JP3215461U - 納骨壇の扉構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】納骨壇の前方に枢設される扉を改良し、扉に物を配置可能な収容部を増設することで、骨壺の安置領域と位牌・祭物の安置領域とを区分し、礼拝者が扉を開放することなく扉上の収容部のドアを開放すれば、故人を悼んで安心して祈りを捧げることが可能となる納骨壇の扉構造を提供する。【解決手段】骨壺を安置するための筐体である納骨壇の扉構造において、筐体3の一方の側に扉1が枢設され、扉1に収容部12が設けられる。扉1の前方には第1湾曲プレート2が設けられ、第1湾曲プレート2は、扉1の片側又は両側に枢設されるとともに扉1上で枢動可能である。第1湾曲プレート2によって収容部12が開閉可能になるとともに、位牌や祭物を配置可能となる。よって、礼拝者は祭儀を執り行うにあたり第1湾曲プレート2を開放するだけで故人を追悼可能であり、安心して祭儀を執り行うことができる。【選択図】図1
Description
本考案は納骨壇の扉構造に関し、礼拝者が祈りや祭物を捧げやすいよう、扉に物置スペース構造が設けられた骨壺を安置するための筐体に関する。
通常、納骨壇は積み重ねやすさや容積率の拡大を考慮して、矩形の筐体とされることが多い。また、骨壺の安置後に筐体を閉じられるよう、筐体の前方には扉が開閉可能に枢設されている。しかし、筐体の扉を開放する際に内部の骨壺が露出し、不注意から骨壺に触れて落としてしまう可能性が極めて高い。更には、故人の魂の安寧を妨げ、不敬を働くことにもなり、礼拝時に位牌や祭物を安置するにも不便である。
上記のような従来の課題に鑑みて、本考案者は構想上の瑕疵につき研究及び改良を行い、本考案を設計した。
本考案は、納骨壇の前方に枢設される扉を改良し、当該扉に物を配置可能な収容部を増設することで、骨壺の安置領域と位牌・祭物の安置領域とを区分し、礼拝者が扉を開放することなく扉上の収容部のドアを開放すれば、故人を悼んで安心して祈りを捧げることが可能となる納骨壇の扉構造を提供することを主たる目的とする。
本考案の納骨壇の扉構造は筐体を含み、当該筐体の側辺に扉が枢設され、当該扉はフレーム部を含み、当該フレーム部に収容部が突設される。フレーム部のうち当該収容部の前方の側辺に位置する箇所には第1湾曲プレートが設けられる。当該収容部の後方には第2湾曲プレートが設けられる。詳細に定義すると、当該収容部は当該フレーム部に対し前後に突出する。また、座板には嵌入溝が設けられる。当該嵌入溝には表像部が挿入され、表像部の下方と上方はそれぞれ天板と座板に当接して収容部に固定される。当該表像部が収容部に設けられることで、前方と後方に物置スペースが設けられる。これにより、当該座板には祭物を配置するための配置領域と収納領域の2つが形成される。
図1を参照して、本考案で提供する納骨壇の扉構造は筐体3を含む。当該筐体3は矩形の箱型形状をなしており、前方に開口を有する。当該開口の一方の側辺31には扉1が枢設されている。当該納骨壇の扉構造の特徴として、当該扉1はフレーム部11を含み、収容部12が形成されるよう、当該フレーム部11の上方には天板121が突設され、当該フレーム部11の下方には座板122が突設される。フレーム部11のうち当該収容部12の前方の側辺12aに位置する箇所には第1湾曲プレート2が設けられる。当該第1湾曲プレート2は当該収容部12の開閉に用いられる。詳細に定義すると、図5及び図10に示すように、当該第1湾曲プレート2の一方の側辺がフレーム部11と収容部12の交差箇所に枢設されている。図2は本考案の第1実施例を示すが、本考案の特徴の範囲を限定する意図ではない。当該収容部12の後方には第2湾曲プレート21が設けられている。詳細に定義すると、当該収容部12は当該フレーム部11に対して前後に突出する。また、当該座板122には嵌入溝123が設けられている。図3に示すように、当該嵌入溝123には表像部124が挿入され、当該表像部124は故人の位牌や神仏像の安置に用いられる。なお、当該表像部124は矩形のパネルに限定されず、レリーフが施された彫刻芸術としてもよい。また、表像部124の下方と上方はそれぞれ天板121と座板122に当接して収容部12に固定される。図4に示すように、当該表像部124を収容部12に設けることで、当該座板122は物を配置するための配置部125と収納部126の2つに区分される。図6及び図11に示す第2実施例において、当該第1湾曲プレート2は収容部12の両側辺12aにそれぞれ枢設されて、互いに収容部12を開閉するための一対のプレートとされる。図7及び図12に示す第3実施例では、当該第2湾曲プレート21もまた収容部12を開閉する機能を有する。当該第2湾曲プレート21は、フレーム部11のうち当該収容部12の後方の側辺12bに位置する箇所に枢設可能である。
第4実施例において、当該第1湾曲プレート2の形状としては図8及び図9の形状が可能であり、且つ、当該第1湾曲プレート2によって当該収容部12が封止されている。
また、本考案の第5実施例(図示しない)では、当該収容部12の天板121と座板122にそれぞれ環状軌道(図示しない)が設けられ、当該2つの環状軌道が互いに対応している。当該第1湾曲プレート2は一対設けられ、第1湾曲プレート2の上下の形状が環状軌道にそれぞれ一致している。当該一対の第1湾曲プレート2は環状軌道上で互いに開閉可能に摺動すべく、左右から対応する環状軌道に嵌め込まれる。
上述したように、本考案は確実に関連産業における幅広い応用が可能である。また、本考案は出願以前に特許法の規定を満たしているため、法に基き考案として出願する。審査のうえ権利化されるよう切に望む。
なお、以上は本考案で可能な実施例にすぎず、本考案の実施範囲を限定するものではない。本考案の請求の範囲に記載される特徴及び精神に基づく等価の変形又は補足は、いずれも本考案の請求の範囲に属する。
1 扉
2 第1湾曲プレート
3 筐体
31 側辺
11 フレーム部
121 天板
122 座板
12 収容部
12a 側辺
21 第2湾曲プレート
123 嵌入溝
124 表像部
125 配置部
126 収納部
2 第1湾曲プレート
3 筐体
31 側辺
11 フレーム部
121 天板
122 座板
12 収容部
12a 側辺
21 第2湾曲プレート
123 嵌入溝
124 表像部
125 配置部
126 収納部
Claims (13)
- 筐体を含み、当該筐体の前方に開口が備えられ、開口の一方の側辺に扉が枢設される納骨壇の扉構造において、
当該扉はフレーム部を含み、当該フレーム部に収容部が設けられ、当該収容部の前方はフレーム部から突出しており、
フレーム部のうち当該収容部の前方の側辺に位置する箇所には第1湾曲プレートが設けられ、当該第1湾曲プレートが当該収容部を開閉する機能を有するように、当該第1湾曲プレートの一方の側辺はフレーム部と収容部の交差箇所に近接して枢設されることを特徴とする扉構造。 - 当該開口の両側辺にそれぞれ扉が枢設されており、当該扉が互いに開閉可能であることを特徴とする請求項1記載の納骨壇の扉構造。
- 当該第1湾曲プレートは一対設けられ、それぞれ収容部の両側辺に枢設されて互いに収容部を開閉することを特徴とする請求項1記載の納骨壇の扉構造。
- 更に、当該収容部は当該フレーム部に対して前後に突出し、当該収容部の後方に第2湾曲プレートが設けられることを特徴とする請求項1記載の納骨壇の扉構造。
- 当該第2湾曲プレートは、収容部の一方の側辺に枢設されて収容部を開閉する機能を有することを特徴とする請求項4記載の納骨壇の扉構造。
- 当該収容部のうちフレーム部の上方には天板が突設され、フレーム部の下方には座板が突設されることを特徴とする請求項1記載の納骨壇の扉構造。
- 当該座板には嵌入溝が設けられることを特徴とする請求項6記載の納骨壇の扉構造。
- 当該嵌入溝には表像部が設けられることを特徴とする請求項7記載の納骨壇の扉構造。
- 筐体を含み、当該筐体は矩形の箱型形状をなすとともに前方に開口を備え、開口の一方の側辺に扉が枢設される納骨壇の扉構造において、
当該扉はフレーム部を含み、収容部が形成されるよう、当該フレーム部の上方には天板が突設され、フレーム部の下方には座板が突設され、
当該収容部の天板と座板にはそれぞれ環状軌道が設けられ、当該2つの環状軌道は互いに対応しており、
更に、一対の第1湾曲プレートが設けられ、当該第1湾曲プレートは上下の形状が環状軌道にそれぞれ一致しており、且つ、当該一対の第1湾曲プレートは環状軌道上で互いに開閉可能に摺動すべく、左右から対応する環状軌道に嵌め込まれることを特徴とする扉構造。 - 筐体を含み、当該筐体は矩形の箱型形状をなすとともに前方に開口を備え、開口の一方の側辺に扉が枢設される納骨壇の扉構造において、
当該扉はフレーム部を含み、収容部が形成されるよう、当該フレーム部の上方には天板が突設され、フレーム部の下方には座板が突設され、
フレーム部のうち当該収容部の前方の側辺に位置する箇所には第1湾曲プレートが設けられ、当該第1湾曲プレートが当該収容部を開閉するよう、当該第1湾曲プレートの一方の側辺はフレーム部と収容部の交差箇所に近接して枢設され、
当該収容部は当該フレーム部に対して前後に突出し、当該収容部の後方に第2湾曲プレートが設けられることを特徴とする扉構造。 - 当該第2湾曲プレートは、収容部の一方の側辺に枢設されて収容部を開閉する機能を有することを特徴とする請求項10記載の納骨壇の扉構造。
- 当該第1湾曲プレートは一対設けられ、それぞれ収容部の両側辺に枢設されて互いに収容部を開閉することを特徴とする請求項10記載の納骨壇の扉構造。
- 筐体を含み、当該筐体の前方に開口が備えられ、開口の一方の側辺に扉が枢設される納骨壇の扉構造において、
当該扉はフレーム部を含み、収容部が形成されるよう、当該フレーム部の上方には天板が突設され、当該フレーム部の下方には座板が突設され、
フレーム部のうち当該収容部の前方の側辺に位置する箇所には第1湾曲プレートが設けられ、当該第1湾曲プレートが当該収容部を開閉する機能を有するように、当該第1湾曲プレートの一方の側辺はフレーム部と収容部の交差箇所に近接して枢設されることを特徴とする扉構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW106217821U TWM562671U (zh) | 2017-11-30 | 2017-11-30 | 骨灰櫃之門結構 |
TW106217821 | 2017-11-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3215461U true JP3215461U (ja) | 2018-03-22 |
Family
ID=61685058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018000034U Active JP3215461U (ja) | 2017-11-30 | 2018-01-09 | 納骨壇の扉構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3215461U (ja) |
TW (1) | TWM562671U (ja) |
-
2017
- 2017-11-30 TW TW106217821U patent/TWM562671U/zh unknown
-
2018
- 2018-01-09 JP JP2018000034U patent/JP3215461U/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWM562671U (zh) | 2018-07-01 |
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