組み合わせであることを特徴とする光反射膜。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光反射膜であって、
前記角柱の底部幅は、角柱の頂点の高さの変化につれて変化しており、
角柱の頂点の高さが大きくなると、角柱の底部幅が同期に大きくなり、角柱の頂点の高さが小さくなると、角柱の底部幅が同期に小さくなることを特徴とする光反射膜。 - 請求項4に記載の光反射膜であって、
前記角柱の底部幅及び前記角柱の頂点の高さの変化曲線は、何れも正弦曲線であることを特徴とする光反射膜。 - 請求項4に記載の光反射膜であって、
前記角柱の底部幅の最大箇所におけるA点と幅の最小箇所におけるa点との間の曲面角度αは、20°〜80°であり、αは、直線Tと直線Qとの夾角であり、
ただし、Tは、a点から角柱の中軸線への垂線であり、Qは、a点からa点とA点の間の底部曲線への接線であり、好ましくは、αは、45°〜65°であることを特徴とする光反射膜。 - 請求項6に記載の光反射膜であって、
前記角柱の横断面は三角形であり、前記三角形の頂角は1〜150°であり、好ましくは、110°〜130°であり、最も好ましくは、120°であることを特徴とする光反射膜。 - 請求項6に記載の光反射膜であって、
前記角柱の底部幅の最大箇所における幅は1〜150μmであり、好ましく40〜60μmであることを特徴とする光反射膜。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光反射膜であって、
角柱における隣り合っている2つの最高点に対応する角柱の底部幅が一致していないことを特徴とする光反射膜。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光反射膜であって、
角柱ごとの最高点に対応している角柱の底部幅は、大きい方と小さい方とが交替に配列され、即ち、隣り合っている2つの最高点に対応する角柱の底部幅が一致していないことを特徴とする光反射膜。 - 請求項10に記載の光反射膜であって、
角柱ごとの最高点に対応している角柱の底部幅は、一方が大きい、他方が小さいという2種のサイズ、または3種の異なるサイズ、または、3種以上の異なるサイズであることを特徴とする光反射膜。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光反射膜であって、
各角柱の対応している最高点が同一直線に位置しているが、隣り合っている2本の角柱同士は、一方の角柱の最高点に対応している角柱の底部の幅と、方の角柱における対応位置の最高点に対応している角柱の底部の幅とが異なり、底部の幅の大きい部分と近隣している角柱の底部の幅の小さい部分とが嵌め合わされて配置されていることを特徴とする光反射膜。 - 請求項12に記載の光反射膜であって
角柱における隣り合っている2つの最低点に対応している角柱の底部幅が一致していないことを特徴とする光反射膜。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光反射膜であって、
各角柱の最低点に対応している角柱の底部幅は、大きい方と小さい方とが交替に配列され、即ち、隣り合っている2つの最低点に対応する角柱の底部幅が一致していないことを特徴とする光反射膜。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光反射膜であって、
各角柱の、対応している最低点が同一直線に位置しているが、隣り合っている2本の角柱同士は、一方の角柱の最低点に対応している角柱の底部の幅と、他方の角柱における対応位置の最低点に対応している角柱の底部の幅とが異なり、底部の幅の大きい部分と近隣している角柱の底部の幅の小さい部分とが嵌め合わされて配置されていることを特徴とする光反射膜。 - 光起電力電池モジュールであって、
前記光起電力電池モジュールは、複数の電池セルと、電池セルに接続されるリボンと、光反射面とを含み、
光起電力反射膜は、前記リボンの上表面または前記電池セル同士間の隙間領域に設けられ、
光起電力反射膜は、前記リボンの上表面及び前記電池セル同士間の隙間領域の両方に設けられ、
前記光起電力反射膜の長手方向が、前記リボンの長手方向や前記隙間領域の長手方向に対して平行に設置されている光起電力電池モジュール。
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CN113644155A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-11-12 | 浙江晶科能源有限公司 | 背板以及光伏组件 |
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CN113644155A (zh) * | 2021-07-28 | 2021-11-12 | 浙江晶科能源有限公司 | 背板以及光伏组件 |
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