JP3214227U - サンドバッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】バッグ部に衝撃を加えた後にバッグ部が直立状態に安定して復帰し、かつ、格闘技での実戦に近い感覚で練習することができる、スタンド型のサンドバッグを提供する。【解決手段】内部に緩衝材が充填されたバッグ部2は、台座部3により、直立した姿勢で支持される。台座部3は、下方に凸湾曲する半球状に形成されている。そのため、バッグ部2に突き、蹴り、打ちなどの衝撃が加えられると、その衝撃力により、衝撃が加えられた部分が弾性変形し、また、仮想線で示されるように、台座部3が支点となってサンドバッグ1の全体が傾動する。【選択図】図1
Description
本考案は、空手やボクシングなどの格闘技の練習に好適に使用されるスタンド型(自立型)のサンドバッグに関する。
従来、床上に自立させて使用するスタンド型のサンドバッグが知られている。スタンド型のサンドバッグは、天井などからつり下げて使用するタイプのものとは異なり、任意の場所に自由に移動させて容易に設置して使用できるので便利である。
図4は、従来のスタンド型のサンドバッグ101の斜視図である。
サンドバッグ101は、金属製の支柱102と、内部に緩衝材が充填されて、支柱102が中心線に沿って挿入される円柱状のバッグ部103と、バッグ部103を直立した姿勢で支持する台座部104とを備えている。台座部104は、バッグ部103よりも大径で扁平な円柱状に形成されており、使用時にはその内部に砂または水などが充填される。そのため、バッグ部103に突き、蹴り、打ちなどの衝撃が加えられたときに、台座部104が床上で動かずに安定したまま、バッグ部103が弾性変形により傾く。そして、その傾いたバッグ部103は、バッグ部103に生じる復元力により、台座部104上で直立した状態に戻る。
ところが、その台座部104が不動のサンドバッグ101では、バッグ部103に加えられた衝撃力の一部がバッグ部103の弾性変形によって吸収されるのみで、その残りの力の反力を衝撃を加えた手または足などが受ける。そのため、格闘技の実戦で対戦相手に衝撃を加えたときと比べて、手または足などに加わる反力が大きく、その反力を受けたときの感覚が大きく異なる。
本考案の目的は、バッグ部に衝撃を加えた後にバッグ部が直立状態に安定して復帰し、かつ、格闘技での実戦に近い感覚で練習することができる、スタンド型のサンドバッグを提供することである。
前記の目的を達成するため、本考案に係るサンドバッグは、内部に緩衝材が充填されたバッグ部と、バッグ部の下端に接続されて、バッグ部を直立した姿勢で支持する台座部とを一体に備え、台座部は、下方に凸湾曲する半球状に形成され、台座部の底部には、錘が収容されている。
この構成によれば、内部に緩衝材が充填されたバッグ部は、台座部により、直立した姿勢で支持される。台座部は、下方に凸湾曲する半球状に形成されている。そのため、バッグ部に突き、蹴り、打ちなどの衝撃が加えられると、その衝撃力により、衝撃が加えられた部分が弾性変形し、また、台座部が支点となってサンドバッグの全体が傾動する。その結果、衝撃力がバッグ部の弾性変形とサンドバッグの傾動とにより吸収されるので、バッグ部に衝撃を加えた手または足(脚)などに加わる反力は、バッグ部の弾性変形による反力のみとなり、格闘技の実戦で対戦相手に衝撃を加えたときに手または足が受ける反力に近くなる。
また、台座部が下方に凸湾曲する半球状に形成され、その底部に錘が収容されているので、たとえサンドバッグの全体が横倒しになる状態まで傾いたとしても、錘に働く重力が台座部を元の位置に戻す力として作用し、台座部が元の位置に戻る。
よって、バッグ部に衝撃を加えた後にバッグ部が直立状態に安定して復帰し、かつ、格闘技などでの実戦に近い感覚で練習することができる。
また、バッグ部と台座部とが一体に形成されていることにより、バッグ部に衝撃が加えられたときにバッグ部と台座部との接続部分にストレスが生じることを抑制でき、サンドバッグの耐久性を高めることができる。
バッグ部は、円柱状に形成されたバッグ本体部を有し、台座部は、バッグ本体部の外径よりも大きい外径を上端に有し、バッグ部は、その上端から上方に向けて窄まる下部を有していてもよい。
台座部は、円形状の底面を有し、底面の直径は、上端の外径に対する比率が35%〜45%の範囲内であることが好ましい。
これにより、バッグ部にある程度の大きさを超える衝撃力が加えられたときに、サンドバッグの全体を傾動させることができる。
錘は、小さいサイズで大きな重量を得ることができ、かつ、安価かつ容易に製造できる材料からなることが好ましく、たとえば、鉄製であってもよい。
本考案によれば、バッグ部に衝撃を加えた後にバッグ部が直立状態に安定して復帰し、かつ、格闘技などでの実戦に近い感覚で練習することができる。
以下では、本考案の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係るサンドバッグ1の斜視図である。
サンドバッグ1は、床上に自立させて使用するスタンド型のサンドバッグであり、バッグ部2および台座部3を備えている。バッグ部2および台座部3は、ターポリン生地からなる表皮4に被覆されることにより一体化されている。サンドバッグ1の上下方向の寸法(高さ)は、約160cmである。
図2は、バッグ部2の斜視図である。
バッグ部2は、バッグ本体部11および接続部12を上下に有している。
バッグ本体部11は、表皮4にウレタン製の緩衝材を充填することにより円柱状に形成されている。バッグ本体部11の上下方向の寸法は、約115cmであり、外径は、約30cmである。
接続部12は、発泡ポリエチレン(EPE:Expanded Poly-Ethylene)を用いて略円錐台形状に成形されており、バッグ本体部11の下端に固着されている。接続部12の底面は、弾性変形が生じていない状態で下方に膨出している。バッグ部2が台座部3と一体化された状態では、接続部12の底部が弾性変形しており、そのときの接続部12の上下方向の寸法は、約20cmである。
図3は、台座部3の斜視図である。
台座部3は、外枠部21および錘22を備えている。
外枠部21は、樹脂を用いて椀状に成形されている。具体的には、外枠部21は、円形状の底面23と、底面23の周縁から側方に拡がりつつ上方に延びる側面24とを有し、全体として下方に凸湾曲する半球状に形成されている。底面23の直径は、約20cmである。外枠部21の上端の外径は、バッグ本体部11の外径よりも大きく、約50cmである。外枠部21の側面24は、表皮4により被覆されている。
錘22は、鉄製である。錘22は、外枠部21の底部に収容されており、外枠部21の内面にほぼ沿った形状の側面と、その側面の上端を閉塞するように設けられる上面25とを有している。上面25には、すり鉢状の凹部26が形成されており、その凹部26を跨ぐように横棒27が形成されている。これにより、サンドバッグ1の製造工程において、錘22を外枠部21の底部に配置するときに、作業者が横棒27を手で把持して、錘22を取り扱うことができる。
また、サンドバッグ1には、図1に示されるように、持ち手31が各部、たとえば、表皮4におけるバッグ部2の上端面、バッグ部2の接続部12の側面および台座部3の側面を覆う部分に取り付けられている。持ち手31は、帯状をなし、その両端部が表皮4に縫い付けられている。持ち手31が各部に設けられていることにより、サンドバッグ1を楽に持ち運ぶことができる。
以上のように、内部に緩衝材が充填されたバッグ部2は、台座部3により、直立した姿勢で支持される。台座部3は、下方に凸湾曲する半球状に形成されている。そのため、バッグ部2に突き、蹴り、打ちなどの衝撃が加えられると、その衝撃力により、衝撃が加えられた部分が弾性変形し、また、図1に仮想線で示されるように、台座部3が支点となってサンドバッグ1の全体が傾動する。その結果、衝撃力がバッグ部2の弾性変形とサンドバッグ1の傾動とにより吸収されるので、バッグ部2に衝撃を加えた手または足(脚)などに加わる反力は、バッグ部2の弾性変形による反力のみとなり、格闘技の実戦で対戦相手に衝撃を加えたときに手または足が受ける反力に近くなる。
また、台座部3が下方に凸湾曲する半球状に形成され、その底部に錘22が収容されているので、たとえサンドバッグ1の全体が横倒しになる状態まで傾いたとしても、錘22に働く重力が台座部3を元の位置に戻す力として作用し、台座部3が元の位置に戻る。
よって、バッグ部2に衝撃を加えた後にバッグ部2が直立状態に安定して復帰し、かつ、格闘技などでの実戦に近い感覚で練習することができる。
また、バッグ部2と台座部3とが一体に形成されていることにより、バッグ部2に衝撃が加えられたときにバッグ部2と台座部3との接続部分にストレスが生じることを抑制でき、サンドバッグ1の耐久性を高めることができる。
台座部3の外枠部21は、円形状の底面23を有し、底面23の直径は、外枠部21の上端の外径に対する比率が35%〜45%である。そのため、バッグ部2にある程度の大きさを超える衝撃力が加えられたときに、サンドバッグ1の全体を傾動させることができる。
また、錘22は、鉄製であるので、小さいサイズで大きな重量を得ることができ、かつ、安価かつ容易に製造することができる。
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態で示した各部の材料および寸法は、一例であり、適宜に変更することができる。
その他、実用新案登録請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:サンドバッグ
2:バッグ部
3:台座部
11:バッグ本体部
12:接続部(下部)
22:錘
23:底面
2:バッグ部
3:台座部
11:バッグ本体部
12:接続部(下部)
22:錘
23:底面
Claims (4)
- 内部に緩衝材が充填されたバッグ部と、
前記バッグ部の下端に接続されて、前記バッグ部を直立した姿勢で支持する台座部とを一体に備え、
前記台座部は、下方に凸湾曲する半球状に形成され、
前記台座部の底部には、錘が収容されている、サンドバッグ。 - 前記バッグ部は、円柱状に形成されたバッグ本体部を有し、
前記台座部は、前記バッグ本体部の外径よりも大きい外径を上端に有し、
前記バッグ部は、前記台座部の上端から上方に向けて窄まる下部をさらに有している、請求項1に記載のサンドバッグ。 - 前記台座部は、円形状の底面を有し、
前記底面の直径は、前記上端の外径に対する比率が35%〜45%の範囲内である、請求項2に記載のサンドバッグ。 - 前記錘は、鉄製である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のサンドバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004719U JP3214227U (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | サンドバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017004719U JP3214227U (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | サンドバッグ |
Publications (1)
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JP3214227U true JP3214227U (ja) | 2017-12-28 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017004719U Expired - Fee Related JP3214227U (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | サンドバッグ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110013656A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-16 | 南通瑞升运动休闲用品有限公司 | 一种立式不倒翁拳击沙袋及制造方法 |
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2017
- 2017-10-17 JP JP2017004719U patent/JP3214227U/ja not_active Expired - Fee Related
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