JP3217944U - 電子タバコ用吸引補助装置 - Google Patents
電子タバコ用吸引補助装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3217944U JP3217944U JP2018002254U JP2018002254U JP3217944U JP 3217944 U JP3217944 U JP 3217944U JP 2018002254 U JP2018002254 U JP 2018002254U JP 2018002254 U JP2018002254 U JP 2018002254U JP 3217944 U JP3217944 U JP 3217944U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge case
- main body
- battery
- electronic cigarette
- battery case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
Abstract
【課題】長尺形状の電子タバコを掌に納まるようにコンパクト化して喫煙できる電子タバコ用吸引補助装置を提供する。【解決手段】電子タバコ用吸引補助装置100は、カートリッジケース10とバッテリケース20を連結する略J字型の接続本体部102と、接続本体部の一端側に設けられ、カートリッジケースの先端部と連結する連結部と、連結部に設けられる封止部材106と、接続本体部の他端側に設けられ、バッテリケースの基端部と連結する連結部と、連結部に設けられる封止部材110と、接続本体部の側面の何れかに設けられ、連結部を介してカートリッジケースに供給する空気量を調整可能とする空気量調整バルブ112と、を備え、接続本体部は、双方のケースがそれぞれ連結部に連結した際に、カートリッジケースとバッテリケースが略平行の配置となるように構成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、カートリッジを収容するカートリッジケースとバッテリを収容するバッテリケースを連結させて長尺形状に構成される電子タバコの吸引を補助する電子タバコ用吸引補助装置に関する。
喫煙の際におけるタバコ葉の燃焼時に発生するタールや煙の悪影響を低減するために、従来の紙巻きタバコに代替するタバコとして、電子タバコの開発が進められている。電子タバコは、例えば、特許文献1乃至3に記載のように、タバコ葉に直接火を付けずに、カートリッジ内のグリセリンを低温加熱することにより気化させて、当該グリセリンの蒸気を介して吸口に設置したタバコカプセルに含まれるニコチン等のタバコ成分を吸引することによって、煙を出さずにニコチンだけを効率的に摂取可能としている。このため、電子タバコは、タールの悪影響や副流煙を大幅に低減して、健康面及び環境面を配慮したタバコとなっている。
電子タバコは、特許文献4乃至6に記載のように、基端側に吸口が設けられ、液状のグリセリン等が含まれるカートリッジを収容する柱状のカートリッジケースの先端側に電源となるバッテリが収納されるバッテリケースが取り付けられた長尺形状や棒状のものがある。当該電子タバコは、バッテリから供給される電力によってカートリッジケースの先端側に設けられるヒータを加熱して、かかる加熱ヒータによって気化されたカートリッジ内のグリセリンを介して吸口に設置したタバコカプセルに含まれるタバコ成分を吸引することによって、タバコ成分を味わうようになっている。
しかしながら、長尺形状や棒状の電子タバコに関しては、片手で吸う際に本体が長い分だけバランスが取り難く、吸い辛いという問題があった。また、近年では、禁煙や分煙が推進される場所が多くなったこともあり、喫煙者にとって、あからさまに喫煙している旨が明確にならないようにするために、一部の喫煙者の間では、電子タバコを掌で覆うように喫煙可能とすることの要請が高まっている。すなわち、かかる喫煙者にとって、長尺形状や棒状の電子タバコを吸う際に、掌に納まるようにコンパクト化して喫煙できることが好ましい。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、長尺形状や棒状の電子タバコを吸う際に、掌に納まるようにコンパクト化して喫煙することの可能な、新規かつ改良された電子タバコ用吸引補助装置を提供することを目的とする。
本考案の一態様は、カートリッジを収容するカートリッジケースとバッテリを収容するバッテリケースを連結させて長尺形状に構成される電子タバコの吸引を補助する電子タバコ用吸引補助装置であって、前記カートリッジケースと前記バッテリケースを連結する略J字型の接続本体部と、前記接続本体部の一端側に設けられ、前記カートリッジケースの先端部と連結するカートリッジケース側連結部と、前記カートリッジケース側連結部に設けられるカートリッジケース側連結部用封止部材と、前記接続本体部の他端側に設けられ、前記バッテリケースの基端部と連結するバッテリケース側連結部と、前記バッテリケース側連結部に設けられるバッテリケース側連結部用封止部材と、前記接続本体部の側面の何れかに設けられ、前記カートリッジケース側連結部を介して前記カートリッジケースに供給する空気量を調整可能とする空気量調整バルブと、を備え、前記接続本体部は、前記カートリッジケースが前記カートリッジケース側連結部に連結され、前記バッテリケースが前記バッテリケース側連結部に連結した際に、該カートリッジケースと該バッテリケースが略平行の配置となるように構成されていることを特徴とする。
本考案の一態様によれば、接続本体部を介して電子タバコのカートリッジケースとバッテリケースが並行するように接続される配置となるから、長尺形状の電子タバコを喫煙する際に、掌に納まるようにコンパクト化して喫煙できるようになる。
本考案の一態様では、前記空気量調整バルブは、頂部側が開口され、底部側が閉塞される略円筒形状の構成となっており、該底部側の側面に長孔形状の開口孔部が形成され、前記接続本体部に挿入されて設けられるバルブ本体部と、前記バルブ本体部の頂部側に設けられるフランジ部と、を備え、前記フランジ部を介して前記バルブ本体部を回動させて、前記接続本体部内に形成されて前記カートリッジケース側連結部に接続される空気路に対して貫通する前記開口孔部の面積を調整することによって、前記カートリッジケースに供給する前記空気量を調整することとしてもよい。
このようにすれば、空気量調整バルブを回動させることによって、開口孔部の面積を可変させてカートリッジケースのタバコカプセルに送り込まれる空気量が所望の量に調整されるので、電子タバコを喫煙する際に、所望の煙の出具合や味わいに調整できる。
また、本考案の一態様では、前記接続本体部の内部には、前記バッテリケース側連結部と前記カートリッジケース側連結部とを電気的に接続する導線が設けられていることとしてもよい。
このようにすれば、カートリッジケースとバッテリケースが接続本体部を介して電気的に接続されるようになるので、接続本体部を介して電子タバコとしての機能を果たせるようになる。
また、本考案の一態様では、前記接続本体部には、更に前記カートリッジケースと前記バッテリケースとの間に外部から充電可能な追加バッテリが設けられ、該追加バッテリは、充電回路を介して前記導線及び前記外部との接続端子と電気的に接続されていることとしてもよい。
このようにすれば、外部から更に電気エネルギーを追加することによって、より長時間の喫煙をすることが可能になる。
また、本考案の一態様では、前記充電回路には、前記バッテリ及び前記追加バッテリから印加される電圧の大きさを調整する電圧調整部が更に設けられていることとしてもよい。
このようにすれば、バッテリや追加バッテリから印加する電圧の大きさを調整することによって、電子タバコの煙の出具合や味わいを調整することができる。
以上説明したように本考案によれば、接続本体部を介して電子タバコのカートリッジケースとバッテリケースが並行するように接続される配置となるから、長尺形状の電子タバコを喫煙する際に、掌に納まるようにコンパクト化して喫煙できるようになる。
以下、本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本考案の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1の実施形態)
まず、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置と、当該電子タバコ用吸引補助装置の吸引補助対象となる電子タバコの概略構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置の概略構成を示す断面図であり、図3は、図1のA−A線断面図であり、図4は、図1のB−B線断面図である。
まず、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置と、当該電子タバコ用吸引補助装置の吸引補助対象となる電子タバコの概略構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置の概略構成を示す断面図であり、図3は、図1のA−A線断面図であり、図4は、図1のB−B線断面図である。
本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置100は、図2に示すカートリッジ11を収容するカートリッジケース10とバッテリ21を収容するバッテリケース20を連結させて長尺形状に構成される電子タバコ1の吸引を補助する際に使用される。本実施形態では、電子タバコ用吸引補助装置100は、図1及び図2に示すように、接続本体部102と、カートリッジケース側連結部104と、カートリッジケース側連結部用封止部材106と、バッテリケース側連結部108と、バッテリケース側連結部用封止部材110と、空気量調整バルブ112と、を備える。
接続本体部102は、カートリッジケース10とバッテリケース20を連結する略J字型の形状の部材であって、気密性を確保するために、ABSやポリカーボネート等のプラスチック、又は亜鉛ダイキャストにニッケルメッキした金属等の硬質な材料で構成されている。接続本体部102の内部には、図2に示すように、バッテリケース側連結部108とカートリッジケース側連結部104とを電気的に接続する導線116として陽極用導線116aと陰極用導線116bが設けられている。
また、接続本体部102の内部には、図2、図3、及び図4に示すように、カートリッジケース側連結部104に接続され、空気を導通可能な空気路114が形成されている。空気路114は、接続本体部102に挿入されて設けられる空気量調整バルブ112と接続可能に設けられている。
カートリッジケース側連結部104は、接続本体部102の一端側に設けられ、カートリッジケース10の先端部に設けられる接続部14と連結する機能を有する。本実施形態では、カートリッジケース側連結部104は、エア漏れの無い精密部品となるため、真鍮材(黄銅)で切削加工してニッケルメッキを施したものとなっている。カートリッジケース側連結部104には、合成ゴム等から構成されるOリングからなるカートリッジケース側連結部用封止部材106が設けられており、カートリッジケース10の接続部14と連結させた際に、その接続部位の密閉性を確保できるようになっている。
バッテリケース側連結部108は、接続本体部102の他端側に設けられ、バッテリケース20の基端部に設けられる接続部22と連結する機能を有する。本実施形態では、バッテリケース側連結部108は、エア漏れの無い精密部品となるため、真鍮材(黄銅)で切削加工してニッケルメッキを施したものとなっている。バッテリケース側連結部108には、合成ゴム等から構成されるOリングからなるバッテリケース側連結部用封止部材110が設けられており、バッテリケース20の接続部22と連結させた際に、その接続部位の密閉性を確保できるようになっている。
空気量調整バルブ112は、接続本体部102の側面の何れかに設けられ、カートリッジケース側連結部104を介してカートリッジケース10に供給する空気量を調整可能とする機能を有する。このように空気量調整バルブ112でカートリッジケース10に供給する空気量を調整することによって、カートリッジケース10の一端に設置したタバコカプセル12を通過する空気の量が調整されるので、電子タバコ1を喫煙する際の味わい等を調整できるようになっている。なお、空気量調整バルブ112の構成及び動作の詳細については、後述する。
本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置100の吸引補助対象となる電子タバコ1は、図2に示すように、グリセリンが含まれるカートリッジ11を収容する円筒形状のカートリッジケース10と電源となるバッテリ21が収納されるバッテリケース20から構成される。カートリッジケース10の基端側には、吸口が設けられており、タバコ成分が含まれるタバコカプセル12が取り付けられている。一方、カートリッジケース10の先端側には、カートリッジ11の加熱手段となるヒータ13が設けられている。バッテリケース20の先端側には、負荷スイッチ23と電圧調整PCB24が設けられている。
通常、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置100の吸引補助対象となる電子タバコ1は、カートリッジケース10とバッテリケース20をそれぞれの接続部14、22で連結させて、カートリッジケース10側の接続部14とヒータ13とを電気的に接続する導線15(陽極側導線15a、陰極側導線15b)と、バッテリケース20側の接続部22とバッテリ21とを電気的に接続する導線25(陽極側導線25a、陰極側導線25b)とを電気的に接続して、バッテリ21から供給される電力によって当該ヒータ13が加熱され、カートリッジ11内のグリセリンを気化させて、当該グリセリンの蒸気を介してタバコカプセル12に含まれるタバコ成分を吸引するようになっている。
しかしながら、前述したように、長尺形状の電子タバコ1に関しては、片手で吸う際に本体が長い分だけバランスが取り難く、また、一部の喫煙者の間では、あからさまに喫煙している旨が明確にならないようにするために、電子タバコを掌で覆うように喫煙可能とすることの要請が高まっている。
このため、本実施形態では、図1及び図2に示すように、略J字型の形状の接続本体部102を介して、カートリッジケース10とバッテリケース20を接続することによって、カートリッジケース10に対して接続本体部102を介してUターンするようにバッテリケース20が配置されるようになっている。すなわち、接続本体部102は、カートリッジケース10が接続本体部102の一端側に設けられるカートリッジケース側連結部104に連結され、バッテリケース20が接続本体部102の他端側に設けられるバッテリケース側連結部108に連結した際に、カートリッジケース10とバッテリケース20が略平行の配置となるように構成されている。
また、本実施形態では、長尺形状の電子タバコ1をUターンさせるような形状にして掌に納まるようにコンパクト化して喫煙可能とするために、接続本体部102のカートリッジケース側連結部104の形状は、カートリッジケース10の接続部14と嵌合可能な形状とすることが好ましいので、バッテリケース20の接続部22と略同一の形状となるような互換性を有する必要がある。同様にして、接続本体部102のバッテリケース側連結部108の形状は、バッテリケース20の接続部22と嵌合可能な形状とすることが好ましいので、カートリッジケース10の接続部14と略同一の形状となるような互換性を有する必要がある。
次に、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置に備わる空気量調整バルブの構成及び動作について、図面を使用しながら説明する。図5(A)は、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置に備わる空気量調整バルブの概略構成を示す斜視図であり、図5(B)は、図5(A)のC−C線断面図であり、図6(A)乃至(C)は、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置に備わる空気量調整バルブの動作説明図である。
本実施形態では、空気量調整バルブ112は、図5(A)に示すように、略円筒形状のバルブ本体部112aと、当該バルブ本体部112aの頂部側に設けられるフランジ部112bから構成される。バルブ本体部112aは、頂部側に開口部112cが設けられ、底部112d側が閉塞される略円筒形状の構成となっており、該底部側の側面に長孔形状の開口孔部112fが当該側面に沿うようにして形成されており、接続本体部102(図1参照)に挿入されて設けられる。
空気量調整バルブ112をこのような構成とすることによって、図6(A)乃至(C)に示すように、フランジ部112bを介してバルブ本体部112aを回動させることによって、接続本体部102内に形成されてカートリッジケース側連結部104に接続される空気路114に対して貫通する開口孔部112fの面積が所望の大きさとなるように調整される。
このため、外気と接するバルブ本体部112aの開口部112cから入った空気は、バルブ本体部112aの中空部112eを経てから到達する開口孔部112fの空気路114に対して貫通する開口孔部112fの面積を変更可能とすることによって、カートリッジケース10に供給する空気量を調整できるようになっている。特に、本実施形態では、カートリッジケース10に供給する空気量を調整するためにバルブ本体部112aの側面に形成されている開口孔部112fが当該側面に沿うように長孔形状に形成されているので、連続的な微調整が可能となる。
このように、本実施形態では、略J字型の接続本体部102を介して電子タバコ1のカートリッジケース10とバッテリケース20が並行するように接続される配置となる。このため、長尺形状の電子タバコ1を喫煙する際に、掌に納まるようにコンパクト化して喫煙できるようになる。また、本実施形態では、空気量調整バルブ112を回動させることによって、カートリッジケース10のタバコカプセル12に送り込まれる空気量を所望の量に調整できるので、電子タバコ1を喫煙する際に、所望の煙の出具合や味わいに調整できるようになる。
なお、本考案の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置100の接続本体部102の構成は、前述した図1及び図2に示す構成に限定されない。例えば、図7に示すように、電子タバコ用吸引補助装置100aの接続本体部102aは、略J字型の形状の一端がUターンして、カートリッジケース側連結部104とバッテリケース側連結部108が互いに反対方向を向くような構成としてもよい。電子タバコ用吸引補助装置100aの接続本体部102aをこのような構成としても、カートリッジケース10とバッテリケース20を略平行にして、掌に納まるように喫煙することが可能になる。
(第2の実施形態)
次に、本考案の他の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置について、図面を使用しながら説明する。図8は、本考案の他の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置の概略構成を示す説明図である。
次に、本考案の他の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置について、図面を使用しながら説明する。図8は、本考案の他の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置の概略構成を示す説明図である。
本考案の他の一実施形態に係る電子タバコ用吸引補助装置200は、カートリッジ11(図2参照)を収容するカートリッジケース10と、バッテリ21(図2参照)を収容するバッテリケース20を連結させて長尺形状に構成される電子タバコ1の吸引を補助する際に使用される。本実施形態では、電子タバコ用吸引補助装置200は、図8に示すように、接続本体部202と、カートリッジケース側連結部204と、カートリッジケース側連結部用封止部材206と、バッテリケース側連結部208と、バッテリケース側連結部用封止部材210と、空気量調整バルブ212と、エア・電源接続部214と、追加バッテリ218と、充電回路220と、接続端子222と、を備え、これらの構成要素がケーシング228に収容される構成となっている。
接続本体部202は、カートリッジケース10とバッテリケース20を連結する樹脂等の硬質な材料で構成される部材であって、本実施形態では、略J字型の形状のエア・電源接続部214を介して、カートリッジケース10とバッテリケース20を連結する構成となっており、ケーシング228に収容される構成となっている。エア・電源接続部214は、接続本体部202に挿入されて設けられる空気量調整バルブ212と接続可能に設けられている。接続本体部202の内部には、図8に示すように、バッテリケース側連結部208とカートリッジケース側連結部204とを電気的に接続する導線216として陽極用導線216aと陰極用導線216bが設けられている。また、本実施形態では、陽極線用導線216aには、過電流を保護するための素子となるICP217が直列で設けられている。
カートリッジケース側連結部204は、接続本体部202に備わるエア・電源接続部214の一端側に設けられ、カートリッジケース10の先端部に設けられる接続部14(図2参照)と連結する機能を有する。カートリッジケース側連結部204には、合成ゴム等から構成されるOリングからなるカートリッジケース側連結部用封止部材206が設けられており、カートリッジケース10の接続部14と連結させた際に、その接続部位の密閉性を確保できるようになっている。
バッテリケース側連結部208は、接続本体部202に備わるエア・電源接続部214の他端側に設けられ、バッテリケース20の基端部に設けられる接続部22(図2参照)と連結する機能を有する。バッテリケース側連結部208には、合成ゴム等から構成されるOリングからなるバッテリケース側連結部用封止部材210が設けられており、バッテリケース20の接続部22と連結させた際に、その接続部位の密閉性を確保できるようになっている。
空気量調整バルブ212は、接続本体部202の側面の何れかに設けられ、カートリッジケース側連結部204を介してカートリッジケース10に供給する空気量を調整可能とする機能を有する。このように空気量調整バルブ212でカートリッジケース10に供給する空気量を調整することによって、カートリッジケース10の一端に設置したタバコカプセル12を通過する空気の量が調整されるので、電子タバコ1を喫煙する際の味わい等を調整できるようになっている。
また、本実施形態では、接続本体部202には、更にカートリッジケース10とバッテリケース20との間に外部から充電可能な追加バッテリ218が設けられている。かかる追加バッテリ218は、図8に示すように、充電回路220を介して導線216及び外部との接続端子222と電気的に接続されている。
すなわち、追加バッテリ218は、充電回路220が導線226(226a、226b)を介してカートリッジケース10とバッテリケース20を電気的に接続する導線216と電気的に接続され、充電回路220が導線224(224a、224b)を介して接続端子222と電気的に接続されている。このため、外部から更に電気エネルギーを追加することによって、より長時間の喫煙をすることが可能となっている。
また、本実施形態では、充電回路220には、図8に示すように、バッテリケース20のバッテリ21(図2参照)及び追加バッテリ218から印加される電圧の大きさを調整する電圧調整部221が更に設けられている。このように、電圧調整部221を設けてバッテリ21や追加バッテリ218から印加する電圧の大きさを調整可能とすることによって、電子タバコ1の煙の出具合や味わいを調整することができる。
このように、本実施形態では、接続本体部202に備わる略J字型のエア・電源接続部214を介して電子タバコ1のカートリッジケース10とバッテリケース20が並行するように接続される配置となる。このため、長尺形状の電子タバコ1を喫煙する際に、掌に納まるようにコンパクト化して喫煙できるようになる。また、本実施形態では、空気量調整バルブ212を回動させることによって、カートリッジケース10のタバコカプセル12に送り込まれる空気量を所望の量に調整できるので、電子タバコ1を喫煙する際に、所望の煙の出具合や味わいに調整できるようになる。さらに、本実施形態では、電圧調整部221によってバッテリ21や追加バッテリ218から印加する電圧の大きさを調整することによって、電子タバコ1の煙の出具合や味わいを調整できるようになっている。
なお、本実施形態では、追加バッテリ218や充電回路220が設けられているが、図9に示すように、電子タバコ用吸引補助装置200aは、追加バッテリが設けられていない構成としても適用可能である。また、図10に示すように、電子タバコ用吸引補助装置200bは、充電回路220(図8及び図9参照)が設けられていない構成としても適用可能である。
以上説明したように、本考案の各実施形態によれば、カートリッジケースとバッテリケースが連結されて構成される長尺形状の電子タバコを吸う際に、カートリッジケースとバッテリケースを略J字型の接続本体部を介して連結させる。このため、接続本体部を介して電子タバコのカートリッジケースとバッテリケースが並行するように接続される配置となるので、長尺形状の電子タバコを喫煙する際に、掌に納まるようにコンパクト化して喫煙できるようになる。また、禁煙や分煙が推進される場所が多くなった昨今において、喫煙者にとって、あからさまに喫煙している旨が明確にならないようにするために、電子タバコを掌で覆うように喫煙可能となるので、極めて大きな工業的価値を有する。
なお、上記のように本考案の各実施形態について詳細に説明したが、本考案の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本考案の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、電子タバコ用吸引補助装置の構成、動作も本考案の各実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
1 電子タバコ、10 カートリッジケース、11 カートリッジ、12 タバコカプセル、13 ヒータ、14、22 接続部、15、25 導線、20 バッテリケース、21 バッテリ、23 負荷スイッチ、24 電圧調整PCB、100、200 電子タバコ用吸引補助装置、102、202 接続本体部、104、204 カートリッジケース側連結部、106、206 カートリッジケース側連結部用封止部材、108、208 バッテリケース側連結部、110、210 バッテリケース側連結部用封止部材、112、212 空気量調整バルブ、114 空気路、116、216 導線、217 ICP、218 追加バッテリ、220 充電回路、221 電圧調整部、222 接続端子、228 ケーシング
Claims (5)
- カートリッジを収容するカートリッジケースとバッテリを収容するバッテリケースを連結させて長尺形状に構成される電子タバコの吸引を補助する電子タバコ用吸引補助装置であって、
前記カートリッジケースと前記バッテリケースを連結する略J字型の接続本体部と、
前記接続本体部の一端側に設けられ、前記カートリッジケースの先端部と連結するカートリッジケース側連結部と、
前記カートリッジケース側連結部に設けられるカートリッジケース側連結部用封止部材と、
前記接続本体部の他端側に設けられ、前記バッテリケースの基端部と連結するバッテリケース側連結部と、
前記バッテリケース側連結部に設けられるバッテリケース側連結部用封止部材と、
前記接続本体部の側面の何れかに設けられ、前記カートリッジケース側連結部を介して前記カートリッジケースに供給する空気量を調整可能とする空気量調整バルブと、を備え、
前記接続本体部は、前記カートリッジケースが前記カートリッジケース側連結部に連結され、前記バッテリケースが前記バッテリケース側連結部に連結した際に、該カートリッジケースと該バッテリケースが略平行の配置となるように構成されていることを特徴とする電子タバコ用吸引補助装置。 - 前記空気量調整バルブは、
頂部側が開口され、底部側が閉塞される略円筒形状の構成となっており、該底部側の側面に長孔形状の開口孔部が形成され、前記接続本体部に挿入されて設けられるバルブ本体部と、
前記バルブ本体部の頂部側に設けられるフランジ部と、を備え、
前記フランジ部を介して前記バルブ本体部を回動させて、前記接続本体部内に形成されて前記カートリッジケース側連結部に接続される空気路に対して貫通する前記開口孔部の面積を調整することによって、前記カートリッジケースに供給する前記空気量を調整することを特徴とする請求項1に記載の電子タバコ用吸引補助装置。 - 前記接続本体部の内部には、前記バッテリケース側連結部と前記カートリッジケース側連結部とを電気的に接続する導線が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子タバコ用吸引補助装置。
- 前記接続本体部には、更に前記カートリッジケースと前記バッテリケースとの間に外部から充電可能な追加バッテリが設けられ、該追加バッテリは、充電回路を介して前記導線及び前記外部との接続端子と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子タバコ用吸引補助装置。
- 前記充電回路には、前記バッテリ及び前記追加バッテリから印加される電圧の大きさを調整する電圧調整部が更に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電子タバコ用吸引補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002254U JP3217944U (ja) | 2018-06-18 | 2018-06-18 | 電子タバコ用吸引補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002254U JP3217944U (ja) | 2018-06-18 | 2018-06-18 | 電子タバコ用吸引補助装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3217944U true JP3217944U (ja) | 2018-09-13 |
Family
ID=63518761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018002254U Expired - Fee Related JP3217944U (ja) | 2018-06-18 | 2018-06-18 | 電子タバコ用吸引補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3217944U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021535729A (ja) * | 2019-07-29 | 2021-12-23 | ケーティー・アンド・ジー・コーポレーション | カートリッジ及びそれを含むエアロゾル発生装置 |
WO2022064560A1 (ja) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | 日本たばこ産業株式会社 | 吸引装置、制御装置、及び制御方法 |
-
2018
- 2018-06-18 JP JP2018002254U patent/JP3217944U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021535729A (ja) * | 2019-07-29 | 2021-12-23 | ケーティー・アンド・ジー・コーポレーション | カートリッジ及びそれを含むエアロゾル発生装置 |
JP7131880B2 (ja) | 2019-07-29 | 2022-09-06 | ケーティー アンド ジー コーポレイション | カートリッジ及びそれを含むエアロゾル発生装置 |
US11980225B2 (en) | 2019-07-29 | 2024-05-14 | Kt&G Corporation | Cartridge and aerosol generating device including the same |
WO2022064560A1 (ja) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | 日本たばこ産業株式会社 | 吸引装置、制御装置、及び制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111050579B (zh) | 气溶胶生成装置 | |
EP3518311A1 (en) | Elliptical battery rod for electronic cigarette | |
US20170164656A1 (en) | Vaporizer for smoking articles | |
US20190045837A1 (en) | Flavor delivery device | |
KR100636287B1 (ko) | 가열식 담배용 전기 가열기 | |
JP3217944U (ja) | 電子タバコ用吸引補助装置 | |
KR102310161B1 (ko) | 흡연 가능 재료용 장치용 디바이스 | |
US20150020831A1 (en) | Charging electronic cigarette | |
TW202038777A (zh) | 氣溶膠供給裝置 | |
KR101329162B1 (ko) | 전자담배 | |
KR20220148193A (ko) | 에어로졸 발생 장치 | |
WO2021000959A1 (zh) | 一种加热不燃烧烟具 | |
WO2021032200A1 (zh) | 气雾生成装置、充电座和电系统 | |
KR20230042046A (ko) | 에어로졸 제공 디바이스 | |
US12004563B2 (en) | Assembly facilitating the generation of vapor | |
CN111278314A (zh) | 气溶胶生成装置 | |
US20220191979A1 (en) | Aerosol provision device | |
KR102387627B1 (ko) | 일회용 전자담배 | |
CN220109091U (zh) | 气溶胶生成装置及雾化器 | |
TW202038776A (zh) | 氣溶膠供給裝置 | |
RU2823143C1 (ru) | Вспомогательное приспособление для устройства для генерирования аэрозоля с нагревательным элементом | |
WO2023166088A1 (en) | Resistive heating element for an aerosol provision device | |
CN218999523U (zh) | 气雾生成装置、充电装置及电系统 | |
EP4171281B1 (en) | Apparatus for heating aerosolisable material | |
CN211581573U (zh) | 一次性便携双卡式雾化发生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180710 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3217944 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |