JP3216135U - 断熱パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】躯体の壁面のうち室内側の面に凹凸がある場合においても隙間なく接着することができるとともに、容易に壁面の室内側の面に貼り付け施工することが可能な断熱パネルを提供する。【解決手段】合成樹脂発泡板2と、合成樹脂発泡板の片面に設けられた粘着層3とを有する断熱パネル1において、該粘着層は、熱可塑性ポリマーを基材とする発泡状態の粘着剤からなり、かつ、23℃におけるJIS K7312−1996に規定されたタイプCの硬さ試験機を用いて測定された粘着層の硬さが30未満であり、合成樹脂発泡板の厚さ方向に沿った粘着層の高さが2.5mm以上である。【選択図】図1

Description

本考案は、コンクリート建造物の壁面のうち室内側の面に取り付けられる断熱パネルに関する。
近年、省エネルギー性に優れ、快適な住環境の実現が要請されており、コンクリート建造物には、高い断熱性能が求められている。コンクリート建造物の断熱性を高めるため、建造物の壁面のうち室内側の面に対して断熱パネル等の断熱材により形成される断熱部が設けられる。
コンクリート建造物の壁面のうち室内側の面に断熱部を設けるための断熱工法として、内断熱工法が一般的に採用される。コンクリート建造物は、鉄筋コンクリート造り、鉄骨鉄筋コンクリート造り、ガラス繊維入り鉄筋コンクリート造り、プレキャストコンクリート造りなどと言った様々な手法で形成されるが、内断熱工法は、こうした様々な手法において実施可能な断熱工法である。
内断熱工法において、コンクリート建造物の室内側の面に断熱部を設ける設置手段としてはビス止め等の固定部材を用いる方法が挙げられるが、硬いコンクリート壁面に建造物よりも柔らかい断熱材をビスや釘で打ちつけるためには特殊な工具が必要となる。そこで、設置手段として、接着剤を用いて断熱材をコンクリート建造物の室内側の面に接着させる接着工法が好まれる。
従来の接着工法としては、例えば、特許文献1に、建築物を構成する下地面に接着材により建築板を貼着する工法が開示されている。この工法では、接着材が下地面又は建築板の裏面に帯状に塗布されて、下地面に対して建築板が押圧されることで固定される。
しかしながら、建築物を形成する躯体の壁面の表面は、局所的に凹凸を有する場合(壁面に不陸がある場合)が多く、特に既存のコンクリート建造物の改修において、室内側の古い断熱材を取り除いた上で新たに断熱パネルを施工するような断熱性改善のリフォームをする場合には凹凸がさらに大きくなる場合が多い。したがって、断熱パネルを接着するための下地面となる躯体の壁面に大きな凹凸が存在する場合が多いこととなり、内断熱工法を実施する際に、断熱パネルと躯体とを隙間なく接着することが困難であるという問題があった。
この問題に関し、特許文献2には、軟質断熱材層、硬質断熱材層、枠体および断熱材片を備えた断熱パネルが開示されている。建造物に断熱部を形成するためにこの断熱パネルが使用される場合には、まず、建造物を構成する躯体の室内側に軟質断熱材層が配置され、次いで、硬質断熱材層が室内側に配置され、その後に枠体および断熱材片が配置される。このとき、軟質断熱材層および硬質断熱材層は、接着剤を介して接着される。
特開平9−242299号公報 特開2014−194152号公報
しかしながら、特許文献2では、硬質断熱材層、軟質断熱材層それぞれについて、接着固定するために接着剤を用いて貼り付ける工程が必須となることから作業が煩雑となり、また、接着剤の塗り方いかんで軟質断熱材と躯体との間や軟質断熱材と硬質断熱材との間に隙間が生じる虞がある。
本考案は、躯体の壁面のうち室内側の面に不陸がある場合においても隙間なく接着することができるとともに、容易に壁面の室内側の面に貼り付け施工することが可能な断熱パネルを提供することを目的とする。
本考案は、(1)合成樹脂発泡板と、該合成樹脂発泡板の片面に設けられた粘着層とを有する断熱パネルであって、
該粘着層は、熱可塑性ポリマーを基材とする発泡状態の粘着剤からなり、かつ、23℃におけるJIS K7312−1996に規定されたタイプCの硬さ試験機を用いて測定された粘着層の硬さが30未満であり、合成樹脂発泡板の厚さ方向に沿った粘着層の高さが2.5mm以上であることを特徴とする断熱パネル、
(2)前記粘着層の粘着剤の発泡倍率が、1.5倍以上4倍以下であることを特徴とする、上記(1)に記載の断熱パネル、
(3)前記粘着層は、前記合成樹脂発泡板面上に前記合成樹脂発泡板の周縁の内側に周縁に沿って前記粘着剤が連続線状に塗布されてなる周縁粘着構造を有すること特徴とする、上記(1)又は(2)に記載の断熱パネル、
(4)前記粘着層は、前記合成樹脂発泡板面内に格子状に前記粘着剤が塗布されてなる格子状粘着構造を有することを特徴とする、上記(3)に記載の断熱パネル、
(5)前記合成樹脂発泡板の面のうち前記粘着層が形成された粘着層形成面における、前記粘着層形成面の全面積に対する前記粘着層の面積の比率が3%以上50%以下であることを特徴とする、上記(1)から(4)のいずれかに記載の断熱パネル、
(6)前記合成樹脂発泡板の面のうち前記粘着層が形成された粘着層形成面には、剥離紙が、前記粘着層の表面を覆うように、前記粘着層に対して着脱自在に貼りつけられていることを特徴とする、上記(1)から(5)のいずれかに記載の断熱パネル、を要旨とする。
本考案によれば、躯体の壁面のうち室内側の面に不陸がある場合においても隙間なく接着することができるとともに、容易に壁面の室内側の面に貼り付け施工することが可能な断熱パネルを得ることができる。
図1Aは、本考案の断熱パネルの実施例の1つを示す概略平面図である。図1Bは、図1AのA−A線概略縦断面図である。 図2Aは、本考案の断熱パネルの他の実施例の1つを示す概略平面図である。図2Bは、図2AのB−B線概略縦断面図である。 図3Aは、本考案の断熱パネルの他の実施例の1つを示す概略平面図である。図3Bは、図3AのC−C線概略縦断面図である。 図4Aは、断熱パネルを壁面に貼りつける直前の状態を模式的に示す図である。図4Bは、断面パネルが壁面に密着している状態を模式的に示す図である。 図5は、本考案の断熱パネルが剥離紙を備える場合の実施例の1つを説明するための概略断面図である。
本考案の断熱パネルについて、その実施例を示す図1から図5の各図面を参照しつつ以下に詳細に説明する。
図1A、図1Bの例に示すように、本考案の断熱パネル1は、合成樹脂発泡板2と粘着層3とを有する。
(合成樹脂発泡板2)
合成樹脂発泡板2は、断熱性を有する板として使用可能であって合成樹脂を基材樹脂とする発泡体であればよい。合成樹脂発泡板2の基材樹脂となる合成樹脂としては、例えば、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)やポリスチレン等のポリスチレン系樹脂発泡板、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリカーボネート等のポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、アクリロニトリル系樹脂、アクリル系及びメタクリル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、硬質ポリウレタン等のウレタン系樹脂、フェノール系樹脂等を例示することができる。合成樹脂発泡板2の基材樹脂となる合成樹脂は単独で用いても良く、2種類以上混合して用いても良い。前記合成樹脂の中でも、圧縮等の機械的物性、軽量性、経済性に優れるという観点からポリスチレン系樹脂が好ましい。合成樹脂発泡板2は、製造方法を特に限定されず、例えば、押出成形法で製造されたものでよい。押出成形法は、合成樹脂発泡板の基材樹脂を含む樹脂組成物を押出機内で溶融混練物となし、溶融混練物に発泡剤を圧入して発泡性溶融混練物を得た後、押出機から発泡性溶融混練物を押出して板状の成形体を得る方法である。また、合成樹脂発泡板2は、例えば、ビーズ成形法で製造されたものでもよい。ビーズ成形法は、多数の発泡ビーズを金型内で板状に成形して板状の成形体を得る方法である。また、合成樹脂発泡板2は、前記合成樹脂からなる成形体を芯材として、ガスバリアーフィルムで包み内部を減圧環境とした真空断熱材としても良い。減圧環境とは、大気圧に比較して小さい圧力環境であることを意味し、絶対圧力を1Pa以上250Pa以下程度とする真空に保つことが熱伝導率保持のために好ましい。
合成樹脂発泡板2は、厚み、長さ等の寸法を特に限定されず、用途に応じて適宜選択されるが、断熱性の観点から、厚みが10mm以上100mm以下であることが好ましく20mm以上50mm以下であることがより好ましい。同様の観点から、合成樹脂発泡板2の縦方向の長さは、100mm以上3000mm以下であることが好ましく、300mm以上2000mm以下であることがより好ましく、合成樹脂発泡板2の横方向の長さは、100mm以上1200mm以下であることが好ましく、300mm以上900mm以下であることがより好ましい。また、合成樹脂発泡板2は、必要に応じて適宜裁断されて使用されてよい。
(粘着層3)
粘着層3は、合成樹脂発泡板2の片面上に設けられる。合成樹脂発泡板2の面のうち、粘着層3を設けた方の面が、コンクリート建造物の躯体における室内側の壁面(以下、単に、躯体の壁面と呼ぶことがある)に対して貼り付けられる面となる。
粘着層3は、熱可塑性ポリマーを基材とする発泡状態の粘着剤からなる。
(粘着剤)
粘着剤とは、JIS K6800−1985に記載された粘着剤の概念のとおり、常温で粘着性を有し、軽い圧力で被着材に接着する物質である。粘着層3を形成するために用いられる粘着剤は、非発泡粘着剤組成物に対して発泡剤を混入させることで発泡性を付与した粘着剤である。非発泡粘着剤組成物中に発泡剤を混入させる方法としては、例えば、窒素等のガスを非発泡粘着剤組成物に混入させることを挙げることができる。
非発泡粘着剤組成物は、熱可塑性ポリマーを基材とするものである。ここに、非発泡粘着剤組成物における基材とは、非発泡粘着剤組成物を構成する全成分のうち全成分の総質量に対する割合が50質量%を超えているような成分を示すものであることが好ましい。熱可塑性ポリマーとしては、常温で粘着性を維持可能なポリマーを好適に選択することができ、例えば、スチレン系エラストマーをベースポリマーとする接着剤組成物等を挙げることができる。具体的には、熱可塑性ポリマーとして、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体又はスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体をベースポリマーとする接着剤組成物等を挙げることができる。
(粘着剤の発泡倍率)
粘着層3を形成する熱可塑性ポリマーを基材とする発泡状態の粘着剤(以下、発泡粘着剤ともいう。)の発泡倍率は、1.5倍以上4倍以下の範囲にあることが好ましい。発泡粘着剤の発泡倍率が前記範囲にあることで、粘着層3に緩衝性を付与することができ、かつ粘着層3の高さを高くしやすく、躯体の壁面に不陸がある場合においても隙間なく断熱パネル1を躯体の壁面に密着できるという効果を高めることができる。この効果をより向上させる観点からは、発泡粘着剤の発泡倍率が1.8倍以上3.8倍以下であることがより好ましく、2倍以上3.5倍以下であることが更に好ましい。
(発泡粘着剤の発泡倍率の測定)
23℃、相対湿度50%、1気圧(1atm)の条件下に16時間以上放置した約50cm3の発泡粘着剤の重量W1(g)を測定する。次いで、23℃の水を100cc入れた200mLのメスシリンダー内にその発泡粘着剤を、金網を使用して沈め、水位の上昇分の目盛りから発泡粘着剤の体積V1(cm3)を求める。そして、発泡粘着剤の重量Wを体積Vで除した値(W1/V1)を[g/L]に単位換算することにより、発泡粘着剤の見掛け密度を算出する。また、発泡粘着剤を加熱プレスすることにより気泡を脱泡させて非発泡粘着剤とし、非発泡粘着剤の重量W2(g)を測定する。次いで、上記発泡粘着剤と同様にして非発泡粘着剤の体積V2(cm3)を求める。そして、非発泡粘着剤の重量を体積で除した値(W2/V2)を[g/L]に単位換算することにより、非発泡粘着剤の見掛け密度を算出する。さらに、非発泡粘着剤の見掛け密度を前記発泡粘着剤の見掛け密度で割ることによって、発泡粘着剤の発泡倍率を算出することができる。
(粘着層3の高さ(厚み))
粘着層3は、合成樹脂発泡板1の厚さ方向に沿った高さが2.5mm以上である。前記範囲を満足すると建築物を形成する躯体の室内側の面に不陸がある場合においても、不陸に伴う凹凸差を粘着層3で十分に吸収して断熱パネル1を躯体の壁面に対して隙間なく接着することができるという効果を高めることができる。この効果をより向上させる観点からは、粘着層3の高さが3mm以上であることが好ましく、3.5mm以上であることがより好ましく、4mm以上であることが更に好ましい。粘着層3に許容される高さの上限は適宜選択すれば良く、概ね10mm以下であることが好ましい。
(粘着層3の高さの測定)
断熱パネル1における粘着層3の高さは、次のように測定することができる。断熱パネル1の粘着層3の形成部分のなかで略等間隔に離れた5か所が無作為に選択される。5か所の高さの測定にあたり、断熱パネル1は、予め、温度23℃、相対湿度50%、1気圧の条件下で24時間放置される。その後、5か所それぞれについて粘着層3の高さを測定し、さらに得られた高さの値を算術平均する。この算術平均値が粘着層3の高さの値として採用される。5か所それぞれにおける高さの測定は、例えば、JIS B 7517に規定するハイトゲージを用いて測定することができる。なお、不陸に伴う躯体の室内側の壁面の凹凸差を十分に吸収して断熱パネル1を躯体の壁面に対して隙間なく粘着層3が密着できるという効果を高める観点から、5か所全てにおいて前記粘着層3の高さの値が2.5mm以上であることが好ましい。
(粘着層3の表面粘着性)
粘着層3は、常温常圧下において表面粘着性を有する層構造を形成するものである。表面粘着性を有するとは、次に示すようなJIS A 5547:2003における発泡プラスチック保温板用接着剤に基づき測定された標準条件における引張接着強さが0.05N/mm2以上であることを示すものとする。
(粘着層3の引張接着強さの測定)
断熱パネル1における粘着層3の引張接着強さは、次のように測定することができる。測定にあたり、断熱パネル1は、予め、温度23℃、相対湿度50%、1気圧の条件下で24時間放置される。また、粘着層3の形成部分のなかで略等間隔に離れた5か所が無作為に選択される。5か所それぞれについて、23℃におけるJIS A5547:2003の発泡プラスチック保温板用接着剤に基づき引張接着強さの値を測定し、さらに得られた引張接着強さの値を算術平均する。この算術平均値が粘着層3の引張接着強さの値として採用される。
(粘着層3の硬さ)
粘着層3は、23℃におけるJIS K 7312−1996に規定されたタイプCの硬さ試験機を用いて測定された硬さが30未満である。なお、23℃におけるJIS K7312−1996に規定されたタイプCの硬さ試験機を用いて測定された硬さをアスカーC硬度と呼ぶことがある。粘着層3のアスカーC硬度が30未満であると、不陸に伴う凹凸差を粘着層3で十分に吸収して断熱パネル1を躯体の壁面に対して隙間なく接着することができるという効果を得ることができる。この効果をより向上させる観点からは、粘着層3のアスカーC硬度は、10以上25以下であることが好ましく、15以上20以下であることが更に好ましい。
(粘着層3の硬さの測定)
断熱パネル1における粘着層3の硬さは、次のように測定することができる。測定にあたり、断熱パネル1は、予め、温度23℃、相対湿度50%、1気圧の条件下で24時間放置される。また、粘着層3の形成部分のなかで略等間隔に離れた5か所が無作為に選択される。その後、5か所それぞれについて、23℃におけるJIS K7312−1996に規定されたタイプCの硬さ試験機を用いて硬さを測定し、さらに得られた硬さの値を算術平均する。この算術平均値を粘着層3の硬さの値として採用される。5か所箇所それぞれにおける硬さの測定は、JIS K7312−1996に規定される。タイプCの硬さ試験機としては、例えば、高分子計器株式会社製のアスカーゴム硬度計C型等を挙げることができる。
また、本考案においては、粘着層3が合成樹脂発泡板2の片面上に塗布された状態で24時間以上放置した後であっても粘着層3のアスカーC硬度が30未満であるという特定の柔軟性が維持される。そのため、断熱パネル1が製造された時点と断熱パネル1が壁面に貼付けられる時点とで長い時間差を生じることがあっても、本考案によれば、施工性に優れる断熱パネル1とすることができる。製造時点と貼付時点との間で時間差を生じる場合としては、例えば、合成樹脂発泡板2の片面上に粘着層3を設けて断熱パネル1が製造された後に、断熱パネル1が施工場所となるコンクリート建造物まで輸送されてコンクリート建造物の躯体における室内側の壁面に貼付けられる場合が挙げられる。
(周縁粘着構造4)
粘着層3は、合成樹脂発泡板2の片面上に形成されていれば、その形成パターンを特に限定されないが、図1A、図1B、図2A、図2B、図3A、図3Bに例示的に示すように周縁粘着構造4が断熱パネル1に形成されていることが好ましい。周縁粘着構造4は、合成樹脂発泡板2面上に合成樹脂発泡板2の周縁の内側に周縁に沿って粘着剤を連続線状に塗布して形成されるパターンにて構成される構造である。この場合、断熱パネル1と壁面との間に粘着層3が連続して介在することとなり、断熱パネル1と壁面とをより確実に密着した状態にすることができる。また、断熱パネル1と壁面との間に外部からの水分が浸入してしまう虞が抑制される。このような断熱パネル1と壁面との間への水分浸入の虞を抑制する観点から、周縁粘着構造4は、合成樹脂発泡板2面上に合成樹脂発泡板2の周縁の内側に周縁に沿って粘着剤を連続線状に塗布し、さらにその内側に粘着剤を連続線状に塗布し、2条あるいは3条以上とし、多条の周縁粘着構造4を形成することが好ましい。周縁粘着構造4の各条の塗布幅は、5mm以上30mm以下であることが好ましく、7mm以上20mm以下がより好ましい。このように多条の周縁粘着構造4を形成する場合、各条の塗布幅の合計が15mm以上45mm以下であることが好ましく、20mm以上40mm以下がより好ましい。また、多条の周縁粘着構造4を形成する場合、各条の間隔は、各条の塗布幅以下であることが好ましい。なお、各条の間隔が無くても良い。この場合、多条の周縁粘着構造4が繋がって1条の周縁粘着構造4が形成された状態と同様の状態となりうる。
(内部粘着構造5)
粘着層3は、図2A、図2B、図3A、図3Bに例示するように、合成樹脂発泡板2の周縁よりも合成樹脂発泡板2面の内側の所定領域に、所定のパターンで粘着剤が塗布されてなる内部粘着構造5を有してよい。例えば内部粘着構造5は、図2に例示するように合成樹脂発泡板5面を横断するように粘着剤が塗布されてなる構造であってもよい。この場合、躯体の壁面に対する断熱パネル1の粘着性をより一層強固にすることができる。内部粘着構造5の塗布幅は、周縁粘着構造4よりも狭いことが好ましい。具体的には5mm以上20mm以下であることが好ましく、10mm以上15mm以下がより好ましい。
(格子状粘着構造5a)
また、粘着層3は、図3A、図3Bの例に示すように、内部粘着構造5として、格子状粘着構造5aを有してもよい。格子状粘着構造5aは、合成樹脂発泡板2面内に格子状に発泡粘着剤が連続線状に塗布されてなるパターンにて構成される構造である。図3Aの例では、粘着層3の構造のうち破線Qで囲まれた領域内に存在している部分の構造が、格子状粘着構造5aとなっている。この場合、躯体の壁面に対する断熱パネル1の粘着性をより一層強固にすることができる。また、躯体の壁面の一部が切り欠きを有する形状の場合、施工現場にて、躯体の壁面の形状に合わせて断熱パネル1の一部を切り欠くことが必要となる。その際、断熱パネル1の一部を切り欠いても、格子状粘着構造5aを有することにより、躯体の壁面に対して断熱パネル1の良好な接着性を維持することができる。また、格子状粘着構造5aの塗布幅は、周縁粘着構造4よりも狭いことが好ましい。具体的には、格子状粘着構造5aの塗布幅は、5mm以上20mm以下であることが好ましく、10mm以上15mm以下がより好ましい。
(塗布幅の測定)
粘着層3を形成する周縁粘着構造4、内部粘着構造5及び格子状粘着構造5aについての塗布幅は、次のようにして測定することができる。断熱パネル1の粘着層3における周縁粘着構造4、内部粘着構造5及び格子状粘着構造5aのそれぞれについて、略等間隔に離れた5か所が無作為に選択される。例えば、周縁粘着構造4では、その形成部分のなかから5か所が選択される。5か所それぞれの幅の測定にあたり、断熱パネル1は、予め、温度23℃、相対湿度50%、1気圧の条件下で24時間放置する。その後、周縁粘着構造4、内部粘着構造5及び格子状粘着構造5aそれぞれにおいて、5か所それぞれについて幅を測定し、さらに得られた幅の値を算術平均する。それぞれに特定されるこの算術平均値が、周縁粘着構造4、内部粘着構造5及び格子状粘着構造5aについての幅の値として採用される。5か所箇所それぞれにおける幅の測定は、例えば、JIS B 7507に規定するM形ノギスの外側用ジョウが用いられる。
(粘着層形成面に占める粘着層形成領域の面積比率)
合成樹脂発泡板2の面のうち粘着層3が形成された粘着層形成面については、粘着層3の形成された領域部分(粘着層形成領域)の面積が粘着層形成面の全面積に対する比率で3%以上50%以下の範囲であることが好ましい。粘着層形成領域の面積を前記範囲とすることにより、粘着剤量と粘着剤を塗布する時間を少なくしつつ、断熱パネルと躯体の壁面との良好な接着性が得られるという効果を実現することができる。この効果をより向上させる観点からは、合成樹脂発泡板2の粘着層形成面が、粘着層形成領域の面積が前記粘着層形成面の全面積に対する比率で5%以上45%以下であることがより好ましい。
(粘着層形成面に占める粘着層形成領域の面積比率の測定)
前記粘着層形成面の全面積に対する前記粘着層の形成された面積の比率は、粘着層3が形成された粘着層形成面を上面として置き、粘着層形成面の上から下方向に目視して認められる二次元平面(上面視)の観察から求めることができる。具体的には、粘着層3が形成された粘着層形成面を上面とする上面視上の断熱パネル1の写真を撮影し、得られた写真を適宜拡大して、前記粘着層形成面の全面積及び前記粘着層の形成された面積を測定し、その面積比率から求めることができる。
(剥離紙9)
断熱パネル1においては、図5の例に示すように、合成樹脂発泡板2の面のうち粘着層3が形成された粘着層形成面10に対して、粘着層3の表面を覆うように剥離紙9が貼付けられてよい。具体的に、粘着層形成面10に対して、粘着層3の表面のみを覆うように剥離紙9が貼付けられていてもよく、粘着層形成面10の全体を覆うように剥離紙9が貼付けられていてもよい。断熱パネル1が、剥離紙9を貼付けられたものであると、断熱パネル1の保管や輸送する際に粘着層3に埃が付着して粘着層3の粘着性が低下してしまう虞を抑制することができる。剥離紙9は、粘着層3に対して着脱自在な性質(剥離性能)を有する剥離層を備えたものであればよく、剥離層を形成するための基材を紙とするものだけでなく、基材をプラスチックとするものも含まれる。剥離紙9としては、具体的には、シリコーン樹脂やフッ素樹脂で表面処理されたプラスチック、紙、並びに金属箔を挙げることができ、また、これらを積層した積層体を挙げることができる。
(断熱パネル1の製造)
合成樹脂発泡板2の面のうち粘着層3を形成することを予定された面に対して、加熱溶融された粘着剤に発泡剤を混合し、予め定められたパターンで塗布し放冷することで粘着層3を形成することで断熱パネルを製造することができる。
本考案の断熱パネル1によれば、図4Aに示すように不陸部8を形成した壁面7を有する躯体6に対して粘着層3を向かいあわせにして壁面7に貼りつけることができる。このとき、粘着層3は、熱可塑性ポリマーを基材とする発泡状態の粘着剤からなり、合成樹脂発泡板の厚さ方向に沿った高さが2.5mm以上であり、常温常圧下において表面粘着性を有する層構成を形成するものであり、且つ、23℃におけるJIS K7312−1996に規定されたタイプCの硬さ試験機を用いて測定された硬さが30未満である。これにより、壁面7に不陸部8が生じていたとしても、図4Bに示すように、不陸部8の凹凸に粘着層3が追従することができて、粘着層3と壁面7の間に隙間を生じることを避けた状態が形成されるように断熱パネル1を躯体6の壁面7に貼りつけることができるとともに、粘着層3と壁面7の間に隙間を生じることを避けつつ断熱パネル1を壁面7に貼り付けた状態を維持することができるようになる。また、粘着層3の厚みが2.5mm以上であることから、ある程度大きな不陸部8が存在しても、不陸部8の凹凸を粘着層3が吸収することができ、断熱パネル1の面のうち室内側に露出する方の面における凹凸の発生が抑制されている。
実施例1
合成樹脂発泡板として株式会社ジェイエスピー製の押出発泡ポリスチレン板(商品名「ミラフォーム(商標)ラムダ」)(寸法は、縦910mm×横910mm×厚み25mm)を準備した。粘着層を構成する粘着剤としてホットメルト(ヘンケルジャパン株式会社製、商品名「TECHNOMELT DM ME22E DISPOMELT(商標)」)を準備した。粘着層を形成するための装置としてアプリケーター(ノードソン株式会社製、商品名「FoamMelt(商標) 200」)を使用し、発泡倍率が2.6倍となるよう不活性ガス供給量及びホットメルト吐出圧力を調整し、その状態で、合成樹脂発泡板の一方面に、泡状のホットメルトを吐出することにより、前記合成樹脂発泡板の周縁から5mm内側に、周縁に沿って3条からなる合計塗布幅30mmの粘着層(各条の塗布幅10mm、各条の間隔0mm)を形成し、これを室温まで自然冷却して粘着層を形成した。これにより、断熱パネルが調製された。なお、粘着層の形成パターンとしては、図1に示すパターンが採用された。粘着層形成面に占める粘着層形成領域の面積比率は13%であった。
得られた断熱パネルについて、粘着層の見かけ密度、発泡倍率、硬度、高さ、表面粘着性を次に示すように測定した。また、断熱パネルと壁面との密着性について次に示すような方法で評価した。結果を表1に示す。
(粘着層の発泡倍率)
カッターを用いて断熱パネルから粘着層を、粘着層の長さ方向に沿って10cm切り出し、これを試験片とした。試験片として10個準備した。これらの試験片のうちそれぞれ5個ずつ用い、上記記載の方法により発泡粘着剤の見掛け密度及び非発泡粘着剤の見掛け密度を求め、非発泡粘着剤の見掛け密度を前記発泡粘着剤の見掛け密度で割ることによって試験片の発泡倍率を求めた。
(粘着層の硬度(アスカーC硬度))
粘着層の硬度については、高分子計器(株)製のアスカーゴム硬度計C型を用い、前記した方法にて測定された。
(粘着層の高さ)
粘着層の高さについては、JIS B 7517に規定するハイトゲージを用いて、前記した方法にて測定された。
(粘着層の表面粘着性)
JIS A5547:2003に準拠して、試験体を作製し、この試験体について引張接着強さT[N/mm2]を測定した。具体的には、試験用下地材としてJIS A5430に規定するスレートボード平板(厚み6mm、縦40mm×横40mm)、及び試験用仕上材としてポリスチレンフォーム保温板(厚み25mm、縦40mm×横40mm)を用意した。試験用仕上材の下面全面に塗布厚みが4mmとなるように、粘着剤を塗布して粘着層を形成し、粘着層を形成した試験用仕上材を温度23℃、相対湿度50%の環境下に24時間放置して接着作業前の養生を行った。次に、試験用仕上材を試験用下地材の上に載せて積層体を形成し、積層体の上面から全面均等に5kgの荷重をかけた。これにより、試験用仕上材を試験用下地材に接着層を介して接着させた(接着作業)。接着作業を行った後、試験用仕上材と試験用下地材とを接着させた構造体を、温度23℃、相対湿度50%の環境下に72時間時間放置して接着後の養生を行った。これにより、試験用仕上材と試験用下地材とを接着させた構造を有する試験体が得られた。試験体についてJIS A5547:2003に準拠して引張接着強さ測定試験が実施された。すなわち、試験体を引っ張り、接着面が破断するまでの最大荷重P[N]が測定された。そして、最大荷重P[N]を粘着剤の塗布面積W(1600[mm2])で除することにより、引張接着強さT[N/mm2]を算出した。試験体としては、5つ作製され、それぞれの試験体について、引張接着強さT[N/mm2]が算出された。そして、それらの算術平均値が算出された。得られた算術平均値が、粘着層の表面粘着性を示す引張接着強さT[N/mm2]とされた。
(断熱パネルと壁面との密着性)
不陸部を形成した壁面を有する躯体を準備した。不陸部は、深さ2mmの没入部で構成されていた。躯体の壁面に断熱パネルを貼付けた。24時間経過後に隙間が認められない状態が維持されているか否かを次に示すように目視にて観察し、次のような基準で評価した。結果を表1に示す。
(断熱パネルと壁面との密着性評価)
○(良好): 不陸部でもその他の部分でも断熱パネルの粘着層と壁面の間に隙間の形成が認められない(断熱パネルが壁面に密着している)。
×(不良): 粘着層と壁面との間に隙間が認められる(断熱パネルが壁面に密着していない)。
実施例2
発泡倍率が2.0倍となるように不活性ガス供給量及びホットメルト吐出圧力を調整した以外は、実施例1と同様にして断熱パネルを調製した。
実施例2で得られた断熱パネルについて、実施例1と同様に、粘着層の見かけ密度、発泡倍率、硬度、高さ、表面粘着性を測定し、また、断熱パネルと壁面との密着性について次に示すような方法で評価した。結果を表1に示す。
比較例1
粘着剤に発泡剤を混入しなかった以外は、実施例1と同様にして断熱パネルを調製した。
比較例2
粘着層の高さを変更した以外は、実施例1と同様にして断熱パネルを調製した。
比較例1及び比較例2で得られた断熱パネルについて、実施例1と同様に、発泡倍率、硬度、高さ、表面粘着性を測定し、また、断熱パネルと壁面との密着性について次に示すような方法で評価した。結果を表1に示す。
Figure 0003216135
1 断熱パネル
2 合成樹脂発泡板
3 粘着層
4 周縁粘着構造
5 内部粘着構造
5a 格子状粘着構造
6 躯体
7 壁面
8 不陸部

Claims (6)

  1. 合成樹脂発泡板と、該合成樹脂発泡板の片面に設けられた粘着層とを有する断熱パネルであって、
    該粘着層は、熱可塑性ポリマーを基材とする発泡状態の粘着剤からなり、かつ、23℃におけるJIS K7312−1996に規定されたタイプCの硬さ試験機を用いて測定された粘着層の硬さが30未満であり、合成樹脂発泡板の厚さ方向に沿った粘着層の高さが2.5mm以上であることを特徴とする断熱パネル。
  2. 前記粘着剤の発泡倍率が、1.5倍以上4倍以下であることを特徴とする、請求項1に記載の断熱パネル。
  3. 前記粘着層は、前記合成樹脂発泡板面上に前記合成樹脂発泡板の周縁の内側に周縁に沿って前記粘着剤が連続線状に塗布されてなる周縁粘着構造を有すること特徴とする、請求項1又は2に記載の断熱パネル。
  4. 前記粘着層は、前記合成樹脂発泡板面内に格子状に前記粘着剤が塗布されてなる格子状粘着構造を有することを特徴とする、請求項3に記載の断熱パネル。
  5. 前記合成樹脂発泡板の面のうち前記粘着層が形成された粘着層形成面における、前記粘着層形成面の全面積に対する前記粘着層の面積の比率が3%以上50%以下であることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の断熱パネル。
  6. 前記合成樹脂発泡板の面のうち前記粘着層が形成された粘着層形成面には、剥離紙が、前記粘着層の表面を覆うように、前記粘着層に対して着脱自在に貼りつけられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の断熱パネル。
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