JP3214661B2 - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

Info

Publication number
JP3214661B2
JP3214661B2 JP33471995A JP33471995A JP3214661B2 JP 3214661 B2 JP3214661 B2 JP 3214661B2 JP 33471995 A JP33471995 A JP 33471995A JP 33471995 A JP33471995 A JP 33471995A JP 3214661 B2 JP3214661 B2 JP 3214661B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed circuit
circuit board
layer substrate
outermost
intermediate layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33471995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09178521A (ja
Inventor
弘文 中西
尚 鳥丸
誠司 田邊
祐司 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP33471995A priority Critical patent/JP3214661B2/ja
Publication of JPH09178521A publication Critical patent/JPH09178521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3214661B2 publication Critical patent/JP3214661B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層のプリント基
板を用いて形成した励磁コイルを有する電磁流量計に係
り、特に、励磁コイルの静電シールドが容易に出来るよ
うに改良した電磁流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックス、プラスチックスなどの非
導電性の測定管を用いた電磁流量計では、磁場発生のた
めの励磁コイルの静電シールドは、励磁コイルに印加さ
れる高い電圧が、測定管の中に流体が流れることによっ
て発生する微少な起電力にノイズとして影響を与えるの
で、不可欠のものである。
【0003】このような従来の電磁流量計では、磁場を
発生させるための励磁コイルは、絶縁電線をボビンに巻
き付けたり、鞍形に巻いたりして製作しているが、この
場合の励磁コイルの静電シールドは励磁コイル全体を銅
箔などの導電性箔で包み込むなどの処理を手作業で行っ
ている。
【0004】一方、通常の電気回路用の多層プリント基
板は、図4に示すような構造となっている。プリント基
板10、11、12は、それぞれ絶縁性基板の上の導体
層に電気回路に対応するパターンと結線のためのパター
ンがエッチングで形成されている。
【0005】そして、これらのプリント基板10、1
1、12相互間は、層間スルーホール13、14で接続
されている。層間スルーホール13はプリント基板10
と12のパターンと、層間スルーホール14はプリント
基板11と12のパターンとをそれぞれ接続している。
【0006】また、フレキシブルなプリント基板で多層
プリント基板を形成する技術もいくつか開示されてい
る。図5はこのような多層プリント基板の概念を説明す
る説明図である。
【0007】多層プリント基板の上下面の最外層基板1
5、16の間に、中間層基板17A、17B、……、1
7Nが配置されている。これらの基板の間には基板上に
形成された導体の絶縁を確保するために、内部絶縁層1
8A、18B、……、18Nが形成されている。
【0008】そして、これらの中間層基板17A、17
B、……、17Nと内部絶縁層18A、18B、……、
18Nを上下面の最外層基板15、16で圧縮積層して
多層回路のパターンが構成されている。
【0009】このようなフレキシブルなプリント基板を
電磁流量計の励磁コイルに用いた例として、例えば、特
開昭59−34117号があり、さらに実開昭59−3
2927号ではフレキシブルなプリント基板を積層する
ときの結線法について開示しており、また実開昭59−
58321号ではフレキシブルなプリント基板によって
不均一な磁場を生成する技術について開示している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絶縁電
線を用いて励磁コイルを形成する技術では銅箔による励
磁コイルの包み込み、シールド電位の接続用リード線の
処理に多大の工数と費用を必要とする欠点がある。
【0011】また、フレキシブルなプリント基板に励磁
コイルを形成する技術については、それ自体は開示され
ているものの、励磁コイルの静電シールドやシールド電
位の接続構造に関しての技術は開示されていないので、
そのまま絶縁性の測定管を用いる電磁流量計に採用して
も静電シールドに手間がかかるという問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための構成として、3層以上よりなるプリント
基板のうちの一対の最外層の各々にベタ導体面が形成さ
れた最外層基板と、中央部に励磁パターンが形成されて
前記最外層基板の間に挟まれた中間層基板とを具備し、
前記ベタ導体面により前記励磁パターンを静電シールド
するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1は本発明の構成を示す1実
施の態様を示す斜視図である。最外層基板20、21は
プリント基板であり、その外側には全面に静電シールド
のためのベタ導体面20A、21Aが形成されている。
【0014】中間層基板22A、22B、……、22N
の中央部には、励磁コイルとして機能する螺線状の導体
パターンがそれぞれ22A(1)、22B(1)、…
…、22N(1)として形成されている。
【0015】各導体パターン22A(1)、22B
(1)、……、22N(1)の始点と終点は層間スルー
ホール23A、23B、……、23Nでそれぞれ上下の
導体パターンに接続され、全体として複数巻の励磁コイ
ルが形成されている。
【0016】最外層基板20には、全体の導体パターン
の始点S、終点Eが、層間スルーホール23Aと23Z
で接続されている。そして、これらの始点S、終点E及
び最外層基板20、21のベタ導体面20A、21Aか
ら外部への電気的接続は最外層基板20に設けられたコ
ネクタ部20Bを介して接続される。
【0017】さらに、中間層基板22A、22B、…
…、22Nの各周辺部には、導体パターン22A
(1)、22B(1)、……、22N(1)とは絶縁さ
れながらこれらを囲むようにして静電シールドのための
導体パターン22A(2)、22B(2)、……、22
N(2)がそれぞれ形成されている。
【0018】そして、これらの導体パターン22A
(2)、22B(2)、……、22N(2)は、全て最
外層基板20、21に層間スルーホール24で接続さ
れ、3次元的に導体パターン22A(1)、22B
(1)、……、22N(1)を囲んで全体を静電シール
ドする。
【0019】なお、最外層基板20と21の間には、中
間層基板22A、22B、……、22Nが配置される
が、これらは互いに圧縮されて一体の励磁コイルとして
成形されリジッドな構成となる。
【0020】なお、励磁コイルは螺線状の導体パターン
22A(1)、22B(1)、……、22N(1)をフ
イードスルーで直列あるいは並列に接続して製作する。
直列に接続すると励磁コイルの巻数が増加し、並列に接
続すると励磁コイルの抵抗値が減少する。
【0021】図2は多層プリント基板にコアをセットで
きるようにした構成を示す斜視図である。中央部には孔
25が形成されると共に励磁コイルとして機能する螺線
状の導体パターンがこの中央部を避けて形成された中間
層基板を積み重ねて多層プリント基板26が形成されて
いる。
【0022】そして、この孔25には図示しないコアが
挿入されるようになっているが、この場合には、中間層
基板の孔25が形成された周囲には静電シールド用の導
体パターンが追加して形成され、この導体パターンはベ
タ導体面20Aなどと接続される。
【0023】図3は図2に示す多層プリント基板を電磁
流量計として搭載した構成の部分断面図である。測定管
27は、例えば絶縁性の樹脂で構成されており、その上
下には多層プリント基板26A、26Bにコア28A、
28Bが挿入されて固定されている。
【0024】これ等の多層プリント基板26A、26B
と測定管27との間には傘状のコア29A、29Bが挿
入されて多層プリント基板26A、26Bで生成された
磁場を測定管27の中に所定の分布で形成させている。
【0025】なお、多層プリント基板26Aと26Bを
結ぶ線に直角方向の測定管27の断面には信号検出用の
電極が固定されているが図示を省略している。さらに、
これ等の外部は図示しない円筒状のケースで覆われてい
る。
【0026】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように本発明によれば、多層プリント基板の中
に励磁コイルとして機能する導体パターンを一体形成す
ることができるので、励磁コイルの組み立てが簡単にな
り、また、フイードスルーにピン、コネクタ等を打ち込
めるので配線処理が簡単となる。
【0027】さらに、絶縁性の測定管を用いる構成の電
磁流量計に用いると、リジッドな構成であるので固定が
容易であり、かつ確実に静電シールドをすることができ
るので、安定な動作を確保することができるメリットが
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態を示す斜視図である。
【図2】多層プリント基板にコアをセットできるように
した構成を示す斜視図である。
【図3】図2に示す多層プリント基板を電磁流量計とし
て搭載した構成の部分断面図である。
【図4】従来の電気回路用の多層プリント基板の接続構
成を示す説明図である。
【図5】従来の多層プリント基板の概念を説明する説明
図である。
【符号の説明】
10、11、12 プリント基板 13、14 層間スルーホール 15、16 最外層基板 17A、17B、……、17N 中間層基板 18A、18B、……、18N 内部絶縁層 22A、22B、……、22N 中間層基板 20、21 最外層基板 22A(1)、22B(1)、……、22N(1) 導
体パターン 22A(2)、22B(2)、……、22N(2) 導
体パターン 23A、23B、……、23N、23Z 層間スルーホ
ール 26A、26B 多層プリント基板 28A、28B コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−107091(JP,A) 特開 昭59−34117(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/58 - 1/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3層以上よりなるプリント基板のうちの一
    対の最外層の各々にベタ導体面が形成された最外層基板
    と、中央部に励磁パターンが形成されて前記最外層基板
    の間に挟まれた中間層基板とを具備し、前記ベタ導体面
    により前記励磁パターンを静電シールドすることを特徴
    とする電磁流量計。
  2. 【請求項2】前記中間層基板は、前記励磁パターンとは
    絶縁されて前記最外層基板と層間スルーホールで接続さ
    れた導体パターンが周辺部に形成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の電磁流量計。
  3. 【請求項3】前記中間層基板を複数個で形成し各層の前
    記励磁パターンを層間の接続スルーホールで直列又は並
    列に接続したことを特徴とする請求項1又は2記載の電
    磁流量計。
JP33471995A 1995-12-22 1995-12-22 電磁流量計 Expired - Fee Related JP3214661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33471995A JP3214661B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 電磁流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33471995A JP3214661B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 電磁流量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09178521A JPH09178521A (ja) 1997-07-11
JP3214661B2 true JP3214661B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=18280457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33471995A Expired - Fee Related JP3214661B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 電磁流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3214661B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2403016B (en) * 2003-06-17 2007-02-21 Abb Ltd Electromagnetic flow meter

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09178521A (ja) 1997-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4916821B2 (ja) 電圧検出用プリント基板及びそれを用いた電圧検出器
JP4744495B2 (ja) 改良型高精度ロゴスキー変流器
JP6231265B2 (ja) ロゴスキーコイルアセンブリ及びこれを提供するための方法
US8710824B2 (en) Voltage detector having voltage detection printed board
JP4674533B2 (ja) 交流電流検出用コイル
US7545138B2 (en) Precision, temperature-compensated, shielded current measurement device
JP2007292716A5 (ja)
JP4965402B2 (ja) 電流センサ
JP2007225588A5 (ja)
US10416195B2 (en) Current sensor and a method of manufacturing a current sensor
JP4677861B2 (ja) 交流電流検出用コイル
CN112204681B (zh) 用于制造平面线圈组件的方法和设有该平面线圈组件的传感头
JP3214661B2 (ja) 電磁流量計
JP4995681B2 (ja) 電流・電圧検出器
JP2004111831A (ja) 空芯コイル
JP2970615B2 (ja) 磁界検出器
JP4917183B2 (ja) 電流・電圧検出用プリント基板及びそれを用いた電流・電圧検出器
JP2971943B2 (ja) 薄型トランス
JP2006100390A (ja) コイルおよび励磁用コイル
JP6584849B2 (ja) 電気部品
JPH04101490A (ja) 混成集積回路
JPH0626163B2 (ja) 電気コイル部品

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees