JP3216691U - ドライフラワー製造容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥剤の使用量を抑制できて、かつ、綺麗なドライフラワーを簡便に製造可能なドライフラワー製造容器を提供すること。【解決手段】茎Fbを付けた状態の生花Fを用いてドライフラワーを製造可能なドライフラワー製造容器1。生花挿入用開口7と乾燥剤投入用開口8とを両端側に配置させるように両端を開口させた略筒状とされて、生花Fの花弁部Faを収納可能に構成される花弁収納部3と、生花挿入用開口を茎を挿通させた状態で塞ぎ可能に構成されるパッキン部18と、乾燥剤投入用開口を閉塞可能とされる蓋体25と、を備えるとともに、茎をパッキン部から突出させるようにして、花弁部を内部に収納させた花弁収納部内に、粉末状の乾燥剤Sを充填させ、蓋体を接地させるようにして、立てた状態を維持可能に、構成されている。【選択図】図6

Description

本考案は、茎を付けた状態の生花を用いてドライフラワーを製造可能なドライフラワー製造容器に関する。
従来、茎を付けた状態の生花を用いてドライフラワーを製造する製造容器としては、容器に、横倒しにした状態の生花を収納させ、この生花全体を埋めるようにシリカゲル等の粉末状の乾燥剤を容器内に充填させて、製造するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−42628公報
しかし、従来のドライフラワー製造容器では、生花を、横倒しにした状態で容器内に収納させて所定時間かけて乾燥させることから、乾燥剤の重み等により、製造時に花弁に潰れ等の変形が生じる場合もあった。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、綺麗なドライフラワーを簡便に製造可能なドライフラワー製造容器を提供することを目的とする。
本考案に係るドライフラワー製造容器は、茎を付けた状態の生花を用いてドライフラワーを製造可能なドライフラワー製造容器であって、
生花挿入用開口と、乾燥剤投入用開口とを、両端側に配置させるように、両端を開口させた略筒状とされて、生花の花弁部を収納可能に構成される花弁収納部と、
生花挿入用開口を、茎を挿通させた状態で塞ぎ可能に構成されるパッキン部と、
乾燥剤投入用開口を閉塞可能とされる蓋体と、
を備えるとともに、茎をパッキン部から突出させるようにして、花弁部を内部に収納させた花弁収納部内に、粉末状の乾燥剤を充填させ、蓋体を接地させるようにして、立てた状態を維持可能に、構成されていることを特徴とする。
本考案のドライフラワー製造容器では、内部に花弁部を収納させた状態で、花弁部の上方の乾燥剤投入用開口から、花弁収納部内に乾燥剤を投入させる構成であるとともに、乾燥剤の充填後には、花弁部を逆さにするように生花を立てた状態で、ドライフラワーを製造することから、花弁部の外形形状を、生花の状態から極力維持させることができ、花弁部が開いたり、一部に潰れが生じたりすることを抑制して、綺麗な外形形状を維持した状態で、ドライフラワーを製造することができる。
したがって、本考案のドライフラワー製造容器では、綺麗なドライフラワーを簡便に製造することができる。
また、本考案のドライフラワー製造容器では、花弁収納部の内部に生花の花弁部のみを収納させ、茎はパッキン部を経て外部に突出させる構成であることから、従来のごとく生花全体を容器内に収納させて乾燥させる構成の製造容器と比較して、乾燥剤の使用量を相対的に低減することもできる。
さらに、本考案のドライフラワー製造容器において、花弁収納部を、軸直交方向側で分割される半割状の2つの分割体から構成するとともに、生花挿入用開口側にかけて縮径させる構成とすれば、生花挿入用開口を、茎のみを挿通可能な内径寸法として、小径にすることができて、花弁収納部の容積を一層小さくすることができる。また、花弁収納部を生花挿入用開口側にかけて縮径させることにより、花弁部を内部に収納した状態で、乾燥剤投入用開口から乾燥剤を内部に充填させる際に、花弁収納部の内周面に沿わせるようにして、乾燥剤を、花弁部の下方の領域(生花挿入用開口付近の領域)にも円滑に流し込むことができて、好ましい。
さらにまた、上記構成のドライフラワー製造容器において、花弁収納部を、略円筒状とするとともに、上端側に、中心軸付近に配置される生花挿入用開口を相対的に蓋体側に位置させるように、反転される反転部を配設させる構成とすれば、ドライフラワーの製造時において、時間経過とともに、花弁収納部内に充填されている乾燥剤の嵩が減り、花弁収納部内の上端側に隙間が生ずることとなっても、このような隙間は反転部の領域に形成されることから、中心軸付近において相対的に蓋体側(下側)に配置される生花挿入用開口よりも下側となる位置に収納されている花弁部が、乾燥剤から露出することを、的確に抑制できて、好ましい。
さらにまた、上記構成のドライフラワー製造容器において、各分割体を、花弁収納部の軸方向に略沿って相互に開閉可能に、一部を相互に連結する構成とすれば、分割体を相互に分離させて構成する場合と比較して、花弁収納部内への花弁部の収納作業が容易となって、好ましい。
さらにまた、上記構成のドライフラワー製造容器において、蓋体を、乾燥剤投入用開口の開口面よりも内側に入り込ませるように厚肉に形成される蓋本体を有するとともに、乾燥剤投入用開口の周縁と接触する領域に、弾性体からなる緩衝材を、配設させる構成とすれば、蓋体を花弁収納部に取り付ける際に、花弁収納部内に投入された乾燥剤を蓋本体によって圧接させつつ、緩衝材を圧縮させるようにして、蓋体を花弁収納部に取り付けることができて、花弁収納部内に、乾燥剤を一層隙間なく充填させることが、可能となって、好ましい。また、上記構成のドライフラワー製造容器では、蓋本体が、乾燥剤投入用開口の開口面よりも内側に入り込ませるように厚肉に形成されていることから、接地後に乾燥剤が蓋体と花弁収納部との間から漏れることも、抑制できる。
さらにまた、上記構成のドライフラワー製造容器において、生花を花弁収納部内に収納させた状態で、生花挿入用開口から突出している茎の周囲を覆い可能に、花弁収納部の上方に被せて使用可能な茎収納部を、備える構成とし、
茎収納部を、上端側に、乾燥剤を投入させるための乾燥剤投入口を配設させる略筒状として構成することが、好ましい。
ドライフラワー製造容器を上記構成とすれば、葉を奇麗な状態で保存したい場合に、花弁部に加えて、葉のついた茎も、乾燥剤を用いて乾燥させることができる。
本考案の一実施形態であるドライフラワー製造容器の使用状態を示す概略斜視図である。 実施形態のドライフラワー製造容器の縦断面図である。 図2のドライフラワー製造容器において、花弁収納部における大径部の部位の横断面図である。 図2のドライフラワー製造容器において、花弁収納部に設けられる係止部を示す部分拡大断面図である。 図2のドライフラワー製造容器において、花弁収納部の上端側に設けられる生花挿入用開口の部位を示す断面図である。 実施形態のドライフラワー製造容器の使用状態を示す縦断面図である。 実施形態のドライフラワー製造容器を用いてドライフラワーを製造する過程を説明する概略図である。 本考案の他の形態であるドライフラワー製造容器の使用状態を示す縦断面図である。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、実施形態では、特に断らない限り、上下の方向は、蓋体25を接地させるようにして立てた状態のドライフラワー製造容器1を基準とするもので、蓋体25を下面側としている。
実施形態のドライフラワー製造容器(以下、単に「製造容器」と省略する)1は、図1,2に示すように、上端3a側と下端3b側とを開口させた略筒状の花弁収納部3と、花弁収納部3の上端3a側に形成される生花挿入用開口7を塞ぐパッキン部18と、花弁収納部3の下端3b側に形成される乾燥剤投入用開口8を閉塞させる蓋体25と、を備えている。
花弁収納部3は、実施形態の場合、上下両端側を開口させた略円筒状とされるとともに、生花挿入用開口7側となる上端3a側の部位を、生花挿入用開口7にかけて縮径されている。実施形態の場合、花弁収納部3は、生花Fの花弁部Faを収納させる略円筒状の大径部4と、大径部4の上端4a側において生花挿入用開口7にかけて縮径されるとともに生花挿入用開口7を相対的に下端側(蓋体25側)に位置させるように反転される反転部5と、を備える構成とされている。大径部4は、内径寸法を、花弁部Faを円滑に収納可能に、花弁部Faの外径寸法よりも大きく設定されている。実施形態の場合、花弁収納部3は、大径部4の内径寸法を100mm程度とし、全体の高さ寸法を160mm程度に、設定されている。反転部5は、実施形態の場合、生花挿入用開口7を大径部4(花弁収納部3)の中心軸付近に配置させるようにして、断面形状を、一旦上方に突出させるような略半円弧状に、構成されている(図2参照)。大径部4の下端4b側(乾燥剤投入用開口8の周縁)には、蓋体25の側壁部27の内周面27aに形成されるねじ溝28に螺合可能とされるねじ状突起10が、外周面4cから突出するようにして、複数個、周方向に沿って連続的に形成されている(図2参照)。
また、実施形態の場合、花弁収納部3は、軸直交方向側で分割される半割状の2つの分割体13,13から構成されている。実施形態では、花弁収納部3を構成する各分割体13は、軸方向に沿って開閉可能に、一部を相互に連結されており、詳細には、各分割体13は、図3,5に示すように、大径部4の部位で、端部13a,13a側に設けられる連結部位14で相互に回動可能に連結される構成とされている。各分割体13において、連結部位14を配設させていない領域の端縁13b側には、実施形態の場合、閉じ時において略筒状とされた際に、端縁13b,13b相互のずれ移動を規制する段差部15が、略全長にわたって設けられている(図3参照)。また、各分割体13の大径部4の領域において、連結部位14と対向する端縁13ba側には、花弁収納部3の閉じ状態を維持可能な係止部16が、図1に示すように、花弁収納部3の軸方向(上下方向)に沿って複数個(実施形態の場合、2個)形成されている。この係止部16は、図4に示すように、一方の端縁側に形成される係止凹部16aと、他方の端縁側に形成されて係止凹部16aに係止可能な係止爪部16bと、を有し、係止爪部16bを係止凹部16aに係止させることにより、花弁収納部3の閉じ状態を維持可能に、構成されている。この花弁収納部3は、実施形態の場合、ポリプロピレン(PP)等の軟質合成樹脂製とされており、各分割体13は、単に連続する切れ目を入れて形成される薄肉状の連結部位14を間に配置させることにより、一体的に構成されている(図3参照)。
生花挿入用開口7は、花弁収納部3の中心軸付近に配置されるもので、実施形態の場合、大径部4との間に反転部5を配設させることにより、反転部5の下側となる位置(反転部5の上端よりも相対的に下側となる位置)において開口端を下方に向けるように構成されている。生花挿入用開口7は、内径寸法を、生花Fの茎Fbを挿通可能な寸法に、設定されている。実施形態の場合、生花挿入用開口7は、図6に示すように、内径寸法を、生花Fの花弁部Faより小さくして、20mm程度に設定されている。生花挿入用開口7には、パッキン部18が、配設されている。パッキン部18は、図2,5に示すように、茎Fbを挿通可能な開口18aを有した略円板状として、生花挿入用開口7を略全面にわたって塞ぎ可能に構成されている。実施形態の場合、パッキン部18は、図5のBに示すように、花弁収納部3(分割体13,13)の開き時に、相互に分離して配置される分割体19,19から構成されるものであり、それぞれ、外周面を、生花挿入用開口7の内周面7aに、接着剤等を利用して、略全面にわたって貼着(接着)されている。このパッキン部18は、実施形態の場合、低反発ウレタンフォーム等の弾性体から構成されている。このパッキン部18において、茎Fbを挿通させるための開口18aは、内径寸法を、茎の外径寸法よりも僅かに小さく設定されており、パッキン部18は、開口18aに茎Fbを挿通させた際に、茎Fbによって開口周縁を僅かに圧縮される構成とされている。そして、このパッキン部18が、茎Fbを圧接させることにより、内部に収納させた花弁部Fa(生花F)の花弁収納部3に対する上下方向に沿った移動を規制するストッパも構成することとなる。
乾燥剤投入用開口8は、茎Fbをパッキン部18から突出させるようにして、花弁部Faを花弁収納部3内に収納させた状態で、花弁収納部3内に乾燥剤Sを投入させるためのものであり、図2に示すように、花弁収納部3における大径部4の下端4a側(蓋体25側)を、全面にわたって開口させるように、構成されている。
蓋体25は、乾燥剤投入用開口8を閉塞する略円板状の蓋本体26と、蓋本体26の外周縁から上方に延びて大径部4の下端4a側の外周を覆う側壁部27と、を備える構成とされている。側壁部27の内周面27a側には、上述したごとく、大径部4の下端4a側の外周面4bに形成されるねじ状突起10を螺合させるねじ溝28が、形成されている。実施形態の場合、蓋本体26は、使用時における上面26aを、大径部4の下端4a(乾燥剤投入用開口8の開口面)よりも内側(上側)に入り込ませるように、側壁部27との間を一旦凹ませて、厚肉に形成されている。この蓋体25は、花弁収納部3と同様に、ポリプロピレン(PP)等の軟質合成樹脂製とされている。また、蓋体25において、蓋本体26の外周縁近傍における上面側(蓋本体26と側壁部27との間の凹溝26bの部位)には、図2に示すように、円環状のパッキン30(緩衝材)が、配設されている。このパッキン30は、ゴム状弾性体から構成されるもので、蓋体25を花弁収納部3に取り付けた際に、花弁収納部3(大径部4)の下端面、すなわち、乾燥剤投入用開口8の周縁と、接触する領域に、配設されている。
花弁収納部3内に充填される乾燥剤Sとしては、実施形態の場合、粒径を1mm未満に設定される粉末状のシリカゲルを使用する。この粉末状のシリカゲルは、市販のものを使用することができる。
次に、実施形態の製造容器1を使用したドライフラワーDの製造について、説明をする。実施形態では、生花Fとして、バラを使用する。まず、図5のBに示すように、各分割体13,13を連結部位14を中心として回動させるようにして花弁収納部3を開き、茎Fbを生花挿入用開口7に設けられるパッキン部18の開口18aに挿通させるようにして、生花Fの花弁部Faを、花弁収納部3内に収納させ、係止部16を係止させることにより、花弁収納部3を閉じる。次いで、花弁収納部3を、作業者の手で持って、乾燥剤投入用開口8を上側に向けるように反転させ(図7のA参照)、花弁部Faの上方となる乾燥剤投入用開口8から、乾燥剤Sを内部に投入させる(図7のB参照)。このとき、乾燥剤Sは、直接大量に花弁部Faにかからないように、花弁部Faと花弁収納部3との間の隙間から投入させることが好ましい。そして、乾燥剤Sは、花弁収納部3内に極力隙間を生じさせないように、花弁収納部3内に充填させる。その後、図7のCに示すように、乾燥剤投入用開口8を塞ぐように蓋体25を花弁収納部3に取り付けた後に、蓋体25を接地させるようにして、製造容器1を立てた状態で所定時間放置し(図7のD参照)、花弁部Faを乾燥させる。実施形態の製造容器1では、花弁部Faの乾燥状態は、パッキン部18から突出している茎Fbの状態を目視することにより、判定する。茎Fbが十分に乾燥していれば、花弁部Faも十分に乾燥しているので、茎Fbを目視して花弁部Faの乾燥状態を察したならば、蓋体25を花弁収納部3から取り外して、内部に充填されている乾燥剤Sを、乾燥剤投入用開口8から排出させる。その後、係止部16の係止状態を解除して、花弁収納部3を、相互に開き、茎Fbをパッキン部18から外せば、ドライフラワーDを製造することができる。
そして、実施形態の製造容器1では、内部に花弁部Faを収納させた状態で、花弁部Faの上方の乾燥剤投入用開口8から、花弁収納部3内に乾燥剤Sを投入させる構成であるとともに、乾燥剤Sの充填後には、花弁部Faを逆さにするように生花Fを立てた状態で、ドライフラワーを製造することから、花弁部Faの外形形状を、生花の状態から極力維持させることができ、花弁部Faが開いたり、一部に潰れが生じたりすることを抑制して、綺麗な外形形状を維持した状態で、ドライフラワーDを製造することができる。
したがって、実施形態の製造容器1では、綺麗なドライフラワーDを簡便に製造することができる。
また、実施形態の製造容器1では、花弁収納部3の内部に生花Fの花弁部Faのみを収納させ、茎Fbはパッキン部18を経て外部に突出させる構成であることから、従来のごとく生花全体を容器内に収納させて乾燥させる構成の製造容器と比較して、乾燥剤Sの使用量を相対的に低減することもできる。
さらに、実施形態の製造容器1では、花弁収納部3が、軸直交方向側で分割される半割状の2つの分割体13,13から構成されるとともに、生花挿入用開口7側にかけて縮径される構成であることから、生花挿入用開口7を、茎Fbのみを挿通可能な内径寸法として、小径にすることができて、花弁収納部3の容積を一層小さくすることができる。また、生花挿入用開口7側にかけて縮径させることにより、花弁部Faを内部に収納した状態で、乾燥剤投入用開口8から乾燥剤Sを内部に充填させる際に、花弁収納部3の内周面(実施形態の場合、反転部5の内周面)に沿わせるようにして、乾燥剤Sを、花弁部Faの下方の領域(生花挿入用開口7付近の領域)にも円滑に流し込むことができる。そのため、花弁部Faを収納させた状態の花弁収納部3を振動させたりしなくとも、乾燥剤Sを、花弁収納部3内に隙間なく円滑に充填させることができ、花弁部Faに変形(花びらのよれ等)等が生じることを一層抑制できる。なお、このような点を考慮しなければ、花弁収納部を、分割体から形成せず、生花挿入用開口の内径寸法を、花弁部を挿通可能な寸法とするように、構成してもよい。
さらにまた、実施形態の製造容器1では、花弁収納部3が、略円筒状とされて、上端3a側に、中心軸付近に配置される生花挿入用開口7を相対的に蓋体24側(下端側)に位置させるように、反転される反転部5を、配設させて構成されている。そのため、ドライフラワーの製造時において、時間経過とともに、花弁収納部3内に充填されている乾燥剤Sの嵩が減り、花弁収納部3内の上端3a側に隙間Hが生ずることとなっても、このような隙間Hは、図6に示すように、反転部5の領域に形成されることから、中心軸付近において相対的に下側に配置される生花挿入用開口7よりもさらに下側となる位置に収納されている花弁部Faが、乾燥剤Sから露出することを、的確に抑制することができる。なお、このような点を考慮しなければ、例えば、花弁収納部を、反転部を設けず、単に、生花挿入用開口側にかけてテーパ状に縮径させるように、構成してもよい。
さらにまた、実施形態の製造容器1では、各分割体13,13は、花弁収納部3の軸方向に略沿って相互に開閉可能に、一部を連結部位14によって相互に連結される構成であることから、分割体を相互に分離させて構成する場合と比較して、花弁収納部3内への花弁部の収納作業が容易である。なお、このような点を考慮しなければ、2つの分割体を別体として、別途連結手段によって連結させる構成としてもよい。また、実施形態の製造容器1では、分割体13,13において、連結部位14から離れた端部側には、係止部16が設けられているが、このような係止部を配設させない構成としてもよく、例えば、テープ材等を張り付けることにより、花弁収納部3の閉じ状態を維持させる構成としてもよい。
さらにまた、実施形態の製造容器1では、蓋体25が、乾燥剤投入用開口8の開口面(大径部4の下端4b)よりも内側(接地時における上側)に入り込ませるように厚肉に形成される蓋本体26を有するとともに、乾燥剤投入用開口8の周縁と接触する領域に、弾性体からなる緩衝材としてのパッキン30が、全周にわたって配設される構成であることから、蓋体25を花弁収納部3に取り付ける際に、花弁収納部3内に投入された乾燥剤Sを蓋本体26によって圧接させつつ、パッキン30を圧縮させるようにして、蓋体25を花弁収納部3に取り付けることができて、花弁収納部3の内部に、乾燥剤Sを一層隙間なく充填させることができる。また、実施形態の製造容器1では、蓋本体26が、乾燥剤投入用開口8の開口面(大径部4の下端4a、すなわち、花弁収納部3の下端3b)よりも内側に入り込ませるように厚肉に形成されていることから、接地後に乾燥剤Sが蓋体25と花弁収納部3との間から漏れることも、抑制できる。なお、このような点を考慮しなければ、蓋体に、緩衝材を配置させない構成としてもよく、また、蓋本体を、乾燥剤投入用開口の開口面よりも内側に入り込ませるような構成としなくともよい。
実施形態の製造容器1では、生花Fの花弁部Faのみを容器内に収納して、ドライフラワーDを製造する構成であり、また、製造工程においても、単に、花弁部Faを容器内に収納して所定時間放置するだけであることから、大きな場所も装置も必要とせず、楽しみとして簡便にドライフラワーを製造することができる。また、茎のついた状態でドライフラワーを製造できることから、製造したドライフラワーを、例えば、花瓶等に挿して長く楽しむことができる。
なお、花弁部Faのみならず、茎Fbについている葉Fcまでドライフラワーとしたい場合には、製造容器1Aとして、図8に示すような構成のものを使用することもできる。製造容器1Aは、花弁収納部3Aとパッキン部18Aと蓋体25Aとに加えて、茎収納部35を備える構成とされている。花弁収納部3A、パッキン部18A、及び、蓋体25Aは、花弁収納部3Aの上端近傍に配設させる段差部40以外は、上述の製造容器1における花弁収納部3,パッキン部18,蓋体25と同一の構成であることから、同一の図符号の末尾に「A」を付して詳細な説明を省略する。
茎収納部35は、図8に示すように、上端35a側にかけて縮径される略円錐形状として、上端35a側と下端35b側とを開口させて構成されている。茎収納部35は、生花Fを花弁収納部3A内に収納させた状態で、生花挿入用開口7Aから突出している茎Fbの周囲を覆い可能に、花弁収納部3Aの上方に被せて使用可能に構成されるもので、下端35b側の内径寸法を、花弁収納部3Aの上方に被せ可能に、花弁収納部3Aの外径寸法と略一致させて、構成されている。具体的には、実施形態の製造容器1Aでは、花弁収納部3Aにおける反転部5Aの下端5b付近となる位置に、茎収納部35の下端35b側を係止可能な段差部40が、形成されており、茎収納部35は、下端35bをこの段差部40に当接させるようにして、花弁収納部3Aの上方に被せられる構成である。また、茎収納部35の下端35b側には、花弁収納部3A(段差部40)との間に、乾燥剤Sの漏れを規制するためのシールリング状のパッキン38が、配設されている。茎収納部35の上端35a側の開口は、花弁収納部3Aの上方に被せられた状態の茎収納部35内に乾燥剤Sを投入可能な乾燥剤投入口37を構成している。この乾燥剤投入口37は、内径寸法を、乾燥剤Sを円滑に投入可能な寸法に設定されており、実施形態の場合、茎Fbを突出させて開口状態を維持された状態で使用される。
このような構成の製造容器1Aは、以下に示すようにして、ドライフラワーを製造することができる。まず、前述の製造容器1と同様にして、花弁収納部3A内に生花Fの花弁部Faを収納させ、乾燥剤Sを内部に投入させ、蓋体25Aを接地させるように立てる。その後、下端35bを段差部40に係止させるようにして、上方から茎収納部35を、花弁収納部3Aに被せ、茎収納部35によって、茎Fbの周囲を覆う。次いで、上端35a側の乾燥剤投入口37から、茎収納部35の内部に、所定量(葉Fcを覆う高さまで)の乾燥剤Sを投入させた後、所定時間放置すれば、花弁部Faに加えて、茎Fbの一部と葉Fcとを乾燥剤で乾燥させた状態のドライフラワーを製造することができる。
このような構成の製造容器1Aを使用すれば、葉Fcを奇麗な状態で保存したい場合に、花弁部Faに加えて、葉Fcのついた茎Fbも、乾燥剤を用いて乾燥させることができる。
なお、実施形態では、生花Fの茎Fbの元部端が、乾燥剤投入口37から突出しており、乾燥剤投入口37は開口状態を維持されているが、ドライフラワーを製造する生花の茎が短く、茎が完全に茎収納部内に収納される場合には、乾燥剤投入口37を別途塞ぐ構成としてもよい。
1,1A…ドライフラワー製造容器、3,3A…花弁収納部、7,7A…生花挿入用開口、8…乾燥剤投入用開口、13…分割体、14…連結部位、18,18A…パッキン部、18a…開口、25,25A…蓋体、26…蓋本体、26a…上面、30…パッキン(緩衝材)、35…茎収納部、37…乾燥剤投入口、S…乾燥剤、F…生花、Fa…花弁部、Fb…茎、Fc…葉、D…ドライフラワー。

Claims (6)

  1. 茎を付けた状態の生花を用いてドライフラワーを製造可能なドライフラワー製造容器であって、
    生花挿入用開口と、乾燥剤投入用開口とを、両端側に配置させるように、両端を開口させた略筒状とされて、前記生花の花弁部を収納可能に構成される花弁収納部と、
    前記生花挿入用開口を、前記茎を挿通させた状態で塞ぎ可能に構成されるパッキン部と、
    前記乾燥剤投入用開口を閉塞可能とされる蓋体と、
    を備えるとともに、前記茎を前記パッキン部から突出させるようにして、前記花弁部を内部に収納させた前記花弁収納部内に、粉末状の乾燥剤を充填させ、前記蓋体を接地させるようにして、立てた状態を維持可能に、構成されていることを特徴とするドライフラワー製造容器。
  2. 前記花弁収納部が、軸直交方向側で分割される半割状の2つの分割体から構成されて、前記生花挿入用開口側にかけて縮径されていることを特徴とする請求項1に記載のドライフラワー製造容器。
  3. 前記花弁収納部が、略円筒状とされるとともに、上端側に、中心軸付近に配置される前記生花挿入用開口を相対的に前記蓋体側に位置させるように反転される反転部を、配設させていることを特徴とする請求項2に記載のドライフラワー製造容器。
  4. 前記各分割体が、前記花弁収納部の軸方向に略沿って相互に開閉可能に、一部を相互に連結されていることを特徴とする請求項2または3に記載のドライフラワー製造容器。
  5. 前記蓋体が、前記乾燥剤投入用開口の開口面よりも内側に入り込ませるように厚肉に形成される蓋本体を有するとともに、前記乾燥剤投入用開口の周縁と接触する領域に、弾性体からなる緩衝材を、配設させていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のドライフラワー製造容器。
  6. 前記生花を前記花弁収納部内に収納させた状態で、前記生花挿入用開口から突出している前記茎の周囲を覆い可能に、前記花弁収納部の上方に被せて使用可能な茎収納部を、備える構成とされ、
    該茎収納部が、上端側に、前記乾燥剤を投入させるための乾燥剤投入口を、有する略筒状とされていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のドライフラワー製造容器。

JP2018001260U 2018-04-05 2018-04-05 ドライフラワー製造容器 Active JP3216691U (ja)

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CN113334984A (zh) * 2021-07-06 2021-09-03 彭步玲 用于制取干花的处理器、干花组件及用于制取干花的方法
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