JP3215401U - 自浄循環式簡易トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、十分な浄化性能を維持しながら異臭の拡散を防止することができる自浄循環式簡易トイレを提供する。【解決手段】自浄循環式簡易トイレは、トイレ部100と、処理部200とを備える。トイレ部100の筐体の内部には、便器部110と、蓋部120と、手洗い130と、雨水タンク140と、浄水部150と、汚水ポンプP1とを備える。処理部200は、複数の濾過槽が内蔵された処理部本体210と、処理水タンク220と、処理水タンクに隣接して設けられた処理水ポンプP2とを備える。【選択図】図2

Description

本考案は、トイレ部と、処理部とを備える自浄循環式簡易トイレに関する。
従来、この種の循環式簡易トイレとしては、下記特許文献1に示すように、全面を覆う処理棟内に、水洗汚水を曝気処理する第1曝気槽を上段に、第1曝気槽でオーバーフローした処理水を曝気処理する第2曝気槽を下段に、第2曝気槽の処理水の不純物を除去する縦長の濾過槽を該槽枠体の横に、該濾過槽で処理された処理水をトイレ流し水として蓄える処理水蓄槽を槽枠の中段に配置した循環式簡易トイレが知られている。
特開2002−102874号公報
かかる従来の循環式簡易トイレによれば、水洗汚水を循環して用いることができるものの複数の曝気槽や濾過槽(さらには脱臭用の脱色層)などを全面を覆う処理槽内に設ける必要があり、屋外に設置される簡易トイレとしては大掛かりなものとなっている。
一方で、循環式簡易トイレを簡易な構成とすることも考えられるが、この場合には、十分に浄化ができなかったり、アンモニア臭などの異臭が周囲に拡散してしまうという問題がある。
以上に鑑みて、本考案は、簡易な構成で、十分な浄化性能を維持しながら異臭の拡散を防止することができる自浄循環式簡易トイレを提供することを目的とする。
第1考案の自浄循環式簡易トイレは、トイレ部と、処理部とを備える自浄循環式簡易トイレにおいて、
前記トイレ部は、
便器部と、
前記便器部を覆う蓋部と、
前記便器部から排出される汚水を破砕して前記処理部へ供給する汚水ポンプと
を有し、
前記処理部は、
垂直方向に多段配置され、上段から下段に順次流体が流れるように連結された複数の人工湿地である濾過槽と、
前記複数の濾過槽により処理された処理水を貯留する処理水タンクと、
前記処理水タンクにより貯留された処理水を前記便器部に供給する処理水ポンプと
を有し、
前記複数の濾過槽の全部が上部が開放された筒状体に収納されて覆われ、
前記蓋部の開閉状態を検知する開閉検知部により該蓋部の開状態から閉状態への変化を検知したタイミングで、前記処理水ポンプを作動させて前記処理水タンクにより貯留された処理水を該便器部に供給すると共に、前記汚水ポンプを作動させて前記便器部から排出される汚水を破砕して最上段の前記濾過槽に供給することを特徴とする。
第1考案の自浄循環式簡易トイレによれば、便器部から排出された汚水は複数の人工湿地である濾過槽のみにより浄化される。このとき、複数の濾過槽により、汚水は段階的に浄化され、確実に汚水を浄化することができる。さらに、人工湿地である濾過槽を採用することにより、長期間の不使用期間があって濾過槽が乾燥しても、使用をいつでも再開することができる。
ここで、上段側の濾過槽は汚水が直接導入されるため、アンモニア臭などの異臭が発生し得るが、濾過槽の全部が上部が開放された筒状体に収納されて覆われるため、異臭が周囲に拡散することを防止することができる。
さらに、便器部から排出される汚水を汚水タンクを設けることなく、そのまま破砕ポンプである汚水ポンプにより破砕して処理部へ供給することで、汚水タンクからのアンモニア臭などの異臭の発生を無くすることができる。
ここで、汚水タンクを設けない場合には、汚水ポンプの動作タイミングが問題となるが、開閉検知部による蓋部の開状態から閉状態への変化をトリガーとして、処理水ポンプを作動させて処理水タンクにより貯留された処理水を便器部に供給すると共に、汚水ポンプを作動させて便器部から排出される汚水を破砕して最上段の濾過槽に供給することで、蓋部の遮蔽により、便器部からの異臭の発生を防止することができ、且つ、便器部からの細菌・ウィルス等の飛沫を抑制することができる。これにより、簡易トイレでありながら、快適性と高い衛生性を同時に実現することができる。
このように、第1考案の自浄循環式簡易トイレによれば、簡易な構成で、十分な浄化性能を維持しながら異臭の拡散を防止することができる。
第2考案の自浄循環式簡易トイレは、第1考案において、
最上段の前記濾過槽が着脱自在に構成されることを特徴とする。
第2考案の自浄循環式簡易トイレによれば、人工湿地である濾過槽を採用することにより、長期間の不使用期間があって濾過槽が乾燥しても、使用をいつでも再開することができるが、短時間に大人数が利用する場合には、汚水が直接導入される最上段の濾過槽は処理が追いつかない可能性があるところ、最上段の濾過槽を着脱自在に構成することで、最上段の濾過槽を交換可能にして大人数にも対応することができる。
このように、第2考案の自浄循環式簡易トイレによれば、簡易な構成で処理能力を高めることができ、十分な浄化性能を維持しながら異臭の拡散を防止することができる。
第3考案の自浄循環式簡易トイレは、第1または第2考案において、
前記トイレ部に降った雨水を貯留する雨水タンクと、
前記雨水タンクに貯留された雨水を浄水する浄水器と、
前記浄水器を介して前記雨水タンクに貯留された雨水が浄水して供給される手洗いと
を有し、
前記雨水タンクから手洗いに供給された雨水が前記便器部に流入することを特徴とする。
第3考案の自浄循環式簡易トイレによれば、雨水タンクに貯留された雨水を浄化して手洗い水として供給することができる。
さらに、手洗い水として使用された雨水を便器部に流入させて、処理部を介して再利用可能とすることで、水道水や井戸水など水の外部供給を不要として、水の自給自足を実現することができる。
このように、第3考案の自浄循環式簡易トイレによれば、簡易な構成で、十分な浄化性能を維持しながら異臭の拡散を防止することができる自浄循環式簡易トイレにおいて、水の自給自足を実現することができる。
第4考案の自浄循環式簡易トイレは、第3考案において、
自然エネルギー発電装置と、
前記自然エネルギー発電装置により発電された電力を蓄電する蓄電装置と
を備え、
前記蓄電装置に蓄電された電力により前記汚水ポンプと、前記処理水ポンプとを駆動することを特徴とする。
第3考案の自浄循環式簡易トイレによれば、ソーラーパネルや風力発電装置や小型水力発電装置などの自然エネルギー発電装置により発電された電力を蓄電装置に一時的に蓄電して、汚水ポンプや処理水ポンプ、さらには電灯やウォッシュレット等に供給することができ、外部からの商用電力等の供給を不要として、電気の自給自足を実現することができる。
このように、第3考案の自浄循環式簡易トイレによれば、簡易な構成で、十分な浄化性能を維持しながら異臭の拡散を防止することができる自浄循環式簡易トイレにおいて、電気の自給自足を実現することができる。
本実施形態の自浄循環式簡易トイレの外観を示す斜視図。 本実施形態の自浄循環式簡易トイレの内部構造を示す説明図。 本実施形態の自浄循環式簡易トイレの要部構成を示す説明図。
図1および図2に示すように、本実施形態の自浄循環式簡易トイレは、トイレ部100と、処理部200とを備え、これらが同一の台座部300上に載置されている。なお、台座部300の下面には、必要に応じてキャスターや固定脚が設けられる。
トイレ部100は、箱型の筐体101であって、筐体101は、室内101Xと屋根裏部101Yとに分かれており、室内101Xの一面に扉部102が設けられている。
トイレ部100の筐体101の内部には、便器部110と、便器部110の蓋部120と、手洗い130と、雨水タンク140と、浄水部150と、便器部110の下部に内蔵または隣接して設けられた汚水ポンプP1と、雨水タンク140に内蔵または隣接して設けられた浄水用ポンプP3とを備える。
一方、処理部200は、後述する複数の濾過槽が内蔵された処理部本体210と、処理水タンク220と、処理水タンクに内蔵または隣接して設けられた処理水ポンプP2とを備える。
まず、トイレ部100の各構成について説明する。
便器部110は、主として、処理水ポンプP2からの処理水により便器の洗浄を行う、洋式の水洗便器であって、後述するように、蓄電装置BTから電力の供給が可能な場合には、必要に応じてウォッシュレット等の機能を有する。
蓋部120は、該蓋部120の開閉状態を検知する開閉検知部(図示省略)を備え、後述するように、蓋部120の開状態から閉状態への変化を検知したタイミングで、便器部110の洗浄を行う動作スイッチとしての機能を有する。
手洗い130は、手洗い水の吐出口131と受け皿132からなり、筐体101の屋根部に降った雨水が貯留された雨水タンク140から供給される雨水が、浄水用ポンプP3により浄水器である浄水部150を介して供給される。
なお、手洗い水の吐出口131は、蛇口であってもよいが、後述するように、蓄電装置BTから電力の供給が可能な場合には、タッチセンサ式の電気式吐出口であってもよい。
汚水ポンプP1は、便器部110の汚水(汚物)を処理部本体210(正確には、最上段の濾過槽)に送る破砕ポンプであって、便器部110の汚水(汚物)を破砕圧送して処理部本体210に送る。
なお、トイレ部100の筐体101の屋根部には、ソーラーパネル160(本考案の自然エネルギー発電装置に相当する)が設けられ、ソーラーパネル160により発電された電力がトイレ部100に設けられた蓄電装置BTに蓄電される。
また、トイレ部100の各構成要素の配置は、図2に示す場合に限定されるものではなく、適宜変更されてもよい。例えば、本実施形態では、屋根裏部101Yに、雨水タンク140および浄水用ポンプP3を配置しているが、これらに加えて、浄水部150を屋根裏部101Yに配置してもよく、室内に、雨水タンク140、浄水用ポンプP3および浄水部150を配置してもよい。さらに、蓄電装置BTも屋根部に代えて、屋根裏部101Yや室内101Xに配置してもよい。
なお、雨水タンク140から浄水部150を介して手洗い130に供給される雨水は、自重により一定の圧力が得られる場合には、浄水用ポンプP3を省略してもよい。
次に、処理部200の構成について説明する。
処理部本体210は、上部が開放された筒状体であって、複数の濾過槽の全部が筒状体に収納されて覆われる。なお、処理部本体210は、筒状体であれば、円筒形状であっても、多角の角筒形状であってもよい。
図3に示すように、処理部本体210内に収納される複数の濾過槽211,212,213,214は、それぞれ箱型のトレイの底部に空気層部を介して粒状の濾材が濾過層部として充填された人工湿地である。
空気層部は、例えば、メッシュ状の厚みのあるパレットや有孔管を平面上に並べて配置したものであるが、これに限定されるものではない。パレットや有孔管の上側には、必要に応じて、メッシュ状の不織布を敷き詰めることで、濾材による空気層部の目詰まりを防止することができる。
濾材(濾床)については、本願考案者による先の出願(特開2014−231042号公報)に詳細が記載されているため、ここでの説明は省略する。
ここで、空気層部へより多くの空気を供給するためには、濾過層部を貫通して空気層部に連通する煙突状の空気供給パイプが設けられることが望ましい。
なお、本実施形態では、かかる人工湿地の濾過槽211,212,213,214を順にトレイの長手方向が互い違いになるように垂直方向に多段配置することで、(最上段の濾過槽211のみならず)複数段の濾過槽212,213,214に植物を植えるようにしているが、これに限定されるものではない。
例えば、濾過槽211の底部から濾過槽212の濾床上に汚水を供給する配管と、濾過槽212の底部から濾過槽213の濾床上に汚水を供給する配管と、濾過槽213の底部から濾過槽214の濾床上に汚水を供給する配管とが、各濾過槽211,212,213,214への汚水の滞留時間が長くなるように、トレイの長手方向の両端部において互い違いに配置されていれば、各濾過槽211,212,213,214を(長手方向を同じくして)垂直方向に多段配置してもよい。
ここで、濾過槽211,212,213,214は、基台上のフレームFLに各々着脱自在に固定されている。これにより、短時間に大人数が利用する場合には、汚水が直接導入される最上段の濾過槽211は処理が追いつかない可能性があるところ、少なくとも最上段の濾過槽211を着脱自在に構成することで、最上段の濾過槽211を交換可能にして大人数にも対応することができる。
さらに、最上段の濾過槽211以外の濾過槽212,213,214も着脱自在に構成することで、汚れ具合に応じて、これらの濾過槽211,212,213,214を入れ替えて用いることができる。
なお、本実施形態では、上部が開放された処理部本体210の筒状体の内部に、フレームFLに固定された複数の濾過槽211,212,213,214が各々収納される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、筒状体自体を濾過槽のケーシングとして、筒状体内に、空気層部と濾過層部と一対とする濾過槽を複数積層させるようにしてもよい。
この場合、各空気層部には、その上側の空気層部および濾過層部を貫通するように煙突状の空気供給パイプが設けられる。これにより、各空気層部に確実に空気を供給することができる。
処理水タンク220は、複数の濾過槽211,212,213,214を経て、浄化された処理水が流入して貯留されるタンクである。
処理水ポンプP2は、処理水タンク220に貯留された処理水を便器部110に送り出すポンプである。
なお、本実施形態において、汚水ポンプP1および処理水ポンプP2は、蓄電装置BTから供給される電力により駆動されるが、これに限定されるものではなく、ソーラーパネル160および蓄電装置BTを省略する場合には、汚水ポンプP1および処理水ポンプP2は、足踏み式などの吐出ポンプで構成してもよい。
以上が本実施形態の自浄循環式簡易トイレの構成であり、かかる構成の自浄循環式簡易トイレによれば、便器部110の汚水(汚物・洗浄水・手洗い水)は、汚水タンクを設けることなく、汚水ポンプP1により破砕された上で、人工湿地である濾過槽211に送られ、複数の濾過槽211,212,213,214により順次浄化される。
このとき、汚水は、複数の濾過槽211,212,213,214のみにより、段階的に浄化され、確実に汚水を浄化することができる。
さらに、人工湿地である濾過槽211,212,213,214を採用することにより、長期間の不使用期間があって濾過槽が乾燥しても、使用をいつでも再開することができる。
ここで、上段側の濾過槽211,212は汚水が直接または、浄化が不十分な状態で導入されるため、アンモニア臭などの異臭が発生し得るが、最上段の濾過槽211を含めて、複数の濾過槽211,212,213,214の全部が、上部が開放された処理部本体210の筒状体に収納されて覆われるため、異臭が周囲に拡散することを防止することができる。
一方で、上部を開放しておくことで、各濾過槽211,212,213,214の濾床の微生物による分解に必要な空気を上部から常に供給可能とすることができる。
次に、このようにして汚水が浄化された処理水は、処理水タンク220に貯留され、処理水ポンプP2により便器部110に供給される。
ここで、汚水タンクを設けない場合には、汚水ポンプP1の動作タイミングが問題となるが、蓋部120の開閉検知部による開状態から閉状態への変化をトリガーとして、処理水ポンプP2を作動させて処理水タンクにより貯留された処理水を便器部110に供給すると共に、(正確にはタイミングを若干遅らせて)汚水ポンプP1を作動させて便器部110から排出される汚水を破砕して最上段の濾過槽211に供給することで、蓋部120の遮蔽により、便器部110からの異臭の発生を防止することができ、且つ、便器部110からの細菌・ウィルス等の飛沫を抑制することができる。これにより、簡易トイレでありながら、快適性と高い衛生性を同時に実現することができる。
ここで、汚水ポンプP1の動作タイミングを処理水ポンプP2から若干遅らせるのは、便器部110を処理水により洗浄させた上で、汚水とその洗浄に使用した処理水を汚水ポンプP1によりすべて濾過槽211に破砕圧送するためである。
また、汚水ポンプP1の動作タイミングは、タイマーカウンタ等により所定時間、処理水ポンプP2の動作タイミングから遅らせるようにしてもよく、汚水ポンプP1にレベルセンサを設けて、汚水および便器部110を洗浄した処理水が流入して所定の水位レベルになったタイミングで汚水ポンプP1を動作させるようにしてもよい。
また、雨水タンク140に貯留された雨水は、浄水部150を介して浄水された上で、手洗い水に使用され、便器部110へ流入する。
すなわち、処理水タンク220により貯留された処理水を便器部110に供給して循環して用いることができると共に、雨水タンク140に貯留された雨水を補水として用いることができ、水道水や井戸水など水の外部供給を不要として、水の自給自足を実現することができる。
さらに、ソーラーパネル160により発電された電力を蓄電装置BTに一時的に蓄電して、汚水ポンプP1や処理水ポンプP2、さらには電灯やウォッシュレット等に供給することができ、外部からの商用電力等の供給を不要として、電気の自給自足を実現することができる。
このように、本実施形態の自浄循環式簡易トイレによれば、簡易な構成で、十分な浄化性能を維持しながら異臭の拡散を防止することができる自浄循環式簡易トイレにおいて、水および電気の自給自足を実現することができる。
また、本実施形態の自浄循環式簡易トイレによれば、トイレ部100および処理部200が平板状の台座部300上に配置され、トイレ部100の床面が台座部300と当接して設けられ、床面上に便器部110が汚水ポンプP1と一体に配置される。さらに、汚水ポンプP1は破砕ポンプにより構成され、汚水が破砕された上で最上段の濾過槽に供給される。そのため、トイレ部床面の上昇を解消しながら、十分な処理浄化性能を維持することができる。
なお、本実施形態において、4つの濾過槽211,212,213,214を設ける場合について説明したが、これに限定されるものではく、汚水の状況等により、濾過槽を増加または減少させてもよい。
また、本実施形態において、汚水ポンプP1や処理水タンク220(処理水ポンプP2)の配置は適宜変更してもよい。例えば、図2に示すように、処理水タンク220を処理部本体210の直下に設けるようにしてもよく、汚水ポンプをトイレ部100の外側に設けると共に、処理水タンク220をトイレ部100の下部に設けるようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、自然エネルギー発電装置として、ソーラーパネル160により発電する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、自然エネルギー発電装置として、これに代えて、または加えて風力発電装置や小型水力発電装置を用いるようにしてもよい。
100…トイレ部、101…筐体、101X…室内、101Y…屋根裏部、102…扉部、110…便器部、120…蓋部、140…雨水タンク、150…浄水部、160…ソーラーパネル、130…手洗い、200…処理部、210…処理部本体(筒状体)、211,212,213,214…濾過槽、220…処理水タンク、300…台座部、BT…蓄電装置、P1…汚水ポンプ、P2…処理水ポンプ、P3…浄水用ポンプ。

Claims (4)

  1. トイレ部と、処理部とを備える自浄循環式簡易トイレにおいて、
    前記トイレ部は、
    便器部と、
    前記便器部を覆う蓋部と、
    前記便器部から排出される汚水を破砕して前記処理部へ供給する汚水ポンプと
    を有し、
    前記処理部は、
    垂直方向に多段配置され、上段から下段に順次流体が流れるように連結された複数の人工湿地である濾過槽と、
    前記複数の濾過槽により処理された処理水を貯留する処理水タンクと、
    前記処理水タンクにより貯留された処理水を前記便器部に供給する処理水ポンプと
    を有し、
    前記複数の濾過槽の全部が上部が開放された筒状体に収納されて覆われ、
    前記蓋部の開閉状態を検知する開閉検知部により該蓋部の開状態から閉状態への変化を検知したタイミングで、前記処理水ポンプを作動させて前記処理水タンクにより貯留された処理水を該便器部に供給すると共に、前記汚水ポンプを作動させて前記便器部から排出される汚水を破砕して最上段の前記濾過槽に供給することを特徴とする自浄循環式簡易トイレ。
  2. 請求項1記載の自浄循環式簡易トイレにおいて、
    最上段の前記濾過槽が着脱自在に構成されることを特徴とする自浄循環式簡易トイレ。
  3. 請求項1または2記載の自浄循環式簡易トイレにおいて、
    前記トイレ部に降った雨水を貯留する雨水タンクと、
    前記雨水タンクに貯留された雨水を浄水する浄水器と、
    前記浄水器を介して前記雨水タンクに貯留された雨水が浄水して供給される手洗いと
    を有し、
    前記雨水タンクから手洗いに供給された雨水が前記便器部に流入することを特徴とする自浄循環式簡易トイレ。
  4. 請求項3記載の自浄循環式簡易トイレにおいて、
    自然エネルギー発電装置と、
    前記自然エネルギー発電装置により発電された電力を蓄電する蓄電装置と
    を備え、
    前記蓄電装置に蓄電された電力により前記汚水ポンプと、前記処理水ポンプとを駆動することを特徴とする自浄循環式簡易トイレ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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