JP3217385U - プログラマブルロジックコントローラおよびプログラムシェアリングシステム - Google Patents

プログラマブルロジックコントローラおよびプログラムシェアリングシステム Download PDF

Info

Publication number
JP3217385U
JP3217385U JP2018001914U JP2018001914U JP3217385U JP 3217385 U JP3217385 U JP 3217385U JP 2018001914 U JP2018001914 U JP 2018001914U JP 2018001914 U JP2018001914 U JP 2018001914U JP 3217385 U JP3217385 U JP 3217385U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control program
programmable logic
logic controller
control
input device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018001914U
Other languages
English (en)
Inventor
貴士 古田
貴士 古田
Original Assignee
株式会社エフ・アイ・ティ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エフ・アイ・ティ filed Critical 株式会社エフ・アイ・ティ
Priority to JP2018001914U priority Critical patent/JP3217385U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3217385U publication Critical patent/JP3217385U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

【課題】制御盤の設計・製作・配線・プログラム作成が不要になり、専門知識がなくても自動制御が簡単に行える環境を低廉に整えることができ、制御装置を小型化できて他の機械への転用も容易かつ可能となるプログラマブルロジックコントローラおよびそれを用いたプログラムシェアリングシステムを提供する。【解決手段】プログラマブルロジックコントローラは、サーバーコンピュータからインターネットを介してダウンロードした制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部2と、制御盤に設置される各種制御機器の機能を実現する内部回路を備えると共に制御プログラムを実行する制御プログラム実行部5を有するCPUユニット6と、筐体とを備え、筐体は、外部入力機器を直接接続する外部入力機器用コネクタと、外部出力機器を直接接続する外部出力機器用コネクタを有する。【選択図】図4

Description

本考案は、工場などの自動機械の制御装置として使用されているプログラマブルロジックコントローラ(PLC)およびそれを用いたプログラムシェアリングシステムに関するものである。
製品の生産工場における自動化、省力化のために様々な機械が製造使用されている。これらの機械は製品の生産工程にあわせて製作されるため、標準化しにくく一品一様の生産機械と制御装置から構成されている。
制御装置として使用される代表的なものとしてプログラマブルロジックコントローラ(PLC)があるがPLC単体では制御はできない。制御装置は、機械の目的と仕様に合わせて設計を行い、PLC以外の必要な制御機器を組み合わせて配線し制御盤を作製することにより構成されている。具体的には、図15に示すように、ボックス80内に、例えばブレーカー81,リレー82,電源ユニット83,PLC84,必要に応じてアナログ入力ユニット85を配し,端子台86に配線ダクト87を介して外部入出力機器(図示せず)の引き込み配線を行うことで制御盤が製作されている。そして、PLC84にシーケンスプログラムを入力して初めて様々な機械の制御が可能となる。
しかし、この制御盤の製作には電気的に高度な知識が必要で、熟練者でなければ扱うことができなかった。
また、複雑な処理を行う制御や、I/O点数の多い大規模な機械においては上述した設計から制御盤を製作する方法が時間的にもコスト的に最も有効であるが、小規模な機械でも同様の方法で制御盤が製作されていた。このため、小規模な機械の場合、制御盤の製作コストが全体コストの比率からみて極めて高くなっていた。
さらに、制御盤内に設計上必要となる制御機器を配置するため、配線作業性・メンテナンス性を考慮すると制御盤サイズの小型化には限界があった。
さらに、制御盤は機械に合わせて製作されるため、他の装置への転用は困難であった。
さらに、シーケンスプログラム(ラダープログラム)は、パーソナルコンピュータに専用プログラムをインストールしたプログラム作成支援装置を用いて個々に作成されPLCにアップロードされており、シーケンスプログラムの作成にかなりの工数が常に発生した(特許5039428号公報)。
特許5039428号公報
そこで、本考案者は、例えばI/O点数40点以下程度の小規模機械に限れば、要求を満たす制御機能を電子回路として予め組み込み、基板化することで制御装置を共通化ができることに着眼して本考案に至った。すなわち、本考案の課題は、従来の制御盤の設計・製作・端子台への配線・プログラム作成が不要になり、専門知識がなくても自動制御が簡単に行える環境を低廉に整えることができ、制御装置を小型化できて他の機械への転用も容易かつ可能とするプログラマブルロジックコントローラ(PLC)およびそれを用いたプログラムシェアリングシステムを提供することにある。
上記課題を解決するものは、サーバーコンピュータからインターネットを介してダウンロードした制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部と、外部入力機器インターフェース部と、外部出力機器インターフェース部と、制御盤に設置される各種制御機器の機能を実現する内部回路を備えると共に前記制御プログラム記憶部内にダウンロードした制御プログラムを実行する制御プログラム実行部とを有するCPUユニットと、該CPUユニットを内蔵した筐体とを備え、該筐体は、前記外部入力機器インターフェース部に接続されると共に外部入力機器を直接接続するための外部入力機器用コネクタと、前記外部出力機器インターフェース部に接続されると共に外部出力機器を直接接続するための外部出力機器用コネクタを有していることを特徴とするプログラマブルロジックコントローラである。
前記プログラマブルロジックコントローラは、制御盤としても機能するものであることが好ましい。前記外部入力機器用コネクタは12〜20点であり、前記外部出力機器用コネクタは12〜20点であることが好ましい。前記CPUユニットは温度センサ用アンプを有し、前記外部入力機器用コネクタは温度センサ用コネクタを有していることが好ましい。前記CPUユニットはロードセル用アンプを有し、前記外部入力機器用コネクタはロードセルコネクタを有していることが好ましい。前記外部出力機器用コネクタは、位置決めパルス出力用コネクタを有していることが好ましい。前記筐体は、前記外部出力機器インターフェース部に接続されると共に高負荷容量AC外部機器にAC電源を供給するためのAC電源出力用ターミナルを有していることが好ましい。
また、上記課題を解決するものは、複数の制御プログラムを記憶部に格納したサーバーコンピュータと、該サーバーコンピュータからインターネットを介してダウンロードした制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部と、外部入力機器インターフェース部と、外部出力機器インターフェース部と、制御盤に設置される各種制御機器の機能を実現する内部回路を備えると共に前記制御プログラム記憶部内にダウンロードした制御プログラムを実行する制御プログラム実行部を有するCPUユニットと、該CPUユニットを内蔵した筐体とを備え、該筐体は、前記外部入力機器インターフェース部に接続されると共に外部入力機器を直接接続するための外部入力機器用コネクタと、前記外部出力機器インターフェース部に接続されると共に外部出力機器を直接接続するための外部出力機器用コネクタを有しているプログラマブルロジックコントローラと、前記サーバーコンピュータからインターネットを介して前記制御プログラムを前記プログラマブルロジックコントローラの前記制御プログラム記憶部にダウンロードするための制御プログラム入力装置とを有し、前記プログラマブルロジックコントローラの前記筐体は、前記制御プログラム入力装置と前記プログラマブルロジックコントローラの前記CPUユニットとを接続するための接続用ポートを有し、前記制御プログラム入力装置は、前記サーバーコンピュータの前記記憶部に格納された複数の前記制御プログラムの中から選択して前記プログラマブルロジックコントローラの前記制御プログラム記憶部に当該制御プログラムをダウンロード可能に構成されていることを特徴とするプログラムシェアリングシステムである。
請求項1ないし3に記載したプログラマブルロジックコントローラによれば、従来の制御盤の設計および製作、制御盤における複雑な配線作業、およびプログラム作成が不要になり、専門知識がなくても自動制御が簡単に行える環境を低廉に整えることができ、制御装置を小型化できて他の機械への転用も容易かつ可能となる。
請求項4に記載したプログラマブルロジックコントローラによれば、制御盤の設計および製作、制御盤における複雑な配線作業、およびプログラム作成を要することなく、プログラマブルロジックコントローラに直接、温度センサを接続して温度調節制御を行うことができる。
請求項5に記載したプログラマブルロジックコントローラによれば、制御盤の設計および製作、制御盤における複雑な配線作業、およびプログラム作成を要することなく、プログラマブルロジックコントローラに直接、ロードセルを接続して荷重測定を行うことができる。
請求項6に記載したプログラマブルロジックコントローラによれば、制御盤の設計および製作、制御盤における複雑な配線作業、およびプログラム作成を要することなく、位置決め制御を行うことができる。
請求項7に記載したプログラマブルロジックコントローラによれば、制御盤の設計および製作、制御盤における複雑な配線作業、およびプログラム作成を要することなく、高負荷容量AC外部機器にAC電源を供給することができる。
請求項8に記載したプログラムシェアリングシステムによれば、従来のプログラム作成が不要になり、専門知識がなくても自動制御が簡単に行える環境を低廉に整えることができる。
本考案のプログラマブルロジックコントローラの一実施例の正面図である。 図1に示したプログラマブルロジックコントローラの背面図である。 図1に示したプログラマブルロジックコントローラの筐体内部を右側面側から視た説明図である。 図1に示したプログラマブルロジックコントローラのCPUユニットのブロック図である。 本考案のプログラマブルロジックコントローラの作用効果を説明するための説明図である。 本考案のプログラムシェアリングシステムの構成を説明するための説明図である。 本考案のプログラマブルロジックコントローラの作用効果を説明するための説明図である。 本考案のプログラマブルロジックコントローラの作用効果を説明するための説明図である。 本考案のプログラマブルロジックコントローラの作用効果を説明するための説明図である。 本考案のプログラマブルロジックコントローラの作用効果を説明するための説明図である。 本考案のプログラマブルロジックコントローラの作用効果を説明するための説明図である。 本考案のプログラマブルロジックコントローラの作用効果を説明するための説明図である。 本考案のプログラマブルロジックコントローラの作用効果を説明するための説明図である。 本考案のプログラマブルロジックコントローラの作用効果を説明するための説明図である。 従来の制御盤の構成例を説明するための説明図である。
本考案では、サーバーコンピュータ50からインターネット51を介してダウンロードした制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部2と、外部入力機器インターフェース部3と、外部出力機器インターフェース部4と、制御盤に設置される各種制御機器の機能を実現する内部回路を備えると共に制御プログラム記憶部2内にダウンロードした制御プログラムを実行する制御プログラム実行部5を有するCPUユニット6を有することで、制御盤に設置されたPLC以外の制御機器が原則不要になると共に、プログラマブルロジックコントローラ1に外部入出力機器を直接接続することができ、さらに制御プログラムはサーバーコンピュータ50からインターネット51を介してダウンロードできることから、制御盤の設計および製作、制御盤における複雑な配線作業、およびプログラム作成が不要になり、専門知識がなくても自動制御が簡単に行える環境を低廉に整えることができ、制御装置を小型化できて他の機械への転用も容易かつ可能となるプログラマブルロジックコントローラ1およびそれを用いたプログラムシェアリングシステムを実現した。
本考案のプログラマブルロジックコントローラを図1ないし図14に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例のプログラマブルロジックコントローラ1は、図3、図4または図6に示すように、サーバーコンピュータ50からインターネット51を介してダウンロードした制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部2と、外部入力機器インターフェース部3と、外部出力機器インターフェース部4と、制御盤に設置される各種制御機器の機能を実現する内部回路を備えると共に制御プログラム記憶部2内にダウンロードした制御プログラムを実行する制御プログラム実行部5を有するCPUユニット6と、CPUユニット6を内蔵した筐体7とを備え、筐体7は、外部入力機器インターフェース部3に接続されると共に外部入力機器を直接接続するための外部入力機器用コネクタ8と、外部出力機器インターフェース部4に接続されると共に外部出力機器を直接接続するための外部出力機器用コネクタ9を有している。以下、各構成について順次詳述する。
CPUユニット6は、制御プログラムを格納すると共に、外部入出力機器を制御プログラムに基づいて実行させるためのものであり、図4に示すように、制御プログラム記憶部2、外部入力機器インターフェース部3、外部出力機器インターフェース部4および制御プログラム実行部5を有している。
制御プログラム記憶部2は、サーバーコンピュータ50からインターネット51を介してダウンロードした制御プログラムを格納する記憶手段である。具体的には、本考案のプログラマブルロジックコントローラ1の制御プログラム記憶部2に格納される制御プログラムは、図6に示すように、制御プログラム入力装置(パーソナルコンピュータ)52によってインターネット51を介してサーバーコンピュータ50からダウンロードされる。これにより、個々に制御プログラムを作成することが不要になり、専門知識がなくても自動制御が簡単に行える環境を低廉に整えることができると共に、自動制御においてユーザーを一般化させてプログラムのシェアリングが可能となる。
サーバーコンピュータ50の記憶部50aには、複数の制御プログラムが格納されており、制御プログラム入力装置52は、それら複数の制御プログラムの中から、制御対象の機械(外部入出力機器)に適合した制御プログラムを選択して、プログラマブルロジックコントローラ1の制御プログラム記憶部2にダウンロードすることができるように構成されている。これにより、制御対象の機械に合ったプログラムをダウンロードしてすぐに自動制御を可能にすることができる。また、制御プログラムは小規模な機械に限定すれば、制御プログラムをパターン化することができるため、ユーザーは目的に応じた制御プログラムを選択してプログラマブルロジックコントローラ1の制御プログラム記憶部2に書き込むだけで済み、個々の制御プログラムの作成が不要となる。さらに、制御プログラムはすべてインターネットクラウド上に用意して、必要なときにダウンロードして利用することができる。クラウド上の制御プログラムが増え続けると小規模な機械におけるプログラムは将来作成不要となる。
プログラマブルロジックコントローラ1の筐体7は、図1に示すように、制御プログラム入力装置52とプログラマブルロジックコントローラ1のCPUユニット6とを接続する接続用ポート(USBポート)53を有している。これにより、制御プログラムのダウンロードがより容易に行えるよう構成されている。
なお、この実施例のプログラマブルロジックコントローラ1は、制御プログラム入力装置(パーソナルコンピュータ)52を従来のようにプログラム作成支援装置として使用して、図14に示すようにユーザーが制御プログラム(ラダープログラム)を新規に、または一部変更して作成し制御プログラム記憶部2へアップロードして書き込むこともできるように構成されている。
外部入力機器インターフェース部3は、外部入力機器からの検出信号を受信して制御プログラム実行部5に伝達するためのものである。他方、外部出力機器インターフェース部4は、制御プログラム実行部5からの制御信号を外部出力機器に送信するためのものである。これら外部入力機器インターフェース部3および外部出力機器インターフェース部4を介して外部入出力機器と制御プログラム実行部5との信号の送受信が行われる。
制御プログラム実行部5は、制御プログラム記憶部2内にダウンロードした制御プログラムを実行するためのものであり、制御プログラム記憶部2内の制御プログラムに基づいて動作するプロセッサおよびその他の内部回路を有している。具体的には、外部入力機器インターフェース部3を介して外部入力機器から入力される検出信号に基づいて制御信号を生成し、外部出力機器インターフェース部4を介して上記制御信号を外部出力機器へ出力するように構成されている。
制御プログラム実行部5は、制御盤に設置される各種制御機器の機能を実現する内部回路(電子回路)を備えている。これにより、制御盤に設置されたPLC以外の制御機器が原則として不要になると共に、制御盤の設計および製作、制御盤における複雑な配線作業が不要となる。
制御盤に設置される各種制御機器の機能としては、例えば、ブレーカー、リレー、アナログ入力ユニット、AC/DC電源ユニット、温度センサ用アンプ、ロードセル用アンプなどが挙げられ、これらが内部回路として制御プログラム実行部5に設けられている。
筐体7は、上記CPUユニット6を内蔵しており、外部入力機器インターフェース部3に接続されると共に外部入力機器を直接接続するための外部入力機器用コネクタ8を多数有している。具体的には、この実施例の外部入力機器用コネクタ8は、図2または図7に示すように、筐体7の背面に設けられた12点の汎用入力用コネクタ8A(e−CON)と、図3に示すように、筐体7の内部に設けられた4点の汎用入力用コネクタ8B(e−CON)を有している。
また、この実施例の外部入力機器用コネクタ8は、図3に示すように、筐体7の内部に設けられた温度センサ用コネクタ(この実施例では熱電対コネクタ)8Cを有している。そして、この実施例のプログラマブルロジックコントローラ1は、前述したように、CPUユニット6の制御プログラム実行部5が内部回路として温度センサ用アンプを備えているため、プログラマブルロジックコントローラ1に直接、温度センサを接続するだけで温度調節制御を行うことができる。
さらに、この実施例の外部入力機器用コネクタ8は、図3に示すように、筐体7の内部に設けられたロードセルコネクタ8Dを有している。そして、この実施例のプログラマブルロジックコントローラ1は、前述したように、CPUユニット6の制御プログラム実行部5が内部回路としてロードセル用アンプを備えているため、プログラマブルロジックコントローラ1にロードセル71を直接接続するだけで荷重表示・測定等を行うことができる。
他方、筐体7は、外部出力機器インターフェース部4に接続されると共に外部出力機器を直接接続するための外部出力機器用コネクタ9を多数有している。具体的には、この実施例の外部出力機器用コネクタ9は、図2または図7に示すように、筐体7の背面に設けられた12点の汎用出力用コネクタ9A(e−CON)と、図3に示すように、筐体7の内部に設けられた4点の汎用出力用コネクタ9B(e−CON)を有している。
なお、この実施例の外部入力機器用コネクタ8は、筐体7の背面に設けられた12点の汎用入力用コネクタ8A(e−CON)と、筐体7の内部に設けられた4点の汎用入力用コネクタ8B(e−CON)の計16点の汎用入力用コネクタを有しているが、これに限定されるものではなく、12〜20点の汎用入力用コネクタを有していることが好ましい。12点未満であると装置として汎用性が不十分となり、20点を超えると、小規模装置の範囲を超えて設計から制御盤を製作する方法が時間的にもコスト的にも有効となるからである。
また、この実施例の外部出力機器用コネクタ8は、筐体7の背面に設けられた12点の汎用出力用コネクタ9A(e−CON)と、筐体7の内部に設けられた4点の汎用出力用コネクタ9B(e−CON)の計16点の汎用出力用コネクタを有しているが、これに限定されるものではなく、12〜20点の汎用出力用コネクタを有していることが好ましい。12未満であると装置として汎用性が不十分となり、20点を超えると、小規模装置の範囲を超えて設計から制御盤を製作する方法が時間的にもコスト的にも有効となるからである。
さらに、この実施例の外部出力機器用コネクタ9は、図3に示すように、筐体7の内部に設けられた位置決めパルス出力用コネクタ9Cを有している。これにより、図10に示すように、2軸の位置決め制御を行うことができる。
さらに、この実施例のプログラマブルロジックコントローラ1は、図3に示すように、筐体7の内部に設けられた汎用入出力用コネクタ10(e−CON)を有している。この汎用入出力用コネクタ10は、1点入力、1点出力用のe−CONコネクタにより構成されている。
さらに、筐体7は、外部出力機器インターフェース部5に接続されると共に、図11に示すように、高負荷容量AC外部機器72,73にAC電源を供給するためのAC電源出力用ターミナル11(図3参照)を有している。これにより、高負荷容量AC外部機器にAC電源を供給することができるように構成されている。
その他、筐体7には、図1ないし図3に示すように、各種設定値や現在値を表示するLCD12、プログラムに応じたコマンドボタンとして機能する汎用ボタン13、RUNモードとSTOPモードを切り替えるためのRUN/STOP切替スイッチ14、本体メイン電源スイッチである電源スイッチ15、プログラムに応じてアナログ値を入力するためのボリューム16、LAN接続用のポートとして機能するLANポート17、電源入力用のコネクタであるAC電源18、ヒューズ装着用のボックスであるヒューズボックス19、高速パルス入力用のコネクタであるパルス入力用コネクタ20、モータドライバ5Vインターフェース用の電源であるサービス電源21、取り付け穴16mmスイッチなどを取り付けるための穴である拡張用穴22がそれぞれ設けられている。さらに、図1または図13に示すように、プログラムに応じて生産ログを書き込むためのSDカード74を挿入するためのSDスロット23が設けられている。
以上のように、本考案のプログラマブルロジックコントローラは、それ自体が、AC/DC電源ユニット、LCD(表示器)、操作ボタン、アナログボリューム、電源スイッチ、電源入力ケーブル、デジタル入力、デジタル出力、高速パルス出力、高速パルス入力、アナログ入力、温度センサ入力、ロードセル入力、高負荷リレー出力、通信機能、外部メモリスロット、アンプ、CPUユニットなどの様々な機能を装備しているため、制御盤に設置されたPLC以外の制御機器が原則として不要になると共に、プログラマブルロジックコントローラ1に外部入出力機器を直接接続することができ、さらに制御プログラムはサーバーコンピュータ50からインターネット51を介してダウンロードできるため、制御盤の設計および製作、制御盤における複雑な配線作業、およびプログラム作成が不要となる。また、一部例外を除き主なデジタル入出力は筐体外部よりワンタッチ接続が可能であるため、制御装置の交換または他の機械への転用も容易となる。
すなわち、図5に示すように、本考案のプログラマブルロジックコントローラは、多機能一体型であるため、外部入出力機器を直接取り付けるだけで面倒な配線も不要となり、設計工数、部材手配工数、制御盤製作工数、配線工数およびプログラム工数を大幅に削減することができる。
さらに、図12に示すように、従来の制御盤に比して制御装置全体が小型化し、体積比が90%程度減少して、小型化と軽量化でコストダウンすることができる。
つぎに、本考案のプログラムシェアリングシステムの一実施例を図6に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例のプログラムシェアリングシステム60は、複数の制御プログラムを記憶部50aに格納したサーバーコンピュータ50と、サーバーコンピュータ50からインターネット51を介してダウンロードした制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部2と、外部入力機器インターフェース部3と、外部出力機器インターフェース部4と、制御盤に設置される各種制御機器の機能を実現する内部回路を備えると共に制御プログラム記憶部2内にダウンロードした制御プログラムを実行する制御プログラム実行部5を有するCPUユニット6と、CPUユニット6を内蔵した筐体7とを備え、筐体7は、外部入力機器インターフェース部3に接続されると共に外部入力機器を直接接続するための外部入力機器用コネクタ8と、外部出力機器インターフェース部4に接続されると共に外部出力機器を直接接続するための外部出力機器用コネクタ9を有しているプログラマブルロジックコントローラ1と、サーバーコンピュータ50からインターネット51を介して制御プログラムをプログラマブルロジックコントローラ1の制御プログラム記憶部2にダウンロードするための制御プログラム入力装置52とを有し、プログラマブルロジックコントローラ1の筐体7は、制御プログラム入力装置52とプログラマブルロジックコントローラ1のCPUユニット6とを接続する接続用ポート53を有し、制御プログラム入力装置52は、サーバーコンピュータ50の記憶部50aに格納された複数の制御プログラムの中から選択してプログラマブルロジックコントローラ1の制御プログラム記憶部2に当該制御プログラムをダウンロード可能に構成されていることを特徴とするプログラムシェアリングシステムである。以下、各構成について詳述するが、プログラマブルロジックコントローラ1については前述した通りであり説明を省略する。
サーバーコンピュータ50は、複数の制御プログラムを記憶部50aに格納しており、インターネット51上の専用サイトから制御プログラムをダウンロード可能に構成されている。
制御プログラム入力装置52は、サーバーコンピュータ50からインターネット51を介して制御プログラムをプログラマブルロジックコントローラ1の制御プログラム記憶部2にダウンロードするためのものであり、パーソナルコンピュータにて構成されている。
サーバーコンピュータ50の記憶部50aには、複数の制御プログラムが格納されているため、制御プログラム入力装置52は、それら複数の制御プログラムの中から、制御対象の機械(外部入出力機器)に適合した制御プログラムを選択して、プログラマブルロジックコントローラ1の制御プログラム記憶部2にダウンロードする。これにより、制御対象の機械に合ったプログラムをダウンロードしてすぐに自動制御を可能にすることができる。また、制御プログラムは小規模な機械に限定すれば、制御プログラムをパターン化することができるため、ユーザーは目的に応じた制御プログラムを選択してプログラマブルロジックコントローラ1の制御プログラム記憶部2に書き込むだけで済み、個々の制御プログラムの作成が不要となる。そして、個々に制御プログラムを作成することが不要となることにより、専門知識がなくても自動制御が簡単に行える環境を低廉に整えることができると共に、自動制御を行うユーザーを一般化させてプログラムのシェアリングが可能となる。
制御プログラム入力装置(パーソナルコンピュータ)52は、従来のようにプログラム作成支援装置として使用することもでき、図14に示すようにユーザーが制御プログラム(ラダープログラム)の一部を変更して作成し制御プログラム記憶部2へアップロードして書き込むこともできるよう構成されている。
なお、制御プログラム入力装置52とプログラマブルロジックコントローラ1は、制御プログラム入力装置52とプログラマブルロジックコントローラ1のCPUユニット6とを接続する接続用ポート53にて接続可能に構成されている。
以上のように、本考案のプログラムシェアリングシステムによれば、従来のプログラム作成が不要となり、専門知識がなくても自動制御が簡単に行える環境を低廉に整えることができる。制御プログラムはすべてインターネットクラウド上に用意、必要なときにダウンロードして利用することができるように構成される。また、クラウド上の制御プログラムが増え続けると小規模な機械における制御プログラムは作成不要となる。
1 プログラマブルロジックコントローラ(PLC)
2 制御プログラム記憶部
3 外部入力機器インターフェース部
4 外部出力機器インターフェース部
5 制御プログラム実行部
6 CPUユニット
7 筐体
8 外部入力機器用コネクタ
9 外部出力機器用コネクタ
10 汎用入出力用コネクタ10
11 AC電源出力用ターミナル
12 LCD(表示器)
13 汎用ボタン
14 RUN/STOP切替スイッチ
15 電源スイッチ
16 ボリューム
17 LANポート
18 AC電源
19 ヒューズボックス
20 パルス入力用コネクタ
21 サービス電源
22 拡張用穴
23 SDスロット
50 サーバーコンピュータ
50a 記憶部
51 インターネット
52 制御プログラム入力装置
53 接続用ポート
60 プログラムシェアリングシステム

Claims (8)

  1. サーバーコンピュータからインターネットを介してダウンロードした制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部と、外部入力機器インターフェース部と、外部出力機器インターフェース部と、制御盤に設置される各種制御機器の機能を実現する内部回路を備えると共に前記制御プログラム記憶部内にダウンロードした制御プログラムを実行する制御プログラム実行部とを有するCPUユニットと、該CPUユニットを内蔵した筐体とを備え、
    該筐体は、前記外部入力機器インターフェース部に接続されると共に外部入力機器を直接接続するための外部入力機器用コネクタと、前記外部出力機器インターフェース部に接続されると共に外部出力機器を直接接続するための外部出力機器用コネクタを有していることを特徴とするプログラマブルロジックコントローラ。
  2. 前記プログラマブルロジックコントローラは、制御盤としても機能するものである請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  3. 前記外部入力機器用コネクタは12〜20点であり、前記外部出力機器用コネクタは12〜20点である請求項1または2に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  4. 前記CPUユニットは温度センサ用アンプを有し、前記外部入力機器用コネクタは温度センサ用コネクタを有している請求項1ないし3のいずれかに記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  5. 前記CPUユニットはロードセル用アンプを有し、前記外部入力機器用コネクタはロードセルコネクタを有している請求項1ないし4のいずれかに記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  6. 前記外部出力機器用コネクタは、位置決めパルス出力用コネクタを有している請求項1ないし5のいずれかに記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  7. 前記筐体は、前記外部出力機器インターフェース部に接続されると共に高負荷容量AC外部機器にAC電源を供給するためのAC電源出力用ターミナルを有している請求項1ないし6のいずれかに記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  8. 複数の制御プログラムを記憶部に格納したサーバーコンピュータと、
    該サーバーコンピュータからインターネットを介してダウンロードした制御プログラムを格納する制御プログラム記憶部と、外部入力機器インターフェース部と、外部出力機器インターフェース部と、制御盤に設置される各種制御機器の機能を実現する内部回路を備えると共に前記制御プログラム記憶部内にダウンロードした制御プログラムを実行する制御プログラム実行部を有するCPUユニットと、該CPUユニットを内蔵した筐体とを備え、該筐体は、前記外部入力機器インターフェース部に接続されると共に外部入力機器を直接接続するための外部入力機器用コネクタと、前記外部出力機器インターフェース部に接続されると共に外部出力機器を直接接続するための外部出力機器用コネクタを有しているプログラマブルロジックコントローラと、
    前記サーバーコンピュータからインターネットを介して前記制御プログラムを前記プログラマブルロジックコントローラの前記制御プログラム記憶部にダウンロードするための制御プログラム入力装置とを有し、
    前記プログラマブルロジックコントローラの前記筐体は、前記制御プログラム入力装置と前記プログラマブルロジックコントローラの前記CPUユニットとを接続するための接続用ポートを有し、
    前記制御プログラム入力装置は、前記サーバーコンピュータの前記記憶部に格納された複数の前記制御プログラムの中から選択して前記プログラマブルロジックコントローラの前記制御プログラム記憶部に当該制御プログラムをダウンロード可能に構成されていることを特徴とするプログラムシェアリングシステム。
JP2018001914U 2018-05-25 2018-05-25 プログラマブルロジックコントローラおよびプログラムシェアリングシステム Active JP3217385U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018001914U JP3217385U (ja) 2018-05-25 2018-05-25 プログラマブルロジックコントローラおよびプログラムシェアリングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018001914U JP3217385U (ja) 2018-05-25 2018-05-25 プログラマブルロジックコントローラおよびプログラムシェアリングシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015186244A Continuation JP2017062530A (ja) 2015-09-24 2015-09-24 プログラマブルロジックコントローラおよびプログラムシェアリングシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3217385U true JP3217385U (ja) 2018-08-02

Family

ID=63036608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018001914U Active JP3217385U (ja) 2018-05-25 2018-05-25 プログラマブルロジックコントローラおよびプログラムシェアリングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3217385U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113703348A (zh) * 2021-07-14 2021-11-26 深圳市有为信息技术发展有限公司 一种模式控制装置及其控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113703348A (zh) * 2021-07-14 2021-11-26 深圳市有为信息技术发展有限公司 一种模式控制装置及其控制方法
CN113703348B (zh) * 2021-07-14 2023-03-28 深圳市有为信息技术发展有限公司 一种模式控制装置及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102360046B (zh) 机车电气产品的通用测试方法
US9645572B2 (en) Device class information support for multi-option devices
US20120226368A1 (en) Configuration based programmable logic controller (plc) programming
EP3258329B1 (en) Programmable logic controller, method for controlling programmable logic controller, and control program
JP2006268834A (ja) Plc用ツール装置
US20120331459A1 (en) Electronic Control System for a Machine
EP1795981A1 (en) Industrial controller and method for providing an industrial controller
JP3217385U (ja) プログラマブルロジックコントローラおよびプログラムシェアリングシステム
EP3729211B1 (en) Fieldbus controller interface including configuration, monitoring and controlling functionalities
JP2001156872A (ja) 通信プロトコル変換システム、モニタ装置
CN204644604U (zh) 一种缝纫设备升级装置
CN110579998A (zh) 一种数据采集方法
CN104790128A (zh) 一种缝纫设备升级装置
JP2017062530A (ja) プログラマブルロジックコントローラおよびプログラムシェアリングシステム
KR101536119B1 (ko) 다양한 아날로그/디지털 입출력 신호의 실시간 처리와 hmi 기능을 갖는 vfd 통합 제어 보드
JP6166530B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
CN113433859A (zh) 一种新型综合信息监控系统、方法、计算机设备及存储介质
JP2023546533A (ja) 製造に応用されるヒューマンマシン実行システム
Andrei et al. Raspberry Pi, an Alternative Low-Cost PLC
CN202904559U (zh) 一种针对嵌入式工控仪表的在线烧录程序装置
CN205427578U (zh) 支持人机界面组态的plc触控一体机
Rahadian et al. Siemens CPU1215C input expansion and remote monitoring with Arduino Bridge
CN201097200Y (zh) 利用图形操作设定的输入/输出模块系统
RU2760731C1 (ru) Система управления аниматронными устройствами
US20040190232A1 (en) Case for programmable logic controller (PLC)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3217385

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250