JP3215284U - 治具 - Google Patents

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英一郎 宮本
英一郎 宮本
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有限会社宮本鉄工所
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Abstract

【課題】金具を母材に溶接する位置を能率よく位置決めできる治具を提供する。【解決手段】金属製の母材に金具を溶接するための治具Aであって、母材に対し幅方向に置かれる定規部材1と、母材の長手方向端縁に沿って摺動し定規部材1を母材の端縁に対し直角に保持する直角保持材2と、定規部材1の長手方向に沿って摺動すると共に、任意の摺動位置で仮固定する仮固定手段4を有する位置決めストッパー3とからなる。直角保持材2を母材の端縁に沿わせて摺動させると、定規部材1が母材の長手方向に直角を保って摺動する。母材の幅方向における金具の溶接位置は、定規部材1の長手方向に沿って摺動する位置決めストッパー3を動かせて、溶接位置を決めることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、治具に関する。さらに詳しくは、金属製の母材に金具を溶接する場合に用いる治具に関する。本明細書でいう母材は建築物その他の構造物に用いられる柱やこれに類似した形状の部材である。これら母材に溶接される金具は梁や床を取付けるのに用いられる金具であることが多いが、これら用途以外の金具も本考案の適用範囲である。
特許文献1の従来技術は、山形鋼の長さ方向に離れた複数位置で幅方向に延びるケガギ線を入れるケガキ治具を開示している。しかし、この従来技術はケガキ線を入れるにとどまり、溶接される金具の位置決めを行う機能はない。
特許文献2の従来技術は、アーク溶接のノズルを位置決めするための治具を開示している。この従来技術は、治具を対象とするものであるが、工場内で大量生産する場合に用いられるものである。
したがって、建築現場等で簡易に使える治具はこれまで存在していない。
そこで従来は、母材Cの端部から金具をおくべき位置を罫書いた後、(1)長手方向に直角のケガキ線を差し金で罫書き、(2)幅方向に寄りのケガキ線を入れ、(3)さらに差し金を使って直角に直立させるように保持しながら、仮溶接を行わなければならなかった。
しかし、かかる作業は大変手間がかかり、作業能率が悪い。
特開2000−176865号公報 特開平5−169262号公報
本考案は上記事情に鑑み、金具を母材に溶接する位置を能率よく位置決めできる治具を提供することを目的とする。
第1考案の治具は、金属製の母材に金具を溶接するための治具であって、前記母材に対し幅方向に置かれる定規部材と、前記母材の長手方向端縁に沿って摺動し、該定規部材を前記母材の端縁に対し直角に保持する直角保持材と、前記定規部材の長手方向に沿って摺動すると共に、任意の摺動位置で仮固定する仮固定手段を有する位置決めストッパーとからなることを特徴とする。
第2考案の治具は、第1考案において、直角保持材に治具の作業姿勢を保持するための姿勢保持材が取付けられていることを特徴とする。
第3考案の治具は、第1または第2考案において、定規部材の側面と直角保持材の側面に磁石が取付けられていることを特徴とする。
第4考案の治具は、第1、第2または第3考案において、前記定規部材には、目盛りが形成されていることを特徴とする。
第1考案によれば、直角保持材を母材の端縁に沿わせて摺動させると、定規部材が母材の長手方向に直角を保って摺動する。母材の幅方向における金具の溶接位置は、定規部材の長手方向に沿って摺動する位置決めストッパーを動かせて、溶接位置を決めることができ、このため、ケガキ線を入れることなく位置決めができる。また、そのうえで位置決めストッパーを仮固定手段で仮固定しておけば、同じ母材における複数個所の位置決めを簡単に行うことができる。
第2考案によれば、姿勢保持材により、定規部材が位置決めをするに適した作業姿勢に保たれるので作業が容易になり、かつ正確な位置決めが行える。
第3考案によれば、直角保持材の磁石が母材に磁着することにより治具の姿勢が安定し、定規部材の磁石が金具を磁着することにより金具が溶接位置からズレなくなるので、金具の位置決めも溶接も容易に行える。
第4考案によれば、金具の溶接位置を目盛りによって読み取ることができるので、正確な位置決めが簡単に行える。
本考案の一実施形態に係る治具Aの斜視図である。 図1の治具Aの平面図である。 図1の治具Aの側面図である。 図1の治具Aの正面図である。 治具Aの使用方法を説明するための平面図である。 治具Aの使用方法を説明するための側面図である。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
(基本構成)
まず、図5および図6に基づき、治具Aの使用環境を説明する。
本考案の治具Aは、金属製の柱など母材Cに金具Bを溶接するための治具である。母材Cには、H形鋼やC形鋼などの形鋼、また角鋼管などの管材が多いが、いずれも金属製である。母材Cの用途は建築物その他の構造物の柱や梁などに使用されるが、これらに限られない。金具Bは、柱に取付けられる場合、壁下地の胴縁を固定する部材を例示でき、梁に取付けられる場合、屋根や床下地の母屋とか根太を固定する部材を例示できるが、これらの用途に限られない。
また、金具Bは金属製部材であり、側面視でL字形の部材のほか、I形の部材やI形の板の背面にリブを取付けたものなど、種々の形状のものを例示できる。金具Bと胴縁や母屋、根太などの部材等との固定は、ボルト止めなど公知の手段が用いられる。
図1に示すように、本実施形態の治具Aは定規部材1と直角保持材2と位置決めストッパー3と、姿勢保持材5とを主たる構成要素とする。
定規部材1は角パイプ状の部材であり、その一端に直角保持材2が取付けられ、定規部材1と直角保持材2とは一体の部品となっている。直角保持材2には姿勢保持材5が取付けられている。
(各部材の詳細)
以下、図1〜図4を参照しながら説明する。
(1)定規部材1
定規部材1は、真直ぐに延びる中空の角パイプ状部材である。上面1aには、長手方向に沿って長孔11が形成され、その周囲には目盛り12が付けられている。この目盛りはcm単位やインチ単位など任意のものを用いてよい。
定規部材1の長さは、通常15〜50cm位であるが、この長さ以外のものも本考案に含まれる。
定規部材1の側面1bには、数個の磁石13が取付けられている。この磁石13は小形円形の永久磁石であって、定規部材1の側面1bに形成された凹所に嵌め込み接着剤等で抜けないように固定されている。磁石13を嵌め込む側面1bは、定規部材1の片面でもよく両面でもよい。
この磁石13によって溶接されるべき金具を軽く磁着することができる。このため、位置決め後の金具を無用に動かすことなく保持できる。そして、この磁石13の表面を含め側面1bは面一に仕上げられている。このため、溶接されるべき金具を滑らかに滑らせて、位置決め操作を容易にすることができる。
(2)直角保持材2
直角保持材2は、概略の形状が正面視でH形であり(図1および図4参照)、2本の縦ブロック21,22を横ブロック23で連結した形となっている。縦ブロック21の上端は、定規部材1の一端の下面に固定されている。図示の直角保持材2は、H形状の部材であるが、これに限らず、角ブロック状の部材であってもよく、その形状に特別の制限はない。直角保持材2が図示のようなH形状の場合は、凹みがあるので特殊な形状の金具Bであっても干渉しにくく位置決め作業に使いやすい。また、溶接スパッタが付着した場合でも、金具Bとの干渉が生じにくくなる。
この直角保持材2の内面、すなわち定規部材1が延びている方向の面は位置決め作業中に母材の端面に接触する基準面2aとなる。この基準面2aは、図2に示すように定規部材1の側面1bに対し水平面内で直角θ1となっており、図3に示すように定規部材1の下面1cに対し垂直面内で直角θ2となっている。
基準面2aが水平面内で直角θ1であることにより、定規部材1の側面1bを図5に示すように母材Cの上面の幅方向に直角におくことができる。
基準面2aが垂直面内で直角θ2であることにより、定規部材1の下面1cを母材Cの上面(溶接付けする面)にぴったりと接触させることができる。
直角保持材2の基準面2aには、図1に示すように数個の磁石14が取付けられている。この磁石14は四角形の永久磁石であって、直角保持材2の基準面2aに形成された凹所に嵌め込みボルト等で抜けないように固定されている。
この磁石14によって治具Aを母材Cに沿わせた状態(図5および図6参照)で軽く磁着することができる。また、この磁石14の表面を含め基準面2aは面一に仕上げられている。このため、治具Aを母材Cの端面に沿わせて滑らせて、位置決め操作を容易にすることができる。
(3)位置決めストッパー3
図1に示すように、位置決めストッパー3は、門形の部材であり、定規部材1の上面1aと両側面1bに沿って摺動する部材である。
ストッパー3の前後の端面3aは定規部材1の上面1a(目盛りのある面)に対し直角となっている。
仮固定手段4は、ストッパー3の天板部3bに通したボルト41とネジ部に螺合した蝶ナット42とからなる。ボルト41の頭部は定規部材1の空洞内部にあって、ストッパー3と共に移動可能である。蝶ナット42を締めるとストッパー3の天板部3bを定規部材1の上面板に対し締め付けることができ、ストッパー3は移動不能となる。このため、金具Bの溶接位置に合わせてストッパー3を固定しておくと、金具Bの位置決め材として機能させることができる。
(4)姿勢保持材5
直角保持材2における定規部材1から離れている方の縦ブロック22の上面には、姿勢保持材5が取付けられている。姿勢保持材5は棒状の部材であって、長さは定規部材1より短くてよい。
この姿勢保持材5の役割は、縦ブロック22や横ブロック23の重量によって定規部材1が傾くのを防止するためである。姿勢保持材5が母材Cの上面に置かれたとき、定規部材1も母材Cの上面に置かれて、側面1cを母材Cの上面に対し直角に立てることができる。
(治具Aの使用方法)
つぎに、図5および図6に基づき治具Aの使用方法を説明する。
金具Bを溶接する母材Cが水平(または垂直)に置かれて溶接作業できる状態となっていると、この母材Cの端縁に沿わせて治具Aの直角保持材2を摺動させると、定規部材1が母材Cの長手方向に直角を保って摺動する。母材Cの長手方向における溶接位置に定規部材1をもたらすと、定規部材1の長手方向(つまり、母材Cの幅方向)に沿って位置決めストッパー3を動かすと、下記のように金具Bの溶接位置を決めることができる。
金具Bの溶接位置は、母材Cの幅方向の中心位置であったり、中心位置からずれた特定の位置であったりするが、それぞれの位置は位置決めストッパー3を動かして、それに当接させた金具Bが溶接位置に来るようにすればよい。
なお、金具Bを母材Cの幅方向の中心に取付ける場合は、母材Cの幅寸法aの1/2の位置に金具Bの幅寸法bの1/2の位置を合わせることになる。このときの位置決めストッパー3の端面3aの位置は、(a+b)/2で算出することができる。
この数値は、定規部材1における目盛り12によって読み取ることができるので、正確な位置決めが簡単に行える。
また一度、上記のように位置決めを行えば、位置決めストッパー3を仮固定したままで使うことにより、次回以降は金具Bを位置決めストッパー3の端面3aに当てがうことで、同じ幅方向位置への溶接を繰り返すことができる。
このように位置決めストッパー3を仮固定手段4で仮固定しておけば、同じ母材Cにおける複数個所の位置決めを簡単に行うことができる。
上記のごとき位置決め作業時において、姿勢保持材5を母材Cの上面にのせると、直角保持材5の重みで治具Aが傾斜することがなく定規部材1が位置決めをするに適した作業姿勢(たとえば、水平)に保たれる。このため、位置決め作業が容易になる。
この位置決め作業中、直角保持材2の磁石14が母材Cに磁着することにより治具Aが母材Cの端縁から離れないので、姿勢が安定して、定規部材1を母材Cに対し直交した姿勢に保つことができる。また、定規部材1の磁石13が金具Bを磁着することにより、金具Bが溶接位置からズレなくなる。
図5および図6では、定規部材1に対する金具Bの配置位置を姿勢保持材5の無い側としているが、姿勢保持材5の有る側に金具Bを配置してもよい。
本考案の治具Aは、主として母材Cに金具を溶接する作業に用いられるが、母材Cには金属製であれば、その用途は全く制約なく、種々の用途に適用することができる。
金具Bの用途にも本質的に制約はなく、種々の用途の金具に本考案を適用することができる。
1 定規部材
2 直角保持材
3 位置決めストッパー
4 仮固定手段
5 姿勢保持材

Claims (4)

  1. 金属製の母材に金具を溶接するための治具であって、
    前記母材に対し幅方向に置かれる定規部材と、
    前記母材の長手方向端縁に沿って摺動し、該定規部材を前記母材の端縁に対し直角に保持する直角保持材と、
    前記定規部材の長手方向に沿って摺動すると共に、任意の摺動位置で仮固定する仮固定手段を有する位置決めストッパーとからなる
    ことを特徴とする治具。
  2. 直角保持材に治具の作業姿勢を保持するための姿勢保持材が取付けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の治具。
  3. 定規部材の側面と直角保持材の側面に磁石が取付けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の治具。
  4. 前記定規部材には、目盛りが形成されている
    ことを特徴とする請求項1,2または3に記載の治具。
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